JP7487642B2 - ハブユニット軸受 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の車輪および制動用回転体を懸架装置に対して回転自在に支持するためのハブユニット軸受に関する。
自動車の車輪およびディスクやドラムなどの制動用回転体は、ハブユニット軸受により、懸架装置に対して回転自在に支持される。ハブユニット軸受は、内周面に外輪軌道を有する外側部材と、外周面に内輪軌道を有する内側部材と、外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に配置された複数個の転動体とを備える。
外側部材と内側部材とのうちの一方は、使用時に懸架装置に支持されて回転しない静止部材として用いられる。外側部材と内側部材とのうちの他方は、使用時に車輪および制動用回転体と一体となって回転する回転部材として用いられる。回転部材は、径方向外側に突出した回転フランジを有する。車輪を構成するホイール、および、制動用回転体は、複数本のハブボルトを用いて、回転フランジに結合固定される。
このようなハブユニット軸受では、回転フランジの円周方向複数箇所を軸方向に貫通する圧入孔を有し、かつ、該圧入孔のそれぞれに、ハブボルトの基端部である軸方向内側の端部に備えられたセレーション部を、軸方向内側から圧入するタイプ(以下、ハブボルト圧入タイプという。)が広く知られている。
なお、ハブユニット軸受に関して、軸方向内側は、車両への組み付け状態で車両の幅方向中央側であり、軸方向外側は、車両への組み付け状態で車両の幅方向外側である。
ハブボルト圧入タイプのハブユニット軸受では、ホイールおよび制動用回転体のそれぞれの円周方向複数箇所に備えられた通孔に、ハブボルトの中間部を挿通した状態で、ハブボルトの先端部である軸方向外側の端部に備えられた雄ねじ部にハブナットを螺合し、さらに締め付けることにより、ホイールおよび制動用回転体を回転フランジに結合固定する。
また、特開2002-370104号公報(特許文献1)や特開2003-175702号公報(特許文献2)などに記載されているように、ハブボルト圧入タイプのハブユニット軸受において、回転フランジの軸方向外側面に、回転部材の中心軸を中心とする円環状の環状溝を形成し、かつ、圧入孔のそれぞれの軸方向外側の端部を、環状溝の底面にのみ開口させた構造が知られている。
このような構造によれば、圧入孔にハブボルトのセレーション部が圧入されることに伴い、圧入孔の軸方向外側の開口部の周囲が塑性変形して盛り上がった場合でも、この盛り上がりを環状溝内にとどめることで、回転フランジの軸方向外側面の環状溝以外の部分の面振れ精度を向上させることができる。これにより、制動用回転体の面振れ精度を向上させ、制動時にブレーキジャダーと呼ばれる異音を伴った振動の発生を抑制できる。
また、ハブユニット軸受では、特開2017-190865号公報(特許文献3)などに記載されているように、ハブナットの省略によって軽量化を図れるタイプ、すなわち、回転フランジの円周方向複数箇所に、軸方向外側の端部を開口させた雌ねじ孔を有し、かつ、該雌ねじ孔のそれぞれに、ハブボルトの先端部である軸方向内側の端部に備えられた雄ねじ部を、軸方向外側から螺合するタイプ(以下、ハブボルト螺合タイプという。)も知られている。
ハブボルト螺合タイプのハブユニット軸受では、ホイールおよび制動用回転体のそれぞれの円周方向複数箇所に備えられた通孔にハブボルトを挿通した状態で、ハブボルトの雄ねじ部を、回転フランジの雌ねじ孔に軸方向外側から螺合し、さらに締め付けることにより、ホイールおよび制動用回転体を回転フランジに結合固定する。
このようなハブボルト螺合タイプのハブユニット軸受でも、特開2017-190865号公報などに記載されているように、回転フランジの軸方向外側面に、回転部材の中心軸を中心とする円環状の環状溝を形成し、かつ、雌ねじ孔のそれぞれの軸方向外側の端部を、環状溝の底面にのみ開口させた構造が知られている。
このような構造によれば、雌ねじ孔にハブボルトの雄ねじ部を螺合させ、さらに締め付けることに伴い、雌ねじ孔の軸方向外側の開口部の周囲が変形して盛り上がった場合でも、この盛り上がりを環状溝内にとどめることができる。
ところで、ハブユニット軸受では、組立またはメンテナンスの際に工具を挿入することや軽量化などを目的として、回転フランジに軸方向に貫通する貫通孔を形成する場合がある。このような貫通孔の軸方向外側の端部のうち、少なくとも径方向一部分は、環状溝の底面に開口するため、軸方向内側からこの貫通孔を通じて、環状溝の底面と制動用回転体の軸方向内側面との間の隙間に、泥水などの水分が侵入する場合がある。
この場合に、たとえば、貫通孔の軸方向外側の端部が、環状溝の底面の径方向中間部に開口していると、環状溝の底面と制動用回転体の軸方向内側面との間の隙間に侵入した水分が、貫通孔から外部空間に完全に排出されず、水分の一部が、隙間のうちで貫通孔よりも径方向外側に位置する部分に残ってしまう可能性がある。そして、隙間内に残った水分が、車輪の回転に伴う遠心力により、回転フランジの軸方向外側面と制動用回転体の軸方向内側面との間に侵入し、回転フランジの軸方向外側面と制動用回転体の軸方向内側面とを錆び付かせるなどの、不都合を生じる可能性がある。
このような不都合を解消するために、特開2017-190865号公報には、回転部材の中心軸を中心とする貫通孔(水抜き孔)の内接円の直径を、環状溝の外径よりも小さくし、かつ、回転部材の中心軸を中心とする貫通孔の外接円の直径を、環状溝の外径よりも大きくした構造が記載されている。
このような構造によれば、環状溝の底面と制動用回転体の軸方向内側面との間の隙間に侵入した水分を、車輪の回転に伴う遠心力により、この隙間の径方向外側の端部に集めた後、この端部から貫通孔を通じて外部空間に排出することができる。
特開2002-370104号公報 特開2003-175702号公報 特開2017-190865号公報
上述したような構造、すなわち、回転部材の中心軸を中心とする貫通孔の内接円の直径を、環状溝の外径よりも小さくし、かつ、回転部材の中心軸を中心とする貫通孔の外接円の直径を、環状溝の外径よりも大きくした構造を採用する場合、環状溝の底面と制動用回転体の軸方向内側面との間の隙間から、貫通孔を通じて外部空間に水分を効率良く排出するためには、環状溝の軸方向深さを大きくして、環状溝の底面を、貫通孔の軸方向内側の開口部に近づけることが、効果があると考えられる。
しかしながら、環状溝全体の軸方向深さを大きくすると、回転フランジのうち、環状溝と軸方向に重畳する部分の軸方向の肉厚が小さくなって、該部分の強度および剛性を確保することが難しくなる。
本発明は、回転フランジの強度および剛性を確保しつつ、環状溝の底面と制動用回転体の軸方向内側面との間の隙間から貫通孔を通じて外部空間に水分を効率良く排出するための設計を容易に行えるハブユニット軸受を提供することを目的とする。
本発明の一態様のハブユニット軸受は、内周面に外輪軌道を有する外側部材と、外周面に内輪軌道を有する内側部材と、前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に転動自在に配置された複数個の転動体とを備える。
前記外側部材と前記内側部材とのうちで使用時に回転する回転部材は、径方向外側に突出した回転フランジを有する。
前記回転フランジは、軸方向外側面に、前記回転部材の中心軸を中心とする円環状の環状溝、円周方向複数箇所のそれぞれに、軸方向に伸長しかつ軸方向外側の端部が前記環状溝の底面にのみ開口する取付孔、および、円周方向の少なくとも1箇所に、軸方向に貫通する貫通孔を有する。
前記回転部材の中心軸を中心とする前記貫通孔の内接円の直径は、前記環状溝の外径よりも小さくなっており、前記回転部材の中心軸を中心とする前記貫通孔の外接円の直径は、前記環状溝の外径よりも大きくなっている。
前記環状溝のうち、前記回転部材の中心軸を中心とする前記取付孔の外接円よりも径方向外側の部分の軸方向深さは、前記環状溝のうち、前記回転部材の中心軸を中心とする前記取付孔の外接円よりも径方向内側の部分の軸方向深さに比べて深くなっている。
本発明の一態様のハブユニット軸受では、前記環状溝の底面は、径方向外側に向かうにしたがって前記環状溝の軸方向深さが増大する形状を有する。
本発明の一態様のハブユニット軸受では、前記環状溝の底面のうち、前記回転部材の中心軸を中心とする前記取付孔の外接円よりも径方向内側の部分は、前記回転部材の中心軸に直交する平坦面部により構成されており、前記環状溝の底面のうち、前記回転部材の中心軸を中心とする前記取付孔の外接円よりも径方向外側の部分は、前記平坦面部よりも軸方向内側に凹んだ溝部により構成されている。
本発明の一態様によれば、回転フランジの強度および剛性を確保しつつ、環状溝の底面と制動用回転体の軸方向内側面との間の隙間から貫通孔を通じて外部空間に水分を効率良く排出するための設計を容易に行えるハブユニット軸受を提供できる。
図1は、本発明の実施の形態の第1例のハブユニット軸受の断面図である。 図2は、本発明の実施の形態の第1例のハブを軸方向外側から見た図である。 図3は、回転フランジのみを取り出して示す、図1の左上部に相当する拡大図である。 図4は、図1の左下部に相当する拡大図である。 図5は、本発明の実施の形態の第2例に関する、図3に相当する図である。 図6は、本発明の実施の形態の第2例に関する、図4に相当する図である。 図7は、本発明の実施の形態の第2例の変形例に関する、図4に相当する図である。
[実施形態の第1例]
本発明の実施の形態の第1例について、図1~図4を用いて説明する。
本例のハブユニット軸受1は、従動輪用であり、外側部材である外輪2と、内側部材であって、かつ、使用時に回転する回転部材であるハブ3と、複数個の転動体4とを備える。なお、本発明は、駆動輪用のハブユニットにも適用可能である。また、本発明は、外側部材が回転部材であるハブユニット軸受にも適用可能である。
なお、以下の説明において、特に断らない限り、ハブユニット軸受1に関して、軸方向および径方向は、外輪2およびハブ3の軸方向および径方向をいう。また、ハブユニット軸受1に関して、軸方向内側は、車両への組付け状態で車両の幅方向中央側である図1の右側であり、軸方向外側は、車両への組付け状態で車両の幅方向外側である図1の左側である。
外輪2は、内周面に、複列の外輪軌道5a、5bを有し、かつ、軸方向中間部に、径方向外側に突出した静止フランジ6を有する。静止フランジ6は、径方向中間部の円周方向複数箇所に、軸方向に貫通する支持孔7を有する。外輪2は、静止フランジ6の支持孔7に螺合した支持ボルトにより、懸架装置に対し支持固定され、車輪が回転する際にも回転しない。
ハブ3は、外輪2の径方向内側に外輪2と同軸に配置されており、外周面に、複列の外輪軌道5a、5bと対向する複列の内輪軌道8a、8bを有する。ハブ3は、外輪2よりも軸方向外側に位置する部分に、径方向外側に突出した回転フランジ9を有し、かつ、軸方向外側の端部に、円筒状のパイロット部10を有する。
回転フランジ9は、軸方向外側面に、ハブ3の中心軸Cを中心とする円環状の環状溝11、円周方向複数箇所のそれぞれに、軸方向に伸長しかつ軸方向外側の端部が環状溝11の底面12にのみ開口する取付孔である雌ねじ孔13、および、円周方向の少なくとも1箇所に、軸方向に貫通する貫通孔14を有する。
すなわち、本例では、回転フランジ9の軸方向外側面は、径方向内側部に備えられた内側突き当て部15と、径方向外側部に備えられた外側突き当て部16と、径方向中間部に備えられた、ハブ3の中心軸Cを中心とする円環状の環状溝11とを有する。
内側突き当て部15および外側突き当て部16は、ハブ3の中心軸Cに直交する同一の仮想平面内に存在する平坦面により構成されている。
環状溝11は、径方向外側を向いた内側周面17と、径方向内側を向いた外側周面18と、軸方向外側を向いた底面12とを有する。
内側周面17の軸方向内側の端部は、底面12の径方向内側の端部に接続されている。内側周面17の軸方向外側の端部は、内側突き当て部15の径方向外側の端部に接続されている。
外側周面18の軸方向内側の端部は、底面12の径方向外側の端部に接続されている。外側周面18の軸方向外側の端部は、外側突き当て部16の径方向内側の端部に接続されている。
図2および図3に示すように、環状溝11の径方向幅Waは、雌ねじ孔13の溝底径Daよりも大きい(Wa>Da)。なお、雌ねじ孔13の溝底径Daとは、雌ねじ孔13のねじ溝底部の直径である。
雌ねじ孔13のそれぞれは、回転フランジ9の径方向中間部の円周方向等間隔となる複数箇所(図示の例では5箇所)を軸方向に貫通している。すなわち、本例では、雌ねじ孔13のそれぞれは、軸方向内側の端部が回転フランジ9の軸方向内側面に開口し、軸方向外側の端部が回転フランジ9の軸方向外側面に開口している。ただし、本発明を実施する場合には、雌ねじ孔のそれぞれを、軸方向外側の端部のみが回転フランジの軸方向外側面に開口し、軸方向内側の端部が回転フランジの軸方向内側面に開口していない、有底孔とすることもできる。雌ねじ孔13のそれぞれの軸方向外側の端部は、環状溝11の底面12の径方向中央部に開口している。このため、雌ねじ孔13の軸方向外側の開口部の径方向両側に隣接する部分のそれぞれにも、環状溝11の底面12の一部が存在している。
すなわち、本例では、図3に示すように、環状溝11の内径Diは、ハブ3の中心軸C(図1および図2参照)を中心とする雌ねじ孔13の内接円の直径diよりも小さい(Di<di)。なお、ハブ3の中心軸Cを中心とする雌ねじ孔13の内接円(以下、単に「雌ねじ孔13の内接円」という。)とは、ハブ3の中心軸Cを中心とし、かつ、雌ねじ孔13のねじ溝底部に接する仮想円のうち、直径が最も小さい仮想円のことをいう。また、環状溝11の外径Doは、ハブ3の中心軸Cを中心とする雌ねじ孔13の外接円の直径doよりも大きい(Do>do)。なお、ハブ3の中心軸Cを中心とする雌ねじ孔13の外接円(以下、単に「雌ねじ孔13の外接円」という。)とは、ハブ3の中心軸Cを中心とし、かつ、雌ねじ孔13のねじ溝底部に接する仮想円のうち、直径が最も大きい仮想円のことをいう。
さらに、本例では、環状溝11のうち雌ねじ孔13よりも径方向内側の部分、すなわち、環状溝11のうち、雌ねじ孔13の内接円よりも径方向内側の部分の径方向幅Wi(=(di-Di)/2)と、環状溝11のうち雌ねじ孔13よりも径方向外側の部分、すなわち、環状溝11のうち、雌ねじ孔13の外接円よりも径方向外側の部分の径方向幅Wo(=(Do-do)/2)とは、互いに等しい(Wi=Wo)。
また、本例では、環状溝11の軸方向深さは、円周方向に関しては変化していない。本例では、環状溝11のうち、雌ねじ孔13の外接円よりも径方向外側の部分(図3において、幅Woで表示される部分)の軸方向深さは、環状溝11のうち、雌ねじ孔13の外接円よりも径方向内側の部分(図3において、幅(Da+Wi)で表示される部分)の軸方向深さに比べて深くなっている。
このために、本例では、環状溝11の底面12は、径方向外側に向かうにしたがって環状溝11の軸方向深さが増大する形状を有する。より具体的には、本例では、底面12は、径方向外側に向かうにしたがって軸方向内側に向かう方向に傾斜した部分円すい凸面により構成されている。
つまり、本例では、底面12がこのような形状を有することに基づいて、環状溝11のうち、雌ねじ孔13の外接円よりも径方向外側の部分の軸方向深さが、環状溝11のうちの残りの部分の軸方向深さに比べて深くなっている。
なお、本発明を実施する場合に、環状溝の底面の形状として、径方向外側に向かうにしたがって環状溝の軸方向深さが増大する形状を採用する場合には、たとえば部分球状凸面などの、本例とは異なる形状を採用することもできる。
なお、図示の例では、内側周面17と外側周面18とのそれぞれは、直径が軸方向にわたり変化しない円筒面により構成されている。ただし、内側周面と外側周面とのそれぞれを、軸方向外側に向かうにしたがって環状溝の径方向幅が大きくなる方向に傾斜した傾斜面、または、軸方向外側に向かうにしたがって環状溝の径方向幅が小さくなる方向に傾斜した傾斜面により構成することもできる。
図2から明らかな貫通孔14は、組立またはメンテナンスの際に工具を挿入することや軽量化などを目的として、回転フランジ9に備えられている。
本発明において、貫通孔14の数は任意であるが、本例では、貫通孔14は、雌ねじ孔13と同数備えられており、円周方向に関して等間隔に配置されている。本例では、貫通孔14の円周方向に関する配置の位相は、雌ねじ孔13の円周方向に関する配置の位相に対して半ピッチずれている。本例では、貫通孔14のそれぞれは、回転フランジ9を軸方向に貫通する円孔により構成されている。
図4に示すように、本例では、ハブ3の中心軸Cを中心とする貫通孔14の内接円(以下、単に「貫通孔14の内接円」という。)の直径δiは、環状溝11の外径Doよりも小さくなっており(δi<Do)、ハブ3の中心軸Cを中心とする貫通孔14の外接円(以下、単に「貫通孔14の外接円」という。)の直径δoは、環状溝11の外径Doよりも大きくなっている(δo>Do)。
本例では、貫通孔14のそれぞれは、径方向外側部分が外側突き当て部16に開口し、径方向内側部分が環状溝11の底面12に開口している。本例では、貫通孔14のそれぞれの内周面は、環状溝11に対して径方向外側に重畳する部分に、径方向外側に向けて凹んだ部分円筒面状の凹面部19を有する。凹面部19の軸方向幅は、後述する面取り部20が形成されているため、図4に示すように、Wxである。
また、本例では、貫通孔14の内周面と、回転フランジ9の軸方向外側面のうち環状溝11よりも径方向外側の部分との接続部、すなわち、凹面部19と外側突き当て部16との接続部に、軸方向外側に向かうにしたがって貫通孔14の中心軸を中心とする径方向外側に向かう方向に傾斜した面取り部20を有する。面取り部20は、外側突き当て部16の加工の際にバリが発生するのを抑制するために設けられている。面取り部20の軸方向幅は、図4に示すように、Wyである。図示の例では、面取り部20は、直線状の断面形状を有するC面取り部により構成されている。ただし、本発明を実施する場合には、面取り部を、円弧状の断面形状を有するR面取り部により構成することもできる。また、本発明を実施する場合には、凹面部と外側突き当て部との接続部に面取り部を設けるのを省略することもできる。
また、本例では、環状溝11の径方向外側の端部の軸方向深さWzを、面取り部20の軸方向幅Wyよりも大きくしている(Wz>Wy)。すなわち、本例では、環状溝11の底面12の径方向外側の端部は、面取り部20よりも軸方向内側に位置している。なお、面取り部20を省略する場合には、凹面部19の軸方向幅Wxは、環状溝11の径方向外側の端部の軸方向深さWzと等しくなる。
なお、本例では、貫通孔14の内接円の直径δiは、環状溝11の内径Diよりも大きくなっている(δi>Di)。ただし、本発明を実施する場合には、貫通孔の内接円の直径を、環状溝の内径よりも小さくすることもできる。この場合には、貫通孔の径方向内側の端部が、内側突き当て部に開口する。
図1に戻って、本例では、ハブ3は、内輪21とハブ輪22とを組み合わせてなる。
内輪21は、外周面に、軸方向内側の内輪軌道8aを有する。
ハブ輪22は、外周面の軸方向中間部に、軸方向外側の内輪軌道8bを有する。また、ハブ輪22は、軸方向外側の内輪軌道8bよりも軸方向外側に位置する部分に、径方向外側に向けて突出した回転フランジ9を有し、かつ、軸方向外側の端部に、円筒状のパイロット部10を有する。
ハブ3は、ハブ輪22の軸方向内側部に内輪21を締り嵌めで外嵌し、かつ、ハブ輪22の軸方向内側の端部に備えられたかしめ部23により内輪21の軸方向内側の端面を押さえ付けることで、内輪21とハブ輪22とを結合固定することにより構成されている。
車輪を構成するホイール25および制動用回転体26は、雌ねじ孔13のそれぞれに螺合されたハブボルト27により、回転フランジ9に結合固定される。
具体的には、制動用回転体26の径方向中央部に備えられた内周面を、パイロット部10の軸方向内側部の外周面に外嵌し、かつ、ホイール25の径方向中央部に備えられた内周面を、パイロット部10の軸方向外側部の外周面に外嵌している。また、この状態で、制動用回転体26およびホイール25のそれぞれの径方向中間部の円周方向複数箇所に備えられた通孔28a、28bにハブボルト27を挿通し、かつ、ハブボルト27の先端部である軸方向内側の端部に備えられた雄ねじ部29を回転フランジ9の雌ねじ孔13に軸方向外側から螺合し、さらに締め付けている。これにより、ホイール25および制動用回転体26を、回転フランジ9とハブボルト27の基端部である軸方向外側の端部に備えられた頭部30とにより軸方向両側から強く挟持することで、ホイール25および制動用回転体26を、回転フランジ9に結合固定している。
なお、本例では、回転フランジ9の円周方向複数箇所に備えられた取付孔のそれぞれが、ハブボルト27の雄ねじ部29を軸方向外側から螺合させる雌ねじ孔13により構成された、ハブボルト螺合タイプのハブユニット軸受1に、本発明を適用している。ただし、本発明は、回転フランジ9の円周方向複数箇所に備えられた取付孔のそれぞれが、ハブボルトのセレーション部を軸方向内側から圧入する圧入孔により構成された、ハブボルト圧入タイプのハブユニット軸受に適用することもできる。
転動体4は、複列の外輪軌道5a、5bと複列の内輪軌道8a、8bとの間に、それぞれの列ごとに複数個ずつ、保持器24により保持された状態で転動自在に配置されている。これにより、ハブ3は、外輪2の径方向内側に回転自在に支持されている。なお、本例では、転動体4として玉を使用しているが、玉に代えて円すいころを使用することもできる。また、本例では、軸方向外側列の転動体4のピッチ円直径と、軸方向内側列の転動体4のピッチ円直径とを互いに同じとしているが、本発明は、軸方向外側列の転動体のピッチ円直径と、軸方向内側列の転動体のピッチ円直径とが互いに異なる、異径PCD型のハブユニット軸受に適用することもできる。
上述したような本例のハブユニット軸受1によれば、制動用回転体26およびホイール25のそれぞれの通孔28a、28bに挿通したハブボルト27の雄ねじ部29を、回転フランジ9の雌ねじ孔13に軸方向外側から螺合し、さらに締め付けることに伴い、雌ねじ孔13の軸方向外側の開口部の周囲が変形して盛り上がった場合でも、この盛り上がりを環状溝11内にとどめることで、回転フランジ9の軸方向外側面の環状溝11以外の部分の面振れ精度を向上させることができる。これにより、制動用回転体26の径方向外側の端部に備えられた、ブレーキパッドを当接させる部分の面振れ精度を向上させ、制動時にブレーキジャダーの発生を抑制できる。
また、本例のハブユニット軸受1によれば、回転フランジ9の強度および剛性を確保しつつ、環状溝11の底面12と制動用回転体26の軸方向内側面との間の隙間31から貫通孔14を通じて外部空間に水分を効率良く排出するための設計を容易に行える。この点について、以下に説明する。
車両の走行中には、雨水や泥水などの水分が、貫通孔14を通じて、隙間31に侵入することがある。本例では、隙間31に侵入した水分が、この隙間31に滞留しにくく、貫通孔14を通じて外部空間に排出されやすくなっている。
すなわち、本例では、貫通孔14の内接円の直径δiは、環状溝11の外径Doよりも小さくなっており(δi<Do)、貫通孔14の外接円の直径δoは、環状溝11の外径Doよりも大きくなっている(δo>Do)。したがって、隙間31に侵入した水分は、車両の走行時には、車輪の回転に伴う遠心力により、隙間31の径方向外側の端部まで移動した後、凹面部19に向けて振り飛ばされる。また、隙間31に侵入した水分は、車両の停止時には、重力により、隙間31の下側かつ径方向外側の端部まで移動した後、凹面部19に向けて滴下する。いずれにしても、凹面部19に到達した水分は、この凹面部19から、貫通孔14のうち凹面部19よりも軸方向内側に位置する部分を通じて、外部空間へと排出される。
特に、本例では、環状溝11のうち、雌ねじ孔13の外接円よりも径方向外側の部分の軸方向深さが、環状溝11のうちの残りの部分の軸方向深さに比べて深くなっている。このため、環状溝11のうち、雌ねじ孔13の外接円よりも径方向外側の部分の軸方向深さを十分に深くする、具体的には、たとえば従来構造の環状溝の軸方向深さよりも深くすることにより、隙間31の径方向外側の端部(外側周面18)まで移動してきた水分の移動先である凹面部19を、貫通孔14の軸方向内側の開口部に近づけることができる。したがって、凹面部19に到達した水分を、貫通孔14のうち凹面部19よりも軸方向内側に位置する部分を通じて、外部空間に効率良く排出することができる。
また、本例では、環状溝11の底面12が、径方向外側に向かうにしたがって環状溝11の軸方向深さが増大する形状を有する。このため、隙間31に侵入した水分は、底面12を伝わりながら、径方向外側に向かうにしたがって軸方向内側に向かう方向に移動する。また、本例では、環状溝11の径方向外側の端部の軸方向深さWzが、面取り部20の軸方向幅Wyよりも大きくなっている(Wz>Wy)。このため、底面12を伝わりながら、隙間31の径方向外側の端部まで移動した水分を、面取り部20よりも軸方向内側に位置する凹面部19に効率良く送ることができる。したがって、その分、隙間31に侵入した水分を、貫通孔14を通じて外部空間に効率良く排出できる。
また、本例では、環状溝11のうち、雌ねじ孔13の外接円よりも径方向外側の部分の軸方向深さが、環状溝11のうちの残りの部分の軸方向深さに比べて深くなっている。すなわち、本例の構造では、環状溝11のうち、雌ねじ孔13の外接円よりも径方向外側の部分の軸方向深さを大きくする一方で、環状溝11のうち、雌ねじ孔13の外接円よりも径方向内側の部分の軸方向深さを小さくすることができる。このため、回転フランジ9のうち、環状溝11と軸方向に重畳する部分において、雌ねじ孔13の外接円よりも径方向内側の部分の軸方向の肉厚、すなわち、強度及び剛性を、十分に確保できる。したがって、本例の構造によれば、回転フランジ9の強度および剛性を確保しつつ、隙間31から貫通孔14を通じて外部空間に水分を効率良く排出するための設計を容易に行える。
また、以上のように、本例の構造によれば、隙間31から貫通孔14を通じて外部空間に水分を効率良く排出できるため、隙間31内に残った水分が、車輪の回転に伴う遠心力、および/または、重力により、回転フランジ9の内側突き当て部15および外側突き当て部16と制動用回転体26の軸方向内側面との間に侵入することを抑制できる。このため、回転フランジ9の内側突き当て部15および外側突き当て部16と制動用回転体26の軸方向内側面との錆び付きの発生を抑制できる。したがって、メンテナンスの際に、回転フランジ9から制動用回転体26を容易に取り外すことができる。また、制動用回転体26の面振れ精度の悪化を抑制して、制動時にブレーキジャダーの発生を抑制できる。
[実施形態の第2例]
本発明の実施の形態の第2例について、図5および図6を用いて説明する。
本例のハブユニット軸受でも、環状溝11aのうち、雌ねじ孔13の外接円(直径do)よりも径方向外側の部分の軸方向深さは、環状溝11aのうちの残りの部分、すなわち、環状溝11aのうち、雌ねじ孔13の外接円よりも径方向内側の部分の軸方向深さに比べて深くなっている。
このために、本例では、環状溝11aの底面12aのうち、雌ねじ孔13の外接円よりも径方向内側の部分は、ハブ3の中心軸Cに直交する平坦面部32により構成されている。これに対して、環状溝11aの底面12aのうち、雌ねじ孔13の外接円よりも径方向外側の部分は、平坦面部32よりも軸方向内側に凹んだ溝部33により構成されている。
本例を実施する場合、溝部33は、たとえば、軸方向側面と周面との接続部に切削加工で逃げ溝を形成する場合と同様の方法で形成できる。具体的には、環状溝の底面の全体を、鍛造加工や切削加工により、ハブ3の中心軸Cを中心とする平坦面に加工した後、この平坦面の径方向外側の端部に切削加工を施すことにより溝部33を形成し、この平坦面の残りの部分を平坦面部32とすることができる。ただし、平坦面部32および溝部33は、鍛造加工により同時に形成することもできる。
また、本例では、溝部33の径方向外側に隣接する、環状溝11aの外側周面18は、直径が軸方向にわたり変化しない円筒面により構成されている。ただし、本発明を実施する場合には、図7に示す実施の形態の第2例の変形例のように、外側周面18aを、軸方向内側に向かうにしたがって直径が大きくなる方向に傾斜した傾斜面により構成することもできる。
本例の構造では、雌ねじ孔13のそれぞれの軸方向外側の端部は、環状溝11aの底面12aの平坦面部32に開口している。このため、平坦面部32を形成した後に、この平坦面部32を加工の開始点または終了点として雌ねじ孔13を形成すれば、ハブ3の中心軸Cに対して傾斜した傾斜面を加工の開始点または終了点として雌ねじ孔13を形成する場合に比べて、雌ねじ孔13を容易に形成することができる。
その他の構成および作用効果は、実施の形態の第1例と同じである。
なお、本発明は、矛盾が生じない限り、各実施の形態の構造を適宜組み合わせて実施することができる。たとえば、本発明は、環状溝の底面のうち、回転部材の中心軸を中心とする取付孔の外接円よりも径方向内側の部分は、径方向外側に向かうにしたがって環状溝の軸方向深さが増大する傾斜面により構成されており、環状溝の底面のうち、回転部材の中心軸を中心とする取付孔の外接円よりも径方向外側の部分は、前記傾斜面よりも軸方向内側に凹んだ溝部により構成されている構造を採用することもできる。
1 ハブユニット軸受
2 外輪
3 ハブ
4 転動体
5a、5b 外輪軌道
6 静止フランジ
7 支持孔
8a、8b 内輪軌道
9 回転フランジ
10 パイロット部
11、11a 環状溝
12、12a 底面
13 雌ねじ孔
14 貫通孔
15 内側突き当て部
16 外側突き当て部
17 内側周面
18、18a 外側周面
19 凹面部
20 面取り部
21 内輪
22 ハブ輪
23 かしめ部
24 保持器
25 ホイール
26 制動用回転体
27 ハブボルト
28a、28b 通孔
29 雄ねじ部
30 頭部
31 隙間
32 平坦面部
33 溝部

Claims (2)

  1. 内周面に外輪軌道を有する外側部材と、
    外周面に内輪軌道を有する内側部材と、
    前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に転動自在に配置された複数個の転動体とを備え、
    前記外側部材と前記内側部材とのうちで使用時に回転する回転部材は、径方向外側に突出した回転フランジを有し、
    前記回転フランジは、軸方向外側面に、前記回転部材の中心軸を中心とする円環状の環状溝、円周方向複数箇所のそれぞれに、軸方向に伸長しかつ軸方向外側の端部が前記環状溝の底面にのみ開口する取付孔、および、円周方向の少なくとも1箇所に、軸方向に貫通する貫通孔を有しており、
    前記回転部材の中心軸を中心とする前記貫通孔の内接円の直径は、前記環状溝の外径よりも小さくなっており、前記回転部材の中心軸を中心とする前記貫通孔の外接円の直径は、前記環状溝の外径よりも大きくなっており、
    前記環状溝のうち、前記回転部材の中心軸を中心とする前記取付孔の外接円よりも径方向外側の部分の軸方向深さは、前記環状溝のうち、前記回転部材の中心軸を中心とする前記取付孔の外接円よりも径方向内側の部分の軸方向深さに比べて深くなっており、
    前記環状溝の底面は、径方向外側に向かうにしたがって前記環状溝の軸方向深さが増大する形状を有する、
    ハブユニット軸受。
  2. 内周面に外輪軌道を有する外側部材と、
    外周面に内輪軌道を有する内側部材と、
    前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に転動自在に配置された複数個の転動体とを備え、
    前記外側部材と前記内側部材とのうちで使用時に回転する回転部材は、径方向外側に突出した回転フランジを有し、
    前記回転フランジは、軸方向外側面に、前記回転部材の中心軸を中心とする円環状の環状溝、円周方向複数箇所のそれぞれに、軸方向に伸長しかつ軸方向外側の端部が前記環状溝の底面にのみ開口する取付孔、および、円周方向の少なくとも1箇所に、軸方向に貫通する貫通孔を有しており、
    前記回転部材の中心軸を中心とする前記貫通孔の内接円の直径は、前記環状溝の外径よりも小さくなっており、前記回転部材の中心軸を中心とする前記貫通孔の外接円の直径は、前記環状溝の外径よりも大きくなっており、
    前記環状溝のうち、前記回転部材の中心軸を中心とする前記取付孔の外接円よりも径方向外側の部分の軸方向深さは、前記環状溝のうち、前記回転部材の中心軸を中心とする前記取付孔の外接円よりも径方向内側の部分の軸方向深さに比べて深くなっており、
    前記環状溝の底面のうち、前記回転部材の中心軸を中心とする前記取付孔の外接円よりも径方向内側の部分は、前記回転部材の中心軸に直交する平坦面部により構成されており、前記環状溝の底面のうち、前記回転部材の中心軸を中心とする前記取付孔の外接円よりも径方向外側の部分は、前記平坦面部よりも軸方向内側に凹んだ溝部により構成されており、
    前記平坦面部と前記溝部との境界が、前記回転部材の中心軸を中心とする前記取付孔の外接円と同じ径方向位置に存在する、
    ハブユニット軸受。
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