JP7085037B2 - 記録方法及びその記録方法に用いられるインク組成物 - Google Patents
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Description
有機溶剤(a):アルキルアミド系溶剤(a1)、環状アミド系溶剤(a2)、及びラクトン系溶剤(a3)からなる群より選択される少なくとも1つ
記録物の製造方法。
有機溶剤(a):アルキルアミド系溶剤(a1)、環状アミド系溶剤(a2)、及びラクトン系溶剤(a3)からなる群より選択される少なくとも1つ
有機溶剤(a):アルキルアミド系溶剤(a1)、環状アミド系溶剤(a2)、及びラクトン系溶剤(a3)からなる群より選択される少なくとも1つ
本実施の形態に係る記録方法は、接着剤の硬化物により接着された構成部材を備えるインクジェットヘッドにより有機溶剤を含有するインクジェット用のインク組成物を基材の表面に吐出する記録方法である。そして、このインク組成物は、有機溶剤としてアルキルアミド系溶剤(a1)、環状アミド系溶剤(a2)、及びラクトン系溶剤(a3)からなる群より選択される少なくとも1つの(有機溶剤(a))を含有することを特徴としている。
インクジェット記録装置は、キャリッジに搭載されたインクカートリッジ(インク供給部)と、カートリッジ内のインク組成物をインクジェットヘッドに供給する供給機構と、インクカートリッジ(インク供給部)とインクジェットヘッドとを接続する接続部と、を備えたオンキャリッジタイプのインクジェット記録装置である。
インクジェットヘッドは、インク組成物を基材の表面に吐出するインクジェット記録装置の構成部材である。図1にインクジェットヘッドの一例を示す模式図を示す。このインクジェットヘッド1は、インクカートリッジ(インク供給部)から供給されたインク組成物を吐出孔面Dから基材(記録媒体)の表面に吐出する。
接着剤は、圧電素子を用いたインクジェットヘッドや発熱体を用いたサーマルタイプのインクジェットヘッド等のインクジェットヘッドを構成する部材の少なくとも2つの部材を接合するのに適用可能な接着剤である。
インクカートリッジと、インクジェットヘッドと、の間には、インクカートリッジとは異なるインク貯蔵機構が備えられていることが好ましい。インク貯蔵機構とは、インクカートリッジから供給されたインク組成物を一時的に貯蔵する機構である。インク貯蔵機構が備えられていることで、インク組成物での吐出安定性をさらに向上させることが可能となる。なお、本発明の記録方法は、インク貯蔵機構を備えていないインクジェット記録装置を使用してインク組成物を基材の表面に吐出してもよい。
インクジェット記録装置は、上記に記載した機構以外のものについては従来公知のものを使用することができる。例えば、記録媒体(基材)の巻き取り機構や基材表面を乾燥させる乾燥機構、インクの循環機構を備えていてもよく、備えていなくともよい。
本実施の形態に係る記録方法で使用されるインク組成物は、有機溶剤を含有するインクジェット用の非水性インク組成物であって、有機溶剤としてアルキルアミド系溶剤(a1)、環状アミド系溶剤(a2)、及びラクトン系溶剤(a3)からなる群より選択される少なくとも1つの(有機溶剤(a))を含有することを特徴としている。
本実施の形態に係る非水性インク組成物は、水を含有しないインク組成物(油性インク組成物)である。
有機溶媒は、有機溶剤(a)を含有する。
以下、有機溶剤(a)及び有機溶剤に含まれるその他の有機溶剤についてそれぞれより具体的に説明する。
有機溶剤(a)は、アルキルアミド系溶剤(a1)、環状アミド系溶剤(a2)、及びラクトン系溶剤(a3)からなる群より選択される少なくとも1つである。アルキルアミド系溶剤(a1)、環状アミド系溶剤(a2)、及びラクトン系溶剤(a3)からなる群より選択される少なくとも1つを含有する。このような有機溶剤(a)は樹脂に対して浸透性が高いものではないので、インクジェットヘッドに備えられる構成部材を接着する接着剤の硬化物を浸食しない。これにより、インク組成物の吐出安定性が向上して、基材の表面の所望の位置にインク組成物が吐出できるようになる。
アルキルアミド系溶剤とは、アルキル基(CnH2n+1-)と-C(=O)-N-基(アミド結合)を有する化合物であって、水素若しくはアルキル基と-C(=O)-N-基から構成された化合物からなる溶剤である。アルキルアミド系溶剤は、例えば以下の構造を有するものを好ましく用いることができる。
環状アミド系溶剤とは、環状構造を有し、その環状構造に-C(=O)-N-基を有する溶剤である。環状アミド系溶剤は、例えば以下の構造を有するものを好ましく用いることができる。
ラクトン系溶剤とは、環状エステル構造を有する溶剤である。ラクトン系溶剤は、例えば以下の構造を有するものを好ましく用いることができる。
有機溶媒には、上記の有機溶剤(a)以外の有機溶剤を含有していてもよい。具体的には、グリコールの両末端のOH基がアルキル置換されたグリコールエーテルジアルキルやグリコールの片方のOH基がアルキル置換されたグリコールエーテルモノアルキルや炭酸エステルなどが挙げられる。
本実施の形態に係るの非水性インク組成物に含有される色材は、特に限定されるものではなく、染料系であってもよいし、顔料系であってもよいが、記録物の耐水性や耐光性等の耐性が良好であるという観点から顔料(顔料系色材)を使用することが好ましい。本実施の形態に係る非水性インク組成物において、用いることのできる顔料は特に限定されず、従来のインク組成物に使用されている有機顔料又は無機顔料等が挙げられる。これらは1種単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本実施の形態に係る非水性インク組成物は、非水性インク組成物により形成される加飾層の定着性、耐水性並びに延伸性を向上させる目的で樹脂を含有してもよい。樹脂としては、特に限定はなく、例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエチレン樹脂、ウレタン樹脂、ロジン変性樹脂、フェノール樹脂、テルペン系樹脂、ポリアミド樹脂、ビニルトルエン-α-メチルスチレン共重合体、エチレン-酢酸ビニル系共重合体、セルロースアセテートブチレート、セルロースアセテートプロピオネート、シリコーン(シリコン)樹脂、アクリルアミド樹脂、エポキシ樹脂、あるいはこれらの共重合樹脂や混合物を用いることができる。
本実施の形態に係る非水性インク組成物において必要に応じて分散剤を用いてもよい。分散剤としては、非水性インク組成物において用いられている任意の分散剤を用いることができる。分散剤としては、高分子分散剤を用いるとよい。こうした分散剤としては、主鎖がポリエステル系、ポリアクリル系、ポリウレタン系、ポリアミン系、ポリカプロラクトン系などからなり、側鎖としてアミノ基、カルボキシル基、スルホン基、ヒドロキシル基などの極性基を有するものである。ポリアクリル系分散剤では、例えば、Disperbyk-2000、2001、2008、2009、2010、2020、2020N、2022、2025、2050、2070、2095、2150、2151、2155、2163、2164、BYKJET-9130、9131,9132,9133,9151(ビック・ケミー社製)が用いられる。ポリカプロラクトン系分散剤では、例えば、アジスパーPB821、PB822、PB881(味の素ファインテクノ(株)製)が用いられる。好ましい分散剤としては、ポリエステル系分散剤であり、例えばヒノアクトKF-1000、T-6000、T-7000、T-8000、T-8000E、T-9050(川研ファインケミカル(株)製)、Solsperse20000、24000、32000、32500、32550、32600、33000、33500、34000、35200、36000、37500、39000、71000、76400、76500、86000、88000、J180、J200(ルーブリゾール社製)、フローレンDOPA-15BHFS、17HF、22、G-700、900、NC-500、GW-1500(共栄社化学(株)製)、EfkaPX4310、PX4320、PX4330、PA4401、4402、PA4403、4570、7411、7477、PX4700、PX4701(BASF社製)、TEGO Dispers652、TEGO Dispers655、TEGO Dispers685、TEGO Dispers688、TEGO Dispers690(エボニック・ジャパン社製)、TREPLUS D-1200、D-1410、D-1420、MD-1000(大塚化学社製)の単独、又はそれらの混合物を用いることができる。
本実施の形態に係る非水性インク組成物においては、ノズル部やチューブ内等の機器内でのインク組成物の揮発抑制、固化防止、又、固化した際の再溶解性を目的として、又、表面張力を低下させ記録媒体との濡れ性を向上させる目的で、界面活性剤を添加してもよい。例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類であるノニオンP-208、P-210、P-213、E-202S、E-205S、E-215、K-204、K-220、S-207、S-215、A-10R、A-13P、NC-203、NC-207(日本油脂(株)製)、エマルゲン106、108、707、709、A-90、A-60(花王(株)製)、フローレンG-70、D-90、TG-740W(共栄社化学(株)製)、ポエムJ-0081HV(理研ビタミン(株)製)、アデカトールNP-620、NP-650、NP-660、NP-675、NP-683、NP-686、アデカコールCS-141E、TS-230E((株)アデカ製)等、ソルゲン30V、40、TW-20、TW-80、ノイゲンCX-100(第一工業製薬(株)製)等、フッ素系界面活性剤としては、フッ素変性ポリマーを用いることが好ましく、具体例としては、BYK-340(ビックケミー・ジャパン社製)等、シリコン系界面活性剤としては、ポリエステル変性シリコンやポリエーテル変性シリコンを用いることが好ましく、具体例としては、BYK-315N、331、347、348、BYK-UV3500、3510、3530、3570(いずれもビックケミー・ジャパン社製)等、アセチレングリコール系界面活性剤としては、具体例として、サーフィノール(登録商標)82、104、465、485、TG(いずれもエアープロダクツジャパン社製)、オルフィン(登録商標)STG、E1010(いずれも日信化学株式会社製)等が例示される。
本実施の形態に係る非水性インク組成物は、酸化防止剤や紫外線吸収剤等の安定剤、エポキシ化物等、多価カルボン酸、表面調整剤、レベリング剤(アクリル系やシリコン系等)、消泡剤、pH調整剤、殺菌剤、防腐剤、防臭剤、電荷調整剤、湿潤剤等の公知の添加剤を任意成分として含んでもよい。酸化防止剤の具体例としては、例えば、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、アミン系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、硫黄系酸化防止剤、ヒドラジン系酸化防止剤等が挙げられる。具体的には、BHA(2,3-ブチル-4-オキシアニソール)、BHT(2,6-ジ-t-ブチル-p-クレゾール)等が例示される。また、紫外線吸収剤としてはベンゾフェノン系化合物、又はベンゾトリアゾール系化合物を用いることができる。また、エポキシ化物の具体例としては、エポキシグリセリド、エポキシ脂肪酸モノエステル、およびエポキシヘキサヒドロフタレートなどが例示され、具体的にはアデカサイザーO-130P、アデカサイザーO-180A(ADEKA社製)等が例示される。多価カルボン酸の具体例としては、クエン酸、マレイン酸などが例示される。
本実施の形態に係る水性インク組成物は、水を主成分とし、併せて上述した有機溶剤(a)をも含有する。
N,N-ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド等のアクリルアミド化合物、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、モルホリンのエチレンオキサイド付加(メタ)アクリレート等の窒素原子含有(メタ)アクリレート化合物、N-ビニルピロリドン、N-ビニルピリジン、N-ビニルイミダゾール、N-ビニルピロール、N-ビニルオキサゾリドン、N-ビニルサクシンイミド、N-ビニルメチルカルバメート、N,N-メチルビニルアセトアミド、(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド、2-イソプロペニル-2-オキサゾリン、2-ビニル-2-オキサゾリン、(メタ)アクリロニトリル等を挙げることができる。
DIC株式会社製)、サーフロン(フッ素系界面活性剤;AGCセイミケミカル社製)、日本サイテック・インダストリーズ(株)製AEROSOLTR-70、TR-70HG、OT-75、OT-N、MA-80、IB-45、EF-800、A-102、花王(株)製ペレックスOT-P、ペレックスCS、ペレックスTR、ペレックスTA、日本乳化剤(株)製ニューコール290-A、ニューコール290-KS、ニューコール291-M、ニューコール291-PG、ニューコール291-GL、ニューコール292-PG、ニューコール293、ニューコール297(いずれも、アニオン系界面活性剤)、花王株式会社製エマルゲン320P、エマルゲン350、エマルゲン430、エマルゲン130K、エマルゲン150第一工業製薬株式会社製ノイゲンTDS-120、ノイゲンTDS-200D、ノイゲンTDS-500F、青木油脂工業株式会社製ブラウノンSR-715、ブラウノンSR-720、ブラウノンSR-730、ブラウノンSR-750、ブラウノンEN-1520A、ブラウノンEN-1530、ブラウノンEN-1540、日本乳化剤株式会社製ニューコール2310、ニューコール2320、ニューコール2327、ニューコール1545、ニューコール1820、日光ケミカルズ株式会社製NIKKOLBPS20、NIKKOLBPS30(いずれも、非イオン性界面活性剤)等が挙げられる。これらの界面活性剤の含有量は、溶剤、樹脂、顔料や他の界面活性剤の含有量に応じて適宜調整される。又、これらの界面活性剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。界面活性剤の含有量は、インク混和性や洗浄性、流路内壁への濡れ性、インクジェット吐出性に合わせて適宜調整され、好ましくは0.05質量%以上5質量%以下、より好ましくは0.5質量%以上3質量%以下含有される。尚、これらの界面活性剤は、水性インク組成物において好適に用いることができる。
本実施の形態に係る非水性インク組成物に使用できる基材(記録媒体)としては、特に限定はされず、紙や布帛などの吸収性基材であっても、樹脂基材、金属板ガラスなどの非吸収性基材であっても、受容層を備える基材のような表面塗工が施された基材であってもよく、種々の基材を使用することができる。樹脂としては、ポリ塩化ビニル系重合体やアクリル、PET、ポリカーボネート、PE、PP等が用いられる。特に、有機溶剤(a)は塩化ビニル系重合体への浸透性が高い溶剤であるため、基材(記録媒体)として表面が硬質又は軟質ポリ塩化ビニル系重合体からなる基材(記録媒体)を用いることが特に好ましい。表面がポリ塩化ビニル重合体からなる基材(記録媒体)としては、ポリ塩化ビニル基材(フィルム又はシート)等が例示できる。
上述した有機溶剤(a)を含有するインクジェット用のインク組成物を基材の表面に吐出する記録方法は、記録物の製造方法として定義することもできる。
有機溶剤(a)、その他の溶剤、樹脂、分散剤、添加剤、顔料(色材)下記表の割合になるように各成分のように実施例及び比較例の非水性インク組成物を作製した。具体的には、ペイントシェイカーを用いてジルコニアビーズにて各成分を分散させて非水性インク組成物を調製した。単位は質量部である。有機溶剤(a)及びグリコールエーテルジアルキルについては混合する前にガスクロマトグラフィーにて不純物濃度を求めた。
100℃に保たれたジエチレングリコールジエチルエーテル300g中に、メタクリル酸メチル150g及びメタクリル酸ブチル50gと所定量のt-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキサノエート(重合開始剤)1.2gとの混合物を1.5時間かけて滴下した。滴下終了後、100℃で2時間反応させた後冷却して、無色透明のメタクリル酸メチルの重合体溶液(固形分39.5%)を得た。このときメタクリル酸メチル(アクリル系樹脂)の重合平均分子量(ポリスチレン換算値)は30000であった(表中、「アクリル系樹脂」と表記)。
撹拌装置を備えたオートクレーブに、窒素置換後、脱イオン水100部、メタノール40部、塩化ビニル32部、酢酸ビニル5部、グリシジルメタクリレート0.2部、ヒドロキシプロピルアクリレート3.55部、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(懸濁剤)を0.1部、ジ-2-エチルヘキシルパーオキシジカーボネート(重合開始剤)を0.026部、ジ-3,5,5-トリメチルヘキサノールパーオキサイド(重合開始剤)を0.57部仕込み、窒素ガス雰囲気下に撹拌しながら63℃に昇温し、63℃に到達直後に塩化ビニル48部を6時間で、グリシジルメタクリレート0.6部、ヒドロキシプロピルアクリレート10.65部を混合したものを5.4時間で連続圧入し、共重合反応させた。オートクレーブ内圧が0.3MPaになった時点で残圧を抜き、冷却して樹脂スラリーを取り出し、ろ過、乾燥して塩化ビニル系共重合樹脂を得た。このとき塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体樹脂の重合平均分子量(ポリスチレン換算値)は40000であった(表中、「塩酢ビ共重合体」と表記)。
(部材適性)
実施例及び比較例の非水性インク組成物について部材適性(インクジェットヘッドの部材適性)を評価した。具体的には、インクジェットヘッドの部材に使用されるエポキシ系樹脂接着剤(2液硬化型エポキシ接着剤「1500」、セメダイン(株)製)を60℃1日乾燥させた硬化物、0.2gを、実施例及び比較例の非水性インク組成物に浸漬して、60℃で1週間放置して、浸漬試験を行い、硬化物の重量変化を測定した(表中、「部材適性」と表記)。
評価基準
評価5:重量変化率が3%未満で、エポキシ接着剤の材質の劣化がない。
評価4:重量変化率が3%以上5%未満で、エポキシ接着剤の材質の劣化がない。
評価3:重量変化率が5%以上10%未満で、エポキシ接着剤の材質の劣化がない。
評価2:重量変化率が10%以上15%未満で、エポキシ接着剤の材質の劣化がない。
評価1:重量変化率が15%以上及び/又は、エポキシ接着剤の材質の劣化がある。
実施例及び比較例の非水性インク組成物について印字を評価した。具体的には、実施例及び比較例の非水性インク組成物をインクジェットプリンター(商品名 VersaArt RE-640、ローランドDG(株)製)を使用)を用いたインクジェット方式にて記録媒体(ポリ塩化ビニルフィルム(IMAGin JT5829R:MACtac社製))に高品質印刷モード(1440x720dpi)、基材表面温度40℃でヘッドの副走査方向に延びる、200μm線幅の線を記録(印刷)して得られた記録物をルーペ(5倍)にて観察し、以下の評価基準にしたがって線幅の評価を行った(表中、「直線形状」と表記)。なお、このインクジェットプリンターに備えられるインクジェットヘッドの構成部材を接着する接着剤はエポキシ系樹脂接着剤であった。なお、このインクジェットプリンターの備えられたインクジェットヘッドは、非水性インク組成物の吐出孔面を覆う部材(ヘッドキャップ)を備えており、インク供給部(インクカートリッジ)と、インクジェットヘッドと、の間には、インク貯蔵機構(ダンパー)を備えていた。
評価5:線の輪郭が一定の形状で連続して形成されており、1cm長さ中に欠けや膨らみは無く直線である。
評価4:線の輪郭が一定の形状で連続して形成されており、1cm長さ中に欠けや膨らみが1~10箇所あるが直線である。
評価3:線の輪郭が一定の形状で連続して形成されているが、1cm長さ中に欠けや膨らみが11箇所以上あり直線に近い形状ではない。
評価2:線の輪郭が一定の形状になっていないが、途切れは見られない。
評価1:線が途切れている部分が見られる。
上記記録乾燥性評価と同様にして記録媒体(糊付きポリ塩化ビニルフィルム(IMAGin JT5829R:MACtac社製))に高品質印刷モード(1440x720dpi)、基材表面温度40℃で各色のベタ部中にベタ部と異なる色の6ptの文字がある画像を印刷し、得られた記録物を60℃のオーブンで5分間乾燥後、当該記録物の滲みを目視で観察した。
評価基準
評価4:インクの滲みが観察されず、6ptの文字が鮮明である。
評価3:インクの滲みがわずかに観察されたが、意匠性は損なわれない。
評価2:インクの滲みが観察されたが、6ptの文字は識別可能である。
評価1:インクの滲みが顕著に観察され、6ptの文字は視認できなかった。
例3、例53、及び例55の非水性インク組成物について、(1)吐出孔面に覆う部材を備えたインクジェットヘッドを備えたインクジェットプリンター、及び(2)インク貯蔵機構(ダンパー機構)が備えられたインクジェットプリンターを用いて、間欠吐出性及び吐出安定性を評価した。
例3、例53、及び例55の非水性インク組成物について間欠吐出性を評価した。具体的には、上記インクジェットプリンターに例3、例53、及び例55の非水性インク組成物を充填して、記録媒体(糊付きポリ塩化ビニルフィルム(IMAGin JT5829R:MACtac社製))に双方向の高速印刷モード(360x360dpi)、基材表面温度40℃にて長期間に亘り、常温下で、上記記録媒体に断続的な印刷を実施し、ドット抜け、飛行曲がり及びインクの飛び散りの有無を観察し、発生回数を計数し評価した。
評価5:24時間の試験期間内で、ドット抜け、飛行曲がり又はインクの飛び散りの発生が10回未満であった。
評価4:24時間の試験期間内で、ドット抜け、飛行曲がり又はインクの飛び散りの発生が10回以上20回未満であった。
評価3:24時間の試験期間内で、ドット抜け、飛行曲がり又はインクの飛び散りの発生が20回以上30回未満であった。
評価2:24時間の試験期間内で、ドット抜け、飛行曲がり又はインクの飛び散りの発生が30回以上40回未満であった。
評価1:24時間の試験期間内で、ドット抜け、飛行曲がり又はインクの飛び散りの発生が40回以上であった。
例3、例53、及び例55の非水性インク組成物について吐出安定性を評価した。具体的には、上記インクジェットプリンターに例3、例53、及び例55の非水性インク組成物を充填して、記録媒体(糊付きポリ塩化ビニルフィルム(IMAGin JT5829R:MACtac社製))に双方向の高速印刷モード(360x360dpi)、基材表面温度40℃にて連続印刷でベタ及び細線を印刷し、ドット抜け、飛行曲がり、インクの飛び散りの有無を目視により観察し、発生回数を計測した。
評価5:24時間の試験期間内で、ドット抜け、飛行曲がり又はインクの飛び散りの発生が10回未満であった。
評価4:24時間の試験期間内で、ドット抜け、飛行曲がり又はインクの飛び散りの発生が10回以上20回未満であった。
評価3:24時間の試験期間内で、ドット抜け、飛行曲がり又はインクの飛び散りの発生が20回以上30回未満であった。
評価2:24時間の試験期間内で、ドット抜け、飛行曲がり又はインクの飛び散りの発生が30回以上40回未満であった。
評価1:24時間の試験期間内で、ドット抜け、飛行曲がり又はインクの飛び散りの発生が40回以上であった。
色材(顔料分散体)、樹脂(樹脂エマルジョン)、有機溶剤(a)、その他の溶剤、水(イオン交換水)を用いて下記表の割合になるように各成分のように実施例及び比較例の水性インク組成物を調製した。顔料分散体、樹脂(樹脂エマルジョン)、の作製方法を下記に示す。なお、有機溶剤(a)については混合する前にガスクロマトグラフィーにて不純物濃度を求めた。
100℃に保たれたトルエン200g中にメタクリル酸メチル63g、アクリル酸ブチル27g、メタクリル酸ブチル30g、アクリル酸15g、メタクリル酸15g、とtert-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキサノエート3.6gとの混合物を1.5時間かけて滴下した。滴下終了後、100℃で2時間反応させた後冷却して、樹脂溶液を得た。樹脂溶液から樹脂をヘキサンにて精製して、重合平均分子量(ポリスチレン換算値)20000、酸価143mgKOH/gの顔料分散樹脂を得た。
機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管及び滴下ロートを備えたフラスコ内を十分に窒素ガスで置換した後、反応性界面活性剤(花王(株)製、商品名:ラテムルPD-104)0.75g、過硫酸カリウム0.04g、メタクリル酸1.5gと純水150gを仕込み、25℃にて攪拌し混合した。これに、メタクリル酸メチル115.5g、アクリル酸2-エチルヘキシル18g、アクリル酸ブチル15gの混合物を滴下してプレエマルジョンを調製した。又、機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管及び滴下ロートを備えたフラスコ内を十分に窒素ガスで置換した後、反応性界面活性剤(花王(株)製、商品名:ラテムルPD-104)3g、過硫酸カリウム0.01gと純水200gを70℃にて攪拌し混合した。その後、調製した前記プレエマルジョンを3時間かけてフラスコ内に滴下した。70℃で更に3時間加熱熟成した後冷却し、N,N-ジメチルエタノールアミンでpHを8となるよう調整し、#150メッシュ(日本織物製)にて濾過し、固形分30質量%、500gの樹脂エマルジョン(ガラス転移温度64℃、酸価7mgKOH/g 体積平均粒子径:90nm)を得た。なお、樹脂エマルジョンの体積平均粒子径(D50)は、粒子径分布測定装置(マイクロトラックベル(株)製粒度分析計NANOTRACWAVE)を用いて25℃の条件下で測定した。
実施例及び比較例の水性インク組成物について、上記の非水性インク組成物の評価1と同様に「部材適性」、「直線形状の印字評価」、「滲み性評価」を評価した。
例58、例63、及び例64の水性インク組成物について、(1)吐出孔面に覆う部材を備えたインクジェットヘッドを備えたインクジェットプリンター、及び(2)インク貯蔵機構(ダンパー機構)が備えられたインクジェットプリンターを用いて、上記の非水性組成物と同様の評価方法にて間欠吐出性及び吐出安定性を評価した。
Claims (7)
- 接着剤の硬化物により接着された構成部材を備えるインクジェットヘッドにより有機溶剤を含有するインクジェット用の非水性インク組成物を基材の表面に吐出する記録方法であって、
水分の含有量は、非水性インク組成物全量中1.0質量%以下であり、
前記有機溶剤は、下記有機溶剤(a)を含有する
記録方法。
有機溶剤(a):アルキルアミド系溶剤(a1)を含有し、前記アルキルアミド系溶剤(a1)はアルコキシアルキルアミド系溶剤を含有せず、
前記アルキルアミド系溶剤(a1)は、下記一般式(1)で表される。
- 前記インクジェットヘッドの構成部材を接着する接着剤はエポキシ系接着剤を含有する
請求項1に記載の記録方法。 - 前記インクジェットヘッドは、前記非水性インク組成物の吐出孔面を覆う部材を備える
請求項1又は2に記載の記録方法。 - 前記非水性インク組成物を供給するインク供給部と、前記インクジェットヘッドと、の間には、インク貯蔵機構が備えられている
請求項1から3のいずれかに記載の記録方法。 - 接着剤の硬化物により接着された構成部材を備えるインクジェットヘッドにより有機溶剤を含有するインクジェット用の非水性インク組成物を基材の表面に吐出する記録物の製造方法であって、
水分の含有量は、非水性インク組成物全量中1.0質量%以下であり、
前記有機溶剤は、下記有機溶剤(a)を含有する
記録物の製造方法。
有機溶剤(a):アルキルアミド系溶剤(a1)を含有し、前記アルキルアミド系溶剤(a1)はアルコキシアルキルアミド系溶剤を含有せず、
前記アルキルアミド系溶剤(a1)は、下記一般式(1)で表される。
- 前記アルキルアミド系溶剤(a1)は、N,N-ジエチルホルムアミド、N,N-ジエチルプロパンアミド及びN,N-ジエチルアセトアミドからなる群より選択される少なくとも1つを含有する
請求項6に記載の非水性インク組成物。
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