JP7270763B2 - 無線周波数フロントエンド回路及び移動端末 - Google Patents

Description

（関連出願の相互参照）
本出願は、２０１９年３月２２日に中国で提出された中国特許出願番号Ｎｏ．２０１９１０２２２６１７．０の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
本開示の実施例は、端末応用技術分野に関し、特に無線周波数フロントエンド回路及び移動端末に関する。

インタネット通信技術の急速な発展、及び移動スマート端末の普及につれて、データトラフィックに対するユーザの需要もますます高まっている。第４世代移動通信技術（ｔｈｅ ｆｏｕｒｔｈ ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ ｗｉｒｅｌｅｓｓ ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ、４Ｇ）の伝送レートが１００Ｍｂｐｓ～１Ｇｂｐｓであり、第５世代移動通信技術（ｔｈｅ ｆｉｆｔｈ ｇｅｎｅｒａｔｉｏｎ ｗｉｒｅｌｅｓｓ ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ、５Ｇ）ニューラジオ（Ｎｅｗ Ｒａｄｉｏ、ＮＲ）のピーク伝送レートが２０Ｇｂｐｓを達することができ、レートの向上は、５Ｇが４＊４マルチ入力マルチ出力（Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ｉｎｐｕｔ Ｍｕｌｔｉｐｌｅ Ｏｕｔｐｕｔ、ＭＩＭＯ）コア技術を備えなければならないことを要求している。

図１に示すように、図１は、５Ｇ移動端末機器の無線周波数フロントエンド回路の構造概略図である。この回路アーキテクチャーは、一送信四受信１Ｔ４Ｒと二送信四受信２Ｔ４Ｒを実現するために用いられ、そのうち、５Ｇ移動端末機器のレイアウト引き回しは、経路差分損失に直接に影響を与える。図１に示すように、関連技術における５Ｇ移動端末機器の無線周波数フロントエンド回路構造については、その引き回しが長く、経路差分損失が高いことを招く。また、関連技術における５Ｇ移動端末機器の無線周波数フロントエンド回路構造は、常に３極３投スイッチを使用し、信号伝送周波数が高いほど、帯域幅が大きくなり、素子差分損失が高いことを招き、そして、出力パワーに仕様を達成させるには、実現の難しさが増えてしまう。そのため、どのように経路差分損失、素子差分損失及び回路設計の複雑度を低減するかは、早急な解決の待たれる問題となる。

本開示の実施例は、関連技術において５Ｇ移動端末機器の無線周波数フロントエンド回路構造、回路設計が複雑であるという問題を解決するための無線周波数フロントエンド回路及び移動端末を提供する。

上記技術問題を解決するために、本開示は下記のように実現される。

第１の方面によれば、本開示の実施例は、無線周波数フロントエンド回路を提供する。この無線周波数フロントエンド回路は、
第１のアンテナ、第２のアンテナ及び無線周波数回路モジュールにそれぞれ接続されるゲートスイッチと、
前記ゲートスイッチ、第３のアンテナ、第４のアンテナ及び第１の無線周波数回路にそれぞれ接続される二極双投スイッチとを含み、
そのうち、前記無線周波数回路モジュールは、前記ゲートスイッチを介して、前記第１のアンテナと前記第２のアンテナのうちの第１のターゲットアンテナに接続され、且つ前記第１のターゲットアンテナを介して、信号の受信及び／又は送信を行い、又は、前記無線周波数回路モジュールは、前記ゲートスイッチ、前記二極双投スイッチを介して、前記第３のアンテナと前記第４のアンテナのうちの第２のターゲットアンテナに接続され、且つ前記第２のターゲットアンテナを介して、信号の受信及び／又は送信を行う。

前記無線周波数回路モジュールが前記第１のアンテナと前記第２のアンテナのうちの第１のターゲットアンテナに接続される場合、前記第１の無線周波数回路は前記二極双投スイッチを介して、前記第３のアンテナと前記第４のアンテナのうちの第２のターゲットアンテナに接続され、且つ前記第２のターゲットアンテナを介して信号の受信及び／又は送信を行い、
前記無線周波数回路モジュールが前記第３のアンテナと前記第４のアンテナのうちの第２のターゲットアンテナに接続される場合、前記第１の無線周波数回路は前記二極双投スイッチを介して、前記第３のアンテナと前記第４のアンテナのうちの前記第２のターゲットアンテナ以外の第３のターゲットアンテナに接続され、且つ前記第３のターゲットアンテナを介して信号の受信及び／又は送信を行う。

第２の方面によれば、本開示の実施例は、移動端末をさらに提供する。この移動端末は、
コントローラと、
上記実施例に記載の無線周波数フロントエンド回路とを含み、
そのうち、前記コントローラは、ゲートスイッチの開閉及び／又は二極双投スイッチの開閉を制御するために用いられる。

本開示の実施例の上記技術案では、ゲートスイッチに接続される二極双投スイッチ（そのうち、ゲートスイッチは、さらに第１のアンテナ、第２のアンテナ及び無線周波数回路モジュールにそれぞれ接続され、二極双投スイッチは、さらに第３のアンテナ、第４のアンテナ及び第１の無線周波数回路に接続される）によって、ゲートスイッチにそれぞれ接続される無線周波数回路モジュールは、柔軟にいずれか一つのアンテナを介して信号の受信及び／又は送信を行うことができ、この回路の設計が簡単であり、信号の送信及び／又は受信を実現した上で、無線周波数レイアウト引き回しを短くすることができ、それによって経路差分損失を低減することができる。

関連技術における無線周波数フロントエンド回路の構造概略図である。 本開示の実施例による無線周波数フロントエンド回路の構造概略図のその一である。 本開示の実施例による無線周波数フロントエンド回路の構造概略図のその二である。 本開示の実施例による無線周波数フロントエンド回路の構造概略図のその三である。

以下は、本開示の実施例における添付図面を結び付けながら、本開示の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本開示の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本開示における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られたすべての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。

図２に示すように、図２は、本開示の実施例による無線周波数フロントエンド回路の構造概略図のその一である。この無線周波数フロントエンド回路は、第１のアンテナ２、第２のアンテナ３及び無線周波数回路モジュールにそれぞれ接続されるゲートスイッチ１と、ゲートスイッチ１、第３のアンテナ５、第４のアンテナ６及び第１の無線周波数回路７にそれぞれ接続される二極双投スイッチ４とを含み、そのうち、無線周波数回路モジュールはゲートスイッチ１を介して、第１のアンテナ２と第２のアンテナ３のうちの第１のターゲットアンテナに接続され、且つ第１のターゲットアンテナを介して信号の受信及び／又は送信を行い、又は、無線周波数回路モジュールはゲートスイッチ１、二極双投スイッチ４を介して、第３のアンテナ５と第４のアンテナ６のうちの第２のターゲットアンテナに接続され、且つ第２のターゲットアンテナを介して信号の受信及び／又は送信を行う。

無線周波数回路モジュールが、第１のアンテナ２と第２のアンテナ３のうちの第１のターゲットアンテナに接続される場合、第１の無線周波数回路７は二極双投スイッチ４を介して、第３のアンテナ５と第４のアンテナ６のうちの第２のターゲットアンテナに接続され、且つ第２のターゲットアンテナを介して信号の受信及び／又は送信を行う。

無線周波数回路モジュールが、第３のアンテナ５と第４のアンテナ６のうちの第２のターゲットアンテナに接続される場合、第１の無線周波数回路７は二極双投スイッチ４を介して、第３のアンテナ５と第４のアンテナ６のうちの第２のターゲットアンテナ以外の第３のターゲットアンテナに接続され、且つ第３のターゲットアンテナを介して信号の受信及び／又は送信を行う。

ここで、第１のターゲットアンテナは、第１のアンテナ２又は第２のアンテナ３である。第２のターゲットアンテナは、第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６である。

説明すべきことは、第２のターゲットアンテナが第３のアンテナ５である場合、第３のターゲットアンテナは第４のアンテナ６であり、第２のターゲットアンテナが第４のアンテナ６である場合、第３のターゲットアンテナは第３のアンテナ５である。

説明すべきことは、無線周波数回路モジュールは、信号受信回路及び／又は信号送信回路を含む。

具体的には、信号受信回路は、接続されるアンテナを介して信号を受信するために用いられる。信号送信回路は、接続されるアンテナを介して信号を送信するために用いられる。

ここで、ゲートスイッチに接続される二極双投スイッチ（そのうち、ゲートスイッチは、さらに第１のアンテナ、第２のアンテナ及び無線周波数回路モジュールにそれぞれ接続され、二極双投スイッチは、さらに第３のアンテナ、第４のアンテナ及び第１の無線周波数回路にそれぞれ接続される）によって、ゲートスイッチにそれぞれ接続される無線周波数回路モジュールは、柔軟にいずれか一つのアンテナを介して信号の受信及び／又は送信を行うことができ、この回路の設計が簡単であり、信号の送信及び／又は受信を実現した上で、無線周波数レイアウト引き回しを短くすることができ、それによって経路差分損失を低減することができる。

選択的に、図２～４に示すように、無線周波数回路モジュールは、第２の無線周波数回路８、第３の無線周波数回路９及び第４の無線周波数回路１０を含み、前記ゲートスイッチ１は、第１の可動端、第２の可動端、第３の可動端、第１の固定端、第２の固定端及び第３の固定端を含み、そのうち、第１の可動端は、第２の無線周波数回路８に接続され、第２の可動端は、第３の無線周波数回路９に接続され、第３の可動端は、第４の無線周波数回路１０に接続され、第１の固定端は、第１のアンテナ２に接続され、第２の固定端は、第２のアンテナ３に接続され、第３の固定端は、二極双投スイッチ４の一つの可動端に接続される。

ここで、ゲートスイッチ１は、第１の可動端を第１の固定端、第２の固定端及び第３の固定端のうちの一方の固定端に接続させるために用いられ、第２の可動端を第１の固定端、第２の固定端及び第３の固定端のうちの一方の固定端に接続させるためにも用いられ、第３の可動端を第１の固定端、第２の固定端及び第３の固定端のうちの一方の固定端に接続させるためにも用いられる。

選択的に、図２～４に示すように、前記二極双投スイッチ４は、第４の可動端、第５の可動端、第４の固定端及び第５の固定端を含み、そのうち、第４の可動端は、ゲートスイッチ１に接続され、第５の可動端は、第１の無線周波数回路７に接続され、第４の固定端は、第３のアンテナ５に接続され、第５の固定端は、第４のアンテナ６に接続される。

一つの選択可能な実施例では、図２に示すように、第２の無線周波数回路８は、第１の低雑音増幅器と、第１の低雑音増幅器及びゲートスイッチ１の第１の可動端にそれぞれ接続される第１のフィルタを含み、そのうち、ゲートスイッチ１の第１の可動端が、その第１の固定端と第２の固定端のうちの一方に接続される時、第２の無線周波数回路８は、第１のターゲットアンテナを介して信号を受信する。

説明すべきことは、第１の固定端が第１のアンテナ２に接続され、第２の固定端が第２のアンテナ３に接続されるため、第２の無線周波数回路８に接続される第１のターゲットアンテナは、第１のアンテナ２又は第２のアンテナ３である。

又は、ゲートスイッチ１の第１の可動端がその第３の固定端に接続され、且つ第３の固定端に接続される二極双投スイッチ４の一つの可動端がこの二極双投スイッチ４の二つの固定端のうちの一方に接続される時、第２の無線周波数回路８は、第２のターゲットアンテナを介して信号を受信する。

説明すべきことは、図２に示すように、第３の固定端に接続される二極双投スイッチ４の一つの可動端とは、具体的には、二極双投スイッチ４の第４の可動端である。二極双投スイッチ４の二つの固定端が、第３のアンテナ５と第４のアンテナ６にそれぞれ接続されるため、第２の無線周波数回路８に接続される第２のターゲットアンテナは、第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６である。

本実施例では、第２の無線周波数回路８は信号受信回路であり、即ち、接続されるアンテナを介して信号を受信する。説明すべきことは、第２の無線周波数回路８は、ゲートスイッチ１及びゲートスイッチ１に接続される二極双投スイッチ４によって、柔軟に無線周波数フロントエンド回路におけるいずれか一つのアンテナを介して信号を受信することができ、それによって無線周波数レイアウト引き回しを短くし、経路差分損失を低減することができる。

さらに、第２の無線周波数回路８が二極双投スイッチ４を介して、第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６に接続される時、二極双投スイッチ自身の素子差分損失が小さく且つ分離度が良いため、第２の無線周波数回路８の受信性能を向上させることもできる。

別の選択可能な実施例では、図３に示すように、第２の無線周波数回路８は、第２の低雑音増幅器、第１のパワー増幅器、第１の切り替えスイッチ１１、及びゲートスイッチ１の第１の可動端と第１の切り替えスイッチ１１にそれぞれ接続される第２のフィルタを含む。

具体的には、第２の低雑音増幅器が、第１の切り替えスイッチ１１を介して第２のフィルタに接続され、且つゲートスイッチ１の第１の可動端がその第１の固定端と第２の固定端のうちの一方に接続される時、第２の無線周波数回路８は、接続される第１のターゲットアンテナを介して信号を受信する。

ここで、第１の固定端が第１のアンテナ２に接続され、第２の固定端が第２のアンテナ３に接続されるため、第２の無線周波数回路８に接続される第１のターゲットアンテナは、第１のアンテナ２又は第２のアンテナ３である。

又は、第２の低雑音増幅器が、第１の切り替えスイッチ１１を介して第２のフィルタに接続され、且つゲートスイッチ１の第１の可動端がその第３の固定端に接続され、且つ第３の固定端に接続される二極双投スイッチ４の一つの可動端が、二極双投スイッチ４の二つの固定端のうちの一方に接続される時、第２の無線周波数回路８は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を受信する。

ここで、説明すべきことは、図３に示すように、第３の固定端に接続される二極双投スイッチ４の一つの可動端とは、具体的には、二極双投スイッチ４の第４の可動端である。二極双投スイッチ４の二つの固定端が、第３のアンテナ５と第４のアンテナ６にそれぞれ接続されるため、第２の無線周波数回路８に接続される第２のターゲットアンテナは、第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６である。

具体的には、第１のパワー増幅器が、第１の切り替えスイッチ１１を介して第２のフィルタに接続され、且つゲートスイッチ１の第１の可動端がその第１の固定端と第２の固定端のうちの一方に接続される時、第２の無線周波数回路８は、接続される第１のターゲットアンテナを介して信号を送信する。

ここで、第１の固定端が第１のアンテナ２に接続され、第２の固定端が第２のアンテナ３に接続されるため、第２の無線周波数回路８に接続される第１のターゲットアンテナは、第１のアンテナ２又は第２のアンテナ３である。

又は、第１のパワー増幅器が第１の切り替えスイッチ１１を介して第２のフィルタに接続され、且つゲートスイッチ１の第１の可動端がその第３の固定端に接続され、且つ第３の固定端に接続される二極双投スイッチ４の一つの可動端が二極双投スイッチ４の二つの固定端のうちの一方に接続される時、第２の無線周波数回路８は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を送信する。

ここで、説明すべきことは、図３に示すように、第３の固定端に接続される二極双投スイッチ４の一つの可動端とは、具体的には、二極双投スイッチ４の第４の可動端である。二極双投スイッチ４の二つの固定端が第３のアンテナ５と第４のアンテナ６にそれぞれ接続されるため、第２の無線周波数回路８に接続される第２のターゲットアンテナは、第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６である。

本実施例では、第２の無線周波数回路８は、信号受信回路と信号送信回路を含む。

具体的には、第２の低雑音増幅器が第１の切り替えスイッチ１１を介して第２のフィルタに接続される時、第２の低雑音増幅器と第２のフィルタとによって、信号受信回路が形成され、即ち、接続されるアンテナを介して信号を受信する。

第１のパワー増幅器が第１の切り替えスイッチ１１を介して第２のフィルタに接続される時、第１のパワー増幅器と第２のフィルタとによって、信号送信回路が形成され、即ち、接続されるアンテナを介して信号を送信する。

ここで、第２の無線周波数回路８は、ゲートスイッチ１及びゲートスイッチ１に接続される二極双投スイッチ４によって、柔軟に無線周波数フロントエンド回路におけるいずれか一つのアンテナを介して、信号の受信及び／又は送信を行うことができ、それによって無線周波数レイアウト引き回しを短くし、経路差分損失を低減することができる。

さらに、第２の無線周波数回路８における信号受信回路が、二極双投スイッチ４を介して第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６に接続される時、二極双投スイッチ自身の素子差分損失が小さく且つ分離度が良いため、第２の無線周波数回路８の受信性能を向上させることもできる。

第２の無線周波数回路８における信号送信回路が二極双投スイッチ４を介して第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６に接続される時、二極双投スイッチ自身の素子差分損失が小さく且つ分離度が良いため、第２の無線周波数回路８の送信性能を向上させることもできる。

ここで、選択的に、第１の切り替えスイッチ１１は、単極双投スイッチであり、一つの可動端と二つの固定端を含む。そのうち、その可動端が第２のフィルタに接続され、そのうちの一つの固定端が第２の低雑音増幅器の入力端に接続され、もう一つの固定端が第１のパワー増幅器の出力端に接続される。

一つの選択可能な実施例では、図２～４に示すように、第３の無線周波数回路９は、第３の低雑音増幅器と、第３の低雑音増幅器及びゲートスイッチ１の第２の可動端にそれぞれ接続される第３のフィルタとを含む。

そのうち、ゲートスイッチ１の第２の可動端がその第１の固定端と第２の固定端のうちの一方に接続される時、第３の無線周波数回路９は、接続される第１のターゲットアンテナを介して信号を受信する。

説明すべきことは、第１の固定端が第１のアンテナ２に接続され、第２の固定端が第２のアンテナ３に接続されるため、第３の無線周波数回路９に接続される第１のターゲットアンテナは、第１のアンテナ２又は第２のアンテナ３である。

又は、前記第２の可動端が前記第３の固定端に接続され、且つ前記第３の固定端に接続される前記二極双投スイッチの一つの可動端が前記二極双投スイッチの二つの固定端のうちの一方に接続される時、前記第３の無線周波数回路９は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を受信する。

説明すべきことは、図２～４に示すように、第３の固定端に接続される二極双投スイッチ４の一つの可動端とは、具体的には、二極双投スイッチ４の第４の可動端である。二極双投スイッチ４の二つの固定端が第３のアンテナ５と第４のアンテナ６にそれぞれ接続されるため、第３の無線周波数回路９に接続される第２のターゲットアンテナは、第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６である。

本実施例では、第３の無線周波数回路９は信号受信回路であり、即ち、接続されるアンテナを介して信号を受信する。説明すべきことは、第３の無線周波数回路９は、ゲートスイッチ１及びゲートスイッチ１に接続される二極双投スイッチ４によって、柔軟に無線周波数フロントエンド回路におけるいずれか一つのアンテナを介して信号を受信することができ、それによって無線周波数レイアウト引き回しを短くし、経路差分損失を低減することができる。

さらに、第３の無線周波数回路９が二極双投スイッチ４を介して第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６に接続される時、二極双投スイッチ自身の素子差分損失が小さく且つ分離度が良いため、第３の無線周波数回路９の受信性能を向上させることもできる。

一つの選択可能な実施例では、図２～４に示すように、第４の無線周波数回路１０は、第４の低雑音増幅器、第２のパワー増幅器、第２の切り替えスイッチ１２、及びゲートスイッチ１の第３の可動端と第２の切り替えスイッチ１２にそれぞれ接続される第４のフィルタを含む。

具体的には、第４の低雑音増幅器が第２の切り替えスイッチ１２を介して前記第４のフィルタに接続され、且つゲートスイッチ１の第３の可動端がその第１の固定端と第２の固定端のうちの一方に接続される時、第４の無線周波数回路１０は、接続される第１のターゲットアンテナを介して信号を受信する。

ここで、第１の固定端が第１のアンテナ２に接続され、第２の固定端が第２のアンテナ３に接続されるため、第４の無線周波数回路１０に接続される第１のターゲットアンテナは、第１のアンテナ２又は第２のアンテナ３である。

又は、第４の低雑音増幅器が第２の切り替えスイッチ１２を介して第４のフィルタに接続され、且つゲートスイッチ１の第３の可動端がその第３の固定端に接続され、且つ第３の固定端に接続される二極双投スイッチ４の一つの可動端が二極双投スイッチ４の二つの固定端のうちの一方に接続される時、第４の無線周波数回路１０は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を受信する。

ここで、説明すべきことは、図２～４に示すように、第３の固定端に接続される二極双投スイッチ４の一つの可動端とは、具体的には、二極双投スイッチ４の第４の可動端である。二極双投スイッチ４の二つの固定端が第３のアンテナ５と第４のアンテナ６にそれぞれ接続されるため、第４の無線周波数回路１０に接続される第２のターゲットアンテナは、第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６である。

具体的には、第２のパワー増幅器が第２の切り替えスイッチ１２を介して第４のフィルタに接続され、且つゲートスイッチ１の第３の可動端がその第１の固定端と第２の固定端のうちの一方に接続される時、第４の無線周波数回路１０は、接続される第１のターゲットアンテナを介して信号を送信する。

ここで、第１の固定端が第１のアンテナ２に接続され、第２の固定端が第２のアンテナ３に接続されるため、第４の無線周波数回路１０に接続される第１のターゲットアンテナは、第１のアンテナ２又は第２のアンテナ３である。

又は、第２のパワー増幅器が第２の切り替えスイッチ１２を介して第４のフィルタに接続され、且つゲートスイッチ１の第３の可動端がその第３の固定端に接続され、且つ第３の固定端に接続される二極双投スイッチ４の一つの可動端が二極双投スイッチ４の二つの固定端のうちの一方に接続される時、第４の無線周波数回路１０は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を送信する。

ここで、説明すべきことは、図２～４に示すように、第３の固定端に接続される二極双投スイッチ４の一つの可動端とは、具体的には、二極双投スイッチ４の第４の可動端である。二極双投スイッチ４の二つの固定端が第３のアンテナ５と第４のアンテナ６にそれぞれ接続されるため、第４の無線周波数回路１０に接続される第２のターゲットアンテナは、第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６である。

本実施例では、第４の無線周波数回路１０は、信号受信回路と信号送信回路を含む。

具体的には、第４の低雑音増幅器が第２の切り替えスイッチ１２を介して前記第４のフィルタに接続される時、第４の低雑音増幅器と第４のフィルタとによって、信号受信回路が形成され、即ち、接続されるアンテナを介して信号を受信する。

第２のパワー増幅器が第２の切り替えスイッチ１２を介して第４のフィルタに接続される時、第２のパワー増幅器と第４のフィルタとによって、信号送信回路が形成され、即ち、接続されるアンテナを介して信号を送信する。

ここで、第４の無線周波数回路１０は、ゲートスイッチ１及びゲートスイッチ１に接続される二極双投スイッチ４によって、柔軟に無線周波数フロントエンド回路におけるいずれか一つのアンテナを介して信号の受信及び／又は送信を行うことができ、それによって無線周波数レイアウト引き回しを短くし、経路差分損失を低減することができる。

さらに、第４の無線周波数回路１０における信号受信回路が、二極双投スイッチ４を介して第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６に接続される時、二極双投スイッチ自身の素子差分損失が小さく且つ分離度が良いため、第４の無線周波数回路１０の受信性能を向上させることもできる。

第４の無線周波数回路１０における信号送信回路が、二極双投スイッチ４を介して第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６に接続される時、二極双投スイッチ自身の素子差分損失が小さく且つ分離度が良いため、第４の無線周波数回路１０の送信性能を向上させることもできる。

ここで、選択的に、第２の切り替えスイッチ１２は、単極双投スイッチであり、一つの可動端と二つの固定端を含む。そのうち、その可動端が第４のフィルタに接続され、そのうちの一つの固定端が第４の低雑音増幅器の入力端に接続され、もう一つの固定端が第２のパワー増幅器の出力端に接続される。

一つの選択可能な実施例では、図２に示すように、第１の無線周波数回路７は、第５の低雑音増幅器、第３のパワー増幅器、第３の切り替えスイッチ１３、及び二極双投スイッチ４の第５の可動端と第３の切り替えスイッチ１３にそれぞれ接続される第５のフィルタを含む。

具体的には、第５の低雑音増幅器が第３の切り替えスイッチ１３を介して第５のフィルタに接続され、且つ二極双投スイッチ４の第５の可動端がその第４の固定端と第５の固定端のうちの一方に接続される時、第１の無線周波数回路７は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を受信する。

又は、第３のパワー増幅器が第３の切り替えスイッチ１３を介して第５のフィルタに接続され、且つ二極双投スイッチ４の第５の可動端がその第４の固定端と第５の固定端のうちの一方に接続される時、第１の無線周波数回路７は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を送信する。

ここで、第４の固定端が第３のアンテナ５に接続され、第５の固定端が第４のアンテナ６に接続されるため、第１の無線周波数回路７に接続される第２のターゲットアンテナは、第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６である。

本実施例では、第１の無線周波数回路７は、信号受信回路と信号送信回路を含む。

具体的には、第５の低雑音増幅器が第３の切り替えスイッチ１３を介して第５のフィルタに接続される時、第５の低雑音増幅器と第５のフィルタとによって、信号受信回路が形成され、即ち、接続されるアンテナを介して信号を受信する。

第３のパワー増幅器が第３の切り替えスイッチ１３を介して第５のフィルタに接続される時、第３のパワー増幅器と第５のフィルタとによって、信号送信回路が形成され、即ち、接続されるアンテナを介して信号を送信する。

ここで、第１の無線周波数回路７が二極双投スイッチ４を介して第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６に接続することができる時、二極双投スイッチ自身の素子差分損失が小さく且つ分離度が良いため、第１の無線周波数回路７の送信性能及び／又は受信性能を向上させることを達成できる。

別の選択可能な実施例では、図３～図４に示すように、第１の無線周波数回路７は、第６の低雑音増幅器と、第６の低雑音増幅器及び二極双投スイッチ４の第５の可動端にそれぞれ接続される第６のフィルタとを含み、
そのうち、二極双投スイッチ４の第５の可動端が、その第４の固定端と第５の固定端のうちの一方に接続される時、第１の無線周波数回路７は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を受信する。

説明すべきことは、第４の固定端が第３のアンテナ５に接続され、第５の固定端が第４のアンテナ６に接続されるため、第１の無線周波数回路７に接続される第２のターゲットアンテナは、第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６である。

ここで、選択的に、第３の切り替えスイッチ１３は、単極双投スイッチであり、一つの可動端と二つの固定端を含む。そのうち、その可動端が第５のフィルタに接続され、そのうちの一つの固定端が第５の低雑音増幅器の入力端に接続され、もう一つの固定端が第３のパワー増幅器の出力端に接続される。

本実施例では、第１の無線周波数回路７は信号受信回路であり、即ち、接続されるアンテナを介して信号を受信する。説明すべきことは、第５の無線周波数回路は、二極双投スイッチ４を介して第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６に接続され、二極双投スイッチ自身の素子差分損失が小さく且つ分離度が良いため、第１の無線周波数回路７の受信性能を向上させることができる。

一例では、第２の無線周波数回路８がゲートスイッチ１を介して第１のアンテナ２に接続される場合、第３の無線周波数回路９は、ゲートスイッチ１を介して第２のアンテナ３に接続されることができ、又は、第３の無線周波数回路９は、ゲートスイッチ１及び二極双投スイッチ４を介して第３のアンテナ５に接続されることができる。この時、第３の無線周波数回路９がゲートスイッチ１を介して第２のアンテナ３に接続される場合、第４の無線周波数回路１０は、二極双投スイッチ４を介して第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６に接続される。この時、第４の無線周波数回路１０が二極双投スイッチ４を介して第３のアンテナ５に接続される場合、第１の無線周波数回路７は、二極双投スイッチ４を介して第４のアンテナ６に接続される。

さらに、本開示の実施例の無線周波数フロントエンド回路は、無線周波数回路モジュール及び第１の無線周波数回路７にそれぞれ接続される無線周波数送受信機（図示せず）をさらに含む。

説明すべきことは、上述した、図２に示す無線周波数フロントエンド回路及び図４に示す無線周波数フロントエンド回路は、５Ｇ ＮＲシステムの１Ｔ４Ｒ／２Ｔ４Ｒ機能を実現することができ、１経路送信４経路受信機能、又は、２経路送信４経路受信機能が確保される。

上述した、図３に示す無線周波数フロントエンド回路は、５Ｇ ＮＲシステムの１Ｔ４Ｒ機能を実現することができ、１経路送信４経路受信機能が確保される。

以下は、図２を結び付けながら、信号が本開示の無線周波数フロントエンド回路において伝送されるプロセスを簡単に説明する。

送信経路について、
一、例えば、第１の経路の送信信号は、無線周波数送受信機（図示せず）によって送信された後、第２のパワー増幅器によって信号を増幅した後、第２の切り替えスイッチ１２を経由した後、第４のフィルタを介してフィルタリングされた後、さらにゲートスイッチ１を経由した後、
１）第１のアンテナ２又は第２のアンテナ３を介して送信されることを選択することができ、
２）二極双投スイッチ４を経由した後、さらに第３のアンテナ５と第４のアンテナ６を介して送信されることを選択することができる。

二、例えば、第２の経路の送信信号は、無線周波数送受信機（図示せず）によって送信された後、第３のパワー増幅器によって信号を増幅した後、第３の切り替えスイッチ１３を経由した後、第５のフィルタを介してフィルタリングされた後、さらに二極双投スイッチ４を経由した後、
１）第３のアンテナ５と第４のアンテナ６を介して送信されることを選択することができる。

説明すべきことは、第１の経路の送信信号が、第３のアンテナ５と第４のアンテナ６のうちの一方を介して送信される場合、第２の経路の送信信号は、第３のアンテナ５と第４のアンテナ６のうちの第１の経路の送信信号を送信するためのアンテナ以外の別のアンテナを介して送信される。

受信経路について、
５Ｇ ＮＲシステムは、４経路によって同時に受信することをサポートする必要があるため、第１の受信信号は、第１のアンテナ２を介して受信されてから、ゲートスイッチ１を介して、さらに第４のフィルタを介してフィルタリングされた後、第２の切り替えスイッチ１２を介して、第４の低雑音増幅器経路に切り替えられ、信号を増幅してから無線周波数送受信機に伝送して後続処理を行うことが可能である。

第２の受信信号は、第２のアンテナ３を介して受信されてから、ゲートスイッチ１を介して、さらに第１のフィルタを介してフィルタリングされた後、第１の低雑音増幅器経路に入り、信号を増幅してから無線周波数送受信機に伝送して後続処理を行うことが可能である。

理解すべきことは、上記第１の受信信号の信号伝送経路及び第２の受信信号の信号伝送経路は、ただ一例に過ぎず、つまり、受信信号は、第１のアンテナ２又は第２のアンテナ３を介して受信されてから、ゲートスイッチ１を介して、実際の状況に応じて、第１の低雑音増幅器を含む受信経路に入るか、又は第３の低雑音増幅器を含む受信経路に入るか、又は第４の低雑音増幅器を含む受信回路に入るかを選択することができ、ここで具体的に限定しない。

同様に、第３の受信信号は、第３のアンテナ５を介して受信されてから、二極双投スイッチ４を経由した後、さらにゲートスイッチ１を介して、第３のフィルタを介してフィルタリングされた後、第３の低雑音増幅器経路に入り、信号を増幅してから無線周波数送受信機に伝送して後続の処理を行う。

第４の受信信号は、第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６を介して受信されてから、二極双投スイッチ４から第５のフィルタ経路を介してフィルタリングされた後、第５の低雑音増幅器によって信号を増幅してから無線周波数送受信機に伝送して後続処理を行う。

理解すべきことは、上記第３の受信信号の信号伝送経路及び第４の受信信号の信号伝送経路も一例に過ぎず、つまり、受信信号は、第３のアンテナ５又は第４のアンテナ６を介して受信されてから、二極双投スイッチ４を介して、第５の低雑音増幅器を含む受信経路に入るように切り替えられることができ、又は二極双投スイッチ４を介して、さらにゲートスイッチ１を介して、実際の状況に応じて、第１の低雑音増幅器を含む受信経路に入るか、又は第３の低雑音増幅器を含む受信経路に入るか、又は第４の低雑音増幅器を含む受信経路に入るかを選択することができ、ここで具体的に限定しない。

本開示の実施例の無線周波数フロントエンド回路は、ゲートスイッチに接続される二極双投スイッチ（そのうち、ゲートスイッチは、さらに第１のアンテナ、第２のアンテナ及び三つの経路の無線周波数回路、即ち第２の無線周波数回路、第３の無線周波数回路及び第４の無線周波数回路に接続され、二極双投スイッチは、さらに第３のアンテナ、第４のアンテナ及び一つの経路の無線周波数回路、即ち、第１の無線周波数回路に接続される）によって、ゲートスイッチにそれぞれ接続される三つの経路の無線周波数回路は、柔軟にいずれか一つのアンテナを介して信号の受信及び／又は送信を行うことができ、二極双投スイッチに接続される一つの経路の無線周波数回路は、柔軟に第３のアンテナ又は第４のアンテナを介して信号の受信及び／又は送信を行うことができ、この回路の設計が簡単であり、信号の送信及び／又は受信を実現した上で、無線周波数レイアウト引き回しを短くすることができ、経路差分損失を低減させることができる。

また、さらに説明すべきことは、メーカの回路設計時間を短くするとともに、コストを低減するために、本開示の無線周波数フロントエンド回路は、一つの集積回路チップとして統合されてもよい。

本開示の実施例は、移動端末をさらに提供する。この移動端末は、コントローラと、上記実施例に記載の無線周波数フロントエンド回路とを含み、そのうち、コントローラは、ゲートスイッチの開閉及び／又は二極双投スイッチの開閉を制御するために用いられる。

さらに、コントローラは、さらに第１の切り替えスイッチの開閉、第２の切り替えスイッチの開閉及び／又は第３の切り替えスイッチの開閉を制御するために用いられる。

以上は、添付図面を結び付けながら、本開示の実施例を記述していたが、本開示は、上述した具体的な実施の形態に限らず、上述した具体的な実施の形態は例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本開示による示唆を基にして、本開示の趣旨や請求項が保護する範囲から逸脱しない限り、多くの形式の変更を行うことができ、それらはいずれも本開示の保護範囲に入っている。

Claims (15)

1. 第１のアンテナ、第２のアンテナ及び無線周波数回路モジュールにそれぞれ接続されるゲートスイッチと、
   前記ゲートスイッチ、第３のアンテナ、第４のアンテナ及び第１の無線周波数回路にそれぞれ接続される二極双投スイッチとを含み、
   前記ゲートスイッチが、３極３投スイッチであり、
   そのうち、前記無線周波数回路モジュールは、前記ゲートスイッチを介して、前記第１のアンテナと前記第２のアンテナのうちの第１のターゲットアンテナに接続され、且つ前記第１のターゲットアンテナを介して、信号の受信及び／又は送信を行い、又は、前記無線周波数回路モジュールは、前記ゲートスイッチ、前記二極双投スイッチを介して、前記第３のアンテナと前記第４のアンテナのうちの第２のターゲットアンテナに接続され、且つ前記第２のターゲットアンテナを介して、信号の受信及び／又は送信を行い、
   前記無線周波数回路モジュールが前記第１のアンテナと前記第２のアンテナのうちの第１のターゲットアンテナに接続される場合、前記第１の無線周波数回路は前記二極双投スイッチを介して、前記第３のアンテナと前記第４のアンテナのうちの第２のターゲットアンテナに接続され、且つ前記第２のターゲットアンテナを介して信号の受信及び／又は送信を行い、
   前記無線周波数回路モジュールが前記第３のアンテナと前記第４のアンテナのうちの第２のターゲットアンテナに接続される場合、前記第１の無線周波数回路は前記二極双投スイッチを介して、前記第３のアンテナと前記第４のアンテナのうちの前記第２のターゲットアンテナ以外の第３のターゲットアンテナに接続され、且つ前記第３のターゲットアンテナを介して信号の受信及び／又は送信を行う、無線周波数フロントエンド回路。
2. 前記無線周波数回路モジュールは、第２の無線周波数回路、第３の無線周波数回路及び第４の無線周波数回路を含み、前記ゲートスイッチは、第１の可動端、第２の可動端、第３の可動端、第１の固定端、第２の固定端及び第３の固定端を含み、
   そのうち、前記第１の可動端は、前記第２の無線周波数回路に接続され、前記第２の可動端は、前記第３の無線周波数回路に接続され、前記第３の可動端は、前記第４の無線周波数回路に接続され、
   前記第１の固定端は、前記第１のアンテナに接続され、前記第２の固定端は、前記第２のアンテナに接続され、前記第３の固定端は、前記二極双投スイッチの一つの可動端に接続される、請求項１に記載の無線周波数フロントエンド回路。
3. 前記二極双投スイッチは、第４の可動端、第５の可動端、第４の固定端及び第５の固定端を含み、
   そのうち、前記第４の可動端は、前記ゲートスイッチに接続され、前記第５の可動端は、前記第１の無線周波数回路に接続され、
   前記第４の固定端は、前記第３のアンテナに接続され、前記第５の固定端は、前記第４のアンテナに接続される、請求項１に記載の無線周波数フロントエンド回路。
4. 前記第２の無線周波数回路は、
   第１の低雑音増幅器と、
   前記第１の低雑音増幅器及び前記第１の可動端にそれぞれ接続される第１のフィルタとを含み、
   そのうち、前記第１の可動端が前記第１の固定端と前記第２の固定端のうちの一方に接続される時、前記第２の無線周波数回路は、接続される第１のターゲットアンテナを介して信号を受信し、
   又は、前記第１の可動端が前記第３の固定端に接続され、且つ前記第３の固定端に接続される前記二極双投スイッチの一つの可動端が前記二極双投スイッチの二つの固定端のうちの一方に接続される時、前記第２の無線周波数回路は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を受信する、請求項２に記載の無線周波数フロントエンド回路。
5. 前記第２の無線周波数回路は、第２の低雑音増幅器、第１のパワー増幅器、第１の切り替えスイッチ、及び前記第１の可動端と前記第１の切り替えスイッチにそれぞれ接続される第２のフィルタを含み、
   前記第２のフィルタが、前記第１の切り替えスイッチを介して、前記第１のパワー増幅器又は前記第２の低雑音増幅器に接続される、請求項２に記載の無線周波数フロントエンド回路。
6. 前記第２の低雑音増幅器が前記第１の切り替えスイッチを介して前記第２のフィルタに接続され、且つ前記第１の可動端が前記第１の固定端と前記第２の固定端のうちの一方に接続される時、前記第２の無線周波数回路は、接続される第１のターゲットアンテナを介して信号を受信し、
   又は、前記第２の低雑音増幅器が前記第１の切り替えスイッチを介して前記第２のフィルタに接続され、且つ前記第１の可動端が前記第３の固定端に接続され、且つ前記第３の固定端に接続される前記二極双投スイッチの一つの可動端が前記二極双投スイッチの二つの固定端のうちの一方に接続される時、前記第２の無線周波数回路は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を受信する、請求項５に記載の無線周波数フロントエンド回路。
7. 前記第１のパワー増幅器が前記第１の切り替えスイッチを介して前記第２のフィルタに接続され、且つ前記第１の可動端が前記第１の固定端と前記第２の固定端のうちの一方に接続される時、前記第２の無線周波数回路は、接続される第１のターゲットアンテナを介して信号を送信し、
   又は、前記第１のパワー増幅器が前記第１の切り替えスイッチを介して前記第２のフィルタに接続され、且つ前記第１の可動端が前記第３の固定端に接続され、且つ前記第３の固定端に接続される前記二極双投スイッチの一つの可動端が前記二極双投スイッチの二つの固定端のうちの一方に接続される時、前記第２の無線周波数回路は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を送信する、請求項５に記載の無線周波数フロントエンド回路。
8. 前記第３の無線周波数回路は、
   第３の低雑音増幅器と、
   前記第３の低雑音増幅器及び前記第２の可動端にそれぞれ接続される第３のフィルタとを含み、
   そのうち、前記第２の可動端が前記第１の固定端と前記第２の固定端のうちの一方に接続される時、前記第３の無線周波数回路は、接続される第１のターゲットアンテナを介して信号を受信し、
   又は、前記第２の可動端が前記第３の固定端に接続され、且つ前記第３の固定端に接続される前記二極双投スイッチの一つの可動端が前記二極双投スイッチの二つの固定端のうちの一方に接続される時、前記第３の無線周波数回路は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を受信する、請求項２に記載の無線周波数フロントエンド回路。
9. 前記第４の無線周波数回路は、第４の低雑音増幅器、第２のパワー増幅器、第２の切り替えスイッチ、及び前記第３の可動端と前記第２の切り替えスイッチにそれぞれ接続される第４のフィルタを含み、
   前記第４のフィルタが、前記第２の切り替えスイッチを介して、前記第４の低雑音増幅器又は前記第２のパワー増幅器に接続される、請求項２に記載の無線周波数フロントエンド回路。
10. 前記第４の低雑音増幅器が前記第２の切り替えスイッチを介して前記第４のフィルタに接続され、且つ前記第３の可動端が前記第１の固定端と前記第２の固定端のうちの一方に接続される時、前記第４の無線周波数回路は、接続される第１のターゲットアンテナを介して信号を受信し、
    又は、前記第４の低雑音増幅器が前記第２の切り替えスイッチを介して前記第４のフィルタに接続され、且つ前記第３の可動端が前記第３の固定端に接続され、且つ前記第３の固定端に接続される前記二極双投スイッチの一つの可動端が前記二極双投スイッチの二つの固定端のうちの一方に接続される時、前記第４の無線周波数回路は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を受信し、
    及び／又は、
    前記第２のパワー増幅器が前記第２の切り替えスイッチを介して前記第４のフィルタに接続され、且つ前記第３の可動端が前記第１の固定端と前記第２の固定端のうちの一方に接続される時、前記第４の無線周波数回路は、接続される第１のターゲットアンテナを介して信号を送信し、
    又は、前記第２のパワー増幅器が前記第２の切り替えスイッチを介して前記第４のフィルタに接続され、且つ前記第３の可動端が前記第３の固定端に接続され、且つ前記第３の固定端に接続される前記二極双投スイッチの一つの可動端が前記二極双投スイッチの二つの固定端のうちの一方に接続される時、前記第４の無線周波数回路は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を送信する、請求項９に記載の無線周波数フロントエンド回路。
11. 前記第１の無線周波数回路は、第５の低雑音増幅器、第３のパワー増幅器、第３の切り替えスイッチ、及び前記第５の可動端と前記第３の切り替えスイッチにそれぞれ接続される第５のフィルタを含み、
    前記第５の低雑音増幅器が、前記第３の切り替えスイッチを介して、前記第５の低雑音増幅器又は前記第３のパワー増幅器に接続される、請求項３に記載の無線周波数フロントエンド回路。
12. 前記第５の低雑音増幅器が前記第３の切り替えスイッチを介して前記第５のフィルタに接続される時、且つ前記第５の可動端が前記第４の固定端と前記第５の固定端のうちの一方に接続される時、前記第１の無線周波数回路は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を受信し、
    又は、前記第３のパワー増幅器が前記第３の切り替えスイッチを介して前記第５のフィルタに接続され、且つ前記第５の可動端が前記第４の固定端と前記第５の固定端のうちの一方に接続される時、前記第１の無線周波数回路は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を送信する、請求項１１に記載の無線周波数フロントエンド回路。
13. 前記第１の無線周波数回路は、
    第６の低雑音増幅器と、
    前記第６の低雑音増幅器及び前記第５の可動端にそれぞれ接続される第６のフィルタを含み、
    そのうち、前記第５の可動端が前記第４の固定端と前記第５の固定端のうちの一方に接続される時、前記第１の無線周波数回路は、接続される第２のターゲットアンテナを介して信号を受信する、請求項３に記載の無線周波数フロントエンド回路。
14. 前記無線周波数回路モジュール及び前記第１の無線周波数回路にそれぞれ接続される無線周波数送受信機をさらに含む、請求項１に記載の無線周波数フロントエンド回路。
15. コントローラと、
    請求項１～１４のいずれか１項に記載の無線周波数フロントエンド回路とを含み、
    そのうち、前記コントローラは、ゲートスイッチの開閉及び／又は二極双投スイッチの開閉を制御するために用いられる、移動端末。

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