JP6579167B2 - 自動車の前部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の前部構造に関する技術分野に属する。
従来より、フロントサイドフレームやカウルメンバ等を上下方向に連結させて、車両前後方向から見て環状となるような車体構造が形成された、自動車の前部構造が知られている。
例えば、特許文献1には、車両前後方向に延びるフロントサイドフレームと、フロントサイドフレームよりも上側でかつ車幅方向外側に配設されたアッパメンバ(エプロンレインフォースメント)と、フロントサイドフレームとアッパメンバとを連結するように上下方向に延び、車幅方向でエンジンルームに向いた壁面を有するダンパハウジング(サスペンションタワー)と、該ダンパハウジングの上記壁面に沿って上下方向に延びるとともに、上記フロントサイドフレームに接合されたダンパハウジング補強部材と、上記フロントサイドフレームよりも上方に設けられ、車幅方向に延びるダッシュパネル補強部材(カウルメンバ)と、上記ダンパハウジング補強部材の上端部と上記ダッシュアッパパネル補強部材とを接続するコーナー補強部材と、左右のフロントサイドフレームを連結するフロントサブフレームとを備え、これらフレーム等によって、車両前後方向から見て環状となるような環状骨格を形成した、自動車の前部構造が開示されている。
特開2017−007606号公報
上記特許文献1のような構成では、サスペンションタワーに加えられる上下方向の荷重に対しては、ダンパハウジング補強部材によって剛性を確保することができる。しかし、車幅方向の荷重、特にエプロンレインフォースメントを介して、反エンジンルーム側から車幅方向の荷重がサスペンションタワーに入力されたときには、該荷重のほとんどをサスペンションタワー自体で受けることになり、サスペンションタワーが変形するおそれがある。仮に、車幅方向の荷重によって、サスペンションタワーが変形してしまうと、自動車の前輪の路面に対する接地状態、すなわち、キャンバー角が変化し、操安性等に悪影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両前部全体の剛性を向上させるとともに、サスペンションタワーの車幅方向の荷重に対する剛性を向上させることにある。
上記課題を解決するために、本発明は、自動車の前部構造を対象として、上記自動車のエンジンルームの車幅方向の両側端部において、車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームと、上記左右一対のフロントサイドフレームよりも上側でかつ車幅方向外側にそれぞれ配設され、車両前後方向に延びる左右一対のエプロンレインフォースメントと、上記左右一対のフロントサイドフレームと上記左右一対のエプロンレインフォースメントとを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように立設され、上記エプロンレインフォースメントよりも車幅方向内側に膨出するように形成された左右一対のサスペンションタワーと、上記左右一対のフロントサイドフレームよりも下側に配設され、上記左右一対のフロントサイドフレームを車幅方向に連結するサスペンションクロスメンバと、上記エプロンレインフォースメントと連結され、車幅方向に延びるカウルメンバとを備え、上記サスペンションタワーは、前輪サスペンションのダンパが取り付けられるトップ部と、上記トップ部の周縁部の上記エンジンルーム側の部分に沿うようにかつ上記ダンパを上記エンジンルーム側から覆うように設けられた周壁部とを有し、上記左右一対のフロントサイドフレームと上記左右一対のエプロンレインフォースメントとを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように上下方向及び車幅方向に延び、上記サスペンションタワーの上記周壁部における反エンジンルーム側の面に設けられ、該周壁部の一部と協働して閉断面を構成する補強メンバを更に備え、上記フロントサイドフレームは、閉断面構造をなしており、上記フロントサイドフレーム内には、該フロントサイドフレーム内を前後方向に仕切る節部材が、上記補強メンバにおける上記フロントサイドフレームとの結合部分と、上記サスペンションクロスメンバにおける上記フロントサイドフレームとの結合部分とを結ぶように配設されている、という構成とした。
この構成によると、フロントサイドフレーム、エプロンレインフォースメント、サスペンションクロスメンバ、サスペンションタワー、カウルメンバ、及び補強メンバによって、車両前後方向から見て環状の車体構造が構成される。これにより、車両前部全体の剛性、特に、車幅方向及び上下方向の荷重に対する剛性を向上させることができる。
また、フロントサイドフレームとエプロンレインフォースメントとを連結するように上下方向及び車幅方向に延び、サスペンションタワーの周壁部における反エンジンルーム側の面に設けられ、該周壁部の一部と協働して閉断面を構成する補強メンバが設けられていることにより、例えば、エプロンレインフォースメントを介して、車幅方向外側(すなわち、反エンジンルーム側)からサスペンションタワーに荷重が加えられたとしても、該荷重を補強メンバで受けることができ、サスペンションタワーの変形を抑えることができる。また、サスペンションタワーに車幅方向内側(すなわち、エンジンルーム側)から荷重が加えられた場合も、補強メンバがエプロンレインに対して突っ張ることにより、補強メンバ及びエプロンレインによって該荷重を適切に受けることができ、サスペンションタワーの変形を抑えることができる。よって、サスペンションタワーの車幅方向の荷重に対する剛性を向上させることができる。
さらに、補強メンバが、サスペンションタワーの周壁部における反エンジンルーム側の面に設けられていることにより、エンジンルームに配設される車載部品のレイアウトの自由度を確保することができる
さらにまた、補強メンバにおけるフロントサイドフレームとの結合部分と、サスペンションクロスメンバにおけるフロントサイドフレームとの結合部分とが、節部材によって連結されたような状態となり、上述したフロントサイドフレーム等によって構成される環状構造による車体前部の剛性をより向上させることができる。
フロントサイドフレーム内に節部材が配設される、自動車の前部構造において、上記節部材は、車幅方向内側又は外側に開口する断面ハット状をなしている、ことが好ましい。
この構成によると、節部材を平板状で構成する場合と比較して、該節部材自体の剛性、特に上下方向の荷重対する剛性を向上させることができる。これにより、車体前部の剛性を一層向上させることができる
本発明の他の態様は、自動車の前部構造を対象として、上記自動車のエンジンルームの車幅方向の両側端部において、車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームと、上記左右一対のフロントサイドフレームよりも上側でかつ車幅方向外側にそれぞれ配設され、車両前後方向に延びる左右一対のエプロンレインフォースメントと、上記左右一対のフロントサイドフレームと上記左右一対のエプロンレインフォースメントとを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように立設され、上記エプロンレインフォースメントよりも車幅方向内側に膨出するように形成された左右一対のサスペンションタワーと、上記左右一対のフロントサイドフレームよりも下側に配設され、上記左右一対のフロントサイドフレームを車幅方向に連結するサスペンションクロスメンバと、上記エプロンレインフォースメントと連結され、車幅方向に延びるカウルメンバとを備え、上記サスペンションタワーは、前輪サスペンションのダンパが取り付けられるトップ部と、上記トップ部の周縁部の上記エンジンルーム側の部分に沿うようにかつ上記ダンパを上記エンジンルーム側から覆うように設けられた周壁部とを有し、上記左右一対のフロントサイドフレームと上記左右一対のエプロンレインフォースメントとを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように上下方向及び車幅方向に延び、上記サスペンションタワーの上記周壁部における反エンジンルーム側の面に設けられ、該周壁部の一部と協働して閉断面を構成する補強メンバを更に備え、上記補強メンバは、上下方向に延びかつ上記サスペンションタワーの上記周壁部における上記エンジンルームとは反対側の面に設けられかつ該周壁部の一部と協働して閉断面を構成しかつ上記カウルメンバと連結される第1の補強部材と、上記第1の補強部材と上記エプロンレインフォースメントとを連結するように車幅方向に延びる第2の補強部材とを含む。
この構成によると、例えば、第1の補強部材を、カウルメンバと連結すれば、上述したようなエプロンレインフォースメントを介する環状構造に加えて、エプロンレインフォースメントを介さずに、フロントサイドフレームとカウルメンバとを連結するような別の環状構造も構成することができる。これにより、車体前部の剛性をより一層向上させることができる。
本発明の更に別の態様は、自動車の前部構造を対象として、上記自動車のエンジンルームの車幅方向の両側端部において、車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームと、上記左右一対のフロントサイドフレームよりも上側でかつ車幅方向外側にそれぞれ配設され、車両前後方向に延びる左右一対のエプロンレインフォースメントと、上記左右一対のフロントサイドフレームと上記左右一対のエプロンレインフォースメントとを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように立設され、上記エプロンレインフォースメントよりも車幅方向内側に膨出するように形成された左右一対のサスペンションタワーと、上記左右一対のフロントサイドフレームよりも下側に配設され、上記左右一対のフロントサイドフレームを車幅方向に連結するサスペンションクロスメンバと、上記エプロンレインフォースメントと連結され、車幅方向に延びるカウルメンバとを備え、上記サスペンションタワーは、前輪サスペンションのダンパが取り付けられるトップ部と、上記トップ部の周縁部の上記エンジンルーム側の部分に沿うようにかつ上記ダンパを上記エンジンルーム側から覆うように設けられた周壁部とを有し、上記左右一対のフロントサイドフレームと上記左右一対のエプロンレインフォースメントとを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように上下方向及び車幅方向に延び、上記サスペンションタワーの上記周壁部における反エンジンルーム側の面に設けられ、該周壁部の一部と協働して閉断面を構成する補強メンバを更に備え、上記サスペンションタワーの上記周壁部における車両前側の端部に接合され、上記左右一対のフロントサイドフレームと上記左右一対のエプロンレインフォースメントとを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように上下方向に延びるホイールエプロンパネルを更に備え、上記補強メンバは、上記サスペンションタワーの後部に位置しており、上記サスペンションタワーの車両前側には、上記ホイールエプロンパネルにおける反エンジンルーム側の面に設けられかつ該ホイールエプロンパネルと協働して閉断面を構成する、上記補強メンバとは別の前側補強メンバが配設されている。
この構成によると、フロントサイドフレーム、エプロンレインフォースメント、補強メンバ、ホイールエプロンパネル、及び前側補強メンバによって、サスペンションタワーのダンパ取付部が設けられた周辺部分を囲む環状構造が形成される。これにより、上記ダンパ取付部の周辺部分は、車両前後方向、車幅方向及び上下方向の荷重に対する剛性が向上される。この結果、サスペンションタワー全体の剛性をより一層向上させることができる。
上記自動車の前部構造において、上記サスペンションクロスメンバは、車幅方向に延びるクロスメンバ本体を備え、上記サスペンションクロスメンバと上記フロントサイドフレームとは、上記クロスメンバ本体の車両前側かつ車幅方向外側の両側端部から上側にそれぞれ延びるフレーム結合部によって連結されており、上記クロスメンバ本体の車両前側の端部には、車幅方向に延びるクロスメンバ補強部材が取り外し可能に配設されており、上記クロスメンバ補強部材の車両前側の端は、車両側方から見て、上記フレーム結合部よりも車両前側に位置している、ことが好ましい。
この構成によると、クロスメンバ補強部材によって、クロスメンバ本体の実効的な車両前後方向の幅を大きくすることができるため、サスペンションクロスメンバ自体の剛性を向上させることができ、該サスペンションクロスメンバを含む上記環状構造によって、車体前部の剛性をさらに向上させることができる。
また、クロスメンバ補強部材が、クロスメンバ本体に取り外し可能に配設されていることにより、例えば、エンジンのメンテナンスにおいて、クロスメンバ補強部材が障害になる場合には、該クロスメンバ補強部材を取り外してからメンテナンスを行うことができる。これにより、クロスメンバ本体自体を大きくする場合と比較して、エンジンに対するサービス性の悪化を防止することができる。
以上説明したように、本発明に係る自動車の前部構造によると、フロントサイドフレーム、エプロンレインフォースメント、サスペンションタワー、サスペンションクロスメンバ、カウルメンバ、及び補強メンバによって、環状構造が構成されるため、車両前部全体の剛性を向上させることができる。また、補強メンバが設けられていることにより、例えば、エプロンレインフォースメントを介して、車幅方向外側(すなわち、反エンジンルーム側)からサスペンションタワーに荷重が加えられたとしても、補強メンバによって、該荷重を適切に受けることができる。また、サスペンションタワーに車幅方向内側(すなわち、エンジンルーム側)から荷重が加えられた場合も、補強メンバがエプロンレインフォースメントに対して突っ張ることで、補強メンバ及びエプロンレインフォースメントにより該荷重を適切に受けることができる。よって、サスペンションタワーの車幅方向の荷重の対する剛性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る前部構造を適用した自動車の前部を示す、車両左側かつ上側から見た斜視図である。 上記自動車の前部を車両右側から見た側面図である。 上記自動車の前部における車両右側の部分を下側から見た底面図である。 図1におけるIV-IV線相当の断面図である。 図2におけるV-V線相当の断面図である。 右側のサスペンションタワーを右前側かつ下側から見た斜視図である。 図2におけるVII-VII線相当の断面図である。 図3におけるVIII-VIII線相当の断面図である。 図3におけるIX-IX線相当の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の説明では、自動車1についての前、後、左、右、上及び下を、それぞれ単に前、後、左、右、上及び下という。
図1は、本発明の実施形態1に係る前部構造を適用した自動車1の車両前部を示す。この自動車1の前部には、車両1の前輪(図示省略)を駆動するエンジン(図示省略)及びトランスミッション(図示省略)を配設するためのエンジンルーム2が設けられている。エンジンは、該エンジンルーム2内に横置きされており、上記トランスミッションは上記エンジンの左側に配設される。
自動車1のエンジンルーム2の車幅方向の両側端部には、左右一対のフロントサイドフレーム3が前後方向に延びるように配設されている。上記エンジン及び上記トランスミッションは、これら左右のフロントサイドフレーム3の間に配設される。
左右一対のフロントサイドフレーム3は、それぞれ略矩形状の閉断面形状をなしている。詳しくは、各フロントサイドフレーム3は、車幅方向外側に開口する断面ハット状(図8及び図9参照)をなすフレームインナ3aと、該フレームインナ3aの上壁部及び下壁部の車幅方向外側の端部を上下に連結する略平板状のフレームアウタ3bとで閉断面を構成している。各フロントサイドフレーム3の後部は、その高さ位置が後側に向かって徐々に低くなるキック部とされており、このキック部と対応する前後位置には、エンジンルーム2と車室とを仕切るダッシュパネル4が設けられている。
各フロントサイドフレーム3の前側端部には、フランジ3cがそれぞれ形成されている。図示は省略しているが、各フランジ3cには、前側端部がバンパービームに連結されるクラッシュカン(図示省略)の後側端部が締結される。
車両1の前部における、各フロントサイドフレーム3よりも下方でかつフロントサイドフレーム3の上記各キック部と略同じ前後位置には、左右の上記前輪をそれぞれ支持する左右一対の前輪サスペンションアーム7と、車幅方向に延びかつ各前輪サスペンションアーム7を支持するサスペンションクロスメンバ8(以下省略して、サスクロス8という)とが配設されている。
サスクロス8は、上下方向から見てX字形状をなしかつ車幅方向に延びるサスクロス本体8a(クロスメンバ本体)を有している。このサスクロス本体8aの左後側端部及び右後側端部に、左右の前輪サスペンションアーム7の後側端部がそれぞれ取付支持されている。これにより、各前輪サスペンションアーム7を介して上記前輪がサスクロス本体8aにそれぞれ支持される。サスクロス本体8aの左前側端部及び右前側端部には、車幅方向の外側かつ上側へ向かってそれぞれ延びかつフロントサイドフレーム3(厳密には、フレームインナ3a)の下壁部に連結される後側フレーム結合部9(フレーム結合部)がそれぞれ設けられている。これにより、サスクロス本体8aと左右のフロントサイドフレーム3とが連結されて、サスクロス8により、左右一対のフロントサイドフレーム3が車幅方向に連結される。詳しくは後述するが、フレーム結合部9は、フロントサイドフレーム3内に設けられたウェルドナット90にボルトが締結されることで、フロントサイドフレーム3に結合されている。
サスクロス本体8aの左前側端部及び右前側端部からは、前側に向かって前方延設部10がそれぞれ延びている。左右の前方延設部10の前側端部における車幅方向の内側面同士は、車幅方向に延びるフロントクロスメンバ11によって連結されている。また、各前方延設部10の前端には、結合部材12を介して、歩行者保護用のスティフナー13が前側に突出するように固定されている。さらに、左右の前方延設部10の前側端部と左右のフロントサイドフレーム3(厳密には、フレームインナ3a)の下壁部における前側端部とは、上下に延びる前側フレーム結合部14を介してそれぞれ連結されている。
また、サスクロス本体8aの前側端部には、車幅方向に延びるサスクロス補強部材80(クロスメンバ補強部材)が取り外し可能に配設されている。該サスクロス補強部材80は、図2に示すように、車両側方(図2では右側)から見て、後側の端がフレーム結合部9と略同じ前後位置になっており、前側の端がフレーム結合部9よりも前側に位置している。サスクロス補強部80は、図3に示すように、後側かつ車幅方向外側の両側端部(図3では右側端部のみ示す)が、フレーム結合部9と略同じ前後位置で、サスクロス本体8aの下壁部にボルト101で取り付けられている。サスクロス補強部80の前部は、サスクロス補強部80の後部よりも車幅方向外側に延びており、該前部の車幅方向外側の端部は、前方延設部10の後側端よりも後側で、サスクロス本体8aの下壁部にボルト102で取り付けられている。
各前輪サスペンションアーム7は、図1に示すように、前側に向かうに連れて車幅方向外側に位置するように湾曲しており、各前輪サスペンションアーム7の前側かつ車幅方向の外側の端部に、ホイールハブ51がハブキャリア50を介してそれぞれ結合されている。このホイールハブ51にハブボルトを介して上記左右の前輪がそれぞれ接続される。
左右のハブキャリア50には左右のフロントダンパ15(図1では、左側のフロントダンパ15のみが見えている)のロッド15aの下端部がそれぞれ結合されており、各フロントダンパ15に対応する位置には、左右のサスペンションタワー30(以下、省略してサスタワー30という)が設けられている。
左右のサスタワー30は、フロントサイドフレーム3の車幅方向外側の側壁部と、フロントサイドフレーム3よりも上側かつ車幅方向外側に配設され、前後方向に延びる左右一対のエプロンレインフォースメント16(以下、省略してエプロンレイン16という)の車幅方向内側の側壁部とを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように立設されている。詳しくは、左右のサスタワー30の下端部は、左右のフロントサイドフレーム3のフレームアウタ3bに、それぞれ溶接により接合され(図8及び図9参照)、左右のサスタワー30の上端部(後述するトップ部31)は、フロントサイドフレーム3よりも上側かつ車幅方向外側に位置し、左右のエプロンレイン16にそれぞれ溶接により接合されている。左右のサスタワー30は、それぞれ、エプロンレイン16よりもエンジンルーム2側(つまり、車幅方向内側)に膨出するように形成されている。サスタワー30の詳細な構成については後述する。
左右のエプロンレイン16は、図8及び図9に示すように、閉断面をなしている。また、左右のエプロンレイン16の後側端部は、左右のヒンジピラー(図示省略)の上端部におけるそれぞれ接合されている。
各サスワー30の上端部(後述するトップ部31)の後側の部分には、エプロンガセット17の前側端部が接合されている。図1に示すように、各エプロンガセット17は、上側から見て、左側及び右側のそれぞれにおいて、サスタワー30の上端部の後部とエプロンレイン16との間の角部を埋めるように広がっており、エプロンガセット17の車幅方向外側の端部は、エプロンレイン16に接合されている。
各エプロンガセット17には、エプロンレイン16と略同じ高さ位置において、車幅方向に延びるカウルメンバ18の車幅方向外側の両側端部がそれぞれ2つのボルト103によって結合されている。これにより、エプロンガセット17を介して、カウルメンバ18とエプロンレイン16とが連結されるようになる。すなわち、エプロンガセット17は、カウルメンバ18の車幅方向の両側端部と左右のエプロンレイン16とを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結する左右一対の連結部材を構成する。また、エプロンガセット17によって、サスタワー30と、エプロンレイン16と、カウルメンバ18とが連結される。
カウルメンバ18は、図4に示すように、断面Z状の2枚の金属板を接合して形成されている。詳細には図示していないが、カウルメンバ18は、図4に示す位置よりも車幅方向の内側において、2枚の金属板が協働して閉断面を構成している。
サスタワー30の前側端部(厳密には、後述するサスタワー30の周壁部32の前側端部)には、左右一対のフロントサイドフレーム3と左右一対のエプロンレイン16とを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように、上下方向に延びるホイールエプロンパネル20がそれぞれ接合されている。図9に示すように、ホイールエプロンパネル20の下端部は、フロントサイドフレーム3のフレームアウタ3bに溶接により接合されており、ホイールエプロンパネル20の上端部は、エプロンレイン16の車幅方向内側の側壁部に溶接により接合されている。
本実施形態では、サスタワー30には、複数の補強メンバが取り付けられている。以下、サスタワー30の詳細な構成も含めて、複数の補強メンバの構成について詳細に説明する。尚、本実施形態に係る前部構造は、レイアウト上の制約による僅かな構成の違い以外は、基本的に左右対称に構成されているため、以下の説明では、右側のサスタワー30及び右側のサスタワー30に取り付けられる補強メンバについてのみ説明し、左側のサスタワー30及び左側のサスタワー30に取り付けられる補強メンバについては詳細な説明を省略する。また、以下の説明では、左右両方に設けられている部材(フロントサイドフレーム3など)については、右側に設けられているものを指す。
サスペンションタワー30は、上述したように、エプロンレイン16よりも車幅方向内側(すなわち、エンジンルーム2側)に膨出している。サスペンションタワー30は、図3及び図5に示すように、フロントダンパ15の上端部が取り付けられるダンパ取付部31aが設けられる円環状のトップ部31と、該トップ部31の周縁部におけるエンジンルーム2側の部分(つまり、車幅方向内側の部分)に沿うようにかつフロントダンパ15をエンジンルーム2側から覆うように設けられた部分円筒状の周壁部32とを有している。
トップ部31は、図4に示すように、円環板状のダンパ取付部31aと該ダンパ取付部31aの周縁から下側に向かって拡径するように延びる裾部31bとを有している。裾部31bの車幅方向外側の部分における下端部には、フランジ部31cが形成されており、該フランジ部31cの右側の部分がエプロンレイン16に溶接されている。また、フランジ部31cの周壁部32と重複する部分は、該周壁部32に溶接されている。
トップ部31のダンパ取付部31aには、図3に示すように、フロントダンパ15のロッド部15a(図1参照)の上部が通る貫通孔31dが形成されている。ダンパ取付部31aの該貫通孔31dの周囲には、ボルト孔31eが等間隔に複数(本実施形態では3つ)形成され、ボルト孔31eを介して、ボルト及びナットからなる締結部材104を締結させることで、ダンパ取付部31aにフロントダンパ15が取り付けられる。
周壁部32は、図5に示すように、トップ部31の周縁部に沿うように湾曲した湾曲壁部と、湾曲壁部の後側端から後側に向かって延びる後側周壁部とを有している。
後側周壁部は、図8に示すように、上部が上下に略真っ直ぐに延びた後、エプロンレイン16よりも下側で、フレームアウタ3bに向かって左側に傾斜して延びている。後側周壁部の上端部は、図8に示すように、エプロンガセット17の下側の面に接合されている。また、図4及び図5に示すように、後側周壁部は、前後方向において、湾曲壁部の後側端部から後側に向かって右側に傾斜して延びた後、前後方向に真っ直ぐ伸びて、後側端部がダッシュパネル4の前側の面に接合されている。
サスタワー30に取り付けられる複数の補強メンバは、サスタワー30の後部に配設された後側補強メンバ40と、サスタワー30の前側に配設された前側補強メンバ50とを含む。
後側補強メンバ40は、図5、図6及び図8に示すように、上下方向に延びかつサスタワー30の周壁部32における反エンジンルーム側の面である外側面32a設けられかつ該周壁部32の一部と協働して閉断面を構成する第1の補強部材41と、第1の補強部材41とエプロンレイン16とを連結するように車幅方向に延びる第2の補強部材45とを有している。
第1の補強部材41は、図2に示すように、上下方向に真っ直ぐに伸びる鉛直部と、該鉛直部の下端から下側に向かって前側に傾斜して延びる傾斜部とを有している。このように、傾斜部を形成することで、サスタワー30内に配設されるフロントダンパ15や前輪との干渉を回避している。また、本実施形態では、第1の補強メンバ41における上記傾斜部は、図2に示すように、側方から見て、該傾斜部の下側への延長線上に、フレーム結合部9が位置するように傾斜している。
第1の補強部材41は、図2、図3及び図4〜図6に示すように、前側に位置する前側壁部41aと、該前壁部41aの一部と前後に対向する後側壁部41bと、前側壁部41aの右側端部と後側壁部41bの右側端部とを連結する外側側壁部41cとを有している。前側壁部41aの左側端部及び後側壁部41bの左側端部には、それぞれ溶接代41dが形成されている。前側の溶接代41dは、前側壁部41aから前側に延びており、後側の溶接代41dは後側壁部41bから後側に延びている。各溶接代41dは、サスタワー30の周壁部32の外側面32aに溶接により接合される。
第1の補強部材41の下端部は、図6に示すように、フロントサイドフレーム3のフレームアウタ3bに溶接により接合される。一方で、図8に示すように、第1の補強部材41の上端部は、エプロンガセット10に溶接により接合される。これにより、図8に示すように、第1の補強部材41の上端部は、エプロンガセット10を介してカウルメンバ18と連結される。また、図2及び図8に示すように、第1の補強部材41の上端部は、カウルメンバ18と前後方向に重複する部分を有している。
第1の補強部材41の前側壁部41aは、図6に示すように、上側に位置する部分ほど、幅が大きくなるような形状をなしている。より具体的には、傾斜部43では上側に向かって徐々に幅が大きくなり、鉛直部42では一定の幅となっている。一方で、第1の補強部材41の後側壁部41bは、図3及び図5に示すように、第1の補強部材41の傾斜部43にのみ形成されており、下側に位置する部分ほど、幅が大きくなるような形状をなしている。第1の補強部材41の外側側壁部41cは、上下方向の全体で略一定の幅となっている。このことにより、第1の補強部材41における鉛直部42は、図5に示すように、周壁部32の外側面32aと協働して三角形状の閉断面を構成する一方、第1の補強部材41における傾斜部43は、図4に示すように、周壁部32の外側面32aと協働して矩形状の閉断面を構成する。尚、第1の補強部材41は、閉断面の形状は上下方向で異なるが、該閉断面の面積は上下方向で同じになるように構成されている。
第2の補強部材45は、図3及び図6に示すように、平板状の第1のパネル46と、断面L字状の第2のパネル47とで構成されている。
第1のパネル46は、図5及び図6に示すように、車幅方向に延びており、左側端部は、サスタワー30のトップ部31及び第1の補強部材41に溶接により接合される一方、右側端部は、エプロンレイン16の左側の側壁部に溶接により接合されている(特に図5参照)。
第2のパネル47は、図6に示すように、第2パネル下壁部47aと、該第2パネル下壁部47aの後側端部から上側に向かって延びる第2パネル後側部47bとを有している。第2パネル下壁部47aの右側端部及び左側端部には、図6及び図8に示すように、下側に向かって延びる下側溶接代47cがそれぞれ形成されおり、右側の下側溶接代47cは、エプロンレイン16の左側の側壁部に溶接により接合され、左側の下側溶接代47cは、第1の補強部材41の外側側壁部41cに溶接により接合されている。また、第2パネル後側壁部47bの右側端部及び左側端部には、図5及び図6に示すように、後側に向かって延びる後側溶接代47dがそれぞれ形成されており、右側の後側溶接代47dは、エプロンレイン16の左側の側壁部に溶接により接合され、左側の後側溶接代47dは、第1の補強部材41の後側の溶接代41dに溶接により接合されている。
また、図3に示すように、第2のパネル47の後側壁部47bの上端部からは後側に向かって上側溶接代47eが延びている。上側溶接代47eは、エプロンガセット17の下面に溶接により接合されている。これにより、第1のパネル46、第2のパネル47、サスタワー30のトップ部31及びエプロンガセット10によって、車幅方向に延びる閉断面空間が構成される。
第2のパネル47の右側の下側溶接部47cのエプロンレイン16との接合部は、図8に示すように、カウルメンバ18と略同じ車両前後位置に位置している。すなわち、後側メンバ40におけるエプロンレイン16との結合部分は、カウルメンバ18と略同じ車両前後位置に位置する。
前側補強メンバ50は、図9に示すように、フロントサイドフレーム3のフレームアウタ3bとエプロンレイン16の左側の側壁部(つまり、車幅方向外側の側壁部)とを連結するように上下方向に延びかつホイールエプロンパネル20の反エンジンルーム2側の面(つまり、車幅方向外側の面)に設けられかつ該ホイールエプロンパネル20と協働して閉断面を構成する。
前側補強メンバ50は、図2及び図3に示すように、相対的に上側に位置しかつ上下方向に略一定の前後幅で延びる前側補強メンバ上部51と、該前側補強メンバ上部51の下端から下側かつ後側に向かって延設された前側補強メンバ下部52とを有する。前側補強メンバ上部51は、図8に示すように、下側に向かって左側に傾斜して延びている。一方で前側補強メンバ下部52は、補強メンバ上部51の下端部から下側に向かって真っ直ぐに伸びている。
補強メンバ上部51は、図9に示すように、ホイールエプロンパネル20と協働して閉断面を構成する。補強メンバ下部52は、基本的には、ホイールエプロンパネル20及びフロントサイドフレーム3のフレームアウタ3bに接合されているが、図2に示すように、前側寄りの一部は、右側に向かって膨出した膨出部52aとなっており、該膨出部52aは、図9に示すように、ホイールエプロンパネル20と協働して閉断面をなしている。
上述したように、前側補強メンバ50及び後側補強メンバ40が設けられることにより、フロントサイドフレーム3、エプロンレイン16、ホイールエプロンパネル20、後側補強メンバ40、及び前側補強メンバ50によって、サスタワー30のトップ部31を囲む環状構造が形成される。
本実施形態において、右側のサスタワー30及び該右側のサスタワー30に取り付けられる各補強メンバ40,50は、上述のように構成されている。左側のサスタワー30の構成及び該左側のサスタワー30に取り付けられる補強メンバは、レイアウト上の制約により僅かに構成が異なるが、基本的には、上述した、右側のサスタワー30及び該右側のサスタワー30に取り付けられる各補強メンバ40,50と左右対称になるように構成されている。
また、本実施形態では、左右のフロントサイドフレーム3内には、補強用の複数の節部材60が配設されている。
図7は、右側のフロントサイドフレーム3内を示す。右側のフロントサイドフレーム3内には、図7に示すように、3つの節部材60が配設されている、各節部材60は、断面が左側(つまり、車幅方向内側)に開口するハット状をそれぞれなしており、フレームインナ3aの左側側壁部に溶接によりそれぞれ接合されている。これにより、各節部材60は、フレームインナ3aと協働して閉断面を構成している。
3つの節部材60のうち、最も後側に位置する最後方節部材61は、図2に示すように、フレーム結合部9と略同じ前後位置に位置している。フロントサイドフレーム3内における、フレーム結合部9の結合部分の位置には、図7に示すように、該フレーム結合部9をフレームインナ3aに結合するためのボルトが締結されるウェルドナット90が上下に延びるように設けられており、最後方節部材61は、該ウェルドナット90を覆うように配設されている。これにより、図2に示すように、最後方節部材61は、後側補強メンバ40におけるフロントサイドフレーム3との結合部分と、サスクロス8のフレーム結合部9におけるフロントサイドフレーム3との結合部分とを結ぶように配設される。最後方節部材61の前側及び後側壁部におけるウェルドナット90側の面は、該ウェルドナット90の外周面に溶接により接合されている。
尚、各節部材60の形状は、断面ハット状でなくともよく、例えば平板状であってもよい。この場合でも、最後方節部材61はウェルドナット90に溶接される。また、複数の節部材のうち一部が平板状で、残りがハット状となっていてもよい。さらに、最後方節部材61の前側及び後側壁部の少なくとも一方の下端部にU字状の切欠を形成して、該切欠内にウェルドナット90が位置するように、最後方節部材61を構成及び配設してもよい。
左側のフロントサイドフレーム3内の構成は、上述した右側のフロントサイドフレーム3の構成とは左右対称になるように構成されている。
本実施形態では、自動車1の車両前部が上述のように構成されていることにより、左右のフロントサイドフレーム3、左右のエプロンレイン16、左右のサスタワー30、サスクロス8(特に、サスクロス本体8a及びフレーム結合部9)、カウルメンバ18、及び左右の後側補強メンバ40によって、環状構造70が構成される。特に、本実施形態では、フロントサイドフレーム3、エプロンレイン16、サスクロス本体8a、及びカウルメンバ18は閉断面で構成され、左右のサスタワー30と左右の後側補強メンバ40の第1の補強部材41とで閉断面が構成され、左右のエプロンガセット10と左右の後側補強メンバ40の第2の補強部材45とで閉断面が構成されているため、環状構造70は閉断面によって構成される。このような環状構造70が形成されることにより、車両前部全体の剛性、特に上下方向及び車幅方向の剛性を向上させることができる。
特に、本実施形態では、後側補強メンバ40は、第1の補強部材41と第2の補強部材45とを含み、第1の補強部材41は、エプロンガセット17を介して、フロントサイドフレーム3とカウルメンバ18とを連結しているため、上記の環状構造70とは別に、左右のフロントサイドフレーム3、左右のサスタワー30、サスクロス8、カウルメンバ18、及び左右の後側補強メンバ40によって、エプロンレイン16を介さずに、フロントサイドフレーム3とカウルメンバ18とを連結するような環状構造も構成される。これにより、上記環状構造70と合わせて、車両前部全体の剛性を一層向上させることができる。
さらに、車両前部全体の剛性が向上されることにより、上記前輪を介して路面からの荷重が車体に入力されたとしても、車体が変形し難くなるため、上記前輪の路面に対する接地状態、つまり、キャンバー角を安定させ操安性等に悪影響を与えないようにことができるようになる。
また、後側補強メンバ40は、フロントサイドフレーム3とエプロンレイン16とを連結するように上下方向及び車幅方向に延び、サスタワー30の周壁部32と協働して閉断面を構成しているため、例えば、エプロンレイン16を介して、車幅方向外側(すなわち、反エンジンルーム2側)からサスタワー30に荷重が加えられたとしても、該荷重を後側補強メンバ40で適切に受けることができ、サスタワー30の変形を抑えることができる。また、サスタワー30に車幅方向内側(すなわち、エンジンルーム2側)から荷重が加えられた場合も、後側補強メンバ40がエプロンレイン16に対して突っ張ることにより、後側補強メンバ40及びエプロンレイン16によって該荷重を適切に受けることができ、サスタワー30の変形を抑えることができる。よって、サスタワー30の車幅方向の荷重に対する剛性を向上させることができる。
特に、本実施形態では、第1の補強部材41とエプロンレイン16とを連結する第2の補強部材42は、サスタワー30のトップ部31及びエプロンガセット17と協働して、車幅方向に延びる閉断面空間を構成するように車幅方向に延びているため、サスタワー30の車幅方向の荷重に対する剛性がより向上される。
さらに本実施形態では、フロントサイドフレーム3内を前後方向に仕切る最後方節部材61が後側補強メンバ40におけるフロントサイドフレーム3との結合部分と、サスクロス8のフレーム結合部9におけるフロントサイドフレーム3との結合部分とを結ぶように配設されているため、後側補強メンバの下端部とサスクロス8におけるフレーム結合部9とが、最後方節部材61によっても連結されたような状態となり、上記環状構造70による車体前部の剛性をより向上させることができる。また、最後方節部材61は、車幅方向内側に開口する断面ハット状をなしているため、最後方節部材61を平板状で構成する場合と比較して、該最後方節部材61自体の剛性、特に上下方向の荷重対する剛性を向上させることができる。これにより、車体前部の剛性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、サスタワー30の前側にも、フロントサイドフレーム3とエプロンレイン16とを連結しかつホイールエプロンパネル20と協働して閉断面を形成する前側補強メンバ50が設けられていることにより、フロントサイドフレーム3、エプロンレイン16、サスタワー30、ホイールエプロンパネル20、後側補強メンバ40、及び前側補強メンバ50によって、サスタワー30のトップ部31(つまり、ダンパ取付部31aの周辺部分)を囲む環状構造が形成される。これにより、サスタワー30のトップ部31は、車両前後方向、車幅方向及び上下方向の荷重に対する剛性が向上される。特に、本実施形態では、フロントサイドフレーム3及びエプロンレイン16は閉断面で構成され、左右のサスタワー30と左右の後側補強メンバ40の第1の補強部材41とで閉断面が構成され、左右のエプロンガセット10と左右の後側補強メンバ40の第2の補強部材45とで閉断面が構成され、ホイールエプロンパネル20と前側補強メンバ50とで閉断面が構成されているため、サスタワー30のトップ部31を囲む環状構造は、閉断面によって構成される。この結果、サスタワー30全体の剛性をより一層向上させることができる。
さらに、本実施形態では、サスクロス本体8aの前側の端部には、車幅方向に延びるサスクロス補強部材80が取り外し可能に配設されており、サスクロス補強部材80の車両前側の端は、車両側方から見て、フレーム結合部9よりも車両前側に位置しているため、サスクロス本体8aの実効的な車両前後方向の幅を大きくすることができ、サスクロス8自体の剛性を向上させることができる。これにより、サスクロス8を含む上記環状構造70によって、車体前部の剛性をさらに向上させることができる。
また、サスクロス補強部材80が、サスクロス本体8aに取り外し可能に配設されていることにより、例えば、上記エンジンのメンテナンス時において、サスクロス補強部材80がメンテナンスの障害になる場合には、サスクロス補強部材80を取り外してからメンテナンスを行うことができる。これにより、サスクロス本体8a自体を大きくしたり、サスクロス本体8aを前側寄りに位置させたりする場合と比較して、エンジンに対するサービス性の悪化を防止することができる。
したがって、本実施形態では、自動車1のエンジンルーム2の車幅方向の両側端部において、車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム3と、左右一対のフロントサイドフレーム3よりも上側でかつ車幅方向外側にそれぞれ配設され、車両前後方向に延びる左右一対のエプロンレイン16と、左右一対のフロントサイドフレーム3と左右一対のエプロンレイン16とを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように立設され、エプロンレイン16よりも車幅方向内側に膨出するように形成された左右一対のサスタワー30と、左右一対のフロントサイドフレーム3よりも下側に配設され、左右一対のフロントサイドフレーム3を車幅方向に連結するサスクロス8と、エプロンレイン16と連結され、車幅方向に延びるカウルメンバ18とを備え、サスタワー30は、前輪サスペンション7のフロントダンパ15が取り付けられるトップ部31と、トップ部31の周縁部のエンジンルーム2側の部分に沿うようにかつフロントダンパ15をエンジンルーム2側から覆うように設けられた周壁部32とを有し、左右一対のフロントサイドフレーム3と左右一対のエプロンレインフォースメント16とを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように上下方向及び車幅方向に延び、サスタワー30の周壁部32における反エンジンルーム側の面(外側面32a)に設けられ、該周壁部32の一部と協働して閉断面を構成する後側補強メンバ40を更に備えるため、車両前部全体の剛性を向上させるとともに、サスタワー30の車幅方向の荷重に対する剛性を向上させることができる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、請求の範囲の主旨を逸脱しない範囲で代用が可能である。
例えば、本実施形態では、第1の補強メンバ40は、第1の補強部材41と第2の補強部材45とが別体で構成されていたが、第1の補強部材41と第2の補強部材45とが一体となっていてもよい。また、この場合には、第1の補強メンバ40に相当する部分は、エプロンガセット17に接合されていなくてもよい。
上述の実施形態は単なる例示に過ぎず、本発明の範囲を限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって定義され、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、自動車の前部構造として有用であり、特に、サスペンションタワーの車幅方向の荷重に対する剛性を向上させるための、自動車の前部構造として有用である。
1 自動車
2 エンジンルーム
3 フロントサイドフレーム
8 サスペンションクロスメンバ
8a サスクロス本体(クロスメンバ本体)
9 フレーム結合部
16 エプロンレインフォースメント
17 エプロンガセット
18 カウルメンバ
20 ホイールエプロンパネル
30 サスペンションタワー
31 トップ部
32 周壁部
32a 外側面(サスペンションタワーの周壁部における反エンジンルーム側の面)
40 後側補強メンバ(補強メンバ)
41 第1の補強部材
42 第2の補強部材
50 前側補強メンバ
80 サスクロス補強部材(クロスメンバ補強部材)

Claims (5)

  1. 自動車の前部構造であって、
    上記自動車のエンジンルームの車幅方向の両側端部において、車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームと、
    上記左右一対のフロントサイドフレームよりも上側でかつ車幅方向外側にそれぞれ配設され、車両前後方向に延びる左右一対のエプロンレインフォースメントと、
    上記左右一対のフロントサイドフレームと上記左右一対のエプロンレインフォースメントとを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように立設され、上記エプロンレインフォースメントよりも上記エンジンルーム側に膨出するように形成された左右一対のサスペンションタワーと、
    上記左右一対のフロントサイドフレームよりも下側に配設され、上記左右一対のフロントサイドフレームを車幅方向に連結するサスペンションクロスメンバと、
    上記エプロンレインフォースメントと連結され、車幅方向に延びるカウルメンバとを備え、
    上記サスペンションタワーは、前輪サスペンションのダンパが取り付けられるトップ部と、上記トップ部の周縁部の上記エンジンルーム側の部分に沿うようにかつ上記ダンパを上記エンジンルーム側から覆うように設けられた周壁部とを有し、
    上記左右一対のフロントサイドフレームと上記左右一対のエプロンレインフォースメントとを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように上下方向及び車幅方向に延び、上記サスペンションタワーの上記周壁部における反エンジンルーム側の面に設けられ、該周壁部の一部と協働して閉断面を構成する補強メンバを更に備え、
    上記フロントサイドフレームは、閉断面構造をなしており、
    上記フロントサイドフレーム内には、該フロントサイドフレーム内を前後方向に仕切る節部材が、上記補強メンバにおける上記フロントサイドフレームとの結合部分と、上記サスペンションクロスメンバにおける上記フロントサイドフレームとの結合部分とを結ぶように配設されていることを特徴とする自動車の前部構造。
  2. 請求項に記載の自動車の前部構造において、
    上記節部材は、車幅方向内側又は外側に開口する断面ハット状をなしていることを特徴とする自動車の前部構造。
  3. 自動車の前部構造であって、
    上記自動車のエンジンルームの車幅方向の両側端部において、車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームと、
    上記左右一対のフロントサイドフレームよりも上側でかつ車幅方向外側にそれぞれ配設され、車両前後方向に延びる左右一対のエプロンレインフォースメントと、
    上記左右一対のフロントサイドフレームと上記左右一対のエプロンレインフォースメントとを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように立設され、上記エプロンレインフォースメントよりも上記エンジンルーム側に膨出するように形成された左右一対のサスペンションタワーと、
    上記左右一対のフロントサイドフレームよりも下側に配設され、上記左右一対のフロントサイドフレームを車幅方向に連結するサスペンションクロスメンバと、
    上記エプロンレインフォースメントと連結され、車幅方向に延びるカウルメンバとを備え、
    上記サスペンションタワーは、前輪サスペンションのダンパが取り付けられるトップ部と、上記トップ部の周縁部の上記エンジンルーム側の部分に沿うようにかつ上記ダンパを上記エンジンルーム側から覆うように設けられた周壁部とを有し、
    上記左右一対のフロントサイドフレームと上記左右一対のエプロンレインフォースメントとを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように上下方向及び車幅方向に延び、上記サスペンションタワーの上記周壁部における反エンジンルーム側の面に設けられ、該周壁部の一部と協働して閉断面を構成する補強メンバを更に備え、
    上記補強メンバは、
    上下方向に延びかつ上記サスペンションタワーの上記周壁部における上記エンジンルームとは反対側の面に設けられかつ該周壁部の一部と協働して閉断面を構成しかつ上記カウルメンバと連結される第1の補強部材と、
    上記第1の補強部材と上記エプロンレインフォースメントとを連結するように車幅方向に延びる第2の補強部材とを含むことを特徴とする自動車の前部構造。
  4. 自動車の前部構造であって、
    上記自動車のエンジンルームの車幅方向の両側端部において、車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレームと、
    上記左右一対のフロントサイドフレームよりも上側でかつ車幅方向外側にそれぞれ配設され、車両前後方向に延びる左右一対のエプロンレインフォースメントと、
    上記左右一対のフロントサイドフレームと上記左右一対のエプロンレインフォースメントとを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように立設され、上記エプロンレインフォースメントよりも上記エンジンルーム側に膨出するように形成された左右一対のサスペンションタワーと、
    上記左右一対のフロントサイドフレームよりも下側に配設され、上記左右一対のフロントサイドフレームを車幅方向に連結するサスペンションクロスメンバと、
    上記エプロンレインフォースメントと連結され、車幅方向に延びるカウルメンバとを備え、
    上記サスペンションタワーは、前輪サスペンションのダンパが取り付けられるトップ部と、上記トップ部の周縁部の上記エンジンルーム側の部分に沿うようにかつ上記ダンパを上記エンジンルーム側から覆うように設けられた周壁部とを有し、
    上記左右一対のフロントサイドフレームと上記左右一対のエプロンレインフォースメントとを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように上下方向及び車幅方向に延び、上記サスペンションタワーの上記周壁部における反エンジンルーム側の面に設けられ、該周壁部の一部と協働して閉断面を構成する補強メンバを更に備え、
    上記サスペンションタワーの上記周壁部における車両前側の端部に接合され、上記左右一対のフロントサイドフレームと上記左右一対のエプロンレインフォースメントとを、左側同士及び右側同士でそれぞれ連結するように上下方向に延びるホイールエプロンパネルを更に備え、
    上記補強メンバは、上記サスペンションタワーの後部に位置しており、
    上記サスペンションタワーの車両前側には、上記ホイールエプロンパネルにおける反エンジンルーム側の面に設けられかつ該ホイールエプロンパネルと協働して閉断面を構成する、上記補強メンバとは別の前側補強メンバが配設されていることを特徴とする自動車の前部構造。
  5. 請求項1〜のいずれか1つに記載の自動車の前部構造において、
    上記サスペンションクロスメンバは、車幅方向に延びるクロスメンバ本体を備え、
    上記サスペンションクロスメンバと上記フロントサイドフレームとは、上記クロスメンバ本体の車両前側かつ車幅方向外側の両側端部から上側にそれぞれ延びるフレーム結合部によって連結されており、
    上記クロスメンバ本体の車両前側の端部には、車幅方向に延びるクロスメンバ補強部材が取り外し可能に配設されており、
    上記クロスメンバ補強部材の車両前側の端は、車両側方から見て、上記フレーム結合部よりも車両前側に位置していることを特徴とする自動車の前部構造。
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