JP6779946B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両に関する。
従来、鞍乗型車両として、燃料ポンプが、エンジンのシリンダ部後方に配置され、また、キャニスタが、左右のセンタフレーム間であってメインフレームの下方に配置されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−31122号公報
特許文献1では、燃料ポンプ及びキャニスタが外部に露出するため、外観性が低下するという課題があった。
また、燃料ポンプがスロットルボディと車幅方向に並んで配置されるため、スロットルボディなど吸気部品の形状、配置に制約がある。また、燃料タンクから下方の離れた位置に燃料ポンプ及びキャニスタが配置されるため、燃料タンクと燃料ポンプ、及び燃料タンクとキャニスタとをそれぞれ接続するホースの管長が長くなる。これらのことから、より効果的な燃料ポンプの配置が望まれていた。
本発明の目的は、外観性を向上させながら燃料ポンプを効果的に配置可能な鞍乗型車両を提供することにある。
本発明は、ヘッドパイプ(21)から後下方へ延びるメインフレーム(22)、及び前記メインフレーム(22)から後方へ延びるシートフレーム(24)を備える車体フレーム(11)と、前記メインフレーム(22)の下方に配置された前傾したシリンダ部(42)を備えるエンジン(36)と、前記メインフレーム(22)上に前記メインフレーム(22)を車幅方向に跨いで支持される燃料タンク(61)と、前記燃料タンク(61)に貯留された燃料を前記エンジン(36)の吸気装置(51)に供給する燃料ポンプ(91)とを備える鞍乗型車両において、前記燃料ポンプ(91)は、前記メインフレーム(22)の下方、且つ側面視で前記シリンダ部(42)のヘッドカバー(48)と車両前後方向でオーバーラップするように配置されるとともに、前記シリンダ部(42)の最上端よりも車両前方に配置され、前記燃料ポンプ(91)の少なくとも一部は、前記燃料タンク(61)に上方及び側方から覆われることを特徴とする。
上記発明において、前記メインフレーム(22)と、前記ヘッドパイプ(21)から前記メインフレーム(22)の下方を後下方に延びるダウンフレーム(27)とがガセットプレート(28)で連結され、前記燃料ポンプ(91)は、前記ガセットプレート(28)の後方に配置されるようにしても良い。
また、上記発明において、前記メインフレーム(22)又は前記ガセットプレート(28)にポンプ取付ステー(102)が設けられ、前記燃料ポンプ(91)は、前記ポンプ取付ステー(102)に取付けられるようにしても良い。
また、上記発明において、前記メインフレーム(22)よりも上方であって前記燃料タンク(61)の下方に配置されるとともに前記燃料タンク(61)に接続されて前記燃料タンク(61)から発生する蒸発燃料を蓄えるキャニスタ(95)を備え、前記キャニスタ(95)は、前記燃料タンク(61)に上方及び側方から覆われるようにしても良い。
また、上記発明において、前記キャニスタ(95)は、車両前後方向に延びる中心軸線(95c)を有する円柱形状に形成され、前記メインフレーム(22)に沿って配置されるようにしても良い。
また、上記発明において、前記燃料ポンプ(91)は、側面視で前記燃料タンク(61)の最下端の上方に配置されるようにしても良い。
本発明は、燃料ポンプが、メインフレームの下方、且つシリンダ部の上方に配置されるとともに、シリンダ部の最上端よりも車両前方に配置され、燃料ポンプの少なくとも一部は、燃料タンクに上方及び側方から覆われるので、メインフレームの下方、前傾したシリンダ部の上方、且つシリンダ部の最上端よりも車両前方に比較的大きな空間を確保でき、燃料ポンプが他部品に制約を与えにくく、また、燃料ポンプを燃料タンクに近づけることができる。これにより、燃料ポンプを効果的に配置できる。また、燃料ポンプが燃料タンクで覆われるため、燃料ポンプを燃料タンクで保護しながら外観性を向上させることができる。
上記発明において、メインフレームと、ヘッドパイプからメインフレームの下方を後下方に延びるダウンフレームとがガセットプレートで連結され、燃料ポンプは、ガセットプレートの後方に配置されるので、燃料ポンプを車両前方からガセットプレートで保護できる。
また、上記発明において、メインフレーム又はガセットプレートにポンプ取付ステーが設けられ、燃料ポンプは、ポンプ取付ステーに取付けられるので、メインフレームとダウンフレームとを連結する剛性の高いガセットプレートで燃料ポンプを強固に支持できる。
また、上記発明において、メインフレームよりも上方であって燃料タンクの下方に配置されるとともに燃料タンクに接続されて燃料タンクから発生する蒸発燃料を蓄えるキャニスタを備え、キャニスタは、燃料タンクに上方及び側方から覆われるので、キャニスタを燃料タンクで覆うことで、キャニスタを燃料タンクで保護しながら外観性を向上できる。また、キャニスタがメインフレームの上方に配置されるため、キャニスタを下方からメインフレームで保護できる。更に、燃料ポンプ及びキャニスタの両方を集中配置して燃料タンクで覆うことができ、燃料ポンプ及びキャニスタと燃料タンクとを接続する配管の管長を短くできる。
また、上記発明において、キャニスタは、車両前後方向に延びる中心軸線を有する円柱形状に形成され、メインフレームに沿って配置されるので、燃料タンクの底部形状を、メインフレーム及びキャニスタに沿って形成でき、キャニスタの中心軸線が車幅方向に延びる場合に比べて、燃料タンクの形状をより単純にできる。
また、上記発明において、燃料ポンプは、側面視で燃料タンクの最下端の上方に配置されるので、燃料ポンプを燃料タンクで側方から覆って、燃料ポンプにおける外部への露出抑制と外部からの保護とを図ることができる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車を示す左側面図である。 車体前部を示す断面図である。 図2の要部拡大図である。 キャニスタ及びその周囲を示す平面図である。 図2のV−V線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示している。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車10を示す左側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部にフロントフォーク12を介して支持された前輪13と、車体フレーム11の下部にスイングアーム14を介して支持された後輪16と、車体フレーム11の上部に取付けられたシート17とを備える。
自動二輪車10は、乗員がシート17に跨って乗る鞍乗型車両である。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21、メインフレーム22、左右一対のピボットフレーム23、左右一対のシートフレーム24、左右一対のサブフレーム26及びダウンフレーム27を備える。
ヘッドパイプ21は、車体フレーム11の前端部を構成する。メインフレーム22は、ヘッドパイプ21から後下方(後方斜め下方)に延びている。左右のピボットフレーム23は、メインフレーム22の後端部左右からそれぞれ下方に延びている。左右のシートフレーム24は、メインフレーム22の後部の左右からそれぞれ後方に延びてシート17を支持している。
左右のサブフレーム26は、左右のピボットフレーム23と左右のシートフレーム24とにそれぞれ渡されている。ダウンフレーム27は、その上端がメインフレーム22の前端より下方のヘッドパイプ21に接続され、ヘッドパイプ21からメインフレーム22の下方を後下方(後方斜め下方)に延びている。
ヘッドパイプ21、メインフレーム22の前部及びダウンフレーム27の前部には、ガセットプレート28が溶接により接合されている。
フロントフォーク12は、フォーク形状に形成され、緩衝器となる左右一対のフォークチューブ12aと、左右のフォークチューブ12aを連結する車幅方向に延びる上下一対のトップブリッジ12b及びボトムブリッジ12cとを備える。
一対のトップブリッジ12b及びボトムブリッジ12cには、上下に延びるステアリングステム(不図示)が取付けられ、ステアリングステムがヘッドパイプ21に回動可能に支持される。トップブリッジ12bにはバーハンドル31が取付けられ、左右のフォークチューブ12aの各下端部には車軸32を介して前輪13が支持されている。
スイングアーム14は、左右のピボットフレーム23の下部に渡されたピボット軸34に上下揺動可能に支持され、スイングアーム14の後端部に車軸35を介して後輪16が支持されている。
左右のピボットフレーム23の下部とダウンフレーム27の下部とには、メインフレーム22の下方に位置するエンジン36が支持されている。
エンジン36は、クランクケース41と、クランクケース41の前部上部から立ち上げられた前傾したシリンダ部42とを備える。
クランクケース41は、左右のピボットフレーム23とダウンフレーム27とに取付けられている。クランクケース41の後部には変速機44が設けられる。シリンダ部42は、クランクケース41から上方に突出するシリンダブロック46と、シリンダブロック46の上部に取付けられたシリンダヘッド47と、シリンダヘッド47の上部を覆うヘッドカバー48とを備える。
シリンダヘッド47は、その後面に吸気装置51(図2参照)が接続され、前面に排気装置52が接続されている。
排気装置52は、シリンダヘッド47から前方に延びるとともに屈曲して後方に延びる排気管54と、排気管54の後端部に接続されたマフラ56とを備える。
メインフレーム22及びシートフレーム24には、シート17の前方に配置された燃料タンク61が取付けられている。
車体フレーム11は、両側方から左右一対のサイドカバー65及び左右一対のリヤサイドカバー66で覆われている。クランクケース41の下部には、左右一対の運転者用ステップ67が設けられている。サイドカバー65の下方には、車体フレーム11で支持された左右一対のステップブラケット68が配置され、各ステップブラケット68の後部に同乗者用ステップ69が設けられている。
スイングアーム14の後端部と左右のサブフレーム26とには、左右一対のリアクッションユニット71が渡されている。
前輪13は上方からフロントフェンダ75で覆われている。後輪16は、上方からリアフェンダ77で覆われている。
図2は、車体前部を示す断面図であり、車幅方向中央を通って前後に延びる車体中心線110(図4参照)に沿って上下に切断した図である。
エンジン36のシリンダ部42は、ピストン(不図示)が挿入されるシリンダ穴(不図示)を備え、シリンダ穴の軸線42aが前傾している。即ち、シリンダ部42が前傾している。
吸気装置51は、シリンダヘッド47の背面に設けられた接続部47aに接続されたスロットルボディ81と、スロットルボディ81にコネクティングチューブ82を介して接続されたエアクリーナ83とを備える。エアクリーナ83は、側面視で、メインフレーム22、シートフレーム24及びサブフレーム26で囲まれた空間84に配置されている。
燃料タンク61は、外側を形成する外板86と、外板86の内側に接合された底板87とを備える。燃料タンク61の前部は、ガセットプレート28に取付けられ、燃料タンク61の後部は、左右のシートフレーム24に渡されたクロス部材24aに取付けられている。
外板86の上部には給油口88が設けられ、給油口88は、キャップ89で塞がれている。底板87は、上方に凸となるように湾曲して凹部を形成している。底板87の下方にはメインフレーム22が通されている。
外板86の周縁部と底板87の周縁部とは接合されてフランジ部61aが形成され、フランジ部61aの最も下方に位置する左右両側の最下部61b(黒丸で示す部分である。)は、側面視で、メインフレーム22とシリンダ部42(詳しくは、ヘッドカバー48)との間に配置されている。
メインフレーム22の下方であってエンジン36のシリンダ部42の上方には、燃料タンク61内の燃料をエンジン36の吸気装置51に供給する燃料ポンプ91が配置されている。
燃料ポンプ91は、燃料の吸入及び吐出を行うポンプ本体と、このポンプ本体を駆動する電動モーターと、吸入する燃料をろ過する燃料フィルターとを備え、燃料ポンプ91の全体は、ケーシングで覆われている。
燃料ポンプ91の長手方向は、車幅方向に一致又は略一致している。
また、燃料ポンプ91は、ガセットプレート28の後方で、燃料タンク61の最下部61bよりも上方に配置される。側面視では、燃料ポンプ91は、燃料タンク61の最下部61bの上方に配置される。
即ち、燃料ポンプ91は、燃料タンク61によって、上方及び左右両側方から覆われている。従って、燃料ポンプ91は、側方から見えないため、自動二輪車10の外観性を向上できる。
また、燃料ポンプ91は、側面視で、メインフレーム22、ダウンフレーム27、ガセットプレート28及びシリンダ部42(詳しくは、ヘッドカバー48)で囲まれた比較的大きな空間93に配置されている。シリンダ部42が前傾することで、空間93をより大きくしている。
メインフレーム22は、上方に凸となる湾曲部22aを途中に備え、湾曲部22aに左右のシートフレーム24が接続されている。
メインフレーム22と左右のシートフレーム24との結合部29の上方には、燃料タンク61内の蒸発燃料を一旦蓄えて吸気装置51に放出するキャニスタ95が配置されている。
キャニスタ95は、燃料タンク61の後部の下方であって長手方向が前後に前上がりに延びる円柱状に形成され、燃料タンク61によって、上方及び両側方から覆われている。
結合部29の上方には、三角形状に窪んだ空間94が出来、空間94内にキャニスタ95の一部が配置されている。これにより、キャニスタ95をより下方に配置でき、燃料タンク61の底板87をより低く配置できて、燃料タンク61の容量を増すことができる。
キャニスタ95の円柱の前端面95aには、チャージ管96及びパージ管97が接続され、キャニスタ95の円柱の後端面95bには、新気導入管98及びドレン管99が接続されている。
チャージ管96は、燃料タンク61の給油口88(図2参照)まで延びて、燃料タンク61内の蒸発燃料をキャニスタ95内に導入する。パージ管97は、エンジン36の吸気装置51(詳しくは、スロットルボディ81)まで延びて、キャニスタ95内の活性炭に吸着されていた蒸発燃料を吸気装置51に導く。
新気導入管98は、キャニスタ95の後端面から左右のシートフレーム24間をシートフレーム24に沿って後方に延び、開放された後端部からキャニスタ95の内部に新気を導入する管である。キャニスタ95内に新気を取込むことで、蒸発燃料を活性炭から放出させて吸気装置51に供給可能にする。
ドレン管99は、キャニスタ95の内部に溜まった水分等の液体を外部に排出する管であり、キャニスタ95の後端面95bからメインフレーム22の後部に沿って下方に延び、開放された下端部から液体が排出される。
以上に示したように、自動二輪車10(図1参照)のキャニスタ95は、メインフレーム22よりも上方であって燃料タンク61の下方に配置されるとともに、燃料タンク61に接続されて燃料タンク61から発生する蒸発燃料を一旦蓄える。キャニスタ95は、燃料タンク61に上方及び側方から覆われる。
この構成によれば、キャニスタ95を燃料タンク61で覆うことで、キャニスタ95を燃料タンク61で保護しながら外観性を向上できる。また、キャニスタ95がメインフレーム22の上方に配置されるため、キャニスタ95を下方からメインフレーム22で保護できる。更に、燃料ポンプ91及びキャニスタ95の両方を集中配置して燃料タンク61で覆うことができ、燃料ポンプ91及びキャニスタ95にそれぞれ接続されるホース類の管長を短くできる。
図3は、図2の要部拡大図である。
燃料ポンプ91は、側面視で、前傾したシリンダ部42(詳しくは、ヘッドカバー48)の最も高い上端部である最上部48a(黒丸で示す部分である。)よりも前方であって最上部48aを通る水平線100よりも上方に配置されている。
このように、燃料ポンプ91を、前傾したシリンダ部42と、メインフレーム22及びダウンフレーム27のそれぞれの前端部を接続するガセットプレート28との間に配置する。これにより、シリンダヘッド47とガセットプレート28との間に比較的大きな空間93を確保でき、燃料ポンプ91をコンパクトに且つ配置自由度を高めながら配置できる。
ガセットプレート28において、シリンダ部42側に臨む後端縁28aは、車両前方に凸となるように湾曲している。このように、ガセットプレート28の後端縁28aを湾曲させることで、上記した空間93をより広く確保でき、燃料ポンプ91の配置自由度を増すことができる。
燃料ポンプ91は、ポンプ取付ステー102によってガセットプレート28に取付けられている。ポンプ取付ステー102は、ガセットプレート28に一対のボルト103によって締結されている。
スロットルボディ81のシリンダ部42寄りの上部には、燃料をシリンダヘッド47の吸気ポートを介してシリンダ部42内の燃焼室に噴射する燃料噴射弁105が取付けられている。
燃料ポンプ91には、導入管接続口91a、供給管接続口91b及び戻し管接続口91cが設けられ、導入管接続口91aに導入管107、供給管接続口91bに供給管108、戻し管接続口91cに戻し管109がそれぞれ接続されている。
導入管107は、燃料タンク61(図2参照)から燃料ポンプ91に燃料を導入する。供給管108は、燃料ポンプ91から燃料噴射弁105に燃料を供給する。戻し管109は、導入管107によって燃料タンク61から燃料ポンプ91に燃料を導入する際に、余剰となった燃料を燃料タンク61に戻す。
燃料ポンプ91を空間93に配置することで、燃料ポンプ91を燃料タンク61及び燃料噴射弁105の近くに配置できる。このため、燃料ポンプ91から燃料タンク61に至る導入管107及び戻し管109の管長と、燃料ポンプ91から燃料噴射弁105に至る供給管108の管長とを短縮でき、コストを抑えることができる。
以上に示したように、メインフレーム22と、ヘッドパイプ21からメインフレーム22の下方を後下方に延びるダウンフレーム27とがガセットプレート28で連結され、燃料ポンプ91は、ガセットプレート28の後方に配置される。
この構成によれば、燃料ポンプ91を車両前方からガセットプレート28で保護できる。
また、メインフレーム22又はガセットプレート28にポンプ取付ステー102が設けられ、燃料ポンプ91は、ポンプ取付ステー102に取付けられる。
この構成によれば、メインフレーム22とダウンフレーム27とを連結する剛性の高いガセットプレート28で燃料ポンプ91を強固に支持できる。
また、燃料ポンプ91は、側面視で燃料タンク61の最下端としての左右の最下部61bの上方に配置されるので、燃料ポンプ91を燃料タンク61で両側方から覆って、燃料ポンプ91における外部への露出抑制と外部からの保護とを図ることができる。
図4は、キャニスタ95及びその周囲を示す平面図である。
燃料ポンプ91は、車体の車幅方向中央を通って前後に延びる車体中心線110よりも車幅方向一側(左側)に配置されている。また、平面視で、燃料ポンプ91は、一部(車幅方向内側の端部)がメインフレーム22と重なり、シリンダ部42よりも車幅方向一側(左側)に突出している。
燃料ポンプ91の車幅方向一側端部(左側端部)の上面には、導入管107及び戻し管109が接続されている。これにより、導入管107及び戻し管109を上方に延ばして燃料タンク61に接続しやすくできる。
キャニスタ95は、円柱状に形成され、メインフレーム22の後端部の上方及び左右のシートフレーム24の各前端部の上方に配置され、また、平面視で、車体中心線110と重なる。キャニスタ95の中心軸線95cは、前後方向に延び、平面視で車体中心線110と重なる。
キャニスタ95の前端面95aに接続されたチャージ管96は、メインフレーム22の上方から車幅方向他側(右側)に屈曲しつつ上方に延びて燃料タンク61(図2参照)の給油口88(図2参照)に接続される。
キャニスタ95の前端面95aに接続されたパージ管97は、メインフレーム22の上方をメインフレーム22に沿って前方に延び、シリンダ部42の上方で車幅方向他側(右側)に屈曲しつつ下方に延びてスロットルボディ81(図2参照)に接続される。
キャニスタ95の後端面95b(図2参照)に接続された新気導入管98は、車体中心線110上を後方に延び、後端部近くで下方斜め後方に屈曲している。
以上の図1〜図3に示したように、鞍乗型車両としての自動二輪車10は、車体フレーム11、エンジン36、燃料タンク61、燃料ポンプ91を備える。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21から後下方へ延びるメインフレーム22、及びメインフレーム22から後方へ延びるシートフレーム24を備える。エンジン36は、メインフレーム22の下方に配置された前傾したシリンダ部42を備える。燃料タンク61は、メインフレーム22上にメインフレーム22を車幅方向に跨いで支持される。燃料ポンプ91は、燃料タンク61に貯留された燃料をエンジン36の吸気装置51に供給する。この自動二輪車10において、燃料ポンプ91は、メインフレーム22の下方、且つシリンダ部42の上方に配置されるとともに、シリンダ部42の最上端としての最上部48aよりも車両前方に配置される。燃料ポンプ91の少なくとも一部は、燃料タンク61に上方及び側方から覆われる。
この構成によれば、メインフレーム22の下方、前傾したシリンダ部42の上方、且つシリンダ部42の最上部48aよりも車両前方に比較的大きな空間93を確保でき、燃料ポンプ91が他部品に制約を与えにくく、また、燃料ポンプ91を燃料タンク61に近づけることができる。これにより、燃料ポンプ91を効果的に配置できる。また、燃料ポンプ91が燃料タンク61で覆われるため、燃料ポンプ91を燃料タンク61で保護しながら外観性を向上させることができる。
また、図4に示したように、キャニスタ95は、車両前後方向に延びる中心軸線95cを有する円柱形状に形成され、メインフレーム22に沿って配置される。
この構成によれば、燃料タンク61の底部形状を、メインフレーム22及びキャニスタ95に沿って形成でき、キャニスタ95の中心軸線95cが車幅方向に延びる場合に比べて、燃料タンク61の形状をより単純にできる。
図5は、図2のV−V線断面図である。
燃料タンク61の底板87は、平坦に形成された上壁87aと、上壁87aの両端から下方に一体に延びる左右一対の側壁87bとからなる。このように、底板87は、上壁87aと左右の側壁87bとで凹部を形成し、キャニスタ95は、上壁87a及び左右の側壁87bによって上方及び車幅方向外側方から覆われて保護される。
上壁87aの下面87cには、キャニスタ支持ブラケット113が設けられ、キャニスタ支持ブラケット113にキャニスタ95が支持されている。
キャニスタ支持ブラケット113は、底板87の上壁87aの下面87cに取付けられた板状の上部ブラケット114と、キャニスタ95を包み込んで保持するとともに上部ブラケット114の両端部に係合されたキャニスタホルダー115とから構成される。
キャニスタホルダー115は、両端部に一対の爪部115aを備え、一対の爪部115aが、それぞれ上部ブラケット114の両端部に設けられた一対の開口部114aに着脱可能に係合している。
車幅方向一側(左側)の側壁87bには、車幅方向内側に突出する内方突出部87dが形成され、内方突出部87dの下端部87eに、導入管107が接続される導入口117と、戻し管109が接続される戻し口118とが設けられている。
キャニスタ95の下方には左右のシートフレーム24が配置されているため、左右のシートフレーム24によってキャニスタ95を保護できる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施形態において、図3に示したように、ガセットプレート28にポンプ取付ステー102を設けたが、これに限らず、メインフレーム22にポンプ取付ステー102を設け、ポンプ取付ステー102に燃料ポンプ91を取付けても良い。
本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗型車両にも適用可能である。なお、鞍乗型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
10 自動二輪車(鞍乗型車両)
11 車体フレーム
21 ヘッドパイプ
22 メインフレーム
27 ダウンフレーム
28 ガセットプレート
36 エンジン
42 シリンダ部
51 吸気装置
61 燃料タンク
91 燃料ポンプ
95 キャニスタ
95c 中心軸線
102 ポンプ取付ステー

Claims (6)

  1. ヘッドパイプ(21)から後下方へ延びるメインフレーム(22)、及び前記メインフレーム(22)から後方へ延びるシートフレーム(24)を備える車体フレーム(11)と、前記メインフレーム(22)の下方に配置された前傾したシリンダ部(42)を備えるエンジン(36)と、前記メインフレーム(22)上に前記メインフレーム(22)を車幅方向に跨いで支持される燃料タンク(61)と、前記燃料タンク(61)に貯留された燃料を前記エンジン(36)の吸気装置(51)に供給する燃料ポンプ(91)とを備える鞍乗型車両において、
    前記燃料ポンプ(91)は、前記メインフレーム(22)の下方、且つ側面視で前記シリンダ部(42)のヘッドカバー(48)と車両前後方向でオーバーラップするように配置されるとともに、前記シリンダ部(42)の最上端よりも車両前方に配置され、前記燃料ポンプ(91)の少なくとも一部は、前記燃料タンク(61)に上方及び側方から覆われることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記メインフレーム(22)と、前記ヘッドパイプ(21)から前記メインフレーム(22)の下方を後下方に延びるダウンフレーム(27)とがガセットプレート(28)で連結され、前記燃料ポンプ(91)は、前記ガセットプレート(28)の後方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記メインフレーム(22)又は前記ガセットプレート(28)にポンプ取付ステー(102)が設けられ、前記燃料ポンプ(91)は、前記ポンプ取付ステー(102)に取付けられることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗型車両。
  4. 前記メインフレーム(22)よりも上方であって前記燃料タンク(61)の下方に配置されるとともに前記燃料タンク(61)に接続されて前記燃料タンク(61)から発生する蒸発燃料を蓄えるキャニスタ(95)を備え、前記キャニスタ(95)は、前記燃料タンク(61)に上方及び側方から覆われることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  5. 前記キャニスタ(95)は、車両前後方向に延びる中心軸線(95c)を有する円柱形状に形成され、前記メインフレーム(22)に沿って配置されることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記燃料ポンプ(91)は、側面視で前記燃料タンク(61)の最下端の上方に配置されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
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