JPH10118399A - スチームアイロン - Google Patents

スチームアイロン

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JPH10118399A
JPH10118399A JP28049396A JP28049396A JPH10118399A JP H10118399 A JPH10118399 A JP H10118399A JP 28049396 A JP28049396 A JP 28049396A JP 28049396 A JP28049396 A JP 28049396A JP H10118399 A JPH10118399 A JP H10118399A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
vaporization chamber
tank
steam
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP28049396A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuharu Otsuka
康晴 大塚
Shinji Sakano
親司 坂野
Mamoru Ikejima
衞 池島
Atsushi Matsuo
敦志 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH10118399A publication Critical patent/JPH10118399A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類等のしわ伸ばしを行うスチームアイロン
において、気化室や気化室蓋から伝わる熱によるノズル
の加熱を抑制するとともに、不用意にスチームが噴出す
るのを防止する。 【解決手段】 ヒータ24によって加熱されるベース2
3に気化室25を形成し、樹脂製のタンク27の底部に
気化室25へ水を供給する給水口部28を設ける。タン
ク27の底部にノズル部30を形成し、このノズル部3
0を開閉桿32により開閉する。ノズル部30はノズル
孔29を形成した逆円錐状の板状部材で形成し、前記タ
ンク27を熱変形させて給水口部28に固着したもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類等のしわ伸ば
しを行うスチームアイロンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスチームアイロンは、例
えば特公平5−6480号公報に記載されているように
図4に示すような構成としていた。以下、その構成につ
いて説明する。
【0003】図に示すように、ベース1はダイカスト等
による成型時に埋設したヒータ2によって加熱される。
このベース1に気化室3を形成し、この気化室3を覆う
ようにベース1の上面側に気化室蓋4を固着している。
タンク5は熱可塑性樹脂で形成してあり、底部に気化室
3へ水を供給するためのノズル6を固着している。この
ノズル6は黄銅等の金属により形成している。開閉桿7
はスチーム釦8の操作によって上下動自在で、この開閉
桿7の下端によりノズル6のノズル孔9を開閉するよう
に構成している。
【0004】上記構成において、スチーム釦8の操作に
よって開閉桿7を上下動させて、開閉桿7の下端により
ノズル6のノズル孔9を開閉し、ノズル孔9を開いた状
態で、タンク5内の水を気化室3へ滴下し、気化室3で
発生したスチームはベース1に設けたスチーム噴出口1
0からアイロン掛けをする布地に噴出させるようになっ
ている。
【0005】このような構成では、ノズル6は熱伝導性
のよい黄銅により形成されているため、気化室3や気化
室蓋4から伝わる熱によりノズル6全体が高温に加熱さ
れる。その結果、ノズル6の表面に水が沸騰して発生す
る気泡が付着し、この気泡がノズル6の中心に設けた小
さなノズル孔9を塞ぎ、タンク5内からの水の流出を妨
げることになり、安定してスチームを噴出させることが
できないという問題を有していた。
【0006】この解決策として、例えば特公平4−49
438号公報に記載されているように、図5に示すよう
な構成としたものが考えられている。以下、その構成に
ついて説明する。
【0007】図に示すように、ノズル体11は、シリコ
ンゴムで形成し、このノズル体11にノズル孔12を有
する逆円錐状の鈑金13を嵌め込んでいる。ノズル体1
1の上端にタンクを構成するベースカバー14に形成し
た孔部15に嵌入する突部16を設け、突部16の下端
周囲に孔部15の下端周縁に当接するようにシール用の
リップ部17を設け、下端に気化室蓋18に形成した孔
部19に嵌入する突部20を設けている。
【0008】したがって、ノズル体11の環状溝21が
孔部19に係合して、環状溝21の上端につながる偏平
な下面が気化室蓋18の上面に当接することと、この当
接によりリップ部17が孔部15の下端周縁側に持ち上
げられて、リップ部17が孔部15の下端周縁に圧接さ
れることにより、ベースカバー14及び気化室蓋18と
ノズル体11との間の水密性を保持することができ、開
閉桿(図示せず)の下端により鈑金13のノズル孔12
を開閉して、タンク内の水を気化室へ滴下し、気化室で
発生したスチームを噴出させることができるようにして
いる。
【0009】このとき、ノズル体11はシリコンゴムに
より形成しているため、気化室や気化室蓋18から熱が
伝わりにくく、ノズル体11の周辺の水が沸騰すること
がなく、気泡が発生しないため、円滑に水を滴下させて
スチームを安定して噴出することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、ベースカバー14及び気化室蓋1
8とノズル体11との間の水密性を保持するため、ノズ
ル体11はベースカバー14と気化室蓋18とで挟圧さ
れている。一方、開閉桿はタンクに取り付けており、開
閉桿の下端と鈑金13のノズル孔12との距離は、ベー
スカバー14と気化室蓋18との挟圧圧力によって変化
し、スチーム釦の操作によってノズル孔12を閉じた状
態にしても、ノズル孔12を完全に閉じることができな
い場合があり、不用意にスチームが噴出するという問題
を有していた。
【0011】本発明は上記課題を解決するもので、気化
室や気化室蓋から伝わる熱によるノズルの加熱を抑制す
るとともに、不用意にスチームが噴出するのを防止する
ことを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ヒータによって加熱されるベースに気化室
を形成し、この気化室を覆って前記ベースの上面側に気
化室蓋を固着し、樹脂製のタンクの底部に気化室へ水を
供給する給水口部を設け、タンクの底部にノズル部を形
成し、このノズル部を開閉桿により開閉する。ノズル部
はノズル孔を有した逆円錐状の板状部材で形成し、前記
タンクを熱変形させて給水口部に固着したものである。
【0013】これにより、気化室や気化室蓋から熱が給
水口部に伝わり、この給水口部に固着した逆円錐状の板
状部材で形成したノズル部へと伝わるが、ノズル部を形
成している板状部材は放熱効果が高く、ノズル孔が気泡
により塞がれるのを防止することができ、開閉桿により
ノズル孔を確実に開閉することができ、不用意にスチー
ムが噴出するのを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ヒータによって加熱されるベースと、このベースに
形成した気化室と、この気化室を覆って前記ベースの上
面側に固着した気化室蓋と、底部に前記気化室へ水を供
給する給水口部を設けた樹脂製のタンクと、このタンク
内の水を気化室へ滴下させるノズル部と、このノズル部
を開閉する開閉桿とを具備し、前記ノズル部は、ノズル
孔を有した逆円錐状の板状部材で形成するとともに、前
記タンクを熱変形させて給水口部に固着したものであ
り、気化室や気化室蓋から熱が給水口部に伝わり、この
給水口部に固着した逆円錐状の板状部材で形成したノズ
ル部へと伝わるが、ノズル部を形成している板状部材は
放熱効果が高く、ノズル孔が気泡により塞がれるのを防
止することができ、開閉桿によりノズル孔を確実に開閉
することができ、不用意にスチームが噴出するのを防止
することができる。
【0015】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、ノズル部に親水性の処理を施した
ものであり、タンク内の水を開閉桿の上下動だけでノズ
ル孔より途切れることなく水を気化室に流入させること
ができ、安定したスチームを噴出させることができる。
【0016】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、ノズル部にタンクの内方に向かっ
て延びる突出片を形成したものであり、突出片はタンク
内の水に触れるため、ノズル部の冷却効果を高めること
ができ、気泡を発生しにくくして、長時間にわたり安定
してスチームを噴出させることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0018】(実施例1)図1に示すように、ベース2
3は、ダイカスト等による成型時にヒータ24を埋設
し、このヒータ24によって加熱される。このベース2
3に気化室25を形成し、この気化室25を覆うように
ベース23の上面側に気化室蓋26を固着している。
【0019】タンク27は、熱可塑性樹脂によって成形
し、底部に気化室25へ水を供給する給水口部28を設
けている。この給水口部28には、ノズル孔29を有す
る逆円錐状の板状部材で形成したノズル部30を設けて
あり、スチーム釦31の操作により上下動自在な開閉桿
32の下端でノズル孔29を開閉するように構成してい
る。
【0020】ノズル部30を給水口部28に固着する際
には、図2(a)に示すように、ノズル部30を給水口
部28に上方から載置し、タンク27のA部を加熱加圧
することにより、図2(b)に示すように、タンク27
を熱変形させて給水口部28に固着している。
【0021】板状部材で形成したノズル部30のノズル
孔29は、給水口部28に設けた孔部33と対向させて
あり、ノズル孔29の内径を孔部33と同等か、もしく
は孔部33より小さく設定している。また、ノズル部3
0の表面はコロイダルシリカ等を使用して親水性の処理
を施している。
【0022】上記構成において作用を説明すると、スチ
ーム釦31の操作によって開閉桿32を下方へ移動させ
ると、開閉桿32の下端によりノズル孔29が閉じら
れ、開閉桿32を上方へ移動させると、ノズル孔29を
開いた状態にできる。この状態では、タンク27内の水
を気化室25へ滴下させることができ、気化室25で発
生したスチームをベース23に設けたスチーム噴出口3
4からアイロン掛けをする布地に噴出させる。
【0023】このとき、気化室25や気化室蓋26から
伝わる熱は給水口部28へと伝わり、この給水口部28
に固着したノズル部30にも伝わるが、ノズル部30は
板状部材で形成しているため放熱効果が高く、ノズル孔
29が気泡によって塞がれるのを防止することができ
る。
【0024】また、ノズル部30を熱可塑性樹脂で形成
したタンク27の底部に固着しているため、スチーム釦
31からノズル部30迄の距離を一定にして、開閉桿3
2の上下動によりノズル孔29を確実に開閉することが
でき、不用意にスチームが噴出するのを防止することが
できる。
【0025】さらに、逆円錐状の板状部材からなるノズ
ル部30により、開閉桿32の上下動により開閉桿32
の下端に取り付けた目づまり防止用の針32aで、タン
ク27と一体に成形した樹脂製の給水口部28が傷付く
のを保護することができ、安定したスチームを噴出させ
ることができる。
【0026】また、ノズル部30の表面にコロイダルシ
リカ等を使用して親水性の処理を施しているため、開閉
桿32を上昇させるだけで水を途切れることなくスムー
スに気化室25へ滴下させることができ、安定したスチ
ームを噴出させることができる。
【0027】(実施例2)図3に示すように、逆円錐状
の板状部材で形成したノズル部35にタンク27の内方
に向って延びる突出片36を形成している。他の構成は
上記実施例1と同じである。
【0028】上記構成において作用を説明すると、気化
室25や気化室蓋26から伝わる熱は給水口部28へと
伝わり、ノズル部35にも伝わるが、突出片36はタン
ク27内の水に常に浸漬されているため、タンク27内
の水によって冷却され、ノズル部35近傍の温度が高く
なることがなく、気泡の発生が少なくなり、長時間にわ
たり安定したスチームを噴出させることができる。
【0029】上記突出片36は、ノズル部35を板状部
材で形成しているため、その上端部に間隔を有して板状
部材を折り曲げて複数形成することができる。これによ
り、ノズル孔29への水の流入を円滑に行うとともに、
複数の突出片36を介してノズル部35を効率よく冷却
することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、ヒータによって加熱されるベースと、こ
のベースに形成した気化室と、この気化室を覆って前記
ベースの上面側に固着した気化室蓋と、底部に前記気化
室へ水を供給する給水口部を設けた樹脂製のタンクと、
このタンク内の水を気化室へ滴下させるノズル部と、こ
のノズル部を開閉する開閉桿とを具備し、前記ノズル部
は、ノズル孔を有した逆円錐状の板状部材で形成すると
ともに、前記タンクを熱変形させて給水口部に固着した
から、ノズル部を形成している板状部材は放熱効果が高
く、気化室や気化室蓋から伝わる熱により発生する気泡
でノズル孔を塞ぐのを防止することができる。また、ノ
ズル部を固着した給水口部を樹脂製のタンクの底部に形
成しているため、開閉桿の上下動によりノズル孔を確実
に開閉することができ、不用意にスチームが噴出するの
を防止することができる。さらに、給水口部が開閉桿の
下端で傷付くのを保護することができ、安定したスチー
ムを噴出させることができる。
【0031】また、請求項2に記載の発明によれば、ノ
ズル部に親水性の処理を施したから、タンク内の水を開
閉桿の上下動だけでノズル孔より途切れることなく水を
気化室に流入させることができ、安定したスチームを噴
出させることができる。
【0032】また、請求項3に記載の発明によれば、ノ
ズル部にタンクの内方に向かって延びる突出片を形成し
たから、突出片がタンク内の水に触れてノズル部の冷却
効果を高めることができ、気泡の発生が少なくなり、長
時間にわたり安定したスチームを噴出させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のスチームアイロンの一
部切欠した正面図
【図2】(a)同スチームアイロンのノズル部の固着前
の要部拡大断面図 (b)同スチームアイロンのノズル部の固着後の要部拡
大断面図
【図3】本発明の第2の実施例のスチームアイロンのノ
ズル部の斜視図
【図4】従来のスチームアイロンの要部断面図
【図5】従来のスチームアイロンの他の例の要部断面図
【符号の説明】
23 ベース 24 ヒータ 25 気化室 26 気化室蓋 27 タンク 28 給水口部 30 ノズル部 32 開閉桿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 敦志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒータによって加熱されるベースと、こ
    のベースに形成した気化室と、この気化室を覆って前記
    ベースの上面側に固着した気化室蓋と、底部に前記気化
    室へ水を供給する給水口部を設けた樹脂製のタンクと、
    このタンク内の水を気化室へ滴下させるノズル部と、こ
    のノズル部を開閉する開閉桿とを具備し、前記ノズル部
    は、ノズル孔を有した逆円錐状の板状部材で形成すると
    ともに、前記タンクを熱変形させて給水口部に固着した
    スチームアイロン。
  2. 【請求項2】 ノズル部に親水性の処理を施した請求項
    1記載のスチームアイロン。
  3. 【請求項3】 ノズル部にタンクの内方に向かって延び
    る突出片を形成した請求項1記載のスチームアイロン。
JP28049396A 1996-10-23 1996-10-23 スチームアイロン Pending JPH10118399A (ja)

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