JPH0144262Y2 - - Google Patents

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JPH0144262Y2
JPH0144262Y2 JP17381185U JP17381185U JPH0144262Y2 JP H0144262 Y2 JPH0144262 Y2 JP H0144262Y2 JP 17381185 U JP17381185 U JP 17381185U JP 17381185 U JP17381185 U JP 17381185U JP H0144262 Y2 JPH0144262 Y2 JP H0144262Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、工具本体の外周にスローアウエイ
チツプが着脱自在に装着されたスローアウエイ式
転削工具に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、エンドミルや正面フライス等の転削工具
として、工具本体の先端部外周に板状のスローア
ウエイチツプが着脱自在に装着されたスローアウ
エイ式転削工具(以下、転削工具と略称する。)
が多用されつつある。ところで、このような転削
工具うち、特に上記スローアウエイチツプがその
上面を外周逃げ面として工具本体の外周側から装
着された転削工具は、上記上面がすくい面とされ
て工具本体の回転方向に向けて装着された転削工
具に比べて工具本体の剛性を向上させることがで
きるうえ、その加工が容易になる等の各種の利点
が得られることから、多種類のものが開発されて
いる。
第12図〜第18図は、従来のこの種の転削工
具を示すものである。
第15図および第16図において、図中符号1
はこの転削工具の工具本体を示すものである。こ
の工具本体1は、軸線X回りに回転される円柱状
のもので、その先端部外周には円周方向に沿つて
所定間隔毎にその一部分が底面視において略半円
状に切り欠かれてなる複数(図ではそのうちの一
箇所について示す。)のチツプポケツト2が形成
されている。そして、この工具本体1のチツプポ
ケツト2の回転方向後端側には、チツプ取付座3
が形成されている。このチツプ取付座3はその片
側が上記チツプポケツト2に連なる方形状の凹部
で、工具本体1の外周側に向けた面にチツプ取付
面4が、また工具本体1の回転方向に面する側面
にチツプ受け面5がそれぞれ形成されている。そ
して、この工具本体1のチツプ取付座3にスロー
アウエイチツプ6が装着されている。
このスローアウエイチツプ6は、第12図〜第
14図に示すように、上下面7,8が互いに平行
な外観平行四辺形状のもので、上記下面8がチツ
プ取付座3上に載置される着座面とされるととも
に、上記上面7の長辺側の稜辺部に主切刃9,9
が形成されている。そして、上記上面7の主切刃
9に沿う所定幅の部分には、この上面7の中央側
から主切刃9に向けて、上面7に対し第13図中
βで示す角度で漸次下面8側に傾斜するチヤンフ
ア面10が形成されている。また、このスローア
ウエイチツプ6の主切刃9から下面8に至る側面
11は、上記主切刃9から下面8に向けて、図中
αで示す角度でスローアウエイチツプ6の中心側
に向けて傾斜して形成されている。なお、図中符
号12は、このスローアウエイチツプ6の取付孔
を示すものである。
そして、このスローアウエイチツプ6は、第1
5図および第16図に示すように、着座面とされ
た下面8を工具本体1のチツプ取付面4上に当接
させて、取付孔12内に挿入されたクランプネジ
13により着脱自在に固定されている。ここで、
上記スローアウエイチツプ6は、外周逃げ面とな
るチヤンフア面10および上面7が工具本体1の
軸線Xを中心とした主切刃9の回転軌跡Yの内側
に位置するようにして、正のアキシヤルすくい角
Aおよびラジアルすくい角Rを付されて装着され
ている。因に、上記ラジアルすくい角Rは、軸線
Xと主切刃9とを結ぶ線と、上記軸線Xを通りス
ローアウエイチツプ6の上下面7,8と直交する
線とのなす角をR1とすると、(R1−α)により設
定されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、一般にこのような転削工具において
は、装着するスローアウエイチツプのアキシヤル
すくい角Aおよびラジアルすくい角Rを共に正方
向に大きく取ることにより、切削抵抗や切削熱の
発生が一段と低減し、これより一層高能率な切削
加工が可能となることが知られている。
しかしながら、上記従来の転削工具にあつて
は、第14図に示すように、下面8、主切刃9お
よび上面7が互いに平行になつているため、第1
7図および第18図に示すように、アキシヤルす
くい角Aを大きく取ろうとすると上述した回転軌
跡Y内に位置させなければならないスローアウエ
イチツプ6の工具本体1外周方向の長さHが長く
なつてしまう。したがつて、上記スローアウエイ
チツプ6のチヤンフア面10,10と上面7とを
上記回転軌跡Yの内側に位置させるためには、必
然的に上述したR1で示す角度を大きく取らなく
てはならない。そして、この状態でさらに上記ラ
ジアルすくい角Rを正にするためには、上述した
R=α−R1により、上記スローアウエイチツプ
6の側面11の傾斜角αも上記角度R1の増加量
に比例させて予め大きく形成しておかなければな
らない。このため、上記スローアウエイチツプ6
の刃先角度が小さくなり、よつて刃先強度が低下
してチツピングや欠けの原因になるとともに、さ
らに着座剛性が劣化して耐切削荷重の低下を招い
てしまうという問題があつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
刃先強度や着座剛性を劣化させることなくアキシ
ヤルすくい角とラジアルすくい角とを共に大きく
取ることができ、よつて高能率な切削加工を行う
ことができる転削工具を提供することを目的とす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案の転削工具は、軸線を中心として回転
される工具本体の外周に、下面が着座面とされ、
かつ上面がこの上面の一対のコーナ部同士を結ぶ
対角線からそれぞれ他のコーナ部に向けて上下面
間の厚さが漸次減少する傾斜面によつて形成され
た方形板状のスローアウエイチツプを、上記他の
コーナ部を工具本体の回転方向先端側に位置させ
て、かつ上面の稜辺部に形成された主切刃を上記
工具本体の外周側に位置させて装着したものであ
る。
〔実施例〕
第1図〜第10図は、この考案の転削工具の一
例を示すものである。
第1図および第2図において、図中符号20は
この転削工具の工具本体を示すもので、この工具
本体20の外周の周方向に等間隔をおいた4箇所
には、それぞれの一部分が底面視において半円状
に切り欠かれかつこれが軸線方向に沿つて螺旋状
を描くチツプポケツト21…が形成されている。
そして、各チツプポケツト21の回転方向後端側
には、その長手方向に沿つて複数のチツプ取付座
22…が形成されており、これらチツプ取付座2
2…にそれぞれスローアウエイチツプ23…が着
脱自在に装着されている。
このスローアウエイチツプ23は、第3図〜第
6図に示すように、外観略平行四辺形の板状のも
ので、その下面24が着座面とされている。ま
た、その上面25の長辺側の稜辺部には、それぞ
れ主切刃26,26が形成されている。そして、
このスローアウエイチツプ23の上面25は、こ
の上面25の鈍角をなすコーナ部27,27同士
を結ぶ対角線Mからそれぞれ鋭角をなすコーナ部
28,28に向けて上下面25,24間の厚さが
漸次減少し、これにより下面24と平行な面に対
して角度δで傾斜する傾斜面29,29によつて
形成されている。なお、図中符号30は、このス
ローアウエイチツプ23の取付孔を示すものであ
る。
そして、これらスローアウエイチツプ23…
は、第7図および第8図に示すように、それぞれ
の鋭角のコーナ部28…を上記工具本体20の回
転方向先端側に位置させて、上記従来のものと同
様に各取付孔30…内に挿入されたクランプネジ
31…により工具本体20のチツプ取付座22…
に、それぞれ正のアキシヤルすくい角Aおよびラ
ジアルすくい角Rを付されて装着されている。
しかして、このような転削工具にあつては、装
着しているスローアウエイチツプ23の外周逃げ
面とされる上面25を、この上面25の鈍角をな
すコーナ部27,27同士を結ぶ対角線Mからそ
れぞれ鋭角をなすコーナ部28,28に向けて、
上下面25,24間の厚さが漸次減少する傾斜面
29,29によつて形成しているので、第8図に
示すように、回転軌跡Y内に位置させなければな
らないスローアウエイチツプ23の工具本体20
の外周方向の長さH1が、大巾に小さくなる。し
たがつて、第9図および第10図に示すように、
アキシヤルすくい角Aを大きくした場合において
も、軸線Xと主切刃26とを結ぶ線と上記軸線X
を通りスローアウエイチツプ23の下面24と直
交する線とのなす角をR2の変化量を極めて小さ
く抑えることができる。このため、上記スローア
ウエイチツプ23の側面32の傾斜角αを大きく
する必要がなく、よつて刃先強度や着座剛性を劣
化させることなく、高能率な切削加工を行うこと
ができる。
なお、上記実施例においては、外観が平行四辺
形状のスローアウエイチツプ23…を装着した
が、これに限るものではなく、その上面が上記ス
ローアウエイチツプ23と同様の形状に形成され
たものであれば、外観が菱形、長方形、あるいは
正方形等の他の方形板状のスローアウエイチツプ
を装着しても同様の作用効果を得ることができ
る。また、装着するスローアウエイチツプの種類
も同一種類のものに限るものではなく、例えば第
11図に示すように、工具本体40のチツプ取付
座41…に外観が正方形状のスローアウエイチツ
プ42…を装着する一方で、さらにこの工具本体
40の先端側のように主切刃に正面逃げを必要と
する位置のチツプ取付座41には、外観が平行四
辺形状のスローアウエイチツプ43を装着するよ
うにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案の転削工具は、軸
線を中心として回転される工具本体の外周に、下
面が着座面とされ、かつ上面がこの上面の一対の
コーナ部同士を結ぶ対角線からそれぞれ他のコー
ナ部に向けて上下面間の厚さが漸次減少する傾斜
面によつて形成された方形板状のスローアウエイ
チツプを、上記他のコーナ部を工具本体の回転方
向先端側に位置させ、かつ上面の稜辺部に形成さ
れた主切刃を上記工具本体の外周側に位置させて
装着したものである。よつて、この転削工具によ
れば、刃先強度や着座剛性を劣化させることなく
アキシヤルすくい角とラジアルすくい角とを共に
大きく取ることができ、よつて高能率な切削加工
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図はこの考案のスローアウエイ
式転削工具の一実施例を示すもので、第1図は正
面図、第2図は底面図、第3図はこの例の転削工
具に装着されているスローアウエイチツプを示す
正面図、第4図は同側面図、第5図は第3図の
−線視図、第6図は第3図の−線視図、第
7図および第9図はそれぞれ上記スローアウエイ
チツプの装着状態を示す底面図、第8図および第
10図は同正面図、第11図はこの考案の他の実
施例を示す正面図、第12図〜第18図は従来の
スローアウエイ式転削工具を示すもので、第12
図は上記転削工具に装着されているスローアウエ
イチツプを示す正面図、第13図は同側面図、第
14図は第12図のP−P線視図、第15図およ
び第17図はそれぞれ上記スローアウエイチツプ
の装着状態を示す底面図、第16図および第18
図は同正面図である。 20,40……工具本体、21……チツプポケ
ツト、22,41……チツプ取付座、23,4
2,43……スローアウエイチツプ、24……下
面、25……上面、26……主切刃、27……鈍
角のコーナ部、28……鋭角のコーナ部、29…
…傾斜面、31……側面、M……対角線、X……
軸線、Y……回転軌跡、A……アキシヤルすくい
角、R……ラジアルすくい角。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸線を中心として回転される工具本体の外周
    に、下面が着座面とされた方形板状のスローアウ
    エイチツプが、その上面の稜辺部に形成された主
    切刃を上記工具本体の外周側に位置させかつ上記
    上面を外周逃げ面として装着されてなるスローア
    ウエイ式転削工具において、上記スローアウエイ
    チツプは、上記上面がこの上面の一対のコーナ部
    同士を結ぶ対角線からそれぞれ他のコーナ部に向
    けて、上記上下面間の厚さが漸次減少する傾斜面
    によつて形成されてなり、かつ上記工具本体に、
    上記他のコーナ部を上記工具本体の回転方向先端
    側に位置させて装着されていることを特徴とする
    スローアウエイ式転削工具。
JP17381185U 1985-11-12 1985-11-12 Expired JPH0144262Y2 (ja)

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JP17381185U JPH0144262Y2 (ja) 1985-11-12 1985-11-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17381185U JPH0144262Y2 (ja) 1985-11-12 1985-11-12

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Publication Number Publication Date
JPS6281516U JPS6281516U (ja) 1987-05-25
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JP17381185U Expired JPH0144262Y2 (ja) 1985-11-12 1985-11-12

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JPS6281516U (ja) 1987-05-25

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