JP5562445B2 - 工作機械のパレット移送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、互いに隣接した第1の台から第2の台へのワーク取付用パレットの移送を容易にする工作機械のパレット移送装置に関する。
工作機械に隣接して段取り台を設置し、ワークが取り付けられたパレットを段取り台から工作機械のテーブルへと移送するようにした装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1記載の装置では、段取り台と工作機械のテーブルとにそれぞれ鉛直方向にパレット取付け面を形成するとともに、各パレット取付け面にパレットの移送方向に沿ってそれぞれパレット案内レールを設ける。そして、段取り台のパレット取付け面に鉛直姿勢でパレットを保持し、保持したパレットをモータの駆動によりパレット案内レールを介して工作機械のテーブルへと移送する。その後、テーブルのパレット取付け面にパレットを固定し、ワークの加工を行う。
特開2009−262261号公報
このように段取り台から工作機械のテーブルへとパレットを移送する場合、段取り台のパレット取付け面に対してテーブルのパレット取付け面が傾いていると、スムーズなパレットの移送が妨げられる。このため、スムーズなパレットの移送を可能にするためには、両パレット取付け面同士の傾きを最小(例えば0)にする必要がある。しかしながら、工作機械と段取り台には、それぞれ部品間の組立誤差等が存するため、傾きが0となるようにパレット取付け面を形成することは容易でない。
本発明は、互いに隣接した第1の台から第2の台へワーク取付用のパレットを移送する工作機械のパレット移送装置であって、第1の台は、パレットの移送方向に沿って設けられ、第1の取付け面を規定する第1の取付け部を有し、第2の台は、パレットの移送方向に沿って設けられ、第2の取付け面を規定する第2の取付け部を有し、パレットは、パレットの移送方向に沿って設けられ、第1の取付け部および第2の取付け部に取付け可能な被取付け部を有し、第1の取付け面に沿った第1の台から第2の台へのパレットの移送に伴い、被取付け部と第2の取付け部との接触力によって、被取付け部によって規定される被取付け面と第2の取付け面の向きが互いに一致するように第1の台、第2の台およびパレットのうち、少なくとも1つを回動可能に支持する支持機構を備えることを特徴とする。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るパレット移送装置が適用される工作機械設備の概略構成を示す平面図である。
図2は、図1の工作機械の側面図である。
図3は、図2の矢視III図である。
図4は、図2の矢視IV図である。
図5は、図2のV部断面図である。
図6は、パレット交換装置の一例を示す斜視図ある。
図7は、図6のパレット交換装置によるパレットの移送状態を示す斜視図である。
図8は、図6のパレット交換装置によるパレットの移送状態を示す平面図である。
図9は、パレットの移送時の問題点を説明する図である。
図10は、本発明の第1の実施の形態に係るパレット移送装置が設けられたパレット交換装置の斜視図である。
図11は、図10のパレット交換装置の平面図である。
図12は、第1の実施の形態に係るパレット移送装置による動作の一例を示す平面図である。
図13は、図12の後の動作を示す平面図である。
図14は、本発明の第2の実施の形態に係るパレット移送装置が設けられたパレット交換装置の斜視図である。
図15は、図14のパレット交換装置の平面図である。
図16は、図14の要部拡大図である。
図17は、本発明の第3の実施の形態に係るパレット移送装置が設けられたパレット交換装置の斜視図である。
図18は、図17の主に走行体の構成を示す平面図である。
図19は、図18の要部拡大図である。
図20は、図17の変形例を示すパレット交換装置の正面図である。
図21は、図20の主に走行体の構成を示す平面図である。
図22は、工作機械に本実施の形態に係るパレット移送装置を適用した例を示す平面図である。
図23は、図1の変形例を示す図である。
図24は、図1の別の変形例を示す図である。
−第1の実施の形態−
以下、図1〜図13を参照して、本発明による工作機械のパレット移送装置の第1の実施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るパレット移送装置が適用される工作機械設備の概略構成を示す平面図であり、図2は、工作機械の側面図である。なお、以下では、便宜上図示のように前後方向(Z方向)、左右方向(X方向)および上下方向(Y方向)を定義し、この定義に従い各部の構成を説明するが、各部の構成は図示の方向に限定されない。
図1の工作機械設備は、工作機械1と、工作機械1に隣接して工作機械1の左右両側の段取り位置に設置されたパレット交換装置(段取りステーションとも呼ぶ)2,3と、工作機械1およびパレット交換装置2,3を制御する機械制御装置4とを備える。この工作機械設備においては、一方(左側)のパレット交換装置2から工作機械1へ、および工作機械1から他方(右側)のパレット交換装置3へと順次パレットPが移送される。本実施の形態に係るパレット移送装置は、パレット交換装置2,3に設けられる。
パレットPには予めワークWが取り付けられ、パレットPと一体にワークWが移送され、工作機械1によってワークWが加工される。なお、図1では、パレット交換装置2から工作機械1にパレットP1が移送され、かつ、工作機械1からパレット交換装置3にパレットP2が移送された状態を示している。パレットP1には加工前あるいは加工中のワークW1が取り付けられ、パレットP2には加工済みのワークW2が取り付けられている。
工作機械1は、例えば横形のマシニングセンタであり、パレットPが鉛直方向に向けて縦置きに保持されている。工作機械1は、スプラッシュガード11を有し、スプラッシュガード11によって加工領域が包囲されている。スプラッシュガード11には、加工領域にパレットPを搬入および加工領域からパレットPを搬出するための開口部と、各開口部を開閉するドア11a,11bと、各ドア11a,11bを開閉するドア開閉モータMa,Mbとが設けられている。
図1,2に示すように工作機械1は、第1ベッド12と、第1ベッド12から離間して第1ベッド12の後方に配置された第2ベッド13と、第1ベッド12上に立設されたコラム14と、コラム14に支持された主軸頭15と、前後方向に延在する回転軸線Oを中心として主軸頭15に回転可能に、かつ、コラム14の後面から後方に突出して支持された主軸16と、第2ベッド13上に配置されたテーブル17とを有する。主軸16の先端部には、工具ホルダ(不図示)を介して工具Tが装着され、工具Tは主軸頭15内のスピンドルモータにより回転駆動される。テーブル17の前面には、パレット支持部(後述のガイドローラ53)を介してパレットPが鉛直姿勢に保持されている。パレットPの前面には、工具Tに対向してワークWが取り付けられている。
コラム14は、Z軸用直線送り機構を介して第1ベッド12の上面に前後方向に移動可能に支持されている。主軸頭15は、Y軸用直線送り機構を介してコラム14の後面に上下方向に移動可能に支持されている。テーブル17は、X軸用送り機構を介して第2ベッド13の上面に左右方向に移動可能に支持されている。X軸用、Y軸用、Z軸用の各直線送り機構は、例えばボールねじと、ボールねじを回転駆動するサーボモータと、コラム14、主軸頭15およびテーブル17の直線移動を案内する案内レール等によりそれぞれ構成される。この構成により、工具TとワークWとが直交3軸方向(X,Y,Z軸方向)に相対移動可能となり、工具TとワークWとの相対移動によりワークWが加工される。
図3は、パレットPの後面の正面図(図2の矢視III図)であり、図4は、パレットPに対向するテーブル17の正面図(図2の矢視IV図)、図5は、図2のV部断面図である。
図4に示すように、テーブル17の上面には、駆動モータM0が設置されている。駆動モータM0の出力軸51は前方に突出し(図2参照)、その先端部にピニオン52が取り付けられている。また、テーブル17の前面には、上下一対のガイドローラ53が左右方向に等間隔に離間して複数取り付けられている。
図3に示すように、パレットPの上端部には、ピニオン52に噛合するラック55が左右方向全長にわたって形成されている。また、パレットPの前面には、ガイドローラ53に対応し、上下一対の溝部54が左右方向全長にわたって形成されている。図5に示すように溝部54は、その奥方(前方)において入口部よりも上下方向に拡大し、入口部の上下両側に凸部54aが形成されている。なお、パレットPの後面に断面略L字形状の上下一対のガイド部を互いに向かい合わせに取り付けて、上下一対の凸部を形成してもよい。この場合、断面略L字形状のガイド部を左右方向全長にわたって設けるのではなく、左右方向等間隔に複数設けるようにしてもよい。
図5において、ガイドローラ53は、テーブル17の前面に装着された基部53aと、基部53aから前方に延在する軸部53bと、軸部53bの先端に設けられたローラ部53cとを有する。ローラ部53cは、軸部53bを中心とした略円板形状をなしている。このため、ローラ部53cは、軸部53bよりも上下左右方向に突出し、基部53aとローラ部53cとの間に、パレットPの凸部53aを収容する収容空間53dが形成されている。図示は省略するが、ローラ部53cの上下面および前面には、ガイドローラ53に沿ったパレットPの左右方向の移動を容易にするためにローラが取り付けられている。
複数のガイドローラ53のうち一部は、ローラ部53cを前後方向に移動するピストンによって構成されている。このピストンの縮退動作によりローラ部53cが後方に移動し、パレットPの後面が基部53aの前端面に当接して、パレットPをテーブル17にクランプして固定することができる。なお、クランプ部をガイドローラ53によって構成するのではなく、ガイドローラ53とは別部材によってクランプ部を構成してもよい。
このような工作機械1では、パレットPの溝部54とガイドローラ53とが左右方向に移動可能に係合している。このためクランプ部によるクランプを解除した状態で、駆動モータM0によりピニオン52を回転させると、ピニオン52に係合しているラック55が移動する。これによりパレットPは、ガイドローラ53に案内されながらテーブル17に沿って左右方向に移動する。
図1において、パレット交換装置2,3は、それぞれ鉛直方向に立設されたパレット支持台21,31を有する。各パレット支持台21,31の上面にはそれぞれ駆動モータM1,M2が設置され、各駆動モータM1,M2の出力軸には、駆動モータM0と同様、ピニオン52が取り付けられている。
各パレット支持台21,31の前面には、ガイドローラ22,32が設けられている。ガイドローラ22,32は、テーブル17のガイドローラ53と同様に構成されている。すなわち、各ガイドローラ22,32はそれぞれ上下一対づつ、かつ左右方向に離間して複数設けられ、ガイドローラ22,32がパレットPの溝部54に係合し、パレットPはパレット支持台21,31の前面に支持される。パレット支持台21,31の前面にパレットPを支持した状態で、駆動モータM1,M2によりピニオン52を回転させると、パレットPは、ガイドローラ22,32に案内されながらパレット支持台21,31に沿って左右方向に移動する。
図1のドア開閉モータMa,Mbおよび駆動モータM0,M1,M2は、機械制御装置4により制御される。機械制御装置4は、工作機械1の起動および停止や、工作機械1に設けられた工具交換装置の動作も制御する。さらに機械制御装置4は、NCプログラムを読み取り解釈し、移動指令を送出する機能も有する。
本実施の形態におけるパレット交換装置2,3は、レールに沿って移動可能に設けられる。図6は、左側のパレット交換装置2の概略構成を示す斜視図である。なお、左右のパレット交換装置2,3の基本的構成は同一であるため、以下では、左側のパレット交換装置2の構成のみを説明し、右側のパレット交換装置3の構成については説明を省略する。また、図6では、便宜上、駆動モータM0,M1およびワークWの図示を省略するとともに、工作機械1の構成としてテーブル17のみを示している。
図6に示すように、工作機械1(テーブル17)の側方には、左右一対のレール61とその内側の中央レール62とが互いに略平行に前後方向にかけて敷設されている。中央レール62の左方には、上面にギア部63aを有するギアレール63が、中央レール62に対して略平行に前後方向にかけて敷設されている。レール62の上面には走行体65が載置されている。
走行体65は、水平方向に延在する平板部66と、平板部66の底面から下方に突出し、前後方向に延在する左右一対の長板部67と、長板部67の左右外側かつ前後両端部(前側のみ図示)に、左右方向の軸線を中心として回転可能に取り付けられたタイヤ68と、平板部66の底面の左右中央かつ前後両端部(前側のみ図示)に設けられたガイドブロック69と、前側のガイドブロック69の左方にて平板部66の底面に取り付けられた駆動モータ71と、駆動モータ71により回転駆動する駆動ギア70とを有する。タイヤ68は、左右のレール61の上面に転動可能に載置されている。
平板部66の上面にはパレット支持台21が載置されている。パレット支持台21は、平面視略矩形状の基部23と、基部23の前後方向中央部から上方に立設された台部24とを有し、台部24は基部23の左右方向全長にわたって設けられている。ガイドローラ22(図1)は台部24の前面に設けられ、パレットPは、基部23から離間して台部24に支持されている。なお、台部24の後面にはリブ24aが設けられている。
ガイドブロック69は、左右一対のローラ69aを有し、左右のローラ69aの内側に中央レール62が配設されている。これにより走行体65の左右方向の位置が規制され、タイヤ68はレール上面から脱落することなくレール61上を転動可能となる。駆動ギア70はギアレール63のギア部63aに噛合している。駆動モータ71により駆動ギア70が回転すると、走行体65がレール61に沿って前後方向に移動する。駆動モータ71は機械制御装置4によって制御される。
なお、図示は省略するが、レール61、中央レール62およびギアレール63は、テーブル1の側方の段取り位置から例えばパレットPがストックされたパレットストッカまで延びている。したがって、走行体65はパレットストッカと段取り位置との間を移動し、パレットストッカに配置されたパレットPが段取り位置まで搬送される。
このパレットPの搬送時には、パレット支持台21に設けられた駆動モータM1(図1)を停止させる。この状態では、駆動モータM1の先端部のピニオン52とパレット上端部のラック55との噛合により、パレットPの左右方向の移動が阻止される。段取り位置に搬送されたパレットPは、駆動モータM1の回転によりテーブル17に移送される。図7は、この移送状態を示す斜視図であり、図8は、平面図である。なお、図7では、パレット支持台21の前面のガイドローラ22の図示を省略している。
図7,8では、パレットPの後面の溝部54がパレット支持台21の前面のガイドローラ22とテーブル17の前面のガイドローラ53の双方に係合している。以下では、図8に示すようにガイドローラ22,53によって規定されるパレットPの取付け面をそれぞれ第1係合面S1および第2係合面S2と定義し、溝部54によって規定されるパレットPの被取付け面を被係合面S0と定義する。
第1係合面S1と第2係合面S2は、例えばガイドローラ22,53の前面に沿って左右方向に延びる鉛直面であり、被係合面S0は、溝部54の底面に沿って左右方向に延びる鉛直面である。第1係合面S1および第2係合面S2はそれぞれパレット支持台21およびテーブル17の前面に平行であり、各係合面S1,S2によってそれぞれパレット支持台21およびテーブル17の向きが表される。被係合面S0はパレットPの後面に平行であり、被係合面S0によってパレットPの向きが表される。
図7,8においては、第1係合面S1と第2係合面S2が互いに同一面上に存在し、これら係合面S1,S2の向きは被係合面S0の向きに一致している。すなわち、第1係合面S1と第2係合面S2は被係合面S0に対して傾くことなく平行状態に対向している。なお、図8では、係合面S1,S2と被係合面S0とが同一面上に表されているが、本明細書では、この場合も平行状態にあると定義する。
このように第1係合面S1と第2係合面S2が互いに同一面上にあると、パレット支持台21から右方に移送されたパレットPの溝部54は、テーブル17のガイドローラ53にスムーズに係合する。このため、駆動モータM1によりパレットPをパレット支持台21からテーブル17に容易に移送することができる。
ところで、テーブル17は工作機械1に設けられているのに対し、パレット支持台21はパレット交換装置2に設けられている。このため、各部品の組立誤差やがたつき等に起因して第1係合面S1と第2係合面S2を精度よく互いに同一面上に形成することは困難であり、例えば図9に示すように第2係合面S2が第1係合面S1に対して傾く。この状態で、パレットPをテーブル17に向けて移送すると、ガイドローラ53の端部(図5のローラ部53c)が溝部54の縁部(例えば図5の凸部54aの背面)に接触し、ガイドローラ53に過大な負荷が作用する。その結果、ガイドローラ53が変形し、ガイドローラ53に沿ったパレットPの移送が困難となる。
これを防止するためには、例えばクレーン等を用いて、第1係合面S1の向きが第2係合面S2の向きと一致するように、換言すると第1係合面S1に対する第2係合面S2の傾きが0となるように、パレット支持台21の向きを変更する必要がある。しかしながら、この場合には多大な労力が必要となるだけでなく、パレットPの搬送に多くの時間を消費する。とくに、パレットPが左右方向に長尺であると、係合面S1,S2同士の傾きが微小であってもパレットPの移送が困難となる。したがって、係合面S1,S2を精度よく一致させる必要があり、パレットPの搬送に一層多くの時間を費やす。
そこで、本実施の形態では、以下のようにパレット交換装置2,3にパレット移送装置を設けて、パレット支持台21を走行体65上に回動可能に支持する。これにより、各係合面S1,S2の向きを互いに同一とし、パレットPの移送を容易にする。
図10は、第1の実施の形態に係るパレット移送装置を有するパレット交換装置2の斜視図であり、図11は、平面図である。なお、図10では、パレットPとガイドローラ22と駆動モータM1の図示を省略し、図11では、ガイドローラ22と駆動モータM1の図示を省略している。図11は、パレット交換装置2が段取り位置に向けて移動している移動状態を示している。
図10,11に示すように、パレット支持台21の基部23の右前端部には鉛直方向に向けて軸部25が設けられ、パレット支持台21は、走行体65の上面に軸部25を介して回動可能に支持されている。基部23の底面の左前端部、左後端部および右後端部にはそれぞれタイヤ26が取り付けられ、タイヤ26は走行体65の上面を転動可能である。
走行体65の平板部66の上面左端部には、基部23の前後両側にそれぞれ固定シリンダ27が取り付けられている。固定シリンダ27は、基部23に向けて前後方向に伸縮可能なピストン27aを有する。ピストン27aの伸長によりピストン27aの先端部が基部23の前後両端面に当接すると、パレット支持台21の回動が阻止される。一方、ピストン27aの縮退によりピストン27aの先端部が基部23の前後両端面から離間すると、パレット支持台21の回動が許可される。ピストン27aの伸縮動作は機械制御装置4によって制御される。
第1の実施の形態に係る工作機械のパレット移送装置の主要な動作を説明する。図11に示すように、レール61に沿って走行体65を移動させるときは、固定シリンダ27のピストン27aが伸長される。これによりパレット支持台21の回動が阻止され、パレット支持台21を走行体65上に固定することができ、パレットPのがたつきを抑えることができる。
図12に示すように、走行体65が工作機械1の側方の段取り位置に到達すると、パレット支持台21の駆動モータM1を駆動する。これによりパレットPがガイドローラ22に案内されながらテーブル17に向けて移動を開始する。パレットPの移動時には、固定シリンダ27のピストン27aを縮退し、パレット支持台21を、軸部25を支点に回動可能な状態とする。
このとき、テーブル17の第2係合面S2がパレット支持台21の第1係合面S1に対して傾いていると、テーブル17の第2係合面S2とパレットPの被係合面S0とが平行状態にない。このため、パレットPの移送開始後の初期状態において、ガイドローラ53の端部がパレットPの溝部54に接触し、ガイドローラ53と溝部54との間に互いに反力(接触力)が作用する。この接触力により、パレットPには、被係合面S0と第2係合面S2とが平行状態となるような前方または後方への押付力が作用する。これにより図13に示すように、パレット支持台21は軸部25を支点にして走行体上を矢印A方向に回動し、第1係合面S1が第2係合面S2の延長面上に移動する。その結果、被係合面S0と第2係合面S2とが平行状態となり、ガイドローラ53と溝部54との接触力が減少し、パレットPをスムーズにテーブル17に移送することができる。
一方、図示は省略するが、ワークWの加工終了後、テーブル17からパレット交換装置3へパレットPを移送する場合には、テーブル17の駆動モータM0を駆動する。これによりパレットPがパレット交換装置3へ向けて移動を開始する。この場合、パレット交換装置3もパレット交換装置2と同様、パレット支持台31が軸部25を支点にして走行体65上に回動可能に支持されている。このため、ガイドローラ53の第2係合面S2に対しガイドローラ32(図1)の係合面(第3係合面と呼ぶ)が傾いている場合には、溝部54とガイドローラ32との接触力によりパレット支持台31が走行体65上を回動し、ガイドローラ32の第3係合面の傾きが修正される。これによりパレットPをスムーズにワーク交換装置3へ移送することができる。
本実施の形態によれば以下のような作用効果を奏することができる。
(1)パレット交換装置2のパレット支持台21を、軸部25を支点にして走行体65上に水平面内で回動可能に支持するようにした。これにより、第1係合面S1に対して第2係合面S2が傾いている場合に、ガイドローラ53と溝部54との接触力によりその傾きを修正できる。その結果、ガイドローラ53の変形を抑え、パレットPをパレット交換装置2からテーブル17にスムーズに移送することができる。
(2)ガイドローラ53と溝部54との接触力により第1係合面S1に対する第2係合面S2の傾きが自動的に修正されるので、パレット支持台21を回動させるためのアクチュエータ等が不要であり、パレット移送装置を安価に構成できる。
(3)走行体65上にタイヤ82を介してパレット支持台21を載置するので、パレット支持台21の回動抵抗が少なく、パレット支持台21の向きを容易に変更できる。
(4)パレット支持台21の前後両側に固定シリンダ27を設けるようにしたので、パレット支持台21を走行体65に固定することができ、走行体65の走行時等にパレットPのがたつきを抑えることができる。
−第2の実施の形態−
図14〜図16を参照して本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、走行体65上にパレット支持台21を回動可能に設けることにより被係合面S0の向きを変更するようにしたが、第2の実施の形態では、パレット支持台21にパレットPを回動可能に設けることにより被係合面S0の向きを変更する。
図14は、第2の実施の形態に係るパレット移送装置を有するパレット交換装置2の斜視図であり、図15は、平面図である。なお、図1〜図13と同一の箇所には同一の符号を付し、以下では第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
図14,15に示すように、パレット支持台21は、第1の実施の形態と異なり、走行体65の上面に固定されている。パレット支持台21の前面には、ガイドローラ22を介して左右方向にスライド可能にパレットPが支持されている。なお、パレット支持台21の上面には駆動モータM1(図1)が設けられるとともに、モータ出力軸の先端部にピニオン52(図2)が取り付けられ、さらにパレットPの上面にピニオン52に噛合するラック55(図2)が形成されているが、この点の図示は省略している。
第2の実施の形態では、パレット支持台21の上面に左右一対の支持ローラ35,36が取り付けられている。左右の支持ローラ35,36は、それぞれパレットPの上方を通過して前方に延びる略L形状のアーム37,38と、鉛直方向の回転軸を支点にして回転可能に設けられた前後一対のローラ39,40とを有する。支持ローラ35のローラ39は、それぞれアーム37の下面に回転可能に支持され、パレットPを挟んで前後に配置されている。
一方、支持ローラ36のローラ40は、以下に述べるようにアーム38に対して前後方向に移動可能に設けられている。図16は、支持ローラ36の斜視図である。アーム38は、基部38aと基部38aの上面から前方に突出する板部38bとを有する。板部38bの底面には、前後方向にかけてガイド溝38cが設けられ、ガイド溝38cにはスライダー41がスライド可能に係合されている。板部38bの底面前端部には、スライダー41の移動を制限するストッパ42が設けられている。スライダー41には前後に離間して一対のローラ40が回転可能に支持され、図14に示すように各ローラ40の間にパレットPが介挿される。アーム38の基部38aは固定シリンダ43を内蔵し、基部38aの前面から前後方向に伸縮可能なピストン43aが突出している。
ピストン43aの伸縮動作は機械制御装置4により制御される。この制御により、パレット交換装置2からテーブル17へのパレットPの移送時以外には、ピストン43aが前方に伸長される。これによりスライダー41が前方に押動され、スライダー41の前端面がストッパ42に当接し、スライダー41がアーム38に固定される。その結果、パレット支持台21に対するパレットPの回動が禁止され、パレットPのがたつきを抑えることができる。
パレットPの移送時には、ピストン43aが後方に縮退される。これによりスライダー41が前後方向にスライド可能となる。この状態で駆動モータM1を駆動してパレットPの移送を開始する。このとき、パレット支持台21の係合面S1とテーブル17の係合面S2とが同一面上にない場合には、テーブル17のガイドローラ53とパレットPの溝部54との間に接触力により、パレットPに前方または後方への押付力が作用する。これにより、支持ローラ36のローラ40がパレット支持台21の台部24に対して前後方向に移動し、図15に示すようにパレットPは、支持ローラ35を支点にして矢印A方向に回動する。その結果、被係合面S0の向きが変更され、パレットPをスムーズにテーブル17に移送することができる。
なお、第2の実施の形態では、支持ローラ35,36によってパレット支持台21に対しパレットPを回動可能に設けたが、第1の実施の形態と同様にガイドローラ22と溝部54とを構成すると、両者の係合によってパレットPの回動範囲が制限される。そこで、パレットPの回動範囲を大きくするため、例えばガイドローラ22がパレットPとともに前後方向に移動するようにパレット支持台21の前面のパレット支持部を構成してもよい。あるいは、ガイドローラ22と溝部54との係合を解除して、パレットPを上下方向のみに位置決めするようにパレット支持部を構成してもよい。
−第3の実施の形態−
図17〜図21を参照して本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態では、パレット支持台21を走行体65の上面に固定し、走行体65をレール61に対して回動可能に設けることにより被係合面S0の向きを変更する。
図17は、第3の実施の形態に係るパレット移送装置を有するパレット交換装置2の斜視図、図18は、図17の主に走行体の構成を示す平面図であり、図19は、図18の要部拡大図である。なお、図1〜図13と同一の箇所には同一の符号を付し、以下では第1の実施の形態との相違点を主に説明する。
図17,18に示すように、走行体65の下方には中央レール62に沿って移動する前後一対のガイドブロック69が設けられている。このうち、前側のガイドブロック69は走行体65の底面に固定されている。一方、図19に示すように走行体65の後端部底面にはガイドレール75が固設され、後側のガイドブロック69はガイドレール75の案内溝75aに左右方向にスライド可能に係合している。さらに走行体65の底部には、このガイドブロック69の左右両側に一対の固定シリンダ76が固設され、各固定シリンダ76の左右内側面からはピストン77が突出している。
ピストン77の伸縮動作は機械制御装置4により制御される。この制御により、パレット交換装置2からテーブル17へのパレットPの移送時以外には、ピストン77が左右方向内方に向けて伸長される。これによりピストン77の端面がガイドブロック69の左右外側面に当接し、ガイドレール75がガイドブロック69に対してスライド不能となる。その結果、レール61に対する走行体65の回動が禁止され、パレットPのがたつきを抑えることができる。
パレットPの移送時には、ピストン77が左右方向外方に向けて縮退される。これによりガイドブロック69に対するガイドレール75の拘束が解除され、ガイドレール75が左右方向に移動可能となる。このとき、パレット支持台21の係合面S1とテーブル17の係合面S2とが同一面上にない場合には、テーブル17のガイドローラ53とパレットPの溝部54との間の接触力により、パレットPに前方または後方への押付力が作用する。これにより、図18に示すように走行体65が前方の支持ローラ69を支点にして矢印A方向に回動する。その結果、被係合面S0の向きが変更され、パレットPをスムーズにテーブル17に移送することができる。
なお、走行体65を回動可能にする構成は上述したものに限らない。図20は、走行体65を回動可能にする他の構成を示す正面図(前方から見た図)であり、図21は、図20の主に走行体の構成を示す平面図である。この例では、左右のレール61の左右方向外側にそれぞれギアレール63が敷設されている。走行体65には、各ギアレール63に対応して左右両端部にそれぞれ駆動モータ71a,71bが取り付けられている。各ギアレール63のギア部63aにはそれぞれ駆動ギア70が噛合し、各駆動ギア70はそれぞれ駆動モータ71a,71bによって回転駆動される。
走行体65を段取り位置に移動する際は、機械制御装置4により駆動モータ71aと71bとが同期制御される。この場合には、走行体65の動きが駆動モータ71a,71bによって拘束されるため、パレットPをがたつきなく搬送することができる。一方、パレットPをパレット支持台21からテーブル17に移送する場合には、右側の駆動モータ71bの回転を阻止するとともに、左側の駆動モータ71aが自由回転状態となるように駆動モータ71a,71bが制御される。これにより走行体65は、駆動モータ71bの駆動ギア70とギアレール63のギア部63aとの噛合部を支点にして矢印A方向に回動可能となり、パレットPの向きを変更することが可能となる。
なお、上記実施の形態では、パレット交換装置2,3に回動機構を設けるようにしたが、工作機械1に回動機構を設けるようにしてもよい。図22は、その一例を示す平面図である。この例では、第2ベッド13の上面に、X軸用送り機構を介してテーブル支持台18が左右方向に移動可能に支持されている。テーブル支持台18の上面には、図12のパレット支持台21と同様にして、テーブル17が回動可能に支持されている。すなわち、テーブル17の左前端部に軸部25が、左後端部、右前端部および右後端部にそれぞれタイヤ82が取り付けられている。さらに、テーブル支持台18の上面右端部にはテーブル17を前後方向に挟むようにして固定シリンダ27が取り付けられている。
固定シリンダ27の駆動は機械制御装置4により制御され、ワーク加工時には固定シリンダ27のピストン27aが伸長される。これにより、テーブル支持台18上にテーブル17が保持され、安定してワークWを加工することができる。一方、パレットPの移送時には固定シリンダ27のピストン27aが縮退される。これにより、テーブル17は軸部25を支点にして回動可能となり、パレット交換装置2から工作機械1、および工作機械1からパレット交換装置3へのパレットPの移送が容易になる。
なお、以上の実施の形態では、パレット交換装置2のパレット支持台21を第1の台、工作機械1のテーブル17を第2の台として、第1の台から第2の台へとパレットPを移送する場合、および工作機械1のテーブル17を第1の台、パレット交換装置3のパレット支持台31を第2の台として、第1の台から第2の台へとパレットPを搬送する場合について説明したが、パレット支持台21,31やテーブル17以外(例えばパレットストッカ)を第1の台、第2の台として用いてもよい。図23は、その一例を示す工作機械設備全体の平面図である。
図23においては、パレット交換装置2の移動経路上に複数のパレットストッカ8が同一方向に向けて配置され、各パレットストッカ8にそれぞれパレットPが保持されている。パレット交換装置2とパレットストッカ8との間ではパレットPの受け渡しが必要となるが、パレット交換装置2に上述したような回動機構を設けることで、両者間のパレットPの移送を容易に行うことができる。なお、図22に示したように、パレット交換装置2ではなく、工作機械1に回動機構を設けた場合には、パレットストッカ8にも回動機構を設けるようにすればよい。図23では、レール61に沿って複数の工作機械1a〜1cが設置されているため、異なる工作機械1a〜1cに順次パレットPを搬送することができる。
工作機械1とパレットストッカ8に回動機構を設けた場合、パレット交換装置2におけるパレット支持台21を走行体65上にモータ駆動等により旋回可能に設けるようにしてもよい。この場合、例えば図24に示すように、パレット交換装置2の周囲に複数のパレットストッカ8を放射状に配置することができる。パレット交換装置2に回動機構を設けるとともに、パレット支持台21を旋回可能に構成してもよい。この場合、パレット支持台21の旋回動作を停止するとともに、回動機構によりパレット支持台21を回動可能に支持してパレットPの移送を行うようにすればよい。
上記実施の形態では、パレットPの上面にラック55を形成したが、パレットPの高さ方向中央部にラック55を形成してもよく、駆動モータM0,M1,M2も、テーブル17およびパレット支持台21,31の中央部に取り付けるようにしてもよい。駆動モータM0,M1,M2とラック55およびピニオン52を用いてパレットPを移送するようにしたが、他の移送手段を用いてもよい。
パレット支持台21のガイドローラ22により第1係合面S1を規定し、テーブル17のガイドローラ53により第2係合面S2を規定し、パレットPの溝部54により被係合面S0を規定したが、係合以外の態様でパレットPをパレット支持台21とテーブル17に取り付けるようにしてもよく、第1の取付け部、第2の取付け部および被取付け部の構成は上述したものに限らない。したがって、第1係合面S1、第2係合面S2および被取付け面S0以外に、第1の取付け面、第2の取付け面および被取付け面を形成してもよい。例えばパレット支持台21とテーブル17の前面にそれぞれ第1の取付け面、第2の取付け面を形成し、パレットPの後面に被取付け面を形成してもよい。
上記第1の実施の形態では、パレット支持台21にタイヤ82を取り付けて、走行体65上に軸部25を支点にしてパレット支持台21を回動可能に支持したが、パレットPとテーブル17との接触力によって第1係合面S1または第2係合面S2の向きが変化するようにパレット支持台21,31またはテーブル17を回動可能に支持するのであれば、台支持部の構成はこれに限らない。
上記第2の実施の形態では、アーム38に対して前後方向にスライド可能なスライダー41を有する支持ローラ36により、支持ローラ35を支点にパレット支持台21からパレットPを回動可能に支持したが、パレットPとテーブル17との接触力によってパレット支持台21,31またはテーブル17に対するパレットPの被係合面S0の向きが変化するようにパレット支持台21,31またはテーブル17にパレットPを回動可能に支持するのであれば、パレット支持部の構成はこれに限らない。
上記第3の実施の形態では、走行体65の底面にガイドブロック69に対してガイドレール75を左右方向にスライド可能に設け、レール61上に走行体65を回動可能に支持したが、パレットPとテーブル17との接触力によって第1係合面S1または第2係合面S2の向きが変化するようにレール61上に走行体65を回動可能に支持するのであれば、移動体支持部の構成はこれに限らない。
第1係合面S1に沿ったパレット支持台21からテーブル17へのパレットPの移送、あるいは第2係合面S2に沿ったテーブル17からパレット支持台31へのパレットPの移送に伴い、溝部54とガイドローラ53あるいは溝部54とガイドローラ32との接触力によって、被係合面S0と第2係合面S2あるいは被係合面S0と第3係合面の向きが互いに一致するようにパレット支持台21,31、テーブル17およびパレットPのうち、少なくともいずれか1つを回動可能に支持するのであれば、上述の台支持部、パレット支持部および移動体支持部以外によって支持機構を構成してもよい。
上記実施の形態では、段取り位置からパレットストッカにかけてレール61によってパレットPの移動経路を生成したが、段取り位置から他の離間位置にかけて移動経路を生成してもよい。レール61以外により経路生成部を構成してもよい。したがって、移動経路に沿ってワーク支持台21,31と一体に移動する移動体の構成は走行体65に限らない。上記実施の形態では、固定シリンダ27,43a,43,76により、あるいは駆動モータ70の回転制御により、ワーク支持台21,31やテーブル17あるいはパレットPの回動を阻止するようにしたが、回動阻止部の構成はこれに限らない。
以上の本発明によれば、第1の台から第2の台へのパレットの移送に伴い、パレットと第2の台との間に作用する接触力によって、パレットの被取付け面と第2の台のパレット取付け面の向きが互いに一致するように第1の台、第2の台およびパレットのうち、少なくとも1つを回動可能に支持するようにしたので、第1の台と第2の台のパレット取付け面同士に傾きがあったとしても、その傾きを自動的に修正してスムーズにパレットを移送することができる。
17 テーブル
21,31 パレット支持台
22,32 ガイドローラ
25 軸部
27 固定シリンダ
35,36 支持ローラ
41 スライダー
43 固定シリンダ
53 溝部
61 レール
69 ガイドブロック
71a,71b 駆動モータ
75 ガイドレール
76 固定シリンダ
82 タイヤ
S0 被係合面
S1 第1係合面
S2 第2係合面
P パレット

Claims (6)

  1. 互いに隣接した第1の台から第2の台へワーク取付用のパレットを移送する工作機械のパレット移送装置であって、
    前記第1の台は、前記パレットの移送方向に沿って設けられ、第1の取付け面を規定する第1の取付け部を有し、
    前記第2の台は、前記パレットの移送方向に沿って設けられ、第2の取付け面を規定する第2の取付け部を有し、
    前記パレットは、前記パレットの移送方向に沿って設けられ、前記第1の取付け部および前記第2の取付け部に取付け可能な被取付け部を有し、
    前記第1の取付け面に沿った前記第1の台から前記第2の台への前記パレットの移送に伴い、前記被取付け部によって規定される被取付け面と前記第2の取付け面の向きが互いに一致するように前記第1の台、前記第2の台および前記パレットのうち、少なくとも1つを回動可能に支持する支持機構を備えることを特徴とする工作機械のパレット移送装置。
  2. 請求項1に記載の工作機械のパレット移送装置において、
    前記第1の台および前記第2の台のいずれか一方は、前記工作機械に設けられたワーク加工用テーブルであり、前記第1の台および前記第2の台のいずれか他方は、パレット交換装置に設けられたワーク支持台である、工作機械のパレット移送装置。
  3. 請求項1に記載の工作機械のパレット移送装置において、
    前記支持機構は、前記被取付け部と前記第2の取付け部との接触力によって前記第1の取付け面または前記第2の取付け面の向きが変化するように前記第1の台または前記第2の台を回動可能に支持する台支持部を有する、工作機械のパレット移送装置。
  4. 請求項1に記載の工作機械のパレット移送装置において、
    前記支持機構は、前記被取付け部と前記第2の取付け部との接触力によって前記第1の台に対する前記被取付け面または前記第2の台に対する前記被取付け面の向きが変化するように前記第1の台または前記第2の台に前記パレットを回動可能に支持するパレット支持部を有する、工作機械のパレット移送装置。
  5. 請求項2に記載の工作機械のパレット移送装置において、
    前記段取り位置から離間した離間位置から前記段取り位置にかけて前記パレットの移動経路を生成する経路生成部と、
    前記移動経路に沿って前記ワーク支持台と一体に移動する移動体とをさらに有し、
    前記支持機構は、前記被取付け部と前記第2の取付け部との接触力によって前記第1の取付け面または前記第2の取付け面の向きが変化するように前記経路生成部に前記ワーク支持台と一体に前記移動体を回動可能に支持する移動体支持部を有する、工作機械のパレット移送装置。
  6. 請求項1に記載の工作機械のパレット移送装置において、
    前記支持機構は、前記第1の台、前記第2の台および前記パレットの少なくともいずれか1つの前記回動を阻止する回動阻止部を有する、工作機械のパレット移送装置。
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