JPH01106332A - オーディオテープもしくはビデオテープ - Google Patents

オーディオテープもしくはビデオテープ

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JPH01106332A
JPH01106332A JP26472787A JP26472787A JPH01106332A JP H01106332 A JPH01106332 A JP H01106332A JP 26472787 A JP26472787 A JP 26472787A JP 26472787 A JP26472787 A JP 26472787A JP H01106332 A JPH01106332 A JP H01106332A
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Shinji Saito
真二 斉藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、非磁性支持体と磁性層からなる磁気記録媒体
に関するものであり、さらに詳しくは、少なくとも二層
の磁性層を有する磁気記録媒体とその製造方法に関する
ものである。
[発明の背景] 磁気記録媒体は、録音用テープ、ビデオテープあるいは
フロッピーデスクなどとして広く用いられている。磁気
記録媒体は、基本的には、強磁性粉末が結合剤(バイン
ダ)中に分散された磁性層が非磁性支持体上に積層され
てなるものである。
磁気記録媒体は、電磁変換特性、走行耐久性および走行
性能などの諸特性において高いレベルにあることが必要
とされる。すなわち、音楽録音再生用のオーディオテー
プにおいては、より高度の原音再生能力が要求されてい
る。また、ビデオテープについては、原画再生能力が優
れているなど電磁変換特性が優れているものであること
が要求されている。
このような優れた電磁変換特性を有すると同時に、磁気
記録媒体は前述のように良好な走行耐久性を持つことが
要求されている。そして、走行耐久性を得るためには、
通常研磨材の働きが重要な役割を担っている。すなわち
、磁性層に含有された研磨材は磁性層全体に分布してい
るが、その−部は磁性層表面に存在しており、磁気記録
媒体がヘッド等走行系部材と接触しながら走行する際、
磁性層表面とヘッド等との接触面で磁性層表面に存在す
る研磨材が研磨効果を発揮する。従って、研磨材を磁気
記録媒体に含有させることによって走行耐久性を向上さ
せることが可能である。しかしながら、磁性層表面に存
在する研磨材は実際に磁性層に添加した量のほんの一部
であり、これによって充分に優れた走行耐久性を得るこ
とは難しかった。例えば、走行耐久性を向上させるため
に研磨材の添加量を増加した場合は、強磁性粉末の含有
量が低下するため、また粒子径の大きな研磨材を使用し
た場合には、磁性層表面に研磨材が過度に突出し易くな
るため、前記の電磁変換特性が劣化し問題となる。
このような問題を解決するため、磁性層を上層と下層の
二層を設け、上層を特に走行耐久性の優れた磁性層とし
、下層を特に電磁変換特性の優れた磁性層とすることで
全体的な走行耐久性の向上を図ることが提案されている
(特開昭58−20042β号公報)。すなわち、下層
に研磨材等の添加材類を加えずに強磁性粉末の含有量を
大きくして電磁変換特性の向上を図り、上層の層厚を0
.5〜!、5μmとし、研磨材として最、大粒子径が上
層の層厚を超えないものを使用することにより電磁変換
特性を損なうことな°く走行耐久性の向上が可能である
としている。
しかしながら、上記のように磁性層を二層にすることに
よって電磁変換特性および走行耐久性がある程度良好な
磁気記録媒体を得ることはできるが、まだ上記性能にお
いて、特に走行耐久性において充分に優れていると言う
ことはできない。
[発明の目的] 本発明は、電磁変換特性が優れ、且つ走行耐久性の向上
したオーディオテープ、ビデオテープなどの磁気記録媒
体とその製造方法を提供することにある。
[発明の要旨] 本発明は、非磁性支持体の表面に第一磁性層および第二
磁性層をこの順に設けてなる磁気記録媒体において、第
二磁性層の層厚が0.5μm以上であって、且つ第二磁
性層に含まれるモース硬度6以上の研磨材の平均粒子径
が第二磁性層の層厚の1/3以上であることを特徴とす
る磁気記録媒体にある。該磁気記録媒体は、走行下にあ
る非磁性支持体の表面に第一磁性層用塗布液を塗布し、
その塗布層が湿潤状態の内に、その塗布層上に連続して
モース硬度6以上で平均粒子径が第二磁性層の層厚の1
/3以上である研磨材を含有する第二磁性層用塗布液を
第二磁性層の乾燥後の層厚が0.5μm以上になるよう
に塗布することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法を
利用することにより有利に製造することができる。
[発明の効果] 本発明の磁気記録媒体は、上記に示したように、少なく
とも二層の磁性層を有し、上記第二磁性層(上層)の層
厚が0.5μm以上で、第二磁性層に含まれるモース硬
度6以上の研磨材の平均粒子径が第二磁性層の層厚の1
/3以上である。
このような構成をとることにより、研磨材が磁   −
性層表面に適度に突出して研磨材の研磨効果が有効に発
揮でき、またその突出の程度が過度でなく添加量も適度
であるので電磁変換特性を損なうことなく走行耐久性を
向上させることが可能である。
また、上記特定の製造方法を用いることによって、極め
て薄い層厚の第二磁性層であっても均一な層厚で、且つ
その表面が極めて平滑な状態に塗布することができる。
これにより、本発明の優れた走行耐久性を有し、しかも
電磁変換特性を損なうことがない磁気記録媒体を提供す
ることができる。
[発明の詳細な記述] 本発明の磁気記録媒体は、基本的には、結合剤中に分散
された強磁性粉末を含む少なくとも二層の磁性層が非磁
性支持体上に設けられた構成を有する。
本発明に使用することができる非磁性支持体としては、
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン
ナフタレート等のポリエステル類、ポリプロピレン等の
ポリオレフィン類、セルローストリアセテート、セルロ
ースジアセテート等のセルロース誘導体、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン等のビニル系樹脂、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリイミドな
どの合成樹脂からなるフィルムもしくはシート:アルミ
ニウム、銅等の非磁性金属箔ニステンレス箔などの金属
箔:紙、セラミックシート等から選ばれる。
これらの支持体は、その厚さが2.5〜100μmの範
囲にあり、好ましくは3〜80μmの範囲である。
本発明者等は、特に磁気記録媒体の走行耐久性を向上さ
せる為に種々検討を重ねてきた。前述したように走行耐
久性を向上させるために研磨材の添加量を増加した場合
は、強磁性粉末の含有量が低下するため、また粒子径の
大きな研磨材を使用した場合には、磁性層表面に研磨材
が過度に突出し易くなるため、走行耐久性は向上するも
のの電磁変換特性が劣化する。
従って、本発明の磁気記録媒体は、上記電磁変換特性を
劣化させることなく走行耐久性の向上を可能にするもの
であると言うことができる。すなわち本発明の磁気記録
媒体は、非磁性支持体の表面に第一磁性層および第二磁
性層をこの順に設けることによって得られる少なくとも
二つの磁性層を有し、そして上層である第二磁性層の層
厚が0.5μm以上であって、且つ第二磁性層に含まれ
るモース硬度6以上の研磨材の平均粒子径が第二磁性層
の層厚の1/3以上であることを特徴としている。この
ような構成をとることにより、研、磨材が磁性層表面に
適度に突出して研磨材の研磨効果が有効に発揮でき、ま
たその突出の程度が過度でなく添加量も適度であるので
走行耐久性が向上するだけでなく電磁変換特性も優れた
もの゛となる。すなわち、研磨材の平均粒子径が第二磁
性層の層厚の1/3以上になると、研磨材に粒度分布が
あるため実質的に磁性層の層厚以上の研磨材が存在する
こと、そして研磨材自身が磁性層表面に分布し易い性質
があることから、研磨材が磁性層表面に適度に突出する
ようになる。平均粒子径が層厚の172以上になるとさ
らに研磨効果に有効となり好ましい。
しかしながら、研磨材の平均粒子径が大きくなりすぎる
と研磨材が磁性層表面から過度に突出したり、磁性層表
面が粗面となり易くなり、電磁変換特性が劣化する傾向
にある。このため平均粒子径は大きくとも1.0μm以
下であることが好ましい。さらに、第二磁性層の層厚と
の関係からみると平均粒子径は第二磁性層の層厚以下で
あることが好ましい。
上記の第二磁性層に含まれる本発明のモース硬度6以上
の研磨材の含有量は強磁性粉末100重量部に対して2
〜15重量部であることが走行耐久性を維持する点から
好ましい。モース硬度6以上の研磨材としては、α−A
l120.(モース硬度9)、Ti02(同6.5)、
5i02 (同7)、5n02 (同6.5)、Cr2
0)(同9)、5iC(同9)およびTiC(同9)を
挙げることができる。好ましくは、α−Al120゜お
よびCr2Oコである。
前記のように本発明の磁性層の内第二磁性層に含まれる
モース硬度6以上の研磨材の平均粒子径が第二磁性層の
層厚の1/3以上であることが必要である。例えば、研
磨材が平均粒子径0.2μmであれば、第二磁性層の層
厚0.6μm以下であることが必要であり、0.5μm
の場合は1.5μm以下であることが必要である。
通常二層の磁性層を設ける場合、第一磁性層用塗布液を
塗布して乾燥後、第二磁性層用塗布液を塗布することに
より磁性層を形成する。しかしながら、第一磁性層を乾
燥後に第二磁性層を塗布した場合には、上記のように1
.0μm前後という薄い層厚を均一な層厚で得ることは
難しく、はとんど不可能に近いといえる。このような1
.0μm前後という薄層を得るためには、後述するよう
に第一磁性層用塗布液を塗布した後、その塗布層が湿潤
状態の内に第二磁性層用塗布液を連続的に塗布すること
により磁性層を形成することが必要で、これにより薄い
第二磁性層を均一な層厚で得ることができる。
本発明の磁気記録媒体は、上層である第二磁性層が充分
な走行耐久性を備えているため、第一磁性層は優れた電
磁変換特性を得る上で研磨材の量が第二磁性層より少な
いことが好ましく、さらに好ましくは含有していないこ
とである。
本発明の各磁性層形成に使用する結合剤用樹脂に特に制
限はない。結合剤用樹脂としては、塩化ビニル系共重合
体(例、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル
・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル
・酢酸ビニル・アクリル酸共重合体、塩化ビニル・塩化
ビニリデン共重合体、塩化ビニル・アクリロニトリル共
重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体)、ニトロセル
ロース樹脂などのセルロース誘導体、アクリル樹脂、ポ
リビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、
エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリウレタン系樹脂(
例、ポリエステル系ポリウレタン樹脂、ポリエーテル系
ポリウレタン樹脂、ポリカーボネートポリウレタン樹脂
)等を挙げることができる。そして、これらの樹脂中に
水酸基、カルボキシル基、エポキシ基、スルホン酸金属
塩基、リン酸基、リン酸エステル基等の極性基を含有し
ても良い。
これらは、単独でも組み合わせでも使用することができ
る。
また、硬化剤を使用する場合、通常は、ポリイソシアネ
ート化合物が用いられる。ポリイソシアネート化合物は
、通常ポリウレタン系樹脂等の硬化剤成分として使用さ
れているもののなかから選択される。ポリイソシアネー
ト化合物の例としては、トリレンジイソシアネートとト
リメチロールプロパン1モルとの反応生成物(例、デス
モジュールL−75(バ5イニル社製))、キシリレン
ジイソシアネートあるいはへキサメチレンジイソシアネ
ートなどのジイソシアネート3モルとトリメチロールプ
ロパン1モルとの反応生成物、へキサメチレンジイソシ
アネート3モルのビューレット付加化合物、トリレンジ
イソシアネート5モルのイソシアヌレート化合物、トリ
レンジイソシアネート3モルとへキサメチレンジイソシ
アネート2モルのイソシアヌレート付加化合物、イソホ
ロンジイソシアネートおよびジフェニルメタンジイソシ
アネートのポリマーを挙げることができる。
また、電子線照射による硬化処理を行なう場合には、反
応性二重結合を有する化合物(例、ウレタンアクリレー
ト)を使用することができる。
樹脂成分と硬化剤との合計の重量は、強磁性粉末100
重量部に対して、通常5〜40重量部の範囲内にあるこ
とが好ましく、さらに好ましくは10〜20重量部であ
る。
本発明で用いる強磁性粉末の例としては、γ−Fe2O
3のような金属酸化物系の強磁性粉末、コバルト等の他
の成分を含有するγ−Fe2O3のような異種金属・金
属酸化物系の強磁性粉末、および鉄、コバルトあるいは
ニッケルなどの強磁性金属を含む強磁性金属微粉末を挙
げることができる。
強磁性金属微粉末を使用する場合には、鉄、コバルトあ
るいはニッケルを含む強磁性金属微粉末であって、その
比表面積が42rn”/g以上(特に好ましくは45r
n”/g以上)の強磁性金属微粉末であることが好まし
い。
この強磁性金属微粉末の例としては、強磁性金属微粉末
中の金属分が75重量%以上であり、そして金属分の8
0重量%以上が少なくとも一種類の強磁性金属あるいは
合金(例、Fe、Co、Ni、Fe−Co、Fe−Ni
%Co−Ni。
Co−N1−Fe)であり、該金属分の20重量%以下
の範囲内で他の成分(例、AIL、Si、S%Sc%T
i、V、Cr、Mn、Cu、Zn。
Y、Mo%Rh、Pd、Ag、Sn%Sb、B。
Ba、Ta、W、Re、Au、Hg、Pb%P。
La%Ce、Pr%Nd、Te%Bi)を含むことのあ
る合金を挙げることができる。また、上記強磁性金属分
が少量の水、水酸化物または酸化物を含むものなどであ
ってもよい。
これらの強磁性粉末の製法は既に公知であり、本発明で
用いる強磁性粉末についても公知の方法に従って製造す
ることができる。
強磁性粉末の形状に特に制限はないが、通常は針状、粒
状、サイコロ状、米粒状および板状のものなどが使用さ
れる。特に針状の強磁性粉末を使用することが好ましい
上記の樹脂成分、硬化剤および強磁性粉末を、通常磁性
塗料の調製の際に使用されている溶剤(例、メチルエチ
ルケトン、ジオキサン、シクロヘキサノン、酢酸エチル
)と共に混線分散して磁性塗料とする。混線分散は通常
の方法に従って行なうことができる。
なお、磁性塗料中は、上記成分以外に、帯電防止剤(例
、カーボンブラック)、潤滑剤(例、脂肪酸、脂肪酸エ
ステル、シリコーンオイル)、分散剤など通常使用され
ている添加剤あるいは充填材(剤)を含むものであって
もよいことは勿論である。
次に、本発明の磁気記録媒体の製造方法について述べる
。塗設は、以上の材料により調製した磁性塗料を非磁性
支持体上に下記の方法にて塗布する。先ず第一磁性層用
の樹脂成分および強磁性粉末並びに所望により配合され
る硬化剤などの磁性層形成成分を溶剤と共に混線分散し
て第一磁性層用塗布液を調製する。そして第二磁性層用
についても上記磁性層形成成分に加えて前記のようにモ
ース硬度6以上で平均粒子径が第二磁性層の1/3以上
の研磨材を添加して同様に第二磁性層用塗布液を調製す
る。
本発明の磁気記録媒体の製造方法の特徴は、走行下にあ
る非磁性支持体の表面に第一磁性層用塗布液を塗布し、
その塗布層が湿潤状態の内に、その塗布層上に連続して
第二磁性層用塗布液を第二磁性層の乾燥後の層厚が0.
5μm以上になるように塗布することにある。この二層
を連続塗布する方法は、例えば塗布機としてリバースロ
ーラを用いた場合、走行下にある非磁性支持体を挟むよ
うにしてリバースローラを連続して二基設置して塗布し
ても良いし、また第一磁性層が湿潤状態(すなわち塗布
層がまだ溶剤を含んで粘着性を示す状態)を保持できる
範囲内で間隔を設けて二基設置して塗布しても良い。
上記の製造方法を用いることによって得られた第二磁性
層は、極めて薄い層厚の磁性層であっても均一な層厚で
、且つその表面が極めて平滑な状態に塗布することがで
きる。これにより、本発明の優れた走行耐久性を有し、
しかも電磁変換特性を損なうことのない磁気記録媒体を
製造することができる。
上記磁性塗料の塗布層は、得られた磁気記録媒体の磁性
層の厚さ(第一磁性層と第二磁性層の合計の層厚)が通
常0.5〜10μmの範囲内となるように塗布される。
本発明で用いる非磁性支持体の磁性塗料が塗布されてい
ない面にバック層(バッキング層)が設けられていても
よい。通常バック層は、非磁性支持体の磁性塗料が塗布
°されていない面に、研磨材、帯電防止剤などの粒状成
分と結合剤とが有機溶剤に分散してなるバック層形成塗
料を塗布して設けられた層である。
なお、非磁性支持体の磁性塗料およびバック層形成塗料
の塗設面に接着剤層が付設されていてもよい。
通常、塗布された磁性塗料の塗布層は、磁性塗料の塗布
層中に含まれる強磁性粉末を配向させる処理、すなわち
磁場配向処理を施した後、乾燥される。
このようにして乾燥された後、塗布層に表面平滑化処理
を施す。表面平滑化処理には、たとえばスーパーカレン
ダロールなどが利用される。表面平滑化処理を行なうこ
とにより、乾燥時の溶剤の除去によって生じた空孔が消
滅し磁性層中の強磁性粉末の充填率が向上するので、電
磁変換特性の高い磁気記録媒体を得ることができる。
このようにして硬化処理された積層体を次に所望の形状
に裁断する。
裁断はスリッターなとの通常の裁断機などを使用して通
常の条件で行なうことができる。
本発明の磁気記録媒体は、上下二層系について述べてき
たが、上記指定の性質を保持し二層の磁性層を含む限り
、全体として三層以上であっても良い。
次に実施例と比較例を示し、本発明を更に具体的に説明
する。各側において、2部1は特に指定しない限り1重
量部1を意味する。
[実施例1] Co−yFe203        100部[Hc:
6500e。
5BET比表面積:35♂/gl 塩化ビニル・酢酸ビニル・       12部無水マ
レイン酸共重合体 (組成比 86:13:1 、重合度400)ポリエス
テルポリウレタン樹脂      6部カーボンブラッ
ク             3部ブチルステアレート
            1部ステアリン酸     
         2部酢酸ブチル         
    200部・二   −t Co−7Fe202        100部[11c
ニア000e。
S BET 比4面M : 40m”/gl塩化ビニル
・酢酸ビニル・       12部無水マー゛レイン
酸共重合体 (組成比 86:13:1 、重合度400)ポリエス
テルポリウレタン樹脂      6部α−AIL20
コ            6部(平均粒子径=0.6
μm)− カーボンブラック             3部ブチ
ルステアレート           1部ステアリン
酸              2部酢酸ブチル   
          200部上記二つの塗料のそれぞ
れについて、各成分をサンドミルな用いて混線分散させ
た。得られた分散液にポリイソシアネート6部と酢酸ブ
チル40部とを加え、1μmの平均孔径を有するフィル
ターを用いて濾過し、第一磁性層形成用および第二磁性
層形成用の塗布液をそれぞれ調製した。
得られた第一磁性層用塗布液を、乾燥後の厚さが3.0
μmになるように、厚さ15μmのポリエチレンテレフ
タレート支持体を60 m / 分の速度で走行させな
がら、支持体の表面にリバースロールな用いて塗布し、
その直後(第一磁性層が湿潤状態のうちに)に第二磁性
層用塗布液を乾燥後の厚さが1.0μmになるようにリ
バースロールを用いて塗布し、磁性層が湿潤状態にある
うちに上記磁石により配向させ、乾燥後スーパーカレン
ダー処理を行ない、172インチ幅にスリットし、ビデ
オテープを製造した。
[実施例2] 実施例1において、第二磁性層の層厚を1.0μmから
0.8μmに変えた以外は実施例1と同様にしてビデオ
テープを製造した。
[実施例3] 実施例1において、第二磁性層の層厚を1.0μmから
0.6μmに変えた以外は実施例1と同様にしてビデオ
テープを製造した。
[実施例4] 実施例3において、第二磁性層用塗布液中の平均粒子径
0.6μmのα−AJ2.O,を平均粒子径0.3μm
のα−AM、03に変えた以外は実施例3と同様にして
ビデオテープを製造した。
[実施例5] 実施例3において、第二磁性層用塗布液中の平均粒子径
0.6μmのα−A422036部を3部に変えた以外
は実施例3と同様にしてビデオテープを製造した。
[実施例6] 実施例1において、第二磁性層用塗布液中の平均粒子径
0.6μmのα−AI1203を平均粒子径0.6μm
のCr2O3に変えた以外は実施例1と同様にしてビデ
オテープを製造した。
[実施例7] 実施例3において、第二磁性層用塗布液中の平均粒子径
0.6μmのα−AIl、0.を平均粒子径0.6μm
のCr201に変えた以外は実施例5と同様にしてビデ
オテープを製造した。
[比較例1] 実施例1において、第二磁性層の層厚を1.0μmから
2.0μmに変えた以外は実施例1と同様にしてビデオ
テープを製造した。
[比較例2] 実施例4において、第二磁性層の層厚を0.6μmから
1.0μmに変えた以外は実施例4と同様にしてビデオ
テープを製造した。
[比較例3] 実施例6において、第二磁性層の層厚を1.0μmから
2.0μmに変えた以外は実施例6と同様にしてビデオ
テープを製造した。
以上の実施例と比較例で得られたビデオテープについて
、第二磁性層に使用した研磨材、その平均粒子径、その
使用量およびその層厚、そして下記の測定方法にて測定
された各テープの物性を第1表に示す。
搬定方韮 (1)スチルライフ 各ビデオテープをスチルモードで再生し、画面のS/N
が6dB低下するまでの時間を測定した。出力レベルの
測定は松下電器産業■製のNV−870HD型出力レベ
ル測定器を用いた。
(2)ヘッド目詰まり 各ビデオテープをVHS−VTR(NV8200:松下
電器産業■製)を使用して25℃、80%RHという高
湿度条件において1時間長のテープを10巻記録再生を
行なった。この内ヘッド目詰まりを起こしたテープの巻
数を調べた。
以下余白 第1表 I  A   O,661,010002A   O,
660,81200 3A     O,6fi     0.6    1
20<     04  A  O,3B  0.6 
100  05  A   O,630,610006
B   O,661,0120<  01  A   
O,662,0400 2A   O,361,0202 38O,662,0600 上記第1表の研磨材種類のAはα−A1.203、Bは
Cr2O3を表わす。
上記第1表から明らがなように、第二磁性層(上層)の
層厚が0.5μm以上で、含まれる研磨材の平均粒子径
が層厚の1/3以上である本発明の磁気記録媒体は、ス
チルライフおよびヘッド目詰まりが共に優れ特に走行耐
久性が向上していることが分かる。
一方、本発明の特定の範囲より第二磁性層の層厚に比べ
平均粒子径の小さい研磨材を使用した比較例では特にス
チルライフに問題があり、走行耐久性の劣ったものであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1。非磁性支持体の表面に第一磁性層および第二磁性層
    をこの順に設けてなる磁気記録媒体において、第二磁性
    層の層厚が0.5μm以上であって、且つ第二磁性層に
    含まれるモース硬度6以上の研磨材の平均粒子径が第二
    磁性層の層厚の1/3以上であることを特徴とする磁気
    記録媒体。 2。第二磁性層に含まれるモース硬度6以上の研磨材の
    平均粒子径が第二磁性層の層厚の1/2以上であること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体
    。 3。第二磁性層の層厚が0.5〜1.5μmの範囲にあ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気記
    録媒体。 4。第二磁性層に含まれるモース硬度6以上の研磨材の
    平均粒子径が第二磁性層の層厚以下であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 5。第二磁性層に含まれるモース硬度6以上の研磨材の
    含有量が該磁性層に含まれる強磁性粉末100重量部に
    対して2〜15重量部であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 6。第一磁性層が研磨材を含んでいないことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体。 7。走行下にある非磁性支持体の表面に第一磁性層用塗
    布液を塗布し、その塗布層が湿潤状態の内に、その塗布
    層上に連続してモース硬度が6以上で平均粒子径が第二
    磁性層の層厚の1/3以上である研磨材を含有する第二
    磁性層用塗布液を第二磁性層の乾燥後の層厚が0.5μ
    m以上になるように塗布することを特徴とする磁気記録
    媒体の製造方法。 8。第二磁性層に含まれるモース硬度6以上の研磨材の
    平均粒子径が第二磁性層の層厚の1/2以上であること
    を特徴とする特許請求の範囲第7項記載の磁気記録媒体
    の製造方法。 9。第二磁性層の層厚が0.5〜1.5μmの範囲にあ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の磁気記
    録媒体の製造方法。 10。第二磁性層に含まれるモース硬度6以上の研磨材
    の平均粒子径が第二磁性層の層厚以下であることを特徴
    とする特許請求の範囲第7項記載の磁気記録媒体の製造
    方法。 11。第二磁性層に含まれるモース硬度6以上の研磨材
    の含有量が該磁性層に含まれる強磁性粉末100重量部
    に対して2〜15重量部であることを特徴とする特許請
    求の範囲第7項記載の磁気記録媒体の製造方法。 12。第一磁性層が研磨材を含んでいないことを特徴と
    する特許請求の範囲第7項記載の磁気記録媒体の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4898803A (ja) * 1972-02-24 1973-12-14
JPS62219321A (ja) * 1986-03-20 1987-09-26 Hitachi Maxell Ltd 磁気記録媒体

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