JP7068528B2 - 領域登録システム - Google Patents

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JP7068528B2 JP2021074577A JP2021074577A JP7068528B2 JP 7068528 B2 JP7068528 B2 JP 7068528B2 JP 2021074577 A JP2021074577 A JP 2021074577A JP 2021074577 A JP2021074577 A JP 2021074577A JP 7068528 B2 JP7068528 B2 JP 7068528B2
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Description

本発明は、主として、作業車両を所定の領域に沿って走行させることで、この領域を登録する領域登録システムに関する。
特許文献1では、測位システムからの測位信号を受信するアンテナを備えた作業車両を、圃場内の作業領域の外周に沿って走行させることで、この作業領域の位置及び形状を登録することが記載されている。また、特許文献1では、2本の直線路が旋回路により接続されている場合、作業領域の端部が丸みを帯びることを防止するために、2本の直線部分を延長して交わる点を用いて作業領域を登録することが記載されている。
特開2017-127291号公報
ここで、地図上で領域を登録する方法ではなく、作業車両を実際に走行させて領域を登録する方法を採用する理由は、該当部分が実際に走行可能な領域として圃場内に存在することを確認した上で領域を登録するためである。しかし、特許文献1では2本の直線路を延長した交点を含む領域を登録することが記載されているため、実際に走行可能な領域として圃場内に存在しない位置が領域として登録される可能性がある。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、作業車両が実際に走行した位置からなる領域を登録する領域登録システムにおいて、領域の外周のコーナーを的確に特定できる構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の領域登録システムが提供される。即ち、この領域登録システムは、圃場の全体又は一部の領域を登録するために、作業車両に当該領域の外周を走行させて当該領域を登録する。この領域登録システムは、位置取得部と、位置登録部と、判定部と、候補点登録部と、領域登録部と、を備える。前記位置取得部は、前記作業車両の位置を取得する。前記位置登録部は、前記作業車両が前記領域の外周を走行している間に取得された前記作業車両の位置を計測点として登録する。前記判定部は、前記計測点が前記領域のコーナーに相当するか否かを判定する条件であって、前記作業車両が前記領域の外周を走行中に取得した位置を接続した走行軌跡を作成し、予め特定した第1のコーナー候補点と前記計測点を結ぶ線分と、前記走行軌跡と、が離間する程度を示す離間距離に関する条件を含むコーナー判定条件を満たすか否かを判定する。前記候補点登録部は、前記判定部がコーナー判定条件を満たすと判定した前記計測点を第2のコーナー候補点として登録する。前記領域登録部は、前記コーナー候補点を含む領域を登録可能である。
これにより、コーナー候補点が自動的に登録されるので、コーナー候補点を利用した処理(例えば、コーナー候補点に基づく領域登録処理、コーナー候補点の表示処理)を行うことができる。また、このコーナー候補点は、走行中の作業車両の位置であるため、実際に走行可能な領域として圃場内に確実に存在する位置である。
前記の領域登録システムにおいては、前記候補点登録部は、前記離間距離が閾値を超えた前記計測点又は当該計測点の1つ前に取得した前記計測点を第2のコーナー候補点として登録することが好ましい。
ここで算出される距離は、走行軌跡の向きが大きく変化するに従って大きくなるため、妥当性が高いコーナー候補点を登録できる。
本発明の一実施形態に係る領域登録システムに備えられる田植機の側面図。 田植機の平面図。 領域登録システムのブロック図。 領域登録処理を示すフローチャート。 領域登録処理の概要を示す説明図。 前進から後進への切替えに関するコーナー判定条件を示す図。 植付クラッチの状態に基づくコーナー判定条件を示す図。 走行軌跡に基づいて凸型のコーナー候補点を決定する処理を示す図。 走行軌跡に基づいて凹型のコーナー候補点を決定する処理を示す図。 領域登録に使用する計測点の選択画面を示す図。
次に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。本実施形態の領域登録システム100は、圃場内で田植え(苗の植付け)を行う田植機1に自律走行を行わせるためのシステムである。ここで、自律走行とは、少なくとも操舵を自律的に行って田植機1を走行させることを意味する。本実施形態では、無線通信端末7を用いてオペレータが自律走行に関する設定を行い、その設定に基づいて田植機1が自律走行を行う。また、本実施形態では、オペレータの乗車中において田植機1に自律走行を行わせる構成であるが、オペレータが乗車していない田植機1に自律走行を行わせることもできる。
初めに、本実施形態の田植機1について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、田植機1の側面図である。図2は、田植機1の平面図である。図1及び図2に示すように、田植機1は、車体部11と、左右1対の前輪12と、左右一対の後輪13と、植付部14と、を備える。
車体部11の前部に配置されたボンネット21の内部には、エンジン(駆動部)22が配置されている。エンジン22が発生させた動力はミッションケース23を介して前輪12及び後輪13に伝達される。ミッションケース23を介して伝達された動力は、車体部11の後部に配置されたPTO軸24を介して植付部14にも伝達される。なお、PTO軸24には、植付クラッチ(作業クラッチ)18を介して動力が伝達されるように構成されている。車体部11の前後方向で前輪12と後輪13の間の位置には、オペレータが搭乗する運転座席25が設けられている。
運転座席25の前方には、操舵ハンドル26、主変速レバー29a、植付クラッチレバー29b等の操作具が配置されている。操舵ハンドル26は、田植機1の舵角を変更するための操作具である。主変速レバー29aは、「前進」「後進」「苗継」のポジションを少なくとも選択可能に構成されている。主変速レバー29aが「前進」位置に操作されると、田植機1を前進させる方向に後輪13が回転するように動力が伝達される。一方、主変速レバー29aが「後進」位置に操作されると、田植機1を後進させる方向に後輪13が回転するように動力が駆動される。主変速レバー29aが「苗継」位置に操作されると、後輪13及びPTO軸24に対する動力の伝達が遮断される。また、植付クラッチレバー29bが操作されることで、植付クラッチ18がPTO軸24(即ち植付部14)へ動力を伝達する伝達状態と、植付クラッチ18がPTO軸24(即ち植付部14)へ動力を伝達しない遮断状態と、を切り替えることができる。
植付部14は、車体部11の後方に昇降リンク機構31を介して連結されている。昇降リンク機構31は、トップリンク31a及びロワーリンク31b等を含む平行リンク構造により構成されている。ロワーリンク31bには昇降シリンダ32が連結されている。この構成で、昇降シリンダ32を伸縮させることにより、植付部14全体を上下に昇降させることができる。
植付部14は、植付入力ケース33と、複数の植付ユニット34と、苗載台35と、複数のフロート36と、予備苗台38と、を主として備えている。
それぞれの植付ユニット34は、植付伝動ケース41と、回転ケース42と、を備える。植付伝動ケース41には、PTO軸24及び植付入力ケース33を介して動力が伝達される。それぞれの植付伝動ケース41には、車幅方向の両側に回転ケース42が取り付けられている。それぞれの回転ケース42には、田植機1の進行方向に並べて2つの植付爪43が取り付けられている。これらの2つの植付爪43により、1条分の植付が行われる。
図1に示すように、苗載台35は、植付ユニット34の前上方に配置されており、苗マットを載置可能に構成されている。苗載台35は、往復で横送り移動可能(横方向にスライド可能)に構成されている。また、苗載台35は、当該苗載台35の往復移動端で苗マットを間欠的に下方に縦送り搬送可能に構成されている。この構成により、苗載台35は、苗マットの苗を各植付ユニット34に対して供給できるようになっている。こうして、田植機1では、各植付ユニット34に対して苗を順次供給し、連続的に苗の植付けを行うことができる。
図1に示すフロート36は、植付部14の下部に設けられ、その下面が地面に接触することができるように配置されている。フロート36が地面に接触することにより、苗を植え付ける前の田面が整地される。また、フロート36には、当該フロート36の揺動角を検出する図略のフロートセンサが設けられている。フロート36の揺動角は、地面と植付部14の距離に対応している。田植機1は、フロート36の揺動角に基づいて昇降シリンダ32を動作させて植付部14を上下に昇降させることにより、植付部14の対地高さを一定に保つことができる。
予備苗台38は、ボンネット21の車幅方向外側に配置されており、予備のマット苗を収容した苗箱を搭載可能である。左右一対の予備苗台38の上部同士は、上下方向及び車幅方向に延びる連結フレーム27によって互いに連結されている。連結フレーム27の車幅方向の中央には、筐体28が配置されている。筐体28の内部には、測位アンテナ61と、慣性計測装置62と、通信アンテナ63と、が配置されている。測位アンテナ61は、衛星測位システム(GNSS)を構成する測位衛星からの電波を受信することができる。この電波に基づいて公知の測位計算が行われることにより、田植機1の位置を取得することができる。慣性計測装置62は、3つのジャイロセンサ(角速度センサ)と3つの加速度センサを備える。この慣性計測装置62が検出する田植機1の角速度及び加速度が補助的に用いられることで、田植機1の測位結果の精度が高められている。通信アンテナ63は、無線通信端末7と無線通信を行うためのアンテナである。
図3に示すように、田植機1は制御部50を備える。制御部50は公知のコンピュータとして構成されており、図示しないCPU、ROM、RAM、入出力部等を備える。CPUは、各種プログラム等をROMから読み出して実行することができる。ROMには、各種のプログラムやデータが記憶されている。そして、上記のハードウェアとソフトウェアの協働により、制御部50を、記憶部51と、走行制御部52、作業機制御部53として動作させることができる。制御部50は、1つのハードウェアであってもよいし、互いに通信可能な複数のハードウェアであってもよい。また、制御部50には、上記の慣性計測装置62に加え、位置取得部64と、通信処理部65と、車速センサ66と、舵角センサ67と、レバーセンサ68と、植付クラッチセンサ69と、が接続されている。
位置取得部64は、測位アンテナ61に電気的に接続されている。位置取得部64は、測位アンテナ61で受信した電波に基づく測位信号から、田植機1の位置を例えば緯度及び経度の情報として取得する。位置取得部64は、図示しない基準局からの測位信号を適宜の方法で受信した上で、公知のGNSS-RTK法を利用して測位を行う。しかしながら、これに代えて、例えばディファレンシャルGNSSを用いた測位、又は単独測位等が行われてもよい。あるいは、無線LAN等の電波強度に基づく位置取得又は慣性航法による位置取得等が行われてもよい。
通信処理部65は、通信アンテナ63に電気的に接続されている。この通信処理部65は、適宜の方式で変調処理又は復調処理を行って、無線通信端末7との間でデータの送受信を行うことができる。
車速センサ66は、田植機1の適宜の位置、例えば前輪12の車軸に配置されている。車速センサ66は、例えば車軸の回転に応じたパルスを発生させるように構成されている。車速センサ66で得られた検出結果のデータは、制御部50へ出力される。
舵角センサ67は、前輪12の舵角を検出するセンサである。舵角センサ67は例えば前輪12に設けられた図示しないキングピンに備えられている。舵角センサ67で得られた検出結果のデータは、制御部50へ出力される。なお、舵角センサ67を操舵ハンドル26に備える構成としてもよい。
レバーセンサ68は、上記の主変速レバー29aの動作位置を検出するセンサである。レバーセンサ68の検出結果は制御部50へ出力される。制御部50は、レバーセンサ68の検出結果に基づいて、前進から後進への切替タイミング、後進から前進への切替タイミングを特定できる。なお、レバーセンサ68の検出値に代えて、位置取得部64が取得する田植機1の位置の変化に基づいて、前進と後進の切替タイミングを特定することもできる。
植付クラッチセンサ69は、上記の植付クラッチレバー29bの動作位置を検出するセンサである。植付クラッチセンサ69の検出結果は制御部50へ出力される。制御部50は、植付クラッチセンサ69の検出結果に基づいて、植付作業の開始タイミング及び終了タイミングを特定できる。
走行制御部52は、田植機1の車速制御及び操舵制御を行う。走行制御部52は、車速制御と操舵制御を同時に行うこともできるが、何れか一方のみを行うこともできる。例えば、走行制御部52が操舵制御のみを行う場合、車速はオペレータが手動で操作する。
車速制御とは、予め定められた条件に基づいて田植機1の車速を調整する制御である。具体的には、走行制御部52は、車速センサ66の検出結果により得られた現在の車速が目標の車速に近づくように、ミッションケース23内の変速装置の変速比、及び、エンジン22の回転速度の少なくとも一方を変更する。なお、この車速制御には、車速をゼロにして田植機1を停止させる制御も含まれる。
操舵制御とは、予め定められた条件に基づいて田植機1の舵角を調整する制御である。具体的には、走行制御部52は、舵角センサ67の検出結果により得られた現在の舵角が目標の舵角に近づくように、例えば操舵ハンドル26の回転軸(ステアリングシャフト)に設けられた操舵アクチュエータを駆動する。なお、走行制御部52は、操舵ハンドル26の回動角度ではなく、田植機1の前輪12の操舵角を直接調整する構成であってもよい。
作業機制御部53は、予め定められた条件に基づいて植付部14の動作(昇降動作又は植付動作等)を制御可能である。
無線通信端末7は、タブレット型のコンピュータである。無線通信端末7は、通信アンテナ71と、通信処理部72と、表示部73と、操作部74と、制御部80と、を備える。なお、無線通信端末7はタブレット型のコンピュータに限るものではなく、スマートフォン又はノートパソコンであってもよい。無線通信端末7は、後述のように田植機1の自律走行に関する様々な処理を行うが、この処理の少なくとも一部を田植機1の演算装置が行うこともできる。逆に、田植機1が行う自律走行に関する様々な処理の少なくとも一部を無線通信端末7が行うこともできる。
通信アンテナ71は、田植機1と無線通信を行うための近距離通信用のアンテナと、携帯電話回線及びインターネットを利用した通信を行うための携帯通信用アンテナと、を含んで構成されている。通信処理部72は、通信アンテナ71に電気的に接続されている。通信処理部72は、適宜の方式で変調処理又は復調処理を行って、無線通信端末7又は他の機器との間でデータの送受信を行うことができる。
表示部73は、液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイ等であり、画像を表示可能に構成されている。表示部73は、例えば、自律走行に関する情報、田植機1の設定に関する情報、各種センサの検出結果、及び警告情報等を表示することができる。操作部74は、タッチパネルと、ハードウェアキーと、を含んでいる。タッチパネルは、表示部73に重ねて配置されており、オペレータの指等による操作を検出可能である。ハードウェアキーは、無線通信端末7の筐体の側面又は表示部73の周囲等に配置されており、オペレータが押圧することで操作可能である。なお、無線通信端末7は、タッチパネルとハードウェアキーの何れか一方のみを備える構成であってもよい。
制御部80は公知のコンピュータとして構成されており、図示しないCPU、ROM、RAM、入出力部等を備える。CPUは、各種プログラム等をROMから読み出して実行することができる。ROMには、各種のプログラムやデータが記憶されている。そして、上記のハードウェアとソフトウェアの協働により、制御部80を、記憶部81、位置登録部82、判定部83、候補点登録部84、領域登録部85、表示制御部86として動作させることができる。制御部80の各部が行う処理は後述する。
次に、図4から図10を参照して、領域を作成して登録する処理(領域登録処理)について説明する。図4は、領域登録処理を示すフローチャートである。図5は、領域登録処理の概要を示す説明図である。図6から図9は、コーナー判定条件の具体例を説明する図である。図10は、領域登録に使用する計測点の選択画面を示す図である。
本実施形態では、作業領域及び非作業領域(枕地)等を含む圃場全体が領域として登録される。これに代えて、圃場内の作業領域(植付けを行う領域)のみを領域として登録することもできる。また、登録した領域は、自律走行経路を作成するために用いられたり、作業履歴を登録するために用いられたりする。
初めに、領域登録処理の概要及び従来の課題について図5及び図6を参照して説明する。図5の上側に示すように、オペレータは、登録を希望する領域の外周に沿って田植機1を実際に走行させる。田植機1の走行中において取得された位置は計測点として登録される。そして、田植機1による外周の走行後、図5の下側に示すように、田植機1が走行した位置を示す点が無線通信端末7に表示される。そして、この計測点からオペレータが選択した複数の点が接続されることで、領域が作成されて登録される。
ここで、登録を希望する領域が矩形である場合であっても、田植機1は直角に旋回することはできないため、図5に示すように緩やかに曲がらざるを得ない。しかし、オペレータは圃場又は作業領域等をできる限り大きく登録することを希望しており、また自律走行経路の作成を考慮してもコーナーが直角に近い方が好ましい。
そのため、オペレータは、以下のように田植機1を走行させることがある。即ち、図6に示すように田植機1を領域の端部まで前進させ、その後に後進して旋回することで、領域の端部に田植機1を位置させることができる。しかし、田植機1をこのように走行させる場合、領域の端部近傍を田植機1が何度か走行することになる。そのため、無線通信端末7に計測点を表示する際に、計測点が密集してしまう。また、計測点の密集を回避するために一部の計測点のみを表示する場合、必要な計測点(領域の端部の計測点)が非表示になる可能性がある。
以上を考慮し、本実施形態では、領域のコーナーに該当する可能性が高い計測点をコーナー候補点として登録し、計測点と異なる取扱いを行うことで、上記の課題を解決する。以下、具体的に説明する。
無線通信端末7は、オペレータから領域登録の開始の指示を受けた場合、その旨を受け付ける(S101)。その後、オペレータは、田植機1に乗車し、登録を希望する領域の外周に沿って田植機1を走行させる。
無線通信端末7(位置登録部82)は、田植機1の走行中において位置取得部64が取得した位置を計測点として、所定時間又は所定距離毎に記憶部81に登録する(S102)。また、本実施形態では無線通信端末7側で計測点を登録する処理を行うが、田植機1側(例えば制御部50)が計測点を登録する構成であってもよい。
次に、無線通信端末7(判定部83)は、これらの計測点がコーナー判定条件を満たすか否かを判定する(S103)。コーナー判定条件とは、圃場のコーナー(輪郭の方位、方向が大きく変わる部分)を特定するための条件である。判定部83は、田植機1による領域の外周の走行中にステップS103の処理を行う構成であってもよいし、田植機1による領域の外周の走行後(即ち全ての計測点を取得した後)にステップS103の処理を行う構成であってもよい。コーナー判定条件は、田植機1の動作(走行に関する動作、植付けに関する動作、その他の動作)、及び、田植機1の走行軌跡に基づく条件である。
次に、図6を参照して、前進と後進の切替えに基づくコーナー判定条件を説明する。
上述したように図6に示す方法で田植機1を走行させる場合、領域の端部まで田植機1を前進させた後に、田植機1を後進させる。そのため、前進から後進への切替えを行ったタイミングで取得された計測点をコーナー候補点とすることで、コーナー候補点を的確に特定できる。つまり、コーナー判定条件は、前進から後進へ切り替わったタイミングで取得されたことである。
具体的には、判定部83は、レバーセンサ68の検出結果に基づいて、主変速レバー29aが前進から後進へ切り替えられたか否かに基づいて、コーナー判定条件を満たしたか否かを判定する。なお、前進ではなく後進で領域の端部まで田植機1を走行させる場合も考えられるため、後進から前進へ切り替わったタイミングで取得されたことをコーナー判定条件としてもよい。
次に、図7を参照して、植付クラッチ18に基づくコーナー判定条件を説明する。
このコーナー判定条件は、植付作業を行いながら領域を登録する際に用いられる。この場合、登録される領域は作業領域であり、非作業領域は含まれない。また、オペレータは、領域の外周を走行しながら植付作業を行うことで領域を登録する。その後、登録した領域に基づいて自律走行経路を作成して、残りの領域に植付作業を行う。
田植機1は、田植機1の後部にある植付部14を領域の端部に合わせた状態で、植付クラッチレバー29bを操作して、植付クラッチ18を遮断状態から伝達状態にする。これにより、植付作業が開始される。そして、植付作業を継続しながら前進を続け、領域の端部が近づいてきたタイミングで植付クラッチ18を伝達状態から遮断状態にするとともに、田植機1を後進させた後に再び前進させながら旋回させる。次に、オペレータは田植機1を後進させて植付部14を領域の端部に合わせた後に、植付クラッチ18を遮断状態から伝達状態にする。そして、植付作業を行いながら前進する。
このように、植付作業を行いながら領域の外周を走行する場合、田植機1を領域の端部に合わせた状態で植付クラッチ18が遮断状態から伝達状態に切り替えられる。従って、このタイミングで取得された計測点をコーナー候補点とする。つまり、コーナー判定条件は、植付クラッチ18が遮断状態から伝達状態に切り替わったタイミングで計測点が取得されたことである。
次に、図8及び図9を参照して、走行軌跡に基づくコーナー判定条件を説明する。図8は、走行軌跡に基づいて凸型のコーナー候補点を決定する処理を示す図である。図9は、走行軌跡に基づいて凹型のコーナー候補点を決定する処理を示す図である。
判定部83は、領域の外周に沿って田植機1が走行することで取得した計測点を接続することで走行軌跡を作成する。なお、判定部83は、走行軌跡が滑らかになるように補正処理を行ってもよい。次に、判定部83は、予め特定したコーナー候補点と、当該コーナー候補点の次に取得した計測点と、を接続する線分である仮想線を引く。そして、判定部83は、この仮想線と走行軌跡との距離を求める。この距離が閾値より小さい場合は、更に次に取得した計測点に対して同じ処理を行う。
ここで、図8において、計測点A1とコーナー候補点とを接続する仮想線と、走行軌跡と、の距離L1が閾値を超えていないが、次に取得した計測点A2とコーナー候補点とを接続する仮想線と、走行軌跡と、の距離L2が閾値を超えたとする。この場合、閾値を超えた場合の計測点A2の1つ前に取得した計測点A1がコーナー候補点になる。つまり、コーナー判定条件としては、この距離が閾値を超えたことである。これにより、領域の外周が湾曲していたりする場合であっても、コーナー候補点を登録できる。また、この閾値としては、田植機1が領域の端部に対して維持すべき間隔が設定されることが好ましい。
図9のように凹型のコーナーであっても基本的には図8と同じ処理が行われる。即ち、計測点B1とコーナー候補点とを接続する仮想線と、走行軌跡と、の距離L3が閾値を超えていないが、次に取得した計測点B2とコーナー候補点とを接続する仮想線と、走行軌跡と、の距離L4が閾値を超えたとする。この場合、閾値を超えた場合の計測点B2の1つ前に取得した計測点B1がコーナー候補点になる。
図8及び図9で示す例では、閾値を超えた計測点の1つ前に取得した計測点がコーナー候補点となる。これに代えて、閾値を超えた計測点そのものをコーナー候補点としてもよい。
上記では、コーナー判定条件の一例を説明したが、これらと異なる方法でコーナー候補点を特定してもよい。また、上記の複数のコーナー判定条件の何れか1つのみによる判定が行われてもよいし、複数のコーナー判定条件による判定が行われてもよい。
無線通信端末7(候補点登録部84)は、判定部83がコーナー判定条件を満たすと判定した計測点をコーナー候補点として記憶部81に登録する(S104)。
次に、無線通信端末7は、自動領域作成の設定があるか否かの判定を行う(S105)。自動領域作成とは、候補点登録部84が登録したコーナー候補点の全て又は一部を自動的に選択して領域を作成する処理である。なお、オペレータは、自動領域作成を行うことを事前に設定しておくことができるが、領域の作成毎に自動領域作成を行うか否かをオペレータに選択させてもよい。
無線通信端末7は、自動領域作成の設定がある場合、登録したコーナー候補点の一部又は全部を選択する(S106)。一方、無線通信端末7(表示制御部86)は自動領域作成の設定がない場合、図10に示すように、計測点及びコーナー候補点を表示してオペレータの選択を受け付ける(S107)。
図10の無線通信端末7には、計測点マーク91と、コーナー候補点マーク92と、が表示されている。図10に示すように、表示制御部86は、コーナー候補点マーク92を計測点マーク91とは異なる形状で表示部73に表示する。なお、コーナー候補点マーク92は計測点マーク91とは異なる態様で表示されていればよく、例えば色を異ならせたり、コーナー候補点マーク92のみを点滅させたりすることもできる。また、オペレータによる選択時において、計測点マーク91とコーナー候補点マーク92の両方に近い部分が選択された場合に、コーナー候補点マーク92を優先して有効にしてもよい。
また、図10に示すように、縮尺を小さくして表示される領域を広くした場合、仮に拡大時(上側)と同じ間隔で計測点マーク91等を描画した場合、計測点マーク91の位置が近過ぎて直線状になってしまう。そのため、一部の点のみを表示し、残りの点を非表示にする間引き処理が行われる。ここで、本実施形態では、間引き処理を行った場合であっても、コーナー候補点は確実に間引かれないように設定されている。そのため、縮小処理を行った場合であっても、オペレータはコーナー候補点を選択したり、コーナー候補点の位置を確認したりすることができる。
無線通信端末7(領域登録部85)は、オペレータが選択した点又は自ら選択した点を接続することで、領域を作成して登録する(S108)。ここで接続される点は、コーナー候補点のみであってもよいし、計測点が含まれていてもよい。また、一部のコーナー候補点が除外されていてもよい。
以上に説明したように、領域登録システム100は、圃場の全体又は一部の領域を登録するために、田植機1に当該領域の外周を走行させて当該領域を登録する。この領域登録システム100は、位置取得部64と、位置登録部82と、判定部83と、候補点登録部84と、領域登録部85と、を備える。位置取得部64は、田植機1の位置を取得する。位置登録部82は、田植機1が領域の外周を走行している間に取得された田植機1の位置を計測点として登録する。判定部83は、計測点が領域のコーナーに相当するか否かを判定する条件であって、田植機1の動作及び走行軌跡の少なくとも一方の条件を含むコーナー判定条件を満たすか否かを判定する。候補点登録部84は、判定部83がコーナー判定条件を満たすと判定した計測点をコーナー候補点として登録する。領域登録部85は、コーナー候補点を含む領域を登録可能である。
これにより、コーナー候補点が自動的に登録されるので、コーナー候補点を利用した処理(例えば、コーナー候補点に基づく領域登録処理、コーナー候補点の表示処理)を行うことができる。また、このコーナー候補点は、走行中の田植機1の位置であるため、実際に走行可能な領域として圃場内に確実に存在する位置である。
また、本実施形態の領域登録システム100は、表示部73と、表示制御部86と、を備える。表示部73は、計測点(計測点マーク91)及びコーナー候補点(コーナー候補点マーク92)を表示する。表示制御部86は、表示部73に表示されるコーナー候補点を計測点とは異なる態様で当該表示部に表示する制御を行う。
これにより、オペレータは、コーナー候補点を明確に把握できる。
また、本実施形態の領域登録システム100において、コーナー判定条件は、田植機1の前進と後進が切り替わったタイミングで取得された計測点であることが好ましい。
田植機1の前進と後進が切り替わった場合は、その前後に田植機1の位置が多数登録されることとなる。従って、前進と後進とが切り替わったことをコーナー判定条件とすることで、適切な位置のみをコーナー候補点とすることができる。
また、本実施形態の領域登録システム100において、田植機1は、植付部14と、エンジン22と、植付クラッチ18と、を備える。植付部14は、農作業を行う。エンジン22は、植付部14を駆動する。植付クラッチ18は、エンジン22の動力を植付部14に伝達する伝達状態と、エンジン22の動力を植付部14に伝達しない遮断状態と、の間で切替可能である。コーナー判定条件は、植付クラッチ18が遮断状態から伝達状態に切り替わったタイミングで取得された計測点である。
これにより、植付部14による農作業を行いながら領域を登録する場合においても、的確なコーナー候補点を登録できる。
また、本実施形態の領域登録システム100において、コーナー判定条件は距離に関する条件である。判定部83は、田植機1が領域の外周を走行中に取得した位置を接続した走行軌跡を作成する。コーナー候補点と計測点を結ぶ線分と、走行軌跡と、の距離を算出し、当該距離がコーナー判定条件を満たした場合に、計測点をコーナー候補点と判定する。
ここで算出される距離は、走行軌跡の向きが大きく変化するに従って大きくなるため、妥当性が高いコーナー候補点を登録できる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態では田植機1と無線通信端末7とが無線通信を行うが、有線通信を行う構成であってもよい。
上記実施形態では、領域登録システム100を田植機1に適用する例を説明したが、他の農業用の作業車両であるトラクタ及びコンバインにも、領域登録システム100を適用できる。例えば、領域登録システム100をトラクタに適用する場合、耕耘機等のアタッチメントが作業部に該当する。また、領域登録システム100をコンバインに適用する場合、刈取部等が作業部に該当する。
1 田植機(作業車両)
7 無線通信端末
64 位置取得部
82 位置登録部
83 判定部
84 候補点登録部
85 領域登録部
100 領域登録システム

Claims (2)

  1. 圃場の全体又は一部の領域を登録するために、作業車両に当該領域の外周を走行させて当該領域を登録する領域登録システムにおいて、
    前記作業車両の位置を取得する位置取得部と、
    前記作業車両が前記領域の外周を走行している間に取得された前記作業車両の位置を計測点として登録する位置登録部と、
    前記計測点が前記領域のコーナーに相当するか否かを判定する条件であって、前記作業車両が前記領域の外周を走行中に取得した位置を接続した走行軌跡を作成し、予め特定した第1のコーナー候補点と前記計測点を結ぶ線分と、前記走行軌跡と、が離間する程度を示す離間距離に関する条件を含むコーナー判定条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が前記コーナー判定条件を満たすと判定した前記計測点を第2のコーナー候補点として登録する候補点登録部と、
    前記コーナー候補点を含む領域を登録可能な領域登録部と、
    を備えることを特徴とする領域登録システム。
  2. 請求項1に記載の領域登録システムであって、
    前記候補点登録部は、前記離間距離が閾値を超えた前記計測点又は当該計測点の1つ前に取得した前記計測点を第2のコーナー候補点として登録することを特徴とする領域登録システム。
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