JP5193409B2 - 紙葉類処理装置と紙葉類処理装置の点検方法とテスト媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、紙幣などの紙葉類の種類、正損、真偽の判定を行って、この判定結果に基づいて紙葉類の区分処理を行う紙葉類処理装置と紙葉類処理装置の点検方法とテスト媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙幣などの紙葉類の種類、正損、真偽の判定を行って、紙葉類の区分処理を行う紙葉類処理装置は、作業員(メンテナンスマン)が定期点検時に、マニアルに従って機能及び性能の点検を行うことにより性能を確保している。通常、紙葉類処理装置の点検は、数ヶ月毎に、機能及び性能の確認を作業員が実施している。機能及び性能の確認は、マニアル等の指示書に従って順番に各ユニットの確認を行う。機能及び性能の確認は、例えば、表示器の確認、各測定器の出力電圧の測定、過去の処理結果、リジェクト、エラー結果等に基づく作業員の経験的な判断により行われる。
【0003】
しかしながら、マニアル等の指示書には、基準値と異なる数値や異なる波形となった場合に、どこをどうするかについて必ずしも明記されていないものが多く、作業員のこれまでの経験等により修正していくいる。このようなメンテナンスのやり方では、メンテナンスに要する時間がかかったり、作業員の技量によるところが大きく、保守レベルのバラツキが発生し、常に一定の機能及び性能を維持するのが難しい等の問題がある。このため、簡単に安定した保守点検を行うことができ、常に一定レベルの機能及び性能を確実に維持することができるものが要望されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、紙葉類処理装置のメンテナンスに時間がかかったり、性能及び機能の維持が人間の経験のよるもの大きいという問題点を解決するもので、性能及び機能の維持を容易、かつ、確実に行うことができる紙葉類処理装置と紙葉類処理装置の点検方法とテスト媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明の紙葉類処理装置は、紙葉類を検査し、この検査結果に基づいて前記紙葉類を処理するものにおいて、紙葉類が投入される投入手段と、この投入手段により投入された紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送される紙葉類から画像情報を検知する画像検知手段と、この画像検知手段により検知された画像に基づいて紙葉類を検査する検査手段と、前記投入手段に前記画像検知手段にて読取可能な所定の画像パターンが配置された媒体が投入された場合、前記画像検知手段が前記媒体から検知した画像データと前記所定の画像パターンに応じて設定された基準値とを比較して前記画像検知手段による画像の検知状態を判定する判定手段と、この判定手段による判定結果を報知する報知手段とから構成されている。
【0006】
この発明の紙葉類処理装置の点検方法は、投入手段に投入された紙葉類を搬送し、この搬送される紙葉類から画像検知手段により画像情報を検知し、この検知された画像に基づいて紙葉類を検査し、前記画像検知手段が読取可能な所定の画像パターンが配置された媒体が前記投入手段に投入された場合、前記画像検知手段が前記媒体から検知した画像データと前記所定の画像パターンに応じて設定された基準値とを比較して前記画像検知手段による画像の検知状態を判定し、この判定結果を報知する。
【0007】
この発明のテスト媒体は、紙葉類が投入される投入手段と、この投入手段により投入された紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送される紙葉類から画像情報を検知する画像検知手段と、この画像検知手段により検知された画像に基づいて紙葉類を検査する検査手段と、前記画像検知手段が所定の画像パターンを検知した画像データと前記所定の画像パターンに応じて設定された基準値とを比較して前記画像検知手段による画像の検知状態を判定する判定手段と、この判定手段による判定結果を報知する報知手段とを有する紙葉類処理装置に用いられる媒体であって、
前記投入手段により投入可能な形状を有し、少なくとも前記所定の画像パターンに応じて設定された基準値と比較するために前記画像検知手段が検知する所定の画像パターンが配置されている
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る現金処理機(紙葉類処理装置)1の構造を概略的に示す図である。図1に示すように、現金処理機1は、紙幣処理部2とテラーマシン3により構成されている。この現金処理機1は、複数金種のサイズの異なる複数枚の紙幣P(長方形状の紙葉類)を混在させて一括して投入し、全ての紙幣Pの表裏および天地を同じ向きに揃えてその金種別に分類して集積するためのものである。
【0009】
この現金処理機1の紙幣処理部2は、テラーマシンと呼ばれるパーソナルコンピュータ(PC)2と接続されている。このPC2には、紙幣を本体1内のどこにどのような方向で集積するかという区分指定等の制御プログラムがインストールされている。このPC2により、本体1は予め区分指定が設定される。この区分指定に基づいて本体1では、取出し部に方向、あるいは種類がまちまちな紙幣が供給されると、1枚ずつ紙幣を取出して整列整位した後、紙幣の券種,正損,真偽等の判定を行う。この判定結果により紙幣処理部2は、紙幣を指定された集積部に集積する。また、PC3には、作業員に対して各種情報を表示するためのモニタ3a(表示部)、および作業員による各種操作入力を受け付けるための操作・入力部3b(モード選択部)が接続されている。さらに、PC2は、各処理バッチ毎の計数処理結果、あるいはエラー内容やリジェクトデータ等もログデータとして記憶できる機能も持っている。
【0010】
紙幣処理部2は、その外殻をなす略矩形箱形状の筐体2aを有する。筐体2aの図中右上部には、複数枚の紙幣Pを面方向に集積した状態でその短手方向を立位にして一括投入する投入部5が設けられている。投入部5は、全ての紙幣Pの長手方向に沿った下端辺(一方の長端辺)をステージに当接せしめて整位するとともに、ステージに沿って紙幣Pの面方向に図示しないバックアッププレートを移動せしめてステージ上の図中左端の紙幣Pを一対の取出しローラ5a(取出し部)に押付ける。ステージの左端に上下に並べて配設された一対の取出しローラ5aが回転すると、ステージ上の紙幣Pが左端のものから順にその下端側から搬送路6上に取出される。
【0011】
投入部5直後の搬送路6上には、整列整位部10が設けられている。整列整位部10は、整列整位部10より下流側の搬送路6上に設けられた各処理部における、紙幣Pの姿勢不良、すなわちスキューやシフトに起因した不具合を防止するため、各紙幣Pのスキューおよびシフトを補正する。整列整位部10直後の搬送路6上には、紙幣Pの金種、表裏、天地、汚れや破損の有無等の特徴を検出する鑑査ユニット7が設けられている。鑑査ユニット7は、複数の検知部を有し、搬送路6を搬送される紙幣Pの表面から各種情報(複数種類の特徴量)を検出する。鑑査ユニット7より下流側の搬送路6上には、鑑査ユニット7における検出結果に基づいて紙幣Pの搬送方向を選択的に切換えるための複数のゲートG1〜G9が設けられている。
【0012】
最も上流側に設けられたゲートG1の位置で分岐された一方の搬送路上には、スイッチバック機構8が設けられている。スイッチバック機構8は、ゲートG1を介して送り込まれた紙幣Pの搬送方向を逆転させて天地を逆転させ、再び搬送路上に送り出すように機能する。ゲートG1の位置で分岐された他方の搬送路は、スイッチバック機構8を迂回させるための迂回搬送路8aとして機能する。迂回搬送路8aは、ゲートG1を介してスイッチバック機構8を通過した紙幣P、および迂回搬送路8aを通過した紙幣Pが、同じ時間間隔で合流部9に達するような長さに設定されている。
【0013】
迂回搬送路8aは、合流部9に向かう途中で排除搬送路11aに分岐されており、この分岐位置にゲートG2が設けられている。ゲートG2を介して分岐された排除搬送路11aの終端には、排除すべき紙幣Pを排除するためのリジェクト部11(排除部)が設けられている。排除すべき紙幣Pとは、鑑査ユニット7において、2枚取りが判定された紙幣、所定のレベルを超えて大きくスキューしたことが判定された紙幣、或いは再流通可能な正券と判定されなかった損券や偽券などの紙幣(紙幣とは限らない)など、後段の処理部における処理が不可能であることが判定された紙幣である。また、鑑査ユニット7でその特徴を検出できなかった紙幣もリジェクト部11へ排除される。リジェクト部11は、投入部5の上方に配置され、筐体2aの外部からアクセス可能となっている。
【0014】
合流部9より下流側の搬送路6は、再び2方向に分岐されており、この分岐位置にゲートG3が設けられている。ゲートG3の位置で分岐された一方の搬送路上には、表裏反転機構12が設けられている。この表裏反転機構12は、その入口から出口に向けて中心軸の回りで180°ねじれたねじり搬送路を有する。しかして、このねじり搬送路を紙幣Pが通過することにより、紙幣Pの表裏が反転される。ゲートG3の位置で分岐された他方の搬送路は、表裏反転機構12を迂回させるための迂回搬送路12aとして機能する。迂回搬送路12aは、ゲートG3を介して表裏反転機構12のねじり搬送路を通過した紙幣P、および迂回搬送路12aを通過した紙幣Pが、同じ時間間隔で合流部13に達するような長さに設定されている。
【0015】
合流部13よりさらに下流側でゲートG4の位置で2方向に分岐された一方の搬送路は、図中右方向に略水平に延びた水平搬送路14として機能する。水平搬送路14上には、残り5つのゲートG5〜G9が略等間隔で設けられている。各ゲートG5、G6、G7、G8、G9によってそれぞれ水平搬送路14から下方に分岐された位置には、ゲートの数より1つ多い6つの集積部15a〜15fがそれぞれ設けられている。さらに、各集積部15a〜15fの下方には、入金が確定された集積部15の紙幣を受け取って収納するスタッカ16a〜16fがそれぞれ1対1に対応して設けられている。
【0016】
合流部13を通過した紙幣Pは、上述したスイッチバック機構8および/或いは表裏反転機構12を選択的に通過されてその表裏および天地に関する向きが一定の向きに揃えられているため、各集積部15a〜15fに集積される紙幣Pは、表裏および天地が揃えられてそれぞれ所定の集積部へ集積される。
【0017】
図2は、紙葉類処理部2の制御系統の構成を概略的に示す図である。
図2に示すように、上記紙葉類処理部2には、全体を制御する制御部21が設けられている。この制御部21には、紙葉類処理部2内の各搬送路による紙幣の搬送を制御する搬送制御部22、上記鑑査ユニット7による紙幣の種類の判別結果に基づいて上記ゲートG1〜G9を駆動制御するゲート制御部23、上記テラーマシン3とデータのやり取りを行うインターフェース24、及び上記鑑査ユニット7が接続されている。
【0018】
上述した構成により、投入部5にセットされた紙幣が1枚ずつ搬送路6に取り込まれて搬送されることにより、鑑査ユニット7を通過する。この際、鑑査ユニット7により紙幣の種類、方向、良否、汚損度等が判別され、この判別結果が制御部21に供給される。この判別結果に基づいて、制御部21がゲート制御部23を制御してゲートG1〜G9を駆動制御することにより、紙幣を各集積部などに振分けるようになっている。
【0019】
図3は、鑑査ユニット7の概略構成を示すものである。
図3に示すように、鑑査ユニット7において、紙幣は搬送ローラ31〜38により搬送路6上の間隙を図の右から左へ搬送されるようになっている。搬送路6上には、図の右側から順に、透過画像検知部41、上面反射画像検知部42、下面反射画像検知部43、磁気検知部44、蛍光検知部45、厚さ検知部46が設置されている。
【0020】
透過画像検知部41は、紙葉類Sの透過画像情報を検知するものである。上面画像検知部42は、紙葉類Sの上面の反射画像情報を検知するものである。下面画像検知部43は、紙葉類Sの下面の反射画像情報を検知するものである。磁気検知部44は、紙葉類Sの磁気印刷特性を検知するものである。蛍光検知部45は、紙葉類Sからの蛍光発光特徴量を検知するものである。厚さ検知部46は、紙葉類Sの厚さを検知するものである。
【0021】
搬送ローラ対31、32と搬送ローラ対33、34の間に、透過画像検知部41が設けられている。搬送ローラ対33、34と搬送ローラ対35、36の間に、上面反射画像検知部42が設けられている。搬送ローラ対35、36と搬送ローラ37の間に、下面反射画像検知部43が設けられている。搬送ローラ37の搬送路16を挟んだ対向位置に磁気検知部44が設けられている。搬送ローラ37、38の間に、蛍光検知部45が設けられている。搬送ローラ(固定ローラ)38の搬送路16を挟んだ対向位置に厚さ検知部46が設けられている。
【0022】
また、上記鑑査ユニット7内の上方部には、上記透過画像検知部41、上面画像検知部42、下面画像検知部43、磁気検知部44、蛍光検知部45、厚さ検知部46と接続され、上記各検知部からの検知信号に基づいて紙幣の種類、方向(表向きあるいは裏向き)、良否、汚損度等を判別する判別処理部50が設置されている。
【0023】
次に、鑑査ユニット7の制御系統の概略構成について説明する。
図4は、鑑査ユニット7の構成を概略的に示すブロック図である。図4に示すように、鑑査ユニット7では、判別処理部50に、透過画像検知部41、上面画像検知部42、下面画像検知部43、磁気検知部44、蛍光検知部45、厚さ検知部46が接続されている。
【0024】
透過画像検知部41、上面画像検知部42、下面画像検知部43は、例えばLEDアレイを発光部とし、フォトダイオードアレイまたはCCD(ChargeCoupled Device)を受光部とした1次元画像読み取りセンサで、LEDには用途により可視光や近赤外光が使用される。また、上面画像検知部42及び下面画像検知部43には、イメージセンサの読取り位置の一端に白基準値を決定するための白基準部(図示しない)が設けられており、この白基準部の読取り画像に基づいてシェーディング補正部40aにより読取り画像の補正を行うようになっている。なお、以下の説明では、上記透過画像検知部41、上面画像検知部42及び下面画像検知部43を画像検知部40として説明する。
【0025】
上記磁気検知部44は、搬送される紙幣から磁性をインキで印刷された文字や絵柄部分を検出する。磁気検知部44は例えば磁気ヘッドのようなセンサで構成され、コア材の一次側に直流バイアス電流を印加し、磁性材料がヘッド部を通過したときのフラックス(磁束)の変化を二次側コイルで検出するようになっている。
【0026】
上記蛍光検知部45は、搬送される紙幣から蛍光発光するインキで印刷された図柄を検知するものである。蛍光検知部45は、発光部を紫外線発光ランプとし、紙幣から発せられる光をフォトダイオードの受光部でスポット視野にて検出するようになっている。
【0027】
上記厚さ検知部46は、搬送される紙幣の厚さを検知するものであり、搬送される紙幣の厚さを電圧値として出力する。厚さ検知部46は、紙幣を2本のローラで挟み、片側のローラまたはそれを支持するシャフトの変動量を変位センサ等で電気信号に変換するようになっている。
【0028】
上記判別処理部50は、上記各検知部41〜46で検知された特徴量に基づいて紙幣の券種、正損、真偽等の判別を行う。また、判別処理部50は、各検知部41〜46にて得られた特徴量を判断するための基準値を記憶しているメモリ50aを有している。
【0029】
図5は、鑑査ユニット7のメンテナンスに用いられるテストカード(テスト媒体)Tの例を示す図である。図5に示すように、テストカードTは、領域R1、R2、R3、R4が設けられている。上記領域R1には、画像検知部40の検査を行うためのテストパターンが配置されている。上記領域R2には、上記厚さ検知部46の検査を行うためのテストパターンが配置されている。上記領域R3には、磁気検知部44の検査を行うためのテストパターンが配置されている。上記領域R4には、上記蛍光検知部45の検査を行うためのテストパターンが配置されている。また、画像検知部40としては上面画像検知部42及び下面画像検知部43があるため、テストカードTの両面には、少なくとも領域R1のテストパターンが印刷されている。
【0030】
次に、鑑査ユニット7におけるメンテナンス時の動作について説明する。図はメンテナンス時における全体の動作フローを説明するためのフローチャートである。
まず、作業員(メンテナンスマン)は、鑑査ユニット7のメンテナンスを行う際、テラーマシン3にて保守モード(テストモード)の入力設定を行う(ステップS1)。これにより、テラーマシン3は、作業員により入力された設定に基づいて紙幣処理部2へテストモードの動作設定を要求する。このテストモードでの動作設定要求を受けると、紙幣処理部2の制御部21は、テストモードの動作設定を実行する。この動作設定により紙幣処理部2は、上記のようなテストカードTが認識可能となる。
【0031】
テストモードの動作設定が完了すると、作業員は、テストカードTを投入部5に設置し、テラーマシン3から計数開始の操作を行う。このような操作に応じて、テラーマシン3は、紙幣処理部2へテストモードの開始を要求する。このテストモードの開始要求を受けると、紙幣処理部2の制御部21は、搬送制御部22により投入部5に設置されたテストカードTを受入れる。
【0032】
投入部5から紙幣処理部2内に受入れられたテストカードTは、整列整位部10で整列及び整位され、鑑査ユニット7へ供給される。テストカードTが供給された鑑査ユニット7は、各検知部40〜46にてテストカードTに配置された各領域R1〜R4の情報を読み込む。すなわち、鑑査ユニット7では、画像検知部40がテストカードTの領域R1部分を読取り、厚さ検知部46がテストカードTの領域R2部分の読取り、磁気検知部44がテストカードTの領域R3部分の読取り、蛍光検知部45がテストカードTの領域R4を読取る。
【0033】
上記鑑査ユニット7内では、各検知部40〜46が取り込んだ情報を鑑査処理部50へ送る。鑑査処理部50は、各検知部により検出した情報(検知結果)と、予めメモリ50aに記憶されている基準値とを比較する。この比較に基づいて、鑑査処理部50は、検知結果と基準値とのズレ量等の結果情報をテラーマシン3へ送る。このとき、予め設定してある基準ズレ量(許容範囲)を超えた場合、鑑査処理部50は、部品交換情報等のメンテナンス情報も合わせてテラーマシン3へ送る。テラーマシン3は、紙幣処理部2から送られた判定結果をディスプレイ3aに表示することにより作業員に報知する。これにより、作業員は、ディスプレイ3aに表示された情報に従って現金処理機のメンテナンス作業を行う。
【0034】
次に、鑑査ユニット7の各検知部に対する機能及び性能の確認(メンテナンス)方法について具体例を用いて説明する。
まず、画像検知部40のメンテナンスについて説明する。画像検知部40は、テストカードTの領域R1を読取った画像情報に基づいて機能及び性能がテストされる。
図8は、テストカードTの領域R1に印刷される画像検知部用のテストパターン(画像検知パターン)T1の例を示す図である。領域R1に印刷される画像検知パターンT1は、画像検知部40による画像検知の状態を検査するためのテストパターンである。すなわち、メンテナンス時に、画像検知部40により領域R1の画像検知パターンT1を読取り、この読取った画像データと所定の基準値とを比較することにより画像検知部40の状態を判断するようになっている。
【0035】
に示すように、テストカードTの領域R1に配置される画像検知パターンT1は、3つの画像パターンA、B、Cにより形成されている。第1の画像パターンAは、中央部が白く両端が黒くなっており、中央部から両端部にかけては徐々に黒くなっている。第2の画像パターンBは、全体が白のパターン(白画像)である。第3の画像パターンCは全体が黒のパターン(黒画像)である。
【0036】
以下に、画像検知パターンT1による画像検知部40のテスト動作について図に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
テストカードTが搬送されて領域R1が画像検知部40の読取り位置に達すると、画像検知部40は、テストカードTの画像検知パターンT1が印刷されている領域R1を読取り走査する。これにより、画像検知部40は、第1の画像パターンA、第2の画像パターンB及び第3の画像パターンCの画像を順次読み込む。なお、上記第2の画像パターンBを読取る際、画像検知部40は、画像検知部40の読取り位置の一端に設けられている白基準部も読取るものとする。
【0037】
これらの各パターンを読取った画像は、順次、鑑査処理部50へ送られる。上記鑑査処理部50は、これらの各パターンの読取り画像により、画像検知部40の読取り異常を検出する。ここで、読取り異常の要因としては、画像検知部40を構成するイメージセンサの感度やセンサビットのばらつき、あるいは物理的な汚れ等が考えられるものである。
【0038】
まず、前記第1の画像パターンAを読取ると(ステップS11)、鑑査処理部50は、複数の濃度値の画像に対する読取り画像の濃度値が正常か否かを判断する。すなわち、鑑査処理部50は、第1の画像パターンAの複数の位置の読取り画素の濃度値が予めメモリ50aに記憶されている許容範囲内か否かを判断する(ステップS12)。
【0039】
図9は、予め設定されている第1の画像パターンAの基準値と、第1の画像パターンAの所定の各点における基準値に対する許容範囲の例を示す図である。図9に示す例では、第1の画像パターンAの複数の位置における読取り値(測定値)の許容範囲が示されている。この読取り値に対する許容範囲は、基準値に対して許容されるずれ量を示すものであり、画像検知部40による読取り画素の値が前記許容範囲内であれば正常であると判定するものである。
【0040】
また、図10は、第1の画像パターンA上の複数位置における測定値と許容範囲と判定結果とを示す図である。図10に示す例では、例えば、第1の画像パターンA上の点P1において、測定値が10、許容範囲が0〜20であり、前記測定値が許容範囲内であるため判定結果が正常となっている。ここで、点P1は、第1の画像検知パターンAの端部であり、黒に近い濃度となるはずである。同様に、点P2、点P3、…についても、読取り画素の濃度が所定の基準値に対する所定の許容範囲内か否かを判断する。この際、読取り画素の値が許容範囲外であったら、鑑査処理部50は異常であると判定し、パターンAの読取り画像による読取り異常を検出する(ステップS13)。このような判定結果は制御部21を介してテラーマシン3の表示部3aに表示され、作業員が画像検知部40のメンテナンス作業を確実かつ効率的に行うことが可能となる。
【0041】
また、前記白基準部及び前記第2の画像パターン(白画像)Bの画像を読取ると(ステップS14)、鑑査処理部50は、白基準部及び第2の画像パターンBの読取り画素の平均値をそれぞれ算出し(ステップS15、S18)、各平均値が予めメモリ50aに記憶されている許容範囲内か否かにより正常が否かを判断する(ステップS16、S19)。すなわち、鑑査処理部50は、上記白基準部の読取り画素の平均値が所定の許容範囲内か否かを判断する(ステップS16)。この判断により白基準部の読取り画素の平均値が所定の範囲外であれば、白基準部に対する画像検知部40の読取り異常を検出する(ステップS17)。また、鑑査処理部50は、第2の画像パターンBの読取り画素の平均値が所定の許容範囲内か否かを判断する(ステップS19)。この判断により読取り画素の平均値が所定の範囲外であれば、第2の画像検知パターンBに対する画像検知部40の読取り異常を検出する(ステップS20)。
【0042】
例えば、第2の画像パターンBの平均値が許容範囲外であれば、画像を読取るイメージセンサの感度不良、あるいは汚れが判定でき、白基準部の平均値が許容範囲外であれば、対応する箇所のイメージセンサの感度不良、あるいは白基準部の汚れが判定できる。このような判定結果は制御部21を介してテラーマシン3の表示部3aに表示されるため、作業員がどの箇所をどのように調整あるいは清掃すればよいかが簡単に分かる。また、画像パターンの平均値及び白基準部の平均値の両方が許容範囲外である場合には、シェーディング補正回路40aによる補正処理が適切に行われていない可能性があると判定できるため、シェーディング補正の取り直しを行うことにより調整を行うようにするこも可能である。
【0043】
また、図11は、第2の画像パターンB上の読取り画素データに対する、第2の画像パターンBの読取り画素の平均値、許容範囲及び判定結果と、白基準部の読取り画素の平均値、許容範囲及び判定結果の例を示す図である。図11に示す例では、まず、第2の画像パターンBの読取り画像データに対する平均値がCOで、許容値がB8〜DFであり、前記平均値が許容値内であるため判定結果が正常となっている。また、白基準部の読取り画像データに対する平均値がBFで、許容値がB0〜DOであり、前記平均値が許容値内であるため判定結果が正常となっている。この際、第2の画像パターンBあるいは白基準部の読取り画素の平均値が許容範囲外であったら、鑑査処理部50は画像検知部40の白画像あるいは白基準に対する読取り画素が異常であると判定する。
【0044】
また、前記第3の画像パターンCを画像検知部40が読取ると(ステップS21)、鑑査処理部50は、第3の画像パターンC(黒画像)に対する読取り画素が正常が否かを判断する。すなわち、鑑査処理部50は、第3の画像パターンCの読取り画素の平均値を算出し(ステップS22)、この算出した第3の画像パターンCの平均値が予めメモリ50aに記憶されている許容範囲内か否かを判断する(ステップS23)。この判断により第3の画像パターンCの読取り画素の平均値が許容範囲外であれば、鑑査処理部50は、黒画像に対する画像検知部40の読取り異常を検出する(ステップS24)。
【0045】
また、図12は、第3の画像パターンC上の読取り画素データに対する、第3の画像パターンCの読取り画素の平均値、許容範囲及び判定結果の例を示す図である。図12に示す例では、第3の画像パターンCの読取り画素データに対する平均値が10で、許容値が0〜20であり、前記平均値が許容値内であるため判定結果が正常となっている。この際、第3の画像パターンCの読取り画素の平均値が許容範囲外であったら、鑑査処理部50は画像検知部40の黒画像に対する読取り画素が異常であると判定する。
【0046】
上記各ステップS11〜24による判定結果は、上記鑑査処理部50より上記制御部21へ通知される(ステップS25)。上記制御部21は、必要に応じて、他の検知部等のテスト動作の結果と合わせて総合的な判定を行い、インターフェース24を介して判定結果をテラーマシン3へ通知する。これによりテラーマシン3は、判定結果を表示部3aに表示し、作業員に報知するようになっている。
【0047】
上記のように、鑑査ユニットでは、画像検知部がテストカードに印刷されたテストパターンを読取り、この読取り画素と所定の基準値とを比較するこにより、上記画像検知部の読取り画素が正常であるか否かを判定し、この判定結果に基づいて作業員にメンテナンスを促したり、シェーディング補正の取り直しを行うようにしたものである。これにより、鑑査ユニットあるいは画像検知部のメンテナンスを容易、かつ、確実に行うことができる。また、3つの異なるパターンを読取って検査することにより、画像検知部のどの部分をどのようにメンテナンスすればよいが予測でき、作業員が効率的にメンテナンス作業を行うことが可能になる。
【0048】
次に、厚さ検知部46のメンテナンスについて説明する。厚さ検知部46は、テストカードTの領域R2の厚さを検知することにより機能及び性能がテストされる。
図13は、厚さ検知部46にて検知される厚さ検知部用のテストパターン(厚さ検知パターン)T2の例を示す図である。この厚さ検知パターンT2は、テストカードTの領域R2に配置される。この領域R2に配置される厚さ検知パターンT2は、厚さ検知部46の状態を検査するための立体のパターンである。すなわち、メンテナンス時に、厚さ検知部46により領域R2の厚さ検知パターンT2の厚さを検知し、この検知した厚さと予めメモリ50aに記憶している許容範囲とを比較することにより厚さ検知部46の状態を判断するようになっている。
【0049】
図13に示すように、テストカードTの領域R2に配置される厚さ検知パターンT2は、3種類の厚さを有する立体の厚さパターンD、E、Fで形成されている。図13に示すように、紙幣の1枚分の厚みをt(例えば、100μm程度)とすると、第1の厚さパターンDの厚みは紙幣の1枚分の厚さtとし、第2の厚さパターンEの厚みは紙幣の2枚分の厚さ2tとし、第3の厚さパターンFの厚みは紙幣の3枚分の厚さ3tとする。
【0050】
上記厚さ検知部46は、搬送されてくる紙幣の厚みを電圧値で検知するセンサで構成されるため、厚さ検知部46は、図14に示すように、厚み量に応じた電圧値を出力するようになっている。従って、厚さ検知部46が紙幣の厚さを検知する際には、紙幣が1枚か2枚かを正確に判定可能な性能を維持することが重要である。
【0051】
以下に、厚さ検知パターンT2による厚さ検知部46のテスト動作について図15に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
テストカードTが搬送されて領域R2が厚さ検知部46を通過する際、厚さ検知検知部46は、テストカードTの領域R2の各厚さパターンD、E、Fの厚さを順次検知して電圧値に変換する(ステップS31)。この領域R2の厚さ検知の結果は、例えば、図14に示すような電圧波形で検出される。この図14に示すような電圧波形が得られたとすると、第1の厚さパターンDの検知結果は電圧Vdであり、第2のパターンEの検知結果は電圧Veであり、第3の厚さパターンFの検知結果は電圧Vfである。これらの電圧値Vd、Ve、Vfが、例えば、図16に示すように、所定の許容範囲内であるか否かにより、上記鑑査処理部50は厚さ検知部46が正常であるか否かを判断するようになっている。
【0052】
すなわち、鑑査処理部50では、まず、第1の厚さパターンDの検知結果としての電圧Vdが予めメモリ50aに記憶されている許容範囲内であるか否かを判断する(ステップS32)。この判断により電圧Vdが許容範囲外であると判断すると、鑑査処理部50は、紙幣1枚分の厚さ検知が異常であることを検出する(ステップS33)。
【0053】
同様に、鑑査処理部50は、第2の厚さパターンEの検知結果としての電圧Veが予めメモリ50aに記憶されている許容範囲内であるか否かを判断する(ステップS34)。この判断により電圧Veが許容範囲外であると判断すると、鑑査処理部50は、紙幣2枚分の厚さ検知が異常であることを検出する(ステップS35)。
【0054】
また、鑑査処理部50は、第3の厚さパターンFの検知結果としての電圧Vfが予めメモリ50aに記憶されている許容範囲内であるか否かを判断する(ステップS36)。この判断により電圧Vfが許容範囲外であると判断すると、鑑査処理部50は、紙幣3枚分の厚さ検知が異常であることを検出する(ステップS37)。
【0055】
さらに、鑑査処理部50では、領域R2の検知電圧の波形から図14に示すようなオーバーシュートSの時間を抽出する(ステップS38)。このオーバーシュートSは、厚さ検知部46へ厚さを有する搬送物が進入した際に、発生する波形の乱れである。つまり、厚さ検知部46は、厚さセンサと、この厚さセンサの対抗位置に存在する固定ローラ38との間を搬送物が通過することにより厚さに応じた電圧値を検知するようになっている。このため厚さセンサと固定ローラ38とは押圧状態にあり、この押圧状態にある厚さセンサと固定ローラ38間に搬送物が進入する時に、厚さセンサが搬送物の実際の厚さよりも大きく跳ね上げられてオーバーシュートSが発生する。
【0056】
従って、このオーバーシュートSの状態を検出することにより、厚さセンサと固定ローラ38との押圧状態をチェックできる。なお、ここでは、オーバーシュートSが発生している時間の平均値に応じて上記押圧状態が異常か否かを判断するものとする。すなわち、オーバーシュートSの時間を抽出すると、鑑査処理部50は、オーバーシュートSの時間が所定の許容範囲内が否かを判断する(ステップS39)。これにより、オーバーシュートSの時間が許容範囲外であると判断すると、鑑査処理部50は、押圧状態の異常を検出する(ステップS40)。
【0057】
上記各ステップS31〜40による判定結果は、上記鑑査処理部50より上記制御部21へ通知される(ステップS41)。上記制御部21は、必要に応じて、他の検知部等のテスト動作の結果と合わせて総合的な判定を行い、インターフェース24を介して判定結果をテラーマシン3へ通知する。これによりテラーマシン3は、判定結果を表示部3aに表示し、作業員に報知するようになっている。
【0058】
上記のように、テストカードに配置された立体パターンを検知し、その検知した出力波形に基づいて、厚みセンサの直線性、あるいは押圧状態等をチェックすることができる。また、厚さセンサが複数個並列設置されている場合、各々のセンサの検知出力値を見ることで、個別の不具合か、共通の不具合か知ることもできる。
【0059】
次に、磁気検知部44のメンテナンスについて説明する。磁気検知部44は、テストカードTの領域R3の磁気情報を読取ることにより機能及び性能がテストされる。
図17は、磁気検知部44にて検知される磁気検知部用のテストパターン(磁気検知パターン)T3の例を示す図である。この磁気検知パターンT3は、テストカードTの領域R3に配置される。この領域R3に配置される磁気検知パターンT3は、磁気検知部44の状態を検査するための磁気情報のパターンである。すなわち、メンテナンス時に、磁気検知部44により領域R3の磁気検知パターンT3から磁気情報を検知し、この検知した磁気情報と所定の基準値とを比較することにより磁気検知部44の状態を判断するようになっている。
【0060】
磁気検知部44では、複数の磁気ヘッド等で構成され、これらの磁気ヘッドで磁性を含んだインキで印刷された文字や絵柄部分を検出し、検出した磁気情報のパターンや積分量等の情報により紙幣の真偽判定などを行うものである。このため、磁気検知部44は、基本的に、磁気情報を有する媒体(紙幣やテストカード)が所定の搬送速度で磁気ヘッド面の近傍を通過すれば所定の出力が得られるようになっている。しかしながら、媒体の搬送速度,媒体の傾き搬送(スキュー)、あるいは、磁気ヘッドと媒体との隙間変動(ヘッドタッチ)等の要因にて安定した磁気情報の検知出力が得られなくなる。
【0061】
磁気検知部44では、所定の搬送速度で搬送される媒体によって磁気ヘッドに流れる電流を検出して電圧に変換することにより磁気情報を検知している。例えば、媒体の搬送速度が速まれば磁気情報の検知結果としての電圧出力は高くなる。また、媒体の搬送速度が遅くなれば磁気情報の検知結果としての電圧出力は低くなる。このように、同じ媒体であっても、媒体の搬送速度により磁気検知部44で検知される信号が異なってしまう。このような環境要因の変化を定期的に掴むことは、磁気検知部44の性能の維持及び安定化に重要である。従って、テストカードTの領域R3には、媒体の搬送速度、搬送状態、および検知出力などを検出するための磁気検知パターンT3が配置される。
【0062】
図17に示すように、テストカードTの領域R3には、7種類のパターン(磁気パターン)G〜Mからなる磁気検知用のテストパターン(磁気検知パターン)T3が磁気ヘッドの設置位置に対応して配置されている。図17に示すように、第1の磁気パターンGと第7の磁気パターンMとは、磁気検知パターンT3の搬送方向に対して磁気検知パターンT3の先頭と末尾とに対称的に配置される。第1の磁気パターンGと第7の磁気パターンMは、磁気検知パターンT3の搬送方向に対して横に長く、太いパターンであり、強い磁気情報が検知されるようになっている。
【0063】
また、第2の磁気パターンH及び第6の磁気パターンLは、磁気検知パターンT3内で対称的に配置され、磁気検知部44にて磁気の情報が比較的強く検出されるようなパターンとなっている。また、第4の磁気パターンJ及び第5の磁気パターンKは、磁気検知パターンT3内で対称的に配置され、上記第2、第6の磁気パターンH,Lよりも弱い磁気情報が検出されるようなパターンとなっている。例えば、第4、第5の磁気パターンJ,Kは、上記第2、第6の磁気パターンH,Lよりも磁気検知部44にて半分の強さの磁気情報が検出されるようになっている。
【0064】
また、上記第3の磁気パターンI(I1、I2、I3、I4)は、上記テストカード(媒体)Tが正常な位置で搬送されている場合にのみ、磁気検知部44の磁気ヘッドが磁気情報を検知しないような位置に配置されている。言い換えると、テストカードTがスキューなどにより正常に搬送されていない場合、磁気検知部44の磁気ヘッドは、上記第3の磁気パターンIから磁気情報を検出するようになっている。
【0065】
図18(a)は、磁気検知パターンT3の搬送方向と磁気ヘッドによる磁気情報の検出位置の関係を示し、図18(b)は、図18(a)の磁気検知パターンT3の磁気検知部44による磁気情報の検知出力波形の例を示す図である。また、図18(c)は、図18(b)に示す磁気検知部44の検知出力波形に基づく4つのゲート信号(GATE1〜GATE4)の例を示している。
【0066】
まず、第1のゲート(GATE1)は、上記第1の磁気パターンGを検知した時から上記第7の磁気パターンMを検知するまでの時間間隔を示す信号である。つまり、第1のゲートは、上記第1の磁気パターンGを検知した時にオンし、上記第7の磁気パターンMが検知された時にオフする。このため、第1のゲートは、第1の磁気パターンGと第7の磁気パターンMとの時間間隔を示す信号となる。従って、第1の磁気パターンGと第7の磁気パターンMとの距離が一定であることから第1のゲートによりテストカードTの搬送速度が判定できる。
【0067】
第2のゲート(GATE2)は、検知出力波形から上記第2の磁気パターンHに対応する第2波、及び上記第6の磁気パターンLに対応する第5波を示す信号である。つまり、第2のゲートは、第2波及び第5波に対応してオンとなる。従って、この第2のゲート信号に基づいて、磁気検知部44が検知した第2の磁気パターンH、及び第6の磁気パターンLの磁気情報に対するピーク値の平均値と積分量とが算出できる。なお、ここでは、第3の磁気パターンからは磁気情報が検出されていなことを前提とし、第2波が上記第2の磁気パターンHに対応し、第5波が上記第6の磁気パターンLに対応するものとして説明している。
【0068】
第3のゲート(GATE3)は、検知出力波形から上記第4の磁気パターンJに対応する第3波、及び上記第5の磁気検知パターンKに対応する第4波を示す信号である。つまり、第3のゲートは、第3波及び第4波に対応してオンとなる。従って、この第3のゲート信号に基づいて、磁気検知部44が検知した第4の磁気パターンJ、及び第5の磁気パターンKの磁気情報に対するピーク値の平均値と積分量とが算出できる。なお、ここでは、第3の磁気パターンからは磁気情報が検出されていなことを前提とし、第3波が上記第4の磁気パターンJに対応し、第4波が上記第5の磁気パターンKに対応するものとして説明している。
【0069】
第4のゲート(GATE4)は、通常の正常搬送では検知出力が現れない第3の磁気パターンI(11〜14)に対応する部分を示す信号である。つまり、第4のゲートは、検知出力波形における第2波と第3波との間、第3波と第4波との間、第4波と第5波との間、及び第5波と第6波との間でオンとなる。この第4のゲート信号に基づいて、第3の磁気パターンに対応する部分の検知出力の積分量が算出できる。
【0070】
次に、磁気検知パターンT3による磁気検知部44のテスト動作について、図19に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
テストカードTが搬送されて領域R3が磁気検知部44を通過する際、磁気検知部44の磁気ヘッドは、磁気検知パターンT3から磁気情報を検知して電圧変換する(ステップS51)。従って、領域R3の磁気検知パターンT3の磁気検知結果は、電圧の出力波形として検出される。鑑査処理部50では、磁気検出部44が検知した出力波形に基づいて、第1、第2、第3、第4のゲート信号を検出する(ステップS52)。
【0071】
鑑査処理部50は、まず、第1のゲート信号に基づいて第1の磁気パターンGを検知してから第7の磁気パターンMまでの時間間隔を判定し、この時間間隔が予めメモリ50aに記憶されている許容範囲内か否かを判断する(ステップS53)。この判断により時間間隔が許容範囲外であると判断した場合、鑑査処理部50は、テストカードTの搬送速度の異常を検出する(ステップS54)。
【0072】
また、鑑査処理部50は、第2のゲート信号と磁気検出部44からの出力値に基づいて、第2の磁気パターンHに対応する第2波、及び第6の磁気パターンLに対応する第5波のピーク値の平均値と積分量とを算出する(ステップS55)。上記第2波及び上記第5波のビーク値の平均値と積分量とを算出すると、鑑査処理部50は、算出したピーク値の平均値と積分量(磁気情報の検知量)が予めメモリ50aに記憶されている許容範囲内であるか否かを判断する(ステップS56)。この判断により磁気情報の検知量が許容範囲外であると判断した場合、鑑査処理部50は、磁気検知部44の磁気情報の読取り異常を検出する(ステップS57)。
【0073】
また、鑑査処理部50は、第3のゲート信号と磁気検出部44からの出力値に基づいて、第4の磁気パターンJに対応する第3波、及び第5の磁気パターンKに対応する第4波のピーク値の平均値と積分量とを算出する(ステップS58)。上記第3波及び上記第4波のビーク値の平均値と積分量とを算出すると、鑑査処理部50は、算出したピーク値の平均値と積分量(磁気情報の検知量)が予めメモリ50aに記憶されている許容範囲内であるか否かを判断する(ステップS59)。この判断により磁気情報の検知量が許容範囲外であると判断した場合、鑑査処理部50は、磁気検知部44の磁気情報の読取り異常を検出する(ステップS60)。
【0074】
また、鑑査処理部50は、第4のゲート信号と磁気検出部44からの出力値とに基づいて、第3の磁気パターンに対応する部分の積分量を算出する(ステップS61)。第3の磁気パターンに対応する部分の積分量を算出すると、鑑査処理部50は、算出した積分量が予めメモリ50aに記憶されている許容範囲内か否かを判断する(ステップS62)。この判断により第3の磁気パターンに対応する部分の積分量が許容範囲外であると判断すると、鑑査処理部50は、スキュー等の搬送異常を検出する(ステップS63)。ここでは、正常な状態で搬送されている場合には検出されない位置の磁気情報が、許容範囲以上検出されたか否かによりテストカードTの搬送姿勢等の搬送異常を検出している。
【0075】
上記各ステップS51〜63による判定結果は、上記鑑査処理部50より上記制御部21へ通知される(ステップS64)。上記制御部21は、必要に応じて、他の検知部等のテスト動作の結果と合わせて総合的な判定を行い、インターフェース24を介して判定結果をテラーマシン3へ通知する。これによりテラーマシン3は、判定結果を表示部3aに表示し、作業員に報知するようになっている。
【0076】
上記のように、鑑査ユニットの磁気検知部がテストカードに磁気検知用のテストパターンとして配置された種々の磁気パターンを検知し、この検知結果と所定の許容範囲とを比較するこにより、磁気情報の読取り状態、紙葉類の搬送速度及び搬送状態が正常であるか否かを判定し、この判定結果を作業員に報知したり、上記判定結果に基づいて作業員にメンテナンスを促すようにしたものである。これにより、鑑査ユニット、磁気検知部、あるいは搬送装置のメンテナンスを容易、かつ、確実に行うことができる。
【0077】
次に、蛍光検知部45のメンテナンスについて説明する。蛍光検知部45は、テストカードTの領域R4を読取ることにより機能及び性能がテストされる。 図20は、蛍光検知部45にて検知される蛍光検知部用のテストパターン(蛍光検知パターン)T4の例を示す図である。この蛍光検知パターンT4は、テストカードTの領域R4に配置される。この領域R4に配置される蛍光検知パターンT4は、蛍光検知部45の状態を検査するためのテストパターンである。すなわち、メンテナンス時に、蛍光検知部45により領域R4の蛍光検知パターンを読取り、この読取ったパターンと許容範囲とを比較することにより蛍光検知部45の状態を判断するようになっている。
【0078】
図20に示すように、テストカードTの領域R4に配置される蛍光検知パターンT4は、2種類の蛍光検知用のテストパターン(蛍光パターン)N、Oで形成されている。図20に示すように、第1の蛍光パターンNは、蛍光発光するインキが薄く印刷されたパターンである。また、第2の蛍光パターンOは、上記第1の蛍光パターンに比べて蛍光発光するインキが濃く印刷されたパターンである。
【0079】
上記蛍光検知部45は、蛍光発光する画素を検知する複数の検知センサで構成され、予め紙幣に印刷されている蛍光発光する図柄の発光パターンにより真券か偽券かを判断するため、発光パターンのみを読取るものである。従って、蛍光検知パターンT4を読取ることにより読取り感度が正常か否かを判断することが重要である。
【0080】
図21は、図20に示すような2種類の蛍光パターンN、Oから発光量の例を示す図である。蛍光検知部45が2種類の濃度の蛍光パターンN、Oから構成される蛍光検知パターンT4を読取ると、図21に示すような読取り結果が得られる。このような読取り結果からは、それぞれ蛍光パターンN、Oから読取った発光量が検出される。従って、鑑査処理部50は、各蛍光パターンN、Oから読取った発光量が所定の許容範囲であるか否かを判断するとともに、各蛍光パターンから読取った発光量に基づく感度傾斜が所定の許容範囲内であるか否かを判断する。また、鑑査処理部50は、蛍光検知部45の複数のセンサに対して、各センサ間での感度傾斜の差が所定の許容範囲内か否かを判断することによりセンサ間の感度のばらつきの有無を検出できる。また、各センサ間で感度傾斜の差があった場合、フィルタの劣化等の要因が考えられる。
【0081】
次に、蛍光検知パターンT4による蛍光検知部45のテスト動作について、図21に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
テストカードTが搬送されて領域R4が蛍光検知部45を通過する際、蛍光検知部45は、第1、第2の蛍光パターンN、Oを順次読取る(ステップS71)。まず、蛍光検知部45が第1の蛍光パターンNを読取ると(ステップS71)、鑑査処理部50は、読取った発光量のレベルが予めメモリ50aに記憶されている許容範囲内か否か判断する(ステップS72)。この判断により第1の蛍光パターンNの読取った発光量のレベルが許容範囲外であると判断した場合、鑑査処理部50は、第1の蛍光パターンNの濃度に対する読取り異常を検出する(ステップS73)。
【0082】
また、蛍光検知部45が第2の蛍光パターンOを読取ると(ステップS74)、鑑査処理部50は、読取った発光量のレベルが予めメモリ50aに記憶されている許容範囲内か否か判断する(ステップS75)。この判断により第2の蛍光パターンOの読取った発光量のレベルが許容範囲外であると判断した場合、鑑査処理部50は、第2の蛍光パターンOの濃度に対する読取り異常を検出する(ステップS76)。
【0083】
また、鑑査処理部50は、上記第1の蛍光パターンNから読取った発光量と上記第2の蛍光パターンOから読取った発光量との差により感度傾斜を算出する(ステップS77)。感度傾斜を算出すると、鑑査処理部50は、算出した感度傾斜が予めメモリ50aに記憶されている許容範囲内が否かを判断する(ステップS78)。この判断により感度傾斜が許容範囲外であると判断した場合、鑑査処理部50は、蛍光検知部45の検知センサの感度異常を検出する(ステップS79)。
【0084】
さらに、鑑査処理部50は、蛍光検知部45の複数の検知センサ間での感度傾斜の差を算出し(ステップS80)、算出した感度傾斜の差が予めメモリ50aに記憶されている許容範囲内か否かを判断する(ステップS81)。この判断により感度傾斜の差が許容範囲外であると判断すると、鑑査処理部50は、センサ間の感度差が異常であることを検出する(ステップS83)。
【0085】
上記各ステップS71〜82による判定結果は、上記鑑査処理部50より上記制御部21へ通知される(ステップS84)。上記制御部21は、必要に応じて、他の検知部等のテスト動作の結果と合わせて総合的な判定を行い、インターフェース24を介して判定結果をテラーマシン3へ通知する。これによりテラーマシン3は、判定結果を表示部3aに表示し、作業員に報知するようになっている。
【0086】
上記のように、鑑査ユニットの蛍光検知部がテストカードに配置された蛍光検知用のテストパターンを読取り、この読取った発光量と所定の許容範囲とを比較するこにより、上記蛍光検知部の読取り感度が正常であるか否かを判定し、この判定結果を作業員に報知したり、上記判定結果に基づいて作業員にメンテナンスを促すようにしたものである。これにより、鑑査ユニットあるいは蛍光検知部のメンテナンスを容易、かつ、確実に行うことができる。
【0087】
次に、上記テストカードTによる検知結果をテラーマシンへ通知する際の総合的に判定動作について説明する。
上述のような画像検知部40、厚さ検知部46、磁気検知部44、及び蛍光検知部45のテスト動作による判定結果は、制御部21を介してテラーマシン3へ送信されるようになっている。従って、制御部21には、各検知部によるテストカードTの検知結果に基づく判定結果が集められる。
【0088】
このため、制御部21では、各検知部に対する判定結果に基づいて鑑査ユニット7内の機能及び性能を総合評価することが可能である。例えば、各検知部による検知結果に基づいて総合的にテストカードTの搬送状態を判定したり、鑑査ユニット7内の全体的な汚れ度合いや鑑査ユニット7内の各種センサの全体的な劣化度合いなどを総合的に判定して、その総合的な判定結果をテラーマシン3へ転送しディスプレイ3aに表示するようにしても良い。これにより、総合的な紙葉類処理部の状態あるいは鑑査ユニット全体としての状態を簡単に作業員に報知することができ、作業員によるメンテナンス作業を支援できる。
【0089】
以下に、上述の実施の形態についてまとめて説明する。
上記のように、画像検知部、厚さ検知部、磁気検知部、蛍光検知部等の各検知部がテストカード上に配置された種々のテストパターンを検知し、予め組み入れてある各検知部の基準閾値と比較することにより、機器の状態を判定し、作業員に報知する。これにより、作業員の技量によらない精度の高い保守及び管理ができる。
【0090】
また、各検知部に対応する種々のテストパターンが配置されたテストカードを紙葉類処理部に供給し、各検知部が上記テストカードに配置されているテストパターンを検知し、これらの検知結果と、予め設定されている各検知部の基準閾値とを比較することにより、各検知部の状態を判定し、紙葉類処理部に接続されているパーソナルコンピュータのディスプレイに各検知部の状態を表示する。これにより、簡単に、作業員の熟練度などによる個人差のない各検知部の評価やメンテナンスを行うことができるため、高精度の保守及び管理が実現できる。
【0091】
また、各検知部に対応する種々のテストパターンが配置されたテストカードを紙葉類処理部に供給し、各検知部が上記テストカードに配置されているテストパターンを検知し、これたの検知結果と、予め設定されている各検知部の基準閾値とを比較することにより、各検知部の状態を判定し、紙葉類処理部に接続されているパーソナルコンピュータのディスプレイに各検知部の状態、及び、検知結果を表示する。これにより、個人差のない各検知部の評価やメンテナンスを行うことができるとともに、次回の保守時の予想も立てることもできるため、簡単かつ確実に高精度の保守及び管理が実現できる。
【0092】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、性能及び機能の維持を容易、かつ、確実に行うことができる紙葉類処理装置と紙葉類処理装置の点検方法とテスト媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る現金処理機の概略構成を示す図。
【図2】図1の現金処理機内における制御系統の概略構成を示すブロック図。
【図3】鑑査ユニット内の概略構成を示す図。
【図4】図3の鑑査ユニット内における制御系統の概略構成を示すブロック図。
【図5】テストカードの構成例を概略的に示す図。
【図6】テストモードの動作を概略的に説明するためのフローチャート。
【図7】画像検知のテスト動作を説明するためのフローチャート。
【図8】画像検知用のテストパターンの構成例を示す図。
【図9】第1の画像パターンに対する基準値と許容値の例を示す図。
【図10】第1の画像パターンの検知結果と判定結果との例を示す図。
【図11】第2の画像パターンの検知結果と判定結果との例を示す図。
【図12】第3の画像パターンの検知結果と判定結果との例を示す図。
【図13】厚さ検知のテスト動作を説明するためのフローチャート。
【図14】厚さ検知の検知結果としての出力波形の例を示す図。
【図15】厚さ検知用のテストパターンの構成例を示す図。
【図16】厚さ検知用のテストパターンに対する基準値と許容値の例を示す図。
【図17】磁気検知用のテストパターンの構成例を示す図。
【図18】磁気検知用のテストパターンの検知結果の例を説明するための図。
【図19】厚さ検知のテスト動作を説明するためのフローチャート。
【図20】蛍光検知用のテストパターンの構成例を示す図。
【図21】蛍光検知用のテストパターンに対する基準値と許容値の例を示す図。
【図22】蛍光検知のテスト動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
T…テストカード、1…現金処理機、2…紙幣処理部、3…テラーマシン、3a…表示部、5…投入部、6…搬送路、7…鑑査ユニット、10…整列整位部、11…リジェクト部、15a〜15f…集積部、21…制御部、22…搬送制御部、23…ゲート制御部、24…インターフェース、31〜38…搬送ローラ、40…画像検知部(41…透過画像検知部、42…上面反射画像検知部、43…下面反射画像検知部)、44…磁気検知部、45…蛍光検知部、46…厚さ検知部

Claims (21)

  1. 紙葉類を検査し、この検査結果に基づいて前記紙葉類を処理する紙葉類処理装置において、
    紙葉類が投入される投入手段と、
    この投入手段により投入された紙葉類を搬送する搬送手段と、
    この搬送手段により搬送される紙葉類から画像情報を検知する画像検知手段と、
    この画像検知手段により検知された画像に基づいて紙葉類を検査する検査手段と、
    前記投入手段に前記画像検知手段にて読取可能な所定の画像パターンが配置された媒体が投入された場合、前記画像検知手段が前記媒体から検知した画像データと前記所定の画像パターンに応じて設定された基準値とを比較して前記画像検知手段による画像の検知状態を判定する判定手段と、
    この判定手段による判定結果を報知する報知手段と、
    を具備したことを特徴とする紙葉類処理装置。
  2. 前記媒体に配置される画像パターンは、グラデーションパターンを含む、
    ことを特徴とする前記請求項1に記載の紙葉類処理装置。
  3. 前記媒体に配置される画像パターンは、複数の画像パターンからなる、
    ことを特徴とする前記請求項1又は2に記載の紙葉類処理装置。
  4. 前記搬送手段により搬送される紙葉類の厚さを検知する厚さ検知手段と、
    この厚さ検知手段により検知された厚さを示すデータに基づいて紙葉類を検査する厚さ検査手段と、
    前記投入手段に前記厚さ検知手段にて検知可能な所定の厚さパターンが配置された媒体が投入された場合、前記厚さ検知手段が前記媒体から検知した厚さを示すデータと所定の厚さ基準値とを比較して前記厚さ検知手段による厚さの検知状態を判定する厚さ判定手段と、
    を具備したことを特徴とする前記請求項1乃至3の何れか1項に記載の紙葉類処理装置。
  5. 前記搬送手段により搬送される紙葉類から磁気情報を検知する磁気検知手段と、
    この磁気検知手段により検知された磁気情報に基づいて紙葉類を検査する磁気検査手段と、
    前記投入手段に前記磁気検知手段にて検知可能な所定の磁気情報パターンが配置された媒体が投入された場合、前記磁気検知手段が前記媒体から検知した磁気情報と所定の磁気基準値とを比較して前記磁気検知手段による磁気情報の検知状態を判定する磁気判定手段と、
    を具備したことを特徴とする前記請求項1乃至4の何れか1項に記載の紙葉類処理装置。
  6. 前記搬送手段により搬送される紙葉類から磁気情報を検知する磁気検知手段と、
    この磁気検知手段により検知された磁気情報に基づいて紙葉類を検査する磁気検査手段と、
    前記投入手段に前記磁気検知手段にて検知可能な所定の磁気情報パターンが配置された媒体が投入された場合、前記磁気検知手段が前記媒体から検知した磁気情報に基づいて前記搬送手段による紙葉類の搬送状態を判定する磁気判定手段と、
    を具備したことを特徴とする前記請求項1乃至5の何れか1項に記載の紙葉類処理装置。
  7. 前記搬送手段により搬送される紙葉類から蛍光発光する発光パターンを検知する蛍光検知手段と、
    この蛍光検知手段により検知された発光パターンを示す情報に基づいて紙葉類を検査する蛍光検査手段と、
    前記投入手段に前記蛍光検知手段にて検知可能な所定の発光パターンが配置された媒体が投入された場合、前記蛍光検知手段が前記媒体から検知した蛍光パターンと所定の蛍光基準値とを比較して前記蛍光検知手段による発光パターンの検知状態を判定する蛍光判定手段と、
    を具備したことを特徴とする前記請求項1乃至6の何れか1項に記載の紙葉類処理装置。
  8. 紙葉類処理装置の点検方法であって、
    投入手段に投入された紙葉類を搬送し、
    この搬送される紙葉類から画像検知手段により画像情報を検知し、
    この検知された画像に基づいて紙葉類を検査し、
    前記画像検知手段が読取可能な所定の画像パターンが配置された媒体が前記投入手段に投入された場合、前記画像検知手段が前記媒体から検知した画像データと前記所定の画像パターンに応じて設定された基準値とを比較して前記画像検知手段による画像の検知状態を判定し、
    この判定結果を報知する
    ことを特徴とする紙葉類処理装置の点検方法。
  9. 前記媒体に配置される画像パターンは、グラデーションパターンを含む、
    ことを特徴とする前記請求項に記載の紙葉類処理装置の点検方法。
  10. 前記媒体に配置される画像パターンは、複数の画像パターンからなる、
    ことを特徴とする前記請求項8又は9に記載の紙葉類処理装置の点検方法。
  11. 搬送される紙葉類の厚さを厚さ検知手段により検知し、
    この検知された厚さを示すデータに基づいて紙葉類を検査し、
    前記厚さ検知手段が検知可能な所定の厚さパターンが配置された媒体が前記投入手段に投入された場合、前記厚さ検知手段が前記媒体から検知した厚さを示すデータと所定の基準値とを比較して前記厚さ検知手段による厚さの検知状態を判定する、
    ことを特徴とする前記請求項8乃至10の何れか1項に記載の紙葉類処理装置の点検方法。
  12. 搬送される紙葉類から磁気情報を磁気検知手段により検知し、
    この検知された磁気情報に基づいて紙葉類を検査し、
    前記磁気検知手段が検知可能な所定の磁気情報パターンが配置された媒体が前記投入手段に投入された場合、前記磁気検知手段が前記媒体から検知した磁気情報と所定の磁気基準値とを比較して前記磁気検知手段による磁気情報の検知状態を判定する、
    ことを特徴とする前記請求項8乃至11の何れか1項に記載の紙葉類処理装置の点検方法。
  13. 搬送される紙葉類から磁気情報を磁気検知手段により検知し、
    この検知された磁気情報に基づいて紙葉類を検査し、
    前記磁気検知手段が検知可能な所定の磁気情報パターンが配置された媒体が前記投入手段に投入された場合、前記磁気検知手段が前記媒体から検知した磁気情報に基づいて紙葉類の搬送状態を判定する、
    ことを特徴とする前記請求項8乃至12の何れか1項に記載の紙葉類処理装置の点検方法。
  14. 搬送される紙葉類から蛍光発光する発光パターンを蛍光検知手段により検知し、
    この検知された発光パターンを示す情報に基づいて紙葉類を検査し、
    前記蛍光検知手段が検知可能な所定の発光パターンが配置された媒体が前記投入手段に投入された場合、前記蛍光検知手段が前記媒体から検知した蛍光パターンと所定の基準値とを比較して前記蛍光検知手段による発光パターンの検知状態を判定する、
    ことを特徴とする前記請求項8乃至13の何れか1項に記載の紙葉類処理装置の点検方法。
  15. 紙葉類が投入される投入手段と、この投入手段により投入された紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段により搬送される紙葉類から画像情報を検知する画像検知手段と、この画像検知手段により検知された画像に基づいて紙葉類を検査する検査手段と、前記画像検知手段が所定の画像パターンを検知した画像データと前記所定の画像パターンに応じて設定された基準値とを比較して前記画像検知手段による画像の検知状態を判定する判定手段と、この判定手段による判定結果を報知する報知手段とを有する紙葉類処理装置に用いられるテスト媒体であって、
    前記投入手段により投入可能な形状を有し、少なくとも前記所定の画像パターンに応じて設定された基準値と比較するために前記画像検知手段が検知する所定の画像パターンが配置されていることを特徴とするテスト媒体。
  16. 前記画像パターンは、グラデーションパターンを含む、
    ことを特徴とする前記請求項15に記載のテスト媒体。
  17. 前記画像パターンは、複数の画像パターンからなる、
    ことを特徴とする前記請求項15又は16に記載のテスト媒体。
  18. 前記紙葉類処理装置は、さらに、前記搬送手段により搬送される紙葉類の厚さを検知する厚さ検知手段と、この厚さ検知手段により検知された厚さを示すデータに基づいて紙葉類を検査する厚さ検査手段と、前記厚さ検知手段が検知した厚さを示すデータと所定の厚さ基準値とを比較して前記厚さ検知手段による厚さの検知状態を判定する厚さ判定手段とを有し、
    前記所定の厚さ基準値と比較するために前記厚さ検知手段が検知する所定の厚さパターンが配置されていることを特徴とする前記請求項15乃至17の何れか1項に記載のテスト媒体。
  19. 前記紙葉類処理装置は、さらに、前記搬送手段により搬送される紙葉類から磁気情報を検知する磁気検知手段と、この磁気検知手段により検知された磁気情報に基づいて紙葉類を検査する磁気検査手段と、前記投入手段に前記磁気検知手段にて検知可能な所定の磁気情報パターンが配置された媒体が投入された場合、前記磁気検知手段が前記媒体から検知した磁気情報と所定の磁気基準値とを比較して前記磁気検知手段による磁気情報の検知状態を判定する磁気判定手段とを有し、
    前記所定の磁気基準値と比較するために前記磁気検知手段が検知する所定の磁気パターンが配置されていることを特徴とする前記請求項15乃至18の何れか1項に記載のテスト媒体。
  20. 前記紙葉類処理装置は、さらに、前記搬送手段により搬送される紙葉類から磁気情報を検知する磁気検知手段と、この磁気検知手段により検知された磁気情報に基づいて紙葉類を検査する磁気検査手段と、前記磁気検知手段が検知する磁気情報に基づいて前記搬送手段による紙葉類の搬送状態を判定する磁気判定手段と、を有し、
    前記搬送手段を正常に搬送されている場合には検知されない位置に磁気パターンが配置されていることを特徴とする前記請求項15乃至19の何れか1項に記載のテスト媒体。
  21. 前記紙葉類処理装置は、さらに、前記搬送手段により搬送される紙葉類から蛍光発光する発光パターンを検知する蛍光検知手段と、この蛍光検知手段により検知された発光パターンを示す情報に基づいて紙葉類を検査する蛍光検査手段と、前記蛍光検知手段が検知した蛍光パターンと所定の蛍光基準値とを比較して前記蛍光検知手段による発光パターンの検知状態を判定する蛍光判定手段と、を有し、
    前記所定の蛍光基準値と比較するために前記蛍光検知手段が検知する前記所定の発光パターンが配置されていることを特徴とする前記請求項15乃至20の何れか1項に記載のテスト媒体。
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