JPH017636Y2 - - Google Patents

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JPH017636Y2
JPH017636Y2 JP6713782U JP6713782U JPH017636Y2 JP H017636 Y2 JPH017636 Y2 JP H017636Y2 JP 6713782 U JP6713782 U JP 6713782U JP 6713782 U JP6713782 U JP 6713782U JP H017636 Y2 JPH017636 Y2 JP H017636Y2
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JP
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carpet
sound absorbing
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absorbing member
automobile
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JP6713782U
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JPS58168928U (ja
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  • Passenger Equipment (AREA)
  • Carpets (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車用カーペツトに関する。
[従来の技術] 従来より、カーペツト地と、熱可塑性樹脂製の
バツキング材と、からなる自動車用カーペツトが
知られている。
また、カーペツト地と、短繊維を含む発泡合成
樹脂製のクツシヨンと、からなるカーペツトが実
開昭54−160942号公報に記載されている。
また、アスフアルト、ゴム質材、合成樹脂、無
機充填材および繊維質材からなる床材が実開昭55
−64343号公報に記載されている。
[考案が解決しようとする問題点] 従来の自動車用カーペツトは、バツキング材と
して製造時の溶融性、溶着性等の成形性がすぐれ
たポリエチレン、ポリピロピレン、エチレン−ビ
ニルアセテート共重合樹脂等の低融点熱可塑性樹
脂が用いられているため、比較的耐熱性が低く、
熱帯地方等の使用では成形保持性が弱くなる場合
も考えられる。
また、前記短繊維を含む発泡合成樹脂製のクツ
シヨンをもつカーペツトは、合成ゴム等を液体の
状態で塗り付ける等してできるものであり、吸音
部材をもつ自動車用カーペツトに要求される通気
性を保持できない。
また、前記繊維質材を含む床材も、一般住生活
環境に用いられるものであり、上記と同様に吸音
部材をもつ自動車用カーペツトに要求される通気
性を保持できない。
本考案は、これらの問題点を解決すべくなされ
たものであつて、成形保持性が向上し、かつ吸音
部材をもつために必要な通気性を保持した自動車
用カーペツトを提供することを目的とするもので
ある。
[問題点を解決するための手段] 本考案の自動車用カーペツトは、カーペツト地
と、吸音部材と、該カーペツト地の裏面と該吸音
部材とを接合し該カーペツト地および該吸音部材
とともに成形されて形状を保持するバツキング材
とを含む自動車用カーペツトにおいて、 上記バツキング材は、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、エチレン−ビニルアセテート共重合樹脂
等の熱可塑性樹脂粉末と、該熱可塑性樹脂粉末
100重量部あたり5〜200重量部で長さ1〜30mmの
繊維とからなる混合体を部分的に溶融して一体化
した通気性をもつ層状であることを特徴とするも
のである。
ここでカーペツト地は、従来と同様、種々のカ
ーペツト地、フエルト、じゆうたん等が使用でき
る。
熱可塑性樹脂粉末としては、従来のバツキング
材と同様にポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−ビニルアセテート共重合樹脂等を使用する
ことができる。なお、これらに炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、クレイ等の粉末を充填材として加
えたり、その他難燃剤等の添加剤を配合して熱可
塑性樹脂粉末とすることもできる。
繊維としては、ナイロン、ポリエステルのよう
な高融点合成樹脂繊維、ガラス繊維等の無機繊維
が使用できる。繊維の割合は熱可塑性樹脂粉末
100重量部あたり5〜200、より好ましくは10〜
100重量部がよい。繊維の長さは長い程成形保持
性がよいが、製造時の作業性が悪い。そのため1
〜30mmより好ましくは3〜20mm程度がよい。
熱可塑性樹脂粉末と繊維とは、混合体を形成
し、この状態で赤外線ヒータ等で部分的に加熱溶
融し、カーペツト地に押しつけて通気性をもつ層
状のバツキング材とするものである。
またバツキング材の裏面に繊維積層体で構成さ
れるフエルト状の吸音部材を設ける。
さらにアスフアルトシート等の遮音部材を吸音
部材の裏面に付加することもできる。
[作用] 本考案の自動車用カーペツトは、そのバツキン
グ材が繊維で補強されているためバツキング材の
剛性が高くなり、それだけバツキング材全体の耐
熱性、成形保持性が高くなる。また、粉末状態で
熱可塑性樹脂粉末と繊維を混合して通気性のある
層状のバツキング材としており、気孔率が増大
し、嵩高くなる。そのため同じ重量のバツキング
材に比較しバツキング材の厚さが増し、一層曲げ
剛性が高くなるとともに吸音効果に優れている。
[実施例] カーペツト地2として、ニードルパンチを行つ
て得たフエルト状のニードルパンチカーペツト
(厚さ7mm、面密度500g/m2)を最終製品である
自動車用カーペツトの形状にそつて裁断した。
次に、熱可塑性樹脂粉末としてエチレン−酢酸
ビニル共重合樹脂粉末50重量部と、炭酸カルシウ
ム50重量部、また繊維として、ナイロン短繊維
(3〜30mm)50重量部を混合し、バツキング材3
の混合体とした。
また、吸音部材4として、ポリエステルと綿と
からなる短繊維(約12デニール)をフエノール樹
脂からなる接着剤を用いて積層したフエルト状の
繊維集積体(厚さ10mm、面密度600g/m2)を自
動車の床面に合せて一定寸法に裁断した。そし
て、吸音部材4を第1図に示す成形金型1の下型
12の上面に重ねた。また、バツキング材3の混
合体をカーペツト地2の裏面に1m2当り約280g
の層状とし、上方より赤外線ランプで100〜150℃
に加熱してこの混合体を部分的に溶融した。そし
て、この溶融した混合体をもつ面を下にして、前
記下型12の上面に置いた前記吸音部材4の上に
重ね、ただちに上型11を降し、上型11と下型
12の間でプレス成形した。溶融した混合体が冷
却固化した後、上型11を上げ、本実施例の自動
車用カーペツトを取り出した。
得られた本実施例の自動車用カーペツトは、そ
の斜視図を第2図に、第2図上のA−A矢視断面
図を第3図に示すように、カーペツト地2の裏面
にバツキング材3が多孔質的に一体化していた。
またバツキング材3の裏面には吸音部材4が一体
的に接合成形されていた。
この自動車用カーペツトの成形保持性を見るた
め耐熱の試験を実施した。この試験で、この自動
車用カーペツトは85℃で形状が保持できた。な
お、従来の繊維が入つていないバツキング材を使
用して同様に製造した自動車用カーペツトの形状
繊持温度は75℃であつた。また、本実施例の自動
車用カーペツトは、通気性をもつバツキング材3
を有するため、吸音効果も優れていた。
[考案の効果] 本考案の自動車用カーペツトは、成形保持性が
向上し、また吸音部材をもつために必要な通気性
を保持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例で使用した自動車用カ
ーペツト成形用型の斜視図、第2図は本考案の実
施例に示す自動車用カーペツトの斜視図、第3図
は本考案の第2図のA−A矢視断面図である。図
中、符号1は型、2は表層部材、3はバツキング
材、4は吸音部材を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カーペツト地と、吸音部材と、該カーペツト地
    の裏面と該吸音部材とを接合し該カーペツト地お
    よび該吸音部材とともに成形されて形状を保持す
    るバツキング材とを含む自動車用カーペツトにお
    いて、 上記バツキング材は、ポリエチレン、ポリプロ
    ピレン、エチレン−ビニルアセテート共重合樹脂
    等の熱可塑性樹脂粉末と、該熱可塑性樹脂粉末
    100重量部あたり5〜200重量部で長さ1〜30mmの
    繊維とからなる混合体を部分的に溶融して一体化
    した通気性をもつ層状であることを特徴とする自
    動車用カーペツト。
JP6713782U 1982-05-07 1982-05-07 自動車用カ−ペツト Granted JPS58168928U (ja)

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JP6713782U JPS58168928U (ja) 1982-05-07 1982-05-07 自動車用カ−ペツト

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JP6713782U JPS58168928U (ja) 1982-05-07 1982-05-07 自動車用カ−ペツト

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Publication Number Publication Date
JPS58168928U JPS58168928U (ja) 1983-11-11
JPH017636Y2 true JPH017636Y2 (ja) 1989-03-01

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ID=30076977

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JP6713782U Granted JPS58168928U (ja) 1982-05-07 1982-05-07 自動車用カ−ペツト

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JP (1) JPS58168928U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017026034A1 (ja) * 2015-08-10 2018-05-31 住江織物株式会社 自動車用内外装材及びその製造方法
JP2022058838A (ja) * 2017-06-14 2022-04-12 昭和電工マテリアルズ株式会社 シート状低周波吸音材及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017026034A1 (ja) * 2015-08-10 2018-05-31 住江織物株式会社 自動車用内外装材及びその製造方法
JP2022058838A (ja) * 2017-06-14 2022-04-12 昭和電工マテリアルズ株式会社 シート状低周波吸音材及びその製造方法

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JPS58168928U (ja) 1983-11-11

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