JPH10129523A - サスペンションアッパアーム支持構造 - Google Patents

サスペンションアッパアーム支持構造

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JPH10129523A
JPH10129523A JP29279696A JP29279696A JPH10129523A JP H10129523 A JPH10129523 A JP H10129523A JP 29279696 A JP29279696 A JP 29279696A JP 29279696 A JP29279696 A JP 29279696A JP H10129523 A JPH10129523 A JP H10129523A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
arm
arm bracket
suspension upper
upper arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP29279696A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Hashimoto
礼生 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP29279696A priority Critical patent/JPH10129523A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アームブラケットの断面の開き方向が途中で
変化せず、ジオメトリー精度の得やすいサスペンション
アッパアーム支持構造を提供する。 【解決手段】 アームブラケット9を上下方向にわたっ
て車幅方向外側Aへ開いた断面ハット形状とし且つ下端
部11を下側に向けて末広がり形状にした。アームブラ
ケット9の途中に断面に開き方向を変更する切返しがな
いため、剛性が得やすい。アームブラケット9のねじれ
が防止され、ジオメトリー精度を得る上においても有利
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車のサスペン
ションアッパアーム支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のフロントサスペンションにおけ
るサスペンションアッパアームは、先端が二股形状にな
っており、その両端部がストラットハウジングの前後に
設けられたアームブラケットの一般部に支持されている
(類似技術として、特開平4−189683号公報参
照)。
【0003】サスペンションアッパアームの両端部はア
ームブラケットに対して車幅方向外側から取付けられて
支持されるため、少なくもサスペンションアッパアーム
が支持される一般部は車幅方向外側へ開いた断面形状で
なければならない。また、それとは逆に、アームブラケ
ットの下端部はストラットハウジングやフロントサイド
メンバに取付けられて閉断面を形成すべく、車幅方向内
側へ開いた断面形状となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、アームブラケットの断面形
状が、サスペンションアッパアームを支持する一般部で
は車幅方向外側へ開いており、下端部では車幅方向内側
へ開いているため、その切返し部分において剛性が低下
する。従って、その切返し部分における剛性低下を補う
ためにアームブラケット全体の板厚を上げる必要があ
り、車体重量の増加を招いてしまう。
【0005】また、前後のアームブラケットにおいてそ
れぞれ上下で断面の開き方向が変化することは、サスペ
ンションアッパアームのジオメトリー精度を得る上にお
いても不利であり、ジオメトリー調整に時間がかかる。
【0006】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、アームブラケットの断面の開き
方向が途中で変化せず、ジオメトリー精度の得やすいサ
スペンションアッパアーム支持構造を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、ストラット
ハウジングの下端部をフロントサイドメンバに結合し、
該ストラットハウジングの前後端部に車幅方向外側から
アームブラケットを上下方向に沿って取付け、該アーム
ブラケットの下端部をフロントサイドメンバに結合する
と共に、アームブラケットの一般部でサスペンションア
ッパアームの両端部を支持したサスペンションアッパア
ーム支持構造であって、前記アームブラケットを上下方
向にわたって車幅方向外側へ開いた断面ハット形状とし
且つ下端部を下側に向けて末広がり形状にしたものであ
る。
【0008】この発明によれば、アームブラケットが上
下方向にわたって車幅方向外側へ開いた断面ハット形状
をしており、どの部分でもサスペンションアッパアーム
を支持できる。そして、アームブラケットの途中に断面
に開き方向を変更する切返しがないため、剛性が得やす
い。アームブラケットの下端部をフロントサイドメンバ
に結合しても閉断面は得られないが、下端部が末広がり
形状をしており、広い面積で高剛性のフロントサイドメ
ンバに結合されるため、閉断面を形成する場合と同等の
剛性が得られる。
【0009】また、このようにアームブラケットの下端
部を広い面積でフロントサイドメンバに結合すること
は、アームブラケットのねじれが防止され、ジオメトリ
ー精度を得る上においても有利である。
【0010】連結ブラケットにより各アームブラケット
(特に下端部)を各々閉断面化すれば、アームブラケッ
トの剛性が更に向上する。連結ブラケットを利用してパ
イプを支持しても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1〜図6に基づいて説明する。図中、Aが車幅方向
外側で、Bが車幅方向内側である。
【0012】図1は自動車のエンジンルームの右側の構
造を示している。1はフロントサイドメンバで、前後方
向に配されている。フロントサイドメンバ1にはフード
リッジパネル2の下端部が結合されている。このフード
リッジパネル2は概略断面L形状で、その上部には2枚
に部材を接合した閉断面のフードリッジレインフォース
3が前後方向に沿って配されている。
【0013】フードリッジパネル2内にはホイルハウス
インナ4が設けられ、該ホイルハウスインナ4内にはス
トラットハウジング5が設けられている。ストラットハ
ウジング5の上部にはサスペンションの突き上げ入力を
受け止めるためのサポート6が取付けられている。ま
た、ストラットハウジング5の前後端部には、上下に湾
曲した形状の凸部7が形成されている。更に、ストラッ
トハウジング5の中央には孔8も形成されている。
【0014】9がアームブラケットで、上下方向にわた
って車幅方向外側へ開いた断面ハット形状をしており、
一般部10は通常の幅で形成されているが、下端部11
は下側に向けた末広がり形状になっている。前記のスト
ラットハウジング5における凸部7はこのアームブラケ
ット9の一般部10に相応した形状をしている。従っ
て、このアームブラケット9は、一般部10が凸部7に
車幅方向外側から結合され、下端部11がフロントサイ
ドメンバ1に結合される。一般部10の上部には前後に
貫通する支持孔12が形成され、凸部7の側面にも対応
する支持孔13が形成されている。
【0015】アームブラケット9の下端部11は、図3
及び図6に示すように、互いに接近した側面11aの方
が、離反している側面11bよりも長く形成されてい
る。そして、この前後の下端部11には所定の上下幅を
有する連結ブラケット14が前後方向に沿った状態で車
幅方向外側から取付けられている。この連結ブラケット
14を取付けることにより、各下端部11は閉断面とな
る。
【0016】また、連結ブラケット14の両端部15
も、下端部11の側面11a、11bの長さの違いに相
応してクランク状に曲折している。これは連結ブラケッ
ト14の曲折部15a(図6参照)を各下端部11の側
面11aに係合させることにより、該下端部11の前後
への広がりを防止するためである。更に、連結ブラケッ
ト14に長手方向に沿ってビード部16が形成されてお
り、該連結ブラケット14の剛性を高めている。
【0017】この連結ブラケット14の途中部分には車
幅方向外側へ向けた取付片17が一体的に曲折形成して
あり、該取付片17にストラットハウジング5の孔8か
ら挿入したブレーキパイプ18が支持されている。ブレ
ーキパイプ18はこの取付片17においてブレーキホー
ス19に接続されており、その接続部がクリップ20に
て固定されている。
【0018】そして、このようにして取付けたアームブ
ラケット9の上部にサスペンションアッパアーム21の
両端部22を支持する。サスペンションアッパアーム2
1の支持は、アームブラケット9の上部及び凸部7に形
成した支持孔12、13を貫通するボルト・ナット手段
23により行われる。
【0019】この実施例によれば、アームブラケット9
が上下方向にわたって車幅方向外側へ開いた断面ハット
形状をしており、途中に断面に開き方向を変更する切返
しがないため、剛性が高い。従って、アームブラケット
9の板厚を上げる必要がなく、重量軽減を図ることがで
きる。また、アームブラケット9の下端部11が末広が
り形状をしており、広い面積で高剛性のフロントサイド
メンバ1に結合されるため、この点においても剛性が向
上する。更に、連結ブラケット14により、各下端部1
1を閉断面化しているため、剛性が更に向上する。
【0020】加えて、アームブラケット9の下端部11
を広い面積でフロントサイドメンバ1に結合すること
は、アームブラケット9のねじれが防止され、サスペン
ションのジオメトリー精度を得る上においても有利であ
る。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、アームブラケットが
上下方向にわたって車幅方向外側へ開いた断面ハット形
状をしており、どの部分でもサスペンションアッパアー
ムを支持できる。そして、アームブラケットの途中に断
面に開き方向を変更する切返しがないため、剛性が得や
すい。
【0022】また、このようにアームブラケットの下端
部を広い面積でフロントサイドメンバに結合すること
は、アームブラケットのねじれが防止され、ジオメトリ
ー精度を得る上においても有利である。
【0023】連結ブラケットにより各アームブラケット
(特に下端部)を各々閉断面化すれば、アームブラケッ
トの剛性が更に向上する。連結ブラケットを利用してパ
イプを支持しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るサスペンションア
ッパアーム支持構造を示すストラットハウジング周辺部
の斜視図。
【図2】ストラットハウジングの分解斜視図。
【図3】アームブラケットの下端部を斜面部外側から見
た斜視図。
【図4】図3中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図5】図1中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【図6】図3中矢示SC−SC線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 フロントサイドメンバ 5 ストラットハウジング 9 アームブラケット 10 一般部 11 下端部 14 連結ブラケット 18 ブレーキパイプ 21 サスペンションアッパアーム 22 両端部 A 車幅方向外側 B 車幅方向内側

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストラットハウジングの下端部をフロン
    トサイドメンバに結合し、該ストラットハウジングの前
    後端部に車幅方向外側からアームブラケットを上下方向
    に沿って取付け、該アームブラケットの下端部をフロン
    トサイドメンバに結合すると共に、アームブラケットの
    一般部でサスペンションアッパアームの両端部を支持し
    たサスペンションアッパアーム支持構造であって、 前記アームブラケットを上下方向にわたって車幅方向外
    側へ開いた断面ハット形状とし且つ下端部を下側に向け
    て末広がり形状にしたことを特徴とするサスペンション
    アッパアーム支持構造。
  2. 【請求項2】 前後のアームブラケットに前後方向に沿
    う連結ブラケットの両端部を車幅方向外側から取付け
    て、各アームブラケットを閉断面にした請求項1記載の
    サスペンションアッパアーム支持構造。
  3. 【請求項3】 連結ブラケットの両端部がアームブラケ
    ットの下端部に取付けられる請求項2記載のサスペンシ
    ョンアッパアーム支持構造。
  4. 【請求項4】 連結ブラケットでパイプを支持した請求
    項3記載のサスペンションアッパアーム支持構造。
JP29279696A 1996-11-05 1996-11-05 サスペンションアッパアーム支持構造 Pending JPH10129523A (ja)

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