JP7186113B2 - 送液ポンプ、液体クロマトグラフ装置 - Google Patents
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Description
本発明は、液体を吸引または吐出する送液ポンプに関する。
液体クロマトグラフを用いた分析においては、測定対象である試料の種類に応じて使用する溶媒が異なるので、それぞれの試料を分析する前に送液ポンプ内の溶媒を置換する必要がある。したがって、様々な種類の試料を対象として一定時間内で数多くの分析を実行するためには、溶媒を短時間で置換する必要がある。
下記特許文献1は、液体クロマトグラフ用ポンプについて記載している。同文献は、『極低流量での安定送液と起動時の気泡排出性に優れる液体クロマトグラフ用ポンプを提供する。』ことを課題として、『起動時は第1プランジャ2により大流量を送液してポンプ内部の気泡排出と溶媒液充填を短時間で行い、定常運転時は第1プランジャ2を止め、第2プランジャ3を低速で第2加圧室13に押込んで低流量の送液を行う。第2プランジャ3がフルストロークに達したら高速で引き戻すのと同期して第1プランジャ2を第1加圧室12に押し込むことにより、吐出通路11を通過する流量が常に一定になるようコントローラ50により制御する。』という技術を開示している(要約参照)。
下記特許文献2は、『ポンプの立ち上がり時間を短縮することができる液体クロマトグラフ装置を提供する。』ことを課題として、『本発明の液体クロマトグラフ装置は、プランジャを備えた第1及び第2ポンプと吸込口と吐出口を有し、上記吸込口を介して吸込んだ液を上記第1、第2ポンプを経由して上記吐出口から吐出する。起動運転モードでは、上記第2ポンプを停止し上記第1ポンプのみを作動する。上記吐出口の吐出圧力が所定の値に到達したとき起動運転モードを定常運転モードに切り替える。定常運転モードでは、上記第1ポンプを停止し上記第2ポンプのみを運転する。』という技術を開示している(要約参照)。
液体クロマトグラフにおいて一般的に用いられる送液ポンプは、加圧室内をプランジャが移動することにより溶媒を送液するプランジャポンプが複数台直列に接続された構成であり、その加圧室内に溶媒が置換されにくいよどみ部がある。例えばプランジャポンプ本体とプランジャとの間を封止するシールの近傍において、溶媒の流速が遅くなる傾向がある。このようなよどみ部が存在することにより、溶媒置換が遅くなり、分析スループットが低下する。
特許文献1は、起動時におけるポンプ内部の気泡排出動作などについて記載している。例えば同文献の図3において、起動時の気泡排出動作のために第1プランジャを往復摺動させるとともに第2プランジャを下死点に固定している。しかしこの動作は起動時において実施するものであり、動作開始後に溶媒を置換する速度を改善するものではない。したがってよどみ部における溶媒置換が遅い課題を解決することは困難である。
特許文献2も起動時におけるポンプ内部の気泡排出動作などについて記載している。例えば同文献の図3において、起動時の気泡排出および溶離液充填モードとして、第1プランジャと第2プランジャを交互に往復摺動している。さらに気体排出および溶離液充填モードの後の起動運転モードにおいて、第2プランジャを下死点に固定するとともに第1プランジャを吐出動作させる。同文献ではこれらの動作によって気泡排出と速やかな起動を図っている。しかしこれらの動作は起動時において実施するものであり、動作開始後に溶媒を置換する速度を改善するものではない。したがって特許文献1と同様に、よどみ部における溶媒置換が遅い課題を解決することは困難である。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであり、プランジャポンプの加圧室内のよどみ部における液体流速を速くすることにより、プランジャポンプ内部の液体置換速度を向上させることを目的とする。
本発明において、送液ポンプ内部の液体を入れ替えるとき、第1プランジャは、下限点と上限点との間の空間を往復摺動し、第2プランジャは、上限点近傍で少なくとも一時停止するかまたは前記送液ポンプが通常送液するときよりも短い距離を往復摺動する。
本発明に係る送液ポンプによれば、送液ポンプ内の溶媒を置換する時間を短縮することができる。これにより、一定時間内での分析数を多くすることができる。また、溶媒置換時にプランジャがほぼ停止するので、シールの負荷が小さく、その寿命を長くすることができる。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施形態1に係る送液ポンプ1および送液ポンプ1を用いた液体クロマトグラフ装置の構成例である。図1において、送液ポンプ1は主な構成として、第1プランジャポンプ101、第2プランジャポンプ102、第1電磁弁81、第2電磁弁82、パージバルブ311、コントローラ50、モータドライバ106、電磁弁ドライバ107、パージバルブドライバ312、を備える。第1プランジャポンプと第2プランジャポンプは直列に接続されている。
図1は、本発明の実施形態1に係る送液ポンプ1および送液ポンプ1を用いた液体クロマトグラフ装置の構成例である。図1において、送液ポンプ1は主な構成として、第1プランジャポンプ101、第2プランジャポンプ102、第1電磁弁81、第2電磁弁82、パージバルブ311、コントローラ50、モータドライバ106、電磁弁ドライバ107、パージバルブドライバ312、を備える。第1プランジャポンプと第2プランジャポンプは直列に接続されている。
第1プランジャポンプ101は、第1ポンプヘッド111を備える。第1ポンプヘッドは、第1吸引通路10、第1吐出通路103、第1加圧室12を有する。第1吸引通路10の通路上には第1逆止弁4が配置され、第1吐出通路103の通路上には第2逆止弁5が配置され、これら逆止弁により溶媒液の流通方向を制限している。第2プランジャポンプ102は、第2ポンプヘッド112を備える。第2ポンプヘッド112は、第2吸引通路104、第2吐出通路11、第2加圧室13を有する。第2逆止弁5と第2吸引通路104は、連結流路24により連結されている。すなわち、第1プランジャポンプ101と第2プランジャポンプ102は直列に配置され、第1プランジャポンプ101が上流側に設置されている。第1プランジャポンプ101は、加圧部材である第1プランジャ2を、軸受71により摺動可能に保持している。第2プランジャポンプ102は、加圧部材である第2プランジャ3を、軸受72により摺動可能に保持している。第1シール61は、第1加圧室12からの液漏れを防止し、第2シール62は、第2加圧室13からの液漏れを防止する。
第1吸引通路10は第1加圧室12の下限点側に配置され、第2吸引通路104は第2加圧室13の下限点側に配置されている。第1吐出通路103は第1加圧室12の上限点側に配置され、第2吐出通路11は第2加圧室13の上限点側に配置されている。下限点と上限点の意味については後述する。
第2プランジャポンプ102の下流には、パージバルブ311が接続されている。パージバルブ311は、送液ポンプ1から吐出される溶媒が流れる方向を、インジェクタ53側もしくは排液タンク313側のどちらかに切り替える。
第1電動モータ211の回転は、減速装置221により減速され、直動装置231により直線運動に変換されて、第1プランジャ2を往復運動させる。第2電動モータ212の回転は、減速装置222により減速され、直動装置232により直線運動に変換されて、第2プランジャ3を往復駆動させる。減速装置221と直動装置231は、これらを組み合わせることによって第1電動モータ211の回転動力を増幅して直線運動力に変換することに鑑みて、広義に動力伝達機構装置と呼ぶことができる。減速装置221と222の具体例としては、平歯車、プーリー、遊星歯車、ウォームギヤなどがある。減速装置を設ける主な理由は、電動モータのトルクを増大させるためであり、もし電動モータが十分なトルクを発生する能力があるならば、必ずしも設置する必要はない。直動装置231と232の具体例としては、ボールねじ、カム、ラックピニオンなどがある。減速装置と直動装置の構成は、本発明を実施するうえで特に限定はしない。
第1プランジャポンプ101が溶媒を吸引するとき、第1電磁弁81と第2電磁弁82のどちらか一方が開いた状態でどちらか一方は閉じた状態となり、第1溶媒511と第2溶媒512のどちらか一方が吸引される。吸引される溶媒は、合流部91、第1逆止弁4、第1吸引通路10を通って第1加圧室12に吸引される。第1加圧室12内に吸引された溶媒は、第1プランジャ2の上昇に伴って圧縮される。
プランジャの「上昇」とは、加圧室内の溶媒が圧縮もしくは吐出される方向の動き(図1における右向きの動き)を示し、「下降」は溶媒が吸引される方向(図1における左向きの動き)を表す。圧縮された溶媒の圧力が第2加圧室13内部の圧力よりも大きくなると、第1吐出通路103、第2逆止弁5、連結流路24、第2吸引通路104を経て第2加圧室13に流入し、第2吐出通路11から吐出される。
第1圧力センサ105は第1加圧室12内の溶媒の圧力を測定し、第2圧力センサ160は第2加圧室13内の溶媒の圧力を測定する。
コントローラ50は、第1圧力センサ105と第2圧力センサ60からの信号に基づき、モータドライバ106、電磁弁ドライバ107、パージバルブドライバ312に指令値を与える。モータドライバ106は、コントローラ50の指令値に基づいて第1電動モータ211と第2電動モータ212に駆動電力を与える。電磁弁ドライバ107は、コントローラ50の指令値に基づいて第1電磁弁81と第2電磁弁82に駆動電力を与える。パージバルブドライバ312は、コントローラ50の指令値に基づいてパージバルブ311に駆動電力を与える。
送液ポンプ1から吐出された溶媒には、インジェクタ53により分析対象である試料が注入される。試料が注入された溶媒は分離カラム54に入って成分毎に分離される。その後、検出器55は試料成分に応じた吸光度、蛍光強度、屈折率などを検出する。分離カラム54には微小粒子が充填されており、溶媒が微小粒子の隙間を流れる際の流体抵抗によって、送液ポンプ1には数十メガパスカルから百メガパスカル超の負荷圧力が発生する。この負荷圧力の大きさは、分離カラム54の径と通過流量に応じて異なる。
第1溶媒511を用いる分析から第2溶媒512を用いた分析に切り替える際には、第2溶媒512を用いる分析の前に、第1電磁弁81を開いた状態から閉じた状態に切り替え、その後、第2電磁弁82を閉じた状態から開いた状態に切り替える。これにより、送液ポンプ1の内部(第1逆止弁4、第1吸引通路10、第1加圧室12、第1吐出通路103、連結流路24、第2吸引通路104、第2加圧室13、第2吐出通路11)と、インジェクタ53、分離カラム54、検出器55、およびそれらを連結する配管の内部が、第1溶媒511から第2溶媒512に置換される。このとき、溶媒の置換にかかる時間を短くすることにより、一定時間内に実施可能な分析の数を多くすることができる。
図2は、送液ポンプ1が溶媒を第1溶媒511から第2溶媒512へ置換する際の運転方法を表した図である。溶媒の置換における送液ポンプ1の運転は、(a)第1溶媒を用いる通常送液、(b)通常送液から溶媒置換への移行、(c)第1溶媒から第2溶媒に置換する溶媒置換送液、(d)溶媒置換から通常送液への移行、(e)第2の溶媒に置換した後の通常送液、の各過程からなる。通常送液とは、送液ポンプ1から吐出する溶媒をインジェクタ53、分離カラム54、検出器55へ流し、試料を分析する場合の送液方法である。図2の各グラフは、上から順番に、第1プランジャ2の変位、第2プランジャ3の変位、吐出流量、吐出圧力、第1電磁弁81の状態、第2電磁弁82の状態、パージバルブの状態の時間変化を示すグラフである。吐出流量は送液ポンプ1から吐出される流量であり、吐出圧力は第2圧力センサ60によって検出される圧力である。プランジャの変位は上昇方向(図1の右方向)を正、下降方向(図1の左方向)を負とし、吐出流量は吐出を正、吸引を負とした。
通常送液工程においては、パージバルブ311をインジェクタ53側に接続することにより、送液ポンプ1から吐出する溶媒をインジェクタ53、分離カラム54、検出器55へ流す。このとき、吐出流量が脈動すると検出精度が低下するので、吐出流量を一定にする必要がある。第1プランジャ2が下降して溶媒を吸引する区間a、および第1プランジャ2が上昇して溶媒を圧縮する区間bにおいては、第1加圧室12からは溶媒は吐出されないので、第2プランジャ3が上昇して溶媒を吐出する。その後、第2プランジャ3が下降して溶媒を吸引する区間cにおいては、第1プランジャ2が上昇して第2プランジャ3の吸引分とポンプ下流に吐出する分の溶媒を吐出する。その後、区間dにおいては、第1プランジャ2が上昇して溶媒を吐出し、第2プランジャ3は停止する。これらの動作によって送液ポンプ1からの吐出流量は一定に保たれる。吐出流量が一定に保たれることによって、吐出圧力も一定となる。
通常送液工程においては、第1プランジャ2と第2プランジャ3はともに下限点を基準として動作する。下限点とは、プランジャが加圧室内を移動できる範囲において、最も下降した位置を示す。一方、後述の説明に現れる上限点とは、プランジャが加圧室内を移動できる範囲において、最も上昇した位置を示す。これに対して下死点/上死点は一般に、プランジャのストロークの両端を意味する。したがってストローク範囲が変われば下死点と上死点も変わる。本明細書においては特に言及しない限り、下限点/上限点は下死点/上死点とは異なる意味で用いる。
図2において、まず、第1電磁弁81が開状態、第2電磁弁82が閉状態、パージバルブ311がインジェクタ53側に接続した状態で通常送液が実施され、第1溶媒511がインジェクタ53側へ送液されている。移行工程においては、この状態から第1プランジャ2と第2プランジャ3が一旦停止し、パージバルブ311が排液タンク313側に切り替わる。そして、第1プランジャ2が上限点へ上昇した後に、第2プランジャ3が上限点へ上昇する。その後、第1電磁弁81が閉状態、第2電磁弁82が閉状態に切り替わる。溶媒置換工程においては、この状態から、第2プランジャ3は停止したまま、第1プランジャ2のみが上限点と下限点の間を往復動作することにより、送液ポンプ1内の溶媒が第1溶媒511から第2溶媒512へ置換される。このとき、吐出流量は間欠的になり、それに伴い圧力は脈動する。ただし、分離カラム54の流体抵抗に比べて、パージバルブ311と排液タンク313を接続する配管の流体抵抗は小さいので、通常送液時の圧力よりも溶媒置換時の最大圧力は小さい。また、溶媒置換時は試料の分析を実施せず、分離カラム54と検出器55には溶媒は流れないので、流量と圧力が脈動しても問題ない。
溶媒置換から通常分析への移行工程においては、第1プランジャ2と第2プランジャ3が下限点へ戻る必要がある。まず、第1プランジャ2が下限点へ移動する。その後、第1プランジャ2が再び上限点へ移動しながら、第2プランジャ3が下限点へ移動する。このとき、第1プランジャが停止したまま第2プランジャ3が下限点へ移動すると、送液ポンプ1の下流側から第2加圧室13に溶媒が吸引されてしまう。これを防ぐために、第1プランジャ2が上限点へ移動する。その後、再度、第1プランジャ2が下限点へ移動する。その後、パージバルブ311をインジェクタ53側に切り替え、通常送液を開始する。
図3は、図2に示した溶媒置換工程において、第1プランジャ2の上昇によって第2加圧室13内部に生じる流れと溶媒置換の概略を説明する図である。記載の便宜上、第2圧力センサ60は省略してある。第1プランジャ2が下降するときは、第2逆止弁5が閉じるので第2加圧室13内部には流れは生じない。第1プランジャ2が上昇するときのみ第2加圧室13内部に流れが生じる。
図1では省略したが、第2シール62は、第2プランジャ3を締め付けて耐圧を持たせるためにばね621を有する(第1シール61も同様)。ばね621を備え付けるための空間44には溶媒が充填されており、溶媒置換時には空間44にある溶媒も置換する必要がある。
第2吸引通路104から流入した溶媒の流れは、第2プランジャ3と第2加圧室13の隙間を通って第2加圧室13の先端に向かう流れ42と、第2プランジャ3と第2加圧室13の隙間をシール近傍空間44に向かう流れ43に分かれる。シール近傍に向かった流れ43は、シール近傍空間44内を流れた後(流れ45)に、第2プランジャ3と第2加圧室13の隙間を通って(流れ46)、第2加圧室13の先端に向かう。流れ46は流れ42と合流して、吐出通路11を通って第2加圧室13から流出する。
第2吸引通路104は第2加圧室13の下限点側に配置されている。また第2吐出通路11は第2加圧室の13の上限点側に配置されている。この構成で第2プランジャ3が上限点近傍に停止していると、第2プランジャ3と第2加圧室13の隙間が長手方向に長く、流体抵抗が大きい。これにより、流れ43、45、46を合わせた流体抵抗が流れ42の流体抵抗に近づくので、流れ43の流量が大きくなる。これによって、シール近傍空間44内の溶媒置換が速くなり、第2加圧室13内全体の溶媒置換も速くなる。
図4は、第2プランジャ3が下限点で停止した場合の流れの概略を説明する図である。第2プランジャ3が下限点で停止していると、第2吸引通路104の出口から第2プランジャ3上方にある第2加圧室13内の空間までの距離が短いので、流れ42の流体抵抗が図3の場合に比べて小さい。これにより、シール近傍空間44への流れ43の流量が小さくなるので、シール近傍空間44の溶媒は置換されにくく、第2加圧室13内全体の溶媒の時間も遅い。
図2~図3で説明した動作とは異なり、溶媒置換工程において、第2プランジャ3が上限点から下限点の間を往復駆動する動作によっても、溶媒を置換することができる。この動作は、図3と図4の中間の態様ということができる。したがって溶媒置換は、図4よりは速いが図3よりも遅い(図5において改めて示す)。したがって図2~図3で説明した動作が望ましいといえる。
図5は、流体シミュレーションにより第2加圧室13内の溶媒置換率の時間変化を計算した結果を示す。第2プランジャ3が上限点で停止した場合(実線)、下限点で停止した場合(破線)、上限点と下限点の間を往復駆動した場合(1点鎖線)それぞれにおける、第2加圧室13内の溶媒置換率を示した。図5より、第2プランジャ3を上限点で停止した場合が、最も速く溶媒を置換できることがわかる。
図6は、第2吸引通路104が第2加圧室13の上限点側に配置され、第2吐出通路11は第2加圧室13の上限点側に配置されている場合における、第2加圧室13内部に生じる流れと溶媒置換の概略を説明する図である。この構成においては、第2加圧室13先端の容積が大きいので、第2吸引通路104から流入した溶媒の流れのほとんどは第2加圧室13先端を通って第2吐出通路11から流出し、第2プランジャ3と第2加圧室13の隙間からシール近傍空間44に向かう流れ42の流量は小さい。したがって、シール近傍空間44の溶媒が置換されにくい。ただし、第2プランジャ3が上限点に近いほど、第2加圧室13先端の容積が小さくなり、シール近傍空間44に向かう流れ42の流量は大きくなる。したがって、図6に示す第2吸引通路104と第2吐出通路11の配置においても、第2プランジャ3が上限点で停止する場合に溶媒置換がもっとも速くなる。
図7は、第2吸引通路104が第2加圧室13の下限点側に配置され、第2吐出通路11は第2加圧室13の下限点側に配置されている場合における、第2加圧室13内部に生じる流れと溶媒置換の概略を説明する図である。この構成においては、第2加圧室13先端部分が第2吸引通路104と第2吐出通路11からともに遠くなるので、第2加圧室13先端部分がよどみ部になり、流れはほとんど発生しない。ただし、第2プランジャ3が上限点に近いほど、第2加圧室13先端の容積が小さい。したがって、図7に示す第2吸引通路104と第2吐出通路11の配置においても、第2プランジャ3が上限点で停止する場合に溶媒置換がもっとも速くなる。
図8は、第2吸引通路104が第2加圧室13の上限点側に配置され、第2吐出通路11は第2加圧室13の下限点側に配置されている場合における、第2加圧室13内部に生じる流れと溶媒置換の概略を説明する図である。この構成においては、第2吸引通路104から流入した溶媒の流れは、第2加圧室13の先端を通った後に第2プランジャ3と第2加圧室13の隙間を通って吐出通路11に向かう流れ48と、第2プランジャ3と第2加圧室13の隙間に直接流入する流れ42に分離する。流れ42は、シール近傍空間44内を流れた後(流れ45)に、第2プランジャ3と第2加圧室13の隙間を通って(流れ46)、第2吐出通路11に向かう。第2プランジャ3が上限点で停止していると、第2プランジャ3と第2加圧室42の隙間が長手方向に長く、流体抵抗が大きい。これにより、流れ42、45、46を合わせた流体抵抗が流れ48の流体抵抗に近づくので、流れ42の流量が大きくなる。これによって、シール近傍空間44内の溶媒置換が速く、第2加圧室13内全体の溶媒置換も速い。したがって、図8に示す第2吸引通路104と第2吐出通路11の配置においても、第2プランジャ3が上限点で停止する場合に溶媒置換がもっとも速くなる。
<実施の形態1:まとめ>
本実施形態1に係る送液ポンプ1は、溶媒置換時に第2プランジャ3が上限点(またはその近傍)に停止し、第1プランジャ2が往復摺動する。これにより、第2プランジャ3が下限点で停止する場合(図4)や、上限点から下限点まで往復する場合と比べて、溶媒置換速度を高めることができる。この効果は、第2吸引通路104と第2吐出通路11がそれぞれ上限点側と下限点側いずれに配置されている場合であっても同様である。
本実施形態1に係る送液ポンプ1は、溶媒置換時に第2プランジャ3が上限点(またはその近傍)に停止し、第1プランジャ2が往復摺動する。これにより、第2プランジャ3が下限点で停止する場合(図4)や、上限点から下限点まで往復する場合と比べて、溶媒置換速度を高めることができる。この効果は、第2吸引通路104と第2吐出通路11がそれぞれ上限点側と下限点側いずれに配置されている場合であっても同様である。
本実施形態1に係る送液ポンプ1は、溶媒置換時に第2プランジャ3を停止させることにより、第2プランジャ3を移動させる場合よりも第2シール62の寿命が長くなる。また後述の実施形態3で説明するように、溶媒置換時に第1プランジャ2が停止して第2プランジャ3のみが移動する場合に比べて、第1プランジャポンプ101の分だけ吸引側の圧力損失が小さいので、溶媒のキャビテーションが発生しにくい。
<実施の形態2>
図9は、本発明の実施形態2に係る送液ポンプ1が溶媒を第1溶媒511から第2溶媒512へ置換する際の運転方法を表した図である。送液ポンプ1の構成は実施形態1と同様である。本実施形態2において、通常送液工程は、上限点を基準位置として実施する。以下図9を用いて、実施形態1との差異点を中心に説明する。
図9は、本発明の実施形態2に係る送液ポンプ1が溶媒を第1溶媒511から第2溶媒512へ置換する際の運転方法を表した図である。送液ポンプ1の構成は実施形態1と同様である。本実施形態2において、通常送液工程は、上限点を基準位置として実施する。以下図9を用いて、実施形態1との差異点を中心に説明する。
通常送液工程において、第1プランジャ2と第2プランジャ3はともに上限点を基準として動作する。まず、第1電磁弁81が開状態、第2電磁弁82が閉状態、パージバルブ311がインジェクタ53側に接続した状態で通常送液が実施され、第1溶媒511がインジェクタ53側へ送液される。移行工程においては、この状態から第1プランジャ2と第2プランジャ3が一旦停止し、パージバルブ311が排液タンク313側に切り替わる。そして、第1プランジャ2が上限点へ上昇した後に、第2プランジャ3が上限点へ上昇する。その後、第1電磁弁81が閉状態、第2電磁弁82が閉状態に切り替わる。溶媒置換工程においては、この状態から、第2プランジャ3は停止したまま、第1プランジャ2のみが上限点と下限点の間を往復動作することにより、送液ポンプ1内の溶媒が第1溶媒511から第2溶媒512へと置換される。
溶媒置換から通常分析への移行工程においては、まず、第1プランジャ2が下降し、その後、第1プランジャ2が再び上限点へ移動しながら、第2プランジャ3が必要な距離だけ下降する。その後、パージバルブ311をインジェクタ53側に切り替え、通常送液を開始する。
図9のように、通常送液工程において上限点を基準としてプランジャを駆動し、その後に溶媒置換を実施する場合、下限点を基準とした通常送液に比べて、通常送液工程から溶媒置換工程に移行するまでの時間(移行工程の期間)が短い。プランジャを下限点から上限点まで移動させる必要がないからである。したがって通常送液から溶媒置換への移行期間を短くしたい場合は図9のような動作が有利である。
<実施の形態3>
図10は、本発明の実施形態3に係る送液ポンプ1が溶媒を第1溶媒511から第2溶媒512へ置換する際の運転方法を表した図である。送液ポンプ1の構成は実施形態1と同様である。本実施形態3においては、実施形態1とは異なり、溶媒置換工程において第1プランジャ2を上限点で停止し、第2プランジャ3のみを駆動する。以下図10を用いて、実施形態1との差異点を中心に説明する。
図10は、本発明の実施形態3に係る送液ポンプ1が溶媒を第1溶媒511から第2溶媒512へ置換する際の運転方法を表した図である。送液ポンプ1の構成は実施形態1と同様である。本実施形態3においては、実施形態1とは異なり、溶媒置換工程において第1プランジャ2を上限点で停止し、第2プランジャ3のみを駆動する。以下図10を用いて、実施形態1との差異点を中心に説明する。
図10に示した運転方法において、通常送液から溶媒置換への移行工程、および溶媒置換から通常送液への移行工程は、実施形態1と同一である。溶媒置換工程において、第1プランジャ2は停止したまま、第2プランジャ3のみが上限点と下限点の間を往復動作する。第1プランジャ2が停止しているので、第1プランジャ2が駆動する実施形態1に比べて第1シール61の寿命が長くなる。
<実施の形態4>
図11は、本発明の実施形態4に係る送液ポンプ1が溶媒を第1溶媒511から第2溶媒512へ置換する際の運転方法を表した図である。送液ポンプ1の構成は実施形態1と同様である。本実施形態4においては、溶媒置換する際に、第1プランジャ2が往復摺動する動作と第2プランジャ3が往復摺動する動作を交互に実施する。以下図11を用いて、実施形態1との差異点を中心に説明する。
図11は、本発明の実施形態4に係る送液ポンプ1が溶媒を第1溶媒511から第2溶媒512へ置換する際の運転方法を表した図である。送液ポンプ1の構成は実施形態1と同様である。本実施形態4においては、溶媒置換する際に、第1プランジャ2が往復摺動する動作と第2プランジャ3が往復摺動する動作を交互に実施する。以下図11を用いて、実施形態1との差異点を中心に説明する。
図11に示した運転方法において、通常送液から溶媒置換への移行工程、および溶媒置換から通常送液への移行工程は、実施形態1と同一である。溶媒置換工程において、まず第1プランジャ2が上限点から下限点へ下降し、その後、再び上限点へ上昇する。このとき、第2プランジャ3は上限点で停止している。次に、第1プランジャ2は上限点で停止した状態で、第2プランジャ3が上限点から下限点へ下降し、その後、再び上限点へ上昇する。このように第1プランジャ2が往復摺動する動作と第2プランジャ3が往復摺動する動作を繰り返して溶媒を置換する。
図11の動作によって、図3に示したシール近傍空間への流れが第1加圧室12と第2加圧室13ともに生じ、いずれにおいても効果的に溶媒を置換することができる。また溶媒置換工程において、第1プランジャ2と第2プランジャ3が同じ距離を移動するので、第1シール61に加わる負荷と第2シール62に加わる負荷が同程度となり、実施形態1~3に示したようにどちらか一方のプランジャのみが駆動する場合と比較して平均的なシール寿命が長い。
図11においては、第1プランジャ2が動作する期間と第2プランジャ3が動作する期間が1往復ごとに切り替わる例を示したが、必ずしも1往復ごとに第1プランジャ2と第2プランジャ3を切り替える必要はない。例えば2往復ごとに切り替えてもよいし、第1プランジャ2が2往復した後に第2プランジャ3が1往復するなどの変形動作であってもよい。すなわち、第1プランジャ2と第2プランジャ3のうち一方が往復しているとき他方が一時停止すればよい。
<実施の形態5>
図12は、本発明の実施形態5に係る送液ポンプ1が溶媒を第1溶媒511から第2溶媒512へ置換する際の運転方法を表した図である。送液ポンプ1の構成は実施形態1と同様である。本実施形態5においては、溶媒置換する際に、第1プランジャ2は上限点と下限点の間を往復運動し、第2プランジャ3は上限点を基準として第1プランジャ2とは反対向きに僅かに移動する。以下図12を用いて、実施形態1との差異点を中心に説明する。
図12は、本発明の実施形態5に係る送液ポンプ1が溶媒を第1溶媒511から第2溶媒512へ置換する際の運転方法を表した図である。送液ポンプ1の構成は実施形態1と同様である。本実施形態5においては、溶媒置換する際に、第1プランジャ2は上限点と下限点の間を往復運動し、第2プランジャ3は上限点を基準として第1プランジャ2とは反対向きに僅かに移動する。以下図12を用いて、実施形態1との差異点を中心に説明する。
図12に示した運転方法において、通常送液から溶媒置換への移行工程、溶媒置換から通常送液への移行工程は、実施形態1と同一である。溶媒置換工程において、まず第1プランジャ2が上限点から下限点へ下降する。その後、第1プランジャ2が再び上限点へ上昇すると同時に、第2プランジャ3はわずかに下降する。その後、第1プランジャ2の上限点と下限点との往復運動に合わせて、第2プランジャ3が第1プランジャ2とは反対向きに上昇と下降を繰り返す。溶媒置換動作から通常分析への移行工程においては、まず、第1プランジャ2が下限点へ移動し、第2プランジャ3が上限点へ移動する。その後は実施形態1と同様に、第1プランジャ2が再び上限点へ移動しながら、第2プランジャ3が下限点へ移動し、その後に再度、第1プランジャ2が下限点へ移動する。
図13は、溶媒置換工程において、第1プランジャ2が上昇するとき第2プランジャ3が下降する際の第2加圧室13内部の流れの概略を示す図である。第2プランジャ3が下降することにより、溶媒が第2シール62の方へ引きずられる流れ47が発生する。このとき、第2プランジャ3が下降して第2プランジャ3と第2加圧室13の隙間が長くなることにより、流れ42の方向に流れやすくなる効果よりも、流れ47が流れ43に加わる効果のほうが相対的に大きくなれば、シール近傍空間44への流れ43が大きくなる。これにより第2加圧室13内部全体として溶媒置換が速くなる。
図12に示した第1プランジャ2の動きと第2プランジャ3の動きは、それぞれの役割が逆(第1プランジャ2が上限点を基準にわずかに動き、第2プランジャ3が上限点と下限点の間を往復する)でもよいし、一往復もしくは数往復ごとに交互に役割を交換してもよい。
<実施の形態6>
図14は、本発明の実施形態6に係る送液ポンプ1が溶媒を第1溶媒511から第2溶媒512へ置換する際の運転方法を表した図である。送液ポンプ1の構成は実施形態1と同様である。本実施形態6においては、溶媒置換する際に、第1プランジャ2は上限点と下限点の間を往復運動し、第2プランジャ3は上限点を基準として第1プランジャ2と同じ向きに僅かに移動する。以下図14を用いて、実施形態1との差異点を中心に説明する。
図14は、本発明の実施形態6に係る送液ポンプ1が溶媒を第1溶媒511から第2溶媒512へ置換する際の運転方法を表した図である。送液ポンプ1の構成は実施形態1と同様である。本実施形態6においては、溶媒置換する際に、第1プランジャ2は上限点と下限点の間を往復運動し、第2プランジャ3は上限点を基準として第1プランジャ2と同じ向きに僅かに移動する。以下図14を用いて、実施形態1との差異点を中心に説明する。
図14に示した運転方法において、通常送液から溶媒置換への移行工程、溶媒置換から通常送液への移行工程は、実施形態1と同一である。溶媒置換工程において、第1プランジャ2が上限点から下限点へ下降すると同時に、第2プランジャ3はわずかに下降する。その後、第1プランジャ2が上限点へ向かって上昇すると当時に第2プランジャ3が上限点へ上昇する。その後、第1プランジャ2の上限点と下限点との往復運動に合わせて、第2プランジャ3が第1プランジャ2と同じ向きに上昇と下降を繰り返す。その他は実施形態5と同じである。
図15は、溶媒置換工程において、第1プランジャ2が上昇するとき第2プランジャ3が上昇する際の第2加圧室13内部の流れの概略を示す図である。第2プランジャ3が上昇することにより、溶媒が第2加圧室13先端の方へ引きずられる流れ48が発生する。これによって、流れ42が大きくなり、よどみ部において第2加圧室13先端部へ向かう流れが大きくなり、第2加圧室13内部全体として溶媒置換が速くなる。
図14に示した第1プランジャ2の動きと第2プランジャ3の動きは、それぞれの役割が逆(第1プランジャ2が上限点を基準にわずかに動き、第2プランジャ3が上限点と下限点の間を往復する)でもよいし、一往復もしくは数往復ごとに交互に役割を交換してもよい。
<本発明の変形例について>
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
以上説明した実施形態の派生として、プランジャが往復する区間は厳密に上限点と下限点の間でなくてもよく、またプランジャが停止する位置は厳密に上限点である必要はない。例えば実施形態1において、第1プランジャ2が上限点より下方を基準に溶媒置換するのであれば、通常送液から溶媒置換までの移行時間が短くなる。同様に、第2プランジャ3の停止位置が上限点より下方であれば、通常送液から溶媒置換までの移行時間が短くなる。溶媒置換に割り当てられる時間が固定されている場合は、このような駆動方法で移動時間を短くして溶媒を置換することにより、溶媒の置換率が高くなることもある。
図1における送液ポンプ1の構成において、第1プランジャポンプ101と第2プランジャポンプ102の構成要素の形状は同一である必要はない。例えば、第2プランジャ3の外径が第1プランジャの外径よりも細くてもよい。また、第2加圧室13の深さ(第2プランジャ3の最大ストローク)が第1加圧室12の深さよりも短くてもよい。シリンダの内径、長さ、シール部の容積、先端よどみ部の容積などの、ポンプ形状に関する各パラメータに応じて、溶媒置換が最短になるように運転方法を適切に選択すればよい。
以上の実施形態において、送液ポンプ1に対して導入する溶媒を切り替える機構として第1電磁弁81と第2電磁弁82を例示したが、その他適当な機構を用いて溶媒を切り替えるようにしてもよい。
送液する溶媒の液性によって、各実施形態に示した溶媒置換の効果の優劣が異なる。したがって、溶媒の種類に応じて各実施形態に係る運転方法を適切に選択することにより、溶媒置換にかかる時間を短くすることができる。
1:送液ポンプ
2:第1プランジャ
3:第2プランジャ
4:第1逆止弁
5:第2逆止弁
10:第1吸引通路
11:第2吐出通路
12:第1加圧室
13:第2加圧室
50:コントローラ
53:インジェクタ
54:分離カラム
55:検出器
2:第1プランジャ
3:第2プランジャ
4:第1逆止弁
5:第2逆止弁
10:第1吸引通路
11:第2吐出通路
12:第1加圧室
13:第2加圧室
50:コントローラ
53:インジェクタ
54:分離カラム
55:検出器
Claims (13)
- 液体を吸引または吐出する送液ポンプであって、
第1プランジャが摺動することにより前記液体を吸引または吐出する第1プランジャポンプ、
第2プランジャが摺動することにより前記液体を吸引または吐出する第2プランジャポンプ、
前記送液ポンプに対して導入する前記液体を切り替える液体切替機構、
を備え、
前記第1プランジャポンプと前記第2プランジャポンプは、前記液体が移動する経路上において互いに直列接続されており、
前記第1プランジャは、前記第1プランジャポンプの内部において、第1下限点と第1上限点との間で移動することができるように構成されており、
前記第2プランジャは、前記第2プランジャポンプの内部において、第2下限点と第2上限点との間で移動することができるように構成されており、
前記第2プランジャポンプの内部には、前記第2上限点よりも前記第2下限点に近い位置において、前記第2プランジャポンプの本体と前記第2プランジャとの間を封止する第2プランジャシールが配置されており、
前記送液ポンプの内部の前記液体を入れ替えるとき、前記第1プランジャは、前記第1下限点と前記第1上限点との間の空間を往復摺動し、
前記送液ポンプの内部の前記液体を入れ替えるとき、前記第2プランジャは、前記第2下限点よりも前記第2上限点に近い位置で少なくとも一時停止するかまたは前記送液ポンプが前記液体を吸引および吐出するときよりも短い距離を往復摺動する
ことを特徴とする送液ポンプ。 - 前記送液ポンプの内部の前記液体を入れ替えるとき、前記第1プランジャは、前記第1下限点と前記第1上限点との間の空間を1往復摺動した後に一時停止し、
前記送液ポンプの内部の前記液体を入れ替えるとき、前記第2プランジャは、前記第1プランジャが前記第1下限点と前記第1上限点との間の空間を往復摺動している間は一時停止するとともに、前記第1プランジャが一時停止している間は前記第2下限点と前記第2上限点との間の空間を往復摺動する
ことを特徴とする請求項1記載の送液ポンプ。 - 前記送液ポンプの内部の前記液体を入れ替えるとき、前記第1プランジャが吸引動作する期間において前記第2プランジャは吐出動作し、前記第1プランジャが吐出動作する期間において前記第2プランジャは吸引動作する
ことを特徴とする請求項1記載の送液ポンプ。 - 前記送液ポンプの内部の前記液体を入れ替えるとき、前記第1プランジャが吸引動作する期間において前記第2プランジャは吸引動作し、前記第1プランジャが吐出動作する期間において前記第2プランジャは吐出吸引動作する
ことを特徴とする請求項1記載の送液ポンプ。 - 前記送液ポンプはさらに、
前記第2プランジャポンプに対して前記液体を導入する吸引通路、
前記第2プランジャポンプから前記液体を吐出する吐出通路、
を備え、
前記吐出通路と前記第2下限点との間の距離は、前記吸引通路と前記第2下限点との間の距離よりも大きい
ことを特徴とする請求項1記載の送液ポンプ。 - 前記送液ポンプはさらに、
前記第2プランジャポンプに対して前記液体を導入する吸引通路、
前記第2プランジャポンプから前記液体を吐出する吐出通路、
を備え、
前記吐出通路と前記第2下限点との間の距離は、前記吸引通路と前記第2下限点との間の距離と同じである
ことを特徴とする請求項1記載の送液ポンプ。 - 前記吸引通路と前記吐出通路は、前記第2上限点よりも前記第2下限点に近い位置に配置されている
ことを特徴とする請求項6記載の送液ポンプ。 - 前記送液ポンプはさらに、
前記第2プランジャポンプに対して前記液体を導入する吸引通路、
前記第2プランジャポンプから前記液体を吐出する吐出通路、
を備え、
前記吐出通路と前記第2下限点との間の距離は、前記吸引通路と前記第2下限点との間の距離よりも小さい
ことを特徴とする請求項1記載の送液ポンプ。 - 前記第1プランジャポンプは、前記送液ポンプが前記液体を吸引および吐出するとき、前記第1下限点と、前記第1下限点よりも前記第1上限点に近い位置との間で往復摺動し、
前記第2プランジャポンプは、前記送液ポンプが前記液体を吸引および吐出するとき、前記第2下限点と、前記第2下限点よりも前記第2上限点に近い位置との間で往復摺動する
ことを特徴とする請求項1記載の送液ポンプ。 - 前記第1プランジャポンプは、前記送液ポンプが前記液体を吸引および吐出するとき、前記第1上限点と、前記第1上限点よりも前記第1下限点に近い位置との間で往復摺動し、
前記第2プランジャポンプは、前記送液ポンプが前記液体を吸引および吐出するとき、前記第2上限点と、前記第2上限点よりも前記第2下限点に近い位置との間で往復摺動する
ことを特徴とする請求項1記載の送液ポンプ。 - 前記第1プランジャポンプは前記液体切替機構と接続されており、
前記第2プランジャポンプは前記液体を前記送液ポンプの外に対して吐出する
ことを特徴とする請求項1記載の送液ポンプ。 - 前記第2プランジャポンプは前記液体切替機構と接続されており、
前記第1プランジャポンプは前記液体を前記送液ポンプの外に対して吐出する
ことを特徴とする請求項1記載の送液ポンプ。 - 請求項1記載の送液ポンプを備えたことを特徴とする液体クロマトグラフ装置。
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