JPH022291Y2 - - Google Patents

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JPH022291Y2
JPH022291Y2 JP12389685U JP12389685U JPH022291Y2 JP H022291 Y2 JPH022291 Y2 JP H022291Y2 JP 12389685 U JP12389685 U JP 12389685U JP 12389685 U JP12389685 U JP 12389685U JP H022291 Y2 JPH022291 Y2 JP H022291Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、第1の部材と第2の部材とが相対
移動する距離を規制して、前記相対移動が、設定
された所定の距離内でのみ行われるようにした規
制装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の移動距離規制装置としては、例えば実開
昭60−40277号公報記載のようなものがある。こ
れは、オーバーロツクミシンの機体に対するメス
ホルダの移動距離を規制するものである。即ち、
機体とメスホルダとを、相互に平行で且つ水平な
左右方向に延びる回転棒と案内棒とにより連結
し、この回転棒は、一端部に雄ねじを刻設してな
り、これが機体に対して回転自在に且つ軸方向に
固定して設置され、且つメスホルダには前記雄ね
じが螺合されて、回転棒の回転により機体に対し
メスホルダが進退するようにしており、また案内
棒は、一端がメスホルダに固定され、且つ機体に
は軸方向に摺動自在に嵌合されて、案内棒に案内
されながら、つまみにより回転される回転棒の回
転により、メスホルダが機体に対して接離する方
向(左右)に進退するように構成されてなる。こ
のときメスホルダと一体に進退する案内棒は機体
を貫通していて、その案内棒には、機体の左右両
側においてカラーからなるストツパが外嵌されて
いて、この両ストツパのいずれかが機体側に当た
ることによつて、それ以上の案内棒の移動を規制
しており、これによつて案内棒の移動が停止する
とメスホルダも一体に停止して、機体に対するメ
スホルダの移動限界が決定される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の移動距離規制
装置にあつては、回転棒と案内棒との間が離れて
いるため、一方のストツパが機体に当たつて案内
棒の移動が停止しても、そのまま回転棒の回転を
継続してメスホルダをさらに移動させることが可
能であり、この場合はメスホルダにおける回転棒
との螺合部分が移動し、且つメスホルダにおける
案内棒との連結部分の移動が停止するために、メ
スホルダに傾きが発生し、回転棒とメスホルダと
の螺合に齟齬が生じて、ねじ溝に所謂カジリが発
生することがあつて、爾後の回転棒の回転が下能
になることもあるという問題点があつた。
特に、回転棒を勢いよく回転させている間に前
記ストツパが機体に当たつたときに、この当たり
の後にも回転棒が回転して前記カジリ現象の発生
が顕著となるものである。
そこで、この考案は、前記従来の問題点に着目
してなされたものであり、両部材の相対距離が所
定の距離になつたときには回転棒の回転を強制的
に停止させて、両部材がそれ以上に近接又は離隔
しないようにすることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、回転棒には、その軸線と交差する
方向に突出する突起を設け、また案内棒には、前
記突起を受けて回転棒の回転を抑止する突起受け
を配置し、前記突起と突起受けとを、接離する方
向に相対移動する第1及び第2の部材の相対移動
限界において両者が当接する位置に配設してな
る。
〔作用〕
第1及び第2の部材の相対移動の距離が限界に
達すると突起が突起受けに当たつて回転棒の回転
が強制的に停止される。このため両部材の相対距
離が移動限界に達すると同時に、両部材の相対位
置が固定されて、相対距離はさらにそれ以上変化
されることがない。従つて、両部材間に相対的な
傾きが発生することがないから、回転棒と第2の
部材との間の螺合状態に齟齬を生じることがなく
なる。そこで、回転棒を次には反対方向に回転さ
せれば、両部材の相対移動は接離いずれか前記と
は逆の方向に開始される。
〔実施例〕
次にこの考案を図示実施例に基づいて説明す
る。この実施例は、この考案をオーバーロツクミ
シンのかがり幅調節装置に適用した例である。
まず、オーバーロツクミシンのかがり幅調節装
置について説明する。1は針板であり、その針落
側部に、布送り方向Aに指向した固定爪2を延設
し、この固定爪2に、これと同方向に指向する移
動爪3を並設する。移動爪3の上部には、固定爪
2の上側に向けて延びる張出部3aを一体に設け
る。張出部3aは、固定爪2と移動爪3とで形成
されるかがり幅が小さいときには固定爪2の上面
を覆い、且つかがり幅が大きいときには固定爪2
と移動爪3との間に張出している。移動爪3の後
端には取付ブロツク4を一体に連続され、取付ブ
ロツク4に、ボルト5により移動片6を固定し、
ナツト5aによりロツクする。前記移動片6の、
移動爪3と一体の取付ブロツク4が取りつけられ
る部分の下端に顎部68が形成される。
また、移動片6の後端には、指掛片7を一体に
形成する。この移動片6には、下部に、位置決め
用の穴10が開設される。かかる移動片6は、こ
の考案の第2の部材をなすメスホルダ11の、布
送り方向A左側面に取付けられる。即ち、メスホ
ルダ11の前記面には、上端が布送り方向A前
方、下端が同方向A後方になる斜め方向の案内溝
(図示しない)が形成され、この案内溝に、移動
片6が進退自在に係合する。
さらに、移動片6には、メスホルダ11とは反
対側の面に、押え板13が配置される。押え板1
3は、ボルト14,15によりメスホルダ11に
固定されて、移動片6が前記案内溝から外れない
ように、移動片6を押さえる。押え板13には、
ボルト16により板ばね17を固定するととも
に、貫通穴18にボール19を配置し、このボー
ル19を板ばね17で付勢して、ボール19を移
動片6に押しつける。ボール19は、移動片6の
上昇時には移動片6の穴10に係合して、移動片
6の上昇位置(後述のように移動爪3の使用位
置)に、移動片6の位置決めをする。
移動片6の、指掛片7近くには、ピン51を突
設固定する。ピン51は布送り方向Aに対して移
動片6から左方へ突出している。ピン51の先端
には、この考案の第1の部材をなすミシン機体2
8に、ボルト52で固定された固定板53が臨
み、固定板53には、移動片6の上昇位置におけ
るピン51の延長上に穴54を開設し、また、移
動片6の下降位置におけるピン51の延長上に
は、固定板53の後端縁55が臨む。ピン51の
長さは、移動爪3の張出部3aが固定爪2の上面
に重なつているときに、ピン51が穴54又は後
端縁55に係合する長さを有し、且つ前記張出部
3aが固定爪2から離れたときには、ピン51が
穴54又は後端縁55から布送り方向Aに対して
右側に離れる長さを有する。而して、前記張出部
3aの全部又は一部が固定爪2上面に重なつてい
るときには、ピン51は穴54又は後端縁55に
係合していることになる。
また、前記押え板13の下端には、前記ピン5
1が係合するための係合受け部66が形成され
る。係合受け部66は、移動爪3が使用位置にあ
る時に、ピン51がこれに下側から当接して移動
片6のそれ以上の上昇を強制的に阻止するもので
あり、ピン51が係合受け部66に係合したとき
には、前記のように、移動片6の穴10にボール
19が係合して、移動片6の下降を板ばね17の
付勢により抑止している。
メスホルダ11の、布送り方向A右側面にも、
前記案内溝と同様に、上端が布送り方向A前方、
下端が同方向A後方になる大体45度の傾斜をもつ
取付溝20が形成され、この溝20に下メス21
が係合する。下メス21は、ボルト22によりメ
スホルダ11に固定されるメス押え23によつ
て、取付溝20内に押圧固定される。このとき、
下メス21の右側縁と、移動爪3の右側縁とは布
送り方向Aに略同一線上にある。
また、メスホルダ11の上側には、メスホルダ
11をミシン機体28に支持する後記支持手段の
位置よりも前側で、ボルト24によつて指針25
が固定され、指針25先端25aは、針板1の目
盛26に臨む。前記目盛26は、針板1に形成さ
れた明り取りの透明板27に表示されていて、こ
の透明板27下面に、指針25先端25aが臨ん
で、現在のかがり幅寸法を表示する目盛26を指
示する。
ミシン機体28の、布送り方向Aと直交する水
平の穴29には、軸受をなすメタルのブツシユ3
0がボルトにより固定され、ブツシユ30内に、
回転棒31が回転自在に貫通する。回転棒31の
布送り方向A左端には、ボルト32によりカラー
33を、ブツシユ30の左端面に接して固定し、
ブツシユ30の同方向A右端面では、回転棒31
に止め輪34を取りつけて、回転棒31の抜け止
めをなす。回転棒31の、ブツシユ30より布送
り方向A右側には雄ねじ35を形成して、メスホ
ルダ11の雌ねじ36に螺合する。回転棒31の
右側端部には、メスホルダ11の右側で円形のつ
まみ37を、ボルト38により固定し、つまみ3
7の表面を化粧板39で覆う。回転棒31とつま
み37には、その端部において嵌り合う凹凸部を
設けて、両者は常に一体に回転する如く構成され
る。化粧板39には、つまみ37の回転方向を示
す表示40を施す。また、回転棒31には、前記
つまみ37とメスホルダ11との間で、圧縮コイ
ルばね41を外嵌して、メスホルダ11を常時左
方に付勢する。
また、ミシン機体28には、前記穴29と平行
な穴42に、一端がメスホルダ11に固定される
案内棒43を貫通させる。この案内棒43は、保
持ボルト43aと、これを内嵌してこれにより調
節可能に保持される管状の支持軸43bとからな
る。そして、支持軸43bを保持する保持ボルト
43aの右端のネジ溝46を、メスホルダ11の
雌ネジ47に螺合する。かくして、メスホルダ1
1は、ミシン機体28に対して、回転棒31と案
内棒43とにより担持される。
なお、図中67は、ボルト49によりメスホル
ダ11に固定されたストツパ片であり、移動爪3
を不使用位置に切り換え移動するために移動片6
を降下させた時に、移動片6の上部に形成された
屈折部分下面の顎部68がこのストツパ片67に
当たつて移動片6、移動爪3が過剰移動すること
を防止する。その移動爪3は、移動片6の移動が
強い力でなされても、係合受け部66及びストツ
パ片67に当接することがないので、両者3,6
の取付状態は常に正しく維持される。
針板1に形成される50は、斜面により形成さ
れるメス受け部であり、下メス21を、メスホル
ダ11の取付溝20に嵌め込むことにより、下メ
ス21の刃の先端下部がメス受け部50に接し
て、下メス21は、このメス受け部50によつて
下側から支持される。
而して、布送り方向Aを前方とすると、縁かが
りのかがり幅は、固定爪2の左側と、使用位置に
おける移動爪3の右側との幅で決定される。従つ
て、移動爪3を左右方向に移動させることによつ
て、かがり幅を調節することができる。この、か
がり幅の調節は、つまみ37を回転させることに
より行う。固定爪2と移動爪3とを用いて形成す
るかがり幅は、2.5mm〜5.0mmの間で調節できる。
そこで、いずれかの方向につまみ37を回転さ
せると、つまみ37と一体に回転棒31が回転し
て、回転棒31のねじ溝35に螺合するメスホル
ダ11が、左右いずれかに移動する。回転棒31
は、止め輪34及びカラー33により、軸方向の
移動はしないで、回転運動のみを行う。而して、
回転運動のみを行う回転棒31と、そのねじ溝3
5に螺合するメスホルダ11とにより、つまみ3
7の回転力をメスホルダ11の進退力に変換す
る。また、メスホルダ11の前記移動により、案
内棒43はミシン機体28に貫通された状態でメ
スホルダ11と一体に移動する。
メスホルダ11の前記移動により、移動片6も
一体に左右へ移動するから、移動爪3も同じく移
動し、よつて、かがり幅を調節できる。このとき
メスホルダ11と一体に指針25も移動して、そ
のときのかがり幅を目盛26に表示する。
さらに、メスホルダ11の前記移動により、こ
れと一体に下メス21も移動するため、下メス2
1と移動爪3との相対位置は変化しない。而して
かがり幅の変化に合わせて、布の切断位置も変化
する。
なお、移動爪3を用いないで、固定爪2のみで
縁かがりすることもできる。これは、固定爪2の
幅寸法だけでの縁かがりであるため、極めて細幅
の縁かがりとなる。このとき、移動爪3は、不使
用位置たる後下方に移動させる。この移動は、は
じめに、移動爪3を右方に移動させることによ
り、その張出片3aを固定爪2の上面から離す。
これは、前記のようにつまみ37の回転によりメ
スホルダ11を右方へ移動させることにより行
う。
これにより、移動片6のピン51の先端が固定
板53の穴54から脱出するから、移動片6の進
退は自由になる。そこで移動片6の下方への移動
を、移動片6の指掛片7に手指を掛けて、これを
下方に引き降ろすことにより行う。すると、移動
片6は、案内溝に沿つて下降し、移動爪3と一体
の取付ブロツク4が固定されている顎部68がス
トツパ片67に当たつて、ここで移動片6及び移
動爪3の下降が停止する。そこで、移動爪3も移
動片6と一体に不使用位置に下降する。
ここで、前記極細の縁かがりを行う場合は、つ
まみ37の回転により、メスホルダ11を左端に
まで移動させて、下メス21を針板1に最も近づ
ける。これにより、布切断位置が、固定爪2の右
側縁と同一線上ににあつて、かがり縫いを極細に
する。また同様に、移動爪3を不使用位置におい
て、つまみ37の回転により、メスホルダ11
を、前記極細の縁かがり時より右方へ移動させる
と、かがり幅は極細であるものの、布の切断幅が
広くなるから、布は、固定爪2に巻きつくような
状態になつて縁かがりされる。これが、所謂巻き
ロツクと称される巻きかがり縫いである。かくし
て、この実施例によれば、かがり幅を調節できる
他に巻きかがり縫いまでも、つまみ37の回転
と、移動片6の移動のみによつて可能となる。
また、移動爪3を前記使用位置に復帰させるに
は、ピン51の先端を、穴54、後端縁55から
右側に離した状態にし、指掛片7を押し上げる。
これにより、移動片6、取付ブロツク4、移動爪
3が上昇して、前記使用位置に至る。このとき、
使用位置に至ると、移動片6の穴10がボール1
9に至り、ボール19が当該穴10に落ち込む一
方、第1の係合部65であるピン51が押え板1
3の係合受け部66に当接する。
この実施例において、これまでに説明したオー
バーロツクミシンのかがり幅調節装置は、例えば
実開昭60−40277号公報等において公知である。
そして、この実施例においては、前記回転棒3
1に、これに固定されるカラー33を介して突起
8が固定される。この突起8はピンからなり、そ
の突出方向は、回転棒31の軸線に対して直角に
交差する方向である。また前記案内棒43にはカ
ラー45がボルト44により固定される。このカ
ラー45は、回転棒31のカラー33と周面どう
しが接近した位置にあり、その周面には周溝45
aが形成されて、その両側に、この考案の突起受
けを形成するフランジ部9,12が形成される。
従つてこの実施例では、突起受けが2つ配置され
ていることになる。
かくして、回転棒31、案内棒43の軸方向に
おける突起8の動きは、この考案の第1の部材で
あるミシン機体28と同じく不動であり、またカ
ラー45の動きは、この考案の第2の部材である
メスホルダ11と一体をなすから、ミシン機体2
8に対するメスホルダ11の移動に伴つて、前記
軸方向においてカラー33に対してカラー45が
移動する。そして、メスホルダ11の設定された
移動範囲(即ち固定爪2と移動爪3とにより形成
される、かがり幅の調節範囲)においては突起8
が周溝45a内を通過して旋回するようにしてあ
り、この範囲の両端の移動限界に至ると突起8が
フランジ9,12のいずれかの周面に係合して回
転棒31の回転が停止されるようにしてある。フ
ランジ12の周面には周溝45aに遠い位置に段
部12aが形成されている。
而して、メスホルダ11が、かがり幅の調節に
伴つて左右に移動されると、そのとき突起8が回
転棒31と一体に旋回し、且つカラー45が左右
いずれかに移動する。そして、メスホルダ11が
移動限界に達すると、カラー45のフランジ9,
12のいずれかが突起8の旋回軌道内に入つて、
これに突起8が係合することにより回転棒31の
回転が強制的に停止される。かくして、メスホル
ダ11を移動させるための回転棒31の回転が停
止するのであるから、メスホルダ11の移動も停
止して、その結果固定爪2及び移動爪3により形
成されるかがり幅が、最大又は最小になり、メス
ホルダ11の位置はこの移動限界を過ぎて移動す
ることがない。このため、メスホルダ11は常時
同一の姿勢のままその位置を左右に移動できるこ
とになり、従つて回転棒31の雄ねじ35とメス
ホルダ11の雌ねじ36との螺合に齟齬を生じる
ことによる両者間の所謂カジリが発生することが
なくなる。
なお、この実施例においては、突起8が回転棒
31の軸方向において1個所に設けられ、且つ案
内棒43に、突起受けをなすフランジ9,12が
2個所に設けられて、メスホルダ11の移動範囲
の左右両端において両フランジのいずれかに突起
8が係合するようにしてあるが、案内棒43に設
けられるフランジは1つであつて、回転棒31に
設けられる突起が、1つのフランジの両側に夫々
1つ(合計2つ)設けられる構造であつても、前
記移動範囲の両端においていずれかの突起がフラ
ンジの周面に当たることになるため、前記と同一
の効果を得ることができる。またこれらの例は、
メスホルダ11の移動範囲の両端においてメスホ
ルダ11の移動を停止させるものであるが、メス
ホルダ11の移動範囲の一方の限界においてその
移動を停止させるためには、フランジ及び突起は
いずれも1つあれば足りる。さらに、前記実施例
は、この考案をオーバーロツクミシンのかがり幅
調節装置に適用しているが、第1、第2の部材と
しては相対的に接離する2つの部材であれば各種
のものを適用することができることは言うまでも
ない。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、第1
及び第2の部材の相対移動の距離が限界に達する
と突起が突起受けに当たつて回転棒の回転が強制
的に停止される。そして、回転棒は両部材を相対
移動させるためのものであるから、その回転が停
止すれば前記相対移動は即時に停止する。このた
め両部材の相対距離が移動限界に達すると同時
に、両部材の相対位置が固定されて、相対距離は
さらにそれ以上変化されることがない。従つて、
両部材間に相対的な傾きが発生することがないか
ら、回転棒と第2の部材との間の螺合状態に齟齬
を生じることがなくなり、ねじの所謂カジリがな
くなる。このため回転棒は常に円滑に回転するこ
とができるから、両部材の相対移動の動作を常時
円滑に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示す断面図、第
2図は第1図のA−A線断面図、第3図は前記実
施例の分解斜視図である。 8……突起、9,12……フランジ(突起受
け)、11……メスホルダ(第2の部材)、28…
…ミシン機体(第1の部材)、31……回転棒、
43……案内棒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1の部材と第2の部材とを、相互に平行な回
    転棒と案内棒とにより連結し、この回転棒は、少
    なくとも一部に雄ねじを刻設してなり、これが第
    1の部材には回転自在に且つ軸方向に固定して設
    置され、且つ第2の部材には前記雄ねじが螺合さ
    れており、また案内棒は、第2の部材に固定さ
    れ、且つ第1の部材には軸方向に摺動自在に嵌合
    されて、第1及び第2の部材が案内棒に案内され
    ながら回転棒の回転により相対的に接離する方向
    に進退するように構成されてなる相対移動装置に
    おいて、前記回転棒には、その軸線と交差する方
    向に突出する突起を設け、また案内棒には、前記
    突起を受けて回転棒の回転を抑止する突起受けを
    配置し、前記突起と突起受けとを、第1及び第2
    の部材の相対移動限界において両者が当接する位
    置に配設したことを特徴とする移動距離規制装
    置。
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