JP2016199311A - 逆ピロー型包装機のフィルム整形装置 - Google Patents

逆ピロー型包装機のフィルム整形装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016199311A
JP2016199311A JP2015082238A JP2015082238A JP2016199311A JP 2016199311 A JP2016199311 A JP 2016199311A JP 2015082238 A JP2015082238 A JP 2015082238A JP 2015082238 A JP2015082238 A JP 2015082238A JP 2016199311 A JP2016199311 A JP 2016199311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
preliminary
standing
deformation
sliding contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015082238A
Other languages
English (en)
Inventor
豊 黒光
Yutaka Kuromitsu
豊 黒光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LOCK CO Ltd
Original Assignee
LOCK CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LOCK CO Ltd filed Critical LOCK CO Ltd
Priority to JP2015082238A priority Critical patent/JP2016199311A/ja
Publication of JP2016199311A publication Critical patent/JP2016199311A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Abstract

【課題】フィルム整形にあたってのフィルムの傷つき防止を簡素な構成によって実現する。
【解決手段】下方から上方に搬送されるフィルムXの幅方向両側部に予備変形部22で変形を加えたのちフィルムXを折り返すような方向に搬送方向を転換する搬送方向転換部23を経て、起立変形部24でフィルムXの幅方向両側部を起立させる逆ピロー型包装機11のフィルム整形装置21において、予備変形部22に搬送方向下流側ほどフィルムXの幅方向内側に傾斜する予備摺接辺22aを備え、起立変形部24に予備摺接辺22aの下流端に対応する位置から搬送方向下流側ほど高く傾斜する起立摺接辺24aを備える。そして、搬送方向転換部23における予備摺接辺22aの下流端と起立摺接辺24aの上流端との間に、フィルムXに接するものがない間欠部23aを形成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、各種の被包装体、たとえば野菜などをピロー包装するための逆ピロー型包装機に関し、より詳しくは、包装にあたってフィルムに傷ができるのを防止できるような逆ピロー型包装機のフィルム整形装置に関する。
逆ピロー型包装機は、フィルムを下方から上方に搬送しながらフィルムの幅方向両側部を起立させて被包装物を収めさせた後、フィルムの両側縁同士を重ね合わせてセンターシールを行い、フィルムを、内部に被包装体が装填された状態のチューブ状(筒状)にして、定間隔でエンドシールとカットを行う。
フィルムの幅方向両側部を起立させるまでの変形をフィルム整形装置が行う。フィルム整形装置としては、例えば下記特許文献1に開示されているものがある。これは、下方から上方に搬送されるフィルムの幅方向両側部に予備変形部(フィルム案内面の外側縁)で変形を加えたのちフィルムを折り返すような方向に搬送方向を転換する搬送方向転換部を経て、起立変形部(フィルム折り曲げ案内縁)でフィルムの幅方向両側部を起立させる。
しかし、搬送されるフィルムの両側部には折り返すように搬送方向が転換されるときに3辺が集まる角ができる。この状態でフィルムが搬送されるとフィルムに傷がつく。フィルムに傷がつくと商品価値が落ちてしまう。
このため下記特許文献2、3のような技術が提案されていた。
特許文献2は、フィルムを折込み案内する部分を、円曲面を有する棒状材で形成するというものである。これによって、フィルムとの接触抵抗が著しく小さくなり、フィルムを円滑に案内できるとされている。
特許文献3は、折れ目ができやすい製袋器本体の内側コーナ部で折れが発生するのを防止するため、押さえ機構によってフィルムの両サイドを押さえるというものである。
しかし特許文献2の構成では、折込案内する部分の角度によっては傷の発生を防止できず、特許文献3の構成では、別途の押さえ機構が必要であるという難点がある。
実開昭57−103830号公報 特公平3−17694号公報 特開2013−193766号公報
そこでこの発明は、フィルムの傷つき防止を簡素な構成によって確実に実現できるようにすることを主な目的とする。
そのための手段は、下方から上方に搬送されるフィルムの幅方向両側部に予備変形部で変形を加えたのち前記フィルムを折り返すような方向に搬送方向を転換する搬送方向転換部を経て、起立変形部で前記フィルムの幅方向両側部を起立させる逆ピロー型包装機のフィルム整形装置であって、前記予備変形部が搬送方向下流側ほど前記フィルムの幅方向内側に傾斜する予備摺接辺を有し、前記起立変形部が前記予備摺接辺の下流端に対応する位置から搬送方向下流側ほど高く傾斜する起立摺接辺を有し、前記搬送方向転換部における前記予備摺接辺の下流端と前記起立摺接辺の上流端との間が離間され間欠部が形成された逆ピロー型包装機のフィルム整形装置である。
この発明によれば、下方から上方に搬送されて予備変形部の予備摺接辺で幅方向両側部を変形されたフィルムは、搬送方向転換部を経て起立変形部の起立摺接辺によって幅方向両側部が起立変形されて搬送される。搬送方向転換部において予備摺接辺の下流側から起立摺接辺の上流側に至る部分の間欠部が、変形するフィルムの自由度を高める。つまり、離間された予備摺接辺の下流端と起立摺接辺の上流端が、フィルムの変形部分に強く接することなく、搬送を行わせる。
この発明によれば、変形の大きい部分に対する接触を極力少なくできるので、フィルムの傷の発生をより確実に防止できる。しかも、間欠部を形成する構成であるので簡素に構成でき、コストを抑えることもできる。
逆ピロー型包装機の概略構造を示す斜視図。 逆ピロー型包装機の側面図。 フィルム整形装置の平面図。 フィルム整形装置の正面図。 フィルム整形装置の側面図。 要部の拡大図。 干渉防止部材の作用状態を示す平面図。 干渉防止部材の作用状態を示す平面図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、逆ピロー型包装機11(以下、「包装機」という)の概略構造を示す斜視図である。この図に示すように、包装機11は、搬送されるフィルムXを平らな状態からU字状に変形して被包装体Yを受け入れるフィルム整形部12と、フィルムXの幅方向の両端縁部Xaを重ね合わせてセンターシールしてチューブ状にするチューブ形成部15と、被包装体Yが充填された部分ごとにチューブ状のフィルムXに対して一定間隔でエンドシールとカットを行うシールカット部16を、上流側から順に備えている。
包装機11の側面図である図2に示したように、フィルムXはロール状に巻かれたもので、包装機11の前方下段のフィルム保持部17に回転可能に載置保持されている。引き出されたフィルムXは、フィルムXの内側面が上になるように下部ローラ18で斜め下方に引き出されたのち、上部ローラ19で真上に引きだされ、その後フィルムXの内側面が下になるように斜め下方に引き出されてからフィルム整形部12に搬送される。フィルム整形部12はフィルム保持部17の上方に設けられている。
フィルム整形部12は、フィルム整形装置21で構成される。フィルム整形装置21は、図3、図4、図5に示したように、下方から上方に搬送されるフィルムXの幅方向両側部に変形を加える予備変形部22と、予備変形部22で予備変形されたフィルムXを折り返すような方向に搬送方向を転換する搬送方向転換部23と、方向転換されたフィルムXの幅方向両側部を起立させる起立変形部24と、水平の搬送路25と、予備変形部22に対するフィルムXの搬送角度を調整するテンション調整ローラ26を有している。上部ローラ19で内側面が下に向いたフィルムXは搬送方向転換部23で内側面を上向けることになる。
予備変形部22と起立変形部23は左右に配設されるが、左側の予備変形部22及び起立変形部23と、右側の予備変形部22及び起立変形部23は別体で、これらは搬送するフィルムXの幅に合わせて搬送路25上で左右方向での間隔を調節可能に備えられる。
搬送路25は、チューブ形成部13に向けてのびる細長い支持板27と、この支持板27の上で支持板27の幅方向に移動可能な左右一対の支持部材28で構成されている。支持板27の先端位置は支持部材28の先端位置と同程度でもよいが、図3に例示したように若干後退させておくとよい。
支持部材28は互いに直角をなす起立片28aと水平片28bを有した正面視L字状で、水平片28bが内側に向くように配設される。左右の支持部材28は、起立片28aの外側に配設される保持板29にそれぞれ保持され、これら保持板29は、包装機11の支持フレーム30に架設され保持板29の外側に位置する基台部材31に保持されている。左右の基台部材31には、操作ボルト32が挿通されており、一方向に回転することで保持板29間を開き、他方向に回転することで保持板29間を狭めるように構成されている。これは、たとえば操作ボルト32の長手方向の一方側を他方側と異なる方向の逆ねじにすることで構成される。
左右の基台部材31の先端の下部には横架板33が固定されている。横架板33は基台部材31よりも外方に張りだす長さであり、張りだした両端部に棒状の吊り部材34を取り付けている。吊り部材34の下端には軸支持部35が一体に設けられ、軸支持部35には支持軸36が回転可能に保持されている。軸支持部35は支持軸36の回転角度を固定するために、ねじからなる固定具35aを備えている。
支持軸36には両端の連結金具37を介して、前述のテンション調整ロール26が平行に設けられている。テンション調整ロール26はベアリング(図示せず)を内蔵しており円滑な回転が可能である。支持軸36の両端部の外周面は軸受38で保持されている。この軸受38は支持軸36上で長手方向にそって相対移動可能であるとともに支持軸36を回転可能に保持する。また軸受38は予備変形部22の上流端を支持する。つまりテンション調整ロール26は予備変形部22より下方に設けられている。
予備変形部22は、起立変形部24による変形に先だってフィルムXの幅方向両側に弛ませるような変形を行う部分で、フィルムXの搬送方向下流側ほどフィルムの幅方向内側に傾斜する予備摺接辺22aを有する。予備変形部22は棒状体を配置して構成される。棒状体は直線状で、図示例のようにアングル材などを使用できる。上述のような構成であるため、予備変形部22は図4、図5に示したように正面視「ハ」の字状で、下流側ほど側面視で前方に傾くように設定されている。このような態様の予備変形部22における左右両外側に張り出す下端部分が軸受38に保持される。左右の予備変形部22の角度は適宜設定される。
予備変形部22の上端部分、つまり下流端は、支持部材28の先端部の側面、つまり起立片28aの先端部に一端に取り付け金具39を介して固定される。予備変形部22の固定は搬送方向転換部23に対して位置移動可能に行われる。具体的には、取り付け金具39は図6に示したように、予備変形部22に固定される片39aと、支持部材28に固定される片39bを鋭角に連結一体化した形状で、予備変形部22に対しては固定的に固定され、支持部材28に対しては移動可能に固定される。つまり支持部材28に固定される片39bは長穴39cを有し、ボルト39dで締め付けて位置決めできるようにしている。長穴39cは包装機の前後方向に長い。このため、予備変形部22、より具体的には予備摺接辺22aの下流端位置は、搬送方向転換部23に対して包装機11の前後方向に位置変更可能である。
同様に、前述の吊り部材34は横架板33に対して包装機11の前後方向で位置調節できるように構成されている。図3に示したように吊り部材34は締め付け部材34aを有し、横架板33は前後方向に長い長穴33aを有する。基台部材31も同様に、図5に示したように支持フレーム30に対して前後方向で位置調整できるように、長穴31aを備えて構成されている。
起立変形部24は予備摺接辺22aの下流端に対応する位置から搬送方向下流側ほど高く傾斜する起立摺接辺24aを有する。起立変形部24における起立摺接辺24aを有する部分は交換可能な部材で構成されている。具体的には起立摺接辺24aを有する起立変形部24の全体が一つの部材で構成されている。起立変形部24の上流端位置が搬送方向転換部23に対して位置変更可能に備えられる。
起立変形部24は図6に示したように短冊のような細幅板状で、所定幅の本体部24bよりも先端側には、本体部24bよりも細幅の細幅部24cを備え、細幅部24cの先端部に内側に収束するように傾斜する傾斜部24dが形成されている。起立変形部24の厚さは、内側面が固定対象である支持部材28の起立片28aの内側面と面一になるように、支持部材28と同じに設定されている。
この起立変形部24を固定する前述の支持部材28の先端部は、下流側ほど高く傾斜する傾斜辺部28cを備えている。傾斜辺部28cは、途中に段部28dを有している。この段部28dは起立変形部24の本体部24bと細幅部24cの間の段差24eに対応するものである。
このような傾斜辺部28cの上に起立変形部24を着脱可能に固定する。固定は、傾斜辺部28cと起立変形部24の外側面に重合する固定板40で保持して行われる。固定板40による保持は、ねじで行う。起立変形部24には、本体部24bの長さや細幅部24cの幅や長さなど大きさの異なるものを複数備え、搬送するフィルムXの性状に応じて選択して使用される。
このため、起立変形部24の上流端位置は搬送方向転換部23に対して位置変更可能である。つまり、細幅部24cの幅や長さ、傾斜部24dの位置などの異なる複数の起立変形部24を備えて、適宜付け替えることで、搬送方向転換部23に対する起立変形部24の位置、より具体的には起立摺接辺24aの上流端位置を変更できる。
このような予備変形部22と起立変形部24を有する搬送方向転換部23における予備摺接辺22aの下流端と起立摺接辺24aの上流端との間は、図6に示したように離間され、間欠部23aが形成される。間欠部23aの大きさは、搬送するフィルムXの厚みや柔軟性度に応じて搬送されるフィルムXに優しく接するように、換言すれば変形に伴う小さな角がフィルムXにできないように適宜設定される。
以上のように構成されたフィルム整形装置21はまた、起立変形部24から搬送方向下流側の被包装体Yを収容する収容位置の内側に、フィルムXを裏側に通す干渉防止部材51を備えている。
干渉防止部材51は、包装される野菜などの被包装体Yをフィルム整形部12に投入するときに被包装体YがフィルムXに接触してフィルムXの搬送状態を乱さないようにするもので、図4、図5に示したように保持板29を介して備えられる。
つまり保持板29における包装機11後方の外側面に設けられた支持金具52に、丸棒状の立設部材53が固定され、この立設部材53の上部に連結金具54を介して、丸棒状の保持部材55を備えている。連結金具54は保持部材55を上下方向及び水平方向に回転可能にするものである。
干渉防止部材51は被包装体Yに応じて複数種類のものを適宜使い分ける。ひとつは、図5に示したように板状のもので、保持部材55の側面に固定されている。干渉防止部材51の上端位置はフィルムXの上端位置よりも高い方がよく、下端位置はフィルムXの下端位置よりも高くてもよい。
この干渉防止部材51は、図7に示したように起立変形部24で起立させられたフィルムXの内側面を覆うように連結金具54を操作して備えられる。このような干渉防止部材51はたとえば葉もの野菜などのように濡れた被包装体Yによってフィルムが引っ張られないようにするのに好適である。
別の干渉防止部材51は、図8に示したようにローラで構成することができる。ローラは保持部材55の外周面に保持されている。この干渉防止部材51は、支持部材28よりも後方位置で搬送路25に飛び出さないように備えられ、フィルムXを大きく開く。このような干渉防止部材51はたとえば複数本のナスなどのような被包装体Yによってフィルムさが引っ張られないようにするのに好適である。
チューブ形成部15は公知の構造で、図1に示したように、フィルムXの両端縁部Xaを徐々に接近させて重ね合わせるとともに、重ね合わせた状態で搬送してセンターシールを行う。このチューブ形成部15は、搬送路15aの上方に支持され、上流側及び下流側の二対のピンチ部15b,15cと、上流側のピンチ部15bと下流側のピンチ部15cの間でセンターシールを行うセンターシール部15dを有する。二対のピンチ部15b,15cとセンターシール部15dは略一直線上に並んでいる。
シールカット部16は、公知の構成で、図1に示したようなボックスモーション式のほか、回転方式を採用してもよい。エンドシールは、図示例のような両側シールのほか片側シールをするものであってもよい。シールカット部16で加工された被包装体Yが装填された包装袋Zは搬出コンベア61で搬出される。
包装機11は、公知のとおり、被包装体Yをフィルム整形部12に置くと、フィルムXが所定長さ搬送され、チューブ形成部15およびシールカット部16が駆動するように制御されている。
以上のように構成された包装機11では、次のようにして被包装体Yの包装がなされる。
まず、包装に使用するフィルムXの性状に応じて、フィルム整形部12の間欠部23aの大きさを調整する。予備摺接辺22aの下流端位置は、予備変形部22を支持部材28上で前後移動することで調整し、起立摺接辺24aの上流端位置は、起立変形部24の選定により調整する。
また、起立変形部24はフィルムXの幅に合わせて、本体部24bの長さの異なるものを選定する。
つぎに、包装機11にフィルムXを装着する。フィルムXの幅に合わせて、支持部材28の間隔を調整する。フィルムXの先端部を引き出して、下部ローラ18、上部ローラ19、テンション調整ローラ16を介して、フィルム整形部12に通し、チューブ形成部13にセットする。このとき、フィルムXのシール予定部Xbがセンターシールをするのに適した形態になるように、しわや歪のない状態にする。
しわや歪がない状態にするほか、フィルムXの幅方向において均等なテンションがかかるようにする。つまり、フィルムXの厚さや柔軟ななどの条件に応じて、テンション調整ローラ26を、支持軸36を中心にして回転し、フィルムXの幅方向両側部にかけるテンションを調整する。テンション調整ローラ26を前方に出して予備変形部に対するフィルムXの搬送角度を大きくすると、フィルムXの両側部にテンションがかかり、逆にテンション調整ローラ26を後退させて搬送角度を小さくするとフィルムXの両側部のテンションが弱まる。
つづいて包装機11を駆動する。被包装体Yをフィルム整形部12に置くと、フィルムXが所定長さ搬送され、被包装体Yはチューブ形成部13に進入する。
この搬送に伴って、平らな状態のフィルムXは予備変形部22の予備摺接辺22aに摺接して、搬送に伴って左右両側部が弛緩して折れ曲がるように変形し、同時に搬送方向転換部23で折り返すように搬送方向が変えられ、フィルムXの内側を上に向ける。このときに起立変形部24の起立摺接辺24aがフィルムXの両側部を起立させる。搬送方向転換部23における予備摺接辺22aと起立摺接辺24aとの間の間欠部23aは、予備変形部22から起立変形部24にかけて続けて変形されるフィルムXに対する当たりを軟らかくし、フィルムXの変形の自由度を確保する。換言すれば、フィルムXに接触してフィルムXの変形、動きを規制するものがない状態である。このため、フィルムXの局部が小さく変形して搬送されてフィルムXに傷がつくような事態の発生を防止できる。
しかも、予備摺接辺22aの下流端位置と起立摺接辺24aの上流端位置は搬送方向変換部23に対する位置変更可能であるので、フィルムXの性状に合わせて適切にフィルムXの傷つき防止をはかれる。
テンション調整ローラ26を備えており、フィルムXの幅方向において均等なテンションがかかるように調整することもできるので、フィルムXの搬送は円滑にきれいに行える。このことによっても、フィルムXの傷つき防止の効果を確かなものとすることができる。
そのうえ、搬送路25に支持部材28を備えて、この支持部材28に予備変形部22と起立変形部24を固定したので、構成は簡素で、部品点数を少なくできる。予備摺接辺22aの下流端位置と起立摺接辺24aの上流端位置の搬送方向転換部23に対する位置変更のための構成も簡素なものとすることができる。このため、安価に製造できるとともに、調整などの取り扱いも容易である。
また干渉防止部材51が被包装体Yを投入するときに、被包装体YとフィルムXとの不適切な接触を防止して、フィルムXの所望の搬送状態を確保するので、フィルム整形や後段のチューブ形成を阻害することが防止できる。この点からも、フィルムXへの傷つき防止の実効性を高めることができる。
このようにして整形されたフィルムXは、チューブ形成部15、シールカット部16を経て、被包装体Yを包装する包装袋Zとなる。
以上のように、フィルムXに傷がつくことを確実に防止でき、不良の発生を抑えることができる。しかもそのための構成は間欠部23aを形成するものであって簡素である。
以上の構成はこの発明を実施するための一形態であり、この発明は前述の構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することができる。
11…逆ピロー型包装機
12…フィルム整形部
21…フィルム整形装置
22…予備変形部
22a…予備摺接辺
23…搬送方向転換部
23a…間欠部
24…起立変形部
24a…起立摺接辺
26…テンション調整ローラ
28…支持部材
28a…起立片
28b…水平片
28c…傾斜辺部
51…干渉防止部材
X…フィルム
Y…被包装体

Claims (6)

  1. 下方から上方に搬送されるフィルムの幅方向両側部に予備変形部で変形を加えたのち前記フィルムを折り返すような方向に搬送方向を転換する搬送方向転換部を経て、起立変形部で前記フィルムの幅方向両側部を起立させる逆ピロー型包装機のフィルム整形装置であって、
    前記予備変形部が搬送方向下流側ほど前記フィルムの幅方向内側に傾斜する予備摺接辺を有し、
    前記起立変形部が前記予備摺接辺の下流端に対応する位置から搬送方向下流側ほど高く傾斜する起立摺接辺を有し、
    前記搬送方向転換部における前記予備摺接辺の下流端と前記起立摺接辺の上流端との間が離間され間欠部が形成された
    逆ピロー型包装機のフィルム整形装置。
  2. 前記予備変形部より下方に、前記予備変形部に対する前記フィルムの搬送角度を調整するテンション調整ローラが設けられた
    請求項1に記載の逆ピロー型包装機のフィルム整形装置。
  3. 前記予備摺接辺の下流端位置または前記起立摺接辺の上流端位置のうち少なくともいずれか一方が前記搬送方向転換部に対して位置変更可能である
    請求項1または請求項2に記載の逆ピロー型包装機のフィルム整形装置。
  4. 前記起立変形部における前記起立摺接辺を有する部分が交換可能な部材で形成された
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の逆ピロー型包装機のフィルム整形装置。
  5. たがいに直角をなす起立片と水平片を有する左右一対の支持部材を備え、
    前記起立片の先端部の外側面に前記予備変形部が取り付けられ、
    前記起立片の先端部に形成された傾斜辺部の上に前記起立変形部が取り付けられた
    請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の逆ピロー型包装機のフィルム整形装置。
  6. 前記起立変形部から搬送方向下流側の被包装体を収容する収容位置の内側に、前記フィルムを裏側に通す干渉防止部材を備えた
    請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の逆ピロー型包装機のフィルム整形装置。
JP2015082238A 2015-04-14 2015-04-14 逆ピロー型包装機のフィルム整形装置 Pending JP2016199311A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015082238A JP2016199311A (ja) 2015-04-14 2015-04-14 逆ピロー型包装機のフィルム整形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015082238A JP2016199311A (ja) 2015-04-14 2015-04-14 逆ピロー型包装機のフィルム整形装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016199311A true JP2016199311A (ja) 2016-12-01

Family

ID=57423864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015082238A Pending JP2016199311A (ja) 2015-04-14 2015-04-14 逆ピロー型包装機のフィルム整形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016199311A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020186019A (ja) * 2019-05-13 2020-11-19 株式会社川島製作所 横型製袋充填包装機
CN114728706A (zh) * 2019-12-06 2022-07-08 卡夫食品瑞士控股有限责任公司 用于形成纸包装的设备和使用方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10119909A (ja) * 1996-10-22 1998-05-12 Fuji Mach Co Ltd 横型製袋充填機におけるフィルム移送装置
JP2003165503A (ja) * 2001-11-29 2003-06-10 Nippon Porisutaa Kk フォーマー

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10119909A (ja) * 1996-10-22 1998-05-12 Fuji Mach Co Ltd 横型製袋充填機におけるフィルム移送装置
JP2003165503A (ja) * 2001-11-29 2003-06-10 Nippon Porisutaa Kk フォーマー

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020186019A (ja) * 2019-05-13 2020-11-19 株式会社川島製作所 横型製袋充填包装機
JP7266860B2 (ja) 2019-05-13 2023-05-01 株式会社川島製作所 横型製袋充填包装機
CN114728706A (zh) * 2019-12-06 2022-07-08 卡夫食品瑞士控股有限责任公司 用于形成纸包装的设备和使用方法
CN114728706B (zh) * 2019-12-06 2024-05-28 卡夫食品瑞士控股有限责任公司 用于形成纸包装的设备和使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9260211B2 (en) Plastic film wrapping device
JP2014181078A (ja) 自動包装機械に利用できる包装材料、特に紙の連続シートの折り曲げ組立体及びこのような折り曲げ組立体を有する自動包装機械
KR20190051382A (ko) 오픈형 포장 박스용 테이핑 장치
JP2008137716A (ja) ひねり包装機
JP2016199311A (ja) 逆ピロー型包装機のフィルム整形装置
JP2733444B2 (ja) フィルム等の帯状包装材料による包装機
JP2007106489A (ja) 包装機並びに耳折り装置
JP2004307061A (ja) 折り畳み式クーポンを備えるタバコ製品のパッケージを製造する方法と機械
JP6983414B2 (ja) フィルム包装方法とフィルム包装装置
JP6166652B2 (ja) 二重包装装置
JP6109594B2 (ja) 袋包装体の耳折り装置を備えた横型包装機
JP2010247875A (ja) 横形製袋充填機及びおにぎり包装体
JP5271819B2 (ja) 胴巻き包装機
JP7007727B2 (ja) 包装装置
JP2015016885A (ja) 包装機
JP3224571U (ja) フィルム包装装置
US7607277B2 (en) Work piece wrapping apparatus
JP2009280259A (ja) 製袋包装機
JP3224570U (ja) フィルム包装装置
JP5318045B2 (ja) 横形製袋充填機における製袋装置
JP2016050031A (ja) 逆ピロー型包装機
JP6622989B2 (ja) 袋開口ユニットおよび包装装置
JP5440280B2 (ja) 袋体装填装置
KR101473619B1 (ko) 이송경로의 개폐구조를 구비하는 자동포장장치
JP2021113058A (ja) フィルム包装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190709