JPH04258801A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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Publication number
JPH04258801A
JPH04258801A JP1861091A JP1861091A JPH04258801A JP H04258801 A JPH04258801 A JP H04258801A JP 1861091 A JP1861091 A JP 1861091A JP 1861091 A JP1861091 A JP 1861091A JP H04258801 A JPH04258801 A JP H04258801A
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JP
Japan
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signal
modulator
output
frequency
recording
Prior art date
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JP1861091A
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English (en)
Inventor
Eiji Yamauchi
栄二 山内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル音声信号を映
像信号と同時に記録する磁気記録再生装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダ(以下、V
TRと略す。)は高画質化の傾向がある。音声信号に関
しては、コンパクトディスクやディジタルテープレコー
ダに代表されるパルスコード変調信号記録可能なシステ
ムの開発が進んでいる。また、映像信号とアナログ音声
信号及びディジタル音声信号を記録可能なシステムも開
発されてきた。従来の磁気記録再生装置としてアイ・イ
ー・イー・イー・トランザクション  オン  コンシ
ューマ  エレクトロニクス(IEEE Transa
ctions on Consumer Electr
onics,Vol.36,No3,AUGUST 1
990)記載のS−VHSVCRのディジタル音声シス
テムがある。また、オフセット4相差動位相変調器の従
来例として特開昭61−294663号公報記載のPC
M記録再生装置がある。
【0003】以下に、従来の磁気記録再生装置について
説明する。図3は従来の磁気記録再生装置のブロック図
である。図4は図3中で用いたオフセット4相差動位相
変調器のブロック図、図5は記録信号のスペクトル図、
図6はテープの記録信号トラック図、図7は音声系の再
生スペクトル図である。
【0004】図3において、1は映像信号が入力される
第1の入力端子、2は第1の入力端子1に入力された映
像信号をテープに記録可能な信号に変換する変調器、3
は変調器2の出力信号を増幅し、第1のスイッチ4及び
第1の回転トランス5を介してシリンダ6に取り付けら
れた第1の磁気ヘッド群7a,7bに供給するための第
1の増幅器、8は音声信号が入力される第2の入力端子
、9は第2の入力端子8に入力された音声信号で搬送波
を周波数変調する周波数変調器(以下、FM変調器と略
す。)である。10はディジタル音声信号が入力される
第3の入力端子、11はディジタル音声信号に誤り訂正
符号の付加などの信号処理を行う第1の信号処理器、1
2は第1の信号処理器11の出力信号で搬送波をオフセ
ット4相差動位相変調(以下、O−QDPSKと略す。 )するためのO−QDPSK変調器、13は第1の加算
器である。14はバイアス信号SBを出力するバイアス
発振器、15は第1の加算器13の出力信号を増幅する
第2の増幅器、16はバイアス発振器14と第2の増幅
器15の出力信号を加算する第2の加算器であり、第2
の加算器16の出力信号は第2のスイッチ17及び第2
の回転トランス18を介してシリンダ6に取り付けられ
た第2の磁気ヘッド群19a,19bに供給される。2
0は磁気テープ、21a,21bはガイドポスト、22
はシリンダ6の回転及び磁気テープ20の走行を制御す
る制御装置である。23は第1の磁気ヘッド群7a,7
bによって再生された信号を増幅する第3の増幅器、2
4は第3の増幅器23の出力信号を映像信号に復調し、
第1の出力端子25に出力する復調器、26は第2の磁
気ヘッド群19a,19bによって再生された信号を増
幅する第4の増幅器、27はFM変調された音声信号を
復調する周波数変調復調器(以下、FM復調器と略す。 )であり、復調された音声信号は第2の出力端子28に
出力される。29はO−QDPSK復調器、30はO−
QDPSK復調器29の出力信号を各種信号処理し元の
ディジタル音声信号に戻し第3の出力端子31に出力す
る第2の信号処理器である。
【0005】図4において、35は第1の信号処理器1
1の出力信号が入力される入力端子、36はシリアル−
パラレル変換器であり、2系統に変換された信号は一方
が遅延器37で一定時間遅延された後、第1の和分回路
38aに、他方が第2の和分回路38bに供給され、N
RZからNRZIに変換される。39a,39bは第1
及び第2の低域通過フィルタ(以下、LPFと略す。)
、40は搬送波を生成する発振器、45は抵抗器41,
コンデンサ42,第1及び第2の差動アンプ43,44
で構成された90度移相器である。46a,46bは第
1及び第2の乗算器、47は第3の加算器、48は帯域
通過フィルタ(以下、BPFと略す。)、49は出力端
子である。
【0006】以上のように構成された従来の磁気記録再
生装置について、以下その動作を説明する。
【0007】初めに記録時の動作について説明する。第
1の入力端子1に入力された映像信号は変調器2にて輝
度信号と色信号に分離された後、各々周波数変調及び周
波数変換される。周波数変調された輝度信号と周波数変
換された色信号は加算され、第1の増幅器3に供給され
る。第1の増幅器3で増幅された信号は、R側に切り換
えられた第1のスイッチ4及び第1の回転トランス5を
介してシリンダ6に取り付けられたアジマス角±6度の
第1の磁気ヘッド群7a,7bに加えられる。同時に第
2の入力端子8に入力された音声信号はLチャネルが1
.3MHz±150KHz、Rチャネルが1.7MHz
±150KHzの帯域に周波数変調される(信号SF)
。また、第3の入力端子10に入力されたディジタル音
声信号は第1の信号処理器11で誤り訂正符号の付加な
らびフォーマティングなどの信号処理される。そして、
O−QDPSK変調器12に2.6Mbpsのディジタ
ル信号として出力される。O−QDPSK変調器12は
第1の信号処理器11の出力信号を3.0MHz(fc
MHz)の搬送波を図5に示すスペクトル帯域にO−Q
DPSK変調する(信号SP)。
【0008】ここで、O−QDPSK変調器12の詳細
な動作を図4を用いて説明する。入力端子35に供給さ
れた第1の信号処理器11の出力信号はシリアル−パラ
レル変換器36で2系統の信号に分割される。そして、
一方の信号は遅延器37で1/2シンボル長だけ遅延さ
れる。遅延器37の出力信号とシリアル−パラレル変換
器36の他方の出力信号は第1及び第2の和分回路38
a,38bでNRZからNRZIに変換された後、第1
及び第2のLPF39a,39bで帯域制限される。発
振器40はO−QDPSK変調を行うための3.0MH
z(fcMHz)の搬送波信号を出力する発振器である
。発振器40の出力信号は90度移相器45に入力され
る。 90度移相器45では入力された信号を抵抗器41とコ
ンデンサ42を直列に接続したフィルタに入力する。そ
して、第1の差動アンプ43は抵抗器41の両端の電圧
を増幅し、第2の差動アンプ44は抵抗器41とコンデ
ンサ42の接点の電圧を増幅する。以上のことにより9
0度差の搬送波信号C1,C2を得る。第1及び第2の
乗算器46a,46bは第1及び第2のLPF39a,
39bの出力信号と90度移相器45の出力信号C1,
C2をそれぞれ乗算する。各々の乗算結果は第3の加算
器47で加算された後、BPF48で帯域制限され出力
端子49に出力される。
【0009】FM変調された信号SFとO−QDPSK
変調された信号SPは第1の加算器13で加算され、第
2の増幅器15に出力される。第2の増幅器15は入力
信号を増幅し出力する。バイアス発振器14は11MH
zのバイアス信号SBを出力する。バイアス発振器14
から出力された信号SBに第2の増幅器15で増幅され
た信号が第2の加算器16で加算される。第2の加算器
16の出力信号は、R側に切り換えられた第2のスイッ
チ17及び第2の回転トランス18を介してシリンダ6
に取り付けられたアジマス角±30度の第2の磁気ヘッ
ド群19a,19bに加えられる。
【0010】音声系の記録信号スペクトルと映像系の記
録スペクトルを図5に示す。シリンダ6にはガイドピン
21a,21bにて磁気テープ20が斜めに巻き付けら
れ、図3に示す矢印B方向に走行している。同時にシリ
ンダ6が制御装置22により制御され、矢印A方向に回
転している。第2の磁気ヘッド群19a,19bは第1
の磁気ヘッド群7a,7bより先行してテープ20に信
号が記録でき、かつ、信号を記録するトラックが重なる
ようシリンダ6に高さを異ならせて取り付けてある。よ
って、第2の磁気ヘッド群19a,19bが信号を記録
したトラック上を第1の磁気ヘッド群7a,7bが信号
を記録することとなる。その様子を図6に示す。ここで
、A1,A2,A3が第2の磁気ヘッド群19a,19
bで記録されたトラックで、V1,V2,V3が第1の
磁気ヘッド群7a,7bで記録したトラックである。
【0011】次に再生時の動作について述べる。第1の
磁気ヘッド7a,7bで再生された信号は、第1の回転
トランス5及びP側に切り換えられた第1のスイッチ4
を介して第3の増幅器23に加えられる。第3の増幅器
23で増幅された信号は、復調器24で映像信号に復調
され第1の出力端子25に出力される。同時に、第2の
磁気ヘッド群19a,19bによって再生された信号は
、第2の回転トランス18及びP側に切り換えられた第
2のスイッチ17を介して第4の増幅器26に加えられ
増幅される。第4の増幅器26から出力された信号は、
FM復調器27及びO−QDPSK復調器29に供給さ
れる。
【0012】第2の磁気ヘッド群19a,19bによっ
て再生された音声系信号のスペクトルを図7に示す。図
中でCM1はO−QDPSK信号SPとバイアス信号S
B間で発生した混変調で、斜線で示したCM2がO−Q
DPSK信号SPとFM変調信号SF間で発生した混変
調である。ここで、CM1はO−QDPSK変調信号の
搬送波周波数(3MHz)の4倍からバイアス信号の周
波数(11MHz)を引いた周波数(1MHz)に発生
する。
【0013】FM復調器27は入力信号からFM変調信
号を分離し、元の音声信号に復調する。復調された音声
信号は第2の出力端子28に供給される。同時に、O−
QDPSK復調器29は入力された信号からO−QDP
SK変調信号を分離しディジタル信号に復調する。第2
の信号処理器30はこの信号を元のディジタル音声信号
に復調し、第3の出力端子31に出力する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の構
成では、O−QDPSK変調器12内の搬送波発振器4
0は搬送波周波数の信号を直接発振させ得ている。つま
り、水晶などの固有の共振周波数を有した素子を用いて
直接搬送波周波数の信号を得ている。しかし、このよう
に素子を用いた発振回路では、素子のインピーダンスを
精度良く調整しないと出力信号に2次高調波成分を含む
ようになる。その結果、90度移相器45の出力信号C
1,C2はデューティが50%からずれる。このことは
2つの搬送波信号の位相差が90度からずれたことと等
しく、復調時の搬送波再生時の基準位相の誤差を引き起
こしエラーレート特性劣化の一因となるという問題点を
有していた。また、バイアス発振器の構成をヘッドのイ
ンダクタンス値(L)と外付けのコンデンサの容量との
共振で発生させたりした場合、ヘッドの摩耗とともにL
値が減少し1MHzに発生した混変調信号の周波数が低
下し、低域変換した色信号帯域に発生するようになり色
信号への妨害となる。また、温度特性によりバイアス信
号の周波数が低下した場合、混変調がFM変調した音声
信号帯域に入り復調時の音声信号S/Nを劣化させる要
因になる。よって、バイアス発振器は固有の共振周波数
を有した素子を用いてバイアス信号を発生させる必要が
生じ、回路構成を増加させていた。
【0015】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、2つの搬送波信号の90度差を安定に確保するとと
もに、バイアス信号とO−QDPSK信号間で発生する
混変調を発生させない。そして、バイアス信号を得るた
めに新たに発振回路を必要としない磁気記録再生装置を
提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の磁気記録再生装置は、入力された音声信号で周
波数変調する第1の変調器と、4fcMHzの信号を発
生する発振器と、発振器の出力信号を分周し、位相差が
90度でかつfcMHzの2信号を生成する分周器と、
分周器から出力された2信号を入力されたディジタル音
声信号でO−QDPSK変調する第2の変調器と、第1
の変調器と発振器と第2の変調器の出力信号を加算する
加算器と、加算器の出力信号を記録媒体に記録し、再生
する第1の記録再生手段と、入力させた映像信号で周波
数変調する第3の変調器と、第3の変調器の出力信号を
加算器の出力信号が記録されたトラックに重ねて記録し
、再生する第2の記録再生手段を持つ構成を有している
【0017】
【作用】本発明は上記した構成により、O−QDPSK
変調器内の発振器で搬送波の4倍の周波数信号を生成す
る。O−QDPSK変調にはこの信号を4分周して求め
た正確に90度差の信号を用いる。更に、この搬送波の
4倍の周波数の信号をFM変調された音声信号とO−Q
DPSK変調されたディジタル信号を記録するためのバ
イアス信号として用いる。その結果、新たにバイアス発
生回路を設ける必要がない。また、バイアス信号周波数
がO−QDPSK信号の搬送波周波数の正確に4倍とな
るためO−QDPSK信号とバイアス信号間で発生して
いた混変調が発生せず、混変調による映像系や音声系へ
の妨害を完全になくすことを可能とする。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の磁気記録再生装置
のブロック図である。図2は本発明の磁気記録再生装置
内で用いるO−QDPSK変調器のブロック図である。
【0019】図1において、60は映像信号が入力され
る第1の入力端子、61は第1の入力端子60に入力さ
れた映像信号を変調する変調器、62は変調器61の出
力信号を増幅し、第1のスイッチ63及び第1の回転ト
ランス64を介してシリンダ65に取り付けられた第1
の磁気ヘッド群66a,66bに供給するための第1の
増幅器、67は音声信号が入力される第2の入力端子、
68は第2の入力端子67に入力された音声信号で1.
3MHz及び1.7MHzの搬送波を周波数変調するF
M変調器である。69はディジタル音声信号が入力され
る第3の入力端子、70はディジタル音声信号に誤り訂
正符号の付加などの信号処理を行う第1の信号処理器、
71は第1の信号処理器70の出力信号をO−QDPS
K変調するためのO−QDPSK変調器、72は第1の
加算器である。73は第1の加算器72の出力信号を増
幅する第2の増幅器、74はバイアス信号SBと第2の
増幅器73の出力信号を加算する第2の加算器で、第2
の加算器74の出力信号は第2のスイッチ75及び第2
の回転トランス76を介してシリンダ65に取り付けら
れた第2の磁気ヘッド群77a,77bに供給される。 78は磁気テープ、79a,79bはガイドポスト、8
0はシリンダ65の回転及びテープ78の走行を制御す
る制御装置である。81は第1の磁気ヘッド群66a,
66bによって再生された信号を増幅する第3の増幅器
、82は第3の増幅器81の出力信号を映像信号に復調
し、第1の出力端子83に出力する復調器である。84
は第2の磁気ヘッド群77a,77bによって再生され
た信号を増幅する第4の増幅器、85はFM変調された
音声信号を復調するFM復調器85であり、復調された
音声信号は第2の出力端子86に出力される。87はO
−QDPSK復調器、88はO−QDPSK復調器87
の出力信号を各種信号処理し元のディジタル音声信号に
戻し第3の出力端子89に出力する第2の信号処理器で
ある。
【0020】図2において、100は第1の信号処理器
70の出力信号が入力される入力端子、101はシリア
ル−パラレル変換器であり、2系統に変換された信号は
一方が遅延器102で一定時間遅延された後、第1及び
第2の和分回路103a,103bでNRZからNRZ
Iにそれぞれ変換される。104a,104bは第1及
び第2のLPF、105は搬送波の4倍の周波数(4f
sMHz)の信号を生成する発振器、106は第1及び
第2のDフリップフロップ107a,107bで構成さ
れた4分周器である。108a,108bは第1及び第
2の乗算器、109は第3の加算器、110はBPF、
111はO−QDPSK出力端子、112はバイアス信
号出力端子である。
【0021】以上のように構成された実施例における磁
気記録再生装置の動作について以下説明する。
【0022】初めに記録時の動作について説明する。第
1の入力端子60に入力された映像信号は変調器61に
て輝度信号と色信号に分離された後、各々周波数変調及
び周波数変換される。周波数変調された輝度信号と周波
数変換された色信号は加算され、第1の増幅器62に供
給される。第1の増幅器62で増幅された信号は、R側
に切り換えられた第1のスイッチ63及び第1の回転ト
ランス64を介してシリンダ65に取り付けられたアジ
マス角±6度の磁気ヘッド群66a,66bに加えられ
る。同時に、第2の入力端子67に入力された音声信号
はLチャネルが1.3MHz±150KHz、Rチャネ
ルが1.7MHz±150KHzの帯域に周波数変調さ
れる(信号SF)。また、第3の入力端子69に入力さ
れたディジタル音声信号は、第1の信号処理器70で誤
り訂正符号の付加ならびフォーマティングなどの信号処
理される。 そして、O−QDPSK変調器71に2.6Mbpsの
ディジタル信号として出力される。O−QDPSK変調
器71は第1の信号処理器70の出力信号を3.0MH
z(fcMHz)の搬送波で図5に示すスペクトル帯域
にO−QDPSK変調する(信号SP)。
【0023】ここで、O−QDPSK変調器71の詳細
な動作を図2を用いて説明する。入力端子100に供給
された第1の信号処理器70の出力信号はシリアル−パ
ラレル変換器101で2系統の信号に分割される。そし
て、一方の信号は遅延器102で1/2シンボル長だけ
遅延される。遅延器102の出力信号とシリアル−パラ
レル変換器101の他方の出力信号は第1及び第2の和
分回路103a,103bでNRZからNRZIにそれ
ぞれ変換された後、第1及び第2のLPF104a,1
04bで帯域制限される。発振器105は搬送波の4倍
の周波数(4fcMHz)の信号SBを生成する。発振
器105の出力信号は2個のDフリップフロップ107
a,107bで構成された分周器で分周され、位相が9
0度差の周波数fcの搬送波が作られる。Dフリッフフ
ロップ107a,107bは発振器105の出力信号の
立ち上がり情報で動作するため発振器105の出力信号
のデューティが正確に50%でなくとも正確に90度差
の搬送波信号C1,C2を得ることが可能である。第1
及び第2の乗算器108a,108bは第1及び第2の
LPF104a,104bの出力信号と分周器106の
出力信号C1,C2をそれぞれ乗算する。各々の乗算結
果は第3の加算器109で加算された後、BPF110
で帯域制限される。そして、BPF110の出力信号S
Pは出力端子111に出力される。また、発振器105
の出力信号SBも出力端子112に出力される。
【0024】FM変調された信号SFとO−QDPSK
変調された信号SPは第1の加算器72で加算され第2
の増幅器73に出力される。第2の増幅器73は入力信
号を増幅し出力する。O−QDPSK変調器71から出
力された12MHzの信号SBに第2の増幅器73で増
幅された信号が第2の加算器74で加算される。つまり
、O−QDPSK変調器71から出力された12MHz
の信号SBはバイアス信号として用いられる。第2の加
算器74の出力信号はR側に切り換えられた第2のスイ
ッチ75及び第2の回転トランス76を介してシリンダ
65に取り付けられたアジマス角±30度の第2の磁気
ヘッド群77a,77bに加えられる。シリンダ65に
はガイドピン79a,79bにてテープ78が斜めに巻
き付けられ、図1に示す矢印B方向に走行している。同
時に、シリンダ65が制御装置80に制御され矢印A方
向に回転している。
【0025】第2の磁気ヘッド群77a,77bは第1
の磁気ヘッド群66a,66bより先行してテープ78
に信号が記録でき、かつ、各々の記録トラックが重なる
ようシリンダ65に高さを異ならせて取り付けてある。 よって、第2の磁気ヘッド群77a,77bが信号を記
録したトラック上を第1の磁気ヘッド群66a,66b
が信号を記録することとなる。テープ78上に記録した
トラックがそれぞれ重なっているが、磁気ヘッドのアジ
マス角を異ならせているので、アジマス角の異なった磁
気ヘッドで記録した信号は再生時にアジマス損失を受け
減衰する。また、それぞれの磁気ヘッド群の記録する信
号の周波数帯域で、信号エネルギーの高い部分同士が重
ならないよう搬送波周波数が選んである。その結果、相
互の干渉を小さくできるとともに、記録するトラックが
重なっても先に記録した信号の減衰度を小さくすること
ができる。よって、O−QDPSK変調信号(SP)と
FM音声信号(SF)は約30dB程度減衰して映像系
に出力されるため、映像系への妨害はない。FM音声信
号(SF)とO−QDPSK変調信号(SP)間で発生
した混変調CM2(図7参照)は低周波数帯域であるた
め、約10dB減衰して映像系に漏洩するため映像S/
Nを劣化させる要因となる。また、バイアス周波数をO
−QDPSK変調の搬送波周波数の4倍にしてあるため
、O−QDPSK変調信号(SP)とバイアス信号(S
B)間で発生する混変調CM1は発生しない。
【0026】次に再生時の動作について述べる。第1の
磁気ヘッド66a,66bで再生された信号は第1の回
転トランス64及びP側に切り換えられた第1のスイッ
チ63を介して第3の増幅器81に加えられる。第3の
増幅器81で増幅された信号は、復調器82で映像信号
に復調され第1の出力端子83に出力される。同時に、
第2の磁気ヘッド群77a,77bによって再生された
信号は、第2の回転トランス76及びP側に切り換えら
れた第2のスイッチ75を介して第4の増幅器84に加
えられ増幅される。第4の増幅器84から出力された信
号はFM復調器85及びO−QDPSK復調器87に供
給される。
【0027】FM復調器85は入力信号からFM変調信
号を分離し、元の音声信号に復調する。復調された音声
信号は第2の出力端子86に供給される。同時に、O−
QDPSK復調器87は入力された信号からO−QDP
SK変調信号を分離しディジタル信号に復調する。復調
されたディジタル信号は第2の信号処理器88に出力さ
れる。第2の信号処理器88はこの信号を元のディジタ
ル音声信号に復調し、第3の出力端子89に出力する。
【0028】以上のように本実施例によれば、入力され
た音声信号で周波数変調する第1の変調器と、4fcM
Hzの信号を発生する発振器と、発振器の出力信号を分
周し、位相差が90度でかつfcMHzの2つの信号を
生成する分周器と、分周器から出力された2つの信号を
用い入力されたディジタル音声信号でオフセット4相差
動位相変調する第2の変調器と、第1の変調器と発振器
と第2の変調器の出力信号を加算する加算器と、加算器
の出力信号を記録媒体に記録し、再生する第1の記録再
生手段と、入力された映像信号で周波数変調する第3の
変調器と、第3の変調器の出力信号を加算器の出力信号
が記録されたトラックに重ねて記録し、再生する第2の
記録再生手段とを設けることで、O−QDPSK変調器
内の発振器で、搬送波の4倍の周波数信号を生成し、O
−QDPSK変調にはこの信号を4分周して求めた正確
に90度差の信号を用いる。更に、この搬送波の4倍の
周波数の信号をFM変調された信号とO−QDPSK変
調した信号を記録するためのバイアス信号として用いる
。その結果、新たにバイアス信号発振回路を設ける必要
がない。また、バイアス信号周波数がO−QDPSK信
号の搬送波周波数の正確に4倍となるためO−QDPS
K信号とバイアス信号間で発生していた混変調が発生せ
ず、混変調による映像系や音声系への妨害を完全になく
すことを可能とする。
【0029】なお、本実施例において90度差の搬送波
信号を得るため4分周器106を2個のDフリップフロ
ップを用いて構成したが、カウンタを用いて構成しても
良い。また、O−QDPSK変調器71内の発振器10
6の出力信号をシリンダ65上に搭載する消去ヘッド(
実施例には記述していない)に供給する消去信号にも共
用し、消去信号の発生回路の削減化を図ることも可能で
ある。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明は、入力された音声
信号で周波数変調する第1の変調器と、4fcMHzの
信号を発生する発振器と、発振器の出力信号を分周し、
位相差が90度でかつfcMHzの2つの信号を生成す
る分周器と、分周器から出力された2つの信号を用い入
力されたディジタル音声信号でオフセット4相差動位相
変調する第2の変調器と、第1の変調器と発振器と第2
の変調器の出力信号を加算する加算器と、加算器の出力
信号を記録媒体に記録し、再生する第1の記録再生手段
と、入力された映像信号で周波数変調する第3の変調器
と、第3の変調器の出力信号を加算器の出力信号が記録
されたトラックに重ねて記録し、再生する第2の記録再
生手段を設けることにより、オフセット4相差動位相変
調信号復調時に搬送波の位相誤差によるエラーレートの
悪化を引き起こさない。更に、この搬送波の4倍の周波
数の信号をバイアス信号として、音声信号でFM変調し
た信号とディジタル音声信号でオフセット4相差動位相
変調した信号を記録するため新たにバイアス発振回路を
設ける必要がなく回路構成を簡単にできる。また、バイ
アス信号周波数がO−QDPSK信号の搬送波周波数の
正確に4倍となるためO−QDPSK信号とバイアス信
号間で発生していた混変調が発生せず、混変調による映
像系や音声系への妨害を完全になくすことが可能であり
、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における磁気記録再生装置の構
成を示すブロック図
【図2】本発明の磁気記録再生装置に用いるオフセット
4相差動位相変調器の構成を示すブロック図
【図3】従
来の磁気記録再生装置の構成を示すブロック図
【図4】従来の磁気記録再生装置に用いるオフセット4
相差動位相変調器の構成を示すブロック図
【図5】(a
)映像系の記録信号の周波数スペクトル図(b)音声系
の記録信号の周波数スペクトル図
【図6】テ−プに形成
されるトラックパタ−ンを示す説明図
【図7】音声系の再生出力の周波数スペクトル図
【符号の説明】
60,67,69  入力端子 83,86,89  出力端子 61  変調器 62,73,81,84  増幅器 63,75  スイッチ 64,76  回転トランス 65  シリンダ 66a,66b,77a,77b  磁気ヘッド68 
 周波数変調器 70,88  信号処理器 71  オフセット4相差動位相変調器72,74  
加算器 78  磁気テープ 79a,79b  ガイドピン 80  制御装置 82  復調器 85  周波数復調器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された音声信号を周波数変調する第1
    の変調器と、4fcMHzの信号を発生する発振器と、
    前記発振器の出力信号を分周し、位相差が90度でかつ
    fcMHzの2つの信号を生成する分周器と、前記分周
    器から出力された2つの信号を用い入力されたディジタ
    ル音声信号でオフセット4相差動位相変調する第2の変
    調器と、前記第1の変調器と前記発振器と前記第2の変
    調器の出力信号を加算する加算器と、前記加算器の出力
    信号を記録媒体に記録し、再生する第1の記録再生手段
    と、入力された映像信号で周波数変調する第3の変調器
    と、前記第3の変調器の出力信号を前記加算器の出力信
    号が記録されたトラックに重ねて記録し、再生する第2
    の記録再生手段と、前記第1の記録再生手段から出力さ
    れた信号を入力とし、周波数変調された音声信号を復調
    する第1の復調器と、前記第1の記録再生手段から再生
    された信号を入力とし、オフセット4相差動位相変調さ
    れたディジタル音声信号を復調する第2の復調器と、前
    記第2の記録再正手段から再生された信号を映像信号に
    復調する第3の復調器とを備えた磁気記録再生装置。
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