JP2015062624A - アイロン装置 - Google Patents

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信太郎 山口
八木 豊彦
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Abstract

【課題】アイロンを載置部に保持した状態を維持し、安全かつ容易に保持する。
【解決手段】アイロン1は、かけ面4を有する加熱部3と、加熱部3の上面側を覆う断熱部8と、断熱部8の上方に配設された筐体9を有し、スタンド13は、アイロン1のかけ面4を下向きにして載置する載置部14と、アイロン1を載置部14に載置された状態に保持する保持装置45と、スタンド13に回動自在に設けられた運搬用のハンドル44を有し、保持装置45は、アイロン1を保持する保持部46をスタンド13に可動自在に備え、ハンドル44の持ち運び位置への操作に連動して、載置部14に載置されたアイロン1の載置部14の近傍を保持部46で保持するようにしたものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、衣類等の繊維製品のしわ伸ばしに用いられるアイロン装置に関する。
従来、この種のアイロン装置は、アイロンとスタンドを備える。そして、衣類のしわを伸ばすときはアイロンをスタンドから取り外して行われ、衣類の形を整えるときはアイロンをスタンドに載置して行われる。アイロンがけ作業は、アイロンをスタンドに載置する動作と、アイロンをスタンドから離脱する動作が繰り返し行われる。
アイロン装置は、不使用時にはアイロンをスタンドに載置して所定の保管場所に収納される。そして、使用時には、アイロンをスタンドに載置した状態で、保管場所からアイロンがけを行う場所まで運ばれる。運搬時、アイロンがスタンドから脱落しないように注意深く運ばれるが、容易に運搬できるように、アイロンをスタンドに固定することが考えられている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1に記載された従来のアイロン装置は、ケースカバーの内側にアイロン本体の把手を固定する保持装置を有する。これにより、アイロン本体を収納して持ち運ぶときに、アイロン本体がケースカバー内で動かないようにしてタンクやアイロン載置台に傷をつけるのを防いでいる。
特許文献2に記載された従来のコードレスアイロンは、アイロン本体を載置台に固定するロック部材を有する。これにより、不使用時には、アイロン本体を覆う収納ケースが載置台に装着され、載置台に自立状態で置かれたアイロン本体の係止溝にロック部材が係合してアイロン本体を載置台に固定する。使用時には、収納ケースが載置台から取り外されると、ロック部材がアイロン本体から外れてアイロン本体が使用できる。
特許文献3に記載された従来のアイロン装置は、アイロン本体を載置台に固定する係止具を載置台に回動自在に有する。これにより、載置台にアイロン本体が載置された状態で、係止具がアイロン本体の上方へ回動すると、係止具に設けられた係止部がアイロン本体上方の係止位置へ回動して係合し、アイロン本体が載置台に固定される。係止具は運搬用の取っ手を有し、この取っ手が持ち運び位置へ回動することによって、係止部がアイロン本体上方の係止位置へ回動し、アイロン本体の脱落が防止される。
特開昭59―075099号公報 特開昭63―132700号公報 実開平04―068798号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載された従来のアイロン装置は、保持装置がアイロン本体の把手を跨ぐように上方から保持する。この構成では、使用者がケースカバーに設けられた運搬用のハンドルを掴んで持ち上げると、ケースカバーが上方へ変位する。これにより、保持装置とアイロン本体の把手との間に隙間が発生し、持ち運び時にアイロン本体がいくらかは動揺してしまうという課題があった。
また、特許文献2に記載された従来のコードレスアイロンは、ロック部材がアイロン本体から外れる方向に外方へ付勢されている。そのため、収納ケースを載置台に装着するときは、その付勢力に抗して装着する必要がある。また、収納ケースを載置台から取り外すときは、その付勢力が収納ケースに作用する。そのため、収納ケースを脱着する際の使い勝手が悪いという課題があった。
また、前記特許文献3に記載された従来のアイロン装置は、係止具に運搬用の取っ手と、固定用の係止部が設けられており、これらの取っ手と係止部の回動軸が同一である。したがって、持ち運び時に、アイロン本体と載置台の重量が係止具にかかり、係止部が押圧しているハンドルの係合受部から離れる方向に変位する。そのため、持ち運び時に係止部とアイロン本体との間に隙間が発生し、アイロン本体がいくらかは動揺してしまうという課題があった。また、アイロン本体の上部にあるハンドルは、使用直後の高温に加熱された状態と、格納されることによって常温に低下した状態とでは、温度の変動による全体の形状変化の影響を大きく受ける。このため、係止具による押圧力が変化し、アイロン本体の上方を保持した状態を安定的に維持することが難しいという課題があった。特に、載置台にスチーム発生装置が内蔵されているアイロン装置の場合は、載置台の重量が一層重くなり、上記の現象がより顕著になる。
以上のように、前記従来の構成では、アイロンを載置台に保持された状態に維持することが難しく、持ち運び時にアイロンの動揺を防ぐことが難しいという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、アイロンを載置部に保持した状態を維持し、安全かつ容易に保持することができるようにしたアイロン装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のアイロン装置は、アイロンと、前記アイロンを載置するスタンドとを備え、前記アイロンは、かけ面を有する加熱部と、前記加熱部の上面側を覆う断熱部と、前記断熱部の上方に配設された筐体を有し、前記スタンドは、前記アイロンのかけ面を下向きにして載置する載置部と、前記アイロンを前記載置部に載置された状態に保持する保持装置と、前記スタンドに回動自在に設けられた運搬用のハンドルを有し、前記保持装置は、前記アイロンを保持する保持部を前記スタンドに可動自在に備え、前記ハンドルの持ち運び位置への操作に連動して、前記載置部に載置された前記アイロンの前記載置部の近傍を前記保持部で保持するものである。
これによって、アイロンを載置部に保持した状態を維持して持ち運び時にアイロンの動揺を防止するとともに、使用直後の高温に加熱されたアイロンを載置部に安全かつ容易に保持することができる。
本発明のアイロン装置は、アイロンを載置部に保持した状態を維持するとともに、アイロンを載置部に安全かつ容易に保持することができる。
本発明の実施の形態1におけるアイロン装置の外観斜視図 本実施の形態におけるアイロン装置の要部断面図 本実施の形態におけるアイロン装置の一部切欠要部断面図 本実施の形態におけるアイロン装置の図3のA矢視図 本実施の形態におけるアイロン装置の一部切欠要部断面図 本実施の形態におけるアイロン装置の連結部の断面図 本実施の形態におけるアイロン装置のブロック図
第1の発明は、アイロンと、前記アイロンを載置するスタンドとを備え、前記アイロンは、かけ面を有する加熱部と、前記加熱部の上面側を覆う断熱部と、前記断熱部の上方に配設された筐体を有し、前記スタンドは、前記アイロンのかけ面を下向きにして載置する載置部と、前記アイロンを前記載置部に載置された状態に保持する保持装置と、前記スタンドに回動自在に設けられた運搬用のハンドルを有し、前記保持装置は、前記アイロンを保持する保持部を前記スタンドに可動自在に備え、前記ハンドルの持ち運び位置への操作に連動して、前記載置部に載置された前記アイロンの前記載置部の近傍を前記保持部で保持するものである。この構成により、アイロンを載置部に保持した状態を維持して持ち運び時にアイロンの動揺を防止するとともに、使用直後の高温に加熱されたアイロンを載置部に安全かつ容易に保持することができる。
すなわち、アイロンを載置部に載置された状態に保持する保持装置の保持部をスタンドに設け、保持部がハンドルの動作に連動する。そのため、ハンドルが持ち運び位置へ回動したときに、アイロンの載置部の近傍を保持部が保持することができる。かけ面を下向きにして載置部に載置されたアイロンの載置部に近い部分は、加熱部と、この加熱部の上面側を覆う断熱部である。これらは、高温に加熱される部分である。加熱部は、金属(例えば、アルミニウムやステンレス等)で形成される。また、断熱部は、耐熱樹脂(例えば、ポリブチレンテレフタレート)で形成される。いずれも熱に強く堅牢である。したがって、アイロンを載置部に載置された状態に安定的に保持することができる。そして、使用者は、アイロンがけ作業が終わるとハンドルを持ち運び位置へ回動させることによって、使用直後の高温に加熱されているアイロンの高温部に触れることなく、保持部をアイロンの保持位置へ安全かつ容易に移動させることができる。そして、保持部はアイロンを載置部に安全に保持することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、前記保持装置は、前記ハンドルの持ち運び位置への操作に連動して、前記載置部に載置された前記アイロンの前記断熱部を保持する。これにより、温度の変動による形状変化が少ない断熱部は堅牢であり、アイロンを載置部に安定的に保持することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記保持装置は、回転軸を中心として載置部に回動自在に設けられた保持部と、前記保持部を回動方向へ付勢するばねと、前記ハンドルに設けられたアーム部と、前記アーム部に設けられたカム部を有し、前記ハンドルの動作に前記アーム部が連動し、前記カム部を介して前記保持部が回動する。これにより、保持装置は、ハンドルの操作に保持部を連動させてアイロンの保持位置へ可動させることができ、高温のままのアイロンであっても載置部に安全かつ容易に保持することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記ハンドルは、持ち運び時に、前記載置部に載置された前記アイロンの前記筐体の上方に位置し、前記筐体の長手方向に沿って形成されたものである。これにより、運搬時の動揺が少なくて安定性が高く、持ち運びを簡便にすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるアイロン装置の外観斜視図である。図2は、本
実施の形態におけるアイロン装置の要部断面図である。図3は、本実施の形態におけるアイロン装置の一部切欠要部断面図で、図4は、図3のA矢視図である。図5は、本実施の形態におけるアイロン装置の一部切欠要部断面図である。
図1〜図5に示すように、アイロン1は、ヒータ2によって加熱される加熱部3を有している。加熱部3は、良熱伝導性のアルミニウムで成型され、下面に衣類等をプレスするかけ面4を形成している。かけ面4の表面は、硬質で滑りのよい加工が施されている。かけ面4の長手方向となる前部4aと後部4bは尖り形状に形成され、衣類上を移動させるときに前進と後退がスムースに行えるようになっている。
加熱部3の上面側に蓋5でシールされたスチーム室6が形成されている。かけ面4には、スチーム室6から通じる多数のスチーム噴出孔7が設けられている。加熱部3の上面側は、そのほぼ全域を断熱部8で覆われている。断熱部8は、耐熱性の樹脂(例えばポリブチレンテレフタレート)の成型品で構成されている。筐体9は、断熱部8の上方に配設されている。筐体9は、樹脂(例えばポリプロピレン)の成型品で構成され、筐体9の上部に前後方向、すなわち筐体9の長手方向に延びるグリップ10を一体に形成している。
サーモスタット11は、アイロン1のヒータ回路を制御し、加熱部3の温度を、例えば80℃〜200℃に調整する。加熱部3の温度を設定する温度調節部12はサーモスタット11に連結され、グリップ10の下方に回動可能に設けられている。
スタンド13は、上面にアイロン1を載置する載置部14が設けられている。載置部14は、前上がりに傾斜(例えば20度)しており、加熱部3のかけ面4を下向きにしてアイロン1が載置される。傾斜した載置部14は、アイロン1の載置時に後方への移動を容易にし、載置部14の後部に設けられたガイド部15に沿って所定の位置に載置することができる。
運搬用のハンドル44が、スタンド13に回動自在に設けられている。ハンドル44は、持ち運び時に載置部14に載置されたアイロン1の筐体9の上方に位置し、筐体9の長手方向に沿って形成されている。アイロン1が使用される時には、スタンド13の側方へ回動して邪魔にならない。
載置検知部16は、かけ面4に対向してスタンド13に設けられている。載置検知部16は、載置部14へのアイロン1の載置と、載置部14からのアイロン1の離脱を検知する。載置検知部16は、載置部14の上面に先端の検知部17を突出させた操作棒18と、操作棒18の上下方向の変位に応じて動作するスイッチ19が設けられている。
操作棒18は、ばね20によって載置部14側へ付勢され、検知部17が載置部14の上面から所定量突出するように設定されている。載置部14上にアイロン1が載置されると、かけ面4によって検知部17が後述する水封部22を介して押圧され、ばね20の付勢力に抗して操作棒18が下方へ押し下げられる。スイッチ19は、操作棒18の近傍に設けられており、リミットスイッチで構成されている。操作棒18に設けられた操作部21が上下動することでスイッチ19をオンオフし、アイロン1の載置と離脱を検知する。
載置部14は、載置検知部16の位置に合わせて、突出した操作棒18を覆うように変形可能な可撓性の水封部22を有している。水封部22は、耐熱性のシリコンゴム等で形成され、スタンド13内への水の浸入を防止している。
スチーム発生装置23は、スタンド13内に設けられている。スチーム発生装置23は、加熱ヒータ29を有してアイロン1に供給するスチームを発生させる気化室24と、発
生したスチームのアイロン1への供給と停止を行う電磁式のスチームバルブ25と、スチーム発生用の水を貯留する水タンク26と、水タンク26内の水を気化室24へ供給する給水ポンプ27を有している。水タンク26と給水ポンプ27と気化室24は、送水パイプ28で連通接続している。加熱ヒータ29は、気化室24の底部に取り付けられている。
気化室24は、給水ポンプ27によって気化室24へ供給された水量を検知する水位検知部30と、気化室24の温度を検知する温度検知部31を有している。水位検知部30は、気化室24内の下方へ向かって上部から突出させた電極を有し、気化室24への送水により上昇する水位と、スチームの発生にともない低下する水位を検知する。温度検知部31は、例えばサーミスタ等で構成され、気化室24の外壁に取り付けられている。温度検知部31は、気化室24内で発生したスチームの温度を気化室24の壁を通して精度よく感知するために、気化室24内の水面より上方のスチームが充満する部分に設けられている。
気化室24内で発生するスチームは、所定の圧力(例えば5気圧)に高められる。スチーム発生装置23には、気化室24内の圧力の過昇を防止する圧力弁32が設けられている。圧力弁32は、気化室24内の圧力が予め設定された閾値を超えると、スチームを気化室24の外へ放出して所定の圧力を維持する。排水口33は、気化室24の底部に設けられている。排水口33は、ねじ込み式で取外し可能な排水栓34で閉じられている。使用者は、排水栓34を外すことにより気化室24内の水を排水することができる。
水タンク26は、スタンド13内の前部に形成された空間に配設されている。水タンク26が配設されている空間は、前上がりに傾斜した載置部14の下方に形成されており、水タンク26にアイロンがけにおける十分な貯水量を確保することが可能である。水タンク26は上方前部に注水口35を有し、スタンド13に対して取外し可能に装着されている。水タンク26は、水タンク26内の底部にその開口部を位置させた吸水パイプ36を有する。吸水パイプ36は、水タンク26がスタンド13へ装着される時に、送水パイプ28に接続される。
水タンク26内の水は、給水ポンプ27によって気化室24へ供給される。給水ポンプ27が動作すると、水タンク26内の水は吸水パイプ36を通して給水ポンプ27に吸い込まれ、送水パイプ28を通って気化室24内に流入する。給水ポンプ27は、制御部37に入力される水位検知部30の出力によって制御される。
図6は、本実施の形態におけるアイロン装置の連結部の断面図である。アイロン1とスタンド13は、屈曲自在の連結部38で連結されている。アイロン1側はスチーム導入部40を通してスチーム室6に接続され、スタンド13側は気化室24に接続している。連結部38は、アイロン1を載置部14から取り外してアイロンがけを行う際に、アイロン台の上に広げられた衣類のしわ伸ばしに必要かつ十分な長さ(例えば、1.5m)を有している。そして、図5に示すように、スチームが通るスチーム供給部39は、断熱構造で連結部38に内蔵されている。スチーム供給部39は、耐熱性を有する可撓性のホースで構成され、アイロン1側はスチーム導入部40を通してスチーム室6に接続され、スタンド13側は気化室24に接続している。連結部38内には、アイロン1のヒータ回路に接続されている電源電線42と、スチームスイッチ41と制御部37を接続している接続線43が、スチーム供給部39とともに一体に設けられている。
スタンド13に設けられた制御部37は、熱や水の影響を受けないように配設される。図7は、本実施の形態におけるアイロン装置のブロック図である。制御部37は、載置検知部16、水位検知部30、温度検知部31等からの入力に基づき、スチームバルブ25
、給水ポンプ27、加熱ヒータ29等を制御する。
図2に示すように、アイロン1のスチームスイッチ41は、グリップ10の前部下面に設けられている。スチームスイッチ41は、リミットスイッチで構成され、オンオフ操作によってスチームバルブ25を開閉し、スチーム供給部39を通してアイロン1へのスチームの供給と停止を行うことができる。スチームスイッチ41は、グリップ10の前部下面に配設されることにより、使用者は、グリップ10を持ち替えることなく、グリップ10を把持した状態において指先でスチームスイッチ41を容易に操作できる。
図1〜図4に示すように、アイロン1を載置部14に載置された状態に保持する保持装置45は、水タンク26の上方で載置部14の前部上面に設けられている。保持装置45は、アイロン1を保持する保持部46と、保持部46を図3の矢印Cで示される回動方向に対向してアイロン1側へ付勢するばね47と、保持部46を回動させるアーム部48を有する。
保持部46は、載置部14に載置されたアイロン1の前方に位置し、回転軸49を中心として回動自在に設けられている。回転軸49は、ハンドル軸44aと直交する方向に設けられている。保持部46は保持部46aと保持部46bとで略V字状に形成されている。アイロン1の断熱部8の外周壁面に対向する保持部46aは、弾性を有する耐熱性の押えゴム50を有している。
アーム部48は、回動するハンドル44に取り付けられており、ハンドル軸44aを中心としてハンドル44と一体的に回動する。アーム部48は下側にカム部51を有している。図4の矢印Bで示される左方向にハンドル44が回動すると、カム部51も矢印bで示される下方向に回動して保持部46bに当接する。そして、回動しながら保持部46bを下方に押さえつけて保持部46を前方向に回動させる。
一方、アーム部48は、ハンドル44が矢印Bとは反対の矢印Dの方向に回動し、持ち運び位置へ回動すると、保持部46bから離れる。ばね47は、保持部46をアイロン1側へ付勢するように設けられている。従って、保持部46は、アーム部48が保持部46bから離れると、ばね47の付勢力により回転軸49を中心としてアイロン1側へ変位する。これにより、保持部46は、載置部14に載置されたアイロン1の載置部14の近傍であるところの断熱部8に押えゴム50を押し付けてアイロン1を保持する。
以上のように構成されたアイロン装置について、以下その動作、作用を説明する。使用者は、アイロン1をスタンド13の載置部14に載置した状態で、スタンド13から導出されている電源電線42を商用電源に接続し、温度調節部12でアイロン1の加熱部3の温度を設定する。サーモスタット11は、加熱部3の温度を感知してヒータ2の通電を制御し、設定された温度に調節する。スチーム発生装置23は、加熱ヒータ29で気化室24内の水を加熱し、所定の圧力に高められたスチームを気化室24内に保有する。
使用者がアイロン1を載置部14から取り外した状態でスチームスイッチ41をオンにすると、スチームバルブ25が開かれ、気化室24内のスチームが、スチーム供給部39を経てアイロン1のスチーム室6に導入されてスチーム噴出孔7から噴出する。スチームは、スチームスイッチ41のオン時のみ噴出し、アイロンがけ中は必要の都度任意に噴出させることができる。
使用者は、アイロンがけ作業が終わると、アイロン1の加熱部3のかけ面4を下向きにしてスタンド13の載置部14に載置する。アイロン1は傾斜した載置部14を後方へ移動し、ガイド部15に沿って所定の位置に載置される。使用者は、アイロンがけの作業中
、ハンドル44をスタンド13の側方に位置させている。アイロンがけ作業が終わると、図4のXの位置からYの位置へハンドル軸44aを中心として矢印Dの方向へ回動させ、ハンドル44を筐体9の上方へ位置させる。このとき、アーム部48は、ハンドル44の回動に連動し、保持部46bから離れる。これにより、保持部46は、ばね47の付勢力により回転軸49を中心としてアイロン1側へ変位する。そして、載置部14に載置されたアイロン1の載置部14の近傍であるところの断熱部8に押えゴム50が当接し、アイロン1は、保持部46によって所定の位置に保持される。
このようにして、使用者がハンドル44を持ち運び位置へ移動させると、アーム部48が保持部46から離れ、アイロン1側に設定されたばね47の付勢力を有する保持部46によって、アイロン1を安定的に保持することができる。
また、温度の変動による形状変化が少なく堅牢なアイロン1の断熱部8を保持部46が押圧することにより、アイロン1を載置部14に安定的に保持することができる。そして、ハンドル44を持ち運び位置へ回動させることによって、使用直後の高温に加熱されているアイロン1であってもその高温部に触れることなく、保持部46をアイロン1の保持位置へと可動させることができ、アイロン1を載置部14に安全かつ容易に保持することができる。
また、ハンドル44がアイロン1の筐体9長手方向に沿ってスタンド13に載置されたアイロン1の上方に位置するため、運搬時の動揺が少なくて安定性が高く、持ち運びを簡便にすることができる。
そして、使用時は、アイロン1が載置部14に保持された状態で所定の保管場所からアイロンがけ作業を行う場所まで運ばれる。使用者は、筐体9の上方に位置しているハンドル44を、図4のYの位置からXの位置へハンドル軸44aを中心として矢印Bの方向へ回動させ、スタンド13の側方に位置させる。ハンドル44の回動にアーム部48が連動し、ハンドル軸44aを中心として回動すると、アーム部48の下端に設けたカム部51が保持部46bに当接する。そして、アーム部48は、ばね47の付勢力に抗して保持部46を矢印Cの方向へ回動させ、押えゴム50をアイロン1から離れた位置へ変位させる。これにより、アイロン1は保持部46から解放され、載置部14から取り外すことができるようになる。使用中はこの状態が維持される。
以上のように、本実施の形態のアイロン装置は、アイロン1と、アイロン1を載置するスタンド13とを備え、アイロン1は、かけ面4を有する加熱部3と、加熱部3の上面側を覆う断熱部8と、断熱部8の上方に配設された筐体9を有する。スタンド13は、アイロン1のかけ面4を下向きにして載置する載置部14と、アイロン1を載置部14に載置された状態に保持する保持装置45と、スタンド13に回動自在に設けられた運搬用のハンドル44を有する。保持装置45は、アイロン1を保持する保持部46をスタンド13に可動自在に備え、ハンドル44の持ち運び位置への操作に連動して、載置部14に載置されたアイロン1の載置部14の近傍を保持部46で保持する。以上の構成により、アイロン1を載置部14に保持した状態を維持して運搬時にアイロン1の動揺を防止するとともに、使用直後の高温に加熱されたアイロン1を載置部14に安全かつ容易に保持することができる。
なお、本実施の形態では、ばね47による保持部46の付勢方向をアイロン1側に設定したが、保持部46をアイロン1から離れる方向へ付勢するように設定してもよい。この場合、ハンドル44を立てるときに、例えばアーム部48により保持部46をアイロン1に押付ける構成とする。要は、ハンドル44の持ち運び位置への操作に連動して、アイロン1を載置部14に保持することができればよい。
また、本実施の形態では、ハンドル44を矢印Bの左方向に回動させてアイロン1を載置部14への保持から開放されることを説明したが、アーム部48およびカム部51を、ハンドル軸44aを中心として左右対称に構成すれば、ハンドル44を右方向に回動させても開放することができる。
また、本実施の形態では、アイロン1の断熱部8を1点で保持するようにしたが、複数点で保持するようにしてもよい。また、断熱部8を保持するのではなく、加熱部3の縁に保持部46を係合させて保持するようにしてもよい。また、断熱部8と加熱部3の両方を保持するようにしてもよい。要は、アイロン1の堅牢な部分を載置部14に安定的に保持することができればよい。
以上のように、本発明にかかるアイロン装置は、アイロンを載置部に保持した状態を維持するとともに、アイロンを載置部に安全かつ容易に保持することができるので、アイロン装置として有用である。
1 アイロン
3 加熱部
4 かけ面
8 断熱部
9 筐体
13 スタンド
14 載置部
44 ハンドル
45 保持装置
46、46a、46b 保持部
48 アーム部
49 回転軸
51 カム部

Claims (4)

  1. アイロンと、前記アイロンを載置するスタンドとを備え、前記アイロンは、かけ面を有する加熱部と、前記加熱部の上面側を覆う断熱部と、前記断熱部の上方に配設された筐体を有し、前記スタンドは、前記アイロンのかけ面を下向きにして載置する載置部と、前記アイロンを前記載置部に載置された状態に保持する保持装置と、前記スタンドに回動自在に設けられた運搬用のハンドルを有し、前記保持装置は、前記アイロンを保持する保持部を前記スタンドに可動自在に備え、前記ハンドルの持ち運び位置への操作に連動して、前記載置部に載置された前記アイロンの前記載置部の近傍を前記保持部で保持するアイロン装置。
  2. 前記保持装置は、前記ハンドルの持ち運び位置への操作に連動して、前記載置部に載置された前記アイロンの前記断熱部を保持する請求項1記載のアイロン装置。
  3. 前記保持装置は、回転軸を中心として載置部に回動自在に設けられた保持部と、前記保持部を回動方向へ付勢するばねと、前記ハンドルに設けられたアーム部と、前記アーム部に設けられたカム部を有し、前記ハンドルの動作に前記アーム部が連動し、前記カム部を介して前記保持部が回動する請求項1または2記載のアイロン装置。
  4. 前記ハンドルは、持ち運び時に、前記載置部に載置された前記アイロンの前記筐体の上方に位置し、前記筐体の長手方向に沿って形成された請求項1〜3のいずれか1項に記載のアイロン装置。
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