JP7071049B2 - インク組成物及びそれを用いたインクジェット記録方法 - Google Patents
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Description
少なくとも、色材と、樹脂と、下記一般式(1)で表される溶剤と、を含有し、
前記溶剤に由来する不純物の含有量が前記溶剤全量中1.0質量%未満であるインク組成物。
R1-(OR2)n-O-R3 (1)
n:1以上4以下の整数、
R1:炭素数1以上8以下の分岐してもよいアルキル基
R2:炭素数1以上4以下の分岐してもよいアルキレン基
R3:水素又は炭素数1以上4以下の分岐してもよいアルキル基
前記樹脂の少なくとも一部を樹脂エマルジョンとして含有する、水性インクジェット記録用インク組成物。
更に水を含有し、前記樹脂の少なくとも一部を樹脂エマルジョンとして含有する、水性インクジェット記録用インク組成物であって、
前記溶剤に由来する不純物の含有量が前記水性インクジェット記録用インク組成物全量中0.3質量%未満であるインク組成物。
R1-(OR2)n-O-R3 (1)
n:1以上4以下の整数、
R1:炭素数1以上8以下の分岐してもよいアルキル基
R2:炭素数1以上4以下の分岐してもよいアルキレン基
R3:水素又は炭素数1以上4以下の分岐してもよいアルキル基
水を含有しない、油性インクジェット記録用インク組成物であって、
前記溶剤に由来する不純物の含有量が前記溶剤全量中1.0質量%未満であるインク組成物。
R1-(OR2)n-O-R3 (1)
n:1以上4以下の整数、
R1:炭素数1以上8以下の分岐してもよいアルキル基
R2:炭素数1以上4以下の分岐してもよいアルキレン基
R3:水素又は炭素数1以上4以下の分岐してもよいアルキル基
本発明のインクジェット記録用インク組成物は、少なくとも、色材と、樹脂と、下記一般式(1)で表される溶剤と、を含有するインク組成物である。以下、本発明のインクジェット記録用インク組成物に含有される一般式(1)で表される溶剤、色材、その他の添加剤について説明する。尚、本発明のインクジェット記録用インク組成物に含有される、下記一般式(1)で表される溶剤の含有量、樹脂、その他の添加剤である界面活性剤、インク組成物の調製方法、インク組成物を用いた記録方法については、後述する水性インクジェット記録用インク組成物と油性インクジェット記録用インク組成物それぞれの各実施形態で説明する。
本発明に関する一般式(1)で表される溶剤とは、下記一般式(1)で表されるアルキレングリコールアルキルエーテルである。
n:1以上4以下の整数、
R1:炭素数1以上8以下の分岐してもよいアルキル基
R2:炭素数1以上4以下の分岐してもよいアルキレン基
R3:水素又は炭素数1以上4以下の分岐してもよいアルキル基
本発明のインクジェット記録用インク組成物に含有される色材は、特に限定されるものではなく、染料系であってもよいし、顔料系であってもよいが、印刷物の耐水性や耐光性等の耐性が良好である顔料系インクを使用することが好ましい。本発明のインクジェット記録用インク組成物において、用いることのできる顔料は特に限定されず、従来のインクジェット記録用インク組成物に使用されている有機顔料又は無機顔料等が挙げられる。これらは1種単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のインク組成物には、必要に応じて、更に、従来公知の添加剤を含んでもよい。添加剤としては、例えば、粘度調整剤、界面活性剤、pH調整剤、表面張力調整剤、レベリング剤、消泡剤、酸化防止剤、防腐剤、防黴剤、電荷調整剤、湿潤剤等の公知の添加剤が任意成分として挙げられる。尚、これらの添加剤は、水性インクジェット記録用インク組成物及び油性インクジェット記録用インク組成物の双方において用いることができる。
[溶剤]
本実施形態のインク組成物は、水を主成分とし、併せて一般式(1)で表される溶剤をも含有した水性インクジェット記録用インク組成物(以下、単に水性インクジェット記録用インク組成物と表記することがある)である。
本実施形態の水性インクジェット記録用インク組成物には、設計上の性能を損なわない範囲でその他の溶剤を含有することができる。その他の溶剤の沸点は、150℃以上300℃以下であることが好ましい。本実施形態の水性インクジェット記録用インク組成物に含有されるその他の溶剤(以下、単にその他の溶媒と表記することがある。)の沸点が150℃以上であることにより、溶剤の揮発性が高くなることによるインクジェット記録用インク組成物の臭気を抑制することができ、又、低沸点成分のその他の溶剤によるインクジェットヘッドやインクジェット記録装置の樹脂部材の膨潤あるいは溶解することにより不具合が発生する危険性を軽減することができる。その他の溶媒の沸点が300℃以下であることにより、インクジェット記録用インク組成物の乾燥性が向上し、印刷物の耐ブロッキング性が向上する。
本実施形態の水性インクジェット記録用インク組成物には顔料分散剤が含有されていてもよい。ここで顔料分散剤とは、顔料表面の一部に付着することでインク内での顔料の分散性を向上させる機能を有する樹脂又は界面活性剤のことを意味する。
本実施形態の水性インクジェット記録用インク組成物において、用いることのできる自己分散型顔料としては、例えば、親水性基として、特開2012-51357号公報等に記載のカルボニル基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、スルホン酸基、及びリン含有基等で修飾されたものを挙げることができる。又、市販品としては、例えば、キャボット製の「CAB-O-JET 200、CAB-O-JET 250C、CAB-O-JET 260M、CAB-O-JET 270Y、CAB-O-JET 740Y、CAB-O-JET 300、CAB-O-JET 400、CAB-O-JET 450C、CAB-O-JET 465M、CAB-O-JET 470Y、CAB-O-JET 480V、CAB-O-JET 352K、CAB-O-JET 554B、CAB-O-JET 1027R」、オリエント化学工業(株)製の「Microjet blalack 162、Aqua-Black 001、BONJET BLACK CW-1、BONJET BLACK CW-2、BONJET BLACK CW-3」、東海カーボン(株)製の「Aqua-Black 162、Aqua-Black 001」、東洋インキ製造株式会社製のLIOJET WD BLACK 002C、山陽色素(株)製「SF Color」、冨士色素(株)製「Fuji SP Color」、クラリアント社製「Hostajet」等が挙げられる。
本実施形態の水性インクジェット記録用インク組成物には樹脂を含有する。インク組成物に樹脂を含有することで、インクにより印刷された印刷物の耐水性が向上する。又、本実施形態の水性インクジェット記録用インク組成物では、含有する樹脂の少なくとも一部は、樹脂エマルジョンとして含有することが好ましい。本実施形態の水性インクジェット記録用インク組成物において、樹脂エマルジョンとは、連続相が水溶性溶媒であり、分散粒子が樹脂微粒子である水性分散液を意味する。樹脂エマルジョンを形成することによって、樹脂が静電反発力によって樹脂微粒子として水性インクジェット記録用インク組成物中に分散することができる。上記樹脂エマルジョンは、一般に連続相である水溶性溶媒が蒸発や浸透等により減少すると、増粘・凝集する性質を持ち、色材の記録媒体への定着を促進する効果を有する。
本実施形態の水性インクジェット記録用インク組成物において、その他の添加剤として界面活性剤が含有されていてもよい。本実施形態の水性インクジェット記録用インク組成物において用いることのできる界面活性剤は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリシロキサン化合物、アニオン系界面活性剤、非イオン性界面活性剤、フッ素系界面活性剤、アルキレンオキサイド変性アセチレングリコール系界面活性剤、アルキレンオキサイド非変性アセチレングリコール系界面活性剤等を挙げることができる。
本実施形態の水性インクジェット記録用インク組成物を製造する方法は、例えば、一般式(1)で表される溶剤を精製することにより、不純物の含有量が溶剤全量中1.0質量%未満の下記一般式(1)で表される溶剤を得る精製工程と、色材と、樹脂と、精製工程後の下記一般式(1)で表される溶剤と、を混合することによりインク組成物を調整するインク組成物調整工程と、を含むインク組成物の製造方法を挙げることができる。
本実施形態に関する精製工程において、不純物の含有量が前記溶剤全量中1.0質量%未満の下記一般式(1)で表される溶剤を得る精製方法は、例えば、従来の市販されている一般式(1)で表される溶剤について蒸留を繰り返し行ったり、極力不純物が含有されないように蒸留の温度の刻み幅を小さくしたり、抽出を繰り返す等によって、又、工業的製造工程においては、上述の工程に加えて、更にコンタミネーションを抑制する処置を施す等によって、実現することができる。
本実施形態に関するインク組成物調整工程における調製方法は、色材と、樹脂と、精製工程後の一般式(1)で表される溶剤と、を混合する方法であれば、特に限定されず、例えば、上記の精製工程後の一般式(1)で表される溶剤、水、顔料、樹脂、界面活性剤及び必要に応じてその他の成分を添加して調製する方法、上記の精製工程後の一般式(1)で表される溶剤と水との混合溶媒に、顔料と分散剤を加えて分散した後、樹脂、界面活性剤及び必要に応じてその他の成分を添加して調製する方法、上記の精製工程後の一般式(1)で表される溶剤と水との混合溶媒に顔料と樹脂と界面活性剤と必要に応じてその他の成分を添加した後、顔料を分散して調製する方法等が挙げられる。
本実施形態の水性インクジェット記録用インク組成物を用いたインクジェット記録方法において、記録媒体は特に制限されず、吸収性記録媒体、低吸収性記録媒体、及び非吸収性記録媒体のいずれも好適に用いることができる。吸収性記録媒体としては、例えば、更紙、中質紙、上質紙、コピー用紙(PCC)等の非塗工紙;綿、化繊織物、絹、麻、不織布等の布帛等が挙げられる。なお、記録媒体の吸収性は、例えば、JAPAN TAPPI 紙パルプ試験法No.51-87等で試験を行うことができる。非塗工紙は、インクの浸透、吸収を低下させる塗工剤が塗工されていないため、吸収性が高い。低吸収性基材としては、例えば、微塗工紙、軽量コート紙、コート紙、アート紙、キャスト紙等の塗工紙等が挙げられる。塗工紙とは、白色顔料やバインダー成分を加えて作った塗工液を塗って表面平滑性を改善したもので、インク組成物が吸収、浸透されにくい。又、非吸収性基材としては、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリイミド樹脂等の、プラスチックフィルム;金属、金属蒸着紙、ガラス、合成ゴム、天然ゴム、皮革等が挙げられる。
本実施形態のインク組成物を用いたインクジェット記録方法(以下、単にインクジェット記録方法と表記することがある。)は、特に限定されるものではないが、例えば、記録媒体上にインクジェット方式にて本実施形態のインク組成物を塗布するインクジェット記録方法を挙げることができる。本実施形態のインク組成物を用いることにより、インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置の部材適性が良好でメンテナンス性に優れたインクジェット記録方法を実現することができる。又、本実施形態のインク組成物は、吐出安定性、印刷物の乾燥性、耐ブロッキング性が良好であるため、インクジェット記録方法を用いた印刷物の生産性を良好にすることができる。更に、本実施形態のインク組成物は、低臭気であるため、インクジェット記録を行う作業員の健康を害する危険性を軽減することができる。
上記インクジェット記録方法を用いて印刷物を製造することもできる。本発明の印刷物の製造方法は、本実施形態の水性インクジェット記録用インク組成物を用いることにより、当該インク組成物が吐出安定性、印刷物の乾燥性、耐ブロッキング性が良好で、低臭気であるため、高品質の印刷物を得ることができる。
[一般式(1)で表される溶剤]
本実施形態の油性インクジェット記録用インク組成物は、水を含有せず、有機溶剤を主成分とし、一般式(1)で表される溶剤を含有した油性インクジェット記録用インク組成物(以下、単に油性インクジェット記録用インク組成物と表記することがある)である。本実施形態の油性インクジェット記録用インク組成物において「水を含有しない」とは、水を意図的に含有させずに製造されたインク組成物であることを意味し、例えば大気中等に含有される水蒸気等やや添加剤に含有される水等に起因するような製造者が意図しないような原因により含有されてしまうような水は考慮しない。
本実施形態の油性インクジェット記録用インク組成物において、必要に応じて、一般式(1)で表される溶剤以外の溶剤を含有してもよい。例えば、環状エステル化合物であり、同分子内のヒドロキシル基とカルボキシル基が脱水縮合し環状構造を成したラクトン系溶剤や、分子構造中に1つのカルボン酸アミド構造を含み、直鎖アルキル構造中にエーテル結合を有するアミド系溶剤を含有していてもよい。
本実施形態の油性インクジェット記録用インク組成物には樹脂を含有する。インク組成物に樹脂を含有することで、印刷された印刷物の耐水性が向上する。樹脂としては、特に限定はなく、例えば、アクリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂、ポリエチレン樹脂、ウレタン樹脂、ロジン変性樹脂、フエノール樹脂、テルペン系樹脂、ポリアミド樹脂、ビニルトルエン-α-メチルスチレン共重合体、エチレン-酢酸ビニル系共重合体、セルロースアセテートブチレート、シリコーン(シリコン)樹脂、アクリルアミド樹脂、エポキシ樹脂、あるいはこれらの共重合樹脂や混合物を用いることができる。
本実施形態の油性インクジェット記録用インク組成物において必要に応じて分散剤を用いてもよい。分散剤としては、油性インクジェット記録用インク組成物において用いられている任意の分散剤を用いることができる。分散剤としては、高分子分散剤を用いるとよい。こうした分散剤としては、主鎖がポリエステル系、ポリアクリル系、ポリウレタン系、ポリアミン系、ポリカプロラクトン系などからなり、側鎖としてアミノ基、カルボキシル基、スルホン基、ヒドロキシル基などの極性基を有するものである。ポリアクリル系分散剤では、例えば、Disperbyk-2000、2001、2008、2009、2010、2020、2020N、2022、2025、2050、2070、2095、2150、2151、2155、2163、2164、BYKJET-9130、9131,9132,9133,9151(ビック・ケミー社製)が用いられる。ポリカプロラクトン系分散剤では、例えば、アジスパーPB821、PB822、PB881(味の素ファインテクノ(株)製)が用いられる。好ましい分散剤としては、ポリエステル系分散剤であり、例えばヒノアクトKF-1000、T-6000、T-7000、T-8000、T-8000E、T-9050(川研ファインケミカル(株)製)、Solsperse20000、24000、32000、32500、32550、32600、33000、33500、34000、35200、36000、37500、39000、71000(ルーブリゾール社製)、フローレンDOPA-15BHFS、17HF、22、G-700、900、NC-500、GW-1500(共栄社化学(株)製)、Efka4310、4320、4330、4401、4402、4403N、4570、7411、7477、7700(BASF社製)の単独、又はそれらの混合物を用いることができる。又、上述の水性インクジェット記録用インク組成物における水溶性高分子分散剤と同様のものも例示することができる。
又、本実施形態の油性インクジェット記録用インク組成物においては、ノズル部やチューブ内等の機器内での油性インクジェット記録用インク組成物の揮発抑制、固化防止、又、固化した際の再溶解性を目的として、混合溶剤に加えて、室温、大気圧下で液状の非イオン性ポリオキシエチレン誘導体を添加してもよい。例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類であるノニオンP-208、P-210、P-213、E-202S、E-205S、E-215、K-204、K-220、S-207、S-215、A-10R、A-13P、NC-203、NC-207(日本油脂(株)製)、エマルゲン106、108、707、709、A-90、A-60(花王(株)製)、フローレンG-70、D-90(共栄社化学(株)製)、ポエムJ-0081HV(理研ビタミン(株)製)、アデカトールNP-620、NP-650、NP-660、NP-675、NP-683、NP-686、アデカコールCS-141E、TS-230E((株)アデカ製)等、ソルゲン30V、40、TW-20、TW-80、ノイゲンCX-100(第一工業製薬(株)製)等が例示される。又、上述の水性インクジェット記録用インク組成物に用いることができる界面活性剤と同様のものも例示することができる。
本実施形態の油性インクジェット記録用インク組成物を製造する方法は、例えば、一般式(1)で表される溶剤を精製することにより、不純物の含有量が溶剤全量中1.0質量%未満の下記一般式(1)で表される溶剤を得る精製工程と、色材と、樹脂と、精製工程後の下記一般式(1)で表される溶剤と、を混合することによりインク組成物を調整するインク組成物調整工程と、を含むインク組成物の製造方法を挙げることができる。
精製工程においては、上記の水性インクジェット記録用インク組成物の製造方法における精製工程と同様の方法により実現することができる。
本実施形態に関するインク組成物調整工程における調製方法は、色材と、樹脂と、精製工程後の一般式(1)で表される溶剤と、を混合する方法であれば、特に限定されず、例えば、まず、上記の精製工程後の一般式(1)で表される溶剤の一部又は全部を混合して油性インクジェット記録用インク組成物における溶媒とする。例えば分散剤を用いる場合、その溶媒に、色材と分散剤を添加し、ボールミル、ビーズミル、超音波、又はジェットミル等で混合・分散させて色材分散液を調製する。得られた色材分散液に、上記で得た溶媒の残部と樹脂、その他の添加剤を攪拌下に添加することにより得られる。
本実施形態の油性インクジェット記録用インク組成物を用いたインクジェット記録方法において、記録媒体としては、印刷面が主として樹脂からなるものが好適に用いられ、樹脂としては、ポリ塩化ビニル系重合体やアクリル、PET、ポリカーボネート、PE、PP等が用いられる。特に、印刷面が硬質又は軟質ポリ塩化ビニル系重合体からなる記録媒体への記録に適している。印刷面がポリ塩化ビニル重合体からなる記録媒体としては、ポリ塩化ビニル基材(フィルム又はシート)等が例示できる。
本実施形態の油性インクジェット記録用インク組成物を用いたインクジェット記録方法は、インクをインクジェット方式で吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録方法であって、インク組成物として、油性インクジェット記録用インク組成物を用いることを特徴とする。好ましくは、インクジェットヘッドのクリーニングシステムを備えたインクジェット記録装置を用いて記録媒体に記録を行う、インクジェット記録方法である。本実施形態のインク組成物を用いることにより、インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置の部材適性が良好でメンテナンス性に優れたインクジェット記録方法を実現することができる。又、本実施形態のインク組成物は、吐出安定性、印刷物の乾燥性、耐ブロッキング性が良好であるため、インクジェット記録方法を用いた印刷物の生産性を良好にすることができる。更に、本実施形態のインク組成物は、低臭気であるため、インクジェット記録を行う作業員の健康を害する危険性を軽減することができる。
上記インクジェット記録方法を用いて印刷物を製造することもできる。本発明の印刷物の製造方法は、本実施形態の油性インクジェット記録用インク組成物を用いることにより、当該インク組成物が吐出安定性、印刷物の乾燥性、耐ブロッキング性が良好で、低臭気であるため高品質の印刷物を得ることができる。
色材(顔料分散体)、樹脂(樹脂エマルジョン)、下記一般式(1)で表される溶剤、水(イオン交換水)を用いて下記のように実施例1,2及び比較例1,2のインク組成物を調整した。顔料分散体、樹脂(樹脂エマルジョン)、の調整方法を下記に示す。
下記方法により、顔料分散剤を調製した。
機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管及び滴下ロートを備えたフラスコ内を十分に窒素ガスで置換した後、反応性界面活性剤(花王(株)製、商品名:ラテムルPD-104)0.75g、過硫酸カリウム0.04g、メタクリル酸1.5gと純水150gを仕込み、25℃にて攪拌し混合した。これに、メタクリル酸メチル115.5g、アクリル酸2-エチルヘキシル18g、アクリル酸ブチル15gの混合物を滴下してプレエマルジョンを調製した。又、機械式攪拌機、温度計、窒素ガス導入管、還流管及び滴下ロートを備えたフラスコ内を十分に窒素ガスで置換した後、反応性界面活性剤(花王(株)製、商品名:ラテムルPD-104)3g、過硫酸カリウム0.01gと純水200gを70℃にて攪拌し混合した。その後、調製した前記プレエマルジョンを3時間かけてフラスコ内に滴下した。70℃で更に3時間加熱熟成した後冷却し、N,N-ジメチルエタノールアミンでpHを8となるよう調整し、#150メッシュ(日本織物製)にて濾過し、固形分30質量%、500gの樹脂エマルジョン(ガラス転移温度64℃、酸価7mgKOH/g平均粒子径90nm)を得た。
市販のトリエチレングリコールモノブチルエーテル(不純物の含有量:2.4質量%)、以後、TEGMBE-Bと表記)を蒸留して精製することにより精製し、精製したトリエチレングリコールモノブチルエーテル(以後、TEGMBE-Aと表記)を得た。
顔料分散体、樹脂エマルジョン、プロピレングリコール、一般式(1)で表される溶剤、ポリシロキサン化合物(日信化学工業(株)製 シルフェイスSAG503A )、水(イオン交換水 表1中、水と表記)を用いて下記表1のように実施例及び比較例のインク組成物を調整した。なお、表中の「顔料分散剤」及び「樹脂エマルジョン」の数値は、固形分としての量を表す。又、表中の数字は特に記載のない限り質量(単位は質量部)を意味するが、表中の「インク組成物全量中不純物」については、インク組成物全量中における一般式(1)で表される溶剤に由来する不純物の質量%を意味する。
(1)3種の市販のジエチレングリコールジエチルエーテル
ジエチレングリコールジエチルエーテル1(一般式(1)で表される溶剤に由来する不純物の含有量:1.9質量%、以後、DEGDEE-Dと表記)
ジエチレングリコールジエチルエーテル2(一般式(1)で表される溶剤に由来する不純物の含有量:2.3質量%、以後、DEGDEE-Eと表記)
ジエチレングリコールジエチルエーテル3(一般式(1)で表される溶剤に由来する不純物の含有量:2.5質量%、以後、DEGDEE-Fと表記)
ジエチレングリコールジエチルエーテル4(以後、DEGDEE-Aと表記)
ジエチレングリコールジエチルエーテル5(以後、DEGDEE-Bと表記)
ジエチレングリコールジエチルエーテル6(以後、DEGDEE-Cと表記)
を得た。
(1)アクリル樹脂1
100℃に保たれたDEGDEE-A300g中に、メタクリル酸メチル200gとt-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキサノエート6.3gとの混合物を1.5時間かけて滴下した。滴下終了後、100℃で2時間反応させた後冷却して、無色透明のメタクリル酸メチルの重合体溶液(固形分39.5%)を得た。得られた重合体(表中、アクリル樹脂1と表記)のTgは105℃であった。GPC測定を行ったところ、質量平均分子量は18000であった。
メタクリル酸メチル180gとメタクリル酸n-ブチル20gとt-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキサノエート3.6gとの混合物を使用し、アクリル樹脂1と同様の合成方法により、無色透明のメタクリル酸メチルとメタクリル酸n-ブチルとの共重合体溶液(固形分39.8%)を得た。得られた重合体(表中、アクリル樹脂2と表記)のTgは94℃、質量平均分子量は30000であった。
塩化ビニル-酢酸ビニル樹脂として、商品名ソルバインCLL(質量平均分子量18000、日信化学工業株式会社製)を用いた(表中、塩酢ビ樹脂と表記)。
樹脂(アクリル樹脂1、2、塩化ビニル-酢酸ビニル樹脂)、Bk顔料(カーボンブラック(MA-8、三菱化学(株)製、表2、表3中Bk顔料と表記)、C顔料(P.B.15:4)(シアニンブルー、大日精化工業(株)製、表2、表3中C顔料と表記)、M顔料(P.Y.155)(FASTGEN SUPER MAGENTA RG,DIC(株)製、表2、表3中M顔料と表記))、上記一般式(1)で表される溶剤、アミド系溶剤(エクアミドM100(出光興産(株)製、表2、表3中EM100と表記)、ラクトン系溶剤(γ-ブチロラクトン、表2、表3中、GBLOと表記)、添加剤A(フローレンD-90(共栄社化学(株)製ノニオン系界面活性剤))、添加剤B(BYK-333(ビックケミー社製ポリシロキサン系界面活性剤))を用いて下記表2、表3のように実施例及び比較例のインク組成物を調整した。なお、表中の顔料(Bk顔料、C顔料、M顔料)及び樹脂(アクリル樹脂1、アクリル樹脂2、塩酢ビ樹脂)の数値は、固形分としての量を表す。又、単位は、インク組成物100質量部中における質量部である。
上記の実施例及び比較例のインク組成物について各評価を行った。評価基準において、評価Aは、従来のものより優れているか実用上問題のない範囲であり、評価Bは従来のものと比べて優位性が見られないか実用上問題があるものである。
実施例及び比較例のインク組成物について、臭気試験を行った。具体的には、インク組成物をプリンターとしてインクジェットプリンター(商品名 VersaArt RE-640、ローランドDG(株)製)を使用)を用いたインクジェット方式にて記録媒体(ポリ塩化ビニルフィルム(IMAGin JT5829R:MACtac社製))にて印刷した直後の印刷物について、被験者5人に臭いを嗅いでもらい、下記基準によって官能評価した。過半数の評価がAの場合は評価Aとし、同様に評価B、評価Cとした(表中、「臭気」と表記)。
評価A :不快な臭気がしない又は弱い臭気があるが実用上問題がない程度である。
評価B :不快な強い臭気がある。
インクジェットヘッドの部材に使用されるエポキシ接着剤(2液硬化型エポキシ接着剤「1500」、セメダイン(株)製)を60℃1日乾燥させた硬化物、0.2gを、実施例及び比較例のインク組成物に浸漬して、60℃で1週間放置して、浸漬試験を行い、硬化物の重量変化を測定した(表中、「部材適性1」と表記)。
評価A :重量変化率が8%未満で、材質の劣化がない。
評価B :重量変化率が8%以上又は、材質が劣化している。
インクジェットヘッドのヘッドキャップ部材に使用されるインク吸収体PVAスポンジ(「ベルイーター(A)」、冨士ケミカル(株)製)1cm×2cm×1mmを7日間、実施例及び比較例のインク組成物に浸漬して、乾燥後、吸収体の変形、劣化を確認した(表中、「部材適性2」と表記)。
評価A :体積変化率が20%未満で、材質の劣化がない。
評価B :体積変化率が20%以上若しくは、材質が劣化している。
上記プリンターにより、実施例及び比較例のインク組成物を用いて、双方向の高速印刷モード(360x360dpi)にて細線を上記記録媒体に印刷し、目視で確認して評価した(表中、「吐出安定性」と表記)。
評価A :細線が正しく再現できている。
評価B :着弾位置が大きくずれ、曲がりがみられる。
上記プリンターに実施例及び比較例のインク組成物を充填して、長期間に亘り、常温下で、上記記録媒体に断続的な印刷を実施し、ドット抜け、飛行曲がり及びインクの飛び散りの有無を観察し、発生回数を計数し評価した(表中、「間欠吐出性」と表記)。
評価A :24時間の試験期間内で、ドット抜け、飛行曲がり又はインクの飛び散りの発生が30回未満であった。
評価B :24時間の試験期間内で、ドット抜け、飛行曲がり又はインクの飛び散りの発生が30回以上であった。
メンテナンス性の1つの評価として、ヘッドでのノズル詰まりが発生した際に、プリンターのクリーニング動作によりノズル詰まりの解消が行えるかを評価した。
具体的には、クリーニングシステムを備えた上記プリンターを用いて、実施例及び比較例のインク組成物を充填して1.80m2印刷後、室温25℃にて1週間放置し、その後評価を行った(表中、「クリーニング回復性」と表記)。
評価A :ノーマルクリーニング5回以内でノズル詰まりを解消する。
評価B :ノーマルクリーニング5回でもノズル詰まりを解消しない。
上記プリンターに、油性インクジェット記録用インク組成物の実施例及び比較例のインク組成物を充填して、上記記録媒体に高品質印刷モードでベタ部の印刷を行い、印刷物を巻き取り後24時間放置し、その後広げて、フィルムの印刷物表面と重なっていた背面への裏移り及び印刷物表面を評価した(表中、「耐ブロッキング性」と表記)。
評価A :巻き取り後に背面への裏移りは見られない、または印刷物表面への影響が少なく実質的に影響がない。
評価B :巻き取り後に背面への裏移りが大きくみられ、印刷物表面が大きく荒れている。
上記プリンターにより、実施例及び比較例のインク組成物を用いて、高品質印刷モード(1440x720dpi)でベタ部の印刷を行い、40℃で乾燥するまでの時間を計測した(表中、「乾燥性」と表記)。
評価A :10分未満で乾燥する。
評価B :10分以上で乾燥する。
Claims (9)
- インクジェット記録用インク組成物であって、
少なくとも、色材と、樹脂と、下記一般式(1)で表される溶剤と、を含有し、
前記溶剤に由来する不純物の含有量が前記溶剤全量中1.0質量%未満であるインク組成物。但し、前記溶剤は、ジエチレングリコールモノブチルエーテル又はジエチレングリコールジメチルエーテルを含有するものを除く。
R1-(OR2)n-O-R3 (1)
n:1以上4以下の整数、
R1:炭素数1以上8以下の分岐してもよいアルキル基
R2:炭素数1以上4以下の分岐してもよいアルキレン基
R3:水素又は炭素数1以上4以下の分岐してもよいアルキル基 - 前記溶剤に由来する不純物の含有量が前記溶剤全量中0.5質量%以上1.0質量%未満である請求項1に記載のインク組成物。
- 前記溶剤に由来する不純物が前記溶剤の多量体、前記溶剤の副反応物及び前記溶剤の分解物からなる群より選ばれる少なくとも1種以上である請求項1又は2に記載のインク組成物。
- 沸点が300℃超の前記不純物の含有量が、前記溶剤全量中1.0質量%未満である請求項1から3のいずれかに記載のインク組成物。
- 沸点が150℃未満の前記不純物の含有量が、前記溶剤全量中1.0質量%未満である請求項1から4のいずれかに記載のインク組成物。
- 水を含有する水性インクジェット記録用インク組成物である
請求項1から5のいずれかに記載のインク組成物。 - 水を含有しない油性インクジェット記録用インク組成物である
請求項1から5のいずれかに記載のインク組成物。 - 請求項1から7のいずれかに記載のインク組成物を、インクジェット方式にて記録媒体の表面に吐出するインクジェット記録方法。
- 請求項1から7のいずれかに記載のインク組成物を、インクジェット方式にて記録媒体の表面に吐出する工程を含む、印刷物の製造方法。
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