JP7503764B2 - レーザ装置およびレーザ装置の制御方法 - Google Patents

レーザ装置およびレーザ装置の制御方法 Download PDF

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Description

ここに開示する技術は、レーザ装置およびレーザ装置の制御方法に関する。
特許文献1には、レーザ光を出射するレーザ光源と、レーザ光を所定の倍率で縮小して伝送ファイバの入射端に向けて集光する集光光学ユニットとを備えたレーザ発振器が開示されている。この集光光学ユニットは、入射されたレーザ光を所定の焦点に結像させ、かつ焦点距離を変更可能に構成された光学部品を有している。
特開2020-060725号公報
しかしながら、特許文献1の装置では、レーザ光源から出射されたレーザ光を被照射物(特許文献1では伝送ファイバの入射端)へ導く光学系の光路にずれが生じると、被照射物に照射されるレーザ光のビームプロファイルが変動してしまう。
そこで、ここに開示する技術は、光学系の光路のずれに起因するレーザ光のビームプロファイルの変動を抑制することが可能なレーザ装置を提供することを目的とする。
ここに開示する技術は、被照射物にレーザ光を照射するレーザ装置に関し、このレーザ装置は、前記レーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源から出射されたレーザ光を前記被照射物に照射するように構成され、前記被照射物に照射されるレーザ光のビームプロファイルを変更可能な光学系と、前記光学系から前記被照射物に照射されるレーザ光のビームプロファイルを検出するプロファイル検出部と、予め定められた制御周期毎に、前記プロファイル検出部により検出されるビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように、前記光学系を制御する制御部とを備える。
また、ここに開示する技術は、レーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源から出射されたレーザ光を、第1コアと前記第1コアの周囲を囲う第2コアとを有する光ファイバの端部に照射するように構成され、前記光ファイバの端部に照射されるレーザ光のビームプロファイルを変更可能な光学系とを備えるレーザ装置の制御方法に関する。このレーザ装置の制御方法は、前記光ファイバの端部における前記レーザ光のスポットの位置を検出する検出ステップと、予め定められた制御周期毎に、前記検出ステップにより検出された前記スポットの位置が所望のビームプロファイルに応じた目標スポット位置となるように、前記光学系を制御する制御ステップとを備える。
ここに開示する技術によれば、光学系の光路のずれに起因するレーザ光のビームプロファイルの変動を抑制することができる。
実施形態1のレーザ加工システムの構成を例示する概略図である。 実施形態1のレーザ装置の構成を例示する概略図である。 レーザ光の入射状態と部分光の入射状態とビームプロファイルとの関係を例示する表である。 実施形態1の制御部の動作を例示するフローチャートである。 実施形態2の制御部の動作を例示するフローチャートである。 実施形態2の変形例1の制御部の動作を例示するフローチャートである。 実施形態2の変形例2の制御部の動作を例示するフローチャートである。 実施形態3の制御部の動作を例示するフローチャートである。 実施形態4の制御部の動作を例示するフローチャートである。 実施形態5のレーザ装置の構成を例示する概略図である。 実施形態5の制御部の動作を例示するフローチャートである。 実施形態6のレーザ装置の構成を例示する概略図である。 実施形態6の制御部の動作を例示するフローチャートである。 その他の形態のレーザ装置の構成を例示する概略図である。
以下、図面を参照して実施の形態を詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(実施形態1)
図1は、実施形態1のレーザ加工システム1の構成を例示する。レーザ加工システム1は、レーザ光LBを用いてワーク(図示省略)の加工を行う。具体的には、レーザ加工システム1は、レーザ光LBをワークに照射することでワークを切断する。この例では、レーザ加工システム1は、レーザ装置10と、光ファイバ20と、出射ヘッド25とを備える。レーザ装置10は、光ファイバ20の端部(端面)にレーザ光LBを照射する。なお、光ファイバ20の端部は、被照射物の一例である。
〔光ファイバ〕
光ファイバ20の一端部は、レーザ装置10の後述するレーザ発振器11に接続され、光ファイバ20の他端部は、出射ヘッド25に接続される。光ファイバ20は、レーザ装置10から出射されたレーザ光LBを出射ヘッド25に導く。
図2に示すように、この例では、光ファイバ20は、第1コア20aと、第1コア20aの周囲を囲う第2コア20bと、第2コア20bの周囲を囲う皮膜20cとを有する。第1コア20aの断面形状は、円形状である。第2コア20bの断面形状は、円環状である。第2コア20bと皮膜20cとの間には、図示しない第1クラッドが設けられ、第1コア20aと第2コア20bとの間には、図示しない第2クラッドが設けられる。第1クラッドおよび第2クラッドの屈折率は、第1コア20aおよび第2コア20bの屈折率よりも低い。なお、第2クラッドを省略し、第1コア20aの屈折率を第2コア20bの屈折率よりも高くしてもよい。
〔出射ヘッド〕
出射ヘッド25は、光ファイバ20により導かれたレーザ光LBをワーク(図示省略)に照射する。
〔レーザ装置〕
この例では、レーザ装置10は、レーザ発振器11と、操作部12と、表示部13と、制御部14とを備える。
〔レーザ発振器〕
レーザ発振器11は、レーザ発振器11に接続される、被照射物としての光ファイバ20の端部にレーザ光LBを照射する。レーザ発振器11は、筐体11aと、複数のレーザモジュール11bと、結合ユニット11cと、集光ユニット11dとを備える。この例では、レーザ発振器11は、DDL(Direct Diode Laser)発振器である。
筐体11aは、複数のレーザモジュール11bと、結合ユニット11cと、集光ユニット11dとを収納する。複数のレーザモジュール11bの各々は、レーザ光を出射する。例えば、レーザモジュール11bは、それぞれが異なる波長のレーザビームを出射する図示しない複数のレーザダイオードにより構成されたレーザアレイを有する。そして、レーザモジュール11bは、複数のレーザダイオードから出射されたレーザビームを波長合成し、波長合成されたレーザビームをレーザ光として出射する。なお、レーザモジュール11bの出力は、可変であってもよい。レーザモジュール11bの出力制御は、制御部14により行われてもよい。
図2に示すように、レーザ発振器11は、レーザ光源101と、光学系102と、プロファイル検出部103と、シャッタ104と、ビームダンパ105とを有する。レーザ光源101は、結合ユニット11cに設けられる。この例では、レーザ光源101は、複数のレーザモジュール11bから出射されたレーザ光を結合する結合器である。光学系102は、結合ユニット11cおよび集光ユニット11dに設けられる。プロファイル検出部103とシャッタ104とビームダンパ105は、集光ユニット11dに設けられる。
〔レーザ光源〕
レーザ光源101は、レーザ光LBを出射する。レーザ光源101は、結合器として、複数のレーザモジュール11bから出射されたレーザ光を結合し、結合されたレーザ光をレーザ光LBとして出射する。例えば、結合器としてのレーザ光源101は、ミラーやレンズやビームスプリッタなどの複数の光学部品により構成される。なお、レーザ光源101の出力は、可変であってもよい。レーザ光源101の出力制御は、制御部14により行われてもよい。
なお、レーザ光源101は、結合器としたが、複数のレーザモジュール11bを含めた励起部としての構成としてもよい。これにより、励起部としてのレーザ光源101は、複数のレーザモジュール11bから出射されたレーザ光を結合し、結合されたレーザ光をレーザ光LBとして出射するものである。
〔光学系〕
光学系102は、レーザ光源101から出射されたレーザ光LBを被照射物としての光ファイバ20の端部に照射するように構成される。光学系102は、被照射物に照射されるレーザ光LBのビームプロファイルを変更可能である。
この例では、光学系102は、第1折り返しミラー200と、第2折り返しミラー300と、集光レンズ400とを有する。第1折り返しミラー200と第2折り返しミラー300は、結合ユニット11cに設けられる。集光レンズ400は、集光ユニット11dに設けられる。
以下では、図2の紙面と直交する方向を「X軸方向」とし、図2の紙面における左右方向をX軸方向と直交する「Y軸方向」とし、図2の紙面における上下方向をX軸方向およびY軸方向の両方と直交する「Z軸方向」とする。集光レンズ400と部分反射ミラー500と閉状態のシャッタ104は、第2折り返しミラー300と光ファイバ20の端部との間においてZ軸方向に一直線に並ぶ。
〈第1折り返しミラー〉
第1折り返しミラー200は、レーザ光源101から出射されたレーザ光LBを、出射された進行方向とは異なる方向に反射することでレーザ光LBを第2折り返しミラー300へ導く。
〈第2折り返しミラー〉
第2折り返しミラー300は、第1折り返しミラー200で反射されたレーザ光LBを、第1折り返しミラー200で反射された進行方向とは異なる方向に反射することでレーザ光LBを光ファイバ20の端部へ導く。
この例では、第2折り返しミラー300は、第2折り返しミラー300の反射面に入射するレーザ光LBの光路に対する、第2折り返しミラー300の反射面の傾斜角が変化するように、揺動可能である。具体的には、結合ユニット11cは、第2折り返しミラー300を駆動するミラー駆動機構350を有する。ミラー駆動機構350は、予め定められた揺動軸線を中心として第2折り返しミラー300を、第2折り返しミラー300の反射面の傾斜角が変化するように、揺動させる。この例では、第2折り返しミラー300の揺動軸線の方向は、X軸方向である。第2折り返しミラー300に入射するレーザ光LBの進行方向は、Y軸方向である。第2折り返しミラー300から光ファイバ20の端部へ向かう方向は、Z軸方向である。なお、第2折り返しミラー300の揺動制御(具体的にはミラー駆動機構350の制御)は、制御部14により行われる。
ミラー駆動機構350は、ピエゾステージと、ピエゾアクチュエータとを有する。ピエゾステージには、第2折り返しミラーが取り付けられる。ピエゾアクチュエータは、ピエゾステージに取り付けられる。ピエゾアクチュエータが駆動すると、ピエゾステージおよび第2折り返しミラー300の揺動角が変化し、その結果、第2折り返しミラー300に入射するレーザ光LBの光路に対する反射面の傾斜角を変化させ、レーザ光LBを光ファイバ20の端部へ照射する、レーザ光LBのスポットの位置が変化する。
〈集光レンズ〉
集光レンズ400は、第2折り返しミラー300から光ファイバ20の端部へ向かうレーザ光LBの光路に配置されてレーザ光LBを集光する。この例では、集光レンズ400は、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの径が光ファイバ20の第1コア20aの径よりも小さくなるように、レーザ光LBを集光する。
この例では、集光レンズ400は、X軸方向とY軸方向とZ軸方向とに移動可能である。具体的には、集光ユニット11dは、レンズ駆動機構450を有する。レンズ駆動機構450は、集光レンズ400を支持し、集光レンズ400をX軸方向とY軸方向とZ軸方向とに移動させる。なお、集光レンズ400の位置制御(具体的にはレンズ駆動機構450の制御)は、制御部14により行われる。
〔プロファイル検出部〕
プロファイル検出部103は、光学系102から光ファイバ20に照射されるレーザ光LBのビームプロファイルを検出する。この例では、プロファイル検出部103により検出されるビームプロファイルには、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置に関する情報が含まれる。プロファイル検出部103は、部分反射ミラー500と、部分受光器600とを有する。
〈部分反射ミラー〉
部分反射ミラー500は、集光レンズ400から光ファイバ20の端部へ向かうレーザ光LBの一部を反射する。なお、集光レンズ400から光ファイバ20の端部へ向かうレーザ光LBの残部は、部分反射ミラー500を透過する。例えば、集光レンズ400から光ファイバ20の端部へ向かうレーザ光LBの0.01%が部分反射ミラー500で反射され、集光レンズ400から光ファイバ20の端部へ向かうレーザ光LBの99.99%が部分反射ミラー500を透過する。
〈部分受光器〉
部分受光器600は、集光レンズ400から光ファイバ20の端部へ向かうレーザ光LBの一部を反射する部分反射ミラー500で反射された当該レーザ光LBの一部(以下では「部分光LBa」と記載)を受光する。そして、部分受光器600は、部分光LBaの受光状態(受光位置および受光強度)に応じた電気信号を出力する。部分受光器600の出力は、制御部14に送信される。
この例では、部分受光器600は、部分光LBaを受光する受光面601を有する。受光面601は、マトリクス状に配置される複数の単位領域に区分される。そして、部分受光器600は、受光面601の単位領域毎の部分光LBaの受光強度に応じた電気信号を出力する。
具体的には、部分受光器600は、受光面601と、複数の受光素子(図示省略)とを有する。複数の受光素子は、受光面601においてマトリクス状に配置される。言い換えると、部分受光器600の複数の受光素子は、受光面601の複数の単位領域にそれぞれ設けられる。部分受光器600の複数の受光素子の出力は、制御部14に送信される。
〔シャッタ〕
シャッタ104は、開状態と閉状態とに切り換え可能である。開状態では、シャッタ104は、第2折り返しミラー300のから光ファイバ20の端部へ向かうレーザ光LB(この例では第2折り返しミラー300から集光レンズ400と部分反射ミラー500とを経由して光ファイバ20の端部へ向かうレーザ光LB)の光ファイバ20の端部への入射を許容する。閉状態では、シャッタ104は、第2折り返しミラー300から光ファイバ20の端部へ向かうレーザ光LBの光ファイバ20の端部への入射を禁止する。
この例では、シャッタ104は、Y軸方向に移動可能であり、開位置(図2の実線で示す位置)と閉位置(図2の二点鎖線で示す位置)とに配置可能である。開位置は、光ファイバ20の端部へ向かうレーザ光LBの光路から離れた位置である。閉位置は、光ファイバ20の端部へ向かうレーザ光LBの光路に存在する位置である。シャッタ104が開位置に配置されると、光ファイバ20の端部へ向かうレーザ光LBが光ファイバ20の端部に入射する。シャッタ104が閉位置に配置されると、シャッタ104が光ファイバ20の端部へ向かうレーザ光LBをビームダンパ105へ向けて反射する。
具体的には、集光ユニット11dは、シャッタ駆動機構106を有する。シャッタ駆動機構106は、シャッタ104を支持し、シャッタ104をY軸方向に移動させる。なお、シャッタ104の開閉制御(具体的にはシャッタ駆動機構106の制御)は、制御部14により行われる。
〔ビームダンパ〕
ビームダンパ105は、閉状態のシャッタ104で反射されたレーザ光LBを受光し、レーザ光LBを熱に変換することでレーザ光LBを消費する。
〔操作部と表示部〕
操作部12は、操作者による操作が与えられ、操作者により与えられた操作に応じた信号を出力する。このような構成により、操作者は、操作部12を操作して情報を入力することができる。操作部12の出力は、制御部14に送信される。例えば、操作部12は、操作者により押下される操作ボタンであってもよいし、タッチパネルの操作部であってもよい。表示部13は、情報を表示する。例えば、表示部13は、タッチパネルの表示部であってもよい。
〔制御部〕
制御部14は、レーザ装置10の各部と電気的に接続され、レーザ装置10の各部との間において信号を伝送可能である。この例では、制御部14は、レーザ発振器11の各部(例えばレーザ光源101など)、操作部12、表示部13と電気的に接続される。そして、制御部14は、レーザ装置10の各部を制御する。例えば、制御部14は、第2折り返しミラー300の揺動制御、集光レンズ400の位置制御、シャッタ104の開閉制御などを行う。なお、この例では、制御部14は、レーザ加工システム1の各部(例えば出射ヘッド25など)と電気的に接続され、レーザ加工システム1の各部を制御する。例えば、制御部14は、プロセッサと、プロセッサを動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリとにより構成される。制御部14の動作については、後で詳しく説明する。
〔レーザ光の入射状態と部分光の入射状態とビームプロファイルとの関係〕
図3は、レーザ光LBの入射状態と部分光LBaの入射状態とレーザ光LBのビームプロファイルとの関係を例示する。部分受光器600の受光面601は、光ファイバ20の第1コア20aに対応する第1領域611と、光ファイバ20の第2コア20bに対応する第2領域612とを有する。
図3に示すように、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBの入射状態であるスポットの状態(位置および径(形状))の変化に応じて、部分受光器600の受光面601が受光する部分光LBaの入射状態が変化するとともに、レーザ光LBのビームプロファイル(例えば光ファイバ20を経由して出射ヘッド25から出射されるレーザ光LBのビームプロファイル)が変化する。また、レーザ光LBの入射状態であるスポットの位置の変化に応じたレーザ光LBのビームプロファイルの変化は、レーザ光LBのスポットの位置が第1コア20aまたは第2コア20bにおいて変化する場合よりも、レーザ光LBのスポットの位置が第1コア20aと第2コア20bとの境界位置において変化する場合のほうが、顕著となる傾向にある。
また、図3に示すように、部分受光器600の受光面601における部分光LBaのスポットの入射状態(位置および径)は、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの入射状態(位置および径)に対応している。光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置(または径)の変化に応じて、部分受光器600の受光面601における部分光LBaのスポットの位置(または径)が変化する。
例えば、レーザ光LBのスポットが光ファイバ20の第1コア20a(または第2コア20b)に位置する場合、部分光LBaのスポットは、部分受光器600の受光面601の第1領域611(または第2領域612)に位置する。また、レーザ光LBのスポットが光ファイバ20の第1コア20aと第2コア20bとの境界位置に位置する場合、部分光LBaのスポットは、部分受光器600の受光面601の第1領域611と第2領域612との境界位置に位置する。レーザ光LBのスポットの径が大きくなると、部分光LBaのスポットの径も大きくなる。
以上のとおり、部分受光器600の受光面601における部分光LBaのスポットの状態(位置および径)が光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの状態(位置および径)に対応している。したがって、部分受光器600の受光面601における部分光LBaのスポットの状態(位置および径)を検出することにより、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの状態(位置および径)を検出することができ、その結果、レーザ光LBのビームプロファイルを検出することができる。
〔目標設定〕
レーザ装置10では、レーザ光LBを用いたワークの加工を行う際に、所望のビームプロファイル(目標ビームプロファイル)が設定される。所望のビームプロファイルは、レーザ光LBの照射条件に応じて設定される。例えば、所望のビームプロファイルは、レーザ光LBにより切断しようとするワークの厚みに応じて設定される。
所望のビームプロファイルが操作部12により設定されると、制御部14は、所望のビームプロファイルに応じて目標スポット位置および目標スポット径を設定する。目標スポット位置および目標スポット径は、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの目標位置および目標径である。目標スポット位置および目標スポット径は、所望のビームプロファイルに応じた、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBの位置および径に設定される。
例えば、図3の(A)に示すように、目標スポット位置を第1コア20aの位置にすることにより、レーザ光LBのビームプロファイルを薄板(例えば1~3mmの厚みを有する板)の切断に適したビームプロファイルにすることができる。また、図3の(B)に示すように、目標スポット位置を第1コア20aの端面と第2コア20bの端面の両方に跨がる位置にすることにより、レーザ光LBのビームプロファイルを中厚板(例えば4~16mmの厚みを有する板)の切断に適したビームプロファイルにすることができる。また、図3の(C)に示すように、目標スポット位置を第2コア20bの位置にすることにより、レーザ光LBのビームプロファイルを厚板(例えば18~25mmの厚みを有する板)の切断に適したビームプロファイルにすることができる。目標スポット径は、例えば、第1コア20aよりも小さい径に設定される。
この例では、制御部14は、所望のビームプロファイルに応じて目標部分スポット位置および目標部分スポット径を設定する。目標部分スポット位置および目標部分スポット径は、部分受光器600の受光面601における部分光LBaのスポットの目標位置および目標径と対応する。目標部分スポット位置および目標部分スポット径は、所望のビームプロファイルに応じた位置および径に設定される。
そして、制御部14は、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの状態(位置および径)を検出するプロファイル検出部103により、検出されるビームプロファイル(ビームプロファイルに応じた部分受光器600の受光面601における部分光LBaのスポットのスポット位置およびスポット径)が所望のビームプロファイル(図3のA、B、Cに示すような所望のビームプロファイルに応じた、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの目標位置および目標径に対応する、部分受光器600の受光面601における部分光LBaのスポットの目標スポット位置および目標スポット径)となるように、光学系102を制御して、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの状態(位置および径)を変化させる。
〔光学系の光路のずれ〕
光学系102の光路にずれが生じると、レーザ光LBのビームプロファイルが変動してしまう。例えば、光学系102を構成する光学部品の熱レンズ効果、筐体11aの熱による歪みなど、熱により光学系102の光路にずれが生じると、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置にずれが生じ、その結果、レーザ光LBのビームプロファイルが変動してしまう。
〔制御処理〕
制御部14は、予め定められた制御周期毎に、制御処理を行う。制御処理では、制御部14は、プロファイル検出部103により検出されるビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように、光学系102を制御する。この例では、プロファイル検出部103は、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの状態(位置および径)を検出する。制御部14は、プロファイル検出部103により検出されたレーザ光LBのスポットの位置が予め定められた目標スポット位置となるように、光学系102を制御する。例えば、制御周期は、マイクロ秒オーダーの周期である。
次に、図4を参照して、実施形態1の制御部14により制御処理について説明する。制御部14は、予め定められた制御周期毎に、以下の処理を行う。
〈ステップS11〉
制御部14は、ステップS11において、プロファイル検出部103により検出されるビームプロファイル(以下では「検出ビームプロファイル」と記載)が所望のビームプロファイルであるか否かを判定する。検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルではない場合には、ステップS12の処理が行われ、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルである場合には、制御処理が終了する。
この例では、制御部14は、検出ビームプロファイルと所望のビームプロファイルとの差が予め定められたプロファイル許容差を下回る場合に、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルであると判定する。
具体的には、制御部14は、プロファイル検出部103により検出された部分光LBaのスポットの位置と目標部分スポット位置との差が予め定められた位置許容差を下回り、且つ、プロファイル検出部103により検出された部分光LBaのスポットの径と目標部分スポット径との差が予め定められた径許容差を下回る場合に、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルであると判定する。
〈ステップS12〉
ステップS11において、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルではない場合、制御部14は、ステップ12において、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように、光学系102を制御する。
なお、この例では、制御部14は、光学系102における、第2折り返しミラー300の揺動角を変化させることで、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置をY軸方向に変化させることができる。また、集光レンズ400のX軸方向における位置を変化させることで、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置をX軸方向に変化させることができる。集光レンズ400のY軸方向における位置を変化させることで、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置をY軸方向に変化させることができる。集光レンズ400のZ軸方向における位置を変化させることで、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの径を変化させることができる。
なお、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置の変化の調整は、まず、集光レンズ400の位置を調整することで、光ファイバ20の第1コア20aの径よりのレーザ光LBのスポット径が小さくなるように調整するとともに、第1コア20aの径の中心にレーザ光LBのスポット径の光軸の中心が来るように調整し、次に、第2折り返しミラー300の揺動角を変化させて、光ファイバ20の第1コア20aから第2コア20bに向かって位置が変化するように調整してもよい。第2折り返しミラー300の揺動角を変化させるのを単軸方向とすることで第2折り返しミラー300を駆動するミラー駆動機構350の構成をシンプルでコンパクトな構成とすることができる。
また、第2折り返しミラー300の揺動角を変化させた後、集光レンズ400の位置を微調整してもよい。これにより、微細な位置調整が容易にできる。
なお、第2折り返しミラー300の揺動角を変化させることで、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置を単軸方向としてY軸方向に変化させるとしたが、第2折り返しミラー300の揺動角を2軸方向に変化させ、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置をX軸方向およびY軸方向に変化させる構成にしてもよい。また、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置の変化は、集光レンズ400の位置の調整を用いないで第2折り返しミラー300の揺動角を変化することで行うものであってもよい。
制御部14は、部分受光器600の受光面601における部分光LBaのスポットの状態(位置および径)が予め定められた目標状態(目標部分スポット位置および目標部分スポット径)となるように、第2折り返しミラー300の揺動角および/または集光レンズ400の位置を制御する。
具体的には、制御部14は、部分光LBaのスポットの位置と目標部分スポット位置との差がゼロに近づくように、または、部分光LBaのスポットの位置と目標部分スポット位置との差が予め定められた許容差内となるように、光学系102における、第2折り返しミラー300の揺動角および/または集光レンズ400の位置を制御し、且つ、部分光LBaのスポットの径と目標部分スポット径との差がゼロに近づくように、または、部分光LBaのスポットの径と目標部分スポット径との差が予め定められた許容差内となるように、集光レンズ400のZ軸方向における位置を制御する。
部分受光器600の受光面601における部分光LBaのスポットの状態を目標状態に近づけることにより、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの状態(位置および径)を目標状態(目標スポット位置および目標スポット径)に近づけることができ、その結果、レーザ光LBのビームプロファイルを所望のビームプロファイルに近づけることができる。
〔実施形態1の効果〕
以上のように、制御部14は、予め定められた制御周期毎に、プロファイル検出部103により検出されるビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように、光学系102を制御する。これにより、光学系102の光路のずれに起因するレーザ光のビームプロファイルの変動を抑制することができる。
(実施形態2)
実施形態2のレーザ装置10は、制御部14の動作が実施形態1のレーザ装置10と異なる。実施形態2のレーザ装置10のその他の構成は、実施形態1のレーザ装置10の構成と同様である。
実施形態2では、制御部14は、制御処理において、異常差通知を行う。異常差通知では、制御部14は、プロファイル検出部103により検出される光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置(以下では「検出スポット位置」と記載)と目標スポット位置との差が予め定められた許容差を上回る場合に、その差の異常を通知するための異常差通知情報を出力する。例えば、許容差は、検出スポット位置と目標スポット位置との差が異常であるとみなされる異常差よりも小さい差に設定される。
〔制御処理〕
次に、図5を参照して、実施形態2の制御部14による制御処理について説明する。制御部14は、予め定められた制御周期毎に、以下の処理を行う。
〈ステップS20〉
制御部14は、ステップS20において、検出ビームプロファイル(プロファイル検出部103により検出されるビームプロファイル)が所望のビームプロファイルであるか否かを判定する。検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルではない場合には、ステップS21の処理が行われ、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルである場合には、制御処理が終了する。
〈ステップS21〉
ステップS20において、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルではない場合、制御部14は、ステップS21において、検出スポット位置(プロファイル検出部103により検出される光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置)と目標スポット位置との差が許容差を上回る異常差であるか否かを判定する。検出スポット位置と目標スポット位置との差が許容差を上回る異常差である場合には、ステップS22の処理が行われ、そうでない場合には、ステップS23の処理が行われる。
〈ステップS22〉
ステップ21において、検出スポット位置と目標スポット位置との差が許容差を上回る異常差である場合、制御部14は、ステップ22において、検出スポット位置と目標スポット位置との差が異常であることを通知するための異常差通知情報を出力する。例えば、制御部14は、異常差通知情報を表示部13に出力する。これにより、異常差通知情報が表示部13に表示され、検出スポット位置と目標スポット位置との差が異常であることが通知される。
〈ステップS23〉
一方、ステップ21において、検出スポット位置と目標スポット位置との差が許容差を上回らない異常差でない場合、制御部14は、ステップS23において、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように、光学系102を制御する。
〔実施形態2の効果〕
実施形態2では、実施形態1の効果と同様の効果を得ることができる。
また、実施形態2では、レーザ光LBのスポットの位置と目標スポット位置との差が異常である場合に、異常差通知情報を出力することにより、レーザ光LBのスポットの位置と目標スポット位置との差が異常であることを通知することができる。
(実施形態2の変形例1)
実施形態2の変形例1のレーザ装置10は、制御部14の動作が実施形態2のレーザ装置10と異なる。実施形態2の変形例1のレーザ装置10のその他の構成は、実施形態2のレーザ装置10の構成と同様である。
実施形態2の変形例1では、制御部14は、制御処理において、制御不能通知を行う。制御不能通知では、制御部14は、光学系102を制御しても、プロファイル検出部103により検出されるビームプロファイルを所望のビームプロファイルにすることができない場合に、制御不能を通知するための制御不能通知情報を出力する。例えば、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置が光ファイバ20の第1コア20aから第2コア20bに切り替えて変更される場合、光学系102を制御してもプロファイル検出部103により検出されるビームプロファイルを所望のビームプロファイルにすることが、レーザ光LBのスポットの位置と目標スポット位置との差が異常差の範囲を超える等して、明らかに位置を切り替える変更の実施ができない場合は、光学系102を構成する光学部品に制御不良が発生している場合などの制御不能の状態である。
〔制御処理〕
次に、図6を参照して、実施形態2の変形例1の制御部14による制御処理について説明する。実施形態2の変形例1の制御処理では、実施形態2の制御処理のステップS21~S23に代えて、以下のステップS24~S26が行われる。
〈ステップS24〉
ステップS20において、検出ビームプロファイル(プロファイル検出部103により検出されるビームプロファイル)が所望のビームプロファイルではない場合、制御部14は、ステップS24において、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように光学系102を制御することが不可能であるか否かを判定する。検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように光学系102を制御することが不可能である場合には、ステップS25の処理が行われ、そうでない場合には、ステップS26の処理が行われる。
〈ステップS25〉
ステップS24において、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように光学系102を制御することが不可能である場合、制御部14は、ステップS25において、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように光学系102を制御することが不可能であることを通知するための制御不能通知情報を出力する。例えば、制御部14は、制御不能通知情報を表示部13に出力する。これにより、制御不能通知情報が表示部13に表示され、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように光学系102を制御することが不可能であることが通知される。
〈ステップS26〉
一方、ステップS24において、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように光学系102を制御することが可能である場合、制御部14は、ステップS26において、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように、光学系102を制御する。
〔実施形態2の変形例1の効果〕
実施形態2の変形例1では、実施形態1の効果と同様の効果を得ることができる。
また、実施形態2の変形例1では、光学系102を制御してもビームプロファイルを所望のビームプロファイルにすることができない場合に、制御不能通知情報を出力することにより、光学系102を制御してもビームプロファイルを所望のビームプロファイルにすることができないことを通知することができる。
(実施形態2の変形例2)
実施形態2の変形例2のレーザ装置10は、制御部14の動作が実施形態2のレーザ装置10と異なる。実施形態2の変形例2のレーザ装置10のその他の構成は、実施形態2のレーザ装置10の構成と同様である。
実施形態2の変形例2では、制御部14は、制御処理において、補正異常通知を行う。補正異常通知では、制御部14は、プロファイル検出部103により検出されるビームプロファイルが所望のビームプロファイルではなく、且つ、制御部14による光学系102の補正回数が予め定められた閾値を上回る場合に、補正異常を通知するための補正異常通知情報を出力する。例えば、閾値は、制御部14による光学系102の補正を正常に行うことができない場合の補正回数(異常回数)よりも小さい回数に設定される。
〔制御処理〕
次に、図7を参照して、実施形態2の変形例2の制御部14による制御処理について説明する。実施形態2の変形例2の制御処理では、実施形態2の制御処理のステップS21~S23に代えて、以下のステップS27~S29が行われる。なお、制御部14は、補正回数のカウントを行う。例えば、補正回数は、メモリ(図示省略)に記憶される。
〈ステップS27〉
ステップS20において、検出ビームプロファイル(プロファイル検出部103により検出されるビームプロファイル)が所望のビームプロファイルではない場合、制御部14は、ステップS27において、制御部14による光学系102の補正回数が閾値を上回る補正異常であるか否かを判定する。制御部14による光学系102の補正回数が閾値を上回る場合には、ステップS28の処理が行われ、そうでない場合には、ステップS29の処理が行われる。
〈ステップS28〉
ステップS27において、制御部14による光学系102の補正回数が閾値を上回る補正異常である場合、制御部14は、ステップS28において、制御部14による光学系102の補正を正常に行うことができないことを通知するための補正異常通知情報を出力する。例えば、制御部14は、補正異常通知情報を表示部13に出力する。これにより、補正異常通知情報が表示部13に表示され、制御部14による光学系102の補正を正常に行うことができないことが通知される。
〈ステップS29〉
一方、ステップS27において、制御部14による光学系102の補正回数が閾値を上回らない補正異常でない場合、制御部14は、ステップS29において、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように、光学系102を制御する。そして、制御部14は、補正回数に1を加算する。
なお、制御部14は、ステップS20において、検出ビームプロファイルが所望のビームプロファイルであると判定すると、補正回数をゼロにリセットする。
〔実施形態2の変形例2の効果〕
実施形態2の変形例2では、実施形態1の効果と同様の効果を得ることができる。
また、実施形態2の変形例2では、制御部14による光学系102の補正が異常である補正異常である場合に、補正異常通知情報を出力することにより、制御部14による光学系102の補正が異常であることを通知することができる。
(実施形態3)
目標スポット位置が光ファイバ20の第1コア20aと第2コア20bとの境界位置に設定されている場合、言い換えると、目標スポット位置のスポット径が光ファイバ20の第1コア20aと第2コア20bとの境界位置に跨がるように設定されている場合、レーザ光LBのスポットの位置は、光ファイバ20の第1コア20aと第2コア20bとの境界位置において変化することになる。そのため、光ファイバ20の第1コア20aと第2コア20bとの境界位置において、目標スポット位置のスポット径が光ファイバ20の第1コア20aと第2コア20bとにそれぞれかかる割合の変化により、レーザ光LBのスポットの位置の変化に応じたレーザ光LBのビームプロファイルの変動が顕著(敏感)になる。この場合、制御部14による制御処理(レーザ光LBのビームプロファイルを所望のビームプロファイルに近づけるための処理)の実行頻度を上昇させるために、制御周期(制御処理が実行される周期)を短い周期に設定することが望ましい。
また、目標スポット位置が光ファイバ20の第1コア20a(または第2コア20b)に設定されている場合、言い換えると、目標スポット位置のスポット径が光ファイバ20の第1コア20a(または第2コア20b)内にあるように設定されている場合、レーザ光LBのスポットの位置は、光ファイバ20の第1コア20a(または第2コア20b)内において変化することになる。そのため、レーザ光LBのスポットの位置の変化に応じたレーザ光LBのビームプロファイルの変動が穏やか(鈍感)になる。この場合、制御部14による制御処理の実行頻度を低下させるために、制御周期を長い周期に設定することが望ましい。
〔レーザ装置〕
実施形態3のレーザ装置10は、制御部14の動作が実施形態1のレーザ装置10と異なる。実施形態3のレーザ装置10のその他の構成は、実施形態1のレーザ装置10の構成と同様である。
実施形態3では、制御部14は、予め定められた所定の調節周期(サンプリング周期)毎に、判断処理をする調節処理を行う。例えば、調節処理では、制御部14は、目標スポット位置に応じて、制御周期を変更する。
また、実施形態3では、制御部14は、調節処理により調節(変更)された制御周期毎に、制御処理を行う。実施形態3の制御処理は、実施形態1の制御処理と同様である。
〔調節処理〕
次に、図8を参照して、実施形態3の制御部14による調節処理について説明する。制御部14は、予め定められた所定の調節周期(サンプリング周期)毎に、以下の処理を行う。
〈ステップS31〉
制御部14は、ステップS31において、目標スポット位置が境界位置(光ファイバ20の第1コア20aと第2コア20bとに跨がる位置である境界位置、言い換えると、目標スポット位置のスポット径が光ファイバ20の第1コア20aと第2コア20bとの境界位置に跨がる位置である境界位置)に設定されているか否かを判定する。目標スポット位置が境界位置に設定されている場合には、ステップS32の処理が行われ、そうでない場合には、ステップS33の処理が行われる。
〈ステップS32〉
ステップS31において、目標スポット位置が境界位置に設定されている場合、言い換えると、目標スポット位置のスポット径が光ファイバ20の第1コア20aと第2コア20bとの境界位置に跨がるように設定されている場合、制御部14は、ステップS32において、制御周期を第1周期に設定する。
〈ステップS33〉
一方、ステップS31において、目標スポット位置が境界位置に設定されていない場合、言い換えると、目標スポット位置のスポット径が光ファイバ20の第1コア20a(または第2コア20b)内にあるように設定されている場合、制御部14は、ステップS33において、制御周期を第1周期よりも長い第2周期に設定する。
〔実施形態3の効果〕
実施形態3では、実施形態1の効果と同様の効果を得ることができる。
また、実施形態3では、目標スポット位置に応じて制御周期を変更することにより、制御周期を目標スポット位置に応じた周期に適切に設定することができる。
なお、実施の形態3では、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの目標位置および目標径である目標スポット位置としたが、これに代えて、プロファイル検出部103により検出されるレーザ光LBのスポットの位置である検出スポット位置としてもよい。そして、ステップS31で目標スポット位置(光ファイバ20の第1コア20aと第2コア20bとに跨る位置である境界位置)が境界位置であるか否かを判定したが、これに代えて検出スポット位置が境界位置(光ファイバ20の第1コア20aと第2コア20bとに跨る位置である境界位置)であるか否かを判定してもよい。これにより、検出スポット位置に応じて制御周期を変更することにより、制御周期を検出スポット位置に応じた周期に適切に設定することができる。
(実施形態4)
レーザ光LBのビームプロファイルが不安定である場合、制御部14による制御処理(レーザ光LBのビームプロファイルを所望のビームプロファイルに近づけるための処理)の実行頻度を上昇させるために、制御周期(制御処理が実行される周期)を短い周期に設定することが望ましい。
また、レーザ光LBのビームプロファイルが安定している場合、制御部14による制御処理の実行頻度を低下させるために、制御周期を長い周期に設定することが望ましい。
〔レーザ装置〕
実施形態4のレーザ装置10は、制御部14の動作が実施形態1のレーザ装置10と異なる。実施形態4のレーザ装置10のその他の構成は、実施形態1のレーザ装置10の構成と同様である。
実施形態4では、制御部14は、予め定められた所定の調節周期(サンプリング周期)毎に、判断処理をする調節処理を行う。調節処理では、制御部14は、プロファイル検出部103により検出されるビームプロファイルの安定性に応じて、制御周期を変更する。例えば、制御部14は、プロファイル検出部103により検出されるビームプロファイルの変動(具体的には光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置の変動、言い換えると、制御周期毎、または、光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置を切り替えるタイミングでのレーザ光LBの目標スポット位置に対する検出スポット位置の差の変動)が予め定められた所定の許容範囲内である状態が継続する時間が予め定められた安定時間を上回る場合に、ビームプロファイルが安定していると判定する。許容範囲は、ビームプロファイルの変動が安定しているとみなせる範囲に設定される。安定時間は、ビームプロファイルの変動が安定しているとみなせる時間に設定される。
また、実施形態4では、制御部14は、調節処理により調節(変更)された制御周期毎に、制御処理を行う。実施形態4の制御処理は、実施形態1の制御処理と同様である。
〔調節処理〕
次に、図10を参照して、実施形態4の制御部14による調節処理について具体的に説明する。制御部14は、予め定められた所定の調節周期(サンプリング周期)毎に、以下の処理を行う。
〈ステップS41〉
制御部14は、ステップS41において、プロファイル検出部103により検出されるビームプロファイルが不安定、言い換えると、ビームプロファイルの変動が不安定であるか否かを判定する。ビームプロファイルが不安定である場合には、ステップS42の処理が行われ、そうでない場合には、ステップS43の処理が行われる。
〈ステップS42〉
ステップS42において、ビームプロファイルが不安定である場合、制御部14は、制御周期を第1周期に設定する。
〈ステップS43〉
一方、ステップS41において、ビームプロファイルが不安定でなくビームプロファイルが安定している場合、制御部14は、ステップS43において、制御周期を第1周期よりも長い第2周期に設定する。
〔実施形態4の効果〕
実施形態4では、実施形態1の効果と同様の効果を得ることができる。
また、実施形態4では、ビームプロファイルの安定性に応じて制御周期を変更することにより、制御周期をビームプロファイルの安定性に応じた周期に適切に設定することができる。
(実施形態5)
光学系102の環境温度が変化すると、光学系102の光路のずれが変化して光ファイバ20の端部におけるレーザ光LBのスポットの位置が変化し、その結果、レーザ光LBのビームプロファイルが変動する。また、レーザ発振器11(具体的にはレーザモジュール11bおよびレーザ光源101)の駆動が開始、具体的には、その日の初期スタート、または、数分間から数時間の停止後の再スタートがされると、レーザ発振器11の駆動熱により、光学系102の環境温度が時間経過に応じて次第に上昇し、その後、光学系102の環境温度が定常状態(熱的に安定した状態)となる。
光学系102に関係する温度としての光学系102の環境温度が定常状態の温度よりも低く、温度の立ち上がり中で熱的に安定していない場合、レーザ光LBのビームプロファイルが不安定であるので、制御部14による制御処理(レーザ光LBのビームプロファイルを所望のビームプロファイルに近づけるための処理)の実行頻度を上昇させるために、制御周期(制御処理が実行される周期)を短い周期に設定することが望ましい。
一方、光学系102の環境温度が定常状態の温度に到達している場合、レーザ光LBのビームプロファイルが安定しているので、制御部14による制御処理の実行頻度を低下させるために、制御周期を長い周期に設定することが望ましい。
〔レーザ装置〕
図11は、実施形態5のレーザ装置10の構成を例示する。実施形態5のレーザ装置10は、図2に示した実施形態1のレーザ装置10の構成に加えて、温度検出部15を備える。また、実施形態5のレーザ装置10は、制御部14の動作が実施形態1のレーザ装置10と異なる。実施形態5のレーザ装置10のその他の構成は、実施形態1のレーザ装置10の構成と同様である。
温度検出部15は、光学系102に関係する温度としての光学系102の環境温度を検出する。光学系102の環境温度の例としては、レーザモジュール11bの温度、結合ユニット11cの温度、筐体11a内の温度、レーザ発振器11の周囲の温度などが挙げられる。
実施形態5では、制御部14は、予め定められた所定の調節周期(サンプリング周期)毎に、判断処理をする調節処理を行う。調節処理では、制御部14は、温度検出部15により検出される環境温度に応じて、制御周期を変更する。
また、実施形態5では、制御部14は、調節処理により調節(変更)された制御周期毎に、制御処理を行う。実施形態5の制御処理は、実施形態1の制御処理と同様である。
〔調節処理〕
次に、図12を参照して、実施形態5の制御部14による調節処理について説明する。制御部14は、予め定められた所定の調節周期(サンプリング周期)毎に、以下の処理を行う。
〈ステップS51〉
制御部14は、ステップS51において、温度検出部15により検出される環境温度が基準温度よりも低いか否かを判定する。光学系102の環境温度が基準温度よりも低い場合には、ステップS52の処理が行われ、そうでない場合には、ステップS53の処理が行われる。例えば、基準温度は、光学系102の環境温度が定常状態であるときの温度に設定される。具体的には、基準温度は、光学系102の環境温度が定常状態であるときの温度領域の任意の温度に設定されてもよい。ここで任意の温度に設定とは、基準温度は、光学系102の環境温度が定常状態であるときの温度の平均値、または、光学系102の環境温度が定常状態であるときの温度の下限値にしてもよいことを含む。
〈ステップS52〉
ステップS51において、光学系102の環境温度が基準温度よりも低い場合、制御部14は、ステップS52において、制御周期を第1周期に設定する。
〈ステップS53〉
一方、ステップS51において、光学系102の環境温度が基準温度以上である場合、制御部14は、ステップS53において、制御周期を第1周期よりも長い第2周期に設定する。
〔実施形態5の効果〕
実施形態5では、実施形態1の効果と同様の効果を得ることができる。
また、実施形態5では、光学系102に関係する温度としての光学系102の環境温度に応じて制御周期を変更することにより、制御周期を光学系102の環境温度に応じた周期に設定することができる。
(実施形態6)
レーザ発振器11(具体的にはレーザモジュール11bおよびレーザ光源101)の駆動が開始、具体的には、その日の初期スタート、または、数分間から数時間の停止後の再スタートがされると、レーザ発振器11の駆動熱により、光学系102に関係する温度としての光学系102の環境温度が時間経過に応じて次第に上昇し、その後、光学系102の環境温度が定常状態(熱的に安定した状態)となる。
レーザ発振器11の駆動開始から光学系102の環境温度が定常状態となるまでの期間では、レーザ光LBのビームプロファイルが不安定であるので、制御部14による制御処理(レーザ光LBのビームプロファイルを所望のビームプロファイルに近づけるための処理)の実行頻度を上昇させるために、制御周期(制御処理が実行される周期)を短い周期に設定することが望ましい。
一方、光学系102の環境温度が定常状態となった後の期間では、レーザ光LBのビームプロファイルが安定しているので、制御部14による制御処理の実行頻度を低下させるために、制御周期を長い周期に設定することが望ましい。
なお、レーザ発振器11の駆動開始から光学系102の環境温度が定常状態となるまでに要する時間は、試運転などにより予め求めておくことが可能である。
〔レーザ装置〕
図13は、実施形態6のレーザ装置10の構成を例示する。実施形態6のレーザ装置10は、図2に示した実施形態1のレーザ装置10の構成に加えて、計時部16を備える。また、実施形態6のレーザ装置10は、制御部14の動作が実施形態1のレーザ装置10と異なる。実施形態6のレーザ装置10のその他の構成は、実施形態1のレーザ装置10の構成と同様である。
計時部16は、レーザ光源101の駆動開始からの経過時間を計測する。
実施形態6では、制御部14は、予め定められた所定の調節周期(サンプリング周期)毎に、判断処理をする調節処理を行う。調節処理では、制御部14は、計時部16により計測される経過時間に応じて、制御周期を変更する。
また、実施形態6では、制御部14は、調節処理により調節(変更)された制御周期毎に、制御処理を行う。実施形態6の制御処理は、実施形態1の制御処理と同様である。
〔調節処理〕
次に、図14を参照して、実施形態6の制御部14による調節処理について説明する。制御部14は、予め定められた所定の調節周期(サンプリング周期)毎に、以下の処理を行う。
〈ステップS61〉
制御部14は、ステップS61において、計時部16により検出される経過時間が基準時間よりも短いか否かを判定する。レーザ光源101の駆動開始からの経過時間が基準時間よりも低い場合には、ステップS62の処理が行われ、そうでない場合には、ステップS63の処理が行われる。例えば、基準時間は、レーザ光源101の駆動開始から光学系102の環境温度が定常状態となるまでに要する時間に設定される。
〈ステップS62〉
ステップS61において、レーザ光源101の駆動開始からの経過時間が基準時間よりも短い場合、制御部14は、ステップS62おいて、制御周期を第1周期に設定する。
〈ステップS63〉
一方、ステップS61において、レーザ光源101の駆動開始からの経過時間が基準時間よりも短くない場合、言い換えると、レーザ光源101の駆動開始からの経過時間が基準時間以上である場合、制御部14は、ステップS63において、制御周期を第1周期よりも長い第2周期に設定する。
〔実施形態6の効果〕
実施形態6では、実施形態1の効果と同様の効果を得ることができる。
また、実施形態6では、レーザ光源101の駆動開始からの経過時間に応じて制御周期を変更することにより、制御周期をレーザ光源101の駆動開始からの経過時間に応じた周期に適切に設定することができる。
(その他の実施形態)
以上の説明では、ミラー駆動機構350がピエゾステージとピエゾアクチュエータとを有する場合を例に挙げたが、これに限定されない。例えば、図14に示すように、ミラー駆動機構350は、揺動モータ351とエンコーダ352とにより構成されてもよい。揺動モータ351の回転軸には、第2折り返しミラー300が固定される。揺動モータ351の回転軸線は、第2折り返しミラー300の揺動軸線を構成する。このような構成により、揺動モータ351が駆動すると、揺動モータ351の回転角の変化に応じて第2折り返しミラー300の揺動角が変化し、その結果、第2折り返しミラー300に入射するレーザ光LBの光路に対する反射面の傾斜角が変化する。エンコーダ352は、揺動モータ351の回転角を検出する。エンコーダ352の出力は、制御部14に送信される。
また、以上の説明では、被照射物の一例として光ファイバ20の端部を例に挙げたが、被照射物は、これに限定されない。
また、以上の説明では、調節周期(サンプリング周期)毎に判断処理する調節処理を行い、第1周期か第2周期に切り替えることとする制御周期の変更をするとしたが、これに限定されない。設定されている第1周期または第2周期での制御周期をサンプリング周期とし、この制御周期でのサンプリング周期毎に判断処理する調節処理を行い、第1周期か第2周期に切り替えるとする制御周期の変更を行ってもよい。
以上の実施形態を適宜組み合わせて実施してもよい。以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、この発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、ここに開示する技術は、レーザ装置として有用である。
1 レーザ加工システム
10 レーザ装置
11 レーザ発振器
12 操作部
13 表示部
14 制御部
15 温度検出部
16 計時部
20 光ファイバ
20a 第1コア
20b 第2コア
25 出射ヘッド
101 レーザ光源
102 光学系
103 プロファイル検出部
LB レーザ光

Claims (8)

  1. 被照射物にレーザ光を照射するレーザ装置であって、
    前記レーザ光を出射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から出射されたレーザ光を前記被照射物に照射するように構成され、前記被照射物に照射されるレーザ光のビームプロファイルを変更可能な光学系と、
    前記光学系から前記被照射物に照射されるレーザ光のビームプロファイルを検出するプロファイル検出部と、
    予め定められた制御周期毎に、前記プロファイル検出部により検出されるビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように前記光学系を制御する制御部とを備え、
    前記被照射物は、第1コアと、前記第1コアの周囲を囲う第2コアとを有する光ファイバであり、
    前記光学系から出射されたレーザ光は、前記光ファイバの端部に照射され、
    前記プロファイル検出部により検出されるビームプロファイルには、前記光ファイバの端部における前記レーザ光のスポットの位置が含まれ、
    前記制御部は、
    前記プロファイル検出部により検出される前記スポットの位置が前記所望のビームプロファイルに応じた目標スポット位置となるように、前記光学系を制御し、
    前記目標スポット位置が前記光ファイバの前記第1コアと前記第2コアとに跨がる位置である境界位置に設定されている場合に、前記制御周期を第1周期に設定し、
    前記目標スポット位置が前記境界位置に設定されていない場合に、前記制御周期を前記第1周期よりも長い第2周期に設定する
    ことを特徴とするレーザ装置。
  2. 請求項において、
    前記制御部は、前記プロファイル検出部により検出される前記光ファイバの端部における前記レーザ光のスポットの位置と前記目標スポット位置との差が予め定められた許容差を上回る場合に、前記差の異常を通知するための異常差通知情報を出力する
    ことを特徴とするレーザ装置。
  3. 被照射物にレーザ光を照射するレーザ装置であって、
    前記レーザ光を出射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から出射されたレーザ光を前記被照射物に照射するように構成され、前記被照射物に照射されるレーザ光のビームプロファイルを変更可能な光学系と、
    前記光学系から前記被照射物に照射されるレーザ光のビームプロファイルを検出するプロファイル検出部と、
    予め定められた制御周期毎に、前記プロファイル検出部により検出されるビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように前記光学系を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記光学系を制御しても、前記プロファイル検出部により検出されるビームプロファイルを前記所望のビームプロファイルにすることができない場合に、制御不能を通知するための制御不能通知情報を出力する
    ことを特徴とするレーザ装置。
  4. 被照射物にレーザ光を照射するレーザ装置であって、
    前記レーザ光を出射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から出射されたレーザ光を前記被照射物に照射するように構成され、前記被照射物に照射されるレーザ光のビームプロファイルを変更可能な光学系と、
    前記光学系から前記被照射物に照射されるレーザ光のビームプロファイルを検出するプロファイル検出部と、
    予め定められた制御周期毎に、前記プロファイル検出部により検出されるビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように前記光学系を制御する制御部とを備え
    前記制御部は、前記プロファイル検出部により検出されるビームプロファイルの安定性に応じて、前記制御周期を変更する
    ことを特徴とするレーザ装置。
  5. 被照射物にレーザ光を照射するレーザ装置であって、
    前記レーザ光を出射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から出射されたレーザ光を前記被照射物に照射するように構成され、前記被照射物に照射されるレーザ光のビームプロファイルを変更可能な光学系と、
    前記光学系から前記被照射物に照射されるレーザ光のビームプロファイルを検出するプロファイル検出部と、
    予め定められた制御周期毎に、前記プロファイル検出部により検出されるビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように前記光学系を制御する制御部と、
    前記光学系の環境温度を検出する温度検出部を備え、
    前記制御部は、前記温度検出部により検出される環境温度に応じて、前記制御周期を変更する
    ことを特徴とするレーザ装置。
  6. 被照射物にレーザ光を照射するレーザ装置であって、
    前記レーザ光を出射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から出射されたレーザ光を前記被照射物に照射するように構成され、前記被照射物に照射されるレーザ光のビームプロファイルを変更可能な光学系と、
    前記光学系から前記被照射物に照射されるレーザ光のビームプロファイルを検出するプロファイル検出部と、
    予め定められた制御周期毎に、前記プロファイル検出部により検出されるビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように前記光学系を制御する制御部と、
    前記レーザ光源の駆動開始からの経過時間を計測する計時部を備え、
    前記制御部は、前記計時部により計測される経過時間に応じて、前記制御周期を変更する
    ことを特徴とするレーザ装置。
  7. 被照射物にレーザ光を照射するレーザ装置であって、
    前記レーザ光を出射するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から出射されたレーザ光を前記被照射物に照射するように構成され、前記被照射物に照射されるレーザ光のビームプロファイルを変更可能な光学系と、
    前記光学系から前記被照射物に照射されるレーザ光のビームプロファイルを検出するプロファイル検出部と、
    予め定められた制御周期毎に、前記プロファイル検出部により検出されるビームプロファイルが所望のビームプロファイルとなるように前記光学系を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記プロファイル検出部により検出されるビームプロファイルが前記所望のビームプロファイルではなく、且つ、前記制御部による前記光学系の補正回数が予め定められた閾値を上回る場合に、補正異常を通知するための補正異常通知情報を出力する
    ことを特徴とするレーザ装置。
  8. レーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源から出射されたレーザ光を、第1コアと前記第1コアの周囲を囲う第2コアとを有する光ファイバの端部に照射するように構成され、前記光ファイバの端部に照射されるレーザ光のビームプロファイルを変更可能な光学系とを備えるレーザ装置の制御方法であって、
    前記光ファイバの端部における前記レーザ光のスポットの位置を検出する検出ステップと、
    予め定められた制御周期毎に、前記検出ステップにより検出された前記スポットの位置が所望のビームプロファイルに応じた目標スポット位置となるように、前記光学系を制御する制御ステップと、
    前記目標スポット位置が前記光ファイバの前記第1コアと前記第2コアとに跨がる位置である境界位置に設定されている場合に、前記制御周期を第1周期に設定し、前記目標スポット位置が前記境界位置に設定されていない場合に、前記制御周期を前記第1周期よりも長い第2周期に設定する調節ステップを備える
    ことを特徴とするレーザ装置の制御方法。
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