JP5857897B2 - 電線に対する保護シート材の巻き付け方法及び電線に対する保護シート材の巻き付け用の治具 - Google Patents
電線に対する保護シート材の巻き付け方法及び電線に対する保護シート材の巻き付け用の治具 Download PDFInfo
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Description
(1)第1の工程は、上記保護シート材の第一の縁部を上記電線の保護領域に留める留め工程である。
(2)第2の工程は、上記電線の上記保護領域及びこれに留められた上記保護シート材の上記第一の縁部を、それぞれ開放端をなす両端を直線に沿って繋ぐ溝が形成された治具における上記溝内に挿入する挿入工程である。
(3)第3の工程は、上記保護シート材における上記第一の縁部の反対側の第二の縁部が上記治具の上記溝内に収まるまで上記治具を上記電線の周りに回転させることにより、上記保護シート材を上記電線の上記保護領域に巻き付ける回転工程である。
まず、図1を参照しつつ、本発明の実施形態に係る治具1について説明する。治具1は、後述する本発明の実施形態に係る電線に対する保護シート材の巻き付け方法において用いられる用具である。
次に、図2を参照しつつ、保護シート材8について説明する。保護シート材8は、1本の電線9もしくは複数本の電線9の束における予め定められた保護領域91に巻き付けられるシート状の部材である。
次に図2〜7を参照しつつ、本発明の実施形態に係る電線9に対する保護シート材8の巻き付け方法について説明する。
図2に示される留め工程は、保護シート材8の第一縁部81を電線9の保護領域91に留める工程である。留め工程において、保護シート材8の巻き付け対象である1本又は複数本の電線9における2つの部位が、間隔を空けて2箇所に固定された2つの電線把持具2によって固定される。これにより、電線9は、直線に沿って架設された状態に保持される。電線9における架設された部分に保護領域91が含まれる。
図3に示される挿入工程は、電線9の保護領域91及びこれに留められた保護シート材8の第一縁部81を、治具1の溝11内に挿入する工程である。挿入工程は、留め工程の後に行われる。図3に示される例では、電線9の保護領域91及びこれに留められた保護シート材8の第一縁部81は、治具1における溝11の開口12を通じて溝11内に挿入される。
図4〜6に示される回転工程は、保護シート材8の第二縁部82が治具1の溝11内に収まるまで治具1を電線9の周りに回転させる工程である。回転工程が、挿入工程に続いて行われることにより、図5に示されるように、保護シート材8は、第二縁部82寄りの部分が第一縁部81寄りの部分に順次重なるように、電線9の保護領域91に巻き付く。即ち、回転工程は、治具1を回転させることによって保護シート材8を電線9の保護領域91に巻き付ける工程である。
図7に示される治具抜き工程は、治具1を保護シート材8及び電線9から取り外す工程である。治具抜き工程は、回転工程が終了した後に行われる。
保護シート材8が不織布である場合、その保護シート材8が、柔らかな不織布のままの状態で緩衝材として用いられる場合と、その保護シート材8が、後述するホットプレス工程によってある程度の剛性を有する筒状の電線保護部材へ成形される場合とが考えられる。
次に、図8を参照しつつ、第1の応用例について説明する。第1の応用例は、保護シート材8が紫外線硬化樹脂のシート材である場合の例である。紫外線硬化樹脂は、紫外線の光エネルギーに反応して柔軟性を有する状態から硬化する合成樹脂である。そのような合成樹脂(紫外線硬化樹脂)は、各種考えられるが、例えば、アクリルレート、不飽和ポリエステル、エポキシ、オキセタン又はビニルエーテルなどを主成分とする樹脂である。
次に、図9を参照しつつ、第2の応用例について説明する。第2の応用例は、保護シート材8の巻き付け領域が分岐している場合の例である。図9は、保護シート材の巻き付け領域が分岐している場合における挿入工程を表す図である。
以上に示された実施形態及び応用例によれば、治具1を電線9の周囲に回転させるだけのごく簡易な工程(回転工程)が行われるだけで、治具1の溝11の部分から保護シート材8への巻き付け力が、治具1の溝11の長手方向全体に亘る範囲において均一に作用する。従って、保護シート材8を電線9の保護領域91に対して多重に巻き付けることが必要な場合に、容易に保護シート材8を電線9の保護領域91全体に均一に巻き付けることが可能となる。
2 電線把持具
3 紫外光源
6 被覆テープ
7 接着剤
8,8A 保護シート材
9 電線
11 溝
12 溝の開口
81 第一縁部
82 第二縁部
83 欠け部
91 保護領域
92 分岐部
111 溝の端
121 溝の開口の縁部
Claims (3)
- 電線に対する保護シート材の巻き付け方法であって、
前記保護シート材の第一の縁部を前記電線の保護領域に留める留め工程と、
前記電線の前記保護領域及びこれに留められた前記保護シート材の前記第一の縁部を、それぞれ開放端をなす両端を直線に沿って繋ぐ溝が形成された治具における前記溝内に挿入する挿入工程と、
前記保護シート材における前記第一の縁部の反対側の第二の縁部が前記治具の前記溝内に収まるまで前記治具を前記電線の周りに回転させることにより、前記保護シート材を前記電線の前記保護領域に巻き付ける回転工程と、を有し、
前記保護シート材が紫外線硬化樹脂からなり、
前記治具が紫外線を透過する部材からなる、電線に対する保護シート材の巻き付け方法。 - 請求項1に記載の電線に対する保護シート材の巻き付け方法であって、
前記治具の前記溝における内側面の横断面形状が円弧である、電線に対する保護シート材の巻き付け方法。 - 電線に対する保護シート材の巻き付け用の治具であって、
それぞれ開放端をなす両端を直線に沿って繋ぎ、前記電線の保護領域及びこれに留められた前記保護シート材の第一の縁部を挿入可能な溝が形成された部材からなり、
前記溝は、当該治具が前記溝に挿入された前記電線の前記保護領域の周りに回転されたときに、前記電線の前記保護領域に巻き付いた前記保護シート材全体を収容可能であり、
紫外線を透過する部材からなる、電線に対する保護シート材の巻き付け用の治具。
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