JPH0224346Y2 - - Google Patents

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JPH0224346Y2
JPH0224346Y2 JP19967184U JP19967184U JPH0224346Y2 JP H0224346 Y2 JPH0224346 Y2 JP H0224346Y2 JP 19967184 U JP19967184 U JP 19967184U JP 19967184 U JP19967184 U JP 19967184U JP H0224346 Y2 JPH0224346 Y2 JP H0224346Y2
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laminated
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breathable
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のドアトリム、センターピラ
ー、ガーニツシユのような自動車用内装材に関す
るものである。
(従来の技術) 自動車のドアトリム等の自動車用内装材におい
て装飾性を高めたものとしては、成形基材の表面
に合成樹脂発泡体よりなるクツシヨン層が表皮に
ラミネートされた積層表皮材を相互間に接着剤を
介在させて被覆一体化したものが一般に使用され
ている。
(考案が解決しようとす問題点) ところが、前記のような自動車用内装材は積層
表皮材を成形基材に被覆するための加工工程で接
着剤がクツシヨン層に含浸されて気泡を潰し、ソ
フトな感触が得られないという問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記のような問題点を解決した自動車
用内装材を目的として完成されたもので、熱可塑
性合成樹脂板材を深絞り加工した成形基材の表面
に、通気性のある表皮と通気性のあるクツシヨン
層と前記成形基材の溶融温度より高融点のフイル
ムとをラミネートちてなる積層表皮材をその裏面
のフイルムが前記成形基材の加熱成形時における
表層の溶融樹脂により溶着された状態で被覆一体
化してあることを特徴とするものである。
(実施例) 次に、本考案を図示の実施例について詳細に説
明すれば、1はポリプロピレン樹脂等の熱可塑性
合成樹脂板材を加熱下において深絞り加工した成
形基材であつて、該成形基材1の表面には通気性
のある不織布やフアブリツク等の繊維質の表皮2
と、連続気孔を有する加圧復元力に優れたポリウ
レタンフオーム等の通気性のあるクツシヨン層3
と、前記成形基材1の溶融温度より高融点のポリ
アミド系ホツトメルトフイルムのような伸びがよ
いうえに成形基材1の基材である熱可塑性合成樹
脂の溶融樹脂に対する接着性のよいフイルム4と
がラミネートされた三層構造の積層表皮材5が被
覆されている。そして、この積層表皮材5はその
裏面にラミネートされているフイルム4が成形基
材1の成形時における加熱によつて溶融された該
成形基材1の表層の溶融樹脂により成形加圧時に
溶着された状態で該成形基材1の表面に一体化し
てある。
(作用) このように構成されたものは、成形基材1の表
面が積層表皮材5により被覆されて立体感のある
外観を呈することは在来のこの種自動車用内装材
と同様であるが、表皮2とクツシヨン層3が共に
通気性のあるものであるうえに積層表皮材5の成
形基材1に対す装置が該積層表皮材5の裏面を形
成する前記成形基材1の溶融温度すなわち成形時
温度より高融点のフイルム4と、成形基材1の成
形時において溶融した該成形基材1の表層の溶融
樹脂とをもつてするものであつて、成形温度で溶
融しないこのフイルム4は成形時にクツシヨン層
3に接着剤や溶融樹脂が移行含浸するのを阻止し
ているので、成形基材1の加熱成形時に積層表皮
材5が加圧下に被覆されるにも拘らずクツシヨン
層3には接着剤や溶融樹脂の移行含浸がないもの
で、この通気性のあるクツシヨン層3は加圧によ
り一旦圧縮されても通気性のある表皮2を通じて
加圧復元時に空気を吸い込み充分空気を吸蔵した
感触のよい状態を保持することとなつて優れたク
ツシヨン性およびボリユーム感のある外観を呈す
ることとなる。しかも、成形基材1の成形と積層
表皮材5の被覆一体化を同時に行えるので成形基
材1の表面が複雑な形状であつても容易に製造で
きるものである。
(考案の効果) 本考案は前記説明からも明らかなように、積層
表皮材がそのクツシヨン層の形状およびクツシヨ
ン性を損うことなく成形基材の表面に被覆一体化
されて感触および体裁の極めて良好なものとなる
もので、製作が容易で安価に量産できる利点と相
まち従来の自動車用内装材の問題点を解決したも
のとして実用的価値極めて大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図で
ある。 1……成形基材、2……通気性のある表皮、3
……通気性のあるクツシヨン層、4……成形基材
の溶融温度より高融点のフイルム、5……積層表
皮材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱可塑性合成樹脂板材を深絞り加工した成形基
    材1の表面に、通気性のある表皮2と通気性のあ
    るクツシヨン層3と前記成形基材1の溶融温度よ
    り高融点のフイルム4とをラミネートしてなる積
    層表皮材5をその裏面のフイルム4が前記成形基
    材1の加熱成形時における表層の溶融樹脂により
    溶着された状態で被覆一体化してあることを特徴
    とする自動車用内装材。
JP19967184U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0224346Y2 (ja)

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JPS61113158U JPS61113158U (ja) 1986-07-17
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JPH0520573Y2 (ja) * 1986-07-29 1993-05-27
JPH06226740A (ja) * 1993-02-03 1994-08-16 Sekisui Chem Co Ltd 繊維複合体の製造方法

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JPS61113158U (ja) 1986-07-17

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