JP6210641B2 - 被覆電線中間材、被覆電線、被覆電線の製造方法及びワイヤハーネス - Google Patents

被覆電線中間材、被覆電線、被覆電線の製造方法及びワイヤハーネス Download PDF

Info

Publication number
JP6210641B2
JP6210641B2 JP2014191255A JP2014191255A JP6210641B2 JP 6210641 B2 JP6210641 B2 JP 6210641B2 JP 2014191255 A JP2014191255 A JP 2014191255A JP 2014191255 A JP2014191255 A JP 2014191255A JP 6210641 B2 JP6210641 B2 JP 6210641B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
covering portion
covered electric
strands
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014191255A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016062815A (ja
Inventor
川口 智博
智博 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2014191255A priority Critical patent/JP6210641B2/ja
Publication of JP2016062815A publication Critical patent/JP2016062815A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6210641B2 publication Critical patent/JP6210641B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/14Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

本発明は、被覆電線中間材と、当該被覆電線中間材を加工してなる被覆電線と、被覆電線の製造方法と、前記被覆電線を備えるワイヤハーネスに関する。
従来、車両等に配索されるワイヤハーネスに用いられる被覆電線は、車両等環境下において内部に水が浸入して不具合が発生する可能性があり、止水性を向上させた被覆電線が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の被覆電線700は、図9に示すように、複数の導体素線を撚り合わせた中空の撚線導体701と、撚線導体701の中空部分がポリエチレン化合物により充填された気密部702と、撚線導体701の外周面を被覆する絶縁体703と、を備えている。被覆電線700は、絶縁体703を押出被覆するときに撚線導体701の内部に配置されたポリエチレン化合物を膨張させることにより、撚線導体701の内部に充填された気密部702が形成され、止水性を向上させることができる。
特開2005−19392号公報
しかしながら、被覆電線700においては、気密部702により止水性を向上させることはできるが、長手方向の一部に気密部702が設けられる構成では、被覆電線700の製造段階であらかじめ止水位置を決めて製造する必要があり、ワイヤハーネスを製造するときに所望の位置で止水することができないという問題があった。
従って、本発明は、上記のような問題点に着目し、所望の位置で簡易な加工により止水性を向上させることができる被覆電線中間材、被覆電線、被覆電線の製造方法及びワイヤハーネスを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、加工されることにより被覆電線となる被覆電線中間材であって、複数の素線と、前記複数の素線を内側に収容した絶縁性合成樹脂からなるチューブ形状の被覆部と、を有し、前記被覆部が、該被覆部の周囲から前記被覆部の長手方向について部分的に加熱圧縮されることにより溶融されて、溶融された前記被覆部の一部が前記複数の素線の間隙に浸透するように構成されていることを特徴とする被覆電線中間材である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記被覆部の外周面全体に重ねて設けられ、前記被覆部よりも融点が高い材料からなる外層被覆部をさらに有していることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載の被覆電線中間材を加工してなる被覆電線であって、前記被覆部の周囲から前記被覆部の長手方向について部分的に加熱圧縮して、前記被覆部を溶融してその一部を前記複数の素線の間隙に浸透させたのち溶融させた前記被覆部を固化させた止水部を設けたことを特徴とする被覆電線である。
請求項4に記載された発明は、請求項3に記載された発明において、前記止水部が端末よりも前記長手方向内側の位置に設けられていることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項3又は4に記載された発明において、前記止水部が複数設けられていることを特徴とするものである。
請求項6に記載された発明は、請求項3〜5のいずれか1項に記載の被覆電線を備えることを特徴とするワイヤハーネスである。
請求項7に記載された発明は、複数の素線と、前記複数の素線を内側に収容した絶縁性合成樹脂からなるチューブ形状の被覆部と、を有する被覆電線中間材を加工して被覆電線を製造する被覆電線の製造方法であって、前記被覆部を周囲から前記被覆部の長手方向について部分的に加熱圧縮することにより溶融させてその一部を前記複数の素線の間隙に浸透させる加熱圧縮工程と、溶融させた前記被覆部を固化させて、前記止水部を形成する止水部形成工程と、を含むことを特徴とする被覆電線の製造方法である。
請求項1に記載された発明によれば、複数の素線と、前記複数の素線を内側に収容した絶縁性合成樹脂からなるチューブ形状の被覆部と、を有し、前記被覆部が、該被覆部の周囲から前記被覆部の長手方向について部分的に加熱圧縮されることにより溶融されて、溶融された前記被覆部の一部が前記複数の素線の間隙に浸透するように構成されている。このことから、被覆部の周囲から加熱圧縮して複数の素線の間隙に溶融された被覆部を浸透させることにより、加熱圧縮加工した部分においてその後に固化した被覆部によって止水することができ、所望の位置で簡易な加工により止水性を向上させることができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記被覆部の外周面全体に重ねて設けられ、前記被覆部よりも融点が高い材料からなる外層被覆部をさらに有している。このことから、外部被覆部を設けることにより、被覆電線の配索環境に合わせて適切な材料を用いて被覆部の外周面を被覆することができ、より経時劣化し難い被覆電線の被覆電線中間材を提供することができる。
請求項3に記載された発明によれば、前記被覆部の周囲から前記被覆部の長手方向について部分的に加熱圧縮して、前記被覆部を溶融してその一部を前記複数の素線の間隙に浸透させたのち溶融させた前記被覆部を固化させた止水部が設けられていることから、所望の位置で簡易な加工により止水性を向上させることができる。
請求項4に記載された発明によれば、前記止水部が端末よりも前記長手方向内側の位置に設けられていることから、被覆部を皮むきにより簡易に除去することができ、端末加工性を良好にすることができる。
請求項5に記載された発明によれば、止水部が複数設けられていることから、より確実に止水することができ、被覆電線の止水信頼性を向上させることができる。
請求項6に記載された発明によれば、請求項3〜5のいずれか1項に記載の被覆電線を備えることから、ワイヤハーネスを構成する被覆電線の止水性を所望の位置において向上させることができる。また、簡易な加工により止水性を向上させることができることから、これまでのように専用の加工スペース/工程を設けるほかにワイヤハーネス製造時にライン上で加工することができる。
請求項7に記載された発明によれば、前記被覆部を周囲から前記被覆部の長手方向について部分的に加熱圧縮することにより溶融させてその一部を前記複数の素線の間隙に浸透させる加熱圧縮工程と、溶融させた前記被覆部を固化させて、前記止水部を形成する止水部形成工程と、を含むことから、所望の位置で止水性を向上させた被覆電線を簡易な加工により製造することができる。
本発明の第一実施携帯にかかるワイヤハーネスを示す図である。 図1に示されたワイヤハーネスが備える被覆電線を示す図である。 図2に示された被覆電線に加工される被覆電線中間材を示す断面図である。 図3に示された被覆電線中間材を加工する方法を説明する図である。 図3に示された被覆電線中間材を加工して形成された止水部の断面を示す図である。 図5に示された止水部の側面を示す図である。 本発明の第二実施形態にかかる被覆電線中間材の断面を示す図である。 図7に示された被覆電線中間材を加工して形成された止水部の断面を示す図である。 従来の被覆電線を示す断面図である。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態にかかるワイヤハーネス、被覆電線、被覆電線の製造方法、及び被覆電線中間材を図1〜図6を参照して説明する。
本実施形態のワイヤハーネス10は、車両等に設置された電子機器等に接続されるものであり、図1に示すように、被覆電線20を含む複数の電線を備えている。
被覆電線20は、図2に示すように、1つの止水部21を有している。止水部21は、被覆電線20の端末よりも長手方向内側の位置において部分的に設けられており、ワイヤハーネス10の設置環境下において、被覆電線20の端部から侵入した水等が被覆電線20内をつたうことを防止する。また、被覆電線20は、後述する被覆電線中間材30を加工して形成されている。
被覆電線中間材30は、図3に示すように、複数の素線31と、複数の素線31を内側に収容した被覆部32と、を有し、押出成形等により製造される。
被覆部32は、絶縁性の合成樹脂を用いてチューブ状に形成されている。被覆部32は、被覆部32の周囲から被覆部32の長手方向について部分的に加熱圧縮されることにより溶融されてその一部が複数の素線31の間隙に浸透するように構成されている。また、被覆部32を構成する絶縁性の合成樹脂としては、例えば、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(Ethylene‐vinyl acetate、以下、EVAと記載する)等を用いることができる。
次に、被覆電線中間材30を用いて被覆電線20を製造する方法について図4を参照して説明する。
被覆電線中間材30を用いた被覆電線20の製造方法は、加熱圧縮工程と、止水部形成工程と、小径部埋め工程と、からなる。
加熱圧縮工程は、被覆電線中間材30を所望の長さに切り出した後、被覆部32を周囲から被覆部32の長手方向について部分的に加熱圧縮することにより溶融させて、溶融させた被覆部32の一部を複数の素線31の間隙Sに浸透させる工程である。図4に示すように、本実施形態の加熱圧縮工程は一対の加熱圧縮型40を用いて行われる。加熱圧縮型40は、被覆電線中間材30に接する面40aの内形が被覆電線中間材30の外形よりもやや小さい寸法に形成されている。これにより、溶融された被覆部32の一部が中心に向けて圧縮されて(押し込まれて)、複数の素線31の間隙Sに浸透する。すなわち、面40aの内形寸法は、溶融された被覆部32の一部が、複数の素線31の間隙S全体に浸透するように圧縮可能な大きさに形成されている。
止水部形成工程は、加熱を停止することにより溶融させた被覆部32を固化させて、図5に示す止水部21を形成する工程である。加熱圧縮工程及び止水部形成工程により、図6に示すように、加工した部分に小径部21aが形成される。
小径部埋め工程は、小径部21aを埋める工程である。例えば、小径部21aに、被覆部32と同じ材料(例えばEVA)を用いて形成された帯状の部材(不図示)を巻いて周囲から加熱して溶融させることにより、小径部21aの外周面に前記帯状の部材が接着して、小径部21aを埋めることができる。
本実施形態によれば、被覆電線中間材30は、複数の素線31と、複数の素線31を内側に収容した絶縁性合成樹脂からなるチューブ形状の被覆部32と、を有し、被覆部32の周囲から被覆部32の長手方向について部分的に加熱圧縮されることにより溶融されて、溶融された被覆部32の一部が複数の素線31の間隙Sに浸透するように被覆部32が構成されている。このことから、被覆部32の周囲から加熱圧縮して複数の素線31の間隙Sに溶融された被覆部32を浸透させることにより、加熱圧縮加工した部分においてその後に固化した被覆部32によって止水することができ、所望の位置で簡易な加工により止水性を向上させることができる。
また、被覆電線20は、被覆部32の周囲から被覆部32の長手方向について部分的に加熱圧縮して、被覆部32を溶融してその一部を複数の素線31の間隙Sに浸透させたのち溶融させた被覆部32を固化させた止水部21が設けられていることから、所望の位置で簡易な加工により止水性を向上させることができる。
また、被覆電線20において、止水部21が被覆電線20の端末よりも長手方向内側の位置に設けられている。例えば、図9に示す従来の被覆電線700において、被覆電線700の長手方向全体に亘って気密部702が設けられている場合には、端末を加工するときに気密部702を構成するポリエチレン化合物を除去してから端子等を接続する必要がある。従って、このポリエチレン化合物が撚線導体701の端末に残存しないように除去する特殊な工程が必要となることから、加工作業性が悪いという問題があった。一方、被覆電線20は、止水部21が被覆電線20の端末に設けられていないことから、複数の素線31を被覆するチューブ形状の被覆部32を皮むきにより簡易に除去することができ、端末加工性を良好にすることができる。
また、加熱圧縮工程と、止水部形成工程を含むことから、所望の位置で止水性を向上させた被覆電線を簡易な加工により製造することができる。
また、ワイヤハーネス10は、被覆電線20を備えることから、ワイヤハーネス10を構成する被覆電線20の止水性を所望の位置において向上させることができる。また、簡易な加工により止水性を向上させることができることから、ワイヤハーネス10製造時にこれまでのように専用の加工スペース/工程を設けるほかにライン上で止水加工することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形例等も本発明に含まれる。
前記実施形態においては、止水部21が被覆電線20の長手方向において1つ(すなわち一部分に)形成されていたが、本発明の止水部は被覆電線の長手方向において複数(すなわち複数部分に)設けられていてもよい。これにより、より確実に止水することができ、被覆電線の止水信頼性をより向上させることができる。なお、本発明における「部分的」の記載は、一部分と複数部分との意味を含むものである。
また、前記実施形態においては、被覆電線20を製造する方法において、小径部埋め工程が行われていたが、本発明の被覆電線製造方法においては、必ずしも小径部埋め工程は行われなくてもよい。また、小径部埋め工程が行われない場合、加熱圧縮工程及び止水部形成工程により、被覆電線中間材30の間隙Sに溶融された被覆部32の一部が充填されて形成された止水部が止水部21以外の部分と比較して固くなり、被覆電線20において止水部21が形成された部分が曲がり難くなる。従って、ワイヤハーネス10の配索経路に合わせて止水部21を形成することにより、ワイヤハーネス10の配索方向を規制しやすくすることができる。
(第二実施形態)
本発明の第二実施形態にかかるワイヤハーネス、被覆電線、被覆電線の製造方法、及び被覆電線中間材を図7、図8を参照して説明する。なお、第一実施形態に記載した構成と同じ構成には同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態のワイヤハーネス(不図示)は、車両等に設置された電子機器等に接続されるものであり、第一実施形態の被覆電線20とは異なる被覆電線20Aを含む複数の電線を備えている。
被覆電線20Aは、複数の止水部21A(図8参照)を有している。止水部21Aは、被覆電線20Aの一部に設けられており、被覆電線20の端部から侵入した水等が被覆電線20内をつたうことを防止する。また、被覆電線20Aは、後述する被覆電線中間材30Aを加工して形成されている。
被覆電線中間材30Aは、図7に示すように、複数の素線31と、複数の素線31を内側に収容した被覆部32と、被覆部32の外周面全体に重ねて設けられる外層被覆部33Aと、を有し、押出成形等により製造される。
外層被覆部33Aは、被覆部32よりも融点が高い材料を用いて形成されている。具体的には、被覆部32に用いられるEVA等よりも融点が高い、ポリエチレン樹脂や、ポリ塩化ビニル樹脂等が用いられる。
次に、被覆電線中間材30Aを用いて被覆電線20Aを製造する方法について説明する。
被覆電線中間材30Aを用いた被覆電線20Aの製造方法は、加熱圧縮工程と、止水部形成工程と、小径部埋め工程と、からなる。
本実施形態の加熱圧縮工程は、被覆電線中間材30Aを所望の長さに切り出した後、外層被覆部33Aの周囲から加熱圧縮することにより被覆部32を溶融させて、溶融させた被覆部32の一部を複数の素線31の間隙Sに浸透させる工程である。本実施形態の加熱圧縮工程は、被覆部32は溶融するが、外層被覆部33Aは溶融しない温度に加熱して行われる。なお、止水部形成工程及び小径部埋め工程は第一実施形態と同様である。
本実施形態によれば、被覆電線中間材30Aは、被覆部32の外周面全体に重ねて設けられ、被覆部32よりも融点が高い材料からなる外層被覆部33Aをさらに有している。このことから、外層被覆部33Aを設けることにより、被覆電線20Aの配索環境に合わせて適切な材料を用いて被覆部32の外周面を被覆することができ、より経時劣化し難い被覆電線20Aの被覆電線中間材30Aを提供することができる。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
10 ワイヤハーネス
20、20A 被覆電線
30、30A 被覆電線中間材
21、21A 止水部
31 素線
32 被覆部
33A 外層被覆部

Claims (7)

  1. 加工されることにより被覆電線となる被覆電線中間材であって、
    複数の素線と、
    前記複数の素線を内側に収容した絶縁性合成樹脂からなるチューブ形状の被覆部と、を有し、
    前記被覆部が、該被覆部の周囲から前記被覆部の長手方向について部分的に加熱圧縮されることにより溶融されて、溶融された前記被覆部の一部が前記複数の素線の間隙に浸透するように構成されている
    ことを特徴とする被覆電線中間材。
  2. 前記被覆部の外周面全体に重ねて設けられ、前記被覆部よりも融点が高い材料からなる外層被覆部をさらに有していることを特徴とする請求項1に記載の被覆電線中間材。
  3. 請求項1又は2に記載の被覆電線中間材を加工してなる被覆電線であって、
    前記被覆部の周囲から前記被覆部の長手方向について部分的に加熱圧縮して、前記被覆部を溶融してその一部を前記複数の素線の間隙に浸透させたのち溶融させた前記被覆部を固化させた止水部を設けたことを特徴とする被覆電線。
  4. 前記止水部が端末よりも前記長手方向内側の位置に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の被覆電線。
  5. 前記止水部が複数設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の被覆電線。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の被覆電線を備えることを特徴とするワイヤハーネス。
  7. 複数の素線と、前記複数の素線を内側に収容した絶縁性合成樹脂からなるチューブ形状の被覆部と、を有する被覆電線中間材を加工して被覆電線を製造する被覆電線の製造方法であって、
    前記被覆部を周囲から前記被覆部の長手方向について部分的に加熱圧縮することにより溶融させてその一部を前記複数の素線の間隙に浸透させる加熱圧縮工程と、
    溶融させた前記被覆部を固化させて、前記止水部を形成する止水部形成工程と、を含む
    ことを特徴とする被覆電線の製造方法。
JP2014191255A 2014-09-19 2014-09-19 被覆電線中間材、被覆電線、被覆電線の製造方法及びワイヤハーネス Active JP6210641B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014191255A JP6210641B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 被覆電線中間材、被覆電線、被覆電線の製造方法及びワイヤハーネス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014191255A JP6210641B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 被覆電線中間材、被覆電線、被覆電線の製造方法及びワイヤハーネス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016062815A JP2016062815A (ja) 2016-04-25
JP6210641B2 true JP6210641B2 (ja) 2017-10-11

Family

ID=55796135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014191255A Active JP6210641B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 被覆電線中間材、被覆電線、被覆電線の製造方法及びワイヤハーネス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6210641B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6137370B1 (ja) * 2016-03-25 2017-05-31 サミー株式会社 遊技機

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5961995A (ja) * 1982-09-30 1984-04-09 松下電器産業株式会社 防湿機能を有する電子機器
JP2001351449A (ja) * 2000-06-05 2001-12-21 Yazaki Corp 被覆電線の製造方法
JP5181556B2 (ja) * 2007-07-13 2013-04-10 住友電装株式会社 シールド線の止水方法および止水構造
JP5803735B2 (ja) * 2012-02-24 2015-11-04 住友電装株式会社 ワイヤーハーネス及びワイヤーハーネスの製造方法
JP5651161B2 (ja) * 2012-12-20 2015-01-07 住友電気工業株式会社 多層熱回復物品、ワイヤスプライス及びワイヤハーネス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016062815A (ja) 2016-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5176533B2 (ja) 電線の止水方法及び該止水方法で形成された止水部を有する電線
US9576704B2 (en) Wire harness waterproof structure
JP5541901B2 (ja) 止水処理方法および絶縁被覆電線
JP5287322B2 (ja) シールド線の端末止水方法および端末止水部を備えたシールド線
CN107112078B (zh) 带模塑部件电线
WO2016009904A1 (ja) 熱収縮チューブ及び熱収縮キャップ並びに電線束の防水方法
WO2012020644A1 (ja) 導電路の防水構造
JP6086896B2 (ja) 止水構造、ワイヤハーネス、及び止水方法
JP2008293848A (ja) 電線端子部分の防水処理方法
JP5402065B2 (ja) シールド線の端末止水方法および端末止水部を備えたシールド線
JP4654957B2 (ja) 同軸ケーブル及びその製造方法
JP6210641B2 (ja) 被覆電線中間材、被覆電線、被覆電線の製造方法及びワイヤハーネス
JP2011065964A (ja) 止水部を備えたシールド電線および該シールド電線の止水部の形成方法
EP2661161A1 (en) Sealing arrangment for cable entry of an overmolded electronic component
JP6901946B2 (ja) 電線の止水接続構造および電線の止水接続方法
JP6058935B2 (ja) 繊維導体、及び電線の製造方法
WO2010101138A1 (ja) ケーブルアセンブリ
JP2011065911A (ja) 止水部を備えたシールド電線および該シールド電線の止水部の形成方法
JP2011065924A (ja) シールド電線の止水部の形成方法および止水部を備えたシールド電線
JP6555135B2 (ja) 車両用配線構造及びその製造方法
JP6241885B2 (ja) 被覆電線、被覆電線中間材、ワイヤハーネス及び被覆電線の製造方法
JP2009071980A (ja) 線間止水方法
JP7394091B2 (ja) ワイヤハーネス
JP2010129229A (ja) シールド線の止水方法および止水部を備えたシールド線
JP2012130225A (ja) 電線の接続方法及びワイヤハーネス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170822

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170911

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6210641

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250