JPH02311600A - タブレット洗剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 童且上立机皿分更 本発明は、水中で容易に崩壊し、がっ、製造時における
金型からの離型性に優れたタブレット洗剤組成物に関す
る。

従来五■夏 従来の衣料用洗剤は、組成物中に洗浄性能にはほとんど
寄与しない増量剤（通常は芒硝が用いられる）を添加し
、かつこれを噴霧乾燥等により嵩密度０．３　ｇ　／ｃ
ｃ程度のビーズ状中空粒子として製造していた。

しかし、このような洗剤は比重が軽く活性剤濃度も低い
ため、輸送コストがかさむ上、保管・陳列にもかなりの
スペースが必要であった。さらに一般家庭においても、
置き場所に困ったり、計量しにくいという不便があった
。そこで最近では、少ない洗剤使用量で洗浄が可能な高
嵩密度粒状洗剤が上申されている。

さらに簡便性の向上を図るため、最近タブレット洗剤の
開発が試みられている。しかし、タブレット洗剤は、簡
便で利用しやすいという反面、水中で速やかに崩壊する
ことが容易でないという欠点がある。

このような易水中崩壊性は、医薬品や食品などの他の分
野で用いられるタブレットにおいても要求されている。

そこで、このようなタブレットにおいては一般的に、主
成分に加え、コハク酸と炭酸ナトリウムまたは炭酸水素
ナトリウムとを乾燥状態で混合して打錠成形し、水と接
触した際に酸と炭酸塩とを反応させて二酸化炭素を発生
せしめることにより、崩壊性を改善し主成分の溶解を促
進するという方法が取られている。

しかしながら、タブレット洗剤においては、上記のよう
な発泡成分に対して、優れた洗浄力が認められるアニオ
ン性界面活性剤を主活性成分として配合すると、１１２
造時に金型付着が生じて製造性が著しく劣化し、また、
タブレットの崩壊性が不十分であるという問題があった
。さらに、タブレット洗剤の保存中に、その中に含まれ
ている水分や空気中の水分を吸収し、徐々に酸−アルカ
リ反応が起こって二酸化炭素が発生するため、保存後に
タブレット洗剤を水中に投入すると、崩壊性が著しく劣
化するという問題があった。

口が解　しようとする課題 本発明は、このような従来のタブレット洗剤がもつ欠点
を克服し、製造時における金型からの離型性に優れ、し
かも、水中で容易に崩壊するタブレット洗剤を提供する
ものである。

見肌夏盪撲 本発明のタブレット洗剤組成物は、以下の（Ａ）および
（Ｂ）成分を含有することを特徴とする。

（Ａ）粉末状のアニオン性界面活性剤＝５〜５０重量％
。

（Ｂ）　２００メツシュ篩日通過フラクションが８０％
以上の粒度を有する水難溶性のカルボキシメチルセルロ
ース粉末：１〜３０重量％。

以下１本発明についてさらに詳細に説明する。

（Ａ）成分のアニオン性界面活性剤としては、例えば以
下のものが例示できる。

１）平均炭素数８〜１６のアルキル基を有する直鎖アル
キルベンゼンスルホン酸塩、 ２）平均炭素数１０〜２０のα−オレフィンスルホン酸
塩。

３）脂肪酸残基の炭素数８〜２２の脂肪酸低級アルキル
エステルのスルホン酸塩、 ４）平均炭素数１０〜２０のアルキル硫酸塩、５）平均
炭素数１０〜２０の直鎖または分岐鎖のアルキル基もし
くはアルケニル基を有し、平均０．５〜８モルのエチレ
ンオキサイドを付加したアルキルエーテル硫酸塩または
アルケニルエーテル硫酸塩、 ６）平均炭素数ｌθ〜２２の飽和または不飽和脂肪酸塩
。

これらのアニオン性界面活性剤における対イオンとして
は１通常ナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属塩が
適当である。

これらアニオン性界面活性剤は、１種を単独で用いても
よく、２種以上組合わせて使用してもよい。

（Ａ）アニオン性界面活性剤は、タブレット洗剤組成物
中に５〜５０重量％、好ましくは１０〜４０重量％配合
される。配合量が５重量％未満では、洗浄力を満足させ
るためにタブレットの形状を大きくするか、あるいは使
用個数を多くしなければならず、実用上問題がある。一
方、５０重量％を超えると、ビルダーなどの他の成分の
配合量が少なくなり好ましくない。

また、（Ａ）アニオン性界面活性剤または打錠する場合
の中間原料の含水率は１０重量％以下が適当であり、１
〜１０重量％が好適である。含水率を１重量％未満では
、製造のために多大のエネルギーを必要とし、経済面か
ら実用性がない。

一方、含水率が１０重量％を超えると、製造時に金型に
タブレットが付着し、離型が困難となる。

（Ｂ）成分の水難溶性カルボキシメチルセルロースとし
ては、遊離（酸型）のカルボキシメチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチ
ルセルロースマグネシウム、カルボキシメチルセルロー
スアルミニウムなどが挙げられ、これらは単独であるい
は２種以上組み合わせて用いられる。カルボキシメチル
セルロースナトリウムのような水溶性塩を用いても、金
型からの離型性および水中崩壊性のいずれもが改善され
ない。

カルボキシメチルセルロースにおいて、カルボキシメチ
ル基はセルロース中のブドー糖の第１級または第２級ア
ルコール性水酸基に分布しており、理論的には置換度（
エーテル化度）３．０のものまで得られる。本発明にお
いては、置換度０．２〜０．８のカルボキシメチルセル
ロースが好適である。また、カルボキシメチルセルロー
スの含水率は１０重重量以下が好ましい。

（Ｂ）カルボキシメチルセルロースは、２００メツシュ
篩目通過フラクションが８０％以上、好ましくは１０〜
５０μｍの粒度を有するものが用いられる。粒度がこの
範囲以外のものを用いると、カルボキシメチルセルロー
ス粒子の膨潤が遅くなって洗濯物に付着し、使用感が損
なわれ好ましくない。

（Ｂ）カルボキシメチルセルロースは、タブレット洗剤
組成物中に１〜３０重量％、好ましくは１０〜２５重量
％配合される。配合量が１重量％未満では本発明の効果
が十分に発揮されず、一方。

３０重重量を超えて配合しても、量の増加の割に効果の
向上がなく無意味である。

本発明の洗剤組成物には、上記（Ａ）、　（Ｂ）両成分
に加え、さらに、トリポリリン酸ナトリウムやビロリン
酸ナトリウムのような無機ビルダー；アルミノケイ酸塩
（ゼオライト）、クエン酸ナトリウム、エチレンジアミ
ン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸塩、ポリアクリル
酸ナトリウム、アクリル酸ナトリウム−無水マレイン酸
ナトリウム共重合物、ポリアセタールカルボキシレート
等のカルシウムイオン捕捉ビルダー；炭酸塩。

珪酸塩等のアルカリビルダー；亜硫酸塩、硫酸塩；ポリ
エチレングリコール等の再汚染防止剤ニックラドルエン
スルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、キシレンスルホ
ン酸塩、尿素などの粘度調整剤；プロテアーゼ、リパー
ゼ、セルラーゼ、アミラーゼ（特にアルカリ雰囲気にお
いて活性を有するアルカリリパーゼ等）などの酵素；第
４級アンモニウム塩、ベントナイト等の柔軟付与剤；漂
白剤、蛍光剤、香料、色素などを使用することができる
。

本発明のタブレット洗剤組成物は、通常のタブレット成
形法に従って容易にタブレットに成形でき、例えば粉粒
状の（Ａ）アニオン性界面活性剤と（Ｂ）カルボキシメ
チルセルロースと、あるいはさらに他の任意成分とを混
合し、直径が約２０〜６０ｍｍ、厚さが約５〜２０ｍｍ
の形状で、１錠の重量が約５〜６０ｇのタブレットに成
形される。

且肌段夏果 本発明によれば、（Ａ）アニオン性界面活性剤に、崩壊
剤として（Ｂ）特定粒度範囲の水難溶性カルボキシメチ
ルセルロースを配合することにより、水に投入したとき
に速やかに崩壊し、しかも、製造時の金型からの離型性
に優れたタブレット洗剤が得られ、その商品価値を著し
く高めることができる。

以下１本発明の効果について実施例を挙げてさらに異動
的に説明する。これに先立って、実施例で用いた評価方
法を記す。

（１）金型からの離型性 粉末成分を均一に混合したのち、この配合物２０ｇを内
径４０ｍｍのシリンダーに採り、２００〜５００ｋｇ／
ａＪで１分間加圧して、直径４０ｍｍ、重量２０ｇの錠
剤とした際の金型からの離型性を次の基準で評価した。

Ａ：金型への付着性なし Ｂ：付着ややあり Ｃ：かなり付着あり （２）崩壊性試験 上記のタブレット洗剤２錠（計４０ｇ）を、２５℃、３
ｉの水道水を満たした洗濯機（うず巻型１反転式）に投
入し、１０分間洗浄した後、排水し、タブレットの崩壊
性を次の基準で評価した。

Ａ：崩壊して塊が認められない　　 Ｂ：塊がやや認められる Ｃ：塊が認められる 大−斑一■ 後記表−１に示した（Ａ）成分と任意成分（但し、香料
を除く）を用いて固形分４５％の洗剤スラリーを調製し
た。この洗剤スラリーを、向流式噴霧乾燥塔を用い、熱
風温度３８０℃で、水分が５％となるように乾燥して、
噴霧乾燥品を得た。

ついで、上記乾燥品に（Ｂ）成分の各種崩壊剤および香
料を混合した後、打錠してタブレット洗剤組成物を得た
。

これら各洗剤組成物について、金型からの離型性および
崩壊性を評価して、結果を表−１に示した。

（以下余白）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、（Ａ）粉粒状のアニオン性界面活性剤：５〜５０重
   量％ （Ｂ）２００メッシュ篩目通過のフラクシヨンが８０％
   以上の粒度を有する水難溶性のカルボキシメチルセルロ
   ース粉末：１〜３０重量％を含有することを特徴とする
   タブレット洗剤組成物。