JPH02297289A - カード取引処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａｌ産業上の利用分野 この発明は、銀行等の金融機関に設置されるＡＴＭなど
の取引処理装置およびこれに使用されるカード媒体から
なるカード取引処理システムに関する。

（ｂ）従来の技術 カード取引処理システムにおいてカード媒体として一般
的に用いられる磁気カードでは記憶容量が少なく、カー
ドを発行した店の店番や暗証番号等のデー、夕が記憶さ
れるのみである。このため、カード媒体を用いて複雑な
取引処理を行うことができなかった。そこで、従来より
記憶容量の充分な光カードやＩＣカードをカード媒体と
するカード取引処理システムが提案されている。このよ
うな取引処理システムでは光カードまたはＩＣカードに
取引履歴や預金残高などのデータを取引処理終了ごとに
書き込むことができる。

（Ｃ）発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のカード取引処理システムでは
、充分な記憶容量をもつカードに文字データのみしか記
憶させておらず、図形データを記憶するようにしたもの
がなかった。このため、新たな口座を開設する際に必要
とされる通帳への印影の表示を、カードに記憶したデー
タを用いて行うことができず、新たな口座を開設する場
合には印鑑を必要とした。これは窓口における顧客の身
分証明をサインによって行う場合も同様であり、口座開
設処理は専ら窓口における手動処理によっていた。この
ため、カードを媒体とする取引処理に、新たな口座を開
設する処理を含めることができなかった。

この発明の目的は、カードに記憶した印影またはサイン
の図形データを用いて通帳に身分証明用の図形を表記で
き、カードを媒体とする取引処理によって新たな口座を
開設できるようにし°、窓口業務の無人化を実現すると
ともに、顧客サービスの向上を図ることができるカード
取引処理システムを提供することにある。

（ｄ１課題を解決するための手段 この発明のカード取引処理システムは、取引処理装置に
挿入されるカード媒体を介して取引処理を行うカード取
引処理システムにおいて、カード媒体に印影またはサイ
ンの図形データを記憶する印影データ記憶部を設けると
ともに、取引処理装置に印影データ記憶部が記憶した図
形データを口座開設処理時に通帳の所定位置に印刷する
印影印刷手段を設けたことを特徴とする。

（ｅ）作用 この発明の作用を第１図を用いて説明すると、取引処理
装置内に挿入されたカードの印影データ記憶部に記憶さ
れた印影データが、印影印刷手段の印影データ読取部に
読み取られる。印影データ読取部が読み取った印影デー
タは印影データ印刷部に供給され、印影データ印刷部は
この印影データを通帳の所定の位置に印刷する。したが
って、口座開設時に必要とされる通帳への印影の表記の
ために印鑑やサインなどによる窓口処理を必要としない
。

（ｆ）実施例 第２図は、この発明の実施例であるカード取引処理シス
テムの一部を構成する自動預金支払機（ＡＴＭ）の外観
図である。

ＡＴＭＩの前面の垂直操作パネル面には、通帳挿入口２
およびカード挿入口３が設けられている、水平操作パネ
ル面には紙幣入出金口４、ＣＲＴ５、硬貨入出金ロアが
設けられている。ＣＲＴ５はこのＡＴＭＩの機能および
操作手順などを案内する表示を行うとともに、顧客が押
下すべき入カキ−を表示する。このＣＲＴ５の表面には
透明のタッチパネルスイッチ６が設置されており、ＣＲ
Ｔ５に表示される種々のキーの押下を検出する。

第３図は、上記ＡＴＭの制御部のブロック図でイソ かれており、メイン制御部はメ＃ＣＰ　Ｕ　４０が制御
する。このメインＣＰＵ４０にはＲＡＭを含む主メモリ
４１、フロッピィディスク制御部４３が接続されている
。フロッピィディスク制御部４３は、これに接続されて
いるダンプ用フロッピィディスク　（ＦＤ）４４のリー
ド／ライトを制御する。メインＣＰＵ４０は通信制御部
４５を介してセンタのホストコンピュータと交（ｉする
。

また、メインＣＰＵ４０は内部バスを介して各サブ制御
部と接続されている。このサブ制御部は、接客制御部４
６、紙幣人出制御部４７、カードリーダ制御部４８、通
帳印字制御部４９、硬貨人出制御部５０からなり、各制
御部はサブＣＰＵを備えている。接客制御部４６はＣＲ
Ｔ５の表示画面における操作手順のガイダンス表示や入
力データの取り込みを制御する０紙幣人出制御部４７お
よび硬貨人出制御部５０は紙幣および硬貨の入出金を制
御する。カードリーダ制御部４８にはカードリーダ１１
が接続されており、カード挿入口３に挿入されたカード
に記録されているデータの読み取りを制御する。通帳印
字制御部４９には印字ヘッド１２が接続されており、通
帳挿入口２に挿入された通帳への取引内容の印字および
印影の図形印刷を制御する。

第４図は、この発明のカード取引処理システムを構成す
るカードの平面図である。

光カード２・１の表面には、カードの所有者本人の身分
を証明するＩＤデータが記憶されるＫＤデータ記憶部２
２と、印鑑またはサインの印影を記憶する印影データ記
憶部２３とが構成されている１０データ記憶部２２は第
５図に示す構成にされており、６４バイト分の名前記憶
領域、２５６バイト分の住所記憶領域、１６バイト分の
電話番号記憶領域、６４バイトの職業記憶領域、１６バ
イト分の暗証番号記憶領域および９６バイト分の予備記
憶領域が順に構成されている。また、印影データ記憶部
２３は１００にバイト分の記憶領域にされている。この
印影データ記憶部２３において印影の図形を６４０Ｘ４
００ドツトのマトリックス状に記憶し、各ドツトに４諧
調の濃淡を付加する。このため、各ドツトには白／黒を
含め３ビツトづつが割り当てられる。なお、十分な記憶
容量を備えたカードでは、１０データ記憶部２２および
印影データ記憶部２３の他に取引履歴等のデータを記憶
する記憶部を設けてもよい。

第６図は、上記ＡＴＭの処理手順の一部を示すフローチ
ャートである。

メインＣＰＵ４０は取引処理の選択を待機しくｎｌ）、
顧客により取引処理の選択がなされると、選択された取
引処理の内容を判別する０口座開設処理が選択された場
合には顧客によるカードの挿入および暗証番号の入力を
待機する（ｎ２−ｏｎ３、ｎ４）口座開設処理が選択さ
れなかった場合には他の処理を実行する。暗証番号の入
力がなされると、挿入されたカードのＩＤデータ記憶部
に格納されている暗証番号を読み出しくｎ５）、入力さ
れた暗証番号と一致するか否かをチエツクする（ｎ６）
−入力された暗証番号がカードに記憶されていた暗証番
号と一致しない場合にはカードを返却して再操作を促す
表示を行う（ｎ　６−ｎ　７〜ｎ９）。

人力された暗証番号がカードに記憶されていた暗証番号
と一致した場合には、カード挿入口の開設が選択されて
いるか否かをチエ”／りする（ｎｌＯ）、このカードロ
口座の選択とは、新たに開設する口座用の別のカードを
必要とするか否かの選択である。カードロ口座が選択さ
れている場合には新たな口座用のカードの暗証番号の入
力を待機する（ｎｉｌ）、こののち投入された現金を計
数して金額の確認表示を行い（ｎ１２〜ｎ　１４）、Ｉ
Ｄデータ記憶部に格納されている名前、住所、電話番号
および職業などの個人データを読み取る（ｎ１５）。つ
いで口座を開設する旨の電文を編集し、センタとの送受
信を行う（ｎ１６．ｎ１７）、この電文にはｎ１５にお
いて読み出された個人データが含まれる。

センタから口座開設を許可する旨の信号が送られると、
新たな通帳を通帳印字部に導き、新規通帳の印字を行う
（ｎ１８→ｎ２５）、ついで「お届印」の欄のあるペー
ジをセットし、挿入されたカードの印影データ記憶部に
記憶されている印影データを「お届印」欄に印刷してこ
れを放出する（ｎ２７〜ｎ３０）。以上においてｎ２７
が第１図に示す印影データ読取部の処理であり、同じく
ｎ２８が同図に示す印影データ印刷部の処理である。な
お、口座開設希望を許可する信号が送られなかった場合
にはＣＲＴ５に拒否する旨の表示を行い（ｎ　１８−ｎ
　１９）　、カードおよび現金を返却して再操作を促す
表示を行う（ｎ２０〜ｎ２４）。

以上のようにしてこの実施例によれば、カード挿入口３
から挿入された光カード２１から印影データを読み出し
、この印影を新規の通帳に印刷することができる。なお
、本実施例ではカード媒体として光カード２１を使用し
たが、印影データを記憶することができる記憶容量を備
えたＩＣカードなどの他のカードを用いることもできる
。さらに、印影データとしてサインの図形データを用い
てもよい。

（ｇ）発明の効果 この発明によれば、顧客の印鑑の印影またはサインをカ
ードに記憶しておき、口座開設処理時にこのカードから
印影データを読み出して通帳に印刷することができる。

このため、口座開設処理に印鑑の押捺やサインの記載な
どの窓口処理が不要になり、口座開設処理を取引処理装
置において処理でき、窓口処理の無人化を達成できると
ともに、顧客サービスの向上を図ることができる利点が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の作用を示す図、第２図はこの発明の
実施例であるカード取引処理システムを構成するＡＴＭ
の外観図、第３図は同ＡＴＭの制御部のブロック図、第
４図は同カード取引処理システムを構成するカードの平
面図、第５図は同カードの記憶エリアの要部の構成を示
す図、第６図は同ＡＴＭの制御部の処理手順の一部を示
すフローチャートである。 １−ＡＴＭ（取引処理装置）、 １１−カードリーグ、 １２−印刷ヘッド、 ２１−光カード。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）取引処理装置に挿入されるカード媒体を介して取
   引処理を行うカード取引処理システムにおいて、 カード媒体に印影またはサインの図形データを記憶する
   印影データ記憶部を設けるとともに、取引処理装置に印
   影データ記憶部が記憶した図形データを口座開設処理時
   に通帳の所定位置に印刷する印影印刷手段を設けたこと
   を特徴とするカード取引処理システム。