JP4623170B2 - 車両用ニーエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ニーエアバッグ装置に関する。
着座乗員の膝部の高さ位置に対応して配設された乗物搭乗者用の膝保護装置において、エアバッグの壁の対向する部分を接続する接続手段として、該エアバッグ内の上下に仕切り壁が設けられ、該上下の仕切り壁の間となる高さ位置にエアバッグを膨張させるためのガス発生器(インフレータ)が設けられた構造が開示されている(特許文献1参照)。また、車両乗員保護装置として、グローブボックスの蓋部(グラブドア)に乗員保護用のエアバッグが組み込まれた構造が開示されている(特許文献2参照)。
特開平11−321539号公報 特開2002−356137号公報
車両用シートに着座した乗員における膝部の位置は、該乗員の体格や該車両用シートの前後位置により変化するものであり、インストルメントパネルやグラブドアといったニーエアバッグの収納部に対して十分に離れていることもあれば、近接していることもあり得る。
しかしながら、上記した各従来例では、このような乗員の膝部の位置については何ら考慮されていない。
本発明は、上記事実を考慮して、車両の前面衝突時に、乗員の膝部がニーエアバッグの収納部に対して近接状態にある場合でも、該膝部をニーエアバッグにより適切に拘束できるようにすることを目的とする。
請求項1の発明は、通常時には収納部に折畳み状態で収納され、車両の衝突時にガスの供給を受けて、車両用シートに着座している乗員の膝部側へ膨張展開可能に構成されたニーエアバッグと、前記収納部に配設され、前記ニーエアバッグを折畳み収納可能に構成されると共に貫通孔が設けられ、車両右側の側壁部が車両右側の前記膝部の車幅方向の中心よりも車両右側に配置されると共に、車両左側の側壁部が車両左側の前記膝部の車幅方向の中心よりも車両左側に配置されたエアバッグケースと、前記ニーエアバッグに設けられ、前記膝部が該ニーエアバッグの前記収納部に対して近接状態にある場合に前記エアバッグケースの前記貫通孔に整合して前記ガスを外部へ排出可能であり、前記膝部が前記ニーエアバッグの前記収納部に対して近接状態にない場合、前記ニーエアバッグの膨張展開に伴って前記収納部の外部へ移動し前記膝部の拘束時に塞がれるベントホールと、を有している。
請求項1に記載の車両用ニーエアバッグ装置では、収納部に折畳み状態で収納されているニーエアバッグが、車両の前面衝突時にガスの供給を受けて、車両用シートに着座している乗員の膝部側へ膨張展開する。このとき、乗員の膝部がニーエアバッグの収納部に対して近接状態にあると、該ニーエアバッグ内のガスが、ベントホールから外部へ排出可能となり、該ガスが適宜排出されることで、膝部に対するニーエアバッグの反力が弱まる。このため、膝部をニーエアバッグにより適切に拘束することができる。
特に、ニーエアバッグの収納部に配設されたエアバッグケースに、ニーエアバッグのベントホールに対応する貫通孔が設けられており、該ニーエアバッグのベントホールは、乗員の膝部がニーエアバッグの収納部に対して近接状態にある場合に、エアバッグケースの貫通孔に整合する。従って、乗員の膝部がニーエアバッグにより拘束される際に、該ニーエアバッグ内のガスが、該ニーエアバッグのベントホール及びエアバッグケースの貫通孔を通じて、外部へ円滑に排出される。これにより、膝部に対するニーエアバッグの反力が弱まるので、該膝部をニーエアバッグにより適切に拘束することができる。
またベントホールは、膝部がニーエアバッグの収納部に対して近接状態にない場合、該ニーエアバッグの膨張展開に伴って収納部の外部へ移動し、膝部の拘束時に塞がれる。これにより、該ベントホールからのガスの排出が抑制されるので、膝部の拘束時におけるニーエアバッグの内圧の低下が抑制され、該膝部に対するニーエアバッグの反力が十分に確保される。
請求項の発明は、請求項に記載の車両用ニーエアバッグ装置において、前記ベントホールは、前記ニーエアバッグの折畳み状態において前記エアバッグケースの前記貫通孔に整合する位置に設定されている。
請求項に記載の車両用ニーエアバッグ装置では、ベントホールが、ニーエアバッグの折畳み状態においてエアバッグケースの貫通孔に整合する位置に設定されているので、該ニーエアバッグの膨張展開初期において乗員の膝部を拘束する場合でも、該ニーエアバッグ内のガスは、該ニーエアバッグのベントホール及びエアバッグケースの貫通孔を通じて、外部へ円滑に排出される。このため、乗員の膝部とニーエアバッグの収納部との間にほとんど隙間がない位に、該膝部がニーエアバッグの収納部に対して近接状態にある場合でも、該膝部をニーエアバッグにより適切に拘束することができる。
請求項の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用ニーエアバッグ装置において、前記ベントホールは、車両前後方向に長い長孔である。
請求項3に記載の車両用ニーエアバッグ装置では、ベントホールが、車両前後方向に長い長孔であるので、ニーエアバッグの膨張展開時、該ニーエアバッグが折畳み状態から乗員の膝部側に膨張展開して行く過程において、ベントホールを、エアバッグケースの貫通孔に、より長い間整合させておくことができる。即ち、グラブドアと膝部との間にほとんど隙間がない場合から、ある程度の隙間がある場合まで、より広い範囲に対応することができる。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用ニーエアバッグ装置において、前記貫通孔は、前記エアバッグケースの前記側壁部に形成されている。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両用ニーエアバッグ装置において、前記ベントホールは、前記収納部の車両後方側の面に押し付けられて塞がれるように構成されている。
請求項の発明は、請求項1〜請求項の何れか1項に記載の車両用ニーエアバッグ装置において、前記収納部は、車両のグラブボックスの乗員側外壁を構成するグラブドア内に設けられている。
請求項に記載の車両用ニーエアバッグ装置では、ニーエアバッグの収納部は、車両のグラブボックスの乗員側外壁を構成するグラブドア内に設けられているので、車両の前面衝突時に、ニーエアバッグを乗員の膝部とグラブドアとの間に迅速に展開させることができる。このため、乗員の膝部に対する拘束性をより高めることができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車両用ニーエアバッグ装置によれば、車両の前面衝突時に、乗員の膝部がニーエアバッグの収納部に対して近接状態にある場合でも、該膝部をニーエアバッグにより適切に拘束することができる、という優れた効果が得られる。
請求項に記載の車両用ニーエアバッグ装置によれば、乗員の膝部とニーエアバッグの収納部との間にほとんど隙間がない位に、該膝部がニーエアバッグの収納部に対して近接状態にある場合でも、該膝部をニーエアバッグにより適切に拘束することができる、という優れた効果が得られる。
請求項に記載の車両用ニーエアバッグ装置によれば、グラブドアと膝部との間にほとんど隙間がない場合から、ある程度の隙間がある場合まで、より広い範囲に対応することができる、という優れた効果が得られる。
請求項に記載の車両用ニーエアバッグ装置によれば、乗員の膝部に対する拘束性をより高めることができる、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1から図3は、第1実施形態に係り、図4及び図5は第2実施形態に係る図面であるが、第1実施形態の説明においても適宜図4や図5を参照する。
[第1実施形態]
図1において、本実施の形態に係る車両用ニーエアバッグ装置10は、車両用シートの一例たる助手席12に対応して設けられたニーエアバッグ装置であり、ニーエアバッグ14と、ベントホール16とを有している。
ニーエアバッグ14は、通常時には、収納部である例えばグラブドア22内に、折畳み状態で収納され、車両18の衝突時に、例えばインフレータ40からのガスの供給を受けて、助手席12に着座している乗員36の膝部36K側へ膨張展開可能に構成されている。
ベントホール16は、ニーエアバッグ14における例えば車両右側の側部に設けられた、例えば円形の貫通孔であり、乗員36の膝部36Kが該ニーエアバッグ14の収納部、即ちグラブドア22に対して近接状態にある場合に、インフレータ40からニーエアバッグ14内に供給されたガスを該ニーエアバッグ14の外部へ排出可能に構成されている。ここで、「近接状態」とは、ニーエアバッグ14の収納部であるグラブドア22と乗員36の膝部36Kとの間の隙間が、膨張展開完了時におけるニーエアバッグ14の厚さよりも小さいことを意味する。換言すれば、ニーエアバッグ14が本来の大きさまで完全に膨張展開する前に、乗員36の膝部36Kが該ニーエアバッグ14に当接してしまうような位置関係を、近接状態と呼ぶこととする。
グラブボックス21の構成について簡単に説明すると、図1,図2において、グラブボックス21は、助手席12側におけるインストルメントパネル24のうち、該助手席12の車両前方側となる位置に組み込まれて固定されている。このグラブボックス21は、例えば収納スペース26を構成する本体28と、乗員側外壁を構成するグラブドア22とを有して構成されている。本体28は、例えば車両後方側に開口した箱体として構成されている。
グラブドア22は、閉止時において乗員側(車両後方側)に位置するアウタパネル30と反乗員側(車両前方側)に位置するインナパネル32とを組み合わせ、内部にニーエアバッグ14の収納スペースを確保した蓋体である。図4に示されるように、グラブドア22内におけるアウタパネル30とインナパネル32との間には、補強用の複数のリブ33が設けられている。グラブドア22の下端部の車幅方向両側には、スタッド(図示せず)が夫々設けられており、グラブドア22は該スタッドを介してインストルメントパネル24側に組み付けられている。またグラブドア22は、このスタッドを回転中心として開閉可能に構成されている。
図1において、収納部であるグラブドア22内には、ニーエアバッグ14を折畳み収納可能なエアバッグケース34が配設されている。図3に示されるように、エアバッグケース34は、上壁部34U、前壁部34F、下壁部34D、車両右側の側壁部34R及び車両左側の側壁部34Lを有する金属製の箱体であり、グラブドア22の閉止時(図4参照)において、車両後方側が開口側となるように配置されている。エアバッグケース34における上壁部34Uの上面及び下壁部34Dの下面には、夫々例えば金属板44が固着されている。この金属板44には、複数のフック42が夫々車幅方向に直列に設けられている。
図4に示されるように、グラブドア22内のアウタパネル30側には、第2エアバッグケース50が取り付けられている。図1,図4に示されるように、この第2エアバッグケース50は、例えば上下左右の基部50Aにおいてアウタパネル30の内面(車両前方側の面)に固着されている。基部50Aには、縦壁部50Bが、エアバッグケース34の取付け領域を囲むように、インナパネル32に向かって枠状に立設されている。
図4に示されるように、上下の縦壁部50Bの間には、アウタパネル30の内面に沿って、例えば上下一対のドア基材50Cが設けられている。この上下一対のドア基材50Cの間には、所定値以上のニーエアバッグ14の膨張圧を受けて破断可能なティアライン(図示せず)が形成されている。また上下一対の縦壁部50Bの根元部には、車幅方向に延びるヒンジ部50Dが夫々形成されている。ドア基材50Cは、ニーエアバッグ14の膨張圧によりティアラインが破断した後、該ヒンジ部50Dを中心として車両上方側及び車両下方側の双方へ展開可能に構成されている。なお、ドア基材50Cのティアラインに対応して、アウタパネル30にもティアライン30Aが設けられている。アウタパネル30は、上下一対のドア基材50Cの展開に伴い、ティアライン30Aにおいて破断し、一部が該ドア基材50Cと共に車両上方側及び車両下方側の双方へ展開するように構成されている。
第2エアバッグケース50における上下の縦壁部50Bには、複数の係止孔50Eが、夫々車幅方向に沿って直列に形成されており、該係止孔50Eにはエアバッグケース34のフック42が夫々係止されている。
エアバッグケース34における車両右側の側壁部34Rの右側面、及び車両左側の側壁部34Lの左側面には、例えばL字形の取付けブラケット48が夫々2個ずつ固着されている。この取付けブラケット48には、夫々貫通孔48Aが形成されている。エアバッグケース34をグラブドア22に組み付ける際には、図4に示されるように、エアバッグケース34のフック42を、第2エアバッグケース50における縦壁部50Bの係止孔50Eに係止した後、図1に示されるように、取付けブラケット48の該貫通孔48Aにねじ(図示せず)を通してインナパネル32の外面(車両前方側の面)に締結するようになっている。
図3に示されるように、エアバッグケース34における例えば車両右側の側壁部34Rには、ニーエアバッグ14のベントホール16に対応する貫通孔46が設けられている。ニーエアバッグ14のベントホール16は、乗員36の膝部36Kがニーエアバッグ14の収納部であるグラブドア22に対して近接状態にある場合に、エアバッグケース34の貫通孔46に整合するように配置されている。具体的には、ベントホール16は、ニーエアバッグ14の折畳み状態においてエアバッグケース34の貫通孔46に整合する位置に設定されている。
図1から図3において、インフレータ40は、ニーエアバッグ14内に配設され、車両18の衝突時にガスを噴出してニーエアバッグ14内に供給可能に構成されている。具体的には、インフレータ40は、ワイヤーハーネス(図示せず)を介してエアバッグECU(図示せず)に接続されており、該エアバッグECUからの作動電流により作動して、ニーエアバッグ14に対して膨張用のガスを供給するように構成されている。エアバッグECUは、衝突センサ(図示せず)からの信号により車両の前面衝突を判定した際に、インフレータ40に対して作動電流を流すように構成されている。
図5に示されるように、インフレータ40には例えば2本のスタッドボルト52が立設されており、該スタッドボルト52を、エアバッグケース34における取付け部34Aに車両後方側から差し込んで、該スタッドボルト52に対して車両前方側からナット54を締結することで、インフレータ40がニーエアバッグ14と共にエアバッグケース34に固定されている。図4に示されるように、エアバッグケース34における取付け部34Aは、ナット54の取付けスペースを確保するために、グラブドア22のインナパネル32から離間した傾斜面として構成されている。また図3に示されるように、エアバッグケース34における取付け部34Aには、スタッドボルト52を通すための2箇所の貫通孔34Bが設けられている。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1において、本実施形態に係る車両用ニーエアバッグ装置10では、車両18が前面衝突し、図示しない衝突センサからの信号に基づいてエアバッグECUが該衝突の発生を判定すると、該エアバッグECUからインフレータ40に作動電流が流される。インフレータ40は、該作動電流を受けて作動して、多量のガスを噴出させる。このガスが、収納部であるグラブドア22内に折畳み状態で収納されているニーエアバッグ14へと供給されることで、該ニーエアバッグ14が膨張展開し始める。
このときニーエアバッグ14の膨張圧は、グラブドア22内においてニーエアバッグ14よりアウタパネル30側に位置するドア基材50C(図4参照)の裏面(車両前方側の面)に作用する。この膨張圧が所定値以上になると、ドア基材50Cは、ティアライン(図示せず)に沿って破断する。またこれに伴い、アウタパネル30のティアライン30Aも破断する。これにより、ドア基材50Cとアウタパネル30の一部がエアバッグドアとなって、ヒンジ部50Dを中心として車両上方側及び車両下方側の双方へ展開し、アウタパネル30に開口部56が形成される。ニーエアバッグ14は、この開口部56を通じて、グラブドア22内から乗員36の膝部36K側に膨出する。
ここで、まず乗員36の膝部36Kがグラブドア22に対して近接状態にある場合の作用にいて説明する。本実施形態では、ニーエアバッグ14の収納部、即ちグラブドア22に配設されたエアバッグケース34に、ニーエアバッグ14のベントホール16に対応する貫通孔46が設けられており、該ベントホール16は、乗員36の膝部36Kがグラブドア22に対して近接状態にある場合に、エアバッグケース34の貫通孔46に整合する。
従って、ニーエアバッグ14による膝部36Kの拘束時には、ニーエアバッグ14内のガスが、該ニーエアバッグ14のベントホール16及びエアバッグケース34の貫通孔46を通じて、適宜外部へ矢印A方向に円滑に排出される。これにより、ニーエアバッグ14の内圧の上昇が抑制され、膝部36Kに対するニーエアバッグ14の反力が弱まるので、近接状態の該膝部36Kをニーエアバッグ14により適切に拘束することができる。
また本実施形態では、ベントホール16が、ニーエアバッグ14の折畳み状態においてエアバッグケース34の貫通孔46に整合する位置に設定されているので、該ニーエアバッグ14の膨張展開初期において乗員36の膝部36Kを拘束する場合でも、該ニーエアバッグ14内のガスは、該ニーエアバッグ14のベントホール16及びエアバッグケース34の貫通孔46を通じて、適宜外部へ円滑に排出される。このため、乗員36の膝部36Kとニーエアバッグ14の収納部との間にほとんど隙間がない位に、該膝部36Kがグラブドア22に対して近接状態にある場合でも、該膝部36Kをニーエアバッグ14により適切に拘束することができる。
更に本実施形態に係る車両用ニーエアバッグ装置10では、ニーエアバッグ14が、車両18のグラブボックス21の乗員側外壁を構成するグラブドア22内に折畳み収納されているので、車両18の前面衝突時に、ニーエアバッグ14を乗員36の膝部36Kとグラブドア22との間に迅速に展開させることができる。このため、乗員36の膝部36Kに対する拘束性をより高めることができる。
次に、図2において、乗員36の膝部36Kがグラブドア22に対して近接状態にない場合、即ちグラブドア22と乗員36の膝部36Kとの間の隙間が、膨張展開完了時におけるニーエアバッグ14の厚さ以上である場合の作用について説明する。この場合、グラブドア22と膝部36Kとの間の隙間が十分に確保されているので、車両18の前面衝突時に、ニーエアバッグ14は、本来の大きさまで膨張展開してから乗員36の膝部36Kを拘束することができる。この際、ニーエアバッグ14におけるベントホール16は、該ニーエアバッグ14の膨張展開に伴って、グラブドア22の外部へ移動し、乗員36の膝部36Kの拘束時に、グラブドア22におけるアウタパネル30の外面(車両後方側の面)に押し付けられて塞がれる。これにより、該ベントホール16からのガスの排出が抑制されるので、膝部36Kの拘束時におけるニーエアバッグ14の内圧の低下が抑制され、該膝部36Kに対するニーエアバッグ14の反力が十分に確保される。このようにして、該膝部36Kをニーエアバッグ14により適切に拘束することができる。
なお、ベントホール16の形状は、円形に限られず、例えば車両前後方向に長い長孔であってもよい。ベントホール16を長孔にすると、ニーエアバッグ14の膨張展開時、該ニーエアバッグ14が折畳み状態から乗員36の膝部36K側に膨張展開して行く過程において、ベントホール16を、エアバッグケース34の貫通孔46に、より長い間整合させておくことができる。即ち、グラブドア22と膝部36Kとの間にほとんど隙間がない場合から、ある程度の隙間がある場合まで、より広い範囲に対応することができる。なお、ベントホール16が長孔の場合でも、グラブドア22と膝部36Kとの間の隙間が十分に確保されており、ニーエアバッグ14が本来の大きさまで膨張展開した際には、該ベントホール16はエアバッグケース34の貫通孔46から外れるように設定される。
また、本実施形態では、ベントホール16がニーエアバッグ14における車両右側の側部に設けられるものとしたが、ベントホール16の配置や数は、上記記載及び図示の例には限られない。またグラブドア22やエアバッグケース34等、車両用ニーエアバッグ装置10の周辺の構成は、図示の例には限られない。更に、車両用シートの一例として助手席12を挙げ、車両用ニーエアバッグ装置10が助手席用に対応して設けられたニーエアバッグ装置であるものとしたが、これに限られず、例えば運転席用のニーエアバッグ装置にも適用することが可能である。
[第2実施形態]
図4,図5において、本実施の形態に係る車両用ニーエアバッグ装置20は、検出手段の一例たるシートスライドセンサ(図示せず)と、アクチュエータ58とを有している。
シートスライドセンサは、収納部であるグラブドア22に対して、乗員36の膝部36Kが近接状態にあることを検出可能に構成され、例えば助手席12の前後位置を調節可能とするシートレール部(図示せず)に設けられている。グラブドア22に対して膝部36Kが近接状態にあるか否かの判定は、このシートスライドセンサからの信号に基づいてECU(図示せず)が行うようになっている。一例を挙げると、例えば助手席12の前後位置が最も前側に調節されているとき、膝部36Kがグラブドア22に対して近接状態にあると判定される。なお、この近接状態の判定基準は、必要に応じて適宜変更される。例えば、助手席12の前後位置が、最も前側を含む所定範囲にある場合を、近接状態と判定するようにしてもよい。
アクチュエータ58は、シートスライドセンサにより、グラブドア22に対する乗員36の膝部36Kの近接状態が検出されている場合、ニーエアバッグ14が膨張展開する際にベントホール16を閉状態から開状態へと変化させるように構成されている。
本実施形態では、図5に示されるように、ニーエアバッグ14のベントホール16が、車両前方側に延びるダクト部60の先端に設けられている。このダクト部60は、通常時において、エアバッグケース34の前壁部34Fに設けられた貫通孔62から車両前方側へ通され、かつベントホール16を塞ぐように折り畳まれている。折畳み状態のダクト部60は、例えばストラップ64により縛られて保持されている。
一方、アクチュエータ58は、エアバッグケース34の前壁部34Fにおける車両前方側の面に、取付けブラケット66を用いて固定されている。アクチュエータ58の固定位置は、例えば貫通孔62の近傍である。アクチュエータ58は、略円筒形のケーシングを有しており、その一端には、車両上下方向に開口する孔部68が設けられている。ニーエアバッグ14のダクト部60を縛っているストラップ64は、該孔部68に通されている。
アクチュエータ58のケーシング内には、作動時に比較的少量のガスを発生可能なマイクロガスジェネレータ(図示せず)と、該ガスの圧力によりケーシング内を移動するカッター(図示せず)とが設けられている。図5において、該カッターは、通常時は孔部68よりも車両右側に位置しており、マイクロガスジェネレータの作動によりガスの圧力が作用した際に、孔部68の位置まで車両左側に瞬間的に押し出されて移動するようになっている。このとき、カッターと、孔部68の縁部との間に生じるせん断力により、ストラップ64が切断されるようになっている。
図4に示されるように、グラブドア22におけるインナパネル32の一部は、ダクト部60及びアクチュエータ58をグラブドア22内に収めるために、車両前方側に凸に膨出形成されており、このうちダクト部60に対応する部位には、ストラップ64が切断された際に該ダクト部60がインナパネル32の車両前方側に延び出ることができるようにするための貫通孔63が設けられている。
他の部分については、第1実施形態と同様であるので、同一の部分には図面に同一の符号を付し、説明を省略する。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図4,図5において、本実施形態に係る車両用ニーエアバッグ装置20では、車両18が前面衝突した際に、第1実施形態と同様に、ニーエアバッグ14がインフレータ40からのガスの供給を受けて乗員36の膝部36K側に膨張展開する。
ここで、シートスライドセンサにより、グラブドア22に対して乗員36の膝部36Kが近接状態にあることが検出されると、例えばインフレータ40の作動と同じタイミングでアクチュエータ58が作動して、ニーエアバッグ14のダクト部60を縛っているストラップ64が切断される。これにより、ダクト部60が開放され、ベントホール16が閉状態から開状態へと変化する。従って、乗員36の膝部36Kがニーエアバッグ14により拘束される際に、該ニーエアバッグ14内のガスが、ベントホール16を通じて外部へ円滑に排出される。これにより、膝部36Kに対するニーエアバッグ14の反力が弱まるので、近接状態の該膝部36Kをニーエアバッグ14により適切に拘束することができる。なお、ダクト部60は、貫通孔62を通じて、インナパネル32の車両前方側に延び出るので、ニーエアバッグ14内のガスは、グラブボックス21の収納スペース26内に排出される。
一方、シートスライドセンサにより、グラブドア22に対して乗員36の膝部36Kが近接していないことが検出された場合には、アクチュエータ58は作動せず、ストラップ64は切断されないので、ベントホール16の閉状態が維持される。従って、ニーエアバッグ14は本来の大きさまで膨張展開してから乗員36の膝部36Kを拘束することができる。またベントホール16からのガスの排出が抑制されるので、膝部36Kの拘束時におけるニーエアバッグ14の内圧の低下が抑制され、該膝部36Kに対するニーエアバッグ14の反力が十分に確保される。これによって、乗員36の膝部36Kをニーエアバッグ14により適切に拘束することができる。
なお、本実施形態において、検出手段の一例としてシートスライドセンサを挙げたが、検出手段はこれに限られるものではなく、グラブドア22と乗員36の膝部36Kとの間の隙間を、カメラ等を用いて検出するようにしてもよい。
図1から図3は、第1実施形態に係り、図1は、車両の前面衝突時に、乗員の膝部がグラブドアに対して近接状態にある場合に、ニーエアバッグのベントホール及びエアバッグケースの貫通孔を通じて、該ニーエアバッグ内のガスを外部へ排出し、膝部に対する反力を弱めた状態のニーエアバッグにより該膝部を拘束している状態を示す横断面図である。 車両の前面衝突時に、乗員の膝部がグラブドアに対して近接状態にない場合に、ベントホールがグラブドアのアウタパネルにより塞がれ、膝部に対する反力を十分に確保した状態のニーエアバッグにより該膝部を拘束している状態を示す横断面図である。 エアバッグケース、ニーエアバッグ及びインフレータを示す斜視図である。 図4及び図5は、第2実施形態に係り、図4は、車両用ニーエアバッグ装置を示す縦断面図である。 車両用ニーエアバッグ装置を示す分解斜視図である。
符号の説明
10 車両用ニーエアバッグ装置
12 助手席(車両用シート)
14 ニーエアバッグ
16 ベントホール
18 車両
20 車両用ニーエアバッグ装置
21 グラブボックス
22 グラブドア(収納部)
34 エアバッグケース
34R 車両右側の側壁部(側壁部)
36 乗員
36K 膝部
46 貫通孔
58 アクチュエータ

Claims (6)

  1. 通常時には収納部に折畳み状態で収納され、車両の衝突時にガスの供給を受けて、車両用シートに着座している乗員の膝部側へ膨張展開可能に構成されたニーエアバッグと、
    前記収納部に配設され、前記ニーエアバッグを折畳み収納可能に構成されると共に貫通孔が設けられ、車両右側の側壁部が車両右側の前記膝部の車幅方向の中心よりも車両右側に配置されると共に、車両左側の側壁部が車両左側の前記膝部の車幅方向の中心よりも車両左側に配置されたエアバッグケースと、
    前記ニーエアバッグに設けられ、前記膝部が該ニーエアバッグの前記収納部に対して近接状態にある場合に前記エアバッグケースの前記貫通孔に整合して前記ガスを外部へ排出可能であり、前記膝部が前記ニーエアバッグの前記収納部に対して近接状態にない場合、前記ニーエアバッグの膨張展開に伴って前記収納部の外部へ移動し前記膝部の拘束時に塞がれるベントホールと、
    を有する車両用ニーエアバッグ装置。
  2. 前記ベントホールは、前記ニーエアバッグの折畳み状態において前記エアバッグケースの前記貫通孔に整合する位置に設定されている請求項1に記載の車両用ニーエアバッグ装置。
  3. 前記ベントホールは、車両前後方向に長い長孔である請求項1又は請求項2に記載の車両用ニーエアバッグ装置。
  4. 前記貫通孔は、前記エアバッグケースの前記側壁部に形成されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用ニーエアバッグ装置。
  5. 前記ベントホールは、塞がれる際に前記収納部の車両後方側の面に押し付けられるように構成されている請求項〜請求項4の何れか1項に記載の車両用ニーエアバッグ装置。
  6. 前記収納部は、車両のグラブボックスの乗員側外壁を構成するグラブドア内に設けられている請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用ニーエアバッグ装置。
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