JP6576201B2 - アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、アクチュエータに関する。
アクチュエータは、例えば、モータの回転運動が、ボールねじを介して移動体に伝達されることにより移動体が進退移動する機械装置であり、自動車や電子部品等を生産する機械から食品を生産する機械に至るまで様々な用途で用いられる。アクチュエータは、制御信号や電力をアクチュエータに供給するためのケーブルを有している。ケーブルは、例えば、アクチュエータの筐体の後端面から、アクチュエータの長手方向に引き出されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この場合、ケーブルとアクチュエータの可動部分とが干渉するおそれがあることから、アクチュエータとは別の設備機器を、アクチュエータの後端近傍に配置することが難しくなる。この問題に対して、下記特許文献2、3では、ケーブルとアクチュエータの可動部分との干渉を回避するために、アクチュエータの長手方向とは異なる方向に、ケーブルが引き出されているアクチュエータが開示されている。
特開2013−19534号公報 特開平8−216069号公報 特開平9−11179号公報
特許文献2、3に記載されたアクチュエータでは、ケーブルの引出し方向をユーザの所望の角度に調節できるものの、調整方法が煩雑であり、ユーザにとって使い勝手が良好と言えず、改善の余地がある。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、ケーブルの引出し方向を任意の角度に調整しやすいアクチュエータを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係るアクチュエータは、
アクチュエータ本体と、
前記アクチュエータ本体が有する平面に固定されているモータユニット及びケーブル引出しユニットと、
前記モータユニットの一端部と前記アクチュエータ本体の一端部とを接続し、前記モータユニットに設置されたモータ本体の出力を前記アクチュエータ本体へ伝達する折り返し部材と、
前記モータユニットから引き出されたケーブルと、
を有し、
前記ケーブル引出しユニットは、
前記ケーブルの一部を覆うカバーと、
前記カバーに回動可能に取り付けられ、前記ケーブルが挿通されるケーブルブッシュと、を備え、
前記カバーの一端部は前記モータユニットの他端部を覆い、前記カバーの他端部には前記ケーブルブッシュが配置される
前記ケーブルブッシュ及び前記カバーの一方には係合部が形成され、前記ケーブルブッシュ及び前記カバーの他方には被係合部が形成され、
前記係合部が前記被係合部に係合することにより、前記ケーブルブッシュは、前記カバーに回動可能に取り付けられていてもよい。
前記係合部は、円柱形状に形成され、
前記被係合部は、前記円柱形状を嵌め込むことができる形状に形成されていてもよい。
前記係合部は、多角柱形状に形成され、
前記被係合部は、前記多角柱形状を嵌め込むことができる形状に形成されていてもよい。
前記係合部及び前記被係合部には、前記ケーブルブッシュの回動に伴ってクリック感を発生させるクリック機構が形成されていてもよい。
前記係合部及び前記被係合部の一方には、凸部が形成され、前記係合部及び前記被係合部の他方には、前記凸部が嵌め込まれる凹部が形成され、
前記クリック機構は、前記凸部と前記凹部とから構成されていてもよい。
前記ケーブルは、前記カバーの内部に収納される第1ケーブルと、前記カバーの外部に配線されている第2ケーブルと、前記第1ケーブルと前記第2ケーブルとを電気的に接続するコネクタ部と、を有し、
前記ケーブルブッシュは、前記第1ケーブルが固定されているとともに前記第2ケーブルが着脱可能に接続される前記コネクタ部を保持してもよい。
前記ケーブルブッシュの回動方向は、前記ケーブルが引き出される方向と前記平面に平行な面とのなす角が大きくなる方向又は小さくなる方向であってもよい。
前記ケーブルブッシュの回動方向は、前記ケーブルが前記平面に平行に回動する方向であってもよい。
本発明では、ケーブルが挿通されているケーブルブッシュが、カバーに回動可能に取り付けられている。このため、ケーブルブッシュの回動に基づいて、ケーブルの引出し方向を任意の角度に調整しやすいアクチュエータを提供することができる。
本発明の実施形態に係るアクチュエータの斜視図である。 アクチュエータの分解斜視図である。 アクチュエータの断面図である。 ケーブル引出しユニットがモータユニットに固定される様子を示す一部断面図である。 (A)は、ケーブル引出しユニットの側面図である。(B)は、図5(A)のA−A矢視の断面図である。 (A)は、ケーブル引出しユニットの動作を説明するための斜視図(その1)である。(B)は、ケーブル引出しユニットの動作を説明するための斜視図(その2)である。(C)は、ケーブル引出しユニットの動作を説明するための斜視図(その3)である。 (A)は、ケーブル引出しユニットの動作を説明するための側面図(その1)である。(B)は、ケーブル引出しユニットの動作を説明するための側面図(その2)である。(C)は、ケーブル引出しユニットの動作を説明するための側面図(その3)である。 (A)は、ケーブルブッシュがカバーに係合する様子を説明するための斜視図である。(B)は、ケーブルブッシュがカバーに係合する様子を説明するための断面図である。(C)は、ケーブルブッシュがカバーに係合した状態を説明するための断面図である。(D)は、ケーブルブッシュがカバーに対して回転する状態を説明するための断面図(その1)である。(E)は、ケーブルブッシュがカバーに対して回転する状態を説明するための断面図(その2)である。 (A)は、本発明の変形例1に係るケーブルブッシュがカバーに係合する様子を説明するための斜視図である。(B)は、ケーブルブッシュがカバーに係合する様子を説明するための断面図である。(C)は、ケーブルブッシュがカバーに係合した状態を説明するための断面図である。(D)は、ケーブルブッシュがカバーに対して回転する状態を説明するための断面図(その1)である。(E)は、ケーブルブッシュがカバーに対して回転する状態を説明するための断面図(その2)である。 本発明の変形例2に係るケーブルブッシュがカバーに係合する様子を説明するための斜視図である。 (A)は、本発明の変形例3に係るケーブルブッシュがカバーに係合する様子を説明するための断面図である。(B)は、ケーブルブッシュがカバーに係合した状態を説明するための断面図である。(C)は、ケーブルブッシュがカバーに対して回転する状態を説明するための断面図(その1)である。(D)は、ケーブルブッシュがカバーに対して回転する状態を説明するための断面図(その2)である。 本発明の変形例4に係るケーブル引出しユニットの断面図である。 (A)は、本発明の変形例5に係るケーブル引出しユニットの動作を説明するための斜視図である。(B)は、ケーブル引出しユニットの断面図である。(C)は、ケーブルブッシュの斜視図である。 本発明の変形例6に係るアクチュエータの斜視図である。 本発明の変形例7に係るアクチュエータの斜視図である。 本発明の変形例8に係るアクチュエータの斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係るアクチュエータ10について、図1〜8を用いて説明する。なお、理解を容易にするために、XYZ座標を設定し、適宜参照する。
アクチュエータ10は、図1及び図2に示すように、ロッド12がY軸方向に往復運動するロッドタイプの直動アクチュエータである。アクチュエータ10は、アクチュエータ本体11と、アクチュエータ本体11から引き出されたケーブル90と、ケーブル90の一部を収納するケーブル引出しユニット100と、モータユニット200及び折り返し部材150とを有する。
アクチュエータ本体11は、図3に示すように、ロッド12に加えて、移動体30と、ボールねじ40と、振れ止め部材50と、これら各部材を収納するハウジング60とを有している。
ロッド12は、内部に挿入孔12aが形成された部材である。ロッド12は、円筒形状のロッド本体12bと先端金具12cとから構成されている。ロッド本体12bは、例えば、アルミニウムからなる。ただし、ロッド本体12bの素材は、任意であり、アルミニウム以外のもの、例えば、ステンレス鋼であってもよい。ロッド本体12bの−Y側の端部には、先端金具12cがねじ込まれて固定されている。また、先端金具12cの−Y側の端部の外周には、雄ねじ部が形成されている。
移動体30には、ロッド12が固定されている。これにより、移動体30は、ロッド12とともに+Y方向及び−Y方向の双方向に移動する。移動体30には、例えば、ガイド用突出部31が形成されている。ガイド用突出部31は、例えば、+Z側、−Z側、+X側、及び−X側の4方向に突出するように4つ形成されている。
ボールねじ40は、ボールねじ軸41と、ボールねじナット42とを有する。
ボールねじ軸41は、ロッド12の挿入孔12aの内部に配置されている。ボールねじ軸41は、軸方向がY軸方向に平行になるように形成されている。ボールねじ軸41には、外周面に螺旋状の雄ねじ部が形成されている。
ボールねじナット42は、ボールねじ軸41の外周に、複数のボールを介して配置されている。また、ボールねじナット42は、移動体30に形成された嵌込孔に嵌め込まれており、ネジ等によって移動体30に固定されている。さらに、ボールねじナット42の内周面には雌ねじ部が形成されている。ボールねじナット42には、ボールねじ軸41が高剛性の球体を介して嵌め込まれる。これにより、ボールねじ軸41の回転運動が、ボールねじナット42の直線運動に変換される。
振れ止め部材50は、ボールねじ軸41の−Y側の先端部の振れ回りを抑制するための部材である。振れ止め部材50は、ボールねじ軸41の−Y側の先端部に嵌め込まれている。振れ止め部材50は、例えば、係止部材によって、回転可能に係止されている。振れ止め部材50は、例えば、樹脂からなる振れ止め部材本体と、Oリングとから構成される。このOリングは、ロッド12の挿入孔12aの内周面に接触している。ただし、これに限られず、振れ止め部材50は、弾性の素材からなる単一の部材から構成されていてもよい。
ハウジング60は、例えば、アルミニウムを押出成形することによって形成されている略四角筒形状の部材である。ハウジング60の内周面には、移動体30のガイド用突出部31が嵌め込まれるガイドレール部61が形成されている。ガイドレール部61は、例えば、移動体30のガイド用突出部31の形成数に対応して4つ形成されている。移動体30のガイド用突出部31が、ガイドレール部61に嵌め込まれつつ移動することにより、移動体30は、円滑に移動する。
ハウジング60の−Y側の先端部には、ロッド12が挿通されるロッド挿通孔62が形成されている。ロッド挿通孔62は、内径がロッド12の外径よりもやや大きく形成されている。ロッド挿通孔62の内周面にはオイルレスベアリングが嵌め込まれている。このオイルレスベアリングによって、ハウジング60は、ロッド12を往復移動可能に支持する。
ハウジング60は、ボールねじ軸41を支持するためのボールねじ軸支持機構63を有する。ボールねじ軸支持機構63には、ボールねじ軸41を挿入するためのボールねじ軸挿入孔64が形成されている。ボールねじ軸挿入孔64の内周面には、ベアリング65が配置されている。ベアリング65は、ボールねじ軸挿入孔64の+Y側から嵌め込まれ、ベアリング押さえ部材66によって固定されている。このベアリング65によって、ボールねじ軸支持機構63は、ボールねじ軸41を回転可能に支持する。
モータユニット200は、ロータ、ステータ、エンコーダ、減速器等を有するモータ本体201と、モータ本体201を収納するモータハウジング202と、モータ本体201のロータの回転運動を出力する出力軸203と、を有する。
モータ本体201には、ケーブル90を介して、電源からの電力及びアクチュエータ本体11への制御信号(詳しくは、モータ本体201への制御信号)が供給される。モータ本体201に電力が供給されることによって、モータ本体201のロータが回転する。モータ本体201のロータの回転運動は、例えば、減速器によって所定の減速比で減速され、出力軸203に出力される。出力軸203の先端は、+Y側に向かって延びている。出力軸203の先端には、カップリングが接続されている。
ケーブル90は、後述するカバーの内部に収納される第1ケーブル91と、カバーの外部に配線されている第2ケーブル92と、コネクタ部93と、を有する。第1ケーブル91の−Y側の端部と第2ケーブル92の+Y側の端部は、コネクタ部93によって電気的に接続されている。また、第1ケーブル91の+Y側の端部は、モータ本体201に電気的に接続されている。
コネクタ部93は、第1ケーブル91の−Y側の端部に固定されている一方で、第2ケーブル92の+Y側の端部に着脱可能に接続されている。
折り返し部材150は、プーリ151,152と、ベルト153と、これらの各部材を収納する折り返し部材ハウジング154と、折り返し部材ハウジング154とモータハウジング202とを接続するベアリングハウジング155と、を有している。折り返し部材150は、アクチュエータ本体11の+Y側に取り付けられている。
プーリ151は、ボールねじ軸41の+Y側の先端に固定されている。プーリ151は、例えば、複数のネジ部材が径方向から挿入されることによって、ボールねじ軸41に対して回り止めされた状態で固定されており、ボールねじ軸41ともに回転する。
プーリ152は、出力軸203の+Y側の先端に固定されている。プーリ152は、例えば、複数のネジ部材が径方向から挿入されることによって、出力軸203に対して回り止めされた状態で固定されており、出力軸203とともに回転する。
ベルト153は、プーリ151とプーリ152とに、張力がかかった状態に取り付けられることで、プーリ152の回転運動をプーリ151に伝達する。なお、ベルト153の張力方向は、Z軸方向に平行な方向である。ベルト153は、例えば、プーリ151,152に形成された歯に噛み合う複数の歯が形成されたタイミングベルトであり、プーリ151,152は、例えば、タイミングプーリである。以上により、出力軸203の回転運動は、プーリ151,152及びベルト153を介して、ボールねじ軸41に伝達される。
折り返し部材ハウジング154は、ハウジング60の+Y側の端面(後端面)及びモータハウジング202の+Y側の端面に、例えば、ねじ,ボルト等の留め具によって固定されている。
ベアリングハウジング155は、出力軸203を覆うとともに、折り返し部材ハウジング154とモータハウジング202との間に配置されている部材である。ベアリングハウジング155には、Y軸方向に貫通する貫通孔が4つ形成されている。図4に示すように、当該貫通孔のそれぞれには、+Y側から、折り返し部材ハウジング154及びモータハウジング202を通るボルト156が挿入されている。これにより、ベアリングハウジング155を介して、折り返し部材ハウジング154とモータハウジング202とが接続されている。
ケーブル引出しユニット100は、図5(A)及び(B)に示すように、ケーブルブッシュ101とカバー102とを有する。ケーブル90の引出し方向は、図6(A)〜(C)及び図7(A)〜(C)を参照するとわかるように、ケーブル引出しユニット100によって、任意の角度に調整される。
ケーブルブッシュ101は、図5(A)及び(B)に示すように、コネクタ部93を保持するための筒状の部材である。
カバー102は、図3に示すように、第1ケーブル91を収納するとともに、モータハウジング202の−Y側の端面を覆う部材である。カバー102は、アクチュエータ本体11の+Z側の平面13に固定されている。カバー102の−Y側の端部には、図5(B)に示すように、ケーブルブッシュ101よりも一回り大きな貫通孔102aが形成されている。
図8(A)に示すように、ケーブルブッシュ101の+X側には、+X側に突出する円柱状の係合部101aが形成されている。ケーブルブッシュ101の−X側にも、同様に、−X側に突出する円柱状の係合部101aが形成されている。また、貫通孔102aの内周面の+X側及び−X側には、それぞれ、係合部101aを嵌め込むことができる溝状の被係合溝102bがY軸方向に沿って形成されている。
貫通孔102aには、図8(B)に示すように、ケーブルブッシュ101が+Y側から挿入されており、係合部101aが被係合溝102bに嵌め込まれている。これにより、カバー102には、図8(C)〜(E)に示すように、ケーブルブッシュ101が回動可能に取り付けられている。ケーブルブッシュ101は、図6(A)〜(C)及び図7(A)〜(C)に示すように、X軸に平行な係合部101aを中心軸として回動する。より詳しくは、第2ケーブル92が引き出される方向に沿った直線L1と、アクチュエータ本体11の平面13に平行な面F1とのなす角θが、大きくなる方向又は小さくなる方向に回動する。
また、図4に示すように、カバー102がモータハウジング202の−Y側の端面を覆う、カバー102の壁部分には、Y軸方向の貫通孔157が4つ形成されている。貫通孔157には、内周面に雌ねじ部が形成されている。折り返し部材150の+Y側から挿入されたボルト156は、折り返し部材ハウジング154の底部分に形成された貫通孔、ベアリングハウジング155の貫通孔、モータハウジング202の貫通孔に挿通されてから、貫通孔157の雌ねじ部に螺合する。これにより、ケーブル引出しユニット100はモータユニット200に固定されている。なお、本実施形態では、貫通孔157の内周面に雌ねじ部が形成されている。しかしながら、これに限らず、カバー102の壁部分の内側に、ボルト156が螺合するナットが固定又は配置されていてもよい。
以上、説明したように、本実施形態に係るケーブル引出しユニット100は、ケーブル90が挿通されるケーブルブッシュ101が回動可能に取り付けられているカバー102を有する。これにより、ケーブル90の引出し方向を任意の角度に容易に調整することができる。
また、ケーブル90は、カバー102の内部に収納される第1ケーブル91と、カバー102の外部に配線されている第2ケーブル92と、を有する。ケーブルブッシュ101には、第1ケーブル91が接続されているとともに、第2ケーブル92が着脱可能に接続されるコネクタ部93が固定されている。これにより、必要に応じて第2ケーブル92を着脱することができるため、ケーブル引出しユニット100の汎用性が高まり、より多くの種類の機器にケーブル引出しユニット100を取り付けることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態等によって限定されるものではない。
上記実施形態においては、円柱状の係合部101aがケーブルブッシュ101に形成されていた。しかしながら、これに限られず、図9(A)〜(E)に示す変形例1のように、八角柱状の係合部111aが形成されたケーブルブッシュ111であってもよい。また、係合部111aが嵌め込むことができる形状に合わせて、カバー112の被係合溝112bが形成されていてもよい。この場合、ケーブル90の引出し方向を調整する際には、ケーブルブッシュ111を+Y側に移動させることにより、係合部111aを被係合溝112bから外す必要がある。係合部111aを被係合溝112bから外した後で、ケーブルブッシュ111の角度を調整し、改めて係合部111aを被係合溝112bに嵌め込む。これにより、ケーブル90の引出し方向を45°毎に設定することができるとともに、ケーブル90に外部から衝撃が加わったとしても、ケーブル90の引出し方向が設定時の角度から変化してしまうことを抑制することができる。なお、変形例1に係るケーブルブッシュ111は、係合部及び被係合溝以外の点については、本発明の実施形態に係るケーブルブッシュ101と同一の構造を有する。
同様に、図10に示す変形例2のように、八角柱以外の多角柱状(例えば、十六角柱状)の係合部121aが形成されたケーブルブッシュ121であってもよい。また、係合部121aが嵌め込むことができる形状に合わせて、カバー122の被係合溝122bが形成されていてもよい。これにより、ケーブル90の引出し方向を多角柱に伴った角度に設定することができるとともに、ケーブル90に外部から衝撃が加わったとしても、ケーブル90の引出し方向が設定時の角度から変化してしまうことを抑制することができる。
また、図11(A)〜(D)に示す変形例3のように、ケーブルブッシュ131の回動に伴ってクリック感を発生させるクリック機構が形成された係合部131a及び被係合溝132bであってもよい。具体的には、ケーブルブッシュ131の係合部131aには、微細な半球状の凸部131bが形成されていてもよい。さらに、カバー132の被係合溝132bには、凸部131bを嵌め込むことができる複数の半球状の凹部132cが形成されていてもよい。凹部132cは、X軸を中心として所定の角度毎に複数形成されている。これにより、ケーブル90の引出し方向を調整する際、所定の角度毎に凸部131bが凹部132cに嵌め込まれるため、ユーザは所定の角度毎にクリック感を得ることができる。結果として、希望の角度にケーブル90の引出し方向を合わせやすくなる。また、凸部131bが凹部132cに嵌め込まれることにより、ケーブル90に外部から衝撃が加わったとしても、ケーブル90の引出し方向が設定時の角度から変化してしまうことを抑制することができる。
上記実施形態では、ケーブル90は、コネクタ部93は、第1ケーブル91,第2ケーブル92と、これらを電気的に接続するコネクタ部93とから構成されていた。しかしながら、これに限られず、図12に示す変形例4のように、1本のケーブル90Aから構成されていてもよい。
上記実施形態では、ケーブルブッシュ101の係合部101aは、+X側及び−X側に突出していた。しかしながら、これに限られず、図13(A)〜(C)に示す変形例5のように、+Z側及び−Z側のそれぞれに突出する円柱状の係合部141aが形成されたケーブルブッシュ141と、+Z側及び−Z側のそれぞれに係合部141aが嵌め込まれる被係合溝142bが形成されたカバー142と、が形成されているケーブル引出しユニット100Aであってもよい。これにより、ケーブル90は、Z軸を中心とした方向、すなわちアクチュエータ本体11の平面13に平行に揺動する方向に回動する。結果として、ケーブル90が平面13に対して平行に揺動する方向に回動することが必要な機器に、ケーブル引出しユニット100Aを取り付けることができる。
上記実施形態では、アクチュエータ10は折り返し部材150を有することにより、モータユニット200の−Y側にケーブル90が延びるとともに、アクチュエータ本体11の−Y側にロッド12の先端部が配置されていた。しかしながら、これに限られず、図14に示す変形例6のように、折り返し部材150を有しないアクチュエータ10Aであってもよい。これにより、ケーブル90が延びる方向と反対側にロッド12の先端部を配置させることが必要な機器に、アクチュエータ10Aを取り付けることができる。
上記実施形態では、ケーブルブッシュ101には係合部101aが形成されている一方で、カバー102には被係合溝102bが形成されていた。これに限られず、ケーブルブッシュ101には被係合溝が形成され、カバー102には係合部が形成されていてもよい。
上記実施形態では、アクチュエータ10はロッドタイプであった。このため、図3に示すように、ロッド12が移動体30に固定されているため、ロッド12は移動体30と一体として移動する。しかしながら、これに限られず、アクチュエータ10は、スライダタイプやテーブルタイプであってもよい。
図15に示すように、アクチュエータ10がスライダタイプである場合、アクチュエータ10は、ロッド12の代わりに、アクチュエータ本体11の上面を+Y方向及び−Y方向の双方向に移動可能なスライダSを有する。スライダSは移動体30に固定されているため、スライダSは移動体30とともにY軸方向に移動する。
図16に示すように、アクチュエータ10がテーブルタイプである場合は、アクチュエータ10は、ロッド12の代わりに、アクチュエータ本体11の上面を+Y方向及び−Y方向の双方向に移動可能なテーブルTを有する。テーブルTは、スライダSよりも大型であり、ハウジング60の上面(+Z側の面)と先端面(−Y側の端面)とを覆う。テーブルTは、移動体30とともにY軸方向に移動する。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
10,10A アクチュエータ
11 アクチュエータ本体
12 ロッド
12a 挿入孔
12b ロッド本体
12c 先端金具
13 平面
30 移動体
31 ガイド用突出部
40 ボールねじ
41 ボールねじ軸
42 ボールねじナット
50 振れ止め部材
60 ハウジング
61 ガイドレール部
62 ロッド挿通孔
63 ボールねじ軸支持機構
64 ボールねじ軸挿入孔
65 ベアリング
90,90A ケーブル
91 第1ケーブル
92 第2ケーブル
93 コネクタ部
100,100A ケーブル引出しユニット
101,111,121,131,141 ケーブルブッシュ
101a,111a,121a,131a,141a 係合部
102,112,122,132,142 カバー
102a 貫通孔
102b,112b,122b,132b,142b 被係合溝(被係合部)
131b 凸部
132c 凹部
150 折り返し部材
151,152 プーリ
153 ベルト
154 折り返し部材ハウジング
155 ベアリングハウジング
156 ボルト
157 貫通孔
200 モータユニット
201 モータ本体
202 モータハウジング
203 出力軸
L1 直線
F1 面
S スライダ
T テーブル

Claims (9)

  1. アクチュエータ本体と、
    前記アクチュエータ本体が有する平面に固定されているモータユニット及びケーブル引出しユニットと、
    前記モータユニットの一端部と前記アクチュエータ本体の一端部とを接続し、前記モータユニットに設置されたモータ本体の出力を前記アクチュエータ本体へ伝達する折り返し部材と、
    前記モータユニットから引き出されたケーブルと、
    を有し、
    前記ケーブル引出しユニットは、
    前記ケーブルの一部を覆うカバーと、
    前記カバーに回動可能に取り付けられ、前記ケーブルが挿通されるケーブルブッシュと、を備え、
    前記カバーの一端部は前記モータユニットの他端部を覆い、前記カバーの他端部には前記ケーブルブッシュが配置されるアクチュエータ
  2. 前記ケーブルブッシュ及び前記カバーの一方には係合部が形成され、前記ケーブルブッシュ及び前記カバーの他方には被係合部が形成され、
    前記係合部が前記被係合部に係合することにより、前記ケーブルブッシュは、前記カバーに回動可能に取り付けられている請求項1に記載のアクチュエータ
  3. 前記係合部は、円柱形状に形成され、
    前記被係合部は、前記円柱形状を嵌め込むことができる形状に形成されている請求項2に記載のアクチュエータ
  4. 前記係合部は、多角柱形状に形成され、
    前記被係合部は、前記多角柱形状を嵌め込むことができる形状に形成されている請求項2に記載のアクチュエータ
  5. 前記係合部及び前記被係合部には、前記ケーブルブッシュの回動に伴ってクリック感を発生させるクリック機構が形成されている請求項2から4のいずれか一項に記載のアクチュエータ
  6. 前記係合部及び前記被係合部の一方には、凸部が形成され、前記係合部及び前記被係合部の他方には、前記凸部が嵌め込まれる凹部が形成され、
    前記クリック機構は、前記凸部と前記凹部とから構成されている請求項5に記載のアクチュエータ
  7. 前記ケーブルは、前記カバーの内部に収納される第1ケーブルと、前記カバーの外部に配線されている第2ケーブルと、前記第1ケーブルと前記第2ケーブルとを電気的に接続するコネクタ部と、を有し、
    前記ケーブルブッシュは、前記第1ケーブルが固定されているとともに前記第2ケーブルが着脱可能に接続される前記コネクタ部を保持する請求項1から6のいずれか一項に記載のアクチュエータ
  8. 前記ケーブルブッシュの回動方向は、前記ケーブルが引き出される方向と前記平面に平行な面とのなす角が大きくなる方向又は小さくなる方向である請求項1から7のいずれか一項に記載のアクチュエータ
  9. 前記ケーブルブッシュの回動方向は、前記ケーブルが前記平面に平行に回動する方向である請求項1から7のいずれか一項に記載のアクチュエータ
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