JPH01287864A

JPH01287864A - 磁気記録再生装置

Info

Publication number: JPH01287864A
Application number: JP11730288A
Authority: JP
Inventors: Naoji Usuki; 直司臼木
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1988-05-13
Filing date: 1988-05-13
Publication date: 1989-11-20

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は輝度信号をＦＭ変調し、搬送色信号を低域送波
変換して記録するとともに、音声信号をＰＣＭ変調して
記録する磁気記録再生装置に関するものである。

従来の技術家庭用ＶＴＲ（ビデオテープレコーダをＶＴＲと略す）
では従来輝度信号をＦＭ変調し、搬送色信号を低域搬送
波変換して記録する方法が一般的である。また、音声信
号はバイアス記録による直接記録もしくはＦＭ変調して
変調ビデオ信号に多重記録するかまたは磁気媒体に深層
記録する方法等が用いられていた。ところで近年ＰＣＭ
変調による高品質な音声ソフトが増えてくるにつれて、
家庭用ＶＴＲにもＰＣＭ音声を記録する要望が強まって
きた。

ＶＴＲに音声信号をＰＣＭ記録する場合、高密度記録、
ＤＣフリーによるアジマス効果及びオーバライドという
特徴から４相位相変調（以下ＱＰＳＫ変調と略す）が非
常に有効的である。

第５図はＱＰＳＫ変調によるＰＣＭ音声を深層記録する
ように溝底した従来の磁気記録再生装置の一例を示すブ
ロック図である。第６図において映像入力端子１よシ入
力された映像信号はローパスフィルタ（ＬＰＦ　）３及
びバンドパスフィルタ（ＢＰＦ）ｓによって輝度信号と
搬送色信号に分離される。ローパスフィルタ３よシ出力
された輝度信号はＦＭ変調器４によってＦＭ変調し、混
合器７に入力される。一方バンドパスフィルタ８よシ出
力された搬送色信号は周波数変換器９に入力し、同期信
号分離回路６によって分離出力された水平同期信号を自
動周波数制御回路（ＡＦＣ）ｓによって逓倍することに
より得られ、低域変換搬送波に低域変換される。低域変
換された搬送色信号は混合器７でＦＭ変調輝度信号と混
合されて、記録アンプ１ｏに送られる。また音声入力端
子２に入力された音声信号はＡ／Ｄコンバータ（Ａ／Ｄ
　）１２によってＡ／Ｄ変換された後、ＰＣＭプロセス
回路１３１Ｃよって、インタリープやパリティ付加等の
ＰＣＭ記録に必要な処理を施される。ＰＣＭプロセス回
路１３よシ出力されたディジタルデータは、ＱＰＳＫ変
調器１４にて、キャリア発生器１６で発生した変調キャ
リアによってＱＰＳＫ変調され、記録アンプ１１に送ら
れる。スイッチ１６．１７．１８．１９はすべて記録時
には図中Ｒ側に接続される。記録アンプ１１より出力さ
れた記録ＰＣＭ音声信号は回転ドラム２４上の音声ヘッ
ド２０．２１へ送られて磁気テープ２５に深層記録され
る。また記録アンプ１ｏよシ出力された記録映像信号は
同一回転ドラム２４に取付けられたビデオヘッド２２．
２３によって磁気テープ２５に浅層記録（表層記録）さ
れる。

再生時にはスイッチ１６，１７．１８．１９はすべて図
中Ｐ側に接続され、音声ヘッド２０　、２１及びビデオ
ヘッド２２．２３より再生された再生ＰＣＭ音声信号及
び再生映像信号はそれぞれヘッドアンプ２６及びヘッド
アンプ２７に送られて増幅される。ヘッドアンプ２６よ
り出力された再生映像信号はバイパスフィルタ（ＨＰＦ
）２８及びローパスフィルタ（ＬＰＦ）２９によって、
ＦＭ変調輝度信号と低域変換搬送声信号とに分離される
。バイパスフィルタ２８より出力されたＦＭ変調輝度信
号はＦＭ復調器３ｏによってＦＭ復調されて混合器３１
に入力される。一方ローパスフィルタ２９より出力され
た低域変換信号は周波数変換器３２に入力し、自動位相
制御回路（ＡＰＣ）３３から得られた再生ジッタに追従
した低域変換搬送波によって、元の安定した搬送色信号
に変換され、混合器３１に入力されて輝度信号に混合さ
れる。混合器３１より出力された映像信号は出力アンプ
３４を通して映像出力端子３６に出力される。またヘッ
ドアンプ２７よシ出力された再生ＰＣＭ音声信号は、Ｒ
Ｆイコライザ３６によって波形等化を施し、ＱＰＳＫ復
調器によって、キャリア再生ＰＬＬ　（フェーズロック
ドループ）３８よシ得られた復調キャリアで復調される
。復調されたＰＣＭデータはデータ検出器３９によって
、データクロック再生ＰＬＬ４０により得られた再生ジ
ッタに追従したデータクロックによシ、データ検出され
る。検出されたＰＣＭデータはＰＣＭプロセス回路４１
により、逆インタリープやエラー訂正等を施し、Ｄ／Ａ
コンバータ（Ｄ／Ａ）４２によ＃）Ｄ／Ａ変換されて再
生音声信号となって音声出力端子４３に出力される。

発明が解決しようとする課題以上説明したＱＰＳＫ変調によるＰＣＭ音声記録方式を
用いた従来の磁気記録再生装置は、再生時にＱＰＳＫ復
調用キャリア再生と、データクロック再生と両方のＰＬ
Ｌ再生を行なわなければならず、しかも両ＰＬＬとも再
生ジッタに完全に追従しなければエラーが急激に増加す
るというものであった。そしてまた両ＰＬＬは構成上縦
続に接続しなければならず、そのために安定性に欠ける
という問題点を有していた。

また、ＰＣＭ音声信号を磁気テープに深層記録する代り
に磁気テープを回転ドラムに余分に巻き付け、そのオー
バーラツプしたトラックの上にＰＣＭ音声信号を圧縮記
録するような方法をとった場合、再生ＰＣＭ信号が間欠
再生されることにナシ、キャリア再生ＰＬＬ３８やデー
タクロック再生ＰＬＬ４ｏが確実に応答しないという問
題点も有していた。

さらに、サーチ再生や互換再生時には、テープとヘッド
の相対速度が変化したり、再生ジッタが大幅に増加する
ため、０ＰＳＫ復調用キヤリアを安定に再生することは
困難であった。

本発明は上記問題点に鑑み、ＱＰＳＫ変調によるＰＣＭ
音声記録再生を安定に行うことのできる磁気記録再生装
置を提供するものである。

課題を解決するための手段本発明は上記目的を達成するため、入力された輝度信号
の水平同期信号を、逓倍することにより搬送波を得る手
段と、入力された音声信号をＰＣＭ信号に変換し、さら
に前記搬送波で位相変調することにより、記録すべき音
声信号を得る手段とを備えた磁気記録再生装置である。

作用本発明による磁気記録再生装置は上記構成とすることに
より、ＰＣＭ変調音声信号を位相変調する際の搬送波を
輝度信号から分離した水平同期信号を逓倍して得ている
ために、再生時にＰＣＭ変調音声信号を位相復調する際
の搬送波も、記録時と同様に輝度信号から分離した水平
同期信号を逓倍して得ることができる。そして再生時に
発生する再生ジッタは再生輝度信号と再生ＰＣＭ変調音
声信号とに同等に含まれているため、再生ジッタを含ん
だ水平同期信号を逓倍した搬送波で、再生ＰＣＭ変調音
声信号を位相復調することにより、完全な位相復調が実
現でき、安定な再生ＰＣＭ変調音声信号を得ることがで
きるのである。

実施例以下本発明の具体的な実施例について図面を参照しなが
ら説明する。

第１図は本発明の第１の実施例における磁気記録再生装
置のブロック図である。第１図において、第５図の従来
例と同一構成要素には同一番号を付与している。基本的
に映像信号の記録再生処理系については従来の磁気記録
再生装置と同じ構成であるため説明を省略する。− 第１図において音声入力端子２よシ入力された音声信号
はＡ／Ｄコンバータ１２によってＡ／Ｄ変換され、その
後ＰＣＭプロセス回路によってインタリープやパイリテ
ィ付加等のＰＣＭ記録に必要な処理を施され、ＱＰＳＫ
変調器１４に入る。

一方同期信号分離回路６によシ分離された水平同期をＰ
ＬＬ回路（ＰＬＬ）４４にて逓倍することにより、輝度
信号の水平同期信号に位相ロックし、且つ逓倍の周波数
の変調キャリア（搬送波）を作成し、０ＰＳＫ変調器１
４に送る。ＱＰＳＫ変調器１４よ多出力されたＱＰＳＫ
変調ＰＣＭ音声信号は、記録アンプ１１を通して記録Ｐ
ＣＭ音声信号となり、スイッチ１８．１９を通して音声
ヘッド２０．２１へ送られて磁気テープ２５に深層記録
される。

再生時には、音声ヘッド２０．２１よシ再生された再生
ＰＣＭ音声信号はスイッチ１８．１９を通してヘッドア
ンプ２７に送られ、増幅された後ＲＦイコライザ３６に
て波形等化を施し、その後ＱＰＳＫ復調器３７に入る。

またＦＭ復調器３゜よ多出力された再生輝度信号を同期
信号分離回路５７に通すことにより分離された再生水平
同期信号は、ＰＬＬ回路４５に送られ、この再生水平同
期信号に位相ロックし、且つ逓倍の周波数の復調キャリ
アを作成する。この復調キャリアをＱＰＳＫ復調器３７
に送り、再生ＰＣＭ音声信号をＱＰＳＫ復調する。この
際、再生ＰＣＭ音声信号には再生ジッタが含まれている
が、この再生ジッタは同期信号分離回路５γより出力さ
れた再生水平同期信号にも同様に含まれており、よって
ＰＬＬ回路４６よ多出力されたＱＰＳＫ復調キャリアに
も同等量の再生ジッタが含まれることになる。そのため
ＱＰＳＫ復調の際に、これら再生ジッタが互いにキャン
セルされ、復調されたＰＣＭデータはジッタによる復調
位相エラーが全く発生することなく、安定なＰＣＭデー
タを得ることができる。

こうして得られた安定なＰＣＭデータは、データ検出器
３９によってデータクロック再生ＰＬＬ４ｏよシ得られ
たデータクロックにより、データ検出される。この際デ
ータクロックも再生ジッタに追従する必要があるが、こ
れはデータクロック再生Ｐ　Ｌ　Ｌ　４０に入力される
ＰＣＭデータが非常に安定であるために容易に追従でき
る。その後検出されたＰＣＭデータはＰＣＭプロセス回
路４１により、逆インタリープやエラー訂正等を施し、
Ｄ／Ａコンバータ４２によりＤ／Ａ変換されて再生音声
信号となって音声出力端子４３に出力される。

以上説明したように本発明によれば、ＶＴＲのＰＣＭ音
声記録におけるＱＰＳＫ変復調を、きわめて安定に行う
ことができる。これは、サーチ再生や互換再生時等の際
にジッタが大幅に増加しても十分に可能である。

次に本発明の第２の実施例として、ＰＣＭ音声信号をオ
ーバーラツプ部分に圧縮記録する方式の磁気記録再生装
置について第２図及び第３図をもとに説明する。

第２図は本発明を適用した音声ＰＣＭ圧縮記録方式の磁
気記録再生装置のブロック図である。また第３図は第２
図の磁気記録再生装置により記録された磁気テープの記
録パターン図である。第２図及び第３図において、磁気
テープ２５は回転ドラム２４に１８ｏ０　よりも余分に
巻付ける。そして磁気ヘッド５２．５３によって１８０
０巻付部分には映像信号記録トラック６４を形成し、オ
ーバーラツプ巻付部分には音声ＰＣＭ信号記録トラック
６６を形成する。磁気ヘッド５２．５３には、記録時に
はスイッチ５０．５１が図中Ｒ側に接続され、スイッチ
４６．４７が回転ドラム２４の回転位相に同期して切り
換えられることにより、記録映像信号と記録ＰＣＭ音声
信号とが交互に加えられる。

また再生時には、スイッチ５０．５１が図中Ｐ側に接続
され、磁気ヘッド５２．５３よシ得られた再生信号は、
スイッチ５０．５１を通してヘッドアンプ２６．２７に
よって増幅された後、回転ドラム２４の回転位相に同期
して切シ換えられるスイッチ４８．４９によって再生映
像信号と再生音声ＰＣＭ信号とに分離される。第２図に
示したＶＴＲの映像信号記録再生系、及び音声信号記録
再生系は、本発明の第１図に示した装置のものと全く同
一のものを用いることができる。これは音声ＰＣＭ信号
が圧縮されていることによりＱＰＳＫ変調ＰＣＭ信号が
間欠記録されていても、映像信号は常に連続記録されて
おシ、同期信号分離回路５７より連続した再生水平同期
信号が出力され、その結果ＰＬＬ回路４６より安定なＱ
ＰＳＫ復調キャリアが出力されるからである。このよう
に、ＰＣＭ音声信号を圧縮記録する際にも本発明による
と安定なＱＰＳＫ変復調を可能としている。

次に本発明の第３の実施例として、ＱＰＳＫ変調キャリ
アを搬送色信号の低域変換搬送波の逓倍の周波数に選定
した場合について第４図をもとに説明する。この場合の
ＱＰＳＫ変調キャリアは低域変換搬送波の逓倍の周波数
であるが、水平同期信号にも位相ロックしＳ且つ水平同
期信号の逓倍の周波数のキャリアであることはもちろん
である。

第４図において搬送色信号処理系の自動位相制御回路３
３は、電圧制御発振器の原発振周波数をＱＰＳＫ復調キ
ャリアと同一周波数とし、それを分周することにより低
域変換搬送波とするように構成する。このように構成し
た自動位相制御回路３３から得られる原発振信号をキャ
リア発生器５６にて直角２相波にすることにより非常に
簡単な構成でＱＰＳＫ復調キャリアを得ることができる
。

発明の詳細な説明したように本発明の磁気記録再生装置は、互換再
生やサーチ再生のように再生ジッタが多い場合でも、あ
るいはオーバーラツプ部分の圧縮記録の場合でも、ＰＣ
Ｍ変調音声信号のＱＰＳＫ変復調をきわめて安定に実現
することができ、その結果非常に高密度、高能率のＰＣ
Ｍ音声記録を行うことが可能となる。また本発明は非常
に簡単な構成で実施できその実用的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における磁気記録再生装置の
ブロック図、第２図は本発明の第、２の実施例における
磁気記録再生装置のブロック図、第３図は第２図実施例
の磁気記録再生装置による記録パターン図、第４図は本
発明の第３の実施例における磁気記録再生装置の再生回
路の一例のブロック図、第６図は従来のＱＰＳＫ変調を
用いた磁気記録再生装置のブロック図である。１・・・・・・映像入力端子、２・・・・・・音声入力
端子、５・・・・・・同期信号分離回路、１２・・・・
・・Ａ／Ｄコンバータ、１３・・・・・・Ｐ　ＣＭ７’
ロセス回路、１４・・団・ＱＰＳＫ変調器、２６・・・
・・・磁気テープ、３６・・・・・・ＲＦイコライザ、
３Ｔ・・・・・・ＱＰＳＫ復調器、３８・・・・・・キ
ャリア再生ＰＬＬ：３９・・・・・・データ検出器、４
０・・・・・・データクロック再生ＰＬＬ、４０．４１
・・・・・・ＰＣＭプロセス回路、４５・・・・・・Ｐ
ＬＬ回路、６６・・・・・・キャリア発生器、６７・・
・・・・同期信号分離回路。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名３３
　図Ｊ第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）入力された輝度信号の水平同期信号を第１の逓倍
することにより第１の搬送波を得る手段と、前記入力さ
れた輝度信号を周波数変調し入力された搬送色信号を前
記第１の搬送波に周波数変換して両者を混合することに
より記録すべき映像信号を得る手段と、前記輝度信号の
水平同期信号を第２の逓倍することにより第２の搬送波
を得る手段と、入力された音声信号をＰＣＭ信号に変換
し、さらに前記第２の搬送波で位相変調することにより
記録すべき音声信号を得る手段と、前記記録すべき映像
信号と前記記録すべき音声信号とを同一の回転ドラム上
に設けられた回転ヘッドによって順次磁気媒体に記録す
る記録手段とを具備したことを特徴とする磁気記録再生
装置。
（２）記録手段が、記録すべき音声信号を第１の回転ヘ
ッドによって磁気媒体の深層部分に記録した後、記録す
べき映像信号を第２の回転ヘッドによって前記磁気媒体
の浅層部分に記録する手段であることを特徴とした請求
項１記載の磁気記録再生装置。
（３）記録すべき音声信号を得る手段が、入力された音
声信号をＰＣＭ信号に変換した後、時間軸圧縮を施しそ
の後第２の搬送波で位相変調することにより、時間軸圧
縮された記録すべき音声信号を得る手段であり、且つ記
録手段が、前記時間軸圧縮された記録すべき音声信号を
、回転ドラムに余分に巻付けられた磁気媒体のオーバー
ラップ部分に記録する手段であることを特徴とした請求
項１記載の磁気記録再生装置。
（４）再生時に、再生された映像信号の輝度信号を周波
数復調することによって得られる復調輝度信号の水平同
期信号を、第２の逓倍することにより、第３の搬送波を
得る手段と、再生された音声信号を前記第３の搬送波で
位相復調し、さらにＰＣＭ復号することによって出力音
声信号を得る手段とを具備したことを特徴とする請求項
１記載の磁気記録再生装置。
（５）第２の搬送波を得る手段が、第１の搬送波を第３
の逓倍することにより、第２の搬送波を得る手段である
ことを特徴とした請求項１記載の磁気記録再生装置。
（６）再生時に、再生された映像信号の搬送色信号の搬
送波を第３の逓倍することにより、第４の搬送波を得る
手段と、再生された音声信号を前記第４の搬送波で位相
復調し、さらにＰＣＭ復号することによって出力音声信
号を得る手段とを具備したことを特徴とする請求項１記
載の磁気記録再生装置。