JP6919649B2 - ワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、複数の絶縁電線が射出成形物により封止されているワイヤハーネスに関する。
従来、バイクや自動車等の車両には、複数の絶縁電線を部分的に一括して、収容しやすくしたワイヤハーネスが設置されている。絶縁電線束を一括するために、絶縁電線の絶縁層を部分的に剥いで導体を露出させて、この露出部を溶接、圧着等により接合する場合がある。この場合、露出部から浸水したり漏電したりする問題があった。このような問題を解決するために露出部を樹脂で封止する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、絶縁電線の露出部を光硬化樹脂によって封止したワイヤハーネスが開示されている。
特開2011−113692号公報
近年、ワイヤハーネスの封止部分に対する利用者のニーズが多様化している。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、利用者の様々なニーズに応えることが可能なワイヤハーネスを提供することにある。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた。その結果、導体の表面に絶縁層が被覆されている複数の絶縁電線が封止されているワイヤハーネスであって、前記絶縁電線は、前記絶縁層が被覆されておらず前記導体が露出している露出部を有し、少なくとも前記露出部は、射出成形物により封止されていることで、様々な場所に収容し易いワイヤハーネスを得ることができることを見出し、本発明を完成した。
本発明の構成は以下のとおりである。
項1.導体の表面に絶縁層が被覆されている複数の絶縁電線が封止されているワイヤハーネスであって、
前記絶縁電線は、前記絶縁層が被覆されておらず前記導体が露出している露出部を有し、
少なくとも前記露出部は、射出成形物により封止されていることを特徴とするワイヤハーネス。
項2.前記露出部は、互いに接合している項1に記載のワイヤハーネス。
項3.前記射出成形物の軸方向の一端部であって前記露出部の反対側には、前記複数の絶縁電線が存在しており、
前記一端部から前記射出成形物の軸方向長さの1/3離れた位置(以下、1/3位置という)よりも他端部側に前記露出部が存在する項1または2に記載のワイヤハーネス。
項4.前記一端部における前記軸方向に垂直な第1の断面での前記複数の絶縁電線の最外接線は、
前記1/3位置における前記軸方向に垂直な第2の断面での前記複数の絶縁電線の最外接線よりも短い項3に記載のワイヤハーネス。
項5.前記第1の断面における前記絶縁電線の形状は扁平状である項4に記載のワイヤハーネス。
項6.前記第1の断面における前記複数の絶縁電線の合計面積率は20面積%以上、90面積%以下である項4または5に記載のワイヤハーネス。
項7.前記複数の絶縁電線のうち一部の絶縁電線は、
前記軸方向に前記他端部から突出している項3〜6のいずれかに記載のワイヤハーネス。
本発明によれば、上記構成により、様々な場所に収容し易いワイヤハーネスを得ることができる。
図1(a)は、第1の実施形態におけるワイヤハーネスの射出成形物およびその周辺部の側面図である。図1(b)は、図1(a)の射出成形物内を透視した図である。 図2(a)は、図1(a)に示した射出成形物のX−X断面図である。図2(b)は、図1(a)に示した射出成形物のY−Y断面図である。 図3(a)は、第2の実施形態におけるワイヤハーネスの射出成形物およびその周辺部の側面図である。図3(b)は、図3(a)の射出成形物内を透視した図である。 図4は、射出成形の概略説明図である。 図5(a)は、射出成形に用いる入れ駒内部の断面図である。図5(b)は、射出成形に用いる金型内部の断面図である。
本発明のワイヤハーネスは、導体の表面に絶縁層が被覆されている複数の絶縁電線が封止されているワイヤハーネスであって、上記絶縁電線は、上記絶縁層が被覆されておらず上記導体が露出している露出部を有し、少なくとも上記露出部は、射出成形物により封止されているものである。
以下、本発明のワイヤハーネスについて図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)は、第1の実施形態におけるワイヤハーネスの射出成形物およびその周辺部の側面図である。図1(a)に示すように、複数の絶縁電線1は、射出成形物4によって封止されている。
図1(b)は、図1(a)の射出成形物内を透視した図である。図1(b)中、二点鎖線は射出成形物4が存在する部分を示す。図1(b)に示すように、絶縁電線1は導体2の表面に絶縁層3が被覆されているものであるが、絶縁電線1の先端部には、絶縁層3が被覆されておらず導体2が露出している露出部5が存在している。露出部5は射出成形物4によって封止されている。露出部5は互いに接合している。
本発明では、少なくとも露出部5が射出成形物4によって封止されていればよく、これにより浸水や漏電を防止し易くすることができる。浸水や漏電防止の観点より、図1(b)に示すように、露出部5と共に、絶縁電線1の露出部5と隣接する部分についても、射出成形物4によって封止されていることが好ましい。
射出成形物4の形状は、第1の実施形態では円柱形である。射出成形物4は、樹脂を射出成形して得られるものであるため、その形状は様々であり、円柱の他、楕円柱、立方体、直方体等の形状が挙げられる。このように射出成形物4の形状は様々であるため、様々な場所に収容することができる。
射出成形物4の素材は、特に限定されないが、絶縁層3、露出部5との接着性を考慮すると、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル等の樹脂が好ましい。そのうちポリエステル樹脂がより好ましい。市販品としてバイロショット(登録商標、東洋紡株式会社製)が挙げられる。バイロショットは、低圧でも射出することができるため、射出成形時の絶縁電線1の損傷を抑制し易くすることができる。そのためにバイロショットが更に好ましい。バイロショットとして、例えばバイロショット(登録商標)GM−955シリーズ、GM−960シリーズ等が挙げられる。
本発明において、射出成形物4の特性を損なわない範囲で、従来の各種添加剤を添加することができる。添加剤として、シリカ、タルク等の充填剤;酸化アンチモン、水酸化アルミ、水酸化マグネシウム等の難燃剤;フタル酸エステル、アジピン酸エステル等の可塑剤;ポリエチレンワックス、シリコーンオイル等の離型剤;カルボジイミド等の加水分解抑制剤等が挙げられる。これらの添加剤は、その一種のみを単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。添加剤の含有量は、射出成形物4の素材として用いられる樹脂100質量部に対して、おおよそ0.1質量部以上、50質量部以下であることが好ましい。添加剤の含有量は、より好ましくは1質量部以上、30質量部以下、更に好ましくは5質量部以上、20質量部以下である。
露出部5は、必ずしも互いに接合している必要はないが、接合している方が露出部5を封止し易くなる。そのために、露出部5どうし互いに接合していることが好ましい。接合方法は、公知の方法である溶接、圧着等を行えば良い。
露出部5は、必ずしも絶縁電線1の先端に存在する必要はないが、露出部5の接合のし易さの観点より、露出部5は絶縁電線1の先端に存在することが好ましい。
絶縁電線1は、バイク等に用いられる一般的な絶縁電線である。導体2の素材は、銅、銅合金、アルミニウム、銀、またはこれらを金メッキ、錫メッキしたもの等が挙げられる。絶縁層3の素材は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等の樹脂が挙げられる。
図1(a)、(b)中、破線矢印は、射出成形物4の軸方向を示す。
図1(b)に示すとおり、射出成形物4の軸方向の一端部Aは、露出部5の反対側に位置し、一端部Aには複数の絶縁電線1が存在している。射出成形物4の一端部Aから、射出成形物4の軸方向長さ(破線矢印の長さ)の1/3離れた1/3位置(以下では、位置Cと呼ぶ)よりも他端部B側に露出部5が存在している。
射出成形物4の一端部Aは、複数の絶縁電線1が陥入している部分であるため、経年劣化等による隙間が生じ易い。この隙間から浸水した場合、露出部5が一端部Aに近すぎると、露出部5をつたって絶縁電線1の内部まで浸水するおそれがあるが、露出部5を一端部Aから離れた位置に存在させることにより、浸水を防止し易くすることができる。そのために露出部5は、軸方向に位置Cよりも他端部B側に存在することが好ましい。更に露出部5は、一端部Aから、射出成形物4の軸方向長さの1/2離れた1/2位置よりも他端部B側に存在することがより好ましい。
一方、露出部5が他端部Bに近すぎると、他端部Bが損傷した場合、露出部5が外部に露出するおそれがある。そのために露出部5は、他端部Bから、射出成形物4の軸方向長さの1/20離れた位置よりも一端部A側に存在することが好ましい。
射出成形物4の軸方向長さは、特に限定されないが、おおよそ1〜20cmである。
図2(a)は、図1(a)の一端部Aにおける軸方向に垂直なX−X断面図である。図2(b)は、図1(a)の位置Cにおける軸方向に垂直なY−Y断面図である。以下では、X−X断面を単に第1の断面と呼ぶ場合がある。また、Y−Y断面を単に第2の断面と呼ぶ場合がある。
図2(a)、(b)中、破線は各断面における複数の絶縁電線1の最外接線を示す。図2(a)における複数の絶縁電線1の最外接線は、図2(b)における複数の絶縁電線1の最外接線よりも短くなっている。これは、図1(a)の一端部Aの方が位置Cよりも、絶縁電線1が密に束ねられていることを意味する。このように一端部Aの絶縁電線1が密に束ねられていることにより、射出成形における一端部Aからの樹脂漏れを少なくすることができる。樹脂漏れとは、射出成形時に樹脂が所望の形状に収まらずに絶縁電線1をつたってそのまま固化して外観性状を損なうことである。
本発明における最外接線とは、射出成形物4の軸方向に垂直な断面において、複数の絶縁電線1を囲むようにして複数の絶縁電線1と外接する接線であって、最短のものを意味する。
更に、一端部Aの絶縁電線1が密に束ねられていることにより、射出成形時に必要な射出圧力をかけ易くなるため、樹脂が充填され易くなり、その結果、射出成形物4の気密性が高くなる。なお、図2(a)では、絶縁電線1どうし互いに接触しているが、接触しない絶縁電線1が含まれていても良い。
一方、位置C側では、各絶縁電線1の間隙が広がっているため、内部まで樹脂が入りこみ易くなり、射出成形物4の気密性が高くなる。なお、図2(b)では、各絶縁電線1は接触していないが、気密性を損なわない程度であれば、部分的に接触していても良い。
このような樹脂漏れの低減および気密性向上の観点より、第1の断面における複数の絶縁電線1の最外接線は、第2の断面における複数の絶縁電線1の最外接線よりも短い方が好ましい。
また、図示していないが、第1の断面における絶縁電線1の形状は、扁平状であることが好ましい。扁平状であることにより、各絶縁電線1の接触点が増えるため、一端部Aにおいて複数の絶縁電線1を密に束ねられた状態になり易くなる。
絶縁電線1の扁平率は、絶縁電線1の長径/絶縁電線1の短径により規定される。絶縁電線1の扁平率は、好ましくは1.1以上、4以下である。扁平率が1.1以上であることにより上記扁平状の効果が得られ易くなる。扁平率は、より好ましくは1.2以上、更に好ましくは1.3以上である。一方、扁平率が4以下であることにより、導体2が断線しにくくなる。扁平率は、より好ましくは3以下、更に好ましくは2以下である。
第1の断面における複数の絶縁電線1の合計面積率は、好ましくは20面積%以上、90面積%以下である。合計面積率が20面積%以上であることにより、射出成形物4に用いる樹脂量を少なくすることができ、コストを低減することができる。合計面積率は、より好ましくは30面積%以上、更に好ましくは40面積%以上である。一方、合計面積率が90面積%以下であることにより、射出成形物4が損傷しても、導体2が外部に露出しにくくなる。合計面積率は、より好ましくは80面積%以下、更に好ましくは70面積%以下である。
第1の断面における複数の絶縁電線1の最外接線で囲まれた領域(以下、第1の最外接線領域と呼ぶ)に対する複数の絶縁電線1の合計面積率は、好ましくは70面積%以上、100面積%未満である。第1の最外接線領域に対する合計面積率が70面積%以上であることにより、樹脂漏れが低減され易くなる。合計面積率は、より好ましくは80面積%以上、更に好ましくは90面積%以上である。一方、第1の最外接線領域に対する合計面積率が100面積%未満であることにより、導体2が断線しにくくなる。合計面積率は、より好ましくは98面積%以下、更に好ましくは95面積%以下である。
第2の断面における複数の絶縁電線1の好ましい合計面積率は、第1の断面における複数の絶縁電線1の好ましい合計面積率と同じである。
第2の断面における複数の絶縁電線1の最外接線で囲まれた領域(以下、第2の最外接線領域と呼ぶ)に対する複数の絶縁電線1の合計面積率は、好ましくは60面積%以上、95面積%以下である。第2の最外接線領域に対する合計面積率が60面積%以上であることにより、一端部Aにおける複数の絶縁電線1が密に束ねられた状態になり易くなる。より好ましくは65面積%以上、更に好ましくは70面積%以上である。一方、第2の最外接線領域に対する合計面積率が95面積%以下であることにより、樹脂が充填され易くなり、射出成形物4の気密性が高くなる。より好ましくは90面積%以下、更に好ましくは80面積%以下である。
図2(a)、(b)に示すとおり、第1の実施形態では、複数の絶縁電線1は、それぞれ同じ径であるが、それぞれ異なる径のものを用いても良い。
絶縁電線1の径は、特に限定されないが、おおよそ0.3〜10mmである。
射出成形物4の径は、特に限定されないが、おおよそ2〜100mmである。
(第2の実施形態)
図3(a)は、第2の実施形態におけるワイヤハーネスの射出成形物およびその周辺部の側面図である。図3(b)は、図3(a)の射出成形物内を透視した図である。なお、第1の実施形態のワイヤハーネス10と同様の構成要素には同一番号を記し、その説明を省略する。
図3(a)に示すように、複数の絶縁電線1は、射出成形物4によって封止されている。複数の絶縁電線1のうち一部の絶縁電線1は、射出成形物4の他端部Bから突出している。
本発明では、露出部5が射出成形物4により封止されていればよく、一部の絶縁電線1を射出成形物4から突出させることもできる。これにより、本発明のワイヤハーネス10は、様々な用途に使用し易いものになる。
なお、図3(b)に示すように、本発明では、射出成形物4内において、必ずしも全ての絶縁電線1に露出部5が存在する必要はなく、一部の絶縁電線1に露出部5が存在する態様であっても良い。
次に、ワイヤハーネス10の製造方法について、図4、5を参照しつつ説明する。
図4は、射出成形の概略説明図である。図5(a)は、入れ駒内部の断面図である。図5(b)は、金型内部の断面図である。
図4の下側金型30aには、凹形状の下側入れ駒20aが陥入されている。下側金型30aには溝部31aが設けられている。
まず、下側金型30aの溝部31aに絶縁電線1の露出部5が位置するように、下側入れ駒20aの溝部21aに複数の絶縁電線1をはめ込む。
次に、図5(a)に示すとおり、下側入れ駒20aの溝部21aにはめ込んだ複数の絶縁電線1を、上側金型30bに陥入された上側入れ駒20bの凸部によって押さえ込む。これにより、この部分の複数の絶縁電線1は密に束ねられた状態になる。上側入れ駒20bの凸部の高さを変えることにより、複数の絶縁電線1の疎密を制御することができる。
図5(b)は、図4の下側金型30aに上側金型30bを重ね合わせたときの金型内部の断面図である。下側金型30aの溝部31aと、上側金型30bの溝部31bにより形成される空間に樹脂を充填する。
樹脂の充填は、溶融状態の樹脂を金型内に射出して行う。その際に、例えば、図4に示すようなランナー32を介して、矢印方向に樹脂を流し込めば良い。なお、図4には1つのランナーと1つの流動方向を示しているが、金型にランナーを複数個設けて、複数個射出成形物を成型しても何ら問題ない。
このようにして樹脂を充填した後、冷却して、余分な部分を除去することにより射出成形物4が形成され、ワイヤハーネス10が得られる。
射出圧力は、特に限定されないが0.05MPa以上、50MPa以下であることが好ましい。射出圧力を50MPa以下とすることにより、射出時の絶縁電線1の動きを抑制することができ、絶縁電線1の損傷を抑制し易くすることができる。一方、射出圧力を0.05MPa以上とすることにより、樹脂を充填し易くすることができる。なお、樹脂としてバイロショットを用いる場合は、0.1MPa以上、30MPa以下の低い射出圧力で成形することができる。
本願は、2016年5月19日に出願された日本国特許出願第2016−100426号に基づく優先権の利益を主張するものである。2016年5月19日に出願された日本国特許出願第2016−100426号の明細書の全内容が、本願に参考のため援用される。
1 絶縁電線
2 導体
3 絶縁層
4 射出成形物
5 露出部
10 ワイヤハーネス
20a 下側入れ駒
20b 上側入れ駒
21a 下側入れ駒の溝部
30a 下側金型 30b 上側金型
31a 下側金型の溝部
31b 上側金型の溝部
32 ランナー
A 一端部
B 他端部
C 1/3位置

Claims (4)

  1. 導体の表面に絶縁層が被覆されている複数の絶縁電線が封止されているワイヤハーネスであって、
    前記絶縁電線は、前記絶縁層が被覆されておらず前記導体が露出している露出部を端部に有し、前記露出部は、互いに接合しており、
    少なくとも前記露出部は、射出成形物により封止されており、
    前記射出成形物の軸方向の一端部であって前記露出部の反対側には、前記複数の絶縁電線が存在しており、
    前記一端部から前記射出成形物の軸方向長さの1/3離れた位置(以下、1/3位置という)よりも他端部側に前記露出部が存在し、
    前記一端部における前記軸方向に垂直な第1の断面での前記複数の絶縁電線の最外接線は、前記1/3位置における前記軸方向に垂直な第2の断面での前記複数の絶縁電線の最外接線よりも短く、
    前記第1の断面における前記絶縁電線の長径/短径の値は、前記第2の断面における前記絶縁電線の長径/短径の値よりも大きいことを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 前記第1の断面における前記絶縁電線の形状は扁平状である請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記第1の断面における前記複数の絶縁電線の合計面積率は20面積%以上、90面積%以下である請求項1または2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記複数の絶縁電線のうち一部の絶縁電線は、
    前記軸方向に前記他端部から突出している請求項1〜3のいずれかに記載のワイヤハーネス。
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