JPH0239198B2 - - Google Patents
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- JPH0239198B2 JPH0239198B2 JP57134301A JP13430182A JPH0239198B2 JP H0239198 B2 JPH0239198 B2 JP H0239198B2 JP 57134301 A JP57134301 A JP 57134301A JP 13430182 A JP13430182 A JP 13430182A JP H0239198 B2 JPH0239198 B2 JP H0239198B2
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 4
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 3
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P7/00—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
- H02P7/06—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current
- H02P7/18—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power
- H02P7/24—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices
- H02P7/28—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices
- H02P7/285—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only
- H02P7/29—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only using pulse modulation
- H02P7/2913—Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for regulating or controlling an individual dc dynamo-electric motor by varying field or armature current by master control with auxiliary power using discharge tubes or semiconductor devices using semiconductor devices controlling armature supply only using pulse modulation whereby the speed is regulated by measuring the motor speed and comparing it with a given physical value
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Control Of Direct Current Motors (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は直流モータに関するものであり、特
に、電源から供給される電力を効率良く利用する
ようにしたものである。
に、電源から供給される電力を効率良く利用する
ようにしたものである。
従来例の構成とその問題点
従来、たとえば直流モータに速度制御を施こす
場合などでは、出力電圧の一定な直流電源からト
ランジスタ等を用いて減圧、制御し、モータの速
度に対応した駆動電圧をコイルに供給していた。
この様な構成では、直流電源の供給電力はコイル
での有効消費電力とトランジスタのコレクタ損失
の和となる。通常の直流モータにおいては、電源
の供給電力に対する有効消費電力の比(電力効
率)は小さく、10〜30%程度であつた。特に、速
度可変範囲の広い多段速度切換えができる直流モ
ータや、駆動力の可変範囲の広い巻取用の直流モ
ータでは、低速度動作時や低駆動力動作時の効率
が著しく悪くなつていた。
場合などでは、出力電圧の一定な直流電源からト
ランジスタ等を用いて減圧、制御し、モータの速
度に対応した駆動電圧をコイルに供給していた。
この様な構成では、直流電源の供給電力はコイル
での有効消費電力とトランジスタのコレクタ損失
の和となる。通常の直流モータにおいては、電源
の供給電力に対する有効消費電力の比(電力効
率)は小さく、10〜30%程度であつた。特に、速
度可変範囲の広い多段速度切換えができる直流モ
ータや、駆動力の可変範囲の広い巻取用の直流モ
ータでは、低速度動作時や低駆動力動作時の効率
が著しく悪くなつていた。
そのような欠点を解消するために、本出願人は
特願昭54−17375号において、可変出力の直流電
圧をとり出すことのできるスイツチング方式の電
圧変換器を使用した電力効率の良い直流モータに
ついて、電子整流子形(ブラシレス形)の直流モ
ータを例にとつて説明している。ところで、この
様な構成のモータにおいては、電圧変換器のスイ
ツチングトランジスタを介してコイルに電流を供
給している。いま、速度制御を施こす場合を考え
ると、モータの起動・加速段階では、前記電圧変
換器の出力電圧が大きくなり、コイルに大電流を
供給する必要があり、電圧変換器のスイツチング
トランジスタも大電流を供給するためにオン時の
ベース電流を大きくしなければならない。一方、
所定速度にて制御されている状態(定速回転制御
状態)において、電圧変換器の出力電圧は負荷ト
ルクと逆起電圧(モータの回転速度に比例)に応
動した所定の値となり、コイルへの供給電流は起
動・加速時と比較すればかなり小さな値となる
(一例をあげれば、起動時約2Aで定速制御時250
mA程度となる。)従つて、起動時の大電流時に
必要とされるスイツチングトランジスタのベース
電流(オン時)に較べて、定速制御時に必要とさ
れるベース電流(オン時)は大幅に小さくなつて
いる。その結果、起動時に大電流通電(起動トル
クを大きくするために必要とされる)を可能とす
るベース電流をスイツチングトランジスタに与え
るようにするならば、定速回転時の小電流通電時
において大幅な電力損失を生じて好ましくない。
特願昭54−17375号において、可変出力の直流電
圧をとり出すことのできるスイツチング方式の電
圧変換器を使用した電力効率の良い直流モータに
ついて、電子整流子形(ブラシレス形)の直流モ
ータを例にとつて説明している。ところで、この
様な構成のモータにおいては、電圧変換器のスイ
ツチングトランジスタを介してコイルに電流を供
給している。いま、速度制御を施こす場合を考え
ると、モータの起動・加速段階では、前記電圧変
換器の出力電圧が大きくなり、コイルに大電流を
供給する必要があり、電圧変換器のスイツチング
トランジスタも大電流を供給するためにオン時の
ベース電流を大きくしなければならない。一方、
所定速度にて制御されている状態(定速回転制御
状態)において、電圧変換器の出力電圧は負荷ト
ルクと逆起電圧(モータの回転速度に比例)に応
動した所定の値となり、コイルへの供給電流は起
動・加速時と比較すればかなり小さな値となる
(一例をあげれば、起動時約2Aで定速制御時250
mA程度となる。)従つて、起動時の大電流時に
必要とされるスイツチングトランジスタのベース
電流(オン時)に較べて、定速制御時に必要とさ
れるベース電流(オン時)は大幅に小さくなつて
いる。その結果、起動時に大電流通電(起動トル
クを大きくするために必要とされる)を可能とす
るベース電流をスイツチングトランジスタに与え
るようにするならば、定速回転時の小電流通電時
において大幅な電力損失を生じて好ましくない。
発明の目的
本発明は、そのような点を考慮し、コイルへの
供給電流に応動して電圧変換器のスイツチングト
ランジスタのオン時のベース電流を増減すること
によつて(スイツチングトランジスタはオン・オ
フ動作)、定常状態(定速回転時等)のベース電
流損失を小さくすることのできる直流モータを提
供することを目的とするものである。
供給電流に応動して電圧変換器のスイツチングト
ランジスタのオン時のベース電流を増減すること
によつて(スイツチングトランジスタはオン・オ
フ動作)、定常状態(定速回転時等)のベース電
流損失を小さくすることのできる直流モータを提
供することを目的とするものである。
発明の構成
上記目的を達成するために、本発明は、界磁手
段と、複数相のコイルと、前記コイルと直流電源
との間に挿入され、オン・オフ動作するスイツチ
ングトランジスタのデユーテイに比例もしくは略
比例した出力電圧を得る電圧変換手段と、前記電
圧変換手段の出力端子から前記コイルへの電流路
を切換え制御する分配手段と、前記電圧変換手段
から前記コイルに供給される電流に応動して変化
する電流信号を得る電流検出手段を具備する直流
モータであつて、前記電圧変換手段は、所定周波
数の三角波状信号を得る三角波発生手段と、前記
三角波状信号と電圧指令信号を比較し、前記電圧
指令信号に対応したデユーテイのパルス信号を得
るコンパレータ手段と、前記電流検出手段の電流
信号に応動して変化する入力電流が入力され、前
記入力電流に比例もしくは略比例した電流を出力
するカレントミラー手段と、前記カレントミラー
手段の入力側を前記コンパレータ手段のパルス信
号によりオン・オフすることにより、前記カレン
トミラー手段の出力電流をパルス電流にするパル
ス化手段と、前記パルス電流を前記スイツチング
トランジスタのベース端子に供給する供給手段
と、前記スイツチングトランジスタのオン・オフ
動作によるパルス電圧をインダクタンス素子とコ
ンデンサとダイオードを用いて平滑する平滑手段
を有するように構成したものである。
段と、複数相のコイルと、前記コイルと直流電源
との間に挿入され、オン・オフ動作するスイツチ
ングトランジスタのデユーテイに比例もしくは略
比例した出力電圧を得る電圧変換手段と、前記電
圧変換手段の出力端子から前記コイルへの電流路
を切換え制御する分配手段と、前記電圧変換手段
から前記コイルに供給される電流に応動して変化
する電流信号を得る電流検出手段を具備する直流
モータであつて、前記電圧変換手段は、所定周波
数の三角波状信号を得る三角波発生手段と、前記
三角波状信号と電圧指令信号を比較し、前記電圧
指令信号に対応したデユーテイのパルス信号を得
るコンパレータ手段と、前記電流検出手段の電流
信号に応動して変化する入力電流が入力され、前
記入力電流に比例もしくは略比例した電流を出力
するカレントミラー手段と、前記カレントミラー
手段の入力側を前記コンパレータ手段のパルス信
号によりオン・オフすることにより、前記カレン
トミラー手段の出力電流をパルス電流にするパル
ス化手段と、前記パルス電流を前記スイツチング
トランジスタのベース端子に供給する供給手段
と、前記スイツチングトランジスタのオン・オフ
動作によるパルス電圧をインダクタンス素子とコ
ンデンサとダイオードを用いて平滑する平滑手段
を有するように構成したものである。
実施例の説明
以下、本発明を図示の実施例にもとづいて説明
する。第1図は、本発明の一実施例を表わす電気
回路である。第1図において、1は直流電流、2
は界磁用のマグネツト、3,4,5はマグネツト
2の磁束と鎖交する8相のコイル、6はモータ可
動部の位置に応じてコイル3,4,5への電流路
を切換える分配器、7は直流電源1より可変出力
の直流電圧VMを得るスイツチング方式の電圧変
換器、8はコイル3,4,5に供給される電流を
検出する電流検出器、9はモータ可動部の速度を
検出する速度検出器である。
する。第1図は、本発明の一実施例を表わす電気
回路である。第1図において、1は直流電流、2
は界磁用のマグネツト、3,4,5はマグネツト
2の磁束と鎖交する8相のコイル、6はモータ可
動部の位置に応じてコイル3,4,5への電流路
を切換える分配器、7は直流電源1より可変出力
の直流電圧VMを得るスイツチング方式の電圧変
換器、8はコイル3,4,5に供給される電流を
検出する電流検出器、9はモータ可動部の速度を
検出する速度検出器である。
分配器6をたとえばブラシコミユテータにて構
成すれば、モータ可動部はコイル3,4,5とな
り、マグネツト2はステータに固定され、コイル
の回転速度を速度検出器9にて検出する。また、
分配器6をたとえばホール素子とトランジスタ群
によつて構成すれば、マグネツト2がモータ可動
部となり、コイル3,4,5はステータに固定さ
れ、マグネツト2の回転速度を速度検出器9にて
検出する。
成すれば、モータ可動部はコイル3,4,5とな
り、マグネツト2はステータに固定され、コイル
の回転速度を速度検出器9にて検出する。また、
分配器6をたとえばホール素子とトランジスタ群
によつて構成すれば、マグネツト2がモータ可動
部となり、コイル3,4,5はステータに固定さ
れ、マグネツト2の回転速度を速度検出器9にて
検出する。
速度検出器9はたとえば周波数発電機と周期・
電圧変換器にて構成され、モータ可動部の速度が
遅い時にはその検出電圧Vdは小さく、速度が所
定値近傍になるとVdは速度に応動して変化し、
速度が速くなるとVdは大きくなる。
電圧変換器にて構成され、モータ可動部の速度が
遅い時にはその検出電圧Vdは小さく、速度が所
定値近傍になるとVdは速度に応動して変化し、
速度が速くなるとVdは大きくなる。
速度検出器9の出力電圧Vdは電圧変換器7に
入力され、発振器11の所定周波数(50kHz程
度)の三角波信号とコンパレータ12にて比較さ
れ、速度検出信号Vdに対応したデユテイにてト
ランジスタ13をオン・オフ動作させる。
入力され、発振器11の所定周波数(50kHz程
度)の三角波信号とコンパレータ12にて比較さ
れ、速度検出信号Vdに対応したデユテイにてト
ランジスタ13をオン・オフ動作させる。
トランジスタ13がオンの時にはトランジスタ
18,19がオフとなり、スイツチングトランジ
スタ21のベース電流が零となり、スイツチング
トランジスタ21はオフとなる。トランジスタ1
3がオフの時には定電流源14の電流I3と電流検
出器8の出力電流i2がダイオード15,16、抵
抗17,20、トランジスタ18,19からなる
カレントミラーに供給され、(i2+I3)に比例(約
40倍)した電流をトランジスタ18,19のコレ
クタ側より吸引する。このコレクタ電流はスイツ
チングトランジスタ21のベース電流となり、ス
イツチングトランジスタ21をオンにする。
18,19がオフとなり、スイツチングトランジ
スタ21のベース電流が零となり、スイツチング
トランジスタ21はオフとなる。トランジスタ1
3がオフの時には定電流源14の電流I3と電流検
出器8の出力電流i2がダイオード15,16、抵
抗17,20、トランジスタ18,19からなる
カレントミラーに供給され、(i2+I3)に比例(約
40倍)した電流をトランジスタ18,19のコレ
クタ側より吸引する。このコレクタ電流はスイツ
チングトランジスタ21のベース電流となり、ス
イツチングトランジスタ21をオンにする。
すなわち、スイツチングトランジスタ21は速
度検出信号Vdに対応したオン時間比率(デユテ
イ)にてオン・オフ動作し、オン時のベース電流
は電流検出器8の出力i2に応動して変化する。
度検出信号Vdに対応したオン時間比率(デユテ
イ)にてオン・オフ動作し、オン時のベース電流
は電流検出器8の出力i2に応動して変化する。
スイツチングトランジスタ21がオンになると
直流電源1の電圧VS(20V)が出力され(Vi≒
VS)、インダクタンス素子23を介してコンデン
サ24および分配器6に電力が供給される。スイ
ツチングトランジスタ21がオフになるとフライ
ホイールダイオード22が導通し、インダクタン
ス素子23に蓄えられたエネルギーを負荷側に供
給する。その結果、ダイオード22、インダクタ
ンス素子23、コンデンサ24にて平滑され、電
圧変換器7の出力電圧VMはスイツチングトラン
ジスタ21のオン時間比率に対応した値(速度検
出信号Vdに対応した値)となる。
直流電源1の電圧VS(20V)が出力され(Vi≒
VS)、インダクタンス素子23を介してコンデン
サ24および分配器6に電力が供給される。スイ
ツチングトランジスタ21がオフになるとフライ
ホイールダイオード22が導通し、インダクタン
ス素子23に蓄えられたエネルギーを負荷側に供
給する。その結果、ダイオード22、インダクタ
ンス素子23、コンデンサ24にて平滑され、電
圧変換器7の出力電圧VMはスイツチングトラン
ジスタ21のオン時間比率に対応した値(速度検
出信号Vdに対応した値)となる。
電圧変換器7の出力電圧VMは分配器6を介し
てコイル3,4,5に供給され、コイルへの供給
電力、従つてモータの発生力は制御される。従つ
て、速度検出器9、電圧変換器7およびコイル
3,4,5によつて速度制御ループが構成され、
モータ可動部は所定の速度にて回転制御される。
てコイル3,4,5に供給され、コイルへの供給
電力、従つてモータの発生力は制御される。従つ
て、速度検出器9、電圧変換器7およびコイル
3,4,5によつて速度制御ループが構成され、
モータ可動部は所定の速度にて回転制御される。
次に、電流検出器8の動作について説明する。
コイルへの電流路に直列に挿入された抵抗31の
両端には、供給電流Iaに比例した電圧降下R1・
Iaを生じる(抵抗31の抵抗値をR1とする)。そ
の電圧降下はトランジスタ32と定電流源33の
エミツタホロワおよびトランジスタ34と抵抗3
5によつて電流i1に変換される。トランジスタ3
2と34のベース・エミツタ間順方向電圧(約
0.7V)は相殺され、抵抗35の電圧降下と抵抗
31の電圧降下は等しくなる。すなわち、抵抗3
5の抵抗値をR2とすると R2・i1=R1・Ia ………(1) ∴i1=(R1/R2)・Ia ………(2) となり、トランジスタ34のエミツタ電流i1はコ
イルへの供給電流Iaに応動(比例)して変化す
る。電流i1はトランジスタ34のコレクタ電流と
なり、トランジスタ36,37のカレントミラー
によつて反転され、電圧変換器7へ電流i2を供給
する。ここで、R2=1000・R1とすればi1はIaの
1000分の1となり、十分に小さくなる(通常、
R2はR1の100倍以上に設定される)。
コイルへの電流路に直列に挿入された抵抗31の
両端には、供給電流Iaに比例した電圧降下R1・
Iaを生じる(抵抗31の抵抗値をR1とする)。そ
の電圧降下はトランジスタ32と定電流源33の
エミツタホロワおよびトランジスタ34と抵抗3
5によつて電流i1に変換される。トランジスタ3
2と34のベース・エミツタ間順方向電圧(約
0.7V)は相殺され、抵抗35の電圧降下と抵抗
31の電圧降下は等しくなる。すなわち、抵抗3
5の抵抗値をR2とすると R2・i1=R1・Ia ………(1) ∴i1=(R1/R2)・Ia ………(2) となり、トランジスタ34のエミツタ電流i1はコ
イルへの供給電流Iaに応動(比例)して変化す
る。電流i1はトランジスタ34のコレクタ電流と
なり、トランジスタ36,37のカレントミラー
によつて反転され、電圧変換器7へ電流i2を供給
する。ここで、R2=1000・R1とすればi1はIaの
1000分の1となり、十分に小さくなる(通常、
R2はR1の100倍以上に設定される)。
電流i2は定電流源14の電流I3と合成され、カ
レントミラー(ダイオード15,16、トランジ
スタ18,19、抵抗17,20)により反転、
増幅されてスイツチングトランジスタ21のベー
ス電流IBとなる。抵抗17と20の抵抗値をそれ
ぞれR3、R4とすると、スイツチングトランジス
タ21へのベース電流IBは(トランジスタ13の
オフの時) IB=(R3/R4)・(i2+I3) ………(3) となる(ダイオード15,16の電圧降下とトラ
ンジスタ19,20のベース・エミツタ間電圧降
下は相殺する)。すなわち、スイツチングトラン
ジスタ21のベース電流IBは電流検出器8の出力
i2に応動して変化し、コイルへの供給電流Iaが大
きい時には大きくなり、コイルへの供給電流Iaが
小さい時には小さくなる。ここで、R3=40・R4
とすると、IBは(i2+I3)の40倍となる(通常、
R3はR4の10倍以上に設定される)。
レントミラー(ダイオード15,16、トランジ
スタ18,19、抵抗17,20)により反転、
増幅されてスイツチングトランジスタ21のベー
ス電流IBとなる。抵抗17と20の抵抗値をそれ
ぞれR3、R4とすると、スイツチングトランジス
タ21へのベース電流IBは(トランジスタ13の
オフの時) IB=(R3/R4)・(i2+I3) ………(3) となる(ダイオード15,16の電圧降下とトラ
ンジスタ19,20のベース・エミツタ間電圧降
下は相殺する)。すなわち、スイツチングトラン
ジスタ21のベース電流IBは電流検出器8の出力
i2に応動して変化し、コイルへの供給電流Iaが大
きい時には大きくなり、コイルへの供給電流Iaが
小さい時には小さくなる。ここで、R3=40・R4
とすると、IBは(i2+I3)の40倍となる(通常、
R3はR4の10倍以上に設定される)。
第1図に示した本発明の実施例では、電圧変換
器7のスイツチングトランジスタ21のベース電
流IBを電流検出器8の出力i2に応じて変化させて
いるために、定速制御状態におけるベース電流損
失が小さくなつている。これについて説明すれ
ば、モータの起動・加速段階において速度検出器
9の出力Vdは小さくなり、スイツチングトラン
ジスタ21のオン時間比率が大きくなり、電圧変
換器7の出力電圧VMを大きくし、コイル3,4,
5への供給電流Iaを大きくする。コイルへの電流
を大きくするためには、スイツチングトランジス
タ21のオン時の通電電流(コレクタ電流)を大
きくする必要があり、従つて、そのベース電流を
大きくする必要がある。いま、コイルへの供給電
流Iaを2Aとし、スイツチングトランジスタのオ
ン時での電流増幅度hFEを25とすると、そのベー
ス電流として2A/25=80mA以上の電流を供給
する必要がある。
器7のスイツチングトランジスタ21のベース電
流IBを電流検出器8の出力i2に応じて変化させて
いるために、定速制御状態におけるベース電流損
失が小さくなつている。これについて説明すれ
ば、モータの起動・加速段階において速度検出器
9の出力Vdは小さくなり、スイツチングトラン
ジスタ21のオン時間比率が大きくなり、電圧変
換器7の出力電圧VMを大きくし、コイル3,4,
5への供給電流Iaを大きくする。コイルへの電流
を大きくするためには、スイツチングトランジス
タ21のオン時の通電電流(コレクタ電流)を大
きくする必要があり、従つて、そのベース電流を
大きくする必要がある。いま、コイルへの供給電
流Iaを2Aとし、スイツチングトランジスタのオ
ン時での電流増幅度hFEを25とすると、そのベー
ス電流として2A/25=80mA以上の電流を供給
する必要がある。
ここで、定速制御状態におけるコイルへの供給
電流が250mA(負荷トルクに対応)になるものと
すると、スイツチングトランジスタ21のオン時
のベース電流として250/25=10mAを必要とさ
れるにすぎない。このとき、起動・加速時に必要
とされるベース電流(80mA以上)をそのまま流
すものとすれば、80mA−10mA=70mAの損失
(70mA×20V=1.4W相当)を生じることにな
る。
電流が250mA(負荷トルクに対応)になるものと
すると、スイツチングトランジスタ21のオン時
のベース電流として250/25=10mAを必要とさ
れるにすぎない。このとき、起動・加速時に必要
とされるベース電流(80mA以上)をそのまま流
すものとすれば、80mA−10mA=70mAの損失
(70mA×20V=1.4W相当)を生じることにな
る。
本実施例では、電流検出器8の出力i2に応動し
てスイツチングトランジスタ21のベース電流IB
を変化させ、起動・加速時でも十分に大きなベー
ス電流(80mA以上)を供給すると共に、定速制
御状態においてはそのベース電流を小さくするよ
うになしている。すなわち、起動・加速段階で
は、Ia=2Aとするとi2=2A/1000=2mAとな
り、I3=0.1mAとするとi2+I3=2.1mAとなり、
スイツチングトランジスタ21のベース電流はIB
=40・(i2+I3)=84mAとなる(スイツチングト
ランジスタ21は十分にオンとなる)。また、Ia
=250mA(定速回転状態)のときにはi2=0.25m
Aとなり、i2+I3=0.35mAであるからIB=14mA
となる(必要ベース電流は10mAであるから、ス
イツチングトランジスタ21はオン・オフ動作す
る)。従つて、84−14=70mAのベース電流損失
(70mA×20V=1.4W相当)が軽減されている。
てスイツチングトランジスタ21のベース電流IB
を変化させ、起動・加速時でも十分に大きなベー
ス電流(80mA以上)を供給すると共に、定速制
御状態においてはそのベース電流を小さくするよ
うになしている。すなわち、起動・加速段階で
は、Ia=2Aとするとi2=2A/1000=2mAとな
り、I3=0.1mAとするとi2+I3=2.1mAとなり、
スイツチングトランジスタ21のベース電流はIB
=40・(i2+I3)=84mAとなる(スイツチングト
ランジスタ21は十分にオンとなる)。また、Ia
=250mA(定速回転状態)のときにはi2=0.25m
Aとなり、i2+I3=0.35mAであるからIB=14mA
となる(必要ベース電流は10mAであるから、ス
イツチングトランジスタ21はオン・オフ動作す
る)。従つて、84−14=70mAのベース電流損失
(70mA×20V=1.4W相当)が軽減されている。
なお、電圧変換器7の出力電圧VMが零の状態
よりモータの起動・加速を行なう場合には、スイ
ツチングトランジスタ21の初期のベース電流は
定電流源14の電流I3に対応する値(IB=40I3=
4mA)であり、スイツチングトランジスタ21
は完全なオンとならないが、電圧変換器7の出力
電圧VMが大きくなるにつれてコイルへの電流Ia
も大きくなり、電流検出器8の出力i2が大きくな
り、ベース電流IBを大きくし、スイツチングトラ
ンジスタ21は完全オン・オフ動作するようにな
る。すなわち、過渡的に正帰還が生じて電圧変換
器7の出力電圧VMは大きくなる。
よりモータの起動・加速を行なう場合には、スイ
ツチングトランジスタ21の初期のベース電流は
定電流源14の電流I3に対応する値(IB=40I3=
4mA)であり、スイツチングトランジスタ21
は完全なオンとならないが、電圧変換器7の出力
電圧VMが大きくなるにつれてコイルへの電流Ia
も大きくなり、電流検出器8の出力i2が大きくな
り、ベース電流IBを大きくし、スイツチングトラ
ンジスタ21は完全オン・オフ動作するようにな
る。すなわち、過渡的に正帰還が生じて電圧変換
器7の出力電圧VMは大きくなる。
このような正帰還動作を安定に作動させ、かつ
ベース電流損失を小さくするためには、次のよう
に設定することが望ましい。
ベース電流損失を小さくするためには、次のよう
に設定することが望ましい。
コイルへの供給電流Iaが零の場合にもスイツ
チングトランジスタ21に所定の小さなベース
電流が供給されるようにする(オンにする時)。
チングトランジスタ21に所定の小さなベース
電流が供給されるようにする(オンにする時)。
電流検出器8でのコイル電流Iaから出力i2へ
の変換利得をA1(第1図ではA1=R1/R2)、電
圧変換器7でのi2からのスイツチングトランジ
スタ21のベース電流IBへの伝達利得をA2(A2
=R3/R4)、スイツチングトランジスタ21の
電流増幅度をA3(A3=hFE)とするとき、総合
積A1・A2・A3を近づける。実際にはスイツチ
ングトランジスタ21の電流増幅度A3が変動
しやすいために、 0.8≦A1・A2・A3≦10 ………(4) とすることが好ましい。
の変換利得をA1(第1図ではA1=R1/R2)、電
圧変換器7でのi2からのスイツチングトランジ
スタ21のベース電流IBへの伝達利得をA2(A2
=R3/R4)、スイツチングトランジスタ21の
電流増幅度をA3(A3=hFE)とするとき、総合
積A1・A2・A3を近づける。実際にはスイツチ
ングトランジスタ21の電流増幅度A3が変動
しやすいために、 0.8≦A1・A2・A3≦10 ………(4) とすることが好ましい。
(A1・A2・A3が小さすぎると、大電流動作時
のスイツチングトランジスタ21が十分オンと
ならないために、電圧変換器7の出力電圧VM
の最大値が小さくなり、また、A1・A2・A3が
大きすぎると、スイツチングトランジスタ21
に過剰なベース電流を供給することになつて、
ベース電流損失の軽減効果が小さくなる。) なお、前述の実施例では、8相のコイルを使用
した例を示したが、本発明はそのような場合に限
らず、一般に、複数個のコイルを有する直流モー
タを構成できる。さらに本発明は速度検出器9の
検出電圧Vdによらず、任意の電圧指令信号によ
つても構成できる。また、速度検出器9、分配器
6等は周知の各種の構成が採用できる。さらに、
回転型の直流モータに限らず、モータ可動部が直
進移動する直進型の直流モータも構成できる。そ
の他、本発明の主旨を変えずして種々の変形が可
能である。
のスイツチングトランジスタ21が十分オンと
ならないために、電圧変換器7の出力電圧VM
の最大値が小さくなり、また、A1・A2・A3が
大きすぎると、スイツチングトランジスタ21
に過剰なベース電流を供給することになつて、
ベース電流損失の軽減効果が小さくなる。) なお、前述の実施例では、8相のコイルを使用
した例を示したが、本発明はそのような場合に限
らず、一般に、複数個のコイルを有する直流モー
タを構成できる。さらに本発明は速度検出器9の
検出電圧Vdによらず、任意の電圧指令信号によ
つても構成できる。また、速度検出器9、分配器
6等は周知の各種の構成が採用できる。さらに、
回転型の直流モータに限らず、モータ可動部が直
進移動する直進型の直流モータも構成できる。そ
の他、本発明の主旨を変えずして種々の変形が可
能である。
発明の効果
以上の説明から明らかなように、本発明の直流
モータは電力効率の良い構成となしている。従つ
て、本発明にもとづいて、乾電池を電源とする音
響、映像機器用の直流モータを構成するならば、
消費力の小さい電池寿命の長い機器を実現するこ
とができる。
モータは電力効率の良い構成となしている。従つ
て、本発明にもとづいて、乾電池を電源とする音
響、映像機器用の直流モータを構成するならば、
消費力の小さい電池寿命の長い機器を実現するこ
とができる。
第1図は本発明の実施例を表わす電気回路図で
ある。 1……直流電源、2……マグネツト、3,4,
5……コイル、6……分配器、7……電圧変換
器、8……電流検出器、9……速度検出器、11
……発振器、12……コンパレータ、21……ス
イツチングトランジスタ。
ある。 1……直流電源、2……マグネツト、3,4,
5……コイル、6……分配器、7……電圧変換
器、8……電流検出器、9……速度検出器、11
……発振器、12……コンパレータ、21……ス
イツチングトランジスタ。
Claims (1)
- 1 界磁手段と、複数相のコイルと、前記コイル
と直流電源との間に挿入され、オン・オフ動作す
るスイツチングトランジスタのデユーテイに比例
もしくは略比例した出力電圧を得る電圧変換手段
と、前記電圧変換手段の出力端子から前記コイル
への電流路を切換え制御する分配手段と、前記電
圧変換手段から前記コイルに供給される電流に応
動して変化する電流信号を得る電流検出手段を具
備する直流モータであつて、前記電圧変換手段
は、所定周波数の三角波状信号を得る三角波発生
手段と、前記三角波状信号と電圧指令信号を比較
し、前記電圧指令信号に対応したデユーテイのパ
ルス信号を得るコンパレータ手段と、前記電流検
出手段の電流信号に応動して変化する入力電流が
入力され、前記入力電流に比例もしくは略比例し
た電流を出力するカレントミラー手段と、前記カ
レントミラー手段の入力側を前記コンパレータ手
段のパルス信号によりオン・オフすることによ
り、前記カレントミラー手段の出力電流をパルス
電流にするパルス化手段と、前記パルス電流を前
記スイツチングトランジスタのベース端子に供給
する供給手段と、前記スイツチングトランジスタ
のオン・オフ動作によるパルス電圧をインダクタ
ンス素子とコンデンサとダイオードを用いて平滑
する平滑手段を有することを特徴とする直流モー
タ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57134301A JPS5925587A (ja) | 1982-07-31 | 1982-07-31 | 直流モ−タ |
US06/518,284 US4527102A (en) | 1982-07-31 | 1983-07-28 | Drive system for a DC motor with reduced power loss |
DE19833327761 DE3327761A1 (de) | 1982-07-31 | 1983-08-01 | Steuersystem fuer einen gleichstrommotor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57134301A JPS5925587A (ja) | 1982-07-31 | 1982-07-31 | 直流モ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5925587A JPS5925587A (ja) | 1984-02-09 |
JPH0239198B2 true JPH0239198B2 (ja) | 1990-09-04 |
Family
ID=15125080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57134301A Granted JPS5925587A (ja) | 1982-07-31 | 1982-07-31 | 直流モ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925587A (ja) |
-
1982
- 1982-07-31 JP JP57134301A patent/JPS5925587A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5925587A (ja) | 1984-02-09 |
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