JP6684116B2 - 自動組立装置及び組立物品の製造方法 - Google Patents

自動組立装置及び組立物品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数のハンドを備えた組立てロボットを有する自動組立装置及び、該自動組立装置を用いた組立物品の製造方法に関する。
従来、自動組立装置において1つのロボットで複数の作業を行う場合、ツールチェンジャーを用いてハンドを切替えていた。しかし、ツールチェンジャーによりハンド(ツール)を切替えると、ハンドの切替え時間がかかってしまい、サイクルタイムが増加してしまうといった問題点があった。そのため、切替え時間をかけずに短時間で複数の作業が行えるロボットハンドが求められている。
その解決手段のひとつとして、特許文献1では、1つのロボットにカシメ用ハンドとシャフトチャックハンドとギヤチャックハンドの3つのハンドを備えたロボットハンド装置が開示されている。特許文献1の手段を用いることで、1つのロボットで複数の作業を短時間で行うことができる。
特開平8−323559号公報
しかしながら、特許文献1に記載されているロボットハンド装置では、多関節ロボットによる作業を想定しており、ハンドがツールアダプタに対して垂直方向に1つ、水平方向に2つ設けられているため、直交ロボットでは作業ができない。また、1つのハンドが作業を行う時に、他のハンドが干渉を避けるためにハンドの配置間隔を広げる必要があるため、作業に必要なスペースが増加する。
本発明の目的は、従来の手法では解決できない問題を解決しようとするものであり、直交ロボットで作業可能で、ハンド間の干渉もなく、よりスペース効率のよい自動組立装置及び自動組立方法を提供することである。
前述の目的を達成するため、本発明に係わる自動組立装置は、
第1ハンドと、
前記第1ハンドより高い位置に配置された第2ハンドと、
前記第1ハンドおよび前記第2ハンドが設けられ、前記第1ハンドおよび前記第2ハンドを一体にX軸方向に移動させるX軸移動手段と、
前記X軸移動手段が設けられ、前記第1ハンドおよび前記第2ハンドを一体にY軸方向に移動させるY軸移動手段と、
を備える組立ロボットと、
Z軸移動手段を備え、前記Z軸移動手段によりZ軸方向に各々が移動可能な第1作業台および第2作業台と、
を備えた自動組立装置であって、
前記第1作業台の上には、前記第1ハンドによって所定の作業が行われる第1作業エリアが設けられ、
前記第2作業台の上であり、前記第1作業エリアとは重ならない領域には、第2作業エリアが設けられ、
前記第2ハンドが前記第2作業エリアで作業する際に、前記第1ハンドが前記第2作業台と接触しないことを特徴としている。
また、本発明に係わる組立物品の製造方法は、
第1ハンドと、前記第1ハンドより高い位置に配置された第2ハンドと、前記第1ハンドおよび前記第2ハンドが設けられ、前記第1ハンドおよび前記第2ハンドを一体にX軸方向に移動させるX軸移動手段と、前記X軸移動手段が設けられ、前記第1ハンドおよび前記第2ハンドを一体にY軸方向に移動させるY軸移動手段と、を備える組立ロボットと、Z軸移動手段を備え、前記Z軸移動手段によりZ軸方向に各々が移動可能な第1作業台および第2作業台と、を備えた自動組立装置を用いた組立物品の製造方法であって、
前記第1作業台の上には、前記第1ハンドによって所定の作業が行われる第1作業エリアが設けられ、
前記第2作業台の上であり、前記第1作業エリアとは重ならない領域には、第2作業エリアが設けられ、
前記組立ロボットを前記第1作業エリアおよび前記第2作業エリアの上方で前記X軸方向及び前記Y軸方向に移動させ、前記第1作業台または前記第2作業台を前記Z軸方向に移動させることで組立を行う工程を含み、
前記第2ハンドが前記第2作業エリアで作業する際に、前記第1ハンドが前記第2作業台と接触しないことを特徴としている。
本発明の自動組立装置及び自動組立方法によれば、以下の効果が得られる。
複数の作業台がそれぞれ有する作業エリアの内、所定の作業エリアの幅を複数のハンドの侵入可能幅より大きく設定し、所定の作業エリア以外の作業エリアの幅を複数のハンドの少なくとも一部の侵入可能幅より小さく設定している。さらに、所定の作業エリアに対して作業を行うハンドがZ軸方向の最下部に配置される。そのため、複数ハンドが間隔を広げることなく干渉回避できるので、幅方向の間隔を狭く配置でき、直交ロボットでの作業が可能になる。さらに、作業台が独立して上下動作を行うことで、作業台の間隔を狭く配置でき、装置全体のスペース効率が良くなる。
また、トレイ上に並列して複数の部品を載置し、トレイ上の供給部品を第1のハンドで把持し、移送する。そのため、トレイのまま複数部品の供給ができ、直交ロボットを用いても移し替え機構が不要で簡素にできる。
本発明の一実施形態を示す自動組立方法を説明するための自動組立装置の概略斜視図である。 本発明の一実施形態における複数ハンドの作業時の側面図であり、(a)は、移載ハンドが第1の作業台ユニットに対して作業を行っている図であり、(b)は、組立ハンドが供給ユニットに対して作業を行っている図である。 本発明の一実施形態における作業台ユニットの概要斜視図であり、(a)は、3面方向からの組立てが可能な作業台ユニットの概要斜視図であり、(b)は、5面方向からの組立てが可能な作業台ユニットの概要斜視図である。 各ハンドの幅と各作業エリアの水平方向の関係を示す自動組立装置の概略側面図である。 各ハンドと供給トレイとの垂直方向の関係を示す自動組立装置の概略側面図である。 各作業エリアと各ハンドの水平方向の侵入関係を示す自動組立装置の概略上面図である。
本発明に係る自動組立方法及び自動組立装置1の実施形態について、添付図面に基づき説明する。尚、図面において同一部分は同一符号で示してある。
(実施形態)
本発明を適用した基本的な一実施形態について図1を参照して以下、具体的に説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す自動組立方法を説明するための自動組立装置1の概略斜視図である。
自動組立装置1は、それぞれベース2上に配置され、水平平面内を移動可能な組立ロボット3、組付作業台ユニット4、投入作業台ユニット5、位置決めユニット6、供給ユニット7、ビス供給ユニット8から構成されている。
供給ユニット7は、少なくとも一つ以上の組立部品9を供給可能に収容した供給トレイ10を備えている。供給トレイ10上の組立部品9は、後述の組立ハンド15により、供給トレイ10から把持される。
組付作業台ユニット4、投入作業台ユニット5、位置決めユニット6、供給ユニット7、ビス供給ユニット8は、それぞれ独立した作業エリアを有している。
組立ハンド15、移載ハンド16、ビス締めユニット17は、組付作業台ユニット4、投入作業台ユニット5、位置決めユニット6、ビス供給ユニット8の作業エリアに対して作業を行う時に他のハンドが作業エリア内に侵入しないよう配置されている。しかしながら、供給ユニット7の作業エリアは組立ハンド15が作業している時に他のハンドが侵入することができる水平方向の幅を有する。
組立ロボット3は、ベース2上に固定された支柱11上に設けられたY軸移動手段12のガイドレールに移動可能にX軸移動手段13が取り付けられて構成されている。組立ロボット3は、Z軸方向の駆動手段を有さない。また、X軸移動手段13のガイドレールには、複数のハンド14が取り付けられている。複数のハンド14は、Y軸方向に並列に配置された組立ハンド15、移載ハンド16、ビス締めユニット17で構成されている。
組立ハンド15には貫通孔18bが備えられており、作業台21a上に設けられたピン状の案内手段18aに貫通孔18bが嵌合することで後述の作業台21aとの位置合わせを行うことが可能である。X軸とY軸は略直交しかつX軸とY軸は同一平面内にある。
組付作業台ユニット4は、被組立部品19に組立部品9を組み付けるために、被組立部品19を位置決め及び保持するユニットである。組付作業台ユニット4は、搬送手段28と、Z軸移動手段20aと、作業台21aと、被組立部品19を位置決め及び保持するためのワーク押え手段22と、案内手段18a及びX軸方向、Y軸方向及び回転方向に自由に移動できるコンプライアンス機構(ならい手段)23とで構成されている。
コンプライアンス機構(ならい手段)23は、ロック、アンロック機構がついており、作業台21aと組立ハンド15の位置合わせを行う時はアンロックし、作業台21aを移動可能な状態にすることができる。またそれ以外の時はロックすることで作業台21aを回動自在にできる第1の旋回手段24を備えることができる。
投入作業台ユニット5は、被組立部品19を自動組立装置1に投入するものであり、組付作業台ユニット4と同様に、被組立部品19を位置決め及び保持することが可能であり、Z軸移動手段20bと、作業台21bとで構成されている。保持手段である組付作業台ユニット4は2軸以上の複数軸の方向で動作可能な動作手段を備えることもできる。
作業者が作業台21bに被組立部品19を置き、不図示の操作盤等の操作により、被組立部品19の位置決め、保持を行うが、これに限定されるものではない。不図示の別の搬送手段で被組立部品19を投入作業台ユニット5に搬送してもよい。
位置決めユニット6は、組立部品9をあらかじめ位置決めすることにより、高精度組立を行うものであり、位置決め台26がZ軸移動手段20c上に載置されている。位置決め台26には組立部品9と係合して、組立部品9の回転方向の位相やXY軸方向の位置決めを高精度に行うための位置決め手段27が配置されている。
供給ユニット7は、組立部品9を貯蔵及び供給するためのものであり、供給トレイ10がZ軸移動手段20d上に載置されている構成となっている。供給トレイ10上には並列して複数の組立部品9が載置されており、複数の組立部品9の供給ができる構成となっている。供給トレイ10には複数種類の組立部品9が入っていてもよい。また、複数種類の供給トレイ10を並べて、複数種類の組立部品9を供給することもできる。また、ビス供給ユニット8はビスを貯蔵及び供給するためのものであり、先端部にZ軸移動手段20eが備えられている。
図2は、複数のハンド14を構成する組立ハンド15、移載ハンド16、ビス締めユニット17の配置図であり、図2(a)は移載ハンド16が組付作業台ユニット4の作業台21aから被組立部品19を移載している状態を示す。
また、図2(b)は組立ハンド15が供給ユニット7に対して作業を行っている状態を示す。組立ハンド15は移載ハンド16及びビス締めユニット17に対してZ軸方向最下部に取り付けられている。図5に示すように、組立ハンド15の高さHkと移載ハンド16の高さHi及びビス締めユニット17の高さHsはそれぞれ異なる。また、組立ハンド15が供給トレイ10上にある組立部品9に対して作業を行う時に、移載ハンド16及びビス締めユニット17の最下部の高さHi及びHsは供給トレイ10と接触しない高さに設定されている。
図3は組付作業台ユニット4の概略斜視図であり、図3(a)は第1の旋回手段24により3面方向からの組立てを可能とした状態を示す。また図3(b)に示すように、さらに第2の旋回手段25を備えることもでき、5面方向からの組立も可能となる。
次に、本発明の一実施形態に係る自動組立装置1の一連の動作を、図1を参照して具体的に説明する。
まず、被組立部品19を、作業者または不図示の搬送手段により、作業台21bに配置する。
被組立部品19の配置後、組立ロボット3に備えられた移載ハンド16が、Y軸移動手段12及びX軸移動手段13が動作することによって、投入作業台ユニット5上へ移動する。移載ハンド16が投入作業台ユニット5上に移動完了後、投入作業台ユニット5に備えられたZ軸移動手段20bが上昇し、作業台21bに置かれている被組立部品19を移載ハンド16が把持する。
被組立部品19を把持すると、Z軸移動手段20bが下降する。下降後、Y軸移動手段12及びX軸移動手段13が動作することによって、組立ロボット3に備えられた移載ハンド16が、組付作業台ユニット4上へ移動する。移載ハンド16が組付作業台ユニット4上に移動完了後、組付作業台ユニット4に備えられたZ軸移動手段20aが上昇し、移載ハンド16がアンチャック(把持を解除)を行うことで、作業台21aに被組立部品19を配置する。Z軸移動手段20aが下降した後、ワーク押え手段22が前進することにより、被組立部品19の位置決め及び保持がなされる。
次に、Y軸移動手段12及びX軸移動手段13が動作することによって、組立ロボット3に備えられた組立ハンド15が、供給ユニット7上へ移動する。組立ハンド15が供給ユニット7上に移動完了後、供給ユニット7に備えられたZ軸移動手段20dが上昇し、上昇後、供給トレイ10内に配置されている組立部品9を組立ハンド15が把持する。
Z軸移動手段20dの動作により、供給ユニット7が下降した後、Y軸移動手段12及びX軸移動手段13が動作することによって、組立ハンド15は、位置決めユニット6上へ移動する。組立ハンド15が位置決めユニット6上へ移動完了後、位置決めユニット6に備えられたZ軸移動手段20cが上昇する。上昇後、組立ハンド15が組立部品9をアンチャックし、組立部品9を位置決め台26上に載置する。
組立ハンド15のアンチャック後、位置決め手段27の前進によって、組立部品9のXY方向の位置及び位相方向の精度が向上され、位置精度が向上された組立部品9を組立ハンド15が再び把持する。位置決めユニット6における作業は、高精度な組立作業が要求される場合のみ実施され、必ずしも実施する必要はない。
位置決めユニット6の作業完了後、組立ハンド15は、Y軸移動手段12及びX軸移動手段13が動作することによって、組付作業台ユニット4上へ移動する。組立ハンド15が組付作業台ユニット4上へ動作完了後、コンプライアンス機構(ならい手段)23をアンロックし、作業台21aを移動可能にする。
作業台21aが移動可能となった後、組付作業台ユニット4が備えるZ軸移動手段20aにより、作業台21aが上昇する。上昇中、ピン状の案内手段18aが貫通孔18bと嵌合することで、ならい手段23により作業台21aが移動し、組立ハンド15に対して位置合わせを行う。
作業台21aが位置合わせされた状態のまま、さらに作業台21aが上昇し、組立ハンド15が把持している組立部品9と作業台21aが位置決め及び保持している被組立部品19とを嵌合させる。嵌合後、組立ハンド15が組立部品9をアンチャックし、Z軸移動手段20aにより、作業台21aが下降する。
被組立部品19と組立部品9の嵌合後、ビス締めユニット17は、Y軸移動手段12及びX軸移動手段13が動作することによって、ビス供給ユニット8上へ移動する。それと同時に、ビス締めユニット17が備える不図示のモータにより、ビス締めユニット17内の不図示のドライバビットが回転する。
ビス締めユニット17がビス供給ユニット8上へ動作完了後、ビス締めユニット17が不図示の吸着手段によって吸着を行う。Z軸移動手段20eの上昇により、ビス供給ユニット8の先端がビスを保持した状態で上昇し、吸着を行っているビス締めユニット17付近に停止し、ビス締めユニット17にビスが受け渡される。
Z軸移動手段20eの下降により、ビス供給ユニット先端が下降した後、ビス締めユニット17は、Y軸移動手段12及びX軸移動手段13が動作することによって、組付作業台ユニット4上へ移動する。ビス締めユニット17が組付作業台ユニット4上へ動作完了後、組付作業台ユニット4が備えるZ軸移動手段20aにより、作業台21aが上昇する。上昇途中、ビスと被組立部品19が接触すると、トルク変化が始まり、ビスを締め終わるとトルクが最大値になる。トルクの最大値になった箇所を検出することで、ビス締めユニット17が備える不図示のモータと、Z軸移動手段20aが停止する。
このように被組立部品19に対して組立部品9を組み付けた後、ビス締めユニット17で組立部品9を被組立部品19に固定する作業を行うこともできる。また、ビス締めユニット17及びビス供給ユニット8はビス締め工程が存在する場合のみ必要であり、必ずしも実施されるものではない。必要に応じて着脱することも可能である。また、第1の旋回手段24や第2の旋回手段25を用いれば、被組立部品19の複数方向において組立部品9を組付ける動作や、ビス締め等の固定作業を行うことができる。
被組立部品19に組立部品9が嵌合または結合し、自動組立装置1での組立工程が終了すると、組付作業台ユニット4が備える搬送手段28が動作し、作業台21aに配置されている被組立部品19が自動組立装置1の外部に排出される。
以下、図4及び図5を参照して、各ハンドの幅と各作業エリアの水平方向の関係と、各ハンドと供給トレイ10との垂直方向の関係とを説明する。図4は各ハンドの幅と各作業エリアの水平方向の関係を示す自動組立装置1の概略側面図である。また、図5は、各ハンドと供給トレイ10との垂直方向の関係を示す自動組立装置1の概略側面図である。
図4において、組付作業台ユニット4の作業台21aの作業エリアAs、位置決め台26の作業エリアAi及び供給トレイ10の作業エリアAkが図示のように設けられている。また、複数のハンド14を構成する移載ハンド16及びビス締めユニット17は、それぞれ各作業エリアに侵入する際の侵入可能幅Bi及びBsを有する。
図4において、各作業エリアAs、Ai及びAkの幅Ws、Wi及びWkの大きさは水平方向(ここではY軸方向)の大きさを示し、各ハンドの侵入可能幅Bi及びBsも同様に水平方向の大きさを示している。
各作業エリアの幅と各ハンドの侵入可能幅との関係は以下の通りである。
(1) Ws<Bs、 Ws<Bi
(2) Wi<Bs、 Wi<Bi
(3) Wk>Bs、 Wk>Bi
上記(1)及び(2)、更に図4に示すように、作業台21aの作業エリアAsと位置決め台26の作業エリアAiは、侵入可能幅Bsと侵入可能幅Biより僅かに小さく設定されている。このため、供給トレイ10の作業エリアAk以外の他の作業エリアAs及びAiに移載ハンド16やビス締めユニット17が侵入できない。
以上のように、所定の作業エリア以外の作業エリアの幅を複数のハンド14の少なくとも一部の侵入可能幅より小さく設定し、かつ上記(3)に示すように、作業エリアのうち所定の作業エリアの幅を複数のハンド14の侵入可能幅より大きく設定している。
以上のことをまとめると、本発明では、所定の作業エリアの幅をWx(Wk)、所定の作業エリア以外の作業エリアの幅をWy、複数のハンド14が侵入可能な幅をBxと、それぞれ便宜的に規定すると、Wx>Bx、Wy<Bxの関係を満たすと言える。
以上のように、所定の作業エリア(本実施形態では供給トレイ10の作業エリア)以外の作業エリアの幅を複数のハンド14の少なくとも一部が侵入できない幅に設定している。これにより、各作業台(作業エリア)の幅を各ハンド14の幅に合わせるため、各ハンド14を従来に比べてより狭い間隔で配置できる。従って、スペース効率が向上する効果がある。
所定の作業エリアを複数の組立部品9を並列に載置して組立ハンド15に供給する供給トレイ10とした場合、供給トレイ10の組立部品9を所定のハンドとしての組立ハンド15が把持及び移送する。このとき、組立ハンド15はZ軸方向の最下部に配置されている。
次に、図5を用いて各ハンドと供給トレイ10との垂直方向(Z軸方向)の関係を説明する。供給トレイ10の最上部は、Z軸移動手段20dによって、ベース2からHtの高さまで上昇することができる。一方、それ自体は下降しない組立ハンド15、移載ハンド16及びビス締めユニット17は、ベース2から最下部までの高さがそれぞれHk,Hi及びHsと規定されている。
各ハンドと供給トレイ10の高さとの関係(垂直方向の関係)は以下の通りである。
(1) Ht<Hk、Ht=Hk
(2) Ht<Hi、Ht<Hs
ここで、組立ハンド15が、供給トレイ10の上方に移動する前には、供給トレイ10は高さHkより低い位置にあり、組立ハンド15の移動を干渉しない。組立ハンド15が供給トレイ10上の組立部品9を把持できる位置に来ると、高さHtまで上昇するように不図示の制御手段により制御する。
以上のことをまとめると、所定の作業エリアに対して作業を行うハンドの高さをHx、その他のハンドの高さをHy、所定の作業エリアの最上部が最も上昇した高さをHzと、それぞれ便宜的に規定すると、Hx<Hz、Hy>Hzの関係を満たすと言える。
図5から分かるように、異なる高さを有する複数のハンド14のうち、第1の作業エリアに対して作業を行う組立ハンド15をZ軸方向の最下部に配置している。そのため、複数のハンド14が間隔を広げることなく干渉回避できるので、幅方向の間隔を狭く配置でき、直交ロボットでの作業が可能になる。さらに、各作業台が独立して上下動作を行うことで、作業台の間隔を狭く配置でき、装置全体のスペース効率が良くなる。
図6は、各作業エリアと各ハンドの水平方向の侵入関係を示す自動組立装置1の概略上面図であり、組立ハンド15が供給トレイ10に対して作業を行っている状態を示している。このとき、複数のハンドを備えた組立ロボット3が供給トレイ10のXY軸方向で作業エリアに侵入している。
第1の作業エリアである供給トレイ10の作業エリアAkは、組立ハンド15が作業エリアAkで作業している時に、他のハンドである移載ハンド16とビス締めユニット17が侵入することができる水平方向の幅Wkを有する。従って、図6に示すように組立ハンド15、移載ハンド16、ビス締めユニット17の複数のハンドが作業エリアAkに侵入できる。
一方、組立ハンド15、移載ハンド16、ビス締めユニット17のいずれか一つが、供給トレイ10の作業エリアAk以外の他の作業エリアに対して作業を行う時、他のハンドが他の作業エリア内に侵入しないよう配置されている。
以上説明した構成及び動作によれば、供給ユニット7以外の作業エリアの幅が、隣接するハンドが作業エリアに侵入できない幅である。また、組立ハンド15を他のハンドに対してZ軸方向の最下部に配置することによって、各ハンドの幅方向の間隔を狭く配置できる。さらに、作業台21aが独立して上下動作を行うことで、各作業エリアの間隔を狭く配置でき、自動組立装置全体のスペース効率を良くすることができる。
また、供給トレイ10上に並列して複数の組立部品9を載置し、供給トレイ10がZ軸方向に上下動作することで、供給トレイのまま複数部品の供給ができ、移し替え機構が不要で簡素にすることができる。
1 自動組立装置
2 ベース
3 組立ロボット
4 組付作業台ユニット
5 投入作業台ユニット
6 位置決めユニット
7 供給ユニット
8 ビス供給ユニット
9 組立部品
10 供給トレイ
11 支柱
12 Y軸移動手段
13 X軸移動手段
14 複数のハンド
15 組立ハンド
16 移載ハンド
17 ビス締めユニット
18a 案内手段
18b 貫通孔
19 被組立部品
20a、20b、20c、20d、20e Z軸移動手段
21a 作業台
22 ワーク押え手段
23 ならい手段
24 第1の旋回手段
25 第2の旋回手段
26 位置決め台
27 位置決め手段
28 搬送手段
Ak 作業エリア
Ai 作業エリア
As 作業エリア
Bi 移載ハンドの侵入可能幅
Bs ビス締めユニットの侵入可能幅
Wk Akの幅
Wi Aiの幅
Ws Asの幅
Ht 供給トレイの高さ
Hk 組立ハンドの高さ
Hi 移載ハンドの高さ
Hs ビス締めユニットの高さ

Claims (19)

  1. 第1ハンドと、
    前記第1ハンドより高い位置に配置された第2ハンドと、
    前記第1ハンドおよび前記第2ハンドが設けられ、前記第1ハンドおよび前記第2ハンドを一体にX軸方向に移動させるX軸移動手段と、
    前記X軸移動手段が設けられ、前記第1ハンドおよび前記第2ハンドを一体にY軸方向に移動させるY軸移動手段と、
    を備える組立ロボットと、
    Z軸移動手段を備え、前記Z軸移動手段によりZ軸方向に各々が移動可能な第1作業台および第2作業台と、
    を備えた自動組立装置であって、
    前記第1作業台の上には、前記第1ハンドによって所定の作業が行われる第1作業エリアが設けられ、
    前記第2作業台の上であり、前記第1作業エリアとは重ならない領域には、第2作業エリアが設けられ、
    前記第2ハンドが前記第2作業エリアで作業する際に、前記第1ハンドが前記第2作業台と接触しないことを特徴とする自動組立装置。
  2. 前記第1作業エリアの幅は、前記第2作業エリアの幅より広い請求項1に記載の自動組立装置。
  3. 前記第1作業エリアの幅は、前記第1作業台の幅であり、
    前記第2作業エリアの幅は、前記第2作業台の幅である請求項1または2に記載の自動組立装置。
  4. 前記第1作業エリアは複数の組立部品を載置する供給トレイである請求項1乃至3のいずれか1項に記載の自動組立装置。
  5. 前記第1ハンドおよび前記第2ハンドは、前記Y軸方向に沿って前記X軸移動手段に設けられている請求項1乃至4のいずれか1項に記載の自動組立装置。
  6. 前記第1ハンドは、前記第1作業エリアで前記所定の作業を行うものであり、
    前記第2ハンドは、前記第2作業エリアで作業を行うものであり、
    前記第1作業エリアと前記第2作業エリアは、前記第1ハンドと前記第2ハンドが配置された順に従って、配置されている請求項5に記載の自動組立装置。
  7. 前記組立ロボットは、前記第1ハンドよりも高い位置に配置され、前記X軸移動手段に設けられた第3ハンドをさらに備え、
    前記自動組立装置は、Z軸移動手段を備え、該Z軸移動手段により前記Z軸方向に移動可能な第3作業台をさらに備え、
    前記第3作業台の上であり、前記第1作業エリアおよび前記第2作業エリアと重ならない領域に第3作業エリアが設けられ、
    前記第2ハンドが前記第2作業エリアで作業するとき、および/または前記第3ハンドが第3作業エリアで作業するときに、前記第1ハンドが、前記第2作業台および前記第3作業台と接触しない請求項1乃至6のいずれか1項に記載の自動組立装置。
  8. 前記第1作業エリアの幅は、前記第3作業エリアの幅より広い請求項7に記載の自動組立装置。
  9. 前記第3作業エリアの幅は、前記第3作業台の幅である請求項7または8に記載の自動組立装置。
  10. 前記第3ハンドは、前記第1ハンドおよび前記第2ハンドとともに、前記Y軸方向に沿って前記X軸移動手段に設けられている請求項7乃至9のいずれか1項に記載の自動組立装置。
  11. 前記第2ハンドおよび前記第3ハンドは、それぞれ侵入可能幅を有し、
    前記第2作業エリアおよび前記第3作業エリアの幅は、前記第2ハンドおよび前記第3ハンドの侵入可能幅の少なくとも1つより狭い請求項10に記載の自動組立装置。
  12. 前記第2ハンドは前記第1ハンドおよび前記第3ハンドより高く、かつ、前記第1ハンドおよび前記第3ハンドとの間に配置されており、
    前記第2作業エリアの幅および前記第3作業エリアの幅は、前記第2ハンドの侵入可能幅より狭い請求項11に記載の自動組立装置。
  13. 前記第3ハンドは、前記第3作業エリアで作業を行うものであり、
    前記第1作業エリア、前記第2作業エリアおよび前記第3作業エリアは、前記第1ハンド、前記第2ハンドおよび前記第3ハンドが配置された順に従って、配置されている請求項10乃至12のいずれか1項に記載の自動組立装置。
  14. 前記組立ロボットは、前記Z軸方向の駆動手段を有さない請求項1乃至13のいずれか1項に記載の自動組立装置。
  15. 搬送手段をさらに備える請求項1乃至14のいずれか1項に記載の自動組立装置。
  16. 第1ハンドと、前記第1ハンドより高い位置に配置された第2ハンドと、前記第1ハンドおよび前記第2ハンドが設けられ、前記第1ハンドおよび前記第2ハンドを一体にX軸方向に移動させるX軸移動手段と、前記X軸移動手段が設けられ、前記第1ハンドおよび前記第2ハンドを一体にY軸方向に移動させるY軸移動手段と、を備える組立ロボットと、Z軸移動手段を備え、前記Z軸移動手段によりZ軸方向に各々が移動可能な第1作業台および第2作業台と、を備えた自動組立装置を用いた組立物品の製造方法であって、
    前記第1作業台の上には、前記第1ハンドによって所定の作業が行われる第1作業エリアが設けられ、
    前記第2作業台の上であり、前記第1作業エリアとは重ならない領域には、第2作業エリアが設けられ、
    前記組立ロボットを前記第1作業エリアおよび前記第2作業エリアの上方で前記X軸方向及び前記Y軸方向に移動させ、前記第1作業台または前記第2作業台を前記Z軸方向に移動させることで組立を行う工程を含み、
    前記第2ハンドが前記第2作業エリアで作業する際に、前記第1ハンドが前記第2作業台と接触しないことを特徴とする組立物品の製造方法。
  17. 前記第1作業台または前記第2作業台を前記Z軸方向に移動させて組立を行う際に、前記組立ロボットは前記Z軸方向に移動しないことを特徴とする請求項16に記載の組立物品の製造方法。
  18. 前記第1作業エリアは複数の組立部品を載置する供給トレイであることを特徴とする請求項16または17に記載の組立物品の製造方法。
  19. 前記第1ハンドを用いて、前記供給トレイに載置された組立部品を保持する工程と、
    前記X軸移動手段および前記Y軸移動手段によって、前記組立部品を被組立部品が設置された前記第2作業台の上方に移動させる工程と、
    前記移動させる工程の後に、前記第2作業台のZ軸移動手段によって前記被組立部品を前記Z軸方向に移動させることにより、前記組立部品と前記被組立部品とを組立てる工程と、
    を含む請求項18に記載の組立物品の製造方法。
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