JP6537103B2 - 光源装置、投写型表示装置及び光生成方法 - Google Patents

光源装置、投写型表示装置及び光生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、光源装置、投写型表示装置及び光生成方法に関し、特に、蛍光体とレーザー光源とを備える光源装置、投写型表示装置及び光生成方法に関する。
近年、投写型表示装置であるプロジェクタの光源は、信頼性や安定性、立ち上がり起動の速さの点から、ランプから固体光源に推移しつつある。固体光源として、3色のすべてにレーザーを用いる方法、蛍光体とレーザーを用いる方法、蛍光体とLEDを用いる方法などがある。例えば、大型スクリーンに投写するデジタルシネマ用のプロジェクタでは、高出力が求められるため、3色レーザー、もしくは蛍光体とレーザーを組み合わせた装置の利用が提案されている。
関連する技術として、例えば特許文献1や2が知られている。
国際公開第2014/196020号 国際公開第2014/115493号
固体光源の中では、青色レーザーは比較的安価で高出力あるが、緑色レーザー及び赤色レーザーは比較的高価で低出力であり、かつ、温度依存が大きいことから強力な冷却も必要となるため、3色のレーザーを用いると高価で大きい装置となる。そこで、関連する技術では、例えば黄色の蛍光体と青色レーザーを組み合わせることにより、高出力で比較的安価な小型の装置とする方法が提案されている(例えば特許文献1や2)。
上記のようにデジタルシネマでは、高出力が求められるとともに、色域についても規格化されている。図1は、デジタルシネマで規格化されている色域を示すxy色度図であり、図2は、その色域に対応する波長の強度分布を示している。
図1に示すように、デジタルシネマでは、各単色が、実線の四角枠で表されるターゲット901a〜901cを満たす必要がある。関連する技術のように黄色蛍光体と青色レーザーを組み合わせた構成の場合、図1の実線のような色域902となり、この時の波長は、図2の実線で表される分光特性904となる。
関連する技術において、デジタルシネマの規格を満たすには、図2の分光特性904から点線で表される分光特性905のように、フィルタなどによって波長の一部帯域をカットする必要がある。そうすることによって、図1の点線で表される色域903のようにデジタルシネマのターゲット色域に色を合わせこむことができる。
このように、関連する技術では、黄色蛍光体と青色レーザーを用いることで装置として効率性を高めている。しかし、デジタルシネマなどのターゲットに色を合わせる補正が必要となるために効率が損なわれる。したがって、関連する技術では、エネルギー損失を小さくして高出力化を可能にすること、すなわちエネルギー効率を向上することが困難であるという課題がある。
本発明は、上述した課題に鑑み、エネルギー効率を向上することが可能な光源装置、投写型表示装置及び光生成方法を提供することを目的とする。
本発明に係る光源装置は、励起光によって励起された黄色蛍光を発する黄色蛍光体と、赤色レーザー光を発する赤色レーザー光源と、前記発した黄色蛍光と前記発した赤色レーザー光とを合成した第1の合成光を生成する第1の光合成部と、青色レーザー光を発する青色レーザー光源と、前記合成された第1の合成光と前記発した青色レーザー光とを合成した第2の合成光を生成する第2の光合成部と、を備えるものである。
本発明に係る投写型表示装置は、励起光によって励起された黄色蛍光を発する黄色蛍光体と、赤色レーザー光を発する赤色レーザー光源と、前記発した黄色蛍光と前記発した赤色レーザー光とを合成した第1の合成光を生成する第1の光合成部と、青色レーザー光を発する青色レーザー光源と、前記合成された第1の合成光と前記発した青色レーザー光とを合成した第2の合成光を生成する第2の光合成部と、前記合成された第2の合成光に対し所定の波長の光をカットするフィルタと、前記フィルタを通過した光に基づいて画像光を投写する投写部と、を備えるものである。
本発明に係る光生成方法は、励起光によって励起された黄色蛍光を黄色蛍光体から発し、赤色レーザー光源から赤色レーザー光を発し、前記発した黄色蛍光と前記発した赤色レーザー光とを合成した第1の合成光を生成し、青色レーザー光源から青色レーザー光を発し、前記合成された第1の合成光と前記発した青色レーザー光とを合成した第2の合成光を生成するものである。
本発明によれば、エネルギー効率を向上することが可能な光源装置、投写型表示装置及び光生成方法を提供することができる。
関連する技術の光の色域を示す色度図である。 関連する技術の光の波長の強度分布を示すグラフである。 実施の形態1に係る白色光生成部(光源装置)の概略構成を示す構成図である。 実施の形態1に係るプロジェクタの概略構成を示す構成図である。 実施の形態1に係る光の色域を示す色度図である。 実施の形態1に係る光の波長の強度分布を示すグラフである。 実施の形態2に係る白色光生成部(光源装置)の概略構成を示す構成図である。 実施の形態2に係るプロジェクタの概略構成を示す構成図である。 実施の形態2に係るトリクロイックミラーの特性を示すグラフである。 実施の形態に係る光源装置の概要を示す構成図である。
(実施の形態の概要)
図10は、実施の形態に係る光源装置の概要を示す構成図である。図10に示すように、実施の形態に係る光源装置100は、黄色蛍光体101、赤色レーザー光源102、第1の光合成部103、青色レーザー光源104、第2の光合成部105を備えている。
黄色蛍光体101は、励起光によって励起された黄色蛍光を発する蛍光体である。赤色レーザー光源102は、赤色レーザー光を発する光源である。第1の光合成部103は、黄色蛍光体101が発した黄色蛍光と赤色レーザー光源102が発した赤色レーザー光とを合成した第1の合成光を生成する。
青色レーザー光源104は、青色レーザー光を発する光源である。第2の光合成部105は、第1の光合成部103が合成した第1の合成光と青色レーザー光源104が発した青色レーザー光とを合成した第2の合成光を生成する
このように、実施の形態では、白色光を生成するために、黄色蛍光体と青色レーザーに加えて、赤色レーザーを用いることとした。これにより、例えば、デジタルシネマなどの色に合わせるために必要となる補正を抑えることができるため、エネルギー効率を向上することができる。
すなわち、実施の形態では、例えばデジタルシネマの各単色ターゲットに色度を合わせるために、赤色レーザーを色調整として用いる。これにより、黄色蛍光体の一部カットしなければならない波長帯域を取り込むことで、エネルギー損失を小さくし、高効率の装置を提供する。また、実施の形態では、赤色レーザーと蛍光体を合成するためにトリクロイックミラーを使用することで、部品点数が少なく、小型化した構成も併せて提供する。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して実施の形態1について説明する。本実施の形態では、上記のように、光源として黄色蛍光体、青色レーザー、赤色レーザーを用いる。図3は、本実施の形態に係る白色光生成部(光源装置)の構成例を示し、図4は、この白色光生成部を含むプロジェクタの構成例を示している。
図3に示すように、本実施の形態に係る白色光生成部1は、主に、各色の光を生成する光源系として青色レーザーダイオードLD−E、蛍光体YP、赤色レーザーダイオードLD−R、青色レーザーダイオードLD−Bを備え、これらの光を合成する合成光学系としてダイクロイックミラーM−1、M−2、M−3を備えている。ダイクロイックミラーM−1及びM−2は、黄色蛍光と赤色レーザー光とを合成した第1の合成光を生成する第1の光合成部であり、ダイクロイックミラーM−3は、第1の合成光と青色レーザー光とを合成した第2の合成光を生成する第2の光合成部である。
青色レーザーダイオードLD−E(励起用レーザー光源)と、青色レーザーダイオードLD−Eからの光(励起用レーザー光)を反射するダイクロイックミラーM−2(第2のダイクロイックミラー)との間には、レンズL−1及びL−2、拡散板D−1、ライトトンネルLT−1、レンズL−3を備えている。
すなわち、蛍光体の励起用の光源として複数の青色レーザーダイオードLD−Eを平面状に並べている。青色レーザーダイオードLD−Eより放射された青色レーザー光をレンズL−1で平行光とする。レンズL−1で平行化(コリメート)された光は、レンズL−2にてライトトンネルLT−1の入射開口部に集光する。レンズL−2とライトトンネルLT−1の間には入射光を拡散させる拡散板D−1を配置する。
例えば、ライトトンネルLT−1は上下左右内面を反射ミラーとした中空の光学素子であるが、中空部と同じ形状のガラスロッド(ロッドインテグレータ)を用いても良い。ライトトンネルLT−1に入射した青色レーザー光はライトトンネル内面で複数回反射し、ライトトンネル出射部での照度分布を均一にする。ライトトンネルLT−1を出射した青色レーザー光は、レンズL−3を透過し、ダイクロイックミラーM−2に入射する。
蛍光体YPと、蛍光体YP及び赤色レーザーダイオードLD−Rからの光を反射するダイクロイックミラーM−3との間には、レンズL−5及びL−4、ダイクロイックミラーM−1及びM−2、レンズL−7を備えている。
ダイクロイックミラーM−1は、黄色透過−赤色長波長帯域反射の特性を有しており、蛍光体YPの黄色光の波長帯域は透過し、赤色レーザーダイオードLD−Rの赤色光の波長帯域は反射する。ダイクロイックミラーM−2は、青色反射−黄色透過の特性を有しており、励起光である青色レーザーダイオードLD−Eの青色光の波長帯域は反射し、蛍光体YP及び赤色レーザーダイオードLD−Rの黄色光及び赤色光の波長帯域は透過する。このため、ダイクロイックミラーM−2は、入射された青色レーザー光をダイクロイックミラーM−1側へ反射し、反射した光はダイクロイックミラーM−1を透過し、さらにレンズL−4、L−5、L−6を透過して蛍光体YPを照明する。蛍光体YPは、青色光で励起された黄色光を、レンズL−6、L−5、L−4を介してダイクロイックミラーM−1へ放射する。
赤色レーザーダイオードLD−Rと、赤色レーザーダイオードLD−Rからの光を反射するダイクロイックミラーM−1(第1のダイクロイックミラー)との間には、レンズL−21及びL−22、ディフューザーD−21、レンズL−23を備えている。
すなわち、赤色用の光源として、複数の赤色レーザーダイオードLD−Rを平面状に並べている。赤色レーザーダイオードLD−Rより放射された赤色レーザー光をレンズL−21で平行光とする。レンズL−21で平行化(コリメート)された光は、レンズL−22で集光される。レンズL−22による集光部(焦点)付近にディフューザーD−21を配置し、赤色レーザー光を拡散させる。ディフューザーD−21により拡散した赤色光は、レンズL−23を透過し、ダイクロイックミラーM−1に入射する。
ダイクロイックミラーM−1は、第1の合成方向(ダイクロイックミラーM−3へ向かう方向)へ蛍光体YPからの黄色光を透過するとともに、レンズL−23から入射された赤色光をダイクロイックミラーM−2(第1の合成方向)へ反射することで、黄色光と赤色光を合成する。ダイクロイックミラーM−2は、黄色光と赤色光が合成された光を第1の合成方向へ透過し、さらにレンズL−7を透過して、ダイクロイックミラーM−3に入射する。
青色レーザーダイオードLD−Bと、青色レーザーダイオードLD−B、蛍光体YP及び赤色レーザーダイオードLD−Rからの光を出射するライトトンネルLT−2との間には、レンズL−11及びL−12、ディフューザーD−11、レンズL−13、ダイクロイックミラーM−3、レンズL−8を備えている。
すなわち、青色用の光源として、複数の青色レーザーダイオードLD−Bを平面状に並べている。青色レーザーダイオードLD−Bより放射された青色レーザー光をレンズL−11で平行光とする。レンズL−11で平行化(コリメート)された光は、レンズL−12で集光される。L−12によるこの集光部(焦点)付近にディフューザーD−11を配置し、青色レーザー光を拡散させる。ディフューザーD−11により拡散した青色光は、レンズL−13を透過し、ダイクロイックミラーM−3に入射する。
ダイクロイックミラーM−3は、青色透過−黄色反射の特性を有しており、青色レーザーダイオードLD−Bの青色光の波長帯域は透過し、蛍光体YP及び赤色レーザーダイオードLD−Rの黄色光及び赤色光の波長帯域は透過する。このため、ダイクロイックミラーM−3は、第2の合成方向(ライトトンネルLT−2へ向かう方向)へレンズL−13から入射された青色光を透過するとともに、レンズL−7から入射された黄色光と赤色光の合成光をレンズL−8(第2の合成方向)へ反射することで、青色光と黄色光と赤色光を合成する。ダイクロイックミラーM−3で合成された光は、レンズL−8を透過してライトトンネルLT−2に入射する。ライトトンネルLT−2に入射する光は、黄色光と青色光と赤色光が加算された光であり、それぞれライトトンネルLT−2で均一化されて白色の光となって出射する。
図4に示すように、本実施の形態に係るプロジェクタ10は、主に、図3の白色光生成部1、生成された白色光を反射・分光するミラーM−31、TIRプリズムTP−31及びカラープリズムCP−31、分光された光から画像光を生成するデジタルミラーデバイス(DMD)MD−G(MD−R、MD−B)、生成された画像光を投写する投写レンズPL−31を備えている。
また、白色光生成部1のライトトンネルLT−2とミラーM−31の間には、レンズL−31及びL−32、フィルタNF−1を備え、ミラーM−31とTIRプリズムTP−31の間には、レンズL−33を備えている。
ライトトンネルLT−2を出射した白色光は、レンズL−31、L−32を透過し、フィルタNF−1により特定の波長をカットした後、ミラーM−31に入射する。ミラーM−31は入射された白色光を反射し、反射した光はレンズL−33を透過してTIRプリズムTP−31に入射する。TIRプリズムTP−31に入射した光は、プリズム内で全反射し、カラープリズムCP−31に入射する。カラープリズムCP−31は、白色光を緑色光、赤色光、青色光に分光するプリズムである。図4では、緑色光の光路のみ示し、赤色光及び青色光の光路は省略している。
カラープリズムCP−31で分光された緑色光は、緑色光用のデジタルミラーデバイスMD−Gへ入射する。デジタルミラーデバイスMD−Gへ入射した緑色光は、デジタルミラーデバイスMD−Gで画像の画素に合わせて光線角度を変えて反射し、再びカラープリズムCP−31へ入射する。カラープリズムCP−31で分光された赤色光と青色光も同様に、それぞれ赤色光用のデジタルミラーデバイスMD−R(不図示)、青色光用のデジタルミラーデバイスMD−B(不図示)へ入射し、デジタルミラーデバイスMD−R及びMD−Bで画像の画素に合わせて光線角度を変えて反射し、再びカラープリズムCP−31へ入射する。
カラープリズムCP−31へ入射した緑色光、赤色光、青色光はカラープリズムCP−31で合成され、合成された光はTIRプリズムTP−31へ入射する。カラープリズムCP−31から入射した光は、TIRプリズムTP−31を透過し、投写レンズPL−31へ入射し、投写レンズPL−31からスクリーンへ拡大投影される。
本実施の形態の効果について説明する。関連する技術のように、黄色蛍光体と青色レーザーダイオードの組み合わせた場合、スクリーンに投影される光は図2の実線のような分光特性904となる。例えば図4のフィルタNF−1のように波長の一部をカットするフィルタをライトトンネルLT−2とカラープリズムCP−31の間に配置することで、デジタルシネマの各単色(青、赤、緑)のターゲットに調整すると、図2の破線のような分光特性905になる。
図5は、本実施の形態の色域を示しており、図6は、その色域に対応する波長の強度分布を示している。本実施の形態では赤色レーザーダイオードを追加することで図5の実線のような色域502となり、図6の実線のような分光特性504となる。これをデジタルシネマのターゲット色に調整すると図5の破線のような色域503となり、図6の破線のような分光特性505になる。本実施の形態では、関連する技術のような図2の長波長側帯域のカット分を取り込むために、図6のように赤帯域の長波長をLDで補うことを特長とする。そのため、本実施の形態では図6のように長波長側の色調整によるカットは不要となる。なお、本実施の形態で合成する黄色蛍光と赤色レーザー光のスペクトル成分は、一部重なる場合も想定される。例えば、黄色蛍光が、長波長側のスペクトル成分を有するような場合である。その場合は、黄色蛍光と赤色レーザー光とを合成する際に、黄色蛍光の一部のスペクトル成分はカットされることになる。本実施の形態における合成は、このように、一部のスペクトル成分がカットされた黄色蛍光と赤色レーザー光との合成を含むものとする。
本実施の形態の構成をとることで、同程度の光量を得るために、黄色蛍光体の励起エネルギーを6割程度に抑えることができる。また、ターゲット色調整でのエネルギー損失も4割程度から1割近くに改善することができる。結果として装置全体の必要光量を6〜7割程度に抑えることができる。さらに副次的な効果として、赤色レーザーダイオードのみの赤色発光に対して波長帯域の広い蛍光光を混ぜることでスペックルの軽減効果も得ることができる。
(実施の形態2)
以下、図面を参照して実施の形態2について説明する。本実施の形態では、トリクロイックミラーを使用する例について説明する。図7は、本実施の形態に係る白色光生成部(光源装置)の構成例を示し、図8は、この白色光生成部を含むプロジェクタの構成例を示している。
図7に示すように、本実施の形態に係る白色光生成部1は、主に、各色の光を生成する光源系として青色レーザーダイオードLD−E、蛍光体YP、赤色レーザーダイオードLD−R、青色レーザーダイオードLD−Bを備え、これらの光を合成する合成光学系としてダイクロイックミラーM−3、トリクロイックミラーM−4を備えている。
本実施の形態では、実施の形態1と比べて、ダイクロイックミラーM−1及びM−2の代わりに、トリクロイックミラーM−4を備えている。その他の構成については、実施の形態1と同様であるため、適宜説明を省略する。
すなわち、励起用の光源である青色レーザーダイオードLD−Eより放射された青色レーザー光は、レンズL−1及びL−2、拡散板D−1、レンズL−3を透過し、トリクロイックミラーM−4に入射する。また、赤色レーザーダイオードLD−Rより放射された赤色レーザー光は、レンズL−21及びL−22、ディフューザーD−21、レンズL−23を透過し、トリクロイックミラーM−4に入射する。
トリクロイックミラーM−4は、青色反射−黄色透過−赤色長波長帯域反射の特性を有しており、励起光である青色レーザーダイオードLD−Eの波長帯域は反射し、蛍光体YPの黄色光の波長帯域は透過し、赤色レーザーダイオードLD−Rの赤色光の波長帯域は反射する。
トリクロイックミラーM−4の分光透過率を図9に示す。図9における点線601が励起光LD−EとYP蛍光光とLD−Rの分光波形を示しており、実線602がトリクロイックミラーM−4の分光透過率となっている。
このため、トリクロイックミラーM−4は、レンズL−3から入射された青色レーザー光を蛍光体YP側へ反射し、反射した光はレンズL−4、L−5、L−6を透過して蛍光体YPを照明する。蛍光体YPは、青色光で励起された黄色光を、レンズL−6、L−5、L−4を介してトリクロイックミラーM−4へ放射する。さらに、トリクロイックミラーM−4は、第1の合成方向へ蛍光体YPからの黄色光を透過するとともに、レンズL−23から入射された赤色光をダイクロイックミラーM−3(第1の合成方向)へ反射することで、黄色光と赤色光を合成する。黄色光と赤色光が合成された光は、レンズL−7を透過して、ダイクロイックミラーM−3に入射する。
青色レーザーダイオードLD−Bより放射された青色レーザー光は、レンズL−11及びL−12、ディフューザーD−11、レンズL−13を透過して、ダイクロイックミラーM−3に入射する。ダイクロイックミラーM−3は、レンズL−13から入射された青色光と、レンズL−7から入射された黄色光及び赤色光とを合成し、合成された光は、レンズL−8、ライトトンネルLT−2を介して白色の光となって出射する。
図8に示すように、本実施の形態に係るプロジェクタ10は、実施の形態1と同様に、主に、図7の白色光生成部1、生成された白色光を反射・分光するミラーM−31、TIRプリズムTP−31及びカラープリズムCP−31、分光された光から画像光を生成するデジタルミラーデバイスMD−G(MD−R、MD−B)、生成された画像光を投写する投写レンズPL−31を備えている。
すなわち、実施の形態1と同様に、ライトトンネルLT−2を出射した白色光は、レンズL−31、L−32を透過し、フィルタNF−1により特定の波長をカットした後、ミラーM−31で反射し、TIRプリズムTP−31、カラープリズムCP−31を介して、デジタルミラーデバイスMD−G、MD−R、MD−Bに入射する。さらに、デジタルミラーデバイスMD−G、MD−R、MD−Bで反射した光は、カラープリズムCP−31、TIRプリズムTP−31を介して、投写レンズPL−31からスクリーンへ拡大投影される。
以上のように、本実施の形態では、実施の形態1のダイクロイックミラーM−1及びM−2の代わりに、トリクロイックミラーM−4を備えた。これにより、実施の形態1と同様に、エネルギー効率を向上できるとともに、部品点数を削減できるため、装置を小型化することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 白色光生成部
10 プロジェクタ
100 光源装置
101 黄色蛍光体
102 赤色レーザー光源
103 第1の光合成部
104 青色レーザー光源
105 第2の光合成部
LD−E 青色レーザーダイオード
LD−R 赤色レーザーダイオード
LD−B 青色レーザーダイオード
YP 蛍光体
L−1〜L−8 レンズ
L−11〜L−13 レンズ
L−21〜L−23 レンズ
D−1 拡散板
D−11、D−21 ディフューザー
LT−1、LT−2 ライトトンネル
M−1〜M−3 ダイクロイックミラー
M−4 トリクロイックミラー
M−31 ミラー
L−31〜L−33 レンズ
NF−1 フィルタ
CP−31 カラープリズム
TP−31 TIRプリズム
PL−31 投写レンズ
MD−G デジタルミラーデバイス(DMD)

Claims (4)

  1. 励起光によって励起された黄色蛍光を発する黄色蛍光体と、
    前記励起光として青色の励起用レーザー光を発する励起用レーザー光源と、
    赤色レーザー光を発する赤色レーザー光源と、
    前記発した黄色蛍光と前記発した赤色レーザー光とを合成した第1の合成光を生成する第1の光合成部と、
    青色レーザー光を発する青色レーザー光源と、
    前記合成された第1の合成光と前記発した青色レーザー光とを合成した第2の合成光を生成する第2の光合成部と、
    を備え、
    前記第1の光合成部は、
    前記発した赤色レーザー光を合成方向へ反射するとともに、前記黄色蛍光体から前記合成方向へ照射された黄色蛍光を透過する第1のダイクロイックミラーと、
    前記発した励起用レーザー光を前記黄色蛍光体へ反射するとともに、前記第1のダイクロイックミラーから前記合成方向へ前記赤色レーザー光及び前記黄色蛍光を透過する第2のダイクロイックミラーと、を備える、
    光源装置。
  2. 前記合成された第2の合成光に対し所定の波長の光をカットするフィルタを備える、
    請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記フィルタは、前記第2の合成光の色をデジタルシネマで規定された色に補正する、
    請求項2に記載の光源装置。
  4. 励起光によって励起された黄色蛍光を発する黄色蛍光体と、
    前記励起光として青色の励起用レーザー光を発する励起用レーザー光源と、
    赤色レーザー光を発する赤色レーザー光源と、
    前記発した黄色蛍光と前記発した赤色レーザー光とを合成した第1の合成光を生成する第1の光合成部と、
    青色レーザー光を発する青色レーザー光源と、
    前記合成された第1の合成光と前記発した青色レーザー光とを合成した第2の合成光を生成する第2の光合成部と、
    前記合成された第2の合成光に対し所定の波長の光をカットするフィルタと、
    前記フィルタを通過した光に基づいて画像光を投写する投写部と、
    を備え、
    前記第1の光合成部は、
    前記発した赤色レーザー光を合成方向へ反射するとともに、前記黄色蛍光体から前記合成方向へ照射された黄色蛍光を透過する第1のダイクロイックミラーと、
    前記発した励起用レーザー光を前記黄色蛍光体へ反射するとともに、前記第1のダイクロイックミラーから前記合成方向へ前記赤色レーザー光及び前記黄色蛍光を透過する第2のダイクロイックミラーと、を備える、
    投写型表示装置。
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