JPH01110567A - 防錆顔料組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産１ユＪυ旧１汰肪 本発明は、新規な防錆顔料組成物に関し、特に汎用的に
使用される溶剤系塗料、油性塗料に用いてすぐれた防錆
効果を発揮する防錆顔料組成物に関するものである。

従米坐肢盪 溶剤系塗料、油性塗料に用いられる防錆顔料としては、
クロム系顔料（例えば、ジンククロメート、ストロンチ
ウムクロメート等）、鉛系顔料（例えば、鉛丹、クロム
酸鉛、シアナミド鉛等）、リン酸系（リン酸亜鉛、リン
酸カルシウム等）、モリブデン酸系（モリブデン酸亜鉛
等）、メタホウ酸バリウムなどが知られている。

発皿ガ邂訣ル」ｊｌｌ＝１１己点 クロム系、鉛系防錆顔料などは、有害金属であるクロム
、鉛を含有するために、人の健康をｍなう恐れがある。

また、それらに代わって毒性の少ないリン酸系、モリブ
デン酸系、メタホウ酸バリウム等のいわゆる、無公害防
錆顔料が開発されたが、それらの防錆性については、特
に持続力の点で、なお不十分であり、改善余地の多いの
が実情である。

。　　　°　るための　。

本発明者らは、六価クロム等の有害金属を含まず、防錆
力のすぐれた防錆顔料組成物を開発すべく、鋭意努力し
た結果、本発明に達成したものである。

すなわち、本発明は、水に難溶性のリン酸アルミニウム
、もしくは縮合リン酸アルミニウムの表面をステアリン
酸系金属石けんで処理した顔料と、アルカリ土類金属化
合物および／または亜鉛化合物よりなる防錆顔料組成物
に関する。

本発明の内容を詳細に説明すると、本発明の防錆顔料組
成物に適用できる水に難溶性のリン酸アルミニウム、ま
たは縮合リン酸アルミニウムについては、特に雨足はな
く、各種樹脂塗料において防錆顔料として通用できるも
のであればよい。通常、Ｐ２Ｏ５として１０ｇ／Ｉ！以
下の溶解度をもつものが好ましい。

リン酸アルミニウムは、例えば、特願昭６２−１０７９
９７号の方法で製造することができ、また溶層法によっ
ても同様のものが得られ、構造式ＭＰＯａを示す物質で
ある。縮合リン酸アルミニウムとしては、トリポリリン
酸二水素アルミニウム（例えば、日本特許第８５６．３
８６号の方法で製造でき、示性式Ａ１１！Ｈ２Ｐ３０膣
・２Ｈ２０を示す物質）およびメタリン酸アルミニウム
が挙げられる。

メタリン酸アルミニウムの結晶型としては、Ａ型、Ｂ型
、Ｃ型、Ｄ型等が知られている。メタリン酸アルミニウ
ムは、例えば、アルミニウム化合物と、リン化合物とを
Ｐ／Ｍ＝１．１〜３になるように反応させ、それを１０
０〜２００℃で乾燥させた後、２５０〜４５０℃で焼成
し、次いで４５０〜９００℃でさらに焼成し、粉砕する
ことによって得られる。また、市販のトリポリリン酸二
水素アルミニウムを、４００〜９００℃で焼成すること
によっても製造でき、示性式Ａｌ２（ＰＯ３）３を示す
物質である。

アルカリ全屈化合物としては、各種炭酸塩、塩基性炭酸
塩、ホウ酸塩、塩基性硫酸塩、塩基性リン酸塩、ケイ酸
塩、酸化物、水酸化物等の化合物が使用できる。

リン酸アルミニウム、または縮合リン酸アルミニウムの
表面をステアリン酸系金属石けんで処理する主な目的は
、リン酸イオンの溶出度合を適度に調節することにより
、長期間、必要な防食性を付与することにある。すなわ
ち、ステアリン酸系金属石けんの撥水機能によって、防
錆顔料の過度の溶解を制御する。また防錆顔料の表面改
質により、展色材との相互作用を緩和し、塗料の安定性
を向上することにある。ステアリン酸系金属石けんとし
ては、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸亜鉛、
ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム等
が挙げられるが、特にステアリン酸アルミニウムが好ま
しい。

ステアリン酸系金属石けんでリン酸アルミニウム、また
は縮合リン酸アルミニウムの表面を処理する方法として
は、単なる乾式混合粉砕でもよいし、また、水中で湿式
混合反応させた後、脱水乾燥させてもよい。

ステアリン酸系金属石けん処理リン酸アルミニウム、も
しくは縮合リン酸アルミニウムと、アルカリ土類金属化
合物および／または亜鉛化合物の配合割合は、１：０．
１〜１：１であればよく、好ましくはｔ：Ｏ，４〜１：
０．８がよい。

ステアリン酸系金属石けん処理リン酸アルミニウムもし
くは縮合リン酸アルミニウムと、アルカリ土類金属化合
物、および／または亜鉛化合物を併用する方法は、塗料
化に当たって、別々に添加することも可能であるし、あ
らかじめ乾式で混合しておき、塗料化の際に使用するこ
とも可能である。

本発明の防錆顔料組成物の塗料化において、用いられる
展色剤は、通常の防錆顔料に使用されるものであれば差
し支えなく、ボイル油、油性ワニス、アルキド樹脂、フ
ェノール樹脂、アミノ樹脂。

エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ビニル樹脂、アクリル樹
脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂な
どの各種塗料用合成樹脂ワニス、塩化ゴム、環化ゴムな
どのゴム誘導体、その他繊維素読導体などが単独または
併用して使用できる。

在−一且 本発明をさらに説明するために、以下に実施例を示すが
、本発明は、これらの実施例に限定されるのではないこ
とは勿論である。実施例中の％および部は重量基準であ
る。

製造例１ リン酸アルミニウム１０００部とステアリン酸アルミニ
ウム３０部をあらかじめ混合しておき、この混合物をジ
ェットミルで粉砕した。この粉砕したサンプルは、撥水
性を示した。

また、この粉砕したサンプル１０部と、酸化亜鉛５部と
を乾式混合したものをサンプルａとした。

製造例２ 水３００部に市販トリポリリン酸二水素アルミニウム（
帝国化工■製、に一フレッシュ＃　１００Ｐ　）を１０
０部投入し、７０±５℃まで昇温した。次にステアリン
酸ナトリウム３部、ポリ塩化アルミニウム３部を投入し
、７０±５℃で約１時間攪拌した後、口過し、成木ケー
キを１００℃で１夜乾燥、粉砕後、サンプルｂを得た。

このサンプルは撥水性を示した。

サンプル１０部と塩化亜鉛７．５部を乾式で混合し、サ
ンプルＣを得た。また、サンプルｃｌ。

部に市販トリポリリン酸二水素アルミニウム６部を乾式
で混合し、サンプルｄを得た。

実施例１ ａ）常乾型中油アルキド塗料 １）樹脂 ２）防錆顔料 イ、サンプルｂ 口、サンプルＣ ハ、サンプルｄ 二、リン酸亜鉛（比較用防錆顔料） ホ、ジンククロメートＺＰＣ（比較用防錆顔料）へ、メ
タホウ酸バリウム（比較用防錆顔料）ト、モリブデン酸
亜鉛（比較用防錆顔料）白）塗料配合 防錆顔料　　　　　　　　　　　５．６沈降性硫酸バリ
ウム　　　　　　１０．ＯタルクＳＳ　　　　　　　　
　　　　１４．８オーカー　　　　　　　　　　　　５
．６ヘソコゾール１３３４　ＥＬ　（ＮＶ５０％＞　４
０．０　（２０，０）ディスパロン５０１　　　　　　
　　０．３ディスパロン４２００−２０　　　　　　１
．０・ｒシン　−１２，０ 合　　　　　計　　　　　　１００．０Ｐ／Ｖ　＝１．
８防錆顔料濃度１％（塗料中）４）塗装 塗装法　　　　バーコーター塗装 膜厚　　３０μｍ 被塗板　　　　脱脂処理軟鋼板 乾燥条件　　　室温１週間 ５）試験 塩水噴霧試験　　５％Ｎａつ水溶液　３５℃１６８時間 ６）結果 良　◎〉○〉へ〉Ｘ　不良 ｂ）焼付型エポキシ樹脂 １）樹脂 ２）防錆顔料 イ、サンプルａ ロ、リン酸亜鉛（比較用防錆顔料） ハ、ジンククロメートＺＰＣ（比較用防錆顔料）二、メ
タホウ酸バリウム（比較用防錆顔料）ホ、モリブデン酸
亜鉛（比較用防錆顔料）３）塗料配合 防錆顔料　　　　　　　　　　７．０ 酸化チタン　　　　　　　　　　７．０タルクＳＳ　　
　　　　　　　　　３１．０エピコート１００７　　（
ＮＶ５０％＞　　４０．０　（２０，０）合　　　　　
計　　　　　　１０５．６＊酢酸セロソルブ／キシレン
／ＭＥＫ　＝１／１／１　（重量比） Ｐ／Ｂ　＝１．８防錆顔料濃度１０％（塗料中）４）塗
装 塗装法　　　　バーコーター塗装 膜厚　　３０μｍ 被塗板　　　　脱脂処理軟鋼板 乾燥条件　　　焼付２００℃−１０分 ５）試験 塩水噴霧試験　　５％ＮａＣｌ２水溶液３５℃１９２時
間 ６）結果 良　◎〉○〉へ〉×　不良 発明の効果 以上の試験結果に見られるように、本発明の防錆顔料組
成物は、すぐれた防錆性を示すものである。したがって
、本防錆顔料を塗料展色材に配合することにより、塗膜
寿命の延命、ひいてはメンテナンス期間の長期化が計ら
れる。

特許出願人　　　帝国化工株式会社 代理人　弁理士赤岡辿、未゛〒） ′□’ｌＩ！−′− 手続補正書 特許庁長官　殿　　　　　昭和６３年　９月／３日１、
事件の表示 昭和６２年特許願第２６８４２０号 ２、　発明の名称 防錆顔料組成物 ３、補正をする者 事件との関係　　特許出願人 名称　帝国化工株式会社 ４、　代理人 ５、補正命令の日付　　　　　　　　　　　−し′自　
　発 ６３　　補正による増加する発明の数　なし７、補正の
対象 補正の内容 １、　　発明の詳細な説明の第８頁第３行目「塩化亜鉛
コを「酸化亜鉛」に訂正する。

２、　　同第９頁第１１行目ｒＰ／Ｖ＝１．８防錆顔料
濃度１％（塗料中）」をｒ、Ｐ／Ｂ　＝　１．８防錆顔
料濃度１０％（塗膜中）」に訂正する。

３、　　同第１１頁第１１行目「（塗料中）」を「（塗
膜中）」に訂正する。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）ステアリン酸系金属石けんで粒子表面を処理した
   リン酸アルミニウムもしくは縮合リン酸アルミニウムと
   、アルカリ土類金属化合物および／または亜鉛化合物よ
   りなる防錆顔料組成物。
2. （２）リン酸アルミニウムと縮合リン酸アルミニウムと
   を任意の割合で併用してなる特許請求の範囲第１項の防
   錆顔料組成物。
3. （３）ステアリン酸系金属石けんが、ステアリン酸アル
   ミニウムである特許請求の範囲第１項の防錆顔料組成物
   。
4. （４）亜鉛化合物が酸化亜鉛である特許請求の範囲第１
   項の防錆顔料組成物。
5. （５）塗料用展色材に分散せしめた特許請求の範囲第１
   項ないし第４項のいずれかの防錆顔料組成物。