JPH01108696A - 紙葉類のパターン検出回路を備えた選別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は紙幣、金券、小切手、手形等の紙葉類の真贋や
種類を識別して選別する装置において、簡単な回路構成
によって目的とする種類のものを識別選択することがで
きる紙葉類のパターン検出回路を備えた選別装置に関す
る。

（従来の技術） 対向して配置された発光素子と反射光を受光する受光素
子との間に位置するパスライン」二を順次搬送されてく
る被測定体である紙葉類に対して、発光素子から測定光
ビームを照射し被測定体を透過する透過光や反射光を受
光素子にて受光することによって、紙葉類の透過光量や
反射光量に基いて、紙葉類の表面や内部に形成された文
字、図形、符号等のパターンを識別する光学的文字読取
り装置、光学的符号読取り装置或は光学的パターン識別
装置等が従来から周知である。これらの読取り或は織前
装置類は、被測定体と非接触で迅速且つ正確に処理を行
うことができるところから、例えば紙幣、金券、商品券
、各種チケット、小切手、手形等の真贋や種類を印刷パ
ターンによって識別するパターン識別装置、その他各種
の識別装置等に多用されている。

この種の装置においては、紙葉類等の被測定体を光操作
することによって、被測定体の表面や内部に表示された
文字、符号、図形等のパターンの変化に起因した透光量
及び反射光量の強弱変化を検出し、この検出信号な光電
変換器によって光の強弱に比例したアナログ電気信号と
して取り出す。このアナログ電気信号を例えば、紙葉類
の背景領域と文字符号領域に夫々対応する２値信号に変
換した２値論理により読取りパターンとして表わし、こ
れを所定の基準パターンと比較して文字符号の良否を判
断し、紙幣の真贋等の識別判断を行うようにしている。

この基準パターンはメモリ手段等にＰめいくつか設定保
ｔ！！されており、設定された基準パターンを有する紙
葉類について識別選択が行われて、後段の処理装置等に
搬送される。

第２図は光学的にパターンを検知するだめの従来の回路
構成を示し、被測定体としての紙葉類ｌは、測定光を発
光する発光素子２と測定光を受光する受光素子３ａ、３
ｂとの間を搬送される。紙葉類ｌが搬送される過程にお
いて受光素子：３ａ。

３ｂに入射する減光された測定光及び反射光の透光…及
び反射光量の強弱変化に基いて紙葉類のパターンが検知
される。

受光素ｒ−３ａ、３ｂ等は、透光量及び及び反射光量の
強弱変化を信ちとして波形整形を行う増幅回路４に出力
し、増幅された信号は△／　Ｉ）　：］ンバータ５でΔ
／［）変換され、ＣＰｔＪ（中央演算回路）６に入力さ
れる。基準値選択回路７には予め定められた種類の紙葉
類のパターンに関する基へｌ・値が設定保持されており
、これらの中から］」的とする紙葉類の基準値が選択さ
れる。基準値選択回路７からＣＰＵ６に対しては、識別
しようとする紙葉類についての基準となるパターンを示
す信号が人力される。そして、Ａ／Ｄコンバータ４を介
して入力された被測定体としての紙葉類１の現実のパタ
ーンと当該基準値との比較を行うことによって紙葉類の
、種類、真贋について識別を行う。

しかしながら、上記従来の測定回路にあっては一１識別
可能な紙葉類の種類が予め基準値選択回路７に設定保持
されたものに限られるという欠点を有している。実際問
題として、種類の限られた紙幣を除けば、新たに無数に
発行されるパターンの異なる各種紙葉類を全て想定して
、全てのパターンについて基準値を設定しておくことは
不可能である。特に、商品券、金券、チケット、小切手
等々については任意のパターンのものが多種類発行され
るため、このように選択の範囲が狭く限られていると、
多数の紙葉類の中から目的とする紙葉類を選別する装置
の適用範囲は極めて限られたものとなる。

（発明の目的） 本発明は上記に鑑みてなされたものであり、あらゆる種
類の被測定体について、その特有のパターンに基いて真
贋、種類の識別を行うことを可能にしだ紙葉類のパター
ン検出回路を備えた選別装置を提供することを目的とし
ている。

（発明の概要） 上記目的を達成するため、本発明の紙葉類のパターン検
出回路を備えた選別装置は、パターンを検知した結果を
記憶するメモリー回路をＣＰＵに接続した構成を有し、
メモリー回路がクリアされた状態において一枚１」の紙
葉類のパターンをパターン検出回路で検知することによ
って当該紙葉類のパターンが基準パターンとしてメモリ
ー回路に保持される。−枚目以後に測定される紙葉類は
ＣＰ　Ｌｌにおいて前記基準パターンと比較演算される
ことによって同一性について判別される。

（実施例） 以下、本発明の紙葉類のパターン検出回路を備えた選別
装置について詳細に説明する。

第１図は本発明の選別装置に使用されろ紙葉類のパター
ン検出回路の構成を示すブロック図である。

このパターン検出回路は、図示しない搬送ベルト等によ
って搬送されてくる被測定体としての紙葉類２１が通過
するパスライン２２を挟んで対向配置された発光素子２
３及び第１の受光素子２４と、受光素子２３と同じ側に
配設されて紙葉類２１にて反射した測定光を受光する第
２の受光素子２５と、受光素子２４．２５からの信号を
増幅するとともに整形する増幅器３０と、増幅器３０か
らのアナログ信号をパルス信号に変換するＡ／Ｄコンバ
ータ３１と、パルス信号を処理するＣ　Ｐ　Ｕ３２と、
ＣＰＵ３２の処理信号及び書換え可能な基準パターンを
記憶するメモリ回路３３とを有している。発光素子２３
と受光素子２４．２５は、パターン検知手段を構成して
いる。

このパターン検出回路は例えば紙幣、金券、小切手、手
形等々の真贋、種類を識別して選別する選別装置等に使
用されるため、ＣＰ　Ｕ　３２は識別された紙葉類を選
別搬送する選別搬送機構（図示せず）に対して制御信号
を出力するように構成されている。

発光グイオート等の発光素子２３からパスライン２２を
通過する紙葉類２Ｉに対して照射される測定光ビームは
フ」トダイオートまたは光電ｒ−増増幅管管の受光素子
２４．２５により光電変換された後、整形増幅器３０に
て所定のアナログ電圧（ｒｉ号に調整され且つ雑音等の
除去が行われる。増幅器３０の出力信号はＡ／Ｄコンバ
ータ３１にてデジタル処理を可能にするためにパルス信
号に変換された後ＣＰＵ３２において予め定められたプ
ログラムに従い演算（比較）処理される。

ＣＰＵ３２に連動するように接続されたメ干り回路３３
がクリアされた状態においてパスライン２２を紙葉類２
１が通過すると、当該紙葉類の文字、符り、図形等のパ
ターンについての情報が基準パターンとしてメモリ回路
３３に設定保持され、以後新たにクリアされるまで当該
基＝１１．パターンを保持し続ける。

ＣＰＵ３２における基準パターンと被測定体との比較の
結果、同一性が判定された場合には図示しない選別搬送
機構に対して制御信号を出力し、当該紙葉類を選別して
搬送し集積位置に搬送する。種類の同一性が判定されな
かった紙葉類は例えば挿入口に返却されたり、或は選別
搬送機構によって他の集積位置に搬送される。

選別しようとする紙葉類の種類を変更する場合には、メ
モリ回路３３をクリアしてから上記と同様の手順で新た
な紙葉類をパスラインを通過させて測定し、新たな基準
パターンをメモリ回路３３に設定する。

また、上記実施例においては、発光、受光素子という光
学的測定手段を用いたが本発明の範囲はこれに限定され
る訳ではなく、印刷インキに含有される磁気を磁気セン
サにて検出することによってパターンを学習し、比較選
別することも可能である。

（発明の効果） 以上のように本発明の紙葉類のパターン検出回路を備え
た選別装置にあっては、メモリ回路をクリアした状態に
おいてパターン検出回路によって被ｆｆ１ｌｌ定対象と
しての紙葉類のパターンを検出することによって基準と
なる測定値をメ干り回路に学習させ、以後は新たに測定
した被測定体と当該基準パターンとを比較して真贋、種
類の同−性等を識別判断するようにしたため、あらゆる
種類の紙葉類について簡単且つ迅速に選別作業を行うこ
とができる。特に、基準パターン選択回路によった従来
例のように、予め設定された限られた種類の紙葉類につ
いてしか測定することができないという不具合を有して
おらず、汎用性が広い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の選別装置に使用される紙葉類のパター
ン検出回路の構成を示すブロック図、第２図は光学的に
長さ等を検知するための従来の回路構成説明図。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被測定体としての紙葉類に形成された文字、図形
   、符号等のパターンを検出してこれを基準となるパター
   ンと比較するパターン検出回路を備え、該紙葉類が基準
   となるパターンと一致したときに当該紙葉類を選別する
   選別装置において、前記パターン検出回路は、被測定体
   としての紙葉類のパターンを測定する検知手段と、該検
   知結果を基準パターンとしてメモリする書換え可能なメ
   モリ回路と、該基準パターンと他の紙葉類について検知
   されたパターンとを比較して当該他の紙葉類の種類の同
   一性を識別判断する中央演算回路とを備えており、 前記基準パターンは被測定体のパターンを前記検知手段
   にて検知することによって該メモリ回路に記憶されるこ
   とを特徴とする紙葉類のパターン検出回路を備えた選別
   装置。
2. （２）前記検知手段は発光素子と受光素子とから構成さ
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   紙葉類のパターン検出回路を備えた選別装置。