JP7350266B2 - ボディタオル - Google Patents
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Description
特許文献1に記載のボディタオルは、表裏二重の編地が周縁部において一体化され、泡立ち性に優れ、肌触りを柔らかくしてものである。
特許文献3に記載の浴用マッサージタオルは、筒状タオルの中にスポンジや硬めのボール状のものを入れて、手の届きにくい身体部分を洗い易くし、マッサージ効果を得られるようにしたものである。
特許文献5に記載の筒状タオルは、丸編みニット生地を折り返して二重構造にし、頭髪用高吸水性としたものである。
特許文献2に記載されたボディタオルは、泡立ちをよくするために合成繊維製の内布部を外布部の内部に配置して一体化しなければならず、内布部が余分に必要となり、高価で使用洗濯後の干し時間も長くかかるという課題があった。
特許文献4に記載されたボディタオルは、内側編地部が余分に必要であり、高価であるとともに、使用洗濯後の干し時間が長くかかるという課題があった。
特許文献6に記載されたバスタオルは、入浴後の着用には良好であるが、入浴時のボディタオルには使用し難いという課題があった。
少なくともパイル編地及びクリンプ編地が長手方向に対してらせん状に配列され、
前記長手方向の両端が開口し前記両端にそれぞれ解れ止めが縫製されて開口部が形成されており、
前記開口部により表裏反転して使用可能としたものである。
前記クリンプ編地は、前記意匠撚糸の太さよりも細い糸にクリンプが付与されたクリンプ糸を用いて編成されており、
前記クリンプ編地のコース数は、前記パイル編地のコース数よりも多く形成されているものである。
前記クリンプ編地における前記クリンプ糸はポリエステル繊維又はナイロン繊維から形成されているものである。
したがって、簡単な構成のボディタオルでありながら、入浴時の状況によって肌触りの使い分けができるとともに、固形又は液体石けんを筒状内部に挿入することで良好な泡立てができるとともに、使用洗濯後の干し時間も短縮できるのである。
図1~図4は本発明の実施の形態1に係る図面、図5は本発明の実施の形態1及び2に係る図面、図6~図9は本発明の実施の形態2に係る図面であり、図1及び図6は本発明の実施の形態1及び2に係るボディタオルを示す外観概要図、図2及び図7は図1及び図6の端部の開口部を示す拡大図、図3及び図8は本発明の実施の形態1及び2に係るボディタオルの表面を示す部分図であり、(a)は自由状態を示す図及び(b)は引っ張り状態を示す図、図4及び図9は本発明の実施の形態1及び2に係るボディタオルの裏面を示す部分図であり、(a)は自由状態を示す図及び(b)は引っ張り状態を示す図である。
図1~図4において、1aは丸編みにより平編組織に編まれて、筒状に形成されたボディタオルであり、図1に示すように、筒状の空間を密着させた自由状態で、長手方向の長さが約70cmで、幅が約23cmに形成されている。
そして、ボディタオル1aは、パイル編地2及びクリンプ編地3が長手方向に対してらせん状に配列され、長手方向の両端が開口し両端にそれぞれ解れ止め51が綿糸により縫製されて開口部5が形成され、開口部5により表裏反転して使用可能とされている。
パイル編地2は、1200デニールのポリエステル撚糸であり、芯糸と、芯糸の周りに多数のループが形成される花糸と、花糸の上から巻きつけられる押さえ糸とを備えた意匠撚糸を用いて編成されている。
クリンプ編地3は、12フィラメントで240デニールのクリンプポリエステル糸を用いており、パイル編地2を形成している意匠撚糸の太さ1200デニールよりも細い糸にクリンプが付与されたクリンプ糸を用いて編成されている。
このように、パイル編地2は、意匠撚糸を用いて編成されており、クリンプ編地3は、意匠撚糸の太さよりも細い糸にクリンプが付与されたクリンプ糸を用いて編成されており、クリンプ編地3のコース数は、パイル編地2のコース数よりも多く形成され、ボディタオルとしての泡立ち性と肌触り性との両立を図るようにしている。
ここで、実施の形態1のボディタオル1aが、丸編みにより平編組織に編まれ、筒状に形成され、長手方向の両端に形成された開口部5により表裏反転して使用可能としたことによる特徴を図5により説明する。
すなわち、図5(a)の表面側は、編地の全てのループの表目71が現れて、肌に対する感触が硬め(刺激が強め)であり、図5(b)の裏面側は、編地の全てのループの裏目72が現れて、肌に対する感触が柔らかめ(刺激が弱め)となるのである。
したがって、ボディタオル1aは、丸編平編組織の特性により、表裏反転して2種の使用時の肌触りの選択ができ、簡単な構成のボディタオルでありながら、入浴時の状況によって肌触りの使い分けができるのである。
次に、実施の形態2を図6~図9に基いて説明する。
実施の形態2のボディタオル1bは、実施の形態1のボディタオル1aにおける編地の構成の一部を変えたものであり、実施の形態1のボディタオル1aと異なる構成について、主として説明する。
そして、ボディタオル1bは、パイル編地2、クリンプ編地3及びフィラメント糸が編まれた第三編地6が長手方向に対してらせん状に配列され、長手方向の両端が開口し両端にそれぞれ解れ止め51が綿糸により縫製されて開口部5が形成され、開口部5により表裏反転して使用可能とされている。
パイル編地2は、1200デニールのポリエステル撚糸であり、芯糸と、芯糸の周りに多数のループが形成される花糸と、花糸の上から巻きつけられる押さえ糸とを備えた意匠撚糸を用いて編成されている。
クリンプ編地3は、72フィラメントで420デニールの66ナイロンクリンプ糸を用いており、パイル編地2を形成している意匠撚糸の太さ1200デニールよりも細い糸にクリンプが付与されたクリンプ糸を用いて編成されている。
そして、6コースでらせん状に編成されたボディタオル1bは、図8(a)、図9(a)において、1コースのパイル編地2と、1コースのクリンプ編地3と、1コースの第三編地6と、1コースのクリンプ編地3と、1コースの第三編地6と、1コースのクリンプ編地3とからなる6コースの編地2、3、6が、らせん状に繰り返されている。
なお、実施の形態2のボディタオル1bが、丸編みにより平編組織に編まれ、筒状に形成され、長手方向の両端に形成された開口部5により表裏反転して使用可能としたことによる特徴については、実施の形態1と同様であり、ボディタオル1bの引っ張り状態における図8(b)ではクリンプ編地3及び第三編地6においてループの表目31、61が凸状に現れるのに対して、図9(b)ではクリンプ編地3及び第三編地6においてループの裏目32、62が滑らかに現れることとなる。
<実施の形態の変形例>
以上の実施の形態1及び実施の形態2では、ボディタオル1aにおけるパイル編地及びクリンプ編地について、さらに実施の形態2では、ボディタオル1bにおける第三編地について、素材や糸の構成を具体的に説明したが、他の素材への変更や構成の変更ができることはもちろんである。
また、以上の実施の形態1及び実施の形態2では、10ウエール毎に1ウエールが針抜きされた編地としたが、5~15ウエール毎に1ウエールが針抜きされた編地としてもよく、針抜きされた編地を編成しなくてもよい。
1b ボディタオル
2 パイル編地
3 クリンプ編地
4 針抜きされた編地
5 開口部
51 解れ止め
6 第三編地
Claims (6)
- 丸編みにより平編組織に編まれて、筒状に形成されたボディタオルであって、
少なくともパイル編地及びクリンプ編地が長手方向に対してらせん状に配列され、
前記長手方向の両端が開口し前記両端にそれぞれ解れ止めが縫製されて開口部が形成されており、
前記開口部により表裏反転して使用可能としたことを特徴とするボディタオル。 - 前記パイル編地及び前記クリンプ編地に、さらに紡績糸又はフィラメント糸が編まれた第三編地が長手方向に対してらせん状に配列されていることを特徴とする請求項1に記載のボディタオル。
- 前記パイル編地は、芯糸と、前記芯糸の周りに多数のループが形成される花糸と、前記花糸の上から巻きつけられる押さえ糸とを備えた意匠撚糸を用いて編成されており、
前記クリンプ編地は、前記意匠撚糸の太さよりも細い糸にクリンプが付与されたクリンプ糸を用いて編成されており、
前記クリンプ編地のコース数は、前記パイル編地のコース数よりも多く形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のボディタオル。 - 前記クリンプ編地のコース数は2~16であり、前記パイル編地のコース数は1~3であることを特徴とする請求項3に記載のボディタオル。
- 前記パイル編地における前記芯糸、前記花糸及び前記押さえ糸はいずれもポリエステル繊維から形成されており、
前記クリンプ編地における前記クリンプ糸はポリエステル繊維又はナイロン繊維から形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載のボディタオル。 - 5~15ウエール毎に1ウエールが針抜きされた編地とされていることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載のボディタオル。
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