JP6950202B2 - 外装部材付電線 - Google Patents

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Description

この発明は、外装部材を電線に取付ける技術に関する。
特許文献1は、保護シートにおける電線の延在方向に沿う一対の縁部にそれぞれ両面粘着テープが設けられ、一方を電線側に貼り付けて巻始め部分とし、他方を電線周りに既に巻き付けられた保護シートの外面に貼り付けて巻終わり部分とする電線に対する保護シートの巻き付け方法を開示している。
特開2014−17985号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、保護シートが元に戻ろうとする反力により径が大きくなるように保護シートが変形しようとして、保護シートを小さい径で巻付けた状態を維持できない恐れがあった。また、保護シートが元に戻ろうとする反力が両面粘着テープの粘着力より強い場合に巻終わり部分の両面粘着テープが剥がれてしまう恐れがあった。
そこで、本発明は、電線へのシート部材の巻付け状態を維持しやすくすることができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る外装部材付電線は、電線と、前記電線に巻付け可能に形成されたシート状本体部と、前記シート状本体部のうち前記電線の周方向に沿う一部の部分が圧縮されて厚みが薄くなった部分であって前記電線の延在方向に沿って延在する部分が前記シート状本体部の他の部分よりも曲げ容易に形成された曲げ容易部とを含むシート部材が前記電線に巻付けられて形成された外装部材と、を備える。
第2の態様に係る外装部材付電線は、電線と、前記電線に巻付け可能に形成されたシート状本体部と、前記シート状本体部のうち前記電線の周方向に沿う一部の部分であって前記電線の延在方向に沿って延在する部分が前記シート状本体部の他の部分よりも曲げ容易に形成された曲げ容易部とを含むシート部材が前記電線に巻付けられて形成された外装部材と、を備え、前記曲げ容易部は、前記シート状本体部に前記電線の延在方向に沿って形成されたミシン目である。
第3の態様に係る外装部材付電線は、第1又は第2の態様に係る外装部材付電線であって、前記外装部材は、前記シート部材が前記電線の周囲に重ねられて形成された重ね部を含み、前記重ね部のうち内周側に位置する前記シート状本体部に前記曲げ容易部が形成されている。
第4の態様に係る外装部材付電線は、第1から第3のいずれか1つの態様に係る外装部材付電線であって、前記シート状本体部のうち前記電線に巻付けられた部分の外周を覆う巻終わり部分を留める接合部をさらに備え、前記曲げ容易部は、前記巻終わり部分における前記接合部との境界領域及び前記巻終わり部分における前記接合部が設けられる領域のうち少なくとも一部の領域に形成されている。
第5の態様に係る外装部材付電線は、第1から第4のいずれか1つの態様に係る外装部材付電線であって、前記シート状本体部は、第1部分と第1部分よりも軟らかい第2部分とを有する。
第6の態様に係る外装部材付電線は、電線と、前記電線に巻付け可能に形成されたシート状本体部と、前記シート状本体部のうち前記電線の周方向に沿う一部の部分であって前記電線の延在方向に沿って延在する部分が前記シート状本体部の他の部分よりも曲げ容易に形成された曲げ容易部とを含むシート部材が前記電線に巻付けられて形成された外装部材と、を備え、前記シート状本体部は、第1部分と第1部分よりも軟らかい第2部分とを有し、前記第1部分及び前記第2部分のうち少なくとも一方が前記シート状本体部の面内に散在するように分布している。
第7の態様に係る外装部材付電線は、第6の態様に係る外装部材付電線であって、前記第1部分は前記第2部分よりも厚み方向に大きく熱圧縮されて形成され、前記シート状本体部は、前記第1部分が形成される部分が凹む態様で形成されている。
第8の態様に係る外装部材付電線は、第1から第7のいずれか1つの態様に係る外装部材付電線であって、前記外装部材は、前記シート部材が前記電線の周囲に2周以上巻き付けられて形成されている。
第1から第8の態様によると、シート状本体部のうち電線の周方向に沿う一部の部分であって電線の延在方向に沿って延在する部分がシート状本体部の他の部分よりも曲げ容易に形成された曲げ容易部を含むため、シート部材を電線に巻付けた際の反力が低下する。これにより、電線へのシート部材の巻付け状態を維持しやすくすることができる。
特に、第2の態様によると、曲げ容易部は、シート状本体部に電線の延在方向に沿って形成されたミシン目であるため、簡易な構成で曲げ容易部を形成することができる。
シート部材が重なるようにシート部材を電線に巻付けた場合、シート部材の巻付け半径のうち重なった部分の内周側の巻付け半径が重なった部分の外周側の巻付け半径よりも小さくなることによって、重なった部分の内周側のシート部材の反力が大きくなる。この場合でも、第3の態様によると、重ね部のうち内周側に位置するシート状本体部に曲げ容易部が形成されているため、重なった部分の内周側のシート部材の反力を小さくすることができる。これにより、重なった部分の内周側のシート部材を小さい径に保ちやすくなり、電線へのシート部材の巻付け状態を維持しやすくなる。
外装部材において接合部付近の反力が大きいと、接合部の接合状態が解消されてしまう恐れがある。この場合でも、第4の態様によると、曲げ容易部が巻終わり部分における接合部との境界領域及び接合部が設けられる領域のうち少なくとも一部の領域に形成されているため、外装部材において接合部付近の反力を小さくすることができる。これにより、接合部の接合状態が解消されにくくなり、電線へのシート部材の巻付け状態を維持しやすくなる。
特に、第5の態様によると、全体に第1部分のみにする場合よりも、巻付け状態を維持しやすくなる。また、第1部分と第2部分とに異なる機能を持たせることが可能となる。
特に、第6の態様によると、大寸のシートから所望の寸法に切断して複数のシート状本体部を得る際、シート状本体部ごとのばらつきが小さくなり、比較的一様な性質を持ったシート状本体部を得ることができる。
特に、第7の態様によると、例えば、エンボス加工を施すなどすることによって、第1部分及び第2部分を形成することができる。これにより、シート状本体部をより容易に製造することができる。
特に、第8の態様によると、外装部材による保護性能等を高めることができる。
実施形態に係る外装部材付電線を示す平面図である。 実施形態に係る外装部材付電線を示す側面図である。 実施形態に係るシート部材を示す平面図である。 外装部材の変形例を示す平面図である。 外装部材の別の変形例を示す平面図である。 外装部材付電線の変形例を示す部分切欠き側面図である。 変形例に係る外装部材付電線のシート部材を示す平面図である。 変形例に係る外装部材付電線のシート部材を示す斜視図である。
{実施形態}
以下、実施形態に係る外装部材付電線について説明する。図1は、実施形態に係る外装部材付電線10を示す平面図である。図2は、実施形態に係る外装部材付電線10を示す側面図である。図3は、実施形態に係るシート部材32を示す平面図である。
実施形態に係る外装部材付電線10は、電線20と、外装部材30と、を備える。ここでは、外装部材付電線10は、接合部50をさらに備える。
電線20は、少なくとも1本含まれていればよい。本実施形態では、外装部材付電線10が、複数の電線20を含む電線20の束を備える場合を説明する。各電線20は、例えば、芯線と、芯線の周囲に形成された被覆とを備える。芯線は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の導電性材料によって線状に形成されている。ここでは、芯線は、複数の素線が撚り合わされた構成とされている。もっとも、芯線は、単線によって構成されていてもよい。被覆は、絶縁性樹脂材料が押出装置等により芯線の周りに押し出されることによって形成される。電線20の端部には、コネクタ等が接続されている。電線20は、車両等の配設対象箇所に配設された状態で、コネクタ等を介して車両等に搭載された各種電気機器に接続される。そして各種電気機器同士を電気的に接続するものとして用いられる。
外装部材30は、シート部材32が電線20に巻付けられて形成されている。外装部材30は、シート部材32が電線20の周囲に重ねられて形成された重ね部34を含む。ここでは、シート部材32は、電線20の周囲に2周巻付けられている。従って、ここでは、電線20周りの全周に重ね部34が設けられている。もっとも、重ね部34は設けられていなくてもよい。また、重ね部が設けられる場合でも重ね部は、電線20周りに部分的に設けられていてもよい。シート部材32が電線20の周囲に1周より多く2周未満巻付けられることで、重ね部が部分的に設けられる。以下では、巻付け前のシート部材32をシート部材32Bと称することがある。
シート部材32Bは、シート状本体部38と、曲げ容易部40とを含む。
シート状本体部38は、電線20に巻付け可能に形成されている。ここでは、シート状本体部38は、電線20に巻付けた状態で巻付け状態を解消しようとする方向に反力がはたらくものが想定されている。このようなシート状本体部38としては、例えば、PVC(ポリ塩化ビニル)又はPP(ポリプロピレン)等の樹脂を材料として一様に形成されているものが考えられる。また例えば、シート状本体部38としては、不織布が採用されることも考えられる。不織布としては、いわゆる長繊維不織布、短繊維不織布のどちらであってもよい。例えば、長繊維不織布としては、スパンボンド不織布等が考えられる。ここでは、シート状本体部38は、電線20周りに2周巻付け可能に形成されている。もっとも、シート状本体部38の巻付け量は、電線20周りに2周より少なくてもよいし、多くてもよい。好ましくは、シート状本体部38の巻付け量は、2周以上であるとよい。巻付け量を2周以上にすることにより、1周巻きにて必要保護性能を満足させる場合に比べ、必要保護性能を確保しながら、シート部材32の厚みを抑えることが可能になり、巻付け時の反力を抑えることを助ける効果もある。一方で、巻付け量は、シート部材32を電線20に取り付ける作業性に影響することから、必要保護性能を満たす限りにおいて、巻付け量は4周以下が好ましい。
曲げ容易部40は、シート状本体部38のうち電線20の周方向に沿う一部の部分であって電線20の延在方向に沿って延在する部分が、シート状本体部38の他の部分よりも曲げ容易になるように形成されている。
ここでは、曲げ容易部40は、シート状本体部38に電線20の延在方向に沿って形成されたミシン目42である。ミシン目42は、延在方向に沿った寸法が小さい凹み43が、延在方向に間隔をあけて複数形成された集合体である。つまり、小さい凹み43が延在方向に断続的に形成されてミシン目42を成している。なお、凹み43としては、幅寸法(延在方向に直交する方向に沿った寸法)を有する孔であってもよいし、幅寸法のない切れ込みであってもよい。凹み43が孔である場合、孔の形状は特に限定されるものではない。しかしながら、孔は、長方形状又は長円状等に形成され、延在方向に長い長孔であることが好ましい。なお、ミシン目42は、電線20の延在方向に対して多少傾斜していてもよい。
シート状本体部38のうちミシン目42が形成された部分は、剛性が低下する。これにより、シート状本体部38を巻付けた際の反力が低下する。この結果、巻付けた状態に維持されやすくなる。特にシート状本体部38のうちミシン目42が形成された部分は、屈曲状に曲がることが可能となる。シート状本体部38のうちミシン目42が形成された部分が屈曲状に曲がると、シート状本体部38のうちミシン目42が形成された部分以外の部分の曲率半径が小さくて済み、その反力が弱くなる。さらに、ミシン目42が形成された部分は、シート状本体部38を構成する材料によっては、屈曲状に曲げられることで当該屈曲状又はそれに近い形状に癖付される。これによっても反力が弱まると考えられる。
ここでは、曲げ容易部40は、重ね部34のうち内周側に位置するシート状本体部38に形成されている。また、曲げ容易部40は、巻終わり部分36における接合部50との境界領域に形成されている。以下では、重ね部34のうち内周側に位置するシート状本体部38に形成されている曲げ容易部40を曲げ容易部40aと称し、巻終わり部分36における接合部50との境界領域に形成されている曲げ容易部40を曲げ容易部40bと称することがある。
ここでは、曲げ容易部40aは、電線20に対して内周側で1周巻付けられる部分に形成されている。これにより、外周側に巻付けられる部分に比べて径が小さくなる内周側に巻付けられる部分の反力が小さくなり、径が大きくなろうとする力が弱まる。この結果、内周側部分を径が小さい状態に維持しやすくなる。なお、図に示す例では、8本のミシン目42が周方向に等間隔に形成されているが、ミシン目42の数及び位置はこれに限られない。
また、ここでは、曲げ容易部40bは、巻終わり部分36における接合部50との境界領域に形成されている。これにより、シート状本体部38のうち接合部50との境界領域における反力が小さくなり、接合部50の接合状態を解消しようとする力が弱まる。この結果、接合部50が解消されにくくなり、外装部材30の巻付け状態が維持され易くなる。
より詳細には、境界領域に曲げ容易部40bが形成されることにより、シート状本体部38が広がろうとする力(反力)のうち曲げ容易部40bよりも巻終わり縁部側の力は曲げ容易部40bが形成されることによって少なくとも一部の成分が逃がされて弱まる。一方、曲げ容易部40bよりも巻始め部分35側にかかる反力は依然として残る。ここで、反力は主にシート状本体部38の法線方向に沿う力である。そして、曲げ容易部40bが形成された部分よりも若干巻始め部分35側のシート状本体部38の法線方向は、接合部50に対する法線方向よりも傾斜した方向となり、接合部50に対してせん断方向に近い方向となる。従って、外装部材30において曲げ容易部40bよりも巻始め部分35側にかかる反力が接合部50の接合状態を解消する力として作用しにくくなる。以上により、曲げ容易部40bが巻終わり部分36における接合部50との境界領域に形成されると、接合部50の接合状態が解消されにくくなり、外装部材30の巻付け状態が維持され易くなる。
なお、図に示す例では、曲げ容易部40bとして、接合部50のうち巻始め部分35側の端部と巻終わり部分36との境界より若干巻始め部分35側に1本のミシン目42が形成されている。もっとも、ミシン目42の数及び位置はこれに限られない。
また、曲げ容易部40aとして形成されるミシン目42と、曲げ容易部40bとして形成されるミシン目42とは、同じ形状に形成されていてもよいし、異なる形状に形成されていてもよい。
接合部50は、シート状本体部38のうち電線20に巻付けられた部分の外周を覆う巻終わり部分36を留める部分である。ここでは、接合部50は、巻終わり部分36の外縁に沿って貼り付けられた両面粘着テープ52である例で説明する。もっとも、接合部50は、例えば、接着剤又は溶着等によって形成されていてもよい。接合部50が両面粘着テープ52である場合、図3に示すように、巻付け前のシート部材32Bには、粘着層の表面に剥離紙53が設けられることが考えられる。
このような外装部材付電線10によると、シート状本体部38のうち電線20の周方向に沿う一部の部分であって電線20の延在方向に沿って延在する部分がシート状本体部38の他の部分よりも曲げ容易に形成された曲げ容易部40を含むため、シート部材32を電線20に巻付けた際の反力が低下する。これにより、電線20へのシート部材32の巻付け状態を維持しやすくすることができる。
また、シート状本体部38に電線20の延在方向に沿ってミシン目42が形成されることによって曲げ容易部40が形成されているため、簡易な構成で曲げ容易部40を形成することができる。
また、シート部材32が重なるようにシート部材32Bを電線20に巻付けた場合、シート部材32の巻付け半径のうち重なった部分の内周側の巻付け半径が重なった部分の外周側の巻付け半径よりも小さくなることによって、重なった部分の内周側のシート部材32の反力が大きくなる。この場合でも、当該外装部材付電線10によると、重ね部34のうち内周側に位置するシート状本体部38に曲げ容易部40が形成されているため、重なった部分の内周側のシート部材32の反力を小さくすることができる。これにより、重なった部分の内周側のシート部材32を小さい径に保ちやすくなり、電線20へのシート部材32の巻付け状態を維持しやすくなる。
また、重なった部分の内周側のシート部材32を小さい径に保ちやすくなることによって、シート部材32を2周巻きするに当たり重なった部分が広がることを考慮して予めシート部材32の寸法を大きくする必要がなくなるため、シート部材32の寸法を小さくすることができる。また、重なった部分が広がった場合に、広がり具合に差がでて製品にばらつきが生じる恐れがある。さらに重なった部分が広がった場合に、電線20と外装部材30との間に隙間が生じ、異音が発生する恐れがある。これに対して、当該外装部材付電線10によると、重なった部分の内周側のシート部材32を小さい径に保ちやすくなることによって上記の恐れを抑制することができる。
外装部材30において接合部50付近の反力が大きいと、接合部50の接合状態が解消されてしまう恐れがある。この場合でも、当該外装部材付電線10によると、曲げ容易部40が巻終わり部分36における接合部50との境界領域に形成されているため、外装部材30において接合部50付近の反力を小さくすることができる。これにより、接合部50の接合状態が解消されにくくなり、電線20へのシート部材32の巻付け状態を維持しやすくなる。
{変形例}
次に、シート部材32Bの変形例について説明する。図4は、シート部材32Bの変形例を示す平面図である。図5は、シート部材32Bの別の変形例を示す平面図である。
実施形態において、曲げ容易部40が巻終わり部分36における接合部50との境界領域に形成されているものとして説明したが、このことは必須ではない。図4に示す変形例に係るシート部材132Bのように、曲げ容易部140は、巻終わり部分36における接合部50が設けられる領域に形成されていてもよい。この場合、曲げ容易部40bも併せて形成されていてもよい。従って、曲げ容易部は、巻終わり部分36における接合部50との境界領域及び巻終わり部分36における接合部50が設けられる領域のうち少なくとも一部の領域に形成されていればよい。曲げ容易部140は、曲げ容易部40と同様にミシン目42である。この場合、シート状本体部38に両面粘着テープ52及び剥離紙53が設けられた状態でミシン目42が形成されていてもよい。この場合、ミシン目42が両面粘着テープ52及び剥離紙53にも形成される。
また、実施形態において、曲げ容易部40がミシン目42であるものとして説明したが、このことは必須ではない。図に示す変形例に係るシート部材232Bのように、曲げ容易部240は、シート状本体部38の一部がプレスされて形成されたプレス部46であってもよい。プレス部46は、圧縮されて厚みが薄くなる。この場合、曲げ容易部240としてミシン目42とプレス部46とが同じ位置に共に形成されていることも考えられる。また、曲げ容易部のうち重ね部34の内周側に位置する部分をミシン目42にしつつ、接合部50との境界領域に位置する部分をプレス部46とすることも考えられる。なお、図に示す例では、シート状本体部38の両主面側が凹むようにプレスされているが、片面側のみが凹むようにプレスされていてもよい。曲げ容易部240がプレス部46であると、曲げ容易部40がミシン目42である場合に比べて防水性の低下等が抑制される。
次に、図6乃至図8を参照しつつ外装部材付電線の変形例について説明する。図6は、実施形態に係る外装部材付電線10の変形例を示す部分切欠き側面図である。図7は、変形例に係る外装部材付電線310のシート状本体部338を示す平面図である。図8は、変形例に係る外装部材付電線310のシート状本体部338を示す斜視図である。なお、図8は、図7の仮想線(二点鎖線)で示された領域を切り出して示している。
変形例に係る外装部材付電線310は、外装部材330を構成するシート部材332の形状が実施形態に係る外装部材付電線10の外装部材30を構成するシート部材32の形状とは異なる。
具体的には、シート部材332を構成するシート状本体部338は、第1部分339aと第1部分339aよりも軟らかい第2部分339bとを有している。そして、当該シート状部材338に曲げ容易部40が別途形成されてシート部材332を成している。
第1部分339a及び第2部分339bは異なる機能を有する。ここでは、第1部分339aが設けられることによって外装部材330の保護性能が高められる一方、第2部分339bが設けられることによって外装部材330の防音性能が高められる。
ここでは、第1部分339a及び第2部分339bの少なくとも一方(ここでは、第1部分339a)が、シート状本体部338の面内に散在するように分布している。ここでは、第1部分339aは、シート状本体部338よりも長手方向に及び幅方向に沿って短尺な方形状に形成されている。そして、図7に示すように、多数の第1部分339aがシート状本体部338の面内に点在するように分布しており、シート状本体部338の面内において第1部分339aが形成されていない部分が第2部分339bとされている。
ここでは、第1部分339aは、シート状本体部338の面内全体に一様に散在している。特にここでは、第1部分339aは、シート状本体部338の長手方向及び幅方向に沿って整列して形成されている。このため、第2部分339bは、格子状を呈している。この際、第1部分339aが正方形状を呈しているため、シート状本体部338は長手方向及び幅方向に方向性を有しない。
なお、巻付け始めの方向と巻付け終わりの方向とを結ぶ方向において、隣り合う第1部分339aの間隔、つまり、隣り合う第1部分339aの間に位置する第2部分339bの寸法は、当該方向における第1部分339aの寸法と同じに設定されていてもよいし、どちらか一方が大きくなるように設定されていてもよい。
第1部分339aは、第2部分339bに比べてシート状本体部338の厚み方向に凹むように形成されている。ここでは、第1部分339aは、シート状本体部338の一方主面338a側が他方主面338b側に向けて凹むように形成されている。これにより、シート状本体部338の一方主面338aは表面に凹凸が現れる形状を呈しており、シート状本体部338の他方主面338bは表面に凹凸が現れない平面状を呈している。このとき、第1部分339aは、第2部分339bよりも不織部材の圧縮度合いが大きいことによって、より詳細には、同程度の厚みを有する部分のうち一方の圧縮量が大きくなることによって、第2部分339bよりも硬くなるように形成されている。
シート状本体部338に直接触れるものとして、内側に位置する電線の他、外側に位置するものとして例えば自動車用途であればボディ等の車体構成部品が考えられるが、保護対象物が第2部分339bの領域のみに局所的に接触することは保護性能上好ましくない。用途にも寄るが、仮に電線が最も局所的に接触しやすい保護対象とするならば、第1部分339aの大きさおよび第2部分339bの幅は、例えば、電線12の直径と同程度またはそれより短尺であることが考えられる。例えば、第1部分339aの方形状の凹みは、縦(電線束12a周りの寸法)1ミリメートル、横(電線束12bの延在方向に沿った寸法)1ミリメートル程度、第2部分339bの幅は1ミリメートル程度に形成されることが考えられる。もっとも、第1部分339aの大きさ及び個数、第2部分339bの幅等は、防音性能、保護性能の要求レベルに応じ、圧縮量及び加熱温度等と並び、保護対象物の形状等によって、適宜設定される値である。
ここでは、シート状本体部338は、表面に凹凸の現れない他方主面338bを電線12側に向けて電線12に巻付けられている。従って、表面に凹凸の現れた一方主面338aが外装部材330の外面をなしている。これにより、外装部材付電線310と外装部材付電線310の外部の部材とが接触したときに、外部の部材が第2部分339bに接触し易くなるため、異音が生じにくい。従って、異音の生じる原因が外装部材付電線310の外部に存在する場合に、防音性能の向上を図ることができる。
また、ここでは、電線12の周りに2周巻付けられるシート状本体部338において、外周側のシート状本体部338における第1部分339aと、内周側のシート状本体部338における第1部分339aとが周方向にずれて配置されている。もっとも、外周側のシート状本体部338における第1部分339aと、内周側のシート状本体部338における第1部分339aとが周方向の同じ位置に配置されていてもよい。
このようなシート状本体部338は、例えば、不織材料にエンボス加工を施すことで製造することができる。より詳細には、例えば、スパンボンド法等により形成された繊維が積層した不織材料(ウェブと呼ばれる)を一対の加熱ローラに連続的に送り出す。このとき、一対の加熱ローラの一方の表面には、シート状本体部338に形成される凹凸形状とは逆の凹凸形状が形成されている。そして、ウェブを当該一対の加熱ローラで挟み込みつつ送り出すと、一方の加熱ローラに形成された凸形状部分によってウェブの一部が他の部分よりも大きく圧縮され、加熱ローラの凹凸形状が反転してウェブに順次転写されていく。また、この状態でウェブが一対の加熱ローラで全体に加熱されることによって圧縮された状態を保ちつつウェブ同士が結合する。このようにして、加熱ローラの凹凸形状に応じた凹凸形状が形成された不織部材が連続的に製造される。この凹凸形状が形成された不織部材を適切な大きさに切断することでシート状本体部338が完成する。
この際、切断の前後にシート状本体部338にミシン目42を設けるなどして曲げ容易部40を形成することによってシート部材332を形成できる。なお、曲げ容易部40aに係るミシン目42のように、複数のミシン目42を並行に設ける場合、隣り合うミシン目42のピッチと隣り合う第1部分339aのピッチとが同じ場合もあり得るし、異なる場合もあり得る。隣り合うミシン目42のピッチと隣り合う第1部分339aのピッチとが異なる場合、隣り合うミシン目42のピッチの方が隣り合う第1部分339aのピッチよりも大きくてもよいし、小さくてもよい。例えば、隣り合うミシン目42のピッチの方が隣り合う第1部分339aのピッチよりも2倍以上大きい場合、隣り合うミシン目42の間に、複数の第1部分339aが存在する。
なお、曲げ容易部として図5に示すようなプレス部46が形成される場合、プレス部46の幅寸法は、第1部分339aの幅寸法よりも十分に小さいことが考えられる。
また、ミシン目42を設ける位置は、第1部分339aと重なる位置であってもよいし、重ならない位置、つまり第2部分339bのみと重なる位置であってもよい。
係るシート部材332を電線12に対して長手方向に沿った所望の位置に平面状を呈する他方主面338b側を電線12側に向けた状態で巻き付けることで外装部材付電線310が完成となる。
なお、第1部分339aは方形状に形成されているものとして説明したが、このことは必須ではない。例えば、第1部分は、三角形又は五角形等の他の角形状、又は円形状等に形成されていてもよい。また例えば、第1部分は、保護部材の一方主面側で平面内の1つの方向に延在するような溝状に形成されていてもよい。
また、第1部分339aを形成する際に生じる凹みは直方体状を呈しているが、このことは必須ではない。例えば、第1部分は、錐台形状、つまり厚み方向に沿って一方主面338a側に間口が広がる形状に形成されていてもよい。
また、シート状本体部338の一方主面338a側のみが凹凸状を呈するものとして説明したがこのことは必須ではない。シート状本体部338の両主面338a、338bが凹凸状を呈するものであってもよい。例えば、両主面338a、338bに方形状に凹む凹部が形成されていてもよい。この場合、他方主面338b側の凹部は、一方主面338a側の凹部と面内の同じ位置に形成されていてもよい。また、一方主面338a側の格子状の第2部分の格子点に相当する部分の裏側など、一方主面338a側の凹部と面内のずれた位置に形成されていてもよい。また例えば、第1部分は、保護部材の一方主面338a側で平面内の第1の方向に延在するように形成された第1の溝が平面内の第2の方向に沿って複数並ぶように設けられると共に、保護部材の他方主面338b側で上記第2の方向に延在するように形成された第2の溝が上記第1の方向に沿って複数並ぶように設けられるようにして形成されていてもよい。この場合、第1部分の中でも、第1の溝と第2の溝とが交差する部分が第1の溝のみ又は第2の溝のみが形成される部分に比べて硬く形成される。
また、シート状本体部338において、第1部分339aが点在し、第2部分339bが格子状に形成されているものとして説明したが、第1部分339a及び第2部分339bの配列はこれに限られるものではない。例えば、第1部分と第2部分とがシート状本体部338とは逆の配列で形成されていてもよい。つまり、第1部分が格子状に形成され、第2部分が点在するものであってもよい。また、例えば、第1部分と第2部分とが同じ方形状に形成され、第1部分の四方が第2部分に囲まれると共に、第2部分の四方が第1部分に囲まれるような配列、つまり、第1部分同士及び第2部分同士が隣り合わずに全体に散在するような配列で形成されていてもよい。
このような外装部材付電線310によると、全体に第1部分339aのみにする場合よりも、巻付け状態を維持しやすくなる。また、第1部分339aと第2部分339とに異なる機能を持たせることが可能となる。
また、大寸のシートから所望の寸法に切断して複数のシート状本体部338を得る際、シート状本体部338ごとのばらつきが小さくなり、比較的一様な性質を持ったシート状本体部338を得ることができる。また、シート状本体部338の幅方向及び長手方向に特に方向性を有しないため、大寸のシートから所望のシート状本体部338の寸法に切断して使用することが容易となる。
また、例えば、エンボス加工を施すなどすることによって、第1部分339a及び第2部分339bを形成することができる。これにより、シート状本体部338をより容易に製造することができる。
また、実施形態においてシート状本体部38の幅方向に沿って部分的にミシン目42が形成されるものとして説明したが、このことは必須ではない。例えば、シート状本体部38の幅方向全体に亘って複数のミシン目42が等間隔で一様に形成されていてもよい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
本明細書及び図面には下記の各態様が開示される。
第1の態様に係る外装部材付電線は、電線と、前記電線に巻付け可能に形成されたシート状本体部と、前記シート状本体部のうち前記電線の周方向に沿う一部の部分であって前記電線の延在方向に沿って延在する部分が前記シート状本体部の他の部分よりも曲げ容易に形成された曲げ容易部とを含むシート部材が前記電線に巻付けられて形成された外装部材と、を備える。
第2の態様に係る外装部材付電線は、第1の態様に係る外装部材付電線であって、前記曲げ容易部は、前記シート状本体部に前記電線の延在方向に沿って形成されたミシン目である。
第3の態様に係る外装部材付電線は、第1又は第2の態様に係る外装部材付電線であって、前記外装部材は、前記シート部材が前記電線の周囲に重ねられて形成された重ね部を含み、前記重ね部のうち内周側に位置する前記シート状本体部に前記曲げ容易部が形成されている。
第4の態様に係る外装部材付電線は、第1から第3のいずれか1つの態様に係る外装部材付電線であって、前記シート状本体部のうち前記電線に巻付けられた部分の外周を覆う巻終わり部分を留める接合部をさらに備え、前記曲げ容易部は、前記巻終わり部分における前記接合部との境界領域及び前記巻終わり部分における前記接合部が設けられる領域のうち少なくとも一部の領域に形成されている。
第5の態様に係る外装部材付電線は、第1から第4のいずれか1つの態様に係る外装部材付電線であって、前記シート状本体部は、第1部分と第1部分よりも軟らかい第2部分とを有する。
第6の態様に係る外装部材付電線は、第5の態様に係る外装部材付電線であって、前記第1部分及び前記第2部分のうち少なくとも一方が前記シート状本体部の面内に散在するように分布している。
第7の態様に係る外装部材付電線は、第6の態様に係る外装部材付電線であって、前記第1部分は前記第2部分よりも厚み方向に大きく熱圧縮されて形成され、前記シート状本体部は、前記第1部分が形成される部分が凹む態様で形成されている。
第8の態様に係る外装部材付電線は、第1から第7のいずれか1つの態様に係る外装部材付電線であって、前記外装部材は、前記シート部材が前記電線の周囲に2周以上巻き付けられて形成されている。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 外装部材付電線
20 電線
30 外装部材
32 シート部材
32B 巻付け前のシート部材
34 重ね部
36 シート状本体部
40 曲げ容易部
42 ミシン目
43 凹部
46 プレス部
50 接合部

Claims (8)

  1. 電線と、
    前記電線に巻付け可能に形成されたシート状本体部と、前記シート状本体部のうち前記電線の周方向に沿う一部の部分が圧縮されて厚みが薄くなった部分であって前記電線の延在方向に沿って延在する部分が前記シート状本体部の他の部分よりも曲げ容易に形成された曲げ容易部とを含むシート部材が前記電線に巻付けられて形成された外装部材と、
    を備える、外装部材付電線。
  2. 電線と、
    前記電線に巻付け可能に形成されたシート状本体部と、前記シート状本体部のうち前記電線の周方向に沿う一部の部分であって前記電線の延在方向に沿って延在する部分が前記シート状本体部の他の部分よりも曲げ容易に形成された曲げ容易部とを含むシート部材が前記電線に巻付けられて形成された外装部材と、
    を備え、
    前記曲げ容易部は、前記シート状本体部に前記電線の延在方向に沿って形成されたミシン目である、外装部材付電線。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の外装部材付電線であって、
    前記外装部材は、前記シート部材が前記電線の周囲に重ねられて形成された重ね部を含み、
    前記重ね部のうち内周側に位置する前記シート状本体部に前記曲げ容易部が形成されている、外装部材付電線。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の外装部材付電線であって、
    前記シート状本体部のうち前記電線に巻付けられた部分の外周を覆う巻終わり部分を留める接合部をさらに備え、
    前記曲げ容易部は、前記巻終わり部分における前記接合部との境界領域及び前記巻終わり部分における前記接合部が設けられる領域のうち少なくとも一部の領域に形成されている、外装部材付電線。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の外装部材付電線であって、
    前記シート状本体部は、第1部分と第1部分よりも軟らかい第2部分とを有する、外装部材付電線。
  6. 電線と、
    前記電線に巻付け可能に形成されたシート状本体部と、前記シート状本体部のうち前記電線の周方向に沿う一部の部分であって前記電線の延在方向に沿って延在する部分が前記シート状本体部の他の部分よりも曲げ容易に形成された曲げ容易部とを含むシート部材が前記電線に巻付けられて形成された外装部材と、
    を備え、
    前記シート状本体部は、第1部分と第1部分よりも軟らかい第2部分とを有し、
    前記第1部分及び前記第2部分のうち少なくとも一方が前記シート状本体部の面内に散在するように分布している、外装部材付電線。
  7. 請求項6に記載の外装部材付電線であって、
    前記第1部分は前記第2部分よりも厚み方向に大きく熱圧縮されて形成され、前記シート状本体部は、前記第1部分が形成される部分が凹む態様で形成されている、外装部材付電線。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の外装部材付電線であって、
    前記外装部材は、前記シート部材が前記電線の周囲に2周以上巻き付けられて形成されている、外装部材付電線。
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