JP7131120B2 - 照明装置及びプロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、照明装置及びプロジェクターに関するものである。
近年、プロジェクターに用いる光源装置として、青色レーザー光と、青色レーザー光で励起して生成した蛍光とを合成して照明光を生成する技術がある。例えば下記特許文献1には、黄色の蛍光、青色レーザー及び赤色レーザー光を合成して出射する光源装置が開示されている。
特開2016-224304号公報
上記照明装置では、合成ミラーにおいて蛍光を透過させるとともに赤色レーザー光が反射されることで2つの光を同じ方向に射出することで照明光を生成する。
ここで、例えば、蛍光に含まれる赤色成分における合成ミラーの透過率を高くした場合、合成ミラーを透過する赤色レーザー光が増加することで、赤色レーザー光に生じる光損失が増大する。一方、例えば、赤色レーザー光における合成ミラーの反射率を高くした場合、蛍光に含まれる赤色成分の合成ミラーによる反射量が増えることで、蛍光に生じる光損失が増大する。このように上記照明装置では、蛍光の赤色成分及び赤色レーザー光のいずれかに常に損失が生じる。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの態様の照明装置は、青色レーザー発光素子と、所定波長帯の光を射出する赤色レーザー発光素子と、前記青色レーザー発光素子からの光の一部を拡散して反射する拡散反射素子と、前記青色レーザー発光素子からの光の一部により励起されて蛍光を発光する蛍光体と、前記蛍光体の前記青色レーザー発光素子からの光が入射する第1面と反対の第2面に設けられ、前記赤色レーザー発光素子からの光を透過させるバンドパスフィルターと、前記青色レーザー発光素子からの光に対して偏光分離機能を有する偏光分離合成素子と、前記偏光分離合成素子と前記拡散反射素子との間に設けられた第1位相差板と、を備え、前記偏光分離合成素子は、前記青色レーザー発光素子からの光を偏光分離した青色第1偏光成分を前記拡散反射素子に導くとともに、前記青色レーザー発光素子からの光を偏光分離した青色第2偏光成分を前記蛍光体に導き、前記蛍光体から射出された蛍光と、前記蛍光体の前記第2面から入射して前記第1面から射出した前記赤色レーザー発光素子からの光と、前記青色第1偏光成分が前記拡散反射素子および前記第1位相差板を経由して異なる偏光状態に変換された青色拡散光と、を合成して照明光を生成する、ことを特徴とする。
上記態様の照明装置では、前記バンドパスフィルターは、前記赤色レーザー発光素子からの光が入射する入射面側に設けられた第1の拡散層を有する、のが好ましい。
また、本発明の別の態様の照明装置は、青色レーザー発光素子と、所定波長帯の光を射出する赤色レーザー発光素子と、前記青色レーザー発光素子からの光の一部を拡散して反射する拡散反射素子と、前記青色レーザー発光素子からの光の一部により励起されて蛍光を発光する蛍光体と、前記蛍光体の前記青色レーザー発光素子からの光が入射する第1面と反対の第2面に設けられ、前記赤色レーザー発光素子からの光を透過させる開口を有する反射膜と、前記青色レーザー発光素子からの光に対して偏光分離機能を有する偏光分離合成素子と、前記偏光分離合成素子と前記拡散反射素子との間に設けられた第1位相差板と、を備え、前記偏光分離合成素子は、前記青色レーザー発光素子からの光を偏光分離した青色第1偏光成分を前記拡散反射素子に導くとともに、前記青色レーザー発光素子からの光を偏光分離した青色第2偏光成分を前記蛍光体に導き、前記蛍光体から射出された前記蛍光と、前記赤色レーザー発光素子からの光が前記開口を介して前記蛍光体の前記第2面から入射して前記第1面から射出することで拡散された赤色拡散光と、前記青色第1偏光成分が前記拡散反射素子および前記第1位相差板を経由して異なる偏光状態に変換された青色拡散光と、を合成して照明光を生成する、ことを特徴とする。
上記態様の照明装置では、前記反射膜の前記開口に設けられた第2の拡散層をさらに備える、のが好ましい。
上記態様の照明装置では、前記拡散反射素子と前記偏光分離合成素子との間に配置されるピックアップ光学系と、前記赤色レーザー発光素子と前記蛍光体との間に配置される集光光学系と、をさらに備え、前記ピックアップ光学系及び前記集光光学系は、同一のレンズ構成を有する、のが好ましい。
上記態様の照明装置では、前記蛍光体は、前記赤色レーザー発光素子からの光を拡散させる、のが好ましい。
上記態様の照明装置では、前記偏光分離合成素子と前記青色レーザー発光素子との間に回転可能に配置された第2位相差板をさらに備える、のが好ましい。
本発明の一つの態様のプロジェクターは、上記態様に係る照明装置と、前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、前記画像光を投射する投射光学系と、を備えることを特徴とする。
実施形態のプロジェクターの概略構成図である。 照明装置の概略構成を示す図である。 偏光ビームスプリッターの分光透過率特性を示す図である。 バンドパスフィルターの分光透過率特性を示す図である。 実施形態に係る蛍光発光素子の構成を示す断面図である。 第二実施形態の変形例に係る蛍光発光素子の構成を示す断面図である。 第二実施形態の変形例に係る蛍光発光素子の構成を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
(第一実施形態)
図1は本実施形態のプロジェクターの概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー映像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、照明装置2と、色分離光学系3と、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bと、合成光学系5と、投射光学系6とを備えている。
本実施形態の照明装置2は、色分離光学系3に向けて白色の照明光WLを射出する。色分離光学系3は、照明装置2からの照明光WLを赤色光LR(例えば、波長帯が600nm~700nmの光)と、緑色光LG(例えば、波長帯が500nm~600nmの光)と、青色光LB(例えば、波長帯が440nm~470nmの光)とに分離する。
色分離光学系3は、第1のダイクロイックミラー7a及び第2のダイクロイックミラー7bと、第1の全反射ミラー8a、第2の全反射ミラー8b及び第3の全反射ミラー8cと、第1のリレーレンズ9a及び第2のリレーレンズ9bとを概略備えている。
第1のダイクロイックミラー7aは、照明装置2からの照明光WLを赤色光LRと、その他の光(緑色光LG及び青色光LB)とに分離する。第1のダイクロイックミラー7aは、分離された赤色光LRを透過すると共に、その他の光(緑色光LG及び青色光LB)を反射する。一方、第2のダイクロイックミラー7bは、緑色光LGを反射すると共に青色光LBを透過することによって、その他の光を緑色光LGと青色光LBとに分離する。
第1の全反射ミラー8aは、赤色光LRの光路中に配置されて、第1のダイクロイックミラー7aを透過した赤色光LRを光変調装置4Rに向けて反射する。一方、第2の全反射ミラー8b及び第3の全反射ミラー8cは、青色光LBの光路中に配置されて、第2のダイクロイックミラー7bを透過した青色光LBを光変調装置4Bに導く。緑色光LGは、第2のダイクロイックミラー7bから光変調装置4Gに向けて反射される。
第1のリレーレンズ9aは青色光LBの光路中における第2のダイクロイックミラー7bと第2の全反射ミラー8bとの間に配置されている。第2のリレーレンズ9bは青色光LBの光路中における第2の全反射ミラー8bと第3の全反射ミラー8cとの間に配置されている。
光変調装置4Rは、赤色光LRを画像情報に応じて変調し、赤色光LRに対応した画像光を形成する。光変調装置4Gは、緑色光LGを画像情報に応じて変調し、緑色光LGに対応した画像光を形成する。光変調装置4Bは、青色光LBを画像情報に応じて変調し、青色光LBに対応した画像光を形成する。
光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bには、例えば透過型の液晶パネルが用いられている。また、液晶パネルの入射側及び射出側各々には、偏光板(図示せず。)が配置されている。以下、光変調装置4R,光変調装置4G,光変調装置4Bを単に光変調装置4R,4G,4Bと称すことにする。
また、光変調装置4R,4G,4Bの入射側には、それぞれフィールドレンズ10R,フィールドレンズ10G,フィールドレンズ10Bが配置されている。フィールドレンズ10R,フィールドレンズ10G,フィールドレンズ10Bは、光変調装置4R,4G,4Bそれぞれに入射する赤色光LR,緑色光LG,青色光LBそれぞれをテレセントリック化する。
合成光学系5には、光変調装置4R,4G,4Bからの画像光が入射する。合成光学系5は、各々が赤色光LR,緑色光LG,青色光LBに対応した画像光を合成し、この合成された画像光を投射光学系6に向けて射出する。合成光学系5には、例えばクロスダイクロイックプリズムが用いられている。
投射光学系6は、投射レンズ群からなり、合成光学系5により合成された画像光をスクリーンSCRに向けて拡大投射する。これにより、スクリーンSCR上には、拡大されたカラー映像が表示される。
(照明装置)
続いて、照明装置2について説明する。図2は照明装置の概略構成を示す図である。図2に示すように、照明装置2は、青色アレイ光源21と、第1コリメーター光学系22と、ホモジナイザー光学系23と、第2位相差板28aと、偏光ビームスプリッター(偏光分離合成素子)25と、第1のピックアップ光学系(ピックアップ光学系)29と、第1位相差板28bと、拡散反射素子30と、第2のピックアップ光学系26と、蛍光発光素子27と、赤色補助光源40と、第2コリメーター光学系41と、アフォーカル光学系42と、集光光学系43と、フライアイインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とを備えている。
青色アレイ光源21と、第1コリメーター光学系22と、ホモジナイザー光学系23と、第2位相差板28aと、偏光ビームスプリッター25と、第1位相差板28bと、第1のピックアップ光学系29と、拡散反射素子30とは、青色アレイ光源21の光軸ax1上に順次並んで配置されている。
また、赤色補助光源40と、第2コリメーター光学系41と、アフォーカル光学系42と、集光光学系43と、蛍光発光素子27と、第2のピックアップ光学系26と、偏光ビームスプリッター25と、フライアイインテグレーター31と、偏光変換素子32と、重畳レンズ33とは、照明光軸ax2上に順次並んで配置されている。光軸ax1と照明光軸ax2とは、同一面内にあり、互いに直交する。
青色アレイ光源21は複数の青色レーザー発光素子21aを備える。複数の青色レーザー発光素子21aは光軸ax1と直交する面内において、アレイ状に並んで配置されている。青色レーザー発光素子21aは、例えば青色の光線BL(例えば波長帯が440nm~470nmの青色レーザー光)を射出する。
青色アレイ光源21から射出された光線BLは、第1コリメーター光学系22に入射する。第1コリメーター光学系22は、青色アレイ光源21から射出された光線BLを平行光に変換する。第1コリメーター光学系22は、例えばアレイ状に並んで配置された複数のコリメーターレンズ22aから構成されている。複数のコリメーターレンズ22aは、複数の青色レーザー発光素子21aに対応して配置される。
第1コリメーター光学系22を通過した光線BLは、ホモジナイザー光学系23に入射する。ホモジナイザー光学系23は、マルチレンズ23a、23bを有する。ホモジナイザー光学系23は、第2のピックアップ光学系26と協同して被照明領域(蛍光体34)における照度分布を均一化する。また、ホモジナイザー光学系23は、第1のピックアップ光学系29と協同して被照明領域(拡散反射素子30)における照度分布を均一化する。
ホモジナイザー光学系23を透過した光線BLは第2位相差板28aに入射する。第2位相差板28aは、例えば回転可能に配置された1/2波長板である。青色レーザー発光素子21aから射出された光線BLは直線偏光である。第2位相差板28aの回転角度を適切に設定することにより、第2位相差板28aを透過する光線BLを、後述する偏光ビームスプリッター25に対するS偏光とP偏光とを所定の比率で含む光線とすることができる。第2位相差板28aを回転させることにより、S偏光とP偏光との比率を変化させることができる。
第2位相差板28aを通過することで生成されたS偏光とP偏光とを含む光線BLは偏光ビームスプリッター25に入射する。偏光ビームスプリッター25は、光軸ax1及び照明光軸ax2に対して45°の角度をなすように配置される。
ところで、本実施形態の照明装置2は、赤色補助光源40から射出した光によって照明光WLの赤色成分(赤色光LR)を補うようにしている。これにより、プロジェクター1における表示画像の赤色成分を補うことで最適なホワイトバランスを有する白色光を表示可能となる。赤色補助光源40は赤色レーザー発光素子40aを複数有する。なお、赤色レーザー発光素子40aの数は特に限定されない。
本実施形態において、赤色レーザー発光素子40aは所定波長帯の光として赤色補助光線RLを射出する。具体的に、赤色補助光線RLは、例えば635~645nmにピーク波長をもつレーザー光である。
図3は偏光ビームスプリッターの分光透過率特性を示す図である。図3において、縦軸は偏光ビームスプリッターの透過率に相当し、横軸は偏光ビームスプリッターに入射する光の波長に相当する。また、図3において、P偏光における透過率特性を実線で示し、S偏光における透過率特性を破線で示した。なお、図3において、波長λB0は光線BLの波長より長く、蛍光YLの帯域の最短波長より短い波長である。
図3に示すように、偏光ビームスプリッター25において、P偏光は可視域全域にわたって90%以上の高い透過率である。偏光ビームスプリッター25において、S偏光はλB以下の短波長域で透過率がゼロないしは略ゼロである。
本実施形態において、偏光ビームスプリッター25は、青色レーザー発光素子21aからの光線BLを、偏光ビームスプリッター25に対するS偏光の光線BLs(青色第2偏光成分)とP偏光の光線BLp(青色第1偏光成分)とに分離する偏光分離機能を有する。これにより、P偏光の光線BLpは偏光ビームスプリッター25を透過して拡散反射素子30に向かい、S偏光の光線BLsは偏光ビームスプリッター25で反射されて蛍光発光素子27に向かう。
偏光ビームスプリッター25を透過して拡散反射素子30に向かうP偏光の光線BLpは、第1位相差板28bに入射する。第1位相差板28bは、偏光ビームスプリッター25と拡散反射素子30との間の光路中に配置された1/4波長板から構成される。第1位相差板28bは、青色レーザー発光素子21aからの光線BLに対して1/4波長の位相差を付与するように設定されている。
したがって、P偏光の光線BLpは、この第1位相差板28bによって、例えば、右回り円偏光の青色光線BLc1に変換された後、第1のピックアップ光学系29に入射する。第1のピックアップ光学系29は、例えば2枚のレンズ29a、29bから構成される。ホモジナイザー光学系23及び第1のピックアップ光学系29を経由した青色光線BLc1は、拡散反射素子30に対して照度分布が均一化された状態で入射する。
拡散反射素子30は、偏光ビームスプリッター25における蛍光体34の反対側に配置され、第1のピックアップ光学系29から射出された青色光線BLc1を偏光ビームスプリッター25に向けて拡散反射させる。
本実施形態によれば、青色光線BLc1を拡散反射させることで略均一な照度分布の青色拡散光BLc2が得られる。例えば、右回り円偏光の青色光線BLc1は左回り円偏光の青色拡散光BLc2として反射される。青色拡散光BLc2は第1のピックアップ光学系29によって平行光に変換された後に再び第1位相差板28bに入射する。
左回り円偏光の青色拡散光BLc2は、第1位相差板28bによってS偏光の青色拡散光BLs1に変換される。S偏光の青色拡散光BLs1は、偏光ビームスプリッター25によってフライアイインテグレーター31に向けて反射される。
一方、偏光ビームスプリッター25で反射されたS偏光の光線BLsは、第2のピックアップ光学系26に入射する。第2のピックアップ光学系26は、光線BLs及びを蛍光体34に向けて集光させる。
本実施形態において、第2のピックアップ光学系26は、例えばレンズ26a、26bから構成される。ホモジナイザー光学系23及び第2のピックアップ光学系26を経由した光線BLsは、蛍光発光素子27の被照明領域に対して照度分布が均一化された状態で入射する。蛍光発光素子27は、蛍光体34とバンドパスフィルター35とを有している。
蛍光体34は、光線BLsを吸収して励起される。この光線BLsにより励起された蛍光体は、例えば波長帯が500~700nmの黄色の蛍光YLを射出する。本実施形態の蛍光体34は、例えば、バインダー内に蛍光体粒子及び散乱体を分散することで構成される。なお、蛍光体34の側面には、蛍光YLを反射する反射膜(不図示)が設けられている。
バンドパスフィルター35は、蛍光体34における光線BLsが入射する上面(第1面)34aと反対の下面(第2面)34bに設けられている。バンドパスフィルター35は、赤色レーザー発光素子40aから射出された赤色補助光線RLを透過させる光学特性を有する。
図4はバンドパスフィルターの分光透過率特性を示す図である。図4において、縦軸はバンドパスフィルターの透過率に相当し、横軸はバンドパスフィルターに入射する光の波長に相当する。図4において、波長λR1は赤色補助光線RLの所定波長帯の最短波長と同等もしくは僅かに短く、波長λR2は赤色補助光線RLの所定波長帯の最長波長と同等もしくは僅かに長い。なお、波長λR1および波長λR2間の帯域は50nm以下に設定するのが好ましく、赤色補助光線RLの波長帯(635nm~645nm)と概ね一致させるのがより望ましい。
図4に示すように、バンドパスフィルター35において、波長λR1および波長λR2間の帯域は90%以上の高い透過率であり、それ以外の帯域では透過率がゼロないしは略ゼロである。そのため、後述する赤色レーザー発光素子40aからの光(赤色補助光線RL)はバンドパスフィルター35を透過する。
ここで、赤色レーザー発光素子40aから射出された赤色補助光線RLは、第2コリメーター光学系41に入射する。第2コリメーター光学系41は、赤色レーザー発光素子40aから射出された赤色補助光線RLを平行光に変換する。第2コリメーター光学系41は、例えばアレイ状に並んで配置された複数のコリメーターレンズ41aから構成されている。複数のコリメーターレンズ22aは、複数の赤色レーザー発光素子40aに対応して配置される。
第2コリメーター光学系41を通過した複数の赤色補助光線RLは、アフォーカル光学系42にそれぞれ入射する。アフォーカル光学系42は、凸レンズ42a及び凹レンズ42bから構成され、複数の赤色補助光線RLを含む光線束の光束径を縮小する。
アフォーカル光学系42を透過することで光束径が縮小した複数の赤色補助光線RLを含む光線束は集光光学系43に入射する。集光光学系43により赤色補助光線RLは蛍光発光素子27に集光された状態で入射する。集光光学系43は、例えば2枚のレンズ43a、43bから構成される。
赤色補助光線RLはバンドパスフィルター35を透過して蛍光体34の下面34bから蛍光体34内に入射する。蛍光体34に入射した赤色補助光線RLは、蛍光体34に含まれる散乱体によって拡散されながら内部を伝播した後、上面34aから射出される。これにより、赤色補助光線RLは、蛍光体34を透過することで赤色拡散光RL1として射出される。すなわち、本実施形態において、蛍光体34は赤色補助光線RLに対して拡散板として機能する。
本実施形態のバンドパスフィルター35は、図2に示すように、赤色補助光線RLが入射する入射側に拡散層(第1の拡散層)36を有する。この構成によれば、赤色補助光線RLはバンドパスフィルター35を透過した際に拡散されるようになる。本実施形態の蛍光発光素子27によれば、拡散層36による拡散作用及び蛍光体34による拡散作用によって赤色補助光線RLを十分に拡散させることができる。よって、蛍光発光素子27から射出された赤色拡散光RL1の発光分布を蛍光YLの発光分布に近づけることができる。
また、本実施形態において、集光光学系43は、第1のピックアップ光学系29と同一のレンズ構成を有する。ここで、同一のレンズ構成とは、同じレンズ形状、レンズの枚数が同じことをいう。すなわち、集光光学系43を構成する2枚のレンズ43a,43bは、第1のピックアップ光学系29を構成する2枚のレンズ29a,29bとそれぞれ同じである。
この構成によれば、集光光学系43における光の集光度と第1のピックアップ光学系29における光の集光度とが等しくなる。そのため、集光光学系43によって蛍光発光素子27に集光された状態で入射する赤色補助光線RLの入射角度と、第1のピックアップ光学系29によって拡散反射素子30に集光された状態で入射する赤色補助光線RLの入射角度とは概ね等しい。拡散光の拡散度合いは、拡散部材に対する光の入射角に概ね依存する。したがって、蛍光発光素子27から射出された赤色拡散光RL1の拡散度合いと、拡散反射素子30から射出された青色拡散光BLs1の拡散度合いとは概ね等しくなる。
蛍光発光素子27から射出された赤色拡散光RL1は第2のピックアップ光学系26で平行光に変換された後、偏光ビームスプリッター25に入射する。
蛍光YLは蛍光体34内の全方位に放射されるため、一部の蛍光YLはバンドパスフィルター35を介さずに蛍光体34の上面34aから直接射出される。また、他の残りの一部の蛍光YLは蛍光体34の下面34bに設けられたバンドパスフィルター35に入射する。
蛍光YLは緑色蛍光KG及び赤色蛍光KRを含む。蛍光YLのうち赤色蛍光KRの波長帯は、赤色補助光源40から射出された赤色補助光線RLの波長帯(635nm~645nm)を含む。上述のようにバンドパスフィルター35は赤色補助光線RLを透過する。そのため、バンドパスフィルター35は、赤色蛍光KRのうち赤色補助光線RLの所定波長帯に対応する赤色成分も透過する。ここで、所定波長帯に対応する赤色成分とは図4に示した波長λR1および波長λR2間の帯域の成分に相当する。バンドパスフィルター35を透過した成分は不図示の遮光部材で遮光されるため、後述の照明光WLとして利用されない。すなわち、バンドパスフィルター35を透過した成分は光損失となるが、この成分は狭帯域であって蛍光YL全体に占める割合は僅かであるので、照明装置2全体で考えた場合、蛍光YLの赤色成分の光損失は十分少ないと言える。バンドパスフィルター35を透過した成分による損失は赤色補助光源40から射出される赤色補助光線RLによって補償可能である。
なお、図3に示した波長λR1および波長λR2間の帯域は赤色補助光線RLの波長帯と完全に一致させるのが望ましい。このようにすれば、照明光として利用できない赤色成分を最小限に抑えることができる。
また、波長λR1および波長λR2の帯域と異なる波長帯の蛍光YLは概ねバンドパスフィルター35で反射され、蛍光体34の上面34aから外部へと射出される。このようにして、蛍光YLが蛍光体34から第2のピックアップ光学系26に向けて射出される。蛍光YLは第2のピックアップ光学系26にピックアップされることで平行化されて、偏光ビームスプリッター25に入射する。
本実施形態において、図3に示したように、偏光ビームスプリッター25は蛍光YL及び赤色拡散光RL1を偏光状態によらず透過させる特性を有する。そのため、偏光ビームスプリッター25は、拡散反射素子30で拡散された青色拡散光BLs1と、蛍光発光素子27を透過した赤色拡散光RL1と、蛍光YLとを一方向(フライアイインテグレーター31に向かう方向)に射出する。
これにより、本実施形態の偏光ビームスプリッター25は、青色拡散光BLs1と、赤色拡散光RL1と、蛍光YLとを合成して照明光WLを生成する。本実施形態において、赤色拡散光RL1は赤色補助光源40から射出した赤色補助光線RLの全光束(100%)に相当する。
照明光WLは、フライアイインテグレーター31に向けて射出される。フライアイインテグレーター31は、第1マルチレンズ31aと第2マルチレンズ31bとを有する。第1マルチレンズ31aは照明光WLを複数の部分光線束に分割するための複数の第1小レンズ31amを有する。
第1マルチレンズ31aのレンズ面(第1小レンズ31amの表面)と光変調装置4R,4G,4Bの各々の画像形成領域とは互いに共役となっている。そのため、第1小レンズ31am各々の形状は、光変調装置4R,4G,4Bの画像形成領域の形状と略相似形(矩形状)となっている。これにより、第1マルチレンズ31aから射出された部分光束各々が光変調装置4R,4G,4Bの画像形成領域にそれぞれ効率良く入射する。
第2マルチレンズ31bは、第1マルチレンズ31aの複数の第1小レンズ31amに対応する複数の第2小レンズ31bmを有する。第2マルチレンズ31bは、重畳レンズ33とともに、第1マルチレンズ31aの各第1小レンズ31amの像を光変調装置4R,4G,4Bの各々の画像形成領域の近傍に結像させる。
フライアイインテグレーター31を透過した照明光WLは、偏光変換素子32に入射する。偏光変換素子32は、偏光分離膜と位相差板(1/2位相差板)とをアレイ状に並べて構成される。偏光変換素子32は、照明光WLの偏光方向を所定方向に変換する。より具体的に、偏光変換素子32は、光変調装置4R,4G,4Bの光入射側に配置された偏光板(不図示)の透過軸の方向に照明光WLの偏光方向を対応させる。これにより、上述のように照明光WLを分離して得られる赤色光LR、緑色光LG及び青色光LBの偏光方向は、各光変調装置4R,4G,4Bの入射側偏光板の透過軸方向に対応する。よって、赤色光LR、緑色光LG及び青色光LBは入射側偏光板でそれぞれ遮光されることなく、光変調装置4R,4G,4Bの画像形成領域にそれぞれ良好に導かれる。
偏光変換素子32を透過した照明光WLは、重畳レンズ33に入射する。重畳レンズ33はフライアイインテグレーター31と協同して、被照明領域における照明光WLによる照度分布を均一化する。
以上のように、本実施形態の照明装置2では、赤色補助光源40から射出した赤色補助光線RLをバンドパスフィルター35によって蛍光体34内を透過させることで照明光WLとして利用することができる。よって、赤色光LRを効率良くアシストすることで最適なホワイトバランスを有する照明光WLを生成できる。
また、本実施形態の照明装置2では、赤色補助光源40から射出する赤色補助光線RLの出力を調整することで、照明光WLの赤色成分(赤色光LR)のアシスト量を任意に制御できる。よって、所望の色味の赤色光LRを効率良く生成できる。よって、アシスト量を制御することで赤色成分の不足が補われるので、照明光WLとして適正なホワイトバランスを有する光を得ることができる。
また、本実施形態の照明装置2では、バンドパスフィルター35における蛍光YLの光損失(赤色補助光線RLの所定波長帯に対応する赤色成分)が小さく抑えられるので、該光損失を補償する際の赤色補助光線RLの出力が小さくて済む。よって、照明光WLの赤色成分を効率良くアシストできる。
また、本実施形態の照明装置2では、青色レーザー発光素子21aからの光線BLと赤色レーザー発光素子40aからの赤色補助光線RLを蛍光発光素子27で拡散させることができるので、専用の拡散素子が不要となって低コスト化を図ることができる。
また、本実施形態の照明装置2では、バンドパスフィルター35が拡散層36を有するので、拡散層36の拡散作用によって赤色補助光線RLの拡散特性を向上させることができる。よって、蛍光発光素子27から射出される赤色拡散光RL1の発光分布を蛍光YLの発光分布に近づけることができる。
また、本実施形態の照明装置2では、集光光学系43及び第1のピックアップ光学系29が同一のレンズ構成を有するので、赤色拡散光RL1の拡散度合いと青色拡散光BLs1の拡散度合いとを概ね等しくできる。よって、概ね等しい拡散度合いを持ち、蛍光YLに近い発光分布を持つ赤色拡散光RL1及び青色拡散光BLs1と蛍光YLとを合成した照明光WLは色ムラが低減されたものとなる。
また、本実施形態の照明装置2によれば、第2位相差板28aを回転させることで、S偏光(光線BLs)とP偏光(光線BLp)との比率を変化させて、蛍光YLと青色拡散光BLs1との比率を調整できる。よって、仮に蛍光体34の厚みにばらつきが生じて蛍光YLの発光量がばらついた場合でも、励起光として用いる光線BLsの割合を調整することで照明光WLの色バランス(ホワイトバランス)を所望の色味に調整できる。
また、本実施形態の照明装置2では、励起光(光線BLs)及び赤色補助光線RLが蛍光体34に入射する方向を互いに逆向きに設定している。これにより、励起光(光線BLs)の光路と赤色補助光線RLの光路とを分離できるので、光線BLs及び赤色補助光線RLの光路を分離しないで蛍光体34の同じ方向から入射させる構成に比べてレンズなどの光学部品が小型化され、照明装置の大型化を回避できる。
また、本実施形態のプロジェクター1によれば、上記照明装置2を備えるので、赤色光LRが十分に補われることで、最適なホワイトバランスを有する白色光を生成することが可能となる。よって、良質な画像を表示することができる。
(第二実施形態)
続いて、本発明の第二実施形態に係る照明装置について説明する。本実施形態と上記実施形態は蛍光発光素子の構成のみ異なっており、それ以外の構成は共通である。そのため、以下では、蛍光発光素子の構成を主体に説明し、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付し、詳細な説明については省略する。
図5は本実施形態に係る蛍光発光素子の構成を示す断面図である。図5に示すように、本実施形態の蛍光発光素子127は、蛍光体34と反射ミラー(反射膜)37とを有している。反射ミラー37は、赤色レーザー発光素子40aからの赤色補助光線RLを透過させる開口37aを有する。
本実施形態において、開口37aは、集光光学系43による赤色補助光線RLの集光位置に対応して設けられる。開口37aの開口サイズは、赤色補助光線RLにおける集光スポットサイズと同様若しくは僅かに大きい。そのため、赤色補助光線RLは開口37aで遮光されることなく、開口37aを介して蛍光体34に効率良く入射する。赤色補助光線RLは開口37aを透過して蛍光体34の下面34bから蛍光体34内に入射する。蛍光体34に入射した赤色補助光線RLは、蛍光体34に含まれる散乱体によって拡散されながら内部を伝播した後、上面34aから射出される。これにより、赤色補助光線RLは、蛍光体34を透過することで赤色拡散光RL1として射出される。
本実施形態において、蛍光発光素子127は、反射ミラー37の開口37aに設けられた拡散層(第2の拡散層)38を有する。赤色補助光線RLは開口37aを透過する際、拡散層38により拡散される。本実施形態の蛍光発光素子127によれば、拡散層38による拡散作用及び蛍光体34による拡散作用によって赤色補助光線RLを十分に拡散させることができる。よって、蛍光発光素子127から射出された赤色拡散光RL1の発光分布を蛍光YLの発光分布に近づけることができる。
蛍光YLは蛍光体34内の全方位に放射されるため、一部の蛍光YLは反射ミラー37を介さずに蛍光体34の上面34aから直接射出される。また、他の残りの一部の蛍光YLは蛍光体34の内部に設けられた反射膜(不図示)或いは下面34bに設けられた反射ミラー37で反射されて蛍光体34の上面34aから外部に射出される。なお、蛍光体34の下面34bに放射された蛍光YLのうち反射ミラー37の開口37aに到達した成分は、蛍光発光素子127の外部に射出されるため、照明光WLとして利用されない。すなわち、開口37aを透過した成分は光損失となる。
本実施形態では、上述のように開口37aの開口サイズを赤色補助光線RLにおける集光スポットサイズと同程度に設定するため、開口37aによる光損失が蛍光YL全体に占める割合は僅かとなる。そのため、照明装置2全体で考えた場合、蛍光YLの光損失は十分少ない。
本実施形態の蛍光発光素子127によれば、赤色補助光源40から射出した赤色補助光線RLを反射ミラー37の開口37aを介して蛍光体34内を透過させることで照明光WLとして利用することができる。よって、赤色光LRを効率良くアシストすることで最適なホワイトバランスを有する照明光WLを生成できる。
また、本実施形態の蛍光発光素子127によれば、蛍光体34の下面34bに開口37aを有する反射ミラー37を設けることで構成できるため、バンドパスフィルター35を用いた蛍光発光素子27に比べて簡便に製造することができる。よって、製造コストを低減できる。
また、本実施形態の蛍光発光素子127によれば、反射ミラー37の開口37aに拡散層38が設けられるので、拡散層38の拡散作用によって赤色補助光線RLの拡散特性を向上させることができる。
(変形例)
本実施形態の蛍光発光素子127は、励起光を照射する蛍光体が動かない、いわゆる固定方式のものを説明したが、励起光を照射する蛍光体が回転する、いわゆる回転方式のものであってもよい。
図6は第二実施形態の変形例に係る蛍光発光素子の構成を示す断面図である。図7は第二実施形態の変形例に係る蛍光発光素子の構成を示す平面図である。なお、図7は蛍光発光素子を底面側から視た平面図である。
図6及び図7に示すように、本変形例の蛍光発光素子127Aは、モーター51により回転する円板状からなる透光性を有する基板52と、基板52の上面52aにリング状に設けられる蛍光体134と、基板52の下面52bに設けられる反射ミラー(反射膜)137とを有している。
反射ミラー137は、蛍光体134と同様にリング状からなり、蛍光体134の外形よりも大きい。また、反射ミラー137は、赤色レーザー発光素子40aからの赤色補助光線RLを透過させる開口137aを有する。
開口137aは、集光光学系43による赤色補助光線RLの集光位置に対応して設けられる。具体的に、開口137aは、蛍光体134の径方向における中央に設けられたリング状の孔である。開口137aにおける径方向の開口幅は、赤色補助光線RLにおける集光スポットサイズと同様若しくは僅かに大きい。この構成に基づき、蛍光発光素子127Aの所定位置に集光された赤色補助光線RLは、基板52の回転に伴って反射ミラー137が周方向に移動した場合でも、赤色補助光線RLは開口137aを介して蛍光体34に効率良く入射することができる。
したがって、本変形例の蛍光発光素子127Aにおいても、赤色補助光源40から射出した赤色補助光線RLを反射ミラー137の開口137aを介して蛍光体34内を透過させることで照明光WLとして利用することができる。よって、赤色光LRを効率良くアシストすることで最適なホワイトバランスを有する照明光WLを生成できる。
なお、本発明は上記実施形態の内容に限定されることはなく、発明の主旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態において、偏光ビームスプリッター25に対する拡散反射素子30と蛍光発光素子27との位置を入れ替えてもよい。すなわち、偏光ビームスプリッター25で反射したS偏光の光線BLs(青色第2偏光成分)を拡散反射素子30に入射させ、偏光ビームスプリッター25を透過したP偏光の光線BLp(青色第1偏光成分)を励起光として蛍光発光素子27に入射させる構成としてもよい。この場合、光軸ax1上に配置された赤色レーザー発光素子40aは、赤色補助光線RLとして、偏光ビームスプリッター25において偏光分離される光線BLのS偏光(光線BLs)と同じ偏光方向を持つ光を蛍光発光素子27に向けて射出する。
また、上記実施形態において、赤色補助光源40と集光光学系43との間にホモジナイザー光学系を配置してもよい。この構成によれば、拡散反射素子30上における赤色補助光線RLの照度分布の均一性を向上できる。
また、上記実施形態では本発明による照明装置をプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限られない。本発明による照明装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等にも適用することができる。
1…プロジェクター、2…照明装置、4B,4G,4R…光変調装置、6…投射光学系、21a…青色レーザー発光素子、25…偏光ビームスプリッター(偏光分離合成素子)、29a,29b,43a,43b…レンズ、28a…第2位相差板、28b…第1位相差板、29…第1のピックアップ光学系(ピックアップ光学系)、30…拡散反射素子、34,37,134…蛍光体、35…バンドパスフィルター、36,38…拡散層、36…拡散層(第1の拡散層)、37,137…反射ミラー(反射膜)、37a,137a…開口、38…拡散層(第2の拡散層)、40a…赤色レーザー発光素子、43…集光光学系、BLc2,BLs1…青色拡散光、RL1…赤色拡散光、WL…照明光、YL…蛍光、λB,λR1,λR2…波長。

Claims (8)

  1. 青色レーザー発光素子と、
    所定波長帯の光を射出する赤色レーザー発光素子と、
    前記青色レーザー発光素子からの光の一部を拡散して反射する拡散反射素子と、
    前記青色レーザー発光素子からの光の一部により励起されて蛍光を発光する蛍光体と、
    前記蛍光体の前記青色レーザー発光素子からの光が入射する第1面と反対の第2面に設けられ、前記赤色レーザー発光素子からの光を透過させるバンドパスフィルターと、
    前記青色レーザー発光素子からの光に対して偏光分離機能を有する偏光分離合成素子と、
    前記偏光分離合成素子と前記拡散反射素子との間に設けられた第1位相差板と、を備え、
    前記偏光分離合成素子は、
    前記青色レーザー発光素子からの光を偏光分離した青色第1偏光成分を前記拡散反射素子に導くとともに、前記青色レーザー発光素子からの光を偏光分離した青色第2偏光成分を前記蛍光体に導き、
    前記蛍光体から射出された前記蛍光と、
    前記蛍光体の前記第2面から入射して前記第1面から射出した前記赤色レーザー発光素子からの光と、前記青色第1偏光成分が前記拡散反射素子および前記第1位相差板を経由して異なる偏光状態に変換された青色拡散光と、を合成して照明光を生成し、
    前記バンドパスフィルターは、前記赤色レーザー発光素子からの光が入射する入射面側に設けられた第1の拡散層を有する、
    照明装置。
  2. 青色レーザー発光素子と、
    所定波長帯の光を射出する赤色レーザー発光素子と、
    前記青色レーザー発光素子からの光の一部を拡散して反射する拡散反射素子と、
    前記青色レーザー発光素子からの光の一部により励起されて蛍光を発光する蛍光体と、
    前記蛍光体の前記青色レーザー発光素子からの光が入射する第1面と反対の第2面に設けられ、前記赤色レーザー発光素子からの光を透過させる開口を有する反射膜と、
    前記青色レーザー発光素子からの光に対して偏光分離機能を有する偏光分離合成素子と、
    前記偏光分離合成素子と前記拡散反射素子との間に設けられた第1位相差板と、を備え、
    前記偏光分離合成素子は、
    前記青色レーザー発光素子からの光を偏光分離した青色第1偏光成分を前記拡散反射素子に導くとともに、前記青色レーザー発光素子からの光を偏光分離した青色第2偏光成分を前記蛍光体に導き、
    前記蛍光体から射出された前記蛍光と、
    前記赤色レーザー発光素子からの光が前記開口を介して前記蛍光体の前記第2面から入射して前記第1面から射出することで拡散された赤色拡散光と、前記青色第1偏光成分が前記拡散反射素子および前記第1位相差板を経由して異なる偏光状態に変換された青色拡散光と、を合成して照明光を生成する、
    照明装置。
  3. 前記反射膜の前記開口に設けられた第2の拡散層をさらに備える、
    請求項に記載の照明装置。
  4. 前記拡散反射素子と前記偏光分離合成素子との間に配置されるピックアップ光学系と、前記赤色レーザー発光素子と前記蛍光体との間に配置される集光光学系と、をさらに備え、
    前記ピックアップ光学系及び前記集光光学系は、同一のレンズ構成を有する、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 青色レーザー発光素子と、
    所定波長帯の光を射出する赤色レーザー発光素子と、
    前記青色レーザー発光素子からの光の一部を拡散して反射する拡散反射素子と、
    前記青色レーザー発光素子からの光の一部により励起されて蛍光を発光する蛍光体と、
    前記蛍光体の前記青色レーザー発光素子からの光が入射する第1面と反対の第2面に設けられ、前記赤色レーザー発光素子からの光を透過させるバンドパスフィルターと、
    前記青色レーザー発光素子からの光に対して偏光分離機能を有する偏光分離合成素子と、
    前記偏光分離合成素子と前記拡散反射素子との間に設けられた第1位相差板と、
    前記拡散反射素子と前記偏光分離合成素子との間に配置されるピックアップ光学系と、
    前記赤色レーザー発光素子と前記蛍光体との間に配置される集光光学系と、を備え、
    前記偏光分離合成素子は、
    前記青色レーザー発光素子からの光を偏光分離した青色第1偏光成分を前記拡散反射素子に導くとともに、前記青色レーザー発光素子からの光を偏光分離した青色第2偏光成分を前記蛍光体に導き、
    前記蛍光体から射出された前記蛍光と、
    前記蛍光体の前記第2面から入射して前記第1面から射出した前記赤色レーザー発光素子からの光と、前記青色第1偏光成分が前記拡散反射素子および前記第1位相差板を経由して異なる偏光状態に変換された青色拡散光と、を合成して照明光を生成し、
    前記ピックアップ光学系及び前記集光光学系は、同一のレンズ構成を有する、
    照明装置。
  6. 前記蛍光体は、前記赤色レーザー発光素子からの光を拡散させる、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 前記偏光分離合成素子と前記青色レーザー発光素子との間に回転可能に配置された第2位相差板をさらに備える、
    請求項1乃至のいずれか一項に記載の照明装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の照明装置と、
    前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、
    前記画像光を投射する投射光学系と、を備える
    プロジェクター。
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