JPH02225924A

JPH02225924A - 床暖房併用蓄熱空調システム

Info

Publication number: JPH02225924A
Application number: JP4748989A
Authority: JP
Inventors: Fumiya Numajiri; 沼尻　文哉
Original assignee: Hitachi Cable Ltd
Current assignee: Hitachi Cable Ltd
Priority date: 1989-02-28
Filing date: 1989-02-28
Publication date: 1990-09-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野Ｊこの発明は、蓄熱床暖房システムを併用した蓄熱空調シ
ステムに関する。

〔従来の技術〕

最近、住宅、各種施設の空調に関して、快適な室内環境
を実現することから床暖房システムの導入がなされつつ
ある。

床暖房システムについては、夜間電力を利用したヒート
ポンプによる蓄熱床暖房システムが有望と考えられるが
、現在のところ、加熱源は電気ヒータによるものが大部
分である。

床暖房併用蓄熱空調システムを最も効率よく運転するに
は、ヒートポンプまたは地点熱供給システムの熱源を利
用することが望ましく、そのために温水を加熱源とした
蓄熱床暖房マットを導入することが推奨される。蓄熱空
調システムと蓄熱床暖房システムを個別に２つを設置し
たもの、あるいは蓄熱のない床暖房とエアコンの併用し
たものは知られている。（例えば、空気調和と冷凍１９
８９年１月号第１５５，１５６頁）しかし、現在のとこ
ろ、蓄熱空調システムと蓄熱床暖房システムを一体化し
たシステムは未だ見当たらない。

［発明が解決しようとする課題］床暖房システムは冬季のみ必要で、夏期の冷房には使用
しない、したがって、従来はヒートポンプ式空調システ
ムと床暖房システムを個別に設置しているけれども、こ
れら２つを一つの回路に組込んで完全に一体化したもの
は、これまで存在していなかった。

この発明は、蓄熱床暖房システムと蓄熱式空調システム
を一体化することと、各々の装置の適用温度が違うため
にそれらの配列する仕方を考えてエネルギーの効率化を
図ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段および作用Ｊこの発明では
、ヒートポンプまたは地点熱供給システムより熱源を得
て運転するｔ、ａ式空調システムと蓄熱床暖房システム
とを併用する蓄熱空調システムにおいて、蓄熱槽と室内
放熱器と蓄熱床暖房マットの３つの装置を直列に配置し
、循環ポンプを介して熱源側の熱交換器に接続するルー
プ回路を作り、必要に応じて上記４つの機器の複数個を
組合せて所要の空調あるいは蓄熱を行なわせる床暖房併
用蓄熱空調システムである。

蓄熱床暖房システムと蓄熱式空調システムでは各装置の
動作温度に差があることを考慮して、装置の配列を決め
て２つのシステムを一体化したものである。すなわち、
蓄熱槽と蓄熱床暖房マットの間に室内放熱器を入れて蓄
熱を行なうように構成する。

［実　施　例コ以下、図面に基づいてこの発明の詳細な説明する。第１
図は、床暖房併用蓄熱空調システムの構成を示す回路図
である。すなわち、空調用のエネルギーを夜間に貯蔵す
る蓄熱槽１と、空調用室内放熱器２と蓄熱ボード１１を
有する床暖房マット３が直列に接続され、温水ポンプ５
を介して熱源側熱交換器４に配管１２で接読される。上
記蓄熱槽ｌには蓄熱槽バイパスバルブ６が、上記空調用
放熱器２には室内放熱器バイパスバルブアが。

上記床暖房マット３には床暖房バイパスバルブ８が、ま
た、上記熱源側熱交換器４には熱交換器バイパスバルブ
９がそれぞれ設けられるとともに。

上記床暖房マット３には床暖房休止バルブ１０が設けら
れる。

従来、一般の蓄熱空調システムにおいては、第３図に示
すように、蓄熱槽ｌと放熱器２は並列に接続されている
。すなわち、蓄熱槽１は熱源側熱交換器４と温水循環ポ
ンプ５．制御バルブ１３を介して配管１４で接続すると
ともに、放熱器２と温水循還ポンプ５′、制御バルブ１
３′を介して配管１４’で接続されて構成されているの
が一般的である。

空調システムを一般家庭に導入するに当っては、深夜の
生活に対しても運転する必要が生じる。また、朝の室温
立上がりを早めるために早朝の放熱も必要である。

このような考えから、夜間の蓄熱時間帯でも放熱器２の
動作が可能な蓄熱システムを考案した。

第２図（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）は、蓄熱槽１゜室内放熱
器２および蓄熱床暖房マット３の入口と出口の温度差の
時間特性の一例をそれぞれ示すグラフである。横軸は時
間であり、縦軸は温度差である。

蓄熱槽ｌは、熱源から熱を受けると最高濃度（通常５５
℃）−杯に蓄熱することが重要になる。さらに、床暖房
マット３は蓄熱材の融点が一般に２５〜３５℃なので、
４０℃前後での加熱が望ましい。

そこで、これら３つの装置を第１図に示すように蓄熱槽
１．放熱器２．床暖房マット３の順に直列に接続して、
５５℃の熱源より加熱すると第１表に示す温度関係とな
る。

第　　　　　１　　　　　表すなわち、蓄熱槽１．放熱器２ｉ３よび床暖房マット３
の３つの装置を第１図に示すように配置すれば、それぞ
れの装置の動作温度に適した温度分布で蓄熱を行なうこ
とができることになる。室温が所定温度になれば、室内
放熱器バイパスバルブ７を開放して温水をバイパスさせ
ればよいし、床暖房マット３が蓄熱を完了すれば同様に
床暖房バイパスバルブ８を開いてバイパスさせればよい
。

また、夜間蓄熱した蓄熱槽ｌの熱を室内に放熱する場合
には、蓄熱槽バイパスバルブ６および室内放熱器バイパ
スバルブ７を閉じ、床暖房マットバイパスバルブ８およ
び熱交換器バイパスバルブ９を開放して温水循環ポンプ
５で温水を循環させる。蓄熱槽１の熱を使い切ったとき
には、蓄熱槽バイパスバルブ６ｇよび床暖房マットバイ
パスバルブ８を開き、室内放熱器バイパスバルブ７およ
び熱交換器バイパスバルブ９を閉じることで熱交換器４
から得た熱を放熱器２に与λることかできる。いわゆる
追い焚きである。

夏期には床暖房は使用しないので、暖房時以外は床暖房
マット休止バルブｌＯを閉じてオく、シたがって、冷房
のときは通常のブライン使用の空調回路と同一になる。

このとき、蓄熱槽ｌは氷蓄熱となるので、本回路の循環
媒体としては夏冬共通に使えるブライン（不凍液）を用
いることが望ましい。

なお、この発明の説明に不必要なブライン注入口、閉止
弁などは煩雑になるので省略しでいる。

また、閉止弁は各装置のメンテナンス時の取外しにも必
要であるが、これも省略しである。

〔発明の効果〕

以上説明したとおり、この発明の床暖房併用蓄熱空調シ
ステムは。

■蓄熱槽と蓄熱床暖房マットを一体にした蓄熱空調シス
テムとなる。

■蓄熱槽、室内放熱器、床暖房マットを順序よく配列す
ることにより、各装置の動作温度に適した温度分布で蓄
熱できる回路構成となり、エネルギーの効率的使用が可
能となる。

■この回路は各装置の選択運転によって全ての空調条件
を満足できるとともに、冷房にも暖房にも回路の変更な
しに適用できる。

などの優れた作用・効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の実施例を示す床暖房併用蓄熱空調
システムの構成を示す回路図、１４２図（Ａ）、（Ｂ）
、（Ｃ）　は、上記第１図に示す各構成機器装置の蓄熱
時の時間特性を示すグラフ、第３図は、ブラインを使用した従来の蓄熱空調システム
の回路図である。第１図１・・・蓄熱槽２・・・室内放熱器３　・・蓄熱床暖房マット４・・・熱源側熱交換器５・・・温水循環ポンプ６．７，８．９・・・バイパスバルブｌＯ・・・床暖房マット休止バルブ１１・・・床暖房用蓄熱ボード１２・・・配管第２図（Ｊ）（Ｃ）

Claims

【特許請求の範囲】ヒートポンプまたは地点熱供給システムより熱源を得て
運転する蓄熱式空調システムと蓄熱床暖房システムとを
併用する蓄熱空調システムにおいて、蓄熱槽と室内放熱器と蓄熱床暖房マットの３つの装置を
直列に配置し、循環ポンプを介して熱源側の熱交換器に
接続するループ回路を作り、必要に応じて上記４つの機
器の複数個を組合せて所要の空調あるいは蓄熱を行なわ
せる床暖房併用蓄熱空調システム。