JP6617294B2 - スチームアイロン - Google Patents

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Description

本開示は、衣類を含む繊維製品(以下、単に衣類等という)のしわ伸ばしに用いられるスチームアイロン(Steam Iron)に関する。
従来のスチームアイロンは、かけ面(Ironing surface)と気化室とが設けられたベース(Base)と、ベースに一体的に組み込まれてベースを加熱するヒータ(Heater)とを有する。ベースに、その上面側に設けられたスチーム生成用の気化室と、その下面側に設けられたかけ面とを有する。ベースの温度は、アイロンがけの対象である衣類等に応じて、例えば、80℃〜200℃の範囲で調節可能に構成される。
スチームアイロンは、スチームを伴ったアイロンがけを行う「スチームモード(Steam-ironing mode)」と、スチームを伴わないアイロンがけを行う「ドライモード(Dry-ironing mode)」とを有する。
ドライモードの場合は、アイロンがけ時のベースの温度低下は少なく、ヒータの通電制御によってかけ面を設定温度に容易に維持することができる。一方、スチームモードの場合は、気化室に供給された水の気化のために熱が奪われ、噴出したスチームからの凝縮水を含んだ衣類等によってかけ面が冷却され、ベースの温度が低下する。
気化能力は温度に依存する。気化室を高温にすると気化能力が向上して多量のスチームが生成される。低温では気化能力が低下して、生成されるスチームの量が減少する。気化室の温度を上げると、ベースに設けられたかけ面の温度も上がり、かけ面の温度を下げると、ベースに設けられた気化室の温度も下がる。
従って、かけ面を、熱に弱い化学繊維などに適した低温に設定すると、気化室の温度も下がってスチーム量が減少し、スチームモードでのアイロンがけが難しくなる。
この問題を解決するために、例えば、下記先行技術が出願されている。
特許文献1は、ヒータと、温度制御用の感熱部とを有し、空間を隔ててベースの上方に設けられた気化室を備え、ベースの温度に影響されずに気化室の温度を適正に制御するスチームアイロンを開示する。
特許文献2は、ヒータと温度検出器とがベースと気化室とにそれぞれ設けられ、衣類等に応じて、かけ面の温度とスチーム量とを制御するスチームアイロンを開示する。
特許文献3は、気化室が設けられた第1のベースと、かけ面が設けられた第2のベースとを有し、第1のベースと第2のベースとの間に、外周リブとスチームリブとで隔てられた空気層である熱抵抗層が形成されたスチームアイロンを開示する。本先行技術では、第1のベースの温度が高く設定され、熱抵抗層がスチーム滞留層として用いられ、第2のベースで熱を放出した後にスチームが噴出される。
特許文献4は、ヒータにより加熱される気化室の下面側に断熱部を隔ててかけ面が設けられ、気化室からかけ面への熱の供給を制御することにより、かけ面の温度を低く維持しつつスチームを噴出するスチームアイロンを開示する。
特許文献5は、気化室が設けられた第1のベースの上面側を覆う蓋体と、下面側にかけ面部材が設けられた空間部とを有し、気化室で生成されたスチームを、空間部を通して噴出するスチームアイロンを開示する。
特許文献6は、気化室が設けられたベースと、ベースの上面側に設けられ、ラビリンスが形成されたスチーム通路とを有し、ラビリンスを経由してかけ面のスチーム孔からスチームを噴出するスチームアイロンを開示する。
実開昭57−094498号公報 実開平05−009495号公報 特開2000−107498号公報 特開2002−166100号公報 特開2004−129921号公報 特開2008−093087号公報
しかしながら、かけ面の温度が、衣類等に適した低温に設定されると、気化能力の著しい低下によりスチーム量が減少して、スチームによる良好なしわ伸ばし効果が得られない。スチーム量を増加させようとして気化室への給水量を増加させると、十分な気化能力がないため気化されない水滴を含むスチームが噴出し、衣類等を湿らせてしまう。
そこで、かけ面の温度を低温に設定した場合でも、気化室をスチームの生成に適した温度まで加熱することで、気化能力に応じた適正量のスチームを低温のかけ面から噴出してアイロンがけを行うことができる。
しかしながら、化学繊維などのアイロンがけを行うために、例えば、気化室がスチームの生成に適した温度である160℃に加熱されると、かけ面の温度が、例えば130℃に設定可能に構成されたアイロンの場合、以下の問題が生じる。
このようなアイロンにおいて、通電されて気化室が所定の温度までに加熱されると、サーモスタット(Thermostat)によりヒータへの通電が停止される。しかし、通電の停止後も気化室の温度は上昇を続け、所定の温度を超過する。
一方、低温に設定されたかけ面と、高温に加熱される気化室との間に所望の温度差が生じるように、気化室からの熱伝導が制限されるため、かけ面の温度は気化室より遅れて上昇する。
一般的に、ヒータへの通電がサーモスタットによって停止されると、アイロンは使用可能な状態である。しかし、使用開始時におけるベースの温度は、気化室の温度は所定の温度を超過する一方、かけ面の温度は所望の温度より少し低くなる。
従って、高温の気化室で生成されたスチームは、適正な気化能力により生成された、水滴を含まない良好な状態のスチームであるにも関わらず、低温のかけ面から噴出する際に冷却され、結露水がスチームに混じって噴出する可能性がある。
また、気化室とベースとの間に空間などを設けてベースの温度を所望の低温に保つ場合には、ベースがアイロンがけに適した温度まで上昇するまでに時間がかかってしまう。
本開示は、上記従来の問題点を解決するものであり、ベースを短時間で加熱し、ベースが低温に設定された場合でも、水滴を含まない良好な状態のスチームによってアイロンがけが行えるスチームアイロンを提供することを目的とする。
上記従来の問題点を解決するために、本開示の一態様に係るスチームアイロンは、ヒータを有する加熱体と、加熱体の上面側に形成され、スチームを生成する気化室と、加熱体の上面側を覆う蓋体と、加熱体の下面側に設けられたベースと、ベースに設けられたスチーム噴出孔と、気化室で生成されたスチームをスチーム噴出孔に導くスチーム通路とを備える。
スチーム通路は、加熱体の上面側に形成された加熱通路と、加熱体の下面側に形成された加熱室およびベース通路とを有する。加熱室を通過したスチームは、加熱通路を経由してベース通路に導かれ、スチーム噴出孔から噴出する。
本態様によれば、気化室で生成されたスチームが加熱室を通過する際に、ベースの温度を急速に上昇させる。その結果、本態様に係るスチームアイロンは、ベースの温度が低温に設定された場合でも、水滴を含まない良好な状態のスチームを伴ったアイロンがけを行うことができる。
図1は、本開示の実施の形態1に係るスチームアイロンの切欠縦断面図である。 図2は、実施の形態1に係るベース部を斜め上方から見た場合の分解斜視図である。 図3は、実施の形態1に係るベース部を斜め下方から見た場合の分解斜視図である。 図4は、実施の形態1に係るベース部の前部における縦断面図である。 図5は、実施の形態に係るベース部の中央部における縦断面図である。 図6Aは、図5における6A−6A線断面図である。 図6Bは、図5における6B−6B線断面図である。 図7は、実施の形態1に係る加熱体およびベースの温度変化を示すグラフである。 図8は、実施の形態1の変形例に係るベース部の横断面図である。 図9は、本開示の実施の形態2に係るベース部を斜め上方から見た分解斜視図である。 図10は、実施の形態2に係るベース部を斜め下方から見た分解斜視図である。 図11Aは、実施の形態2に係る加熱体の裏側への補助熱板の装着前の状態を示す図である。 図11Bは、実施の形態2に係る加熱体の裏側への補助熱板の装着後の状態を示す図である。 図12は、実施の形態2に係るベース部の中央部における要部縦断面図である。 図13Aは、図12における13A−13A線断面図である。 図13Bは、図12における13B−13B線断面図である。
本開示の第1の態様に係るスチームアイロンは、ヒータを有する加熱体と、加熱体の上面側に形成され、スチームを生成する気化室と、加熱体の上面側を覆う蓋体と、加熱体の下面側に設けられたベースと、ベースに設けられたスチーム噴出孔と、気化室で生成されたスチームをスチーム噴出孔に導くスチーム通路とを備える。
スチーム通路は、加熱体の上面側に形成された加熱通路と、加熱体の下面側に形成された加熱室およびベース通路とを有する。加熱室を通過したスチームは、加熱通路を経由してベース通路に導かれ、スチーム噴出孔から噴出する。
本態様によれば、気化室で生成されたスチームが加熱室を通過する際にベースを加熱する。このため、ベースの温度が急速に上昇して、結露の発生が防止される。その結果、ベースの温度が低温に設定された場合でも、水滴を含まない良好な状態のスチームを伴ったアイロンがけを行うことができる。
本開示の第2の態様に係るスチームアイロンは、加熱室が、加熱体とベースとの間に形成され、気化室の下方に設けられる。本態様によれば、スチームが加熱室を通過するときに高温の気化室で加熱されるため、スチームの温度低下を抑制することができる。
本開示の第3の態様に係るスチームアイロンは、加熱室が、ベースの長手方向に細長い形状を有するものである。本態様によれば、加熱室がより広い範囲でベースを加熱するため、ベースの加熱が促進される。
本開示の第4の態様に係るスチームアイロンは、ベース通路が、加熱室の外周に沿って設けられたものである。本態様によれば、スチーム噴出孔がより広い範囲に分散して設けられ、しわ伸ばし効果が高められる。
本開示の第5の態様に係るスチームアイロンは、加熱体と蓋体との間に設けられた仕切板をさらに有し、加熱通路が、仕切板に沿って設けられた仕切通路と、加熱体を上下方向に貫通する連通部とを有するように構成されたものである。本態様によれば、加熱体に沿ったより長いスチーム通路が限られた空間内に形成される。これにより、気化の促進を図ることができる。
本開示の第6の態様に係るスチームアイロンは、加熱体と蓋体との間に設けられた仕切り板として、第1仕切板および第2仕切板を有する。仕切通路は、第1仕切板に沿って形成された第1仕切通路と、第2仕切板に沿って形成された第2仕切通路とを有する。連通部は、第1仕切通路と加熱室とを連通する第1連通部と、加熱室と第2仕切通路とを連通する第2連通部と、第2仕切通路とベース通路とを連通する第3連通部とを有する。
本態様によれば、スチーム通路が、加熱体の上下左右に沿って設けられることにより、限られた空間内により長い経路を有するように構成される。気化室からのスチームは、スチーム通路を通過する際に加熱体により加熱されて、気化の促進が図られる。
本開示の第7の態様に係るスチームアイロンは、ベースと加熱体とが、ベース通路の外周に沿って設けられた第1シール(Seal)部と、加熱室の外周とベース通路の内周に沿って設けられた第2シール部とでシールされる。本態様によれば、スチームや水滴の漏れをより確実に防止することができる。さらに、加熱体からベースへの熱伝導が緩衝されて、加熱体を気化に適した高温に設定しても、ベースの温度を低温に設定することができる。
本開示の第8の態様に係るスチームアイロンは、ヒータはほぼU字状の曲がり部を有し、気化室は、曲がり部の内側と外側とに形成される。本態様によれば、ヒータの熱容量の大きい部分で効率的に気化室を加熱して気化能力を高めることができ、多量のスチームを効率よく生成することができる。
本開示の第9の態様に係るスチームアイロンは、蓋体が薄板で形成されたものである。本態様によれば、蓋体の加工を容易にすることができる。
本開示の第10の態様に係るスチームアイロンは、ベース通路内かつ第3連通部の下方に設けられ、加熱体と熱的に接続された補助熱板をさらに備える。
本態様によれば、スチーム噴出孔から噴出するスチームに結露水が混じる可能性をさらに抑制することができる。その結果、ベースの温度が低温に設定された場合でも、水滴を含まない良好な状態のスチームを伴ったアイロンがけを行うことができる。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本開示の実施の形態1に係るスチームアイロン1の切欠縦断面図である。図2は、スチームアイロン1のベース部2aを斜め上方から見た分解斜視図である。図3は、ベース部2aを斜め下方から見た分解斜視図である。図4は、ベース部2aの前部における要部縦断面図である。図5は、ベース部2aの中央部における要部縦断面図である。図6Aは、図5における6A−6A線断面図、図6Bは、図5における6B−6B線断面図である。
図1〜図4に示すように、スチームアイロン1は、衣類等に対してスチームを噴出するベース部2aを備える。ベース部2aは、ヒータ3が一体的に設けられた加熱体4aと、加熱体4aの上面側を覆うように設けられた蓋体7と、加熱体4aの下面側を覆うように設けられたベース5とを有する。
加熱体4aは、良熱伝導性のアルミニウムで成型され、埋設されたヒータ3を有する。ヒータ3は、シーズヒータなどで構成され、ほぼU字状の曲がり部3aを有する。
加熱体4aの上面側には、スチーム生成用の気化室6が形成される。気化室6は、ヒータ3の曲がり部3aの内側部分と外側部分とを連通するように、加熱体4aの前部に形成される。これにより、ヒータの熱容量の大きい部分で効率的に気化室を加熱して気化能力を高めることができ、その結果、多量のスチームを効率よく生成することができる。
加熱体4aの上面側には、良熱伝導性のアルミニウムで成型された蓋体7がシール結合により設けられる。加熱体4aと蓋体7との間には、気化室6および後述する加熱通路が形成される。蓋体7の下面には、後述する加熱通路を規定するための出張り(Ledge)7a、出張り7b、出張り7c、出張り7dが形成される。
ベース5は、良熱伝導性のアルミニウムで成型され、加熱体4aに結合される。加熱体4aとベース5との結合部分は、シリコン樹脂(Silicon resin)などのシール材によってシールされる。このシール材により、加熱体4aからベース5への熱伝導が緩衝される。
加熱体4aとベース5との間には、加熱室8およびベース通路9が形成される。加熱室8は、気化室6の下方に設けられる。このため、スチームが加熱室8を通過するときに高温の気化室6で加熱され、スチームの温度低下を抑制することができる。
加熱室8は、長手方向に細長い楕円形状を有し、ベース5の中央に形成される。このようにより広い範囲に形成された加熱室8により、ベース5をより広い範囲で効果的に加熱することができる。
ベース通路9は、加熱室8を囲むように加熱室8の外周に沿って形成される。ベース5には、しわ伸ばし効果を高めるため、多数のスチーム噴出孔10が分散されて設けられる。ベース5の下面は、硬質で滑りやすくするための加工が施され、衣類等をプレスするかけ面11として機能する。
スチームアイロン1が衣類等の上を前方にも後方にも滑らかに移動するように、かけ面11の前部11aと後部11bとは実質的に尖った形状を有する。
気化室6で生成されたスチームは、スチーム通路12を通ってスチーム噴出孔10から噴出する。スチーム通路12は、加熱体4aの上面側に形成された加熱通路である第1加熱通路13および第2加熱通路14と、加熱体4aの下面側に形成された加熱室8およびベース通路9とを有する。
すなわち、スチーム通路12とは、気化室6で生成されたスチームが、スチーム噴出孔10から噴出するまでに通る経路全体の総称である。
第1加熱通路13および第2加熱通路14は、加熱体4aの左右の周縁に沿って延在する。第1加熱通路13は加熱体4aの後方に形成され、第2加熱通路14は第1加熱通路13の前方に形成される。
第1加熱通路13は、加熱体4aと蓋体7との間に設けられたアルミニウム製の第1仕切板15と、第1仕切板15の上面に沿って、出張り7aと出張り7bと第1仕切板15とで規定された第1仕切通路13aとを有する。第1加熱通路13はさらに、加熱体4aの中央やや後方に位置し、加熱体4aを上下方向に貫通して第1仕切通路13aと加熱室8とを連通する第1連通部13bとを有する。
第2加熱通路14は、加熱体4aと蓋体7との間に設けられたアルミニウム製の第2仕切板16と、第2仕切板16の上面に沿って、出張り7cと出張り7dと第2仕切板16とで規定された第2仕切通路14aとを有する。第2加熱通路14はさらに、加熱体4aの中央やや前方に位置し、加熱体4aを上下方向に貫通して加熱室8と第2仕切通路14aとを連通する第2連通部14bとを有する。
第2加熱通路14には、加熱体4aを上下方向に貫通し、第2仕切通路14aとベース通路9とを連通する第3連通部である連通孔14cが形成される。
なお、第1仕切板15と第2仕切板16とは仕切板として機能し、第1連通部13bと第2連通部14bと連通孔14cとは連通部として機能する。
気化室6で生成されたスチームは、第2仕切板16および第1仕切板15の下方を通って後方に流れる。第1仕切板15および第2仕切板16のそれぞれの上方に、第1仕切通路13aおよび第2仕切通路14aが設けられる。
第1仕切通路13aと第2仕切通路14aと第1連通部13bと第2連通部14bと連通孔14cとが、気化室6を立体的に取り囲むように構成される。すなわち、スチーム通路12は、加熱体4aの上側、下側、左側、右側に沿った立体的構造を有する。
この構造のため、より長い経路を有するスチーム通路12が、限られた空間内に形成される。気化室6で生成されたスチームは、スチーム通路12を通過する際に、より長い時間加熱されるため、気化の促進が図られる。
複数(本実施の形態では四つ)の固着部19は、加熱体4aとベース5とを強固に結合させる。第1シール部17と第2シール部18は、加熱体4aとベース5との結合部分をシールする。
第1シール部17は、溝17aと突起17bとシール材(図示せず)とを含む。溝17aは、ベース5の外周に沿ってベース5の上面に設けられる。突起17bは、加熱体4aの外周に沿って加熱体4aの下面に設けられる。溝17aに突起17bが挿入され、その嵌合部分の隙間にシール材(図示せず)が充填されて、第1シール部17が形成される。
第2シール部18は、溝18aと突起18bとシール材18c(図4参照)とを含む。溝18aは、ベース5の上面かつ溝17aの内側に設けられる。突起18bは、加熱体4aの下面かつ突起17bの内側に設けられる。溝18aに突起18bが挿入され、その嵌合部分の隙間にシール材18cが充填されて、第2シール部18が構成される。
第1シール部17、第2シール部18により、スチームおよび水滴の漏れを確実に防止することができる。さらに、加熱室8により、加熱体4aからベース5への熱伝導が緩衝される。
加熱体4aの上面側には、そのほぼ全域を覆う断熱体20が設けられる(図1参照)。断熱体20は、耐熱性のPBT(ポリブチレンテレフタレート(Polybutylene terephthalate))樹脂の成型品で構成される。把手部21は、PP(ポリプロピレン(Polypropylene))樹脂の成型品で構成され、断熱体20の上方に設けられる。把手部21の上部には、前後方向に延在するグリップ(Grip)22が一体的に設けられる(図1参照)。
水タンク23は、把手部21の前部に設けられ、気化室6に供給される水を貯める。水タンク23の前面には、注水口(図示せず)を開閉する注水口蓋23aが設けられる。水タンク23内に貯められた水は、水タンク23の底部に設けられたノズル24から気化室6に滴下する。ノズル24は、耐熱性のシリコンゴム(Silicone rubber)などで形成したノズルパッキング(Nozzle packing)25を介して気化室6と連通する。
気化室6には、ノズル24に対向して凸状の滴下部6aが設けられる。ヒータ3による気化室6の加熱中に滴下部6aに滴下した水は、曲がり部3aの付近で瞬時に気化する。
気化室6への水の供給と停止は、ノズル24を開閉する開閉ロッド26の上下動によって行われる。開閉ロッド26の上下動は、グリップ22の前方に設けられた操作釦27の手動操作により行われる(図1参照)。
開閉ロッド26の下降に伴ってノズル24が閉じると、気化室6に水が滴下せずスチームが噴出しないドライモードの状態となる。一方、開閉ロッド26の上昇に伴ってノズル24が開くと、気化室6に水が滴下してスチームが噴出するスチームモードの状態となる。
操作釦27は、左右方向に回転自在に設けられる。使用者による操作釦27の回転運動がカム(図示せず)を介して開閉ロッド26に伝達されて、開閉ロッド26が上下動する。このようにして、操作釦27の操作により、ドライモードとスチームモードとが切り替わる。
サーモスタット28は、加熱体4aの上部に取り付けられ、加熱体4aの温度に応じてヒータ3への通電をオンオフして、加熱体4aを所定の温度(例えば、160℃)に制御する。電源スイッチ29は、把手部21に設けられ、スチームアイロン1のヒータ回路への通電をオンオフする。
以上のように構成されたスチームアイロン1について、以下その動作、作用を説明する。
スチームアイロン1を使用するために、使用者は、注水口蓋23aの開いた注水口から水タンク23に注水した後、電源スイッチ29をオンする。電源スイッチ29がオンされてヒータ回路への通電が開始されると、サーモスタット28によりヒータ3の通電が制御されて、加熱体4aは、設定された温度に加熱される。
加熱体4aが設定された温度に加熱された後、使用者による操作釦27の操作に応じて、開閉ロッド26が上昇しノズル24が開くと、水タンク23内の水が気化室6に滴下してスチームが発生する。発生したスチームは、スチーム通路12を通ってスチーム噴出孔10から噴出する。操作釦27が操作されてノズル24が閉じると、スチームの噴出が停止する。このようにして、アイロンがけ中にスチームモードからドライモードに設定変更することも可能である。
次に、スチームモードでアイロンがけを行う場合において、気化室6で生成されスチーム噴出孔10から噴出するまでの、スチームの流れについて説明する。
図2において、水タンク23内の水は、ノズル24から気化室6の滴下部6aに滴下すると気化してスチームとなる。気化室6で生成されたスチームは、第2連通部14bの外側かつ第2仕切板16の下側、および、第1連通部13bの外側かつ第1仕切板15の下側を通って後方、すなわち、矢印a方向に流れる。
気化室6から第1加熱通路13に達したスチームは、図2、図5における矢印bに示すように、第1加熱通路13の形状に沿って進行方向を変え、前方に流れる。
図3、図5および図6Aにおける矢印cに示すように、スチームは、第1仕切通路13aを左右両側から中央に向かって流れ、第1連通部13bを下方に流れて加熱室8に達する。図3、図5および図6Bにおける矢印dに示すように、スチームは、加熱室8から、第2連通部14bを上方に流れ、第2仕切通路14aに達する。図6Bにおける矢印eに示すように、スチームは、第2仕切通路14aを中央から左右両方向に流れ、加熱体4aの上面側に形成された第2加熱通路14の前部に到達する。
図2における矢印fに示すように、スチームは第2加熱通路14を後方に流れる。図3における矢印gに示すように、スチームは、第2加熱通路14の後部に設けられた連通孔14cからベース通路9に流れ込み、スチーム噴出孔10からスチームアイロン1の外に噴出する。
次に、スチームモードでアイロンがけを行う場合における、ベース部2aの温度について説明する。図7は、ヒータ3の通電開始からの加熱体4aとベース5との温度変化を示すグラフである。図7に示すように、ヒータ3に通電されると加熱体4aの温度が上昇し、加熱体4aが所定の温度T1(例えば、160℃)に加熱されると、サーモスタット28の働きによりヒータ3への通電が停止される。
加熱体4aの温度は、ヒータ3への通電停止後も上昇を続け、温度T2(例えば、190℃)に達する。一方、ベース5の温度は、加熱体4aからの熱伝導が制限されるため加熱体4aより遅れて上昇する。
通電開始からスチームの使用可能な状態になるまでの立ち上がり時間t1は、例えば、約50秒である。このとき、ベース5の温度T3(例えば、85℃)は所定の温度T4(例えば、130℃)より低い。仮にこの状態でスチームを噴出すると、スチームはベース5によって冷却され、結露水がスチームに混じって噴出し、アイロンがけ中の衣類等を濡らしてしまう。
本実施の形態によれば、気化室6で生成された高温のスチームが、加熱室8に流れ、加熱室8を加熱する。ベース5を加熱したスチームは、加熱体4aの上面側に形成された第2加熱通路14に流れ、加熱体4aで再加熱された後、スチーム噴出孔10から噴出する。これにより、加熱されたスチームが加熱室8を通過することによってベース5が加熱され、図7に示すように、ベース5の温度が温度T3(例えば、85℃)から温度T5(例えば、105℃)に短時間で上昇する。
加熱室8を通ってベース5を加熱したスチームは、第2加熱通路14を通過する際に、再び高温の加熱体4aで加熱された後、ベース通路9に送られ、スチーム噴出孔10を通って噴出する。噴出するスチームは、再加熱されることで結露水を含まない、より良好な状態となる。
従って、使用者は、通電開始直後でも、ベース5の温度が温度T4に上昇するのを待つ必要がなく、当初から水滴を含まない良好な状態のスチームを伴ったアイロンがけを行うことができる。
以上のように、本実施の形態に係るスチームアイロン1は、ヒータ3を有する加熱体4aと、加熱体4aの上面側に形成され、スチームを生成する気化室6と、加熱体4aの上面側を覆う蓋体7と、加熱体4aの下面側に設けられたベース5と、ベース5に設けられたスチーム噴出孔10と、気化室6で生成されたスチームをスチーム噴出孔10に導くスチーム通路12とを備える。
スチーム通路12は、加熱体4aの上面側に形成された加熱通路(第1加熱通路13、第2加熱通路14)と、加熱体4aの下面側に形成された加熱室8およびベース通路9とを有し、加熱室8を通過したスチームは、第2加熱通路14を経由してベース通路9に導かれ、スチーム噴出孔10から噴出する。
本実施の形態によれば、気化室6で生成されたスチームが、加熱室8を通過する際にベース5を加熱する。このため、ベース5の温度が短時間で上昇して、結露の発生が防止される。その結果、ベース5が低温に設定された場合でも、水滴を含まない良好な状態のスチームを伴ったアイロンがけを行うことができる。
本実施の形態に係るスチームアイロン1は、加熱室8が、加熱体4aとベース5とで形成され、気化室6の下方に設けられる。本実施の形態によれば、スチームが加熱室8を通過するときに高温の気化室6で加熱されるため、スチームの温度低下を抑制することができる。
本実施の形態に係るスチームアイロン1は、加熱室8が、ベース5の長手方向に細長く形成されたものである。本実施の形態によれば、加熱室8がより広い範囲でベース5を加熱するため、ベース5の加熱が促進される。
本実施の形態に係るスチームアイロン1は、ベース通路9が、加熱室8の外周に沿って設けられたものである。本実施の形態によれば、スチーム噴出孔10をベース5の広い範囲に分散して設けることができ、しわ伸ばし効果を高めることができる。
本実施の形態に係るスチームアイロン1は、加熱通路(第1加熱通路13、第2加熱通路14)が、加熱体4aと蓋体7との間に設けられた仕切板(第1仕切板15、第2仕切板16)により、加熱体4aに沿った立体的な階層構造を構成するものである。本実施の形態によれば、加熱体4aに沿ったより長いスチーム通路12が限られた空間内に形成される。これにより、気化の促進が図られる。
本実施の形態に係るスチームアイロン1は、加熱通路(第1加熱通路13、第2加熱通路14)が、加熱体4aと蓋体7との間に第1仕切板15および第2仕切板16を有する。第1仕切板15には、気化室6からのスチームを加熱室8に導く第1仕切通路13aが形成される。第2仕切板16には、加熱室8からのスチームをベース通路9に導く第2仕切通路14aが形成される。本実施の形態によれば、加熱体4aに沿ったより長いスチーム通路12が限られた空間内に形成される。これにより、気化の促進が図られる。
本実施の形態に係るスチームアイロン1は、ベース5と加熱体4aとが、ベース通路9の外周に沿って設けられた第1シール部17と、ベース通路9の内周に沿って設けられた第2シール部18とによりシールされる。
本実施の形態によれば、スチームや水滴の漏れを確実に防止することができる。さらに、加熱体4aからベース5への熱伝導が緩衝されて、加熱体4aを気化に適した高温に設定しても、ベース5の温度を低温に設定することができる。
本実施の形態に係るスチームアイロン1は、ヒータ3がほぼU字状の曲がり部を有し、気化室6は、曲がり部3aの内側と外側とに形成されたものである。本実施の形態によれば、ヒータ3の熱容量の大きい部分で効率的に気化室6を加熱して気化能力を高めることができ、多量のスチームを効率よく生成することができる。
(変形例)
図8は、本実施の形態の変形例に係るスチームアイロン1のベース部2aの、図5と同様の位置における横断面図である。
本変形例において、蓋体7は薄板で形成される。他の構成は基本的に上述の構成と同じであるため、同一または対応の箇所に同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図8に示すように、加熱体4aは、仕切板(第1仕切板15、第2仕切板16)より高い側壁4aaを有する。蓋体7は、良熱伝導性のアルミニウム製の薄板が打ち抜き加工されて形成される。蓋体7は、気化室6と加熱通路(第1加熱通路13、第2加熱通路14)とを含む加熱体4aの上面を覆い、加熱体4aの側壁4aaとシール結合される。この構成により、蓋体7の加工および加熱体4aの製造が容易になる。
(実施の形態2)
以下、本開示の実施の形態2に係るスチームアイロン1について説明する。本実施の形態において、実施の形態1と同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図9は、本開示の実施の形態2に係るスチームアイロン1のベース部2bを斜め上方から見た分解斜視図である。図10は、ベース部2bを斜め下方から見た分解斜視図である。
図9、図10に示されるように、ベース通路9内に、ベース通路9の前部付近から後部付近に延在する補助熱板30aと補助熱板30bとが設けられる。ベース5と加熱体4bとは、断熱リング35を挟んでネジ34でネジ止めされる。断熱リング35は、ベース5と加熱体4bとの間の熱伝導を抑制する。
パッキング32は、シリコンゴムで構成され、第1シール部17に配置されて溝17aと突起17bとの間をシールする。同様に、パッキング33は、シリコンゴムで構成され、第2シール部18に配置されて溝18aと突起18bとの間をシールする。
図11Aは、加熱体4bの裏側に補助熱板30a、30bが装着される前の状態を示す図である。図11Bは、加熱体4bの裏側に補助熱板30a、30bが装着された後の状態を示す図である。
図11A、図11Bに示されるように、台座31は、ベース通路9に面する加熱体4bの下面に、加熱体4bと一体的に形成される。補助熱板30a、30bは、連通孔14cに対向するように台座31に取り付けられる。この状態において、補助熱板30a、30bは、台座31を介して加熱体4bと熱的に接続される。
図12は、ベース部2bの中央部における要部縦断面図である。図13Aは、図12における13A−13A線断面図、図13Bは、図12における13B−13B線断面図である。
図13A、図13Bに示されるように、加熱体4bの下面と補助熱板30a、30bとの間には間隙36aが、ベース通路9の側壁と補助熱板30a、30bとの間には間隙36bがそれぞれ設けられる。
以上のように構成されたスチームアイロン1について、以下その動作、作用を説明する。
スチームモードでのアイロンがけの場合、実施の形態1の場合と同様、気化室6で生成されたスチームは、スチーム通路12を経由し、連通孔14cを通過する。
連通孔14cを通過したスチームの一部分は、間隙36a、間隙36bを経由して、ベース通路9の補助熱板30a、30bの下側に流れ込み、スチーム噴出孔10からかけ面11の外側に噴出する(図10参照)。
連通孔14cを通過したスチームの他の部分は、間隙36aを前方および後方に流れ、ベース通路9の前部および後部に達し、かけ面11の前部11aおよび後部11bに設けられたスチーム噴出孔10からかけ面11の外側に噴出する(図10参照)。
スチームアイロン1の使用時、補助熱板30a、30bは、連通孔14cの下方に位置しており、加熱体4bによって加熱される。そのため、連通孔14cから、何らかの原因で結露水を含むスチームが噴出されることがあったとしても、その結露水は補助熱板30a、30bにより、受け止められ、加熱されて再び気化する。
以上のように、本実施の形態に係るスチームアイロン1は、ベース通路9内に設けられ、スチームアイロン1の使用時は第3連通部である連通孔14cの下方に位置し、加熱体4bと熱的に接続された補助熱板30a、30bを備える。
本実施の形態によれば、スチーム噴出孔10から噴出するスチームに結露水が混じる可能性をさらに抑制することができる。その結果、ベース5の温度が低温に設定された場合でも、水滴を含まない良好な状態のスチームを伴ったアイロンがけを行うことができる。
以上のように、本開示は、家庭用および業務用のスチームアイロンに適用可能である。
1 スチームアイロン
2a,2b ベース部
3 ヒータ
4a,4b 加熱体
4aa 側壁
5 ベース
6 気化室
6a 滴下部
7 蓋体
7a,7b,7c,7d 出張り
8 加熱室
9 ベース通路
10 スチーム噴出孔
11 かけ面
11a 前部
11b 後部
12 スチーム通路
13 第1加熱通路
13a 第1仕切通路
13b 第1連通部
14 第2加熱通路
14a 第2仕切通路
14b 第2連通部
14c 連通孔
15 第1仕切板
16 第2仕切板
17 第1シール部
18 第2シール部
17a,18a 溝
17b,18b 突起
18c シール材
19 固着部
20 断熱体
21 把手部
22 グリップ
23 水タンク
23a 注水口蓋
24 ノズル
25 ノズルパッキング
26 開閉ロッド
27 操作釦
28 サーモスタット
29 電源スイッチ
30a,30b 補助熱板
31 台座
32,33 パッキング
34 ネジ
35 断熱リング
36a,36b 間隙

Claims (10)

  1. ヒータを有する加熱体と、
    前記加熱体の上面側に形成され、スチームを生成する気化室と、
    前記加熱体の上面側を覆う蓋体と、
    前記加熱体の下面側に設けられたベースと、
    前記ベースに設けられたスチーム噴出孔と、
    前記気化室で生成されたスチームを前記スチーム噴出孔に導くスチーム通路と
    を備え、
    前記スチーム通路は、前記加熱体の上面側に形成された加熱通路と、前記加熱体の下面側に形成された加熱室およびベース通路とを有し、前記加熱通路のうち、気化室と加熱室とを連通する第1加熱通路を経由して前記加熱室を通過した前記スチームを、前記加熱通路のうち、加熱室とベース通路とを連通する第2加熱通路を経由して前記ベース通路に導き、前記スチーム噴出孔から噴出するように構成されたスチームアイロン。
  2. 前記加熱室は、前記加熱体と前記ベースとの間に形成され、前記気化室の下方に設けられた請求項1記載のスチームアイロン。
  3. 前記加熱室は、前記ベースの長手方向に細長い形状を有する請求項2記載のスチームアイロン。
  4. 前記ベース通路は、前記加熱室の外周に沿って設けられた請求項3に記載のスチームアイロン。
  5. 前記加熱体と前記蓋体との間に設けられた仕切板をさらに有し、
    前記加熱通路が、前記仕切板に沿って設けられた仕切通路と、前記加熱体を上下方向に貫通する連通部とを有するように構成された請求項1に記載のスチームアイロン。
  6. 前記加熱体と前記蓋体との間に設けられた仕切り板として、第1仕切板および第2仕切板を有し、
    前記仕切通路が、前記第1仕切板に沿って形成された第1仕切通路と、前記第2仕切板に
    沿って形成された第2仕切通路とを有し、
    前記連通部が、前記第1仕切通路と前記加熱室とを連通する第1連通部と、前記加熱室と前記第2仕切通路とを連通する第2連通部と、前記第2仕切通路と前記ベース通路とを連通する第3連通部とを有する請求項5に記載のスチームアイロン。
  7. 前記ベースと前記加熱体とは、少なくとも前記ベース通路の外周に沿って設けられた第1シール部と、前記ベース通路の内周に沿って設けられた第2シール部とにおいてシール結合された請求項4に記載のスチームアイロン。
  8. 前記ヒータはほぼU字状の曲がり部を有し、
    前記気化室は、前記曲がり部の内側と外側とに形成された請求項1に記載のスチームアイロン。
  9. 前記蓋体は、薄板で形成された請求項1に記載のスチームアイロン。
  10. 前記ベース通路内かつ前記第3連通部の下方に設けられ、前記加熱体と熱的に接続された補助熱板をさらに備えた請求項6に記載のスチームアイロン。
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