JP2565196Y2 - グローブボックス用ロック装置 - Google Patents

グローブボックス用ロック装置

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JP2565196Y2
JP2565196Y2 JP1992016199U JP1619992U JP2565196Y2 JP 2565196 Y2 JP2565196 Y2 JP 2565196Y2 JP 1992016199 U JP1992016199 U JP 1992016199U JP 1619992 U JP1619992 U JP 1619992U JP 2565196 Y2 JP2565196 Y2 JP 2565196Y2
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JP
Japan
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glove box
knob
locking member
lock
lock body
Prior art date
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JP1992016199U
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JPH0566176U (ja
Inventor
昌雄 小堀
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Suzuki Motor Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、グローブボックス用ロ
ック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のインストルメントパ
ネルの開口部には、小物入れとしてグローブボックスが
回動可能に配設されており、このグローブボックスは例
えば図5および図6に示すようなロック装置51を備え
ている。このため、グローブボックスの上部には、ロッ
ク本体52が設けられており、このロック本体52に
は、巻ばね53にてロック方向へ常時付勢されたノブ5
4および係止部材55がシャフト56を介して回動自在
に取付けられている。また、上記インストルメントパネ
ルの開口上縁部には、係止部材55の先端フック部55
aと係合するストライカ57が設けられている。
【0003】しかして、上記グローブボックスは、ロッ
ク本体52側の係止部材55がインストルメントパネル
側のストライカ57と係合している状態では閉鎖位置に
ロック保持され、またノブ54を付勢力に抗して図6中
矢印方向へ回動操作すると、これに連動して係止部材5
5も同方向に回動してロック解除され、開放されるよう
になっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来のロック装置51にあっては、ノブ54と係止部材5
5がシャフト56を回動中心に連動して作動するように
構成されているので、車体前方へ向って衝撃力がノブ5
4の上部などに加わると、係止部材55が作動してスト
ライカ57から外れてロック解除され、グローブボック
スが開放してしまうという不具合を有していた。
【0005】本考案はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、衝撃力がノブなどに加わっ
たときでも、新たな機構部品を追加することなくロック
解除を防ぐことが可能なグローブボックス用ロック装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本考案においては、インストルメ
ントパネルの開口部に回動可能に配設されるグローブボ
ックスにロック本体を設け、該ロック本体にノブおよび
係止部材を回動自在に取付けるとともに、前記インスト
ルメントパネルに前記係止部材と係合するストライカを
設け、前記ノブの回動操作に伴って前記係止部材が連動
して作動するグローブボックス用ロック装置において、
前記ロック本体に前記ノブを車体前方側に移動可能な状
態で取付けるとともに、前記ロック本体と前記ノブとに
互いに係合する係合溝および突起部のいずれか一方を設
け、前記ノブが車体前方側に移動したとき、前記係合溝
と前記突起部とが係合するように構成している。
【0007】
【作 用】本考案に係るグローブボックス用ロック装置
では、連動して作動するノブと係止部材とに互いに係合
する係合溝および突起部のいずれか一方を設けており、
ノブが車体前方側に移動したとき、これら係合溝と突起
部とが係合するように構成されているため、衝撃時の荷
重によってノブが車体前方に向って押圧されてもロック
解除されることはなく、グローブボックスの閉鎖状態を
維持することが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
【0009】図1〜図4は本考案に係るグローブボック
ス用ロック装置の一実施例を示している。図において、
1は自動車のインストルメントパネルであって、このイ
ンストルメントパネル1の助手席側の開口部には、小物
類を収納するグローブボックス2が回動可能に配設され
ている。このため、グローブボックス2は、下端部がイ
ンストルメントパネル1に枢支されているとともに、上
部にはグローブボックス用ロック装置3が設けられてい
る。
【0010】上記ロック装置3は、グローブボックス2
の前壁2a上部に設けられるロック本体4を備えてお
り、該ロック本体4には、図示しない巻ばねにてロック
方向(図中、時計方向)へ常時付勢されたノブ5および
係止部材6がシャフト7を介して回動自在に取付けられ
ている。また、インストルメントパネル1の開口上縁部
には、係止部材6と係合するストライカ8が設けられて
おり、そのためストライカ8の下端部はロック本体4に
向って斜め下方に延びている。
【0011】ロック本体4の車体後方側に位置する面の
両側部には、左右一対の突片部9,10が設けられ、こ
れら突片部9,10にはシャフト7を挿通させる挿通孔
11,12が穿設されている。また、左側突片部9のみ
の外側には、開口を車体後方に臨ませた係合溝たる凹溝
(キー溝)13が形成されており、該凹溝13は左側突
片部9の前半部分に車体前方へ向って配設されている。
【0012】一方、上記ノブ5は、板状体を車体後方に
向って湾曲させた形状に形成されており、車体前方側に
位置する面の両側部には左右一対の取付片部14,15
がロック本体4の突片部9,10と対応して突設されて
いる。また、これら取付片部14,15には、シャフト
7を挿入される長孔16と挿入孔17とがそれぞれ穿設
されている。左側取付片部14は、巻ばね(図示せず)
を取付ける側と反対側に設けられ、ロック本体4の左側
突片部9の凹溝13と対向すべく配置されている。しか
して、ノブ5は、左側取付片部14に設けた車体前後方
向へ延びる長孔16によって片側が車体前方側に移動可
能な状態でロック本体4に取付けられており、通常は巻
ばねの弾撥力によって正規の位置に配置されている。
【0013】また、左側取付片部14の前端面には、左
側突片部9の凹溝13と対応する形状の突起部(キー
部)18が車体前方に向って突出すべく一体的に形成さ
れており、この突起部18はノブ5の移動時に凹溝13
内に入り込んで係合するように構成されている。なお、
左右一対の取付片部14,15間に位置するノブ5の上
部には、設定量以上の反時計方向(ロック解除方向)へ
の回動を阻止するストッパ19が突設されている。
【0014】上記係止部材6の先端には、ストライカ8
と係合するフック部20が設けられている。このフック
部20は、車体前方へ向って突出した湾曲形状に形成さ
れており、ロック状態において上部がノブ5側に臨むよ
うに配置されている。
【0015】このように構成したロック装置3において
は、グローブボックス2に収納した小物類を取り出す場
合、ノブ5の下部を図示しない巻ばねの付勢力に抗して
手前に引き上げて回動操作すると、これに伴って係止部
材6が連動して作動し、反時計方向に回動してフック部
20はストライカ8から外れ、ロック解除される。した
がって、グローブボックス2を時計方向に回動させて開
くことが可能となる。
【0016】次いで、グローブボックス2から小物類を
取り出して当該グローブボックス2をインストルメント
パネル1側へ向けて押し上げると、係止部材6は図示し
ない巻ばねの付勢力によってノブ5と一緒に時計方向へ
回動し、フック部20がストライカ8と係合してロック
され、グローブボックス2は閉状態に保持される(図4
参照)。
【0017】また、上記係止部材6のフック部20がス
トライカ8に係合したロック状態において、図4中のX
方向から衝撃力がノブ5の上部に加わると、ノブ5の左
側取付片部14は長孔16を介して車体前方に移動(ス
ライド)する。これに伴い、突起部18が左側突片部9
の凹溝13に入り込んで係合し、ノブ5はロック本体4
にロックされて反時計方向への回動が阻止される。この
ため、ノブ5と連動する係止部材6も回動不可能となっ
てそのままの状態で保持され、フック部20がストライ
カ8から外れるという事態は起こらない。
【0018】以上、本考案の一実施例につき述べたが、
本考案は既述の実施例に限定されるものではなく、本考
案の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能
である。
【0019】例えば、既述の実施例におけるグローブボ
ックス2をボックス本体と該ボックス本体に下端部が回
動自在に取付けられるリッドとによって構成し、このリ
ッドをノブ5にて開閉操作するようにしたグローブボッ
クスにロック装置3を設けてもよい。
【0020】
【考案の効果】上述の如く、本考案に係るグローブボッ
クス用ロック装置は、グローブボックスに設けられるロ
ック本体に、連動して作動するノブおよび係止部材を回
動自在に取付けるとともに、該ノブを車体前方側に移動
可能な状態で取付け、かつ前記ロック本体とノブとに互
いに係合する係合溝および突起部のいずれか一方を設
け、前記ノブが車体前方側に移動したとき、係合溝と突
起部とが係合するように構成されているので、車体前方
への衝撃力がノブなどに加わっても、係合溝と突起部と
の係合作用により係止部材がインストルメントパネル側
のストライカから外れず、グローブボックスのロックが
解除されるということはなく、当該グローブボックスの
閉鎖状態を維持することができる。しかも、本考案のロ
ック装置は、従来のロック機構に対して新たな機構部品
を追加しておらず、簡単な構造となっているため、新た
な機構部品を設ける場合に比べて、部品点数を削減でき
るとともに、コストダウンおよび省スペース化を図るこ
とができ、経済的にも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るグローブボックス用ロ
ック装置が設けられたインストルメントパネルを示す斜
視図である。
【図2】図1におけるA部を拡大した斜視図である。
【図3】本実施例のロック装置を構成するロック本体お
よびノブを示す分解斜視図である。
【図4】上記ロック装置を示す側面図である。
【図5】従来のグローブボックス用ロック装置を分解し
て示す斜視図である。
【図6】従来のグローブボックス用ロック装置を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 2 グローブボックス 3 グローブボックス用ロック装置 4 ロック本体 5 ノブ 6 係止部材 7 シャフト 8 ストライカ 9,10 突片部 11,12 挿通孔 13 凹溝 14,15 取付片部 16 長孔 17 挿入孔 18 突起部 20 フック部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルの開口部に回動
    可能に配設されるグローブボックスにロック本体を設
    け、該ロック本体にノブおよび係止部材を回動自在に取
    付けるとともに、前記インストルメントパネルに前記係
    止部材と係合するストライカを設け、前記ノブの回動操
    作に伴って前記係止部材が連動して作動するグローブボ
    ックス用ロック装置において、前記ロック本体に前記ノ
    ブを車体前方側に移動可能な状態で取付けるとともに、
    前記ロック本体と前記ノブとに互いに係合する係合溝お
    よび突起部のいずれか一方を設け、前記ノブが車体前方
    側に移動したとき、前記係合溝と前記突起部とが係合す
    るように構成したことを特徴とするグローブボックス用
    ロック装置。
JP1992016199U 1992-02-18 1992-02-18 グローブボックス用ロック装置 Expired - Lifetime JP2565196Y2 (ja)

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JPH0566176U JPH0566176U (ja) 1993-08-31
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