JP2702719B2 - 直流モータの回転制御回路 - Google Patents

直流モータの回転制御回路

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JP2702719B2
JP2702719B2 JP62230168A JP23016887A JP2702719B2 JP 2702719 B2 JP2702719 B2 JP 2702719B2 JP 62230168 A JP62230168 A JP 62230168A JP 23016887 A JP23016887 A JP 23016887A JP 2702719 B2 JP2702719 B2 JP 2702719B2
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宗義 平野
光太郎 香島
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  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、小型テープレコーダ等に用いる直流モータ
の回転制御回路に関するものである。 従来の技術 第3図に従来用いられている直流モータの回転制御回
路の構成を示す。 第3図の回路では対称な制御回路を2組構成し、その
どちらを動作させるかによってモータ回転方向を切換え
ているため、一方の回路についてその構成を説明する。
第3図において、トランジスタ1がモータ電流制御用ト
ランジスタであり、モータ端子と接続されたA点の電圧
を検出して回転数を一定に保つように制御回路3によっ
てモータ電流を制御する。トランジスタ2は基本的には
スイッチング素子として用いているが、モータ起動時、
あるいはモータ負荷が重くなった場合等、モータ電流、
つまりトランジスタ2のコレクタ電流が増加した場合で
もコレクタ・エミッタ間飽和電圧を低く保つ必要がある
ためトランジスタ2についても制御回路4によってベー
ス電流の制御を行っている。トランジスタ1,2が動作し
ている場合、モータには図中にI1で示す方向にモータ電
流が流れる。一方、トランジスタ1,2と対称に接続され
ているトランジスタ6,7が動作した場合、モータには図
中にI2で示す方向に電流が流れる。従って、上記トラン
ジスタの組合わせのどちらか一方が動作するようにする
ことにより、モータの回転方向を切換えることが出来
る。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、第3図に示す従来の構成においては、
モータがロックされる等の条件により、モータ電流が大
きく増加した状態が保持された場合、トランジスタ1,2
が動作しているとすると制御回路4はトランジスタ2の
コレクタ・エミッタ飽和電圧を下げるために、ベース電
流を増加させるように動作し、その結果、トランジスタ
2の許容損失を超え、トランジスタ2を破壊してしまう
可能性がある。本回路をIC化した場合には、さらにパッ
ケージとしての許容損失も問題となる。 本発明は、上記問題点に鑑み、モータ電流増加時にお
いても、許容損失を超えることのないように動作するモ
ータ制御回路を提供するものである。 問題点を解決するための手段 本発明は、上記問題点を解決するために、電流制限回
路を付加したことを特徴とするものである。 作用 本発明は、電流制限回路を付加することにより、モー
タ電流増加時においても、制御用トランジスタにおける
電力損失が許容損失を超えないようにすることを可能に
するものである。 実 施 例 第1図に本発明の構成を示す。第1図の構成は、電流
制限回路5,10以外は第3図と同一である。第1図におい
て、トランジスタ2が動作している場合には電流制限回
路5が、またトランジスタ7が動作している場合には電
流制限回路10が動作し、それぞれトランジスタ2及び7
に過大なベース電流が流れ込むのを防止する。 第2図は本発明の第1の実施例である。第2図におい
て、比較回路27,トランジスタ20が第1図の制御回路3
に、比較回路27,トランジスタ21,22,23が第1図の制御
回路4に、比較回路36,トランジスタ29が第1図の制御
回路8に、比較回路36,トランジスタ30,31,32が第1図
の制御回路9にそれぞれ対応する。また、スイッチ39,4
0は連動しており、モータの回転方向を切換えるために
用い、一方が閉じた時にもう一方は開放状態となる。ス
イッチ39が閉じた状態となり、トランジスタ1,2が動作
している場合について、回路動作の説明を行う。モータ
回転状態において、第2図A点の電圧を検出し、抵抗2
4,25によって分圧した電圧及び基準電圧28の電圧を比較
回路27によって比較し、両者が等しくなるようにトラン
ジスタ20を介して制御用トランジスタ1のベース電流を
制御し、コレクタ電流、つまりモータ電流を制御する。
一方、比較回路27の出力はトランジスタ21,カレントミ
ラー回路を構成するトランジスタ22,23を介してスイッ
チングトランジスタ2のベース電流を制御する。上記ト
ランジスタ22,23のミラー比は、所望するモータ動作状
態において、トランジスタ2のコレクタ・エミッタ間電
圧を十分小さく(0.1V以下)保つことの可能な比に設定
する。以上の動作により、モータの端子間電圧(逆起電
圧)とトランジスタ2のコレクタ・エミッタ間飽和電圧
の和の抵抗24,25によって分圧された電圧(C点電位)
が、基準電圧(D点電位)と等しくなる状態で平衡状態
となる。しかし、実際にはモータ巻線抵抗,トランジス
タのコレクタ抵抗等の直列抵抗損失が加わるため、モー
タ負荷が増加するに従ってモータ電流が増加し、この直
列抵抗分による電圧損失が増加するため、平衡状態での
モータ端子間電圧は小さくなる。つまりモータ回転数が
低下することになる。これを補正するため、第2図にお
いて抵抗11をスイッチングトランジスタ2のエミッタ及
びアース間に挿入し、基準電圧の一側を上記トランジス
タ2のエミッタに接続することにより、モータ電流の増
加に伴って、抵抗11両端における電位差が増加し、比較
回路27の基準電位(D点電位)が高くなり、モータ回転
数の低下を抑える。この動作は正帰還となるため、モー
タ及びトランジスタ2による直列抵抗成分及び抵抗11の
抵抗比は、抵抗24,25の抵抗比以下に設定する必要があ
る。コンデンサー37は制御系の周波数特性を決定するた
めのものである。上述の回路動作により、第2図の回路
は直流モータの回転制御回路として動作する。本回路で
は、スイッチングトランジスタ2のベース電流を制御し
ているため、モータ起動時のようにモータ電流が増加し
た場合には、トランジスタ2のベース電流が増加し、コ
レクタ・エミッタ間電圧を下げるように動作するため、
最低起動電圧を低くすることが出来、減電圧特性を改善
出来る。しかし、モータがロックされる等の過負荷状態
が接続した場合、トランジスタ2には過大なベース電流
が流れ、場合によってはトランジスタ2が破壊される可
能性がある。これを妨ぐために、抵抗26が電流制限用と
して挿入されている。即ち、トランジスタ21の電流が増
加すると共に、抵抗26での電圧降下が大きくなり、トラ
ンジスタ21のコレクタ・エミッタ間電圧が減少し、飽和
状態での動作となるためトランジスタ21の電流利得が低
下し、コレクタ電流の増加が制限され、この結果、トラ
ンジスタ2のベース電流も制限されることになり、抵抗
26の抵抗値によって、電流の上限を適切な値に設定する
ことが出来る。 トランジスタ6,7が動作している場合についても、ト
ランジスタ1,2が動作している場合と同様の回路動作と
なる。 なお、制御回路は第2図の実施例において、制御用ト
ランジスタ及びスイッチングトランジスタの制御回路を
一部共用した構成となっているが、各々独立した回路を
構成してもよい。また制御回路の回路構成、及び電流制
限回路についても第2図に示す回路に限定されるもので
はない。 発明の効果 以上のように本発明によると、モータの負荷の変動に
応じて第1の制御回路で第1のトランジスタのベース電
流を、また第2の制御回路で第2のトランジスタのベー
ス電流を制御することによって、モータの負荷が重くな
った場合でも、第1および第2のトランジスタのコレク
タ・エミッタ間電圧を低く保つことができるので、より
低い電源電圧までも動作することが可能となり、また制
御ループ内で第2の制御回路の前または後に電流制限回
路が設けてあるので、第1および第2のトランジスタ、
第1および第2の制御回路で構成される回転制御回路ま
たはこれと対称的に構成された回転制御回路の切換えに
よってモータの回転方向を切換える際のモータロック時
の電流が制限でき、またそれ以外の条件でも、負荷が過
大となった場合、第1および第2のトランジスタの電力
損失がその許容損失範囲を越えないように制限でき、ま
たIC化した場合には、パッケージの許容損失を越えない
ように制限できる優れた直流モータの回転制御回路を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の直流モータの回転制御回路の一実施例
を示すブロック図、第2図は同回路の具体回路図、第3
図は従来の直流モータの回転制御回路のブロック図であ
る。1……第1のトランジスタ、2……第2のトランジ
スタ、3……第1の制御回路、4……第2の制御回路、
5……第1の電流制限回路、6……第3のトランジス
タ、7……第4のトランジスタ、8……第3の制御回
路、9……第4の制御回路、10……第2の電流制限回
路、11……抵抗、28……基準電圧
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−77078(JP,A) 特開 昭58−198181(JP,A) 特開 昭60−55876(JP,A) 特開 昭59−169380(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.直流モータの一方の端子にコレクタを接続した第1
    のトランジスタと、前記直流モータの他方の端子にコレ
    クタを接続した第2のトランジスタと、前記第1のトラ
    ンジスタのコレクタと前記直流モータとの接続点の電圧
    と基準電圧とに基づいて制御を行う第1および第2の制
    御回路とを有し、前記第1の制御回路によって前記第1
    のトランジスタのベース電流を制御するとともに、前記
    第2の制御回路の前または後に第1の電流制限回路を設
    け前記第2の制御回路と前記第1の電流制限回路とによ
    り前記第2のトランジスタのベース電流を制御するか、
    または前記第2の制御回路に電流制限機能を付加し前記
    第2の制御回路により前記第2のトランジスタのベース
    電流を制御することにより、前記直流モータの回転制御
    を行う第1の回転制御回路と、 前記第2のトランジスタのコレクタにコレクタを接続し
    た第3のトランジスタと、前記第1のトランジスタのコ
    レクタにコレクタを接続した第4のトランジスタと、前
    記第3のトランジスタのコレクタと前記直流モータとの
    接続点の電圧と基準電圧とに基づいて制御を行う第3お
    よび第4の制御回路とを有し、前記第3の制御回路によ
    って前記第3のトランジスタのベース電流を制御すると
    ともに、前記第4の制御回路の前または後に第2の電流
    制限回路を設け前記第4の制御回路と前記第2の電流制
    限回路とにより前記第4のトランジスタのベース電流を
    制御するか、または前記第4の制御回路に電流制限機能
    を付加し前記第4の制御回路により前記第4のトランジ
    スタのベース電流を制御することにより、前記直流モー
    タの回転制御を行う第2の回転制御回路と、 一端が前記第2のトランジスタのエミッタと前記第4の
    トランジスタのエミッタとに接続され、他端が接地され
    た抵抗とを具備するとともに、 前記第1の回転制御回路と前記第2の回転制御回路との
    どちらか一方を動作させることにより、前記直流モータ
    の正反転を切り換えることを特徴とする直流モータの回
    転制御回路。
JP62230168A 1987-09-14 1987-09-14 直流モータの回転制御回路 Expired - Lifetime JP2702719B2 (ja)

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JPS6474092A JPS6474092A (en) 1989-03-20
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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58198181A (ja) * 1982-05-15 1983-11-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 直流モ−タ
US4531081A (en) * 1983-03-11 1985-07-23 Sperry Corporation Servomotor control with improved torque limiting
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JPS6277078A (ja) * 1985-09-28 1987-04-09 Fuji Photo Film Co Ltd 速度サ−ボ付双方向直流モ−タ駆動回路

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