JP7266860B2 - 横型製袋充填包装機 - Google Patents

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Description

本発明は、横型製袋充填包装機に関する。
従来から横型製袋充填包装機(以下、単に「包装機」という)には、筒状包装材を成形するためのフォーマ(製袋器)が装備されている。このような包装機では、原反ロールより連続して引き出されたフィルムまたは紙などの帯状包装材がこのフォーマを通過することで、製品(被包装物)が充填される筒状包装材の成形が行われるようになっている。
このようなフォーマは、筒状包装材にセンターシールを施して筒状の中間包装体を完成させるセンターシール装置の直前(すなわち、センターシール装置への進入側)に配設されている。また、このフォーマの直前(すなわち、フォーマの進入側)には、フォーマへ導入する包装材を案内するためのガイドローラを備えた包装材ガイド装置が装備されている。
このような包装材ガイド装置を装備した包装機は、特許文献1などに記載されている。
ところで、上述したフォーマについては、被包装品である製品または製品集団の幅および高さなどの寸法に応じて複数種類のフォーマが用意され、上記製品を切り替える際に、製品の寸法に応じて適したタイプのフォーマに交換されることも知られている。
このフォーマの交換が行われる場合、作業者は、その都度、フォーマに進入した包装材が適切に筒状に成形されるように、ガイドローラの位置を調整して包装材の進入角度やテンションを設定し直す作業を行う必要がある。
このような設定作業に適した包装機として、フォーマへ導入する包装材を適切な進入角度時に適切な張力(テンション)で案内するように位置調整を行うことが可能なテンション調整用包装材ガイド装置を備えたものも存在する。このようなテンション調整用包装材ガイド装置の一例を、以下、図面を参照しながら説明する。
図6には、帯状包装材Fwを案内するテンションローラ78と、フォーマに対してのテンションローラ78の相対位置を調整することができる位置調整手段と、を備えたテンション調整用包装材ガイド装置70が示されている。
テンション調整用包装材ガイド装置70は、包装機本体の本体壁とこの本体壁に対して平行に配設された取付板75との間で本体壁に直交する方向(すなわち、包装材の幅方向)に延び且つ回転可能に取り付けられたアーム支持軸76と、このアーム支持軸76の両端部に基端側で接合された一対のテンションアーム77と、この一対のテンションアーム77の先端側でその相互間に前記アーム支持76と平行に位置調整可能に架け渡されたテンションローラ78と、を備えて構成されている。
テンションローラ78は、その両端に雌ネジ穴が形成されている。また、テンションアーム77には、その長手方向に沿って貫通長溝77aが形成されている。このテンションローラ78の雌ネジ穴には、雄ネジ部材にグリップ部が結合された距離調整グリップ79の当該雄ネジ部材が貫通長溝77aを通過してネジ止めされる。作業者は、この距離調整グリップ79を締めることでテンションローラ78をテンションアーム77に係止させることができる。
さらに、前記距離調整グリップ79には、このグリップ79による係止をより確実なものにするためにガイド固定レバー80が取付けられており、作業者が手動によりこのレバー80をさらに操作することで、テンションローラ78を貫通長溝77a内の所望の位置に固定することができるようになっている。
一方、前記取付板75にも、アーム支持軸76を締付けることでアーム支持軸76の回転を禁止させこれを固定する固定機構が設けられている。この固定機構は、アーム支持軸76を締付けて制動力を付与する締付け制動部材と、この締付け制動部材に締付け力を付与する固定レバー82とにより構成されている。
作業者は、手動によりこの固定レバー82を操作してアーム支持軸76を固定することにより、テンションアーム77に支持されたテンションローラ78をフォーマに対して所望の位置に解除可能に固定することができる。
特開2007-290792号公報
しかしながら、特許文献1に開示された包装機では、フォーマに対してガイドローラの相対位置を調整することについては開示されていない。
また、図6に示した包装機のテンション調整用包装材ガイド装置70では、フォーマに対してガイドローラの相対位置を調整することが可能であるが、アーム支持76を締付け固定することでテンションアーム77の角度を固定する固定レバー82も、このテンションアーム77に移動可能に支持されているテンションローラ78の位置を固定する固定レバー80も、作業者が手動で締付けを行うためのものである。
このように手動のレバー80,82を手動操作することで固定作業を行う場合、個々の作業者の力と判断に頼って締付け作業を行うことになり、締付け力にばらつきが生じやすく、中には十分な固定ができていなかったために運転中のテンションの急激な変動などによって包装材ガイド装置70の設置位置のずれが生じてしまうおそれがあった。
また、特に、作業者が、高齢者、女性、障害者などの力が比較的弱い者がレバー80、82によって締付けを行う場合、力が足りず、力の強い人が作業するのに比べて確実な固定を行うのが難しい場合もある。このような場合、締付け不足でテンションローラ78の位置がずれてしまうことを防ぐため、力の比較的弱い人は、より強い他の作業者に固定作業を任せなければならないなどの不都合もあった。
〔発明の目的〕
本発明は、上記各問題点を改善するために提案されたものであり、その目的は、作業者の力の強さ、その他の個人の能力に関係なく、フォーマ(製袋器)に対してテンションローラなどのテンション調整用包装材案内部材を予め設定された一定の力で適切な設置位置に確実に固定することができ、これによりフォーマにより筒状の中間包装体を安定して成形することができる横型製袋充填包装機を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の横型製袋充填包装機は、包装材供給源から引出された帯状包装材を筒状に成形する製袋器と、この製袋器へ前記帯状包装材を案内するテンション調整用包装材案内部材を位置調整可能に支持する位置調整機能付き案内部材支持機構と、を備えたものであって、
外部からの駆動力に基づいて前記位置調整機能付き案内部材支持機構を介して前記テンション調整用包装材案内部材を予め設定された位置で解除可能に固定する固定機構と、
外部操作に応じて予め設定された一定の前記駆動力を発生させるアクチュエータと、を備え
前記位置調整機能付き案内部材支持機構は、
前記テンション調整用包装材案内部材と平行に包装機本体に配設されている軸部材と、
前記軸部材に取り付けられ、前記テンション調整用包装材案内部材を支持し、前記軸部材の軸心を中心として枢動可能である案内部材支持部材と、を備え、
前記案内部材支持部材は、前記軸部材と一体に回転するように結合されており、
前記固定機構は、前記軸部材の回転を妨げる制動力を付与する制動機構と、前記アクチュエータと前記制動機構との間に連結され前記駆動力を前記制動力に変換する力変換機構と、により構成されていることを特徴とする。
本発明の横型製袋充填包装機によれば、包装材供給源から引出された帯状包装材を筒状に成形する製袋器と、この製袋器へ前記帯状包装材を案内するテンション調整用包装材案内部材を位置調整可能に支持する位置調整機能付き案内部材支持機構と、を備えていると共に、外部からの駆動力に基づいて前記位置調整機能付き案内部材支持機構を介して前記案内部材を予め設定された位置で解除可能に固定する固定機構と、外部操作に応じて予め設定された一定の前記駆動力を発生させるアクチュエータと、を備えて構成されているので、外部操作により駆動されるアクチュエータが発生させる予め設定された一定の駆動力に応じてテンション調整用包装材案内部材を予め設定された位置で解除可能に固定することができる。このため、作業者の力の強さ、およびその他の個々の肉体的能力に関係なく、テンション調整用包装材案内部材を予め設定された一定の力で固定することができ、これにより、帯状包装材がフォーマを通過すると、筒状の中間包装体を安定して成形することができる。
本発明に係る横型製袋充填包装機の一実施形態を示す全体正面図である。 本実施形態の位置調整機能付きテンションローラ支持機構の主要部を示す正面図である。 図2におけるIII矢視図でテンション調整用包装材ガイド装置の主要部の平面図である。 図3におけるIV矢視図である。 図3および図4におけるV矢視図である。 従来の位置調整機能付きテンションローラ支持機構の主要部を示す正面図である。
以下に、添付図面を参照して本発明に係る横型製袋充填包装機の一実施形態を説明する。
[横型製袋充填包装機の全体構成]
図1には、本発明に係る横型製袋充填包装機(以下、単に「包装機」という)10の一実施形態が示されている。
包装機10は、包装材供給源の一例としての原反ロール12と、この原反ロール12から引出された帯状包装材Fwを下流側に連続して搬送する包装材搬送装置14と、搬送されてくる帯状包装材Fwを案内するテンションローラ(「テンション調整用ガイドローラ」ともいう)28を位置調整可能に支持する位置調整機能付きテンションローラ支持機構16と、前記帯状包装材Fwをその両側縁同士を重合させて筒状の筒状包装材Ftに成形するフォーマ15(製袋器)と、フォーマ15の包装材出口側(すなわち、下流側)に配設され、重合された前記筒状包装材Ftの両側縁を熱シールするセンターシール装置17と、熱シールされた筒状包装材Ftを所定間隔で横シールすると共にカットするエンドシール装置18と、を備えている。
この内、前記包装材搬送装置14は、帯状包装材Fwを案内する複数のガイドローラと、この複数のガイドローラにより案内された帯状包装材Fwを下流側に送り出す包装材送りローラ24などにより構成されている。
また、フォーマ15に関しては、従来のフォーマと同様に、被包装品である製品または製品集団の幅および高さなどの寸法に応じて複数種類のフォーマが用意されており、上記製品を切り替える際に、製品の寸法に応じて適したタイプのフォーマに交換が行われることになる。
テンション調整用包装材ガイド装置16の位置調整機能は、上記のフォーマ15の交換が行われる場合に役立つ機能であり、テンションローラ28を、帯状包装材Fwをフォーマ15に送り込むのに適した設置位置に調整するためのものである。テンションローラ28が、このような設置位置に適切に配置され、運転中ずれないようにしっかり固定されると、帯状包装材Fwはフォーマ15に対して適切な進入角度でかつ適切な張力でフォーマ15に進入することが可能になり、帯状包装材がフォーマを通過すると、筒状の中間包装体を安定して成形することができることになる。
なお、テンション調整用包装材ガイド装置16の構成については、後で詳しく説明する。
また、包装機10は、上記各構成要素12、14、15、16、17、および18等が取付けられる包装機本体11を備えている。例えば、この包装機本体11は、各構成要素を支持または固定するフレーム構造である。図1において、この包装機本体11は、上記各構成要素12、14、15、16、17、および18等よりも紙面上奥側に位置し、これらの構成要素に沿って包装機本体11の前方領域は原反ロール12の辺りにあり、後方領域はエンドシール装置18の辺りまで存在している。
なお、図3および図4には、包装機本体11の正面側に位置する本体壁11Aの一部が示されている。
さらに、本体壁11Aの正面側(紙面上手前側)には、取付部材33を介して本体壁11Aと平行に取付板25が設けられている。この取付板25は、その前方領域に、後述するアーム支持26の一端部を回転可能に支持するローラ取付部25Aが形成されている。
また、前記包装機本体11内には、上記各構成要素12、14、15、16、17、および18等の各動作を制御する制御装置21が収容されている。さらに、この制御装置21の入出力装置としてタッチパネル式表示・入力装置20も装備されている。
また、包装機10の包装機本体には、製品(被包装物)Pを搬送し筒状包装材Ftの筒内に送り込む製品搬送装置13と、カットされた個別の袋状商品を搬送する商品搬出装置19とが併設されている。
[テンション調整用包装材ガイド装置の構成]
次に、図2および図3を参照して、原反ロール12から包装材搬送装置14を介して搬送される帯状包装材Fwを予め設定された設置位置でフォーマ15へ向けて案内するテンション調整用包装材ガイド装置16をより詳細に説明する。
図1および図2に示すように、テンション調整用包装材ガイド装置16は、位置調整機能付きテンションローラ支持機構16Aを備えている。この位置調整機能付きテンションローラ支持機構16Aは、包装機本体11の正面側の本体壁11Aとこれに平行に配設された取付板25との間で前記本体壁11Aに直交する方向(すなわち、帯状包装材Fwの幅方向)に延び、回転可能に支持されているアーム支持軸26(軸部材の一例)と、このアーム支持軸26の両端部に基端側で結合された一対のテンションアーム27(案内部材支持部材の一例)と、この一対のテンションアーム27の先端側でそれらの相互間にアーム支持軸26と平行に架け渡された位置調整可能なテンションローラ28(テンション調整用包装材案内部材の一例)と、を備えて構成されている。
さらに、テンション調整用包装材ガイド装置16は、外部からの駆動力に基づいて上述した位置調整機能付きテンションローラ支持機構16Aを介してテンションローラ28をフォーマ15に対して予め設定された設置位置で解除可能に固定する固定機構40を備えている。
この固定機構40は、上記テンションローラ28が予め設定された設置位置に設定されたときに、アーム支持軸26の回転を禁止しこれを固定することで、テンションアーム27を固定し、これにより設置位置にあるテンションローラ28をその位置で固定する機能を備えた手段として構成されている。
また、包装機10は、例えば、作業者のオン・オフ操作に応じて予め設定された一定の前記駆動力を発生させたり解消させたりするアクチュエータとしてエアシリンダ(流体圧シリンダの一例)44を備えている。後述するように、アクチュエータ44は、力変換機構を介して固定機構40に連結されている。
次に、上記のテンション調整用包装材ガイド装置16等の各構成要素について、より詳しく説明する。
まず、アーム支持軸26の(紙面上手前側の)一端部は、取付板25のローラ取付部25Aに設けられたローラ受け部(図示せず)に回転可能に軸支されている。なお、ローラ受け部の外面側には、角度表示板29が装着されており、テンションアーム27の設置角度α(単位は「°」)(図2参照)を作業者が読み取ることができるようになっている。
一方、アーム支持軸26の(紙面上奥側の)他端部は、図3に示すように、包装機本体11の本体壁11Aを貫通し、所定寸法だけ突出するように構成されている。このアーム支持軸26の他端部は、前述の固定機構40に連結されている。
次に、一対のテンションアーム27は、限定するものではないが、それぞれが剛性の高い材料で細長い板状に構成されている。また、各テンションアーム27は、その基端側が前記アーム支持26と結合されており、アーム支持軸26の軸心を中心として枢動可能になっている。
さらに、各テンションアーム27は、テンションローラ28からアーム支持軸26へ向かう方向(本実施形態の場合、テンションアーム27の長手方向)に概ね沿って設けられた貫通長溝27aを備えている。
また、テンションローラ28は、前記一対のテンションアーム27の相互間隔よりわずかに短い長さを全長とする棒状のローラ部材であり、その両端には、雌ネジが形成されている。
これらの雌ネジには、これに対応する雄ネジ部とこれに連なって設けられた鍔部(図示せず)とを備える係止部材(図示せず)がその雄ネジ部を貫通長溝27aに通過させた状態でねじ止めされるようになっている。また、紙面上手前側の係止部材の鍔部には係止具の一例としての距離調整グリップ30が結合されている。
このように構成されているので、作業者によりテンションローラ28に対して距離調整グリップ30が締付けられると、鍔部とテンションローラ28との間にテンションアーム27が挟み込まれ、テンションアーム27に対してテンションローラ28を係止することができ、その反対の係止解除もできる。また、これにより、テンションローラ28は、貫通長溝27aに対応する範囲内の任意の位置に解除可能に固定される。
なお、上記テンションアーム27のうち作業者に近い方の手前側のテンションアーム27には、アーム支持軸26の軸心からの距離を示す距離目盛31が付設されている。
また、図3に示すように、テンションローラ支持機構16Aには、一対のテンションアーム27の間に、アーム支持軸26の近傍でこれに平行である補強バー32が架け渡されており、両テンションアーム27が開かないようになっている。
また、図3、図4に示すように、テンションアーム27と本体壁11Aとの間には、一対のテンションアーム27がずれないようにストッパ51が設けられている。
前記固定機構40は、図3~図5に示すように、包装機本体11の本体壁11Aに形成された貫通穴11Bから裏面側に突出したアーム支持軸26の突出部を把持するローラ端部把持部41と、このローラ端部把持部41の把持強度を調整するためにこのローラ端部把持部41にネジ込まれるネジ軸42と、このネジ軸42に一端が連結されているブラケット43とを備えている。
さらに、エアシリンダ44は、前記本体壁11Aにシリンダ保持体48を介して配設され、前記ブラケット43の他端にピストンロッド44aを介して連結されている。
図4に示すように、上記ローラ端部把持部41は、包装機10の後面側から見ると概して軸固定部材であり、この軸固定部材の短い方の部分の先端が本体壁11Aに対してボルト45で固定される構成となっている。
このように構成された上記軸固定部材の長い方の部分には、これを貫通するアーム支持軸26把持用の孔部41aが形成されている。孔部41aには、アーム支持軸26の突出部が挿通され、当該孔部41aにより回転可能に支持されている。
また、図5に示されるように、孔部41aには、孔部41aの内周のネジ軸42側の部分からローラ端部把持部41の外周に向かってスリット41bが形成されている。ローラ端部把持部41は、このスリット41により、下側部位41dと下側部位41cとに分かれた二つ割り状態となっている。
さらに、孔部41aには、上記L字状の部材の長い方の部分の先端からスリット41bを横切る向きに、前記ネジ軸42を受け入れるネジ穴41eが形成されている。なお、支持ローラ用孔部41aの内周部には、弾性部材からなるブレーキシュー等が貼り付けられていてもよい。
前記ネジ軸42は、軸本体と、この軸本体の先端側のネジ部と、軸本体の反対側にありネジ軸42の軸本体よりも大径のネジ頭部と、を備えて構成されている。このような構成において、ネジ軸42は、上記ネジ穴41eに対して、ローラ端部把持部41の下側部位41cからスリット41bを横切って下側部位41dの中にねじ込まれる。
図3に最もよく示されるように、ブラケット43は、ネジ軸42の軸心を中心として枢動する長方体形状の板状部材である。ブラケット43の一端部には、ネジ軸42の軸本体が挿通される貫通孔が形成され、また、ブラケット43の他端部には、後述するピストンロッド44a取付け用のネジ穴が形成されている。
前記ネジ穴41eおよびブラケット43の貫通孔に当該ネジ軸42が挿通され、さらに、ネジ軸42の頭部に形成されたネジ部に取付けボルト46がネジ止めされることでブラケット43の下端がネジ軸42の頭部により支持される。結果として、ブラケット43は、ネジ軸42に対して枢動可能に取り付けられる。
さらに、ブラケット43は、このブラケット43の外面から差し込まれる固定ピン47によってネジ軸42と一体的に固定されている。
一方、ブラケット43の他端部には、図3および図5に示されるように、上記エアシリンダ44のピストンロッド44aが連結されている。この連結については、ブラケット43の下面にこのピストンロッド44aが押し当てられた状態で、取付けボルト46がピストンロッド44aに形成された貫通穴を貫通してブラケット43の上記ネジ穴にネジ止めされることで行われている。
なお、前記ネジ軸42とブラケット43とにより、エアシリンダ44の駆動力をローラ端部把持部41の把持力(すなわち制動力)に変換する力変換機構(動力伝達機構)が構成されている。
さらに、本実施形態では、前記ローラ端部把持部41によるアーム支持軸26への制動力または固定力の付与のために、包装機10には、アクチュエータの一例であり、より具体的には流体圧シリンダの一例であるエアシリンダ44が装備されている。
まず、エアシリンダ44は、シリンダ保持体48に取付けられている。このシリンダ保持体48は、前記本体壁11Aの裏面に取付け固定された固定部材49と、この固定部材49に一体的に設けられたシリンダ用ブラケット50とで構成されている。このシリンダ用ブラケット50の先端部には、上記エアシリンダ44の基端部が取付けられている。また、このエアシリンダ44には、進退可能にピストンロッド44aが備えられている。このピストンロッド44aは、上述したように、ブラケット43に連結されている。
また、エアシリンダ44には、高圧空気源を備えている高圧空気配管系(図示せず)から給気・排気用の電磁弁を介して高圧空気が供給され、これによりエアシリンダ44は、予め設定されたストロークのピストンロッド44aの進退動作を実現し、駆動力を発生させる。
表示・操作装置20は、本実施形態ではタッチパネル画面を備えたタッチパネル式表示・入力装置で構成されている。この表示・操作装置には、テンションローラ28が取付けられたテンションアーム27の枢動を禁止すアーム固定スイッチが表示され、作業者がタッチパネル上のアーム固定スイッチ操作することでそのオン/オフ操作の受付が可能になっている。
なお、本実施形態では、アーム固定スイッチをタッチパネル画面に表示する構成としたが、これに限定されない。アーム固定スイッチは、よく知られている機械式のスイッチであっても、その他の同等の機能を有する他のスイッチであってもよい。また、このアーム固定スイッチは、包装機本体11およびこれに取付けられている各構成要素のどこに装着されていてもよいが、好ましくは、作業者がテンションローラ28を目視しつつ手で操作しながらこのアーム固定スイッチも操作できる範囲内に装着されているとよい。
制御装置21は、包装機10の上記各構成要素12~19の動作を制御するマイクロコンピュータ等である。この制御装置には、例えば、駆動機構であるエアシリンダ4の駆動動作を制御するエアシリンダ駆動制御部21Aと、前記タッチパネル式表示・入力装置の動作を制御するタッチパネル動作制御部(図示せず)とが備えられている。
このうち、エアシリンダ駆動制御部21Aは、作業者によるアーム固定スイッチのオン/オフ指示に応答して稼働し、アーム固定スイッチがオンになるとエアシリンダ44に併設された給気・排気用の電磁弁(図示せず)を開放させる動作制御を行い、アーム固定スイッチがオフになるとこのエア供給電磁弁を閉鎖させる動作制御を行いこれによりエアシリンダ44の駆動動作を制御するようになっている。
[固定機構40の動作]
操作者によるアーム固定スイッチのオン操作に応じてエアシリンダ44のピストンロッド44aが前進位置へ動くと、このピストンロッド44aが前進することでブラケット43が回動し、このブラケット43に一体に設けられたネジ軸42が枢動し、これによりローラ端部把持部41の下側部位41cと下側部位41dとが接近して孔部41aの径が縮小する。これにより、ローラ端部把持部41は、アーム支持26をしっかり固定することができる。
アーム支持軸26が固定される結果、このアーム支持軸26に結合されたテンションアーム27も設定された角度で固定され、テンションローラ28がアーム支持軸26の軸心を中心として旋回するのを禁止しこれを固定することができる。
また、固定を解除する場合は、やはり操作者によるアーム固定スイッチのオフ操作に応じてエアシリンダ44のピストンロッド44aが後退位置に戻り、アーム支持26の固定が解除され、これによってテンションローラ28の旋回禁止も解除される。
〔実施形態の効果〕
本実施形態によれば、以上のように構成されているので、次のような効果を得ることができる。
(1)テンションローラ28を予め設定されている設置位置に確実に設定することができる。このため、各種タイプのフォーマ15に対して、適切な進入角度で、適切なテンションを適切に設定することができ、前記各種タイプのフォーマ15により中間包装体となる筒状包装材Ftを安定して成形することができる。
(2)しかも、手動ではなく、予め設定された駆動力を付与するエアシリンダ44の駆動力によりテンションローラ28を固定する構成としたので、作業者の力の強さ、およびその他の個々の肉的能力に関係なく、テンションローラ28を予め設定された一定の力で確実に固定することができ、したがって、テンションローラ28のズレ移動等を従来よりも確実に防ぐことができる。
なお、ここで言う、「予め設定された一定の力」とは、テンションローラ28およびこれを支持するテンションアーム27が、包装機10の運転中、包装材に張力がかかり且つ突発的な張力変動が生じるようなことがあった場合でも、それらの作用により設置位置がずれないようにアーム支持軸26を固定する(抑える)ことができる程度の大きさの力をいう。
〔他の実施形態〕
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
例えば、前記実施形態において、アクチュエータとしてエアシリンダ44が用いられているが、これに限定されず、その他の流体圧シリンダ、例えば、油圧シリンダであってもよい。
また、アクチュエータは、流体圧シリンダに限らず、サーボモータ等の制御可能なモータ又はエアシリンダ等の流体シリンダ又は電磁ソレノイド又は通常のモータ等どのようなものを使用しても可能である。
テンションアーム27は、一対のものを例示したが、1本でもよく、非対称の2本でもよく、3本以上で構成されてもよい。
本発明は、横型製袋充填包装機において原反ロールから引出された帯状包装材を製袋器に送出する際に利用できる。
10 横型製袋充填包装機
12 原反ロール(包装材供給源の一例)
15 フォーマ(製袋器)
16 テンション調整用包装材ガイド装置
26 アーム支持軸(軸部材の一例)
27 テンションアーム(案内部材支持部材の一例)
27a 貫通長溝
28 テンションローラ(テンション調整用包装材案内部材の一例)
40 固定機構
42 ネジ軸
44 エアシリンダ(アクチュエータ(より具体的には、流体圧シリンダ)の一例)
Fw 帯状包装材
Ft 筒状包装材

Claims (2)

  1. 包装材供給源から引出された帯状包装材を筒状に成形する製袋器と、この製袋器へ前記帯状包装材を案内するテンション調整用包装材案内部材を位置調整可能に支持する位置調整機能付き案内部材支持機構と、を備えた横型製袋充填包装機であって、
    外部からの駆動力に基づいて前記位置調整機能付き案内部材支持機構を介して前記テンション調整用包装材案内部材を予め設定された位置で解除可能に固定する固定機構と、
    外部操作に応じて予め設定された一定の前記駆動力を発生させるアクチュエータと、を備え
    前記位置調整機能付き案内部材支持機構は、
    前記テンション調整用包装材案内部材と平行に包装機本体に配設されている軸部材と、
    前記軸部材に取り付けられ、前記テンション調整用包装材案内部材を支持し、前記軸部材の軸心を中心として枢動可能である案内部材支持部材と、を備え、
    前記案内部材支持部材は、前記軸部材と一体に回転するように結合されており、
    前記固定機構は、前記軸部材の回転を妨げる制動力を付与する制動機構と、前記アクチュエータと前記制動機構との間に連結され前記駆動力を前記制動力に変換する力変換機構と、により構成されていることを特徴とする横型製袋充填包装機。
  2. 請求項1に記載の横型製袋充填包装機であって、
    前記アクチュエータは、流体圧シリンダで構成されていることを特徴とする横型製袋充填包装機。
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