JPH02152920A - 皮膚の殺菌・清拭用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １束よＬ丑里旦Ｉ 本発明は皮膚の殺菌・清拭用組成物、より詳しくは特に
肛門周辺部、陰部周辺部、腋窩周辺部等の日常生活にお
いて清浄、清拭し難い皮膚部分の殺菌・清拭に適してお
り、２等部分を清拭することによって清潔に保持し、か
ぶれ、かゆみ等の症状の発生を防止し得る新しい組成物
に関する。

慢−米一五一韮一應 従来より、月経時の経血、分泌物の処理には、生理ナプ
キン、タンポン等が利用され、女性陰部周辺部皮膚に残
存する血液、汚れ等については、トイレットペーパー、
ティッシュペーパー等で拭き取るのが一般的であるが、
皮膚に固着した血液、分泌物等の汚れは上記拭きとり操
作では充分に除去できず、不快であるばかりでなく、陰
部周辺部を清潔に保ち得す、かぶれ、かゆみ等の原因と
もなり、はとんどの女性はそれらの汚れを気にしている
にも拘らず、仕方のないことと諦めているのが現状であ
る。

上記経血、分泌物等の蛋白質、多糖類を含む粘稠溶液乃
至之等の固着した汚れは、水洗いにより除去するのが最
も適当であるが、実際上水洗いはできない場合が殆んど
である。また一部には清浄綿等の清拭具も開発されてお
り、その利用も試みられているが、これは−回当りのコ
ストが高くつき、しかもトイレには流せない等の欠点が
あり、実用上向改善の余地がおる。更に、トイレットペ
ーパー等に塗布して用いられるフオーム状の清拭剤も知
られているが、これは水溶性であり、上記塗布時にペー
パーが破れてしまう等の弊害がある。

オイル状の清拭剤ではかかる弊害はなく、ペーパー強度
は保てるが、上記したように経血、分泌物等の蛋白質、
多糖類を含む粘稠溶液乃至それらの固着物の清拭効果自
体が充分でない致命的欠点がある。

βが　　しようとする出　１、 本発明の目的は上記肛門周辺部、陰部周辺部、腋窩周辺
部等の日常生活において清浄、清拭し難い皮膚部分、殊
に月経時の女性陰部周辺部皮膚に残存する経血、分泌物
等の蛋白質、多糖類を含む粘１周溶液乃至之等の固着し
た汚れ等の清拭に適してあり、トイレットペーパー等の
清拭紙と共に用いることができ、清拭効果が高くしかも
その拭きとり時に皮膚への刺激や損傷がなく、該清拭に
よって皮膚部分を清潔に保持して、かぶれ、かゆみ等の
症状の発生を防止し得る新しい組成物を提供することに
ある。

本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、上記目的が以下の
組成を有するＷ／Ｏ型エマルジョン形態の組成物により
達成されることを見出し、ここに本発明を完成するに至
った。

即ち、本発明は下記組成範囲の（１〉〜（４）成分と精
製水とを含有し、Ｗ／Ｏ型エマルジョン形態を有するこ
とを特徴とする皮膚の殺菌・清拭用組成物に係わる。

（１）合成油及び／又は鉱物油　２０〜７０重世％（２
）非イオン界面活性剤　　　　１〜２５重伍％（３）両
性界面活性剤　　　　　　０〜　２重■％（４）　ｆｆ
ｌ菌剤０．００１〜１重ｆ１　％本発明組成物は、上記
特定組成を有するＷ／Ｏ型エマルジョン形態としたこと
に基づいて、水の清拭効果と油の紙強度保持効果とを合
せ有することができ、トイレットペーパー等に塗布する
等により実用でき、かくして従来法では認められない格
別の清拭効果と殺菌効果を秦し得る。しかして、従来か
かるエマルジョン形態及び実用形態の殺菌・清拭用組成
物は全く知られていない。

本発明組成物においては（１）成分として特定の油を用
いることを必須とする。該成分には、例えばトリオクタ
ン酸グリセリン、トリカプリル酸グリセリン、トリカプ
リン酸グリセリン等の炭素数４〜／Ｏの中鎖脂肪酸トリ
グリセリド項二ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン
酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル等の炭
素数６〜３０の脂肪酸と炭素数１〜２０の１価アルコー
ルとのエステル類ニジメチルポリシロキサン、メチルフ
ェニルポリシロキサン等の鎖状シリコーン油；オクタメ
チルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタ
シロキサン等の環状シリコーン油等の合成油、及び例え
ば流動パラフィン、流動イソパラフィン等の炭化水素類
等の鉱物油が包含される。之等の内では特にミリスチン
酸イソプロピル、ジメチルポリシロキサン等の合成油や
流動イソパラフィン等の鉱物油等が低粘性の面より好ま
しい。

上記（１）成分はその一種を単独で又は二種以上を適宜
併用して、本発明組成物中に２０〜７０重量％、好まし
くは４０〜６０重四％の重量で配合され、これにより得
られる組成物に本発明所期の優れた効果を付与すること
ができる。

本発明組成物において（２）成分とする非イオン界面活
性剤及び（３）成分とする両性界面活性剤は、之等を配
合して最終的に調製される本発明組成物が、噴霧可能な
Ｗ／Ｏ型エマルジョン形態となることを前提として公知
の各種のものから適宜選択して用いられ、特に限定され
るものではないが、本発明組成物が皮膚の中でも特に敏
感な部分に適用され得るものであることを考慮すれば、
皮虜への刺激性ができるだけ少ないものであるのが望ま
しい。かかる性質を満たす上記非イオン界面活性剤は、
以下の（２−１）〜（２−４）に属するものに分類され
る。

（２−１）水溶性シリコーン類ニ ジメチルポリシロキサンポリエチレングリコール共重合
体、ジメチルポリシロキサンポリプロピレングリコール
共重合体等の単独又は組合せ、或いは之等に更に数種の
シリコーン類を混合したもの、例えばトーレシリコーン
社製ＤＣＱ２−３２２５等を例示できる。

（２−２）ポリグリセリン脂肪酸エステル類二デカグリ
セリルペンタオレエート、デカグリセリルヘプタオレエ
ート、デカグリセリルデカオレエート、ヘキサグリセリ
ルペンタオレエート、ヘキサグリセリルポリレジル−ト
等の単独又は粗合せ。

（２−３）ポリオキシエチレンアルキルエーテル類：ポ
リオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレ
ンオレイルエーテル等の単独又は組合せ。

［２−４）その他： ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等。

上記（２−１）〜（２−４）の内でｔよ特に（２〜１）
に属する水溶性シリコーン類が好適に使用できる。

上記（２）成分はその一種を単独で又は二種以上を適宜
組合せて、本発明組成物中に１〜２５重四％重量ましく
は１〜１５重量％の範囲で配合され、これにより得られ
る組成物に本発明所期の優れた効果を付与できる。

また上記性質を満足する両性界面活性剤としては、具体
的には例えば２−アルキル−Ｎ−カルボキシメチルヒド
ロキシエチルイミダゾリウムベタイン（アルキル＝Ｃ１
１〜Ｃ１□）、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、
Ｗｆｍアルキルジアミノエチルグリシン（アルキル＝０
１２〜Ｃ１４）等を例示でき、之等の内では２−アルキ
ル−Ｎ−カルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリ
ウムベタインが好ましい。上記（３）成分は本発明組成
物の必須成分ではないが、通常その一種を単独で又は二
種以上を併用して、本発明組成物中に２重量％まで、好
ましくは０．１〜１重四重量範囲で添加配合されるのが
好ましく、これにより本発明組成物の乳化状態等を更に
改善することができる。

更に本発明組成物には（４）成分として殺菌剤を０．０
０１〜１重堡％、好ましくは０．０１〜０．２重Ｍ％の
範囲で添加配合することを必須とする。ここで（４）成
分とする殺菌剤としては、例えば塩酸アルキルジアミノ
エチルグリシン（アルキル−主にＣ１□〜Ｃ１４）、塩
化ベンザルコニウム、塩酸クロルヘキシジン、グルコン
酸クロルヘキシジン、塩化ベンゼトニウム、トリクロカ
ルパン、トリクロサン、ハロカルパン等を例示できる。

上記の内で塩酸アルキルジアミノエチルグリシンは、前
記（３）成分とする両性界面活性剤としても用いること
ができ、この場合はその使用量は前記（３）成分と該（
４）成分との合計量範囲とすることができる。

本発明組成物中、特に低粘性、好ましくは２０℃での組
成物全体の粘度が５ＱＣ３以下であり、且つＷｌＯ型エ
マルジョン状態で優れた安定性を有する点より好ましい
ものとしては、例えば（１）成分としてジメチルポリシ
ロキサン等の鎖状シリコーン油と（２）成分として（２
−１）に属する水溶性シリコーン類とを組合せたもの、
並びに（１）成分として流動パラフィン等の鉱物油と（
２）成分として（２−２）に属するポリグリセリン脂肪
酸エステルとを組合せたものを例示できる。

本発明組成物には、更に必要に応じて公知の各種消炎剤
等の薬効剤、パラベン等の防腐剤、ブチルじドロキシト
ルエン（ＢＨＴ）　、ビタミンＥ、エデト酸等の安定化
剤、香料、消臭剤等の適量を添加配合でき、更に清涼感
を高める等の目的でエタノール等の低級アルコール類ヤ
Ｑ−メントール等を添加配合したり、エモリエント剤と
してのオリーブ油、ホホバ油、ヒマシ油、パーム油、ア
ーモンド油、ヤシ油等の植物油やラノリン、スクワラン
等の動物油等を添加配合することもできる。

本発明組成物は、上記（１）〜（４）成分及び必要に応
じて他の添加剤等の所定量と、残り精製水とを用いて、
通常の方法に従い容易にＷ／Ｏ型エマルジョン状態に調
製することができる。該エマルジョンの調製は、例えば
最も基本的には、各成分中の油性成分と水性成分とを別
途混合調製し、前者に後者を少量ずつ添加しながらホモ
ミキサー等の適当な装置を用いて撹拌混合することによ
り実施される。

かくして調製されるＷ／Ｏ型エマルジョン形態の本発明
組成物は、これを適当な容器に充填して製品とされ、一
般にはその適当量をトイレットペーパー等の清拭紙に噴
霧、滴下等により塗布後、該清拭紙で皮膚部分を拭きと
る方法により実用される。従って、上記製品は通常の蓄
圧式ポンプボトル等を利用したり、各種の噴射剤等を用
いたスプレー形態とされるのが実用に適しており好まし
い。また上記製品の実用は、例えば月経時の女性陰部周
辺部、排便後の肛門周辺部、入浴できないときの陰部周
辺部、腋窩周辺部等の予め固着した経血、分泌物、汚物
等をトイレットペーパー、ティッシュペーパー等で拭き
とった後に、本製品を数回スプレーした清拭紙で拭きと
り仕上げするのが適当であり、これにより充分な清拭効
果を奏し１ｑ、上記皮膚部分を清潔に保持して、かぶれ
、かゆみその他の症状の発生、悪化を確実に防止するこ
とができる。また、本製品を直接陰部周辺部、肛門周辺
部、腋窩周辺部等に塗布し、次いでトイレットペーパー
、ティッシュペーパー等で拭きとる方法によっても適用
でき、この適用によっても本発明所期の効果を秦１ノ得
る。

及−虱一座−盈−１ 本発明の殺菌・清拭用組成物は、例えばこれをトイレッ
トペーパー等の清拭紙に付着させて実用することによっ
て、日常生活で清浄・清拭困難な皮膚部分の清拭を充分
効果的に行なうことができ、特に月経時の女性陰部周辺
部に付着する経血、分泌物等の清拭効果に優れ、上記皮
膚部分の殺菌効果を秦し得、該部分を清潔に保持して、
かゆみヤかぶれの発生を防止できる。しかも上記実用の
際、清拭紙が破れるおそれはなく、拭きとり感が非常に
良好であり、ベタツキ等の不快感もなく、また痛みや刺
激を与えるおそれもない。

実　　　施　　　例 以下、本発明を更に詳しく説明するため実施例及び比較
例を挙げるが、本発明は之等に限定されるものではない
。

尚、各側において用いた試薬は次の通りでおる。

○シリコーン系非イオン界面活性剤： ｒＤｃ−０２−３２２５ＣＪ　　（トーレ・シリコーン
社製） Ｏポリグリセリン脂肪酸エステル； ヘキサグリセリンポリレジル−ト（ｌｌｅｘａｇ　Ｉｙ
ｎ　：日光ケミカルズ社製） ０中鎖脂肪酸トリグリセリド： 「パナセート８／ＯＪ（日本油脂社製）０２−フルキル
−Ｎ−力ルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニ
ウムベタイン： ｒＨＩＲＡＮＯＬ　Ｃ２）Ｉ　Ｊ　　（ミラノール社製
）０塩酸アルキルジアミノエチルグリシン：ｒＴＥＧｏ
−５１Ｊ　　（日本商事社製）実施例　１ Ａ相　　　　　　　　　　　　　　　　（す／Ｗ駒ジメ
チルポリシロキサン　　　　　　　３５中鎖脂肪酸トリ
グリセリド　　　　　　　５シリコーン系非イオン界面
活性剤　　　／ＯＢ相 ２−アルキル− ヒドロキシエヂルイミダゾリニウムベタイン塩酸アルキ
ルジアミノエチルグリシン　０．　０５精製水　　　　
　　　　　　　　　　　適量上記Ａ相及びＢ相をそれぞ
れ７０℃以上に加温した後、Ｂ相にＡ相を少しずつ加え
ながら、ホモミキサーにて３　０　０　０　１’ｐｍで
撹拌しながら３０’Ｃまで冷却ざぜてＷ／Ｏ型ローショ
ン形態の本発明殺菌・清拭用組成物を得た。

実施例　２ Ａ相　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｗ／Ｗ％）ジ
メチルポリシロキサン　　　　　　　３５中鎖脂肪酸ト
リグリセリド　　　　　　　５シリコ一ン系非イオン界
面活性剤　　　／ＯＢ相 ２−アルキル−Ｎ−力ルボキシメチル　０．５ヒドロキ
シエチルイミダゾリニウムベタイン塩化ベンザルコニウ
ム　　　　　　　　０．　０５精製水　　　　　　　　
　　　　　　　適量上記Ａ相及びＢ相を用いて、実施例
１と同様にしてＷ／Ｏ型ローション形態の本発明殺菌・
清拭用組成物を得た。

実施例　３ Ａ相　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｗ／繭）軽質
流動イソパラフィン　　　　　　　４０ミリスチン酸イ
ソプロピル　　　　　　　８ポリグリセリン脂肪酸エス
テル　　　　　２Ｂ相 塩酸アルキルジアミノエチルグリジン　０．２精製水　
　　　　　　　　　　　　　　適量上記Ａ相及びＢ相を
用いて、実施例１と同様にしてＷ／Ｏ型ローション形態
の本発明殺菌・清拭用組成物を得た。

実施例　４ Ａ相　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｗ／Ｗ％）ジ
メチルポリシロキサン　　　　　　　２５中鎖脂肪酸ト
リグリセリド　　　　　　　５シリコ一ン系非イオン界
面活性剤　　　２０Ｂ相 ２−アルキル−Ｎ−カルボキシメチル ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン塩酸アルキ
ルジアミノエチルグリシン　ｏ．　ｏｉ精製水　　　　
　　　　　　　　　　　適量上記Ａ相及びＢ相を用いて
、実施例１と同様にしてＷ／Ｏ型ローション形態の本発
明殺菌・清拭用組成物を得た。

実施例　５ Ａｔ′目　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｗ／−
％）ジメチルポリシロキサン　　　　　　　４０ミリス
チン酸イソプロピル　　　　　　　５シリコ一ン系非イ
オン界面活性剤　　　　５Ｂ相 塩酸アルキルジアミノエチルグリジン　０．３精製水　
　　　　　　　　　　　　　　適量上記Ａ相及びＢ相を
用いて、実施例１と同様にしてＷ／Ｏ型ローション形態
の本発明殺菌・清拭用組成物を得た。

実施例　６ Ａ相　　　　　　　　　　　　　　　　（１４／關）ジ
メチルポリシロキサン　　　　　　　３５ミリスチン酸
イソプロピル　　　　　　　５シリコ一ン系非イオン界
面活性剤　　　／Ｏトリクロカルパン　　　　　　　　
　　　０．１Ｂ相 ２−アルキル−Ｎ−カルボキシメチル ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン精製水　　
　　　　　　　　　　　　　適ｌ上記Ａ相及びＢ相を用
いて、実施例１と同様にしてＷ／Ｏ型ローション形態の
本発明殺菌・清拭用組成物を得た。

実施例　７ Ａ相　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｗ／川用質流
動イソパラフィン　　　　　　　３５ミリスチン酸イソ
プロピル　　　　　　　５ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル　　　　　５トリクロサン　　　　　　　　　　　　
　０．２Ｂ相 ２−アルキル−Ｎ−カルボキシメチル　　１ヒドロキシ
エチルイミダゾリニウムベタイン精製水　　　　　　　
　　　　　　　　適量上記Ａ相及びＢ相を用いて、実施
例１と同様にしてＷ／Ｏ型ローション形態の本発明殺菌
・清拭用組成物を得た。

実施例　８ Ａ相　　　　　　　　　　　　　　　　（誓／韓％）ジ
メチルポリシロキサン　　　　　　　３５中鎖脂肪酸ト
リグリセリド　　　　　　　５シリコ一ン系非イオン界
面活性剤　　　／ＯＢ相 塩酸アルキルジアミノエチルグリジン　１．０塩酸アル
キルジアミノエチルグリシン　０．０５精製水　　　　
　　　　　　　　　　　適量上記Ａ相及びＢ相（但し塩
酸アルキルジアミノエチルグリシン１．０％は両性界面
活性剤として、同０．０５％は殺菌剤として利用）を用
いて、実施例１と同様にしてＷ／Ｏ型ローション形態の
本発明殺菌・清拭用組成物を得た。

実施例　９ Ａ相　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｗ／Ｗ％）軽
質流動イソパラフィン　　　　　　　４０ミリスチン酸
イソプロピル　　　　　　　８ポリグリセリン脂肪酸エ
ステル　　　　　２Ｂ相 グルコン酸クロルヘキシジン　　　　　０．２精製水　
　　　　　　　　　　　　　　適量上記Ａ相及びＢ相を
用いて、実施例１と同様にしてＷ／Ｏ型ローション形態
の本発明殺菌・清拭用組成物を得た。

実施例／Ｏ Ａ相　　　　　　　　　　　　　　　　（吋／用ジメチ
ルポリシロキサン　　　　　　　２５中鎮脂肪酸トリグ
リセリド　　　　　　　５シリコ一ン系非イオン界面活
性剤　　　２０Ｂ相 ２−アルキル−Ｎ−カルボキシメチル ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン塩化ベンゼ
トニウム　　　　　　　　　０．２精製水　　　　　　
　　　　　　　　　適量上記Ａ相及びＢ相を用いて、実
施例１と同様にしてＷ／Ｏ型ローション形態の本発明殺
菌・清拭用組成物を得た。

比較例　１ Ａ相　　　　　　　　　　　　　　　　（−／脇）ジメ
チルポリシロキサン　　　　　　　３５中鎖脂肪酸トリ
グリセリド　　　　　　／Ｏモノオレイン酸ソルビタン
　　　　　　　２モノオレイン酸ポリオキシエチレンソ ルビタン（ＩＯＥ．Ｏ）　　　　　　　　　　３Ｂ相 セチルｖｒＬ酸ナトリウム　　　　　　　　　０．１精
製水　　　　　　　　　　　　　　　適量・上記Ａ相及
びＢ相を用いて、実施例］と同様にしてＯ／Ｗ型ローシ
ョン形態の比較清拭用組成物を得た。

比較例　２ （Ｗ／Ｗ％） ジメチルポリシロキサン　　　　　　　７０中鎖脂肪酸
トリグリセリド　　　　　　／Ｏスクワラン　　　　　
　　　　　　　　２０上記各成分を室温で均一になるま
で撹拌して比較清拭用組成物を得た。

〈効力試験〉 本発明組成物の効果を確認するため、以下の項目につい
て試験を行なった。

■　ペイパー強度 実施例１で得た本発明組成物及び比較例１で）ｑだ比較
組成物並びに精製水を試料として、以下の試練を行なっ
た。即ち、トイレットペーパー１１．５Ｘ２０Ｃｍの上
端を固定し、下端を重りで引張り、各試料の０．１ｍ１
２をトイレットペーパーに噴霧付着させ、該ペーパーの
切断される時の重りの重さ（ｃ［を測定した。

結果を下記第１表に示す。

第　　　１　　　表 上記第１表より、本発明組成物試料（実施例１）は、精
製水に比し顕著なペイパー強度の増加が認められ、実用
上充分なペイパー強度を有することが判る。これに対し
て比較例１の試料は実施例１のそれと水量が同じである
にも拘らず、精製水と同程度のペイパー強度しかなく実
用に耐えられないことが判る。

また前記実施例２〜／Ｏに示した本発明組成物も、同一
試験の結果、上記実施例１のそれと略々同等のペーパー
強度増加が認められた。

■　血液除去能試験 実施例１で得た本発明組成物及び比較例２で得た比較組
成物を試料として、以下の試験を行なった。即ち、人血
２０μＱをヒト前腕屈側皮膚に塗布し、ドライヤーで完
全に乾燥させた。次いで各試料（約０．１ｍ１２）を噴
霧したトイレットペーパー及び対照（コントロール）と
して何らの薬剤も塗布しなかった無処理トイレットペー
パーを用いて、上記乾燥面を均等の力で／Ｏ回拭きとり
、その除去率（％）を求め、各試料の清拭効果を調べた
。尚、血液除去率はトイレットペーパーに拭きとられた
血液を溶血させ、その吸光度を可視部にて測定すること
により求めた。

得られた結果を下記第２表に示す。

第　　　２　　　表 上記第２表より、比較試料（比較例２）及びコントロー
ルでは血液を除去する効果はないのに比べて、本発明組
成物試料（実施例１）は、顕著な血液除去効果を奏する
ことが明らかである。

上記と同一試験の結果、実施例２〜／Ｏ記載の本発明組
成物も、実施例１のそれと略々同様の血液除去効果を秦
すると認められた。

■　殺菌効果試験 本発明殺菌・清拭用組成物０．５ｍ１２．／Ｏ０ｍｇ／
鵬のヒト血清アルブミン０．５１１１１２及び菌液２５
μＱ（菌数約／Ｏ５個）を試験管に入れ、所定時間（１
，３及び５時間）放置し、その後生菌数を測定し、本発
明組成物の殺菌効果を調べた。

尚、比較対照として生理食塩水及び実施例１及び２の各
処方よりそれぞれ殺菌剤成分としての塩酸アルキルジア
ミノエチルグリジン及び塩化ベンザルコニウムを除いた
ものについても同様の効果を調べた。

結果は第１図〜第４図に示す通りである。

各図は横軸に時間（ｈｒ）を、縦軸に生菌数の対数（Ｉ
Ｑ（］／Ｏ［生菌数］）をとり、各供試液中の生菌数の
経時変化を見たものであり、第１図及び第２図は大腸菌
数を、第３図及び第４図は緑膿菌数を調べた結果である
。

また第１図及び第３図は本発明組成物として実圧倒１の
組成物を用いた結果（図中（１）として示す）でめり、
第２図及び第４図は本発明組成物として実施例２の組成
物を用いた結果（図中（１）として示す）でおり、各図
中、（２）は（１）として示す組成物より殺菌成分を除
いたものの結果であり、（３）は対照とする生理食塩水
の結果でおる。

２等各図より、本発明組成物は、顕著な殺菌効果を奏す
ることが明らかである。

図面の簡単な説明 第１図乃至第４図は、本発明殺菌・清拭組成物の殺菌効
果を調べた結果を示すグラフである。

（以　上） 第 図 吟 間（ｈ「） 間（ｈ「） 第 図 、時 間 （ｈ「） 第 図 時 間 （ｈ「）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］下記組成範囲の（１）〜（４）成分と精製水とを
   含有し、Ｗ／Ｏ型エマルジョン形態を有することを特徴
   とする皮膚の殺菌・清拭用組成物。 （１）合成油及び／又は鉱物油２０〜７０重量％ （２）非イオン界面活性剤１〜２５重量％ （３）両性界面活性剤０〜２重量％ （４）殺菌剤０．００１〜１重量％