JP3071619U - あかすりタオル - Google Patents
あかすりタオルInfo
- Publication number
- JP3071619U JP3071619U JP2000001356U JP2000001356U JP3071619U JP 3071619 U JP3071619 U JP 3071619U JP 2000001356 U JP2000001356 U JP 2000001356U JP 2000001356 U JP2000001356 U JP 2000001356U JP 3071619 U JP3071619 U JP 3071619U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- towel
- floating
- base fabric
- chain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Body Washing Hand Wipes And Brushes (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 基布の強度を上げ、かつ布帛内の空隙を多く
することにより泡立ちの良い繊細な質感とハリ,コシを
有する独自の風合いを持つタオルを得る。 【解決手段】 各ウエールの鎖編をなす経糸の間に給糸
した綴れ糸を、隣接する鎖編の間に往復させ、該糸では
自体編目を作ることなく鎖編の編目中に編み込むことに
より、各鎖編を綴ってなる基布に、1×1及び2×2等
の長く延びる浮糸による組織を重ね、基布はセルロース
繊維を立毛糸には基布に用いた糸より太い絹糸をそれぞ
れ用いた。また、基布に使用する糸は、260デニール
程度の浮糸に使用する糸は850デニール程度の糸とし
た。そして、生糸は、キビツ6〜7%,ビス11〜12
%の条件で繰糸とした糸である。
することにより泡立ちの良い繊細な質感とハリ,コシを
有する独自の風合いを持つタオルを得る。 【解決手段】 各ウエールの鎖編をなす経糸の間に給糸
した綴れ糸を、隣接する鎖編の間に往復させ、該糸では
自体編目を作ることなく鎖編の編目中に編み込むことに
より、各鎖編を綴ってなる基布に、1×1及び2×2等
の長く延びる浮糸による組織を重ね、基布はセルロース
繊維を立毛糸には基布に用いた糸より太い絹糸をそれぞ
れ用いた。また、基布に使用する糸は、260デニール
程度の浮糸に使用する糸は850デニール程度の糸とし
た。そして、生糸は、キビツ6〜7%,ビス11〜12
%の条件で繰糸とした糸である。
Description
【0001】
本考案は浴用に使用するあかすりタオルに関する。
【0002】
浴用に使用するタオルは、タオルの布地に石鹸を付け、身体を拭うことが行わ れるが、肌ざわりの良さを得るために絹を使用したタオルも用いられている。然 し、このタオルは、基布にループ状の絹紡糸を上下にくぐらせているために糸質 が弱くループが抜ける事態も生じ泡立ちも良好とは云えなかった。
【0003】
上記の点に鑑みて、基布の強度を上げ、かつ布帛内の空隙を多くすることによ り泡立ちの良い繊細な質感とハリ,コシを有する独自の風合いを持つタオルを得 ることを目的とする。
【0004】
各ウエールの鎖編をなす経糸の間に給糸した綴れ糸を、隣接する鎖編の間に往 復させ、該糸では自体編目を作ることなく鎖編の編目中に編み込むことにより、 各鎖編を綴ってなる基布に、1×1及び2×2等の長く延びる浮糸による組織を 重ね、基布はセルロース繊維を立毛糸には基布に用いた糸より太い絹糸をそれぞ れ用いた。また、基布に使用する糸は、260デニール程度の浮糸に使用する糸 は850デニール程度の糸とした。そして、生糸は、キビツ6〜7%,ビス11 〜12%の条件で繰糸とした糸である。
【0005】
本考案の実施の形態について以下図面と共に説明する。図1は、本考案タオル 11の組織図で、図2aは鎖編をなす経糸の、同bは挿入糸の同cは浮糸のそれ ぞれ組織図である。
【0006】 本考案タオル11の組織について説明する。本考案タオル11は、グランドガ イドバー(図示せず)で並列して編まれた鎖編12,12,……による編目の中 に挿入糸13を往復させて編み込み基布14としたもので、鎖編12の組織は開 き目の20/02であり、挿入糸13は、第2のガイドバー(図示せず)におり 前記鎖編12の1つのコースの編目のニードルループとシンカーループの間に挿 入されてウエルごとに折り返している。即ち、第1コースIで第2のガイドバー は0の位置でスイングし、同位置でスイングアウトし、第2コースIIでは、第 2のガイドバーは4の位置にアンダーラップし再度スイングイン,スイングアウ トをしオーバーラップはしないので00/44となる。
【0007】 上記鎖編12,12,……と挿入糸13,13,……とによる基布14の表面 に浮糸15を編み込む。浮糸15は、図2のcに示す如く、1×1及び2×2の トリコット組織が混在し、1コースピッチがずれた対称形をなす2つの柄組織が 交互に現われるように配した第1,第2の浮糸15a,15bよりなる。
【0008】 第1,第2の浮糸15a,15bは隣接して配置され、互いに平行に走る部分 と交差する部分とが出現する。図2のCにおいてコースiから始めて、第1の浮 糸15aは42/46/22/20/24/20/44/46//となり浮糸1 5bは20/24/20/44/46/42/46/22となり、第1の浮糸1 5a第2の浮糸15bにおける20/44/46間46/22/20間に浮糸が 長く浮いた部分が出現する
【0009】 図示した組織は上記のようになるが、基布14に対する浮糸15の配置は必ず しも上記の組織に限ることはなく適宜長さの浮糸により基布14がカバーされれ は良い。
【0010】 本考案タオルは上記の組織で編成されているが、基布14は、精製セルロース 繊維よりなり吸湿性ドレープ性に優れた糸を用いている。本考案に使用した糸は リヨセル(登録商標名)であって、天然繊維と同様に繊維の1本1本に異形状の クリンプを有し、このクリンプが独特の風合いを生じ、かつ、繊維のからみが強 くなるという効果をも有しているため組織の安定性を高めている。270d程度 の糸を使用している。
【0011】 浮糸15は、使用時の感触即ち肌ざわりを良くし、かつ、吸水性を高めるため に生糸を使用し、特に強度を出すために、生皮苧を6〜7%,皮須を11〜12 %とし繭糸両端部分の細繊度の部分を使用を少なくしている。太さは42d糸4 本を1本にまとめこれを5本引き揃え840dとしている。
【0012】 本考案タオル地は前記の如き組織によって、精製セルロース繊維による基布1 4の表面に生糸の太繊維度糸による浮糸15を配しているので、網状の基布14 とその表面を被う浮糸15の間に空隙部分を多く作り、そのために、保水性が良 好で、使用時に石鹸をタオルに付けるときも浮糸で石鹸がこすられ付着量を多く し、かつ、泡立ちが多くなるという効果を生ずる。また、基布14は精製セルロ ース繊維よりなるために、糸に異形状のクリンプを有し、編地としてもからみ付 きが強くタオルとして使用中強い力が加わっても容易には組織が崩れることなく 、表面の浮糸を良く支えている。その反面ドレープ性を有していることから使用 中に柔硬な肌ざわりを保っている。
【0013】
各ウエールの鎖編をなす経糸の間に給糸した綴れ糸を、隣接する鎖編の間に往 復させ、該糸では自体編目を作ることなく鎖編の編目中に編み込むことにより、 各鎖編を綴ってなる基布に、1×1及び2×2等の長く延びる浮糸による組織を 重ね、基布はセルロース繊維を浮糸には基布に用いた糸より太い絹糸をそれぞれ 用いたために、基布はドレープ性を有してはいるが、精製セルロース繊維のクリ ンプのために編み上がった組織が使用中に形崩れなどを生ずることなく、ハリ, コシを持った状態で使用出来、かつ、基布表面の絹糸よりなる浮糸の存在により 、タオル自体の空隙率を高め保水性を良くすると共に、肌ざわりを良好にしてい る。 また、基布に使用する糸は260デニール程度の糸としているので基布の強度 を上げることが出来、浮糸に使用する絹糸は、生皮苧6〜7%,皮須11〜12 %の条件で繰糸した850デニール程度の糸とした為、1本の繭糸に細繊度の部 分が極めて少なく、太い繊維の集合体となっており浮糸自体の強度を増加してい る。
【図1】本考案タオルの組織図。
【図2】タオルを構成する各糸それぞれの組織図で、a
は基布の、bは緯挿入糸の、cは浮糸のそれぞれ組織
図。
は基布の、bは緯挿入糸の、cは浮糸のそれぞれ組織
図。
11 本考案タオル 12 鎖編み糸 13 挿入糸 14 基布 15 浮糸
Claims (3)
- 【請求項1】 各ウエールの鎖編をなす経糸の間に給糸
した緯挿入糸を、隣接する鎖編の間に往復させ、緯挿入
糸を自体編目を作ることなく鎖編の編目中に編み込むこ
とにより各鎖編を綴ってなる基布に、1×1及び2×2
等の長く延びる浮糸による組織を重ね、前記基布には精
製セルロース繊維を、浮糸には基布に用いた糸より太い
絹糸をそれぞれ用いたことを特徴とするあかすりタオ
ル。 - 【請求項2】 基布に使用する糸は、260デニール程
度の浮糸に使用する糸は850デニール程度としたあか
すりタオル。 - 【請求項3】 絹糸は、生皮苧6〜7%,皮須11〜1
2%の条件で繰糸とした糸であるあかすりタオル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001356U JP3071619U (ja) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | あかすりタオル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000001356U JP3071619U (ja) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | あかすりタオル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3071619U true JP3071619U (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=43204955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000001356U Expired - Lifetime JP3071619U (ja) | 2000-03-09 | 2000-03-09 | あかすりタオル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3071619U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011246861A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Harada Texitile Fabric Co Ltd | ふきん等拭き取り布の編成方法 |
JP2015165840A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-24 | 原田織物株式会社 | 洗浄用布及びそれを用いた洗浄具 |
-
2000
- 2000-03-09 JP JP2000001356U patent/JP3071619U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011246861A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Harada Texitile Fabric Co Ltd | ふきん等拭き取り布の編成方法 |
JP2015165840A (ja) * | 2014-03-03 | 2015-09-24 | 原田織物株式会社 | 洗浄用布及びそれを用いた洗浄具 |
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