JP6660199B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、袋状であって折畳みまたは巻回された収納形態のエアバッグクッションと、車両に設置されエアバッグクッションを支えるハウジングと、エアバッグクッションに被さるカバーと、を備えるエアバッグ装置に関するものである。
近年の車両にはエアバッグ装置がほぼ標準装備されている。エアバッグ装置は、車両衝突などの緊急時に作動する安全装置であって、ガス圧で膨張展開するエアバッグクッションを利用して乗員を受け止めて保護する。エアバッグ装置には、設置箇所や用途に応じて様々な種類がある。例えば、主に前後方向の衝撃から前部座席の乗員を守るために、運転席の正面であるステアリングの中央にはフロントエアバッグが設けられていて、助手席の正面のインストルメントパネル等にはパッセンジャエアバッグが設けられている。他にも、乗員の膝付近を守るニーエアバッグや、側面衝突やそれに続いて起こるロールオーバ(横転)から前後列の各乗員を守るカーテンエアバッグ等が設けられている。
膨張展開前のエアバッグクッションは、折り畳みや巻回などによって小さくまとめられた収納形態となって車両の各所に設置されている。例えば、ニーエアバッグでは、エアバッグクッションはガスを発生させるインフレータと共にハウジングに収容され、インストルメントパネルの車両下方側に設置されている(例えば特許文献1)。多くの場合、ハウジングは堅牢な金属製であって、蓋となる樹脂製のカバーが取り付けられる。そして、エアバッグクッションの膨張展開時にカバーが開裂することでエアバッグクッションが外部へ展開する仕組みとなっている。
米国特許出願公開第2009/0058052号明細書
上記のハウジングとカバーは、多くの場合、フックやツメ等の機械的な構造を利用して接続されている。エアバッグクッションの膨張展開時に、エアバッグクッションからの荷重によってカバーの一部が開裂することは、既に述べたように予定されている。しかし上記のハウジングとカバーとの接続までもが解除され、カバー自体がハウジングから脱落してしまうことは、乗員の安全確保の面からも防止されるべきである。よって、ハウジングからカバーが脱落しないよう、より十全な保持が要請されている。
本発明は、このような課題に鑑み、エアバッグクッションの膨張展開時においてカバーの脱落を十全に防ぎ、また、エアバッグクッションを円滑にハウジングの外部へ展開させることが可能なエアバッグ装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるエアバッグ装置の代表的な構成は、袋状であって折畳みまたは巻回された収納形態のエアバッグクッションと、車両に設置されエアバッグクッションを支えるハウジングと、エアバッグクッションに被さるカバーと、を備えるエアバッグ装置であって、カバーは、エアバッグクッションを覆う天面部と、天面部に設けられる複数の側壁部と、複数の側壁部の1つの側壁部に設けられハウジングに接続される接続部と、開裂することで天面部を1つの側壁部側を付け根とする開き戸状に開かせる開裂部と、1つの側壁部のうち接続部から天面部までの領域に天面部に沿って設けられ、1つの側壁部の他の領域よりも柔軟になっている柔軟部と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、エアバッグクッションの膨張展開時においてカバーの天面部が開き戸状に開くとき、開き戸の付け根側に柔軟部が設けられていることで、開き戸と接続部との間で柔軟部がヒンジのようにたわんで荷重を吸収し、接続部に過度な荷重がかかるのを防止する。よって、接続部による接続の解除を防ぐことができる。したがって、上記構成によれば、エアバッグクッションの膨張展開時においてカバーの脱落を十全に防ぎ、また、開き戸を効率よく開かせてエアバッグクッションを円滑にハウジングの外部へ展開させることができる。
上記の柔軟部は、他の領域よりも肉厚が薄くなっていてもよい。例えば、柔軟部は、断面V字の溝状に設けられていてもよい。また、柔軟部は、断面U字の溝状に設けられていてもよい。これら構成によって、柔軟部を簡潔に実現することができる。
上記の天面部は矩形であって開裂部は天面部の3辺に沿って設けられていて、上記1つの側壁部は、矩形の天面部の3辺以外の1辺に沿った側壁部であってもよい。この構成の柔軟部によって、開き戸が開くときの荷重を効率よく吸収することができる。
上記の接続部は複数の貫通孔であって、ハウジングは、貫通孔にそれぞれ接続される複数のフックを有してもよい。前述した柔軟部によって、上記貫通孔およびフックの接続を効率よく維持することが可能になる。
上記のカバーは、ニーエアバッグ用としてエアバッグクッションに車両下方側から被さり、上記1つの側壁部は、車両前方側の側壁部であってもよい。前述した各構成は、ニーエアバッグ用として好適に利用することが可能である。
本発明によれば、エアバッグクッションの膨張展開時においてカバーの脱落を十全に防ぎ、また、エアバッグクッションを円滑にハウジングの外部へ展開させることが可能なエアバッグ装置を提供することができる。
本発明の実施形態にかかるエアバッグ装置の概要を例示する図である。 図1(a)のエアバッグ装置を拡大した斜視図である。 図2(b)のハウジングおよびカバーを別方向から例示した図である。 図3(a)のエアバッグ装置の各状態を例示した図である。 図3(a)のフックの各状態を例示した図である。 図3(a)のカバーの車両前方側の側壁部を例示した図である。 図6(b)のハウジングおよびカバーの各断面図である。 図7(d)の柔軟部を備えない比較例に係るカバーを例示した図である。 図7(a)の柔軟部の変形例を例示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施形態にかかるエアバッグ装置100の概要を例示する図である。図1(a)はエアバッグ装置100の稼動前の状態を車幅方向右側から見て例示した図であって、図中右側が車両前方側となっている。以降、図1(a)その他の図面において、車両前後方向をそれぞれ矢印F(Forward)、B(Back)、車幅方向の左右をそれぞれ矢印L(Left)、R(Right)、車両上下方向をそれぞれ矢印U(up)、D(down)で例示する。
本実施形態では、エアバッグ装置100を、車両の助手席用のニーエアバッグとして実施している。エアバッグ装置100のエアバッグクッション102(図1(b)参照)を収容し支えているハウジング104は、箱状の部材であって、インストルメントパネル106の下側に開口108(図4(a)参照)を車両下方へ向けて設置される。
図1(b)は、図1(a)のエアバッグ装置100の稼動時の状態を例示した図である。エアバッグ装置100が稼動すると、ハウジング104からエアバッグクッション102が展開され、エアバッグクッション102が車室内の乗員110の脚部112のうち脛から膝付近の車両前方側に膨張展開する。エアバッグクッション102によれば、車両前方側へ移動しようとする乗員110の脚部112をインストルメントパネル106への衝突から保護することができる。
エアバッグクッション102は、その表面を構成する複数の基布を重ねて縫製または接着することや、OPW(One-Piece Woven)を用いての紡織などによって袋状に形成されている。ハウジング104の内部にはエアバッグクッション102にガスを供給するインフレータ114(図3(b)参照)も設置されていて、エアバッグクッション102はインフレータ114からのガスを利用して膨張展開する。
図2は、図1(a)のエアバッグ装置100を拡大した斜視図である。図2(a)は、ハウジング104を、車両後方の右上方側から見て例示している。ハウジング104には複数のブラケット116が取り付けられていて、ブラケット116等を介してインストルメントパネル106(図1(a)参照)に設置される。
図2(b)は、図2(a)のエアバッグ装置100からブラケット116等を省略した図である。本実施形態のハウジング104は、主に金属製の矩形の箱状になっていて、底面118を車両上方側に向け、開口108(図4(b)参照)を車両下方側に向けて設置される。ハウジング104の底面118には、前述したブラケット116(図2(a)参照)類が取り付けられる他、インフレータ114(図4(a)参照)に接続するハーネス類を通したり、またインフレータ114に備えられたスタッドボルト120(図2(a)参照)を通したりする各種の孔部122が設けられている。なお、ハウジング104の形態は箱状に限られず、板状等の様々な形態を採ることができる。
ハウジング104の開口側には、カバー124が取り付けられる。カバー124は、ハウジング104の内部のエアバッグクッション102(図3(b)参照)に被さる蓋となる部材である。本実施形態のエアバッグ装置100はニーエアバッグ用であって、カバー124はハウジング104の開口108(図4(a)参照)およびエアバッグクッション102に車両下方側から被さるよう取り付けられる。
図3は、図2(b)のハウジング104およびカバー124を別方向から例示した図である。図3(a)は図2(b)ハウジング104およびカバー124を、上下左右に反転させ、車両前方の左下方側から見て例示している。したがって、図3(a)では、図中左上側が車両後方側、図中右下側が車両前方側となっていて、図中左下側が車幅方向左側、および図中右上側が車幅方向右側となっている。
カバー124は樹脂製であり、矩形の天面部126の3辺に沿って開裂部128が設けられている。開裂部128はエアバッグクッション102(図3(b)参照)の膨張展開時に開裂する部位であって、カバー124は開裂によって所定範囲が開き戸状に開いてエアバッグクッション102がハウジング104の外部へ展開する構造になっている。
図3(b)は、図3(a)のハウジング104およびカバー124のA−A断面図である。前述したように、ハウジング104およびカバー124の内部には、エアバッグクッション102およびガス発生装置であるインフレータ114が収容される。エアバッグクッション102は、袋状であって、折畳みまたは巻回された収納形態となってハウジング104に収容される。
インフレータ114は、ガス発生装置であって、車両側と電気的に接続し、衝撃の検知信号に起因して稼動する。本実施形態で採用しているインフレータ114は、円筒形のシリンダ型のものとなっている。現在普及しているインフレータには、ガス発生剤が充填されていてこれを燃焼させてガスを発生させるタイプや、圧縮ガスが充填されていて熱を発生させることなくガスを供給するタイプ、または燃焼ガスと圧縮ガスとを両方利用するハイブリッドタイプのものなどがある。当該エアバッグ装置100に採用するインフレータとしては、いずれのタイプのものも利用可能である。
図4は、図3(a)のエアバッグ装置100の各状態を例示した図である。図4(a)は、図3(b)のエアバッグ装置100の分解図である。カバー124は、大きく分けて天面部126と側壁部130等とを有して、ハウジング104に被さる。天面部126は、エアバッグクッション102およびハウジング104の開口108を覆う部位であり、図3(a)に示したように、矩形に広がっている。
側壁部130等は、天面部126の縁に沿って複数設けられていて、天面部126から屈曲してハウジング104の側面132を外側から覆っている。本実施形態では、側壁部130等は、矩形の天面部126(図3(a)参照)の4方の縁すべてに設けられていて(側壁部130、134、136、138)、全体がつながっている。
カバー124には、前述した開裂部128が設けられている。図3(a)に例示したように、開裂部128は、天面部126の車幅方向両側および車両後方側の3辺に沿った側壁部134、136、138の天面部126側に、天面部126の縁に沿って設けられている。開裂部128は、側壁部134等を貫通している細い溝であって、溝の各所に複数の柱がかけ渡されていて、柱が破断することで開裂する構造になっている。開裂部128の両端の端部140は天面部126にわたって設けられている。端部140は、それ以上の開裂が起こらないよう、円形になっている。
図4(b)は、図3(b)の開裂部128が破断したときの状態を例示した図である。インフレータ114が稼動時してエアバッグクッション102が膨張を開始すると、その膨張圧によって開裂部128が開裂する。すると、天面部126のほぼ全範囲が、車両前方側の側壁部130側(図4(b)中右側)を付け根とする開き戸状の扉部142となって開く。これによって、エアバッグクッション102はハウジング104から外部へ展開し、乗員110(図1(b)参照)が存在する車両後方側(図4(b)中左側)に向かって膨張展開する。その際、扉部142は、膨張展開するエアバッグクッション102を支持する役割も担う。
図3(a)に例示するように、ハウジング104とカバー124は、複数のフック144を利用して互いに接続されている。図5は、図3(a)のフック144の各状態を例示した図である。図5(a)は、図3(a)のフック144の拡大斜視図である。
フック144は、ハウジング104の側面132のうち、カバー124の側壁部130に覆われる部位に開口108に沿って複数設けられている。フック144は、カバー124の側壁部130に接続部として複数設けられた貫通孔146にそれぞれ挿し込まれて接続される。
図5(b)は、図5(a)のフック144と貫通孔146との接続を解除した図である。側壁部130に設けられた接続部である貫通孔146は、U字形状をしていて、ハウジング104の側面132のフック144に接続される。U字形状の貫通孔146は、側壁部130に自由端148を形成している。フック144が貫通孔146に挿し込まれる際には自由端148はたわみ、フック144が挿し込まれた後には自由端148は元の形状に戻る。自由端148によって、フック144が挿し込みやすく脱落し難い構造が実現できる。
図6は、図3(a)のカバー124の車両前方側の側壁部130を例示した図である。図6(a)は、側壁部130の全体を例示している。この車両前方側の側壁部130は、図3(a)の天面部126のうち開裂部128が設けられた3辺以外の1辺に沿っていて、図4(b)の扉部142が開く際に付け根側となる。そのため、側壁部130には、他の側壁部に比べて荷重がかかりやすい。
本実施形態のエアバッグ装置100では、エアバッグクッション102の膨張展開時においてカバー124の脱落を防ぐために、フック144と貫通孔146との接続の解除を防止する構成が実施されている。
図6(a)に例示するように、側壁部130には、複数の貫通孔146に差し渡されるようにして、柔軟部150が設けられている。柔軟部150は、側壁部130の他の領域よりも柔軟になっている部位である。柔軟部150は、扉部142(図4(b)参照)が開く際の荷重を吸収する機能を有している。
図6(b)は、図6(a)のフック144付近の拡大図である。柔軟部150は、側壁部130のうち接続部である貫通孔146から天面部126までの領域E1内において、天面部126に沿って設けられている。ここで、フック144は、先端152が開口108(図4(a)参照)とは反対側、すなわちカバー124の天面部126とは反対側に反り返っている。したがって、側壁部130のうち領域E1内に柔軟部150を設けることで、扉部142(図4(b)参照)が開く際の荷重を、フック144の先端152側が把持している領域E2に伝えるよりも先に吸収することができる。
図7は、図6(b)のハウジング104およびカバー124の各断面図である。図7(a)は、図6(b)の柔軟部150を通るB−B断面図である。本実施形態では、柔軟部150は、断面V字の溝状の簡潔な構成で設けられていて、側壁部130の他の領域よりも肉厚が薄くなっている。
図7(b)は、図6(b)のフック144を通るC−C断面図である。ハウジング104のフック144がカバー124の側壁部130の貫通孔146に挿し込まれることで、フック144はカバー124のうち貫通孔146から天面部126とは反対側の領域E2を把持し、ハウジング104とカバー124とが接続している。
図7(c)は、図7(a)のカバー124の扉部142(図4(b)参照)が開いたときの様子を例示した図である。扉部142は、エアバッグクッション102の膨張圧によって開く。そのときの荷重は扉部142の付け根側の側壁部130にもかかるが、本実施形態では側壁部130の柔軟部150がヒンジのように曲がって荷重を吸収するため、フック144が把持している領域E2にかかる荷重は抑えられ、領域E2は移動しない。なお、実際のエアバッグ装置100の稼働時には、樹脂製のカバー124には全体的な変形が生じるが、図の理解の容易化のため、そのような変形の描写は省略している。
図7(d)は、図7(b)のカバーの扉部142(図4(b)参照)が開いたときの様子を例示した図である。図6(b)の領域内にて柔軟部150がヒンジのように曲がることで、側壁部130の貫通孔146に対して天面部126とは反対側の領域E2は移動しない。
比較例について説明する。図8は、図7(d)の柔軟部150を備えない比較例に係るカバー10を例示した図である。扉部142(図4(b)参照)が開いたとき、扉部142の付け根側の側壁部12も、扉部142と共に扉部142が開く方向(車両前方側)へ向かって移動しようとする。そのとき、側壁部12の端部14がハウジング104の側面132に接触すると、そこを支点として側壁部12が回転するように動いて、側壁部12のうち領域E2も含む全体がフック144の形状に沿って動いて貫通孔146がフック144から抜け落ちるおそれがある。
しかしながら、図7(d)の本実施形態における側壁部130であれば、柔軟部150がヒンジのように曲がることで、領域E2がフック144の形状に沿って移動することはなく、貫通孔146とフック144との接続を効率よく維持してカバー124のハウジング104からの脱落を防ぐことができる。
以上のように、本実施形態によれば、エアバッグクッション102の膨張展開時においてカバー124の脱落を十全に防ぐことができる。したがって、カバー124が飛散する事態等も防止できる。また、扉部142は、付け根側にて柔軟部150がヒンジのように機能することで、効率良く開くことができる。扉部142が効率良く開くことで、エアバッグクッション102を円滑にハウジング104の外部へ展開することができるだけでなく、扉部142が設定通りの姿勢となって膨張展開するエアバッグクッション102を支え、その展開方向を目的とする保護範囲へ向かって規制することができる。これらによって、本実施形態であれば、エアバッグクッション102の膨張展開の迅速化に資することも可能になる。
(変形例)
図9は、図7(a)の柔軟部150の変形例を例示した図である。図9に例示するように、柔軟部160は、断面U字の溝状に設けることもできる。また、柔軟部は、その形状に限らず、側壁部130の肉厚を薄くした簡潔な構成で実現することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、以上に述べた実施形態は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も、各種の方法で実施または遂行できる。特に本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
したがって、当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、袋状であって折畳みまたは巻回された収納形態のエアバッグクッションと、車両に設置されエアバッグクッションを支えるハウジングと、エアバッグクッションに被さるカバーと、を備えるエアバッグ装置に利用することができる。
10…比較例のカバー、12…比較例の側壁部、14…比較例の側壁部の端部、100…エアバッグ装置、102…エアバッグクッション、104…ハウジング、106…インストルメントパネル、108…ハウジングの開口、110…乗員、112…脚部、114…インフレータ、116…ブラケット、118…ハウジングの底面、120…スタッドボルト、122…底面の孔部、124…カバー、126…天面部、128…開裂部、130…車両前方側の側壁部、132…ハウジングの側面、134…車両左側の側壁部、136…車両後方側の側壁部、138…車両右側の側壁部、140…開裂部の端部、142…扉部、144…フック、146…貫通孔、148…自由端、150…柔軟部、152…フックの先端、160…変形例の柔軟部、E1…側壁部のうち貫通孔から天面部までの領域、E2…側壁部のうちフックが把持している領域、

Claims (7)

  1. 袋状であって折畳みまたは巻回された収納形態のエアバッグクッションと、
    車両に設置され前記エアバッグクッションを支えるハウジングと、
    前記エアバッグクッションに被さるカバーと、
    を備えるエアバッグ装置であって、
    前記カバーは、
    前記エアバッグクッションを覆う天面部と、
    前記天面部に設けられる複数の側壁部と、
    前記複数の側壁部の1つの側壁部に設けられ前記ハウジングに接続される複数の接続部と、
    開裂することで前記天面部を前記1つの側壁部側を付け根とする開き戸状に開かせる開裂部と、
    前記1つの側壁部のうち前記複数の接続部から前記天面部までの領域にて該複数の接続部に差し渡されるようにして該天面部に沿って設けられ、該1つの側壁部の他の領域よりも柔軟になっている柔軟部と、
    を有することを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記柔軟部は、前記他の領域よりも肉厚が薄くなっていることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記柔軟部は、断面V字の溝状に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記柔軟部は、断面U字の溝状に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のエアバッグ装置。
  5. 前記天面部は矩形であって前記開裂部は該天面部の3辺に沿って設けられていて、
    前記1つの側壁部は、前記矩形の天面部の前記3辺以外の1辺に沿った側壁部であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
  6. 前記接続部は複数の貫通孔であって、
    前記ハウジングは、前記貫通孔にそれぞれ接続される複数のフックを有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
  7. 前記カバーは、ニーエアバッグ用として前記エアバッグクッションに車両下方側から被さり、
    前記1つの側壁部は、車両前方側の側壁部であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11142159B2 (en) * 2018-11-13 2021-10-12 Hyundai Mobis Co., Ltd. Cover apparatus of driver airbag

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