JP6531672B2 - 固定部材付きワイヤハーネス - Google Patents

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Description

本発明は、固定部材付きワイヤハーネスに関する。
従来、車両等に搭載されるワイヤハーネスとして、例えば下記特許文献1に記載されたものが知られている。このワイヤハーネスは、複数の電線が挿通されるパイプと、車体の被固定部に固定可能な固定部材とを備えている。固定部材は、パイプに取り付けられている。パイプは、断面略円形状をなすものであり、固定部材は、パイプに外嵌可能な円筒状をなす把持部を備えている。ワイヤハーネスは、パイプに固定部材を取り付けた後、固定部材を車体の被固定部に固定することにより、車体に固定される。
特開2012−178941号公報
ところで、上記のように、円形断面のパイプに円筒状をなす把持部を外嵌する構成では、固定部材がパイプの軸方向にずれやすいという問題がある。ワイヤハーネスを車体に取り付ける前の段階で、固定部材がパイプの所定位置から大きくずれてしまうと、車体への取り付け作業時に固定部材の位置を所定位置に戻さなければならないため手間がかかる。
しかしながら、固定部材がパイプの軸方向に動かないように、何らかの手段で固定部材をパイプに完全に固定してしまうと、車体およびパイプの加工公差や組み付け公差等による、車体の被固定部とパイプの固定部材との相対的な位置関係のずれに対応しにくくなる。相対的な位置関係のずれに対して固定部材の位置を調整することなく、ワイヤハーネスを取り付けた場合には、車体やパイプに応力が作用し続けることになるため望ましくない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、固定部材がパイプの軸方向に大きくずれることを防ぐことができ、かつ固定部材の位置を調整することが可能な固定部材付きワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本発明1の固定部材付きワイヤハーネスは、電線が挿通されるパイプと、山部と谷部とが軸方向に交互に連続して形成された蛇腹部を有して前記パイプの軸方向における少なくとも一部の外側を包囲する外装部材と、前記蛇腹部に係止する係止部を有して前記外装部材に取り付けられ、被固定部に固定される固定部材と、を備えている。
本発明2の固定部材付きワイヤハーネスは、電線が挿通されるパイプと、前記パイプに取り付けられ、被固定部に固定される固定部材と、前記固定部材の前記パイプの軸方向における両側に前記固定部材が移動可能な間隔をあけて配され、前記パイプの外側を包囲する外装部材と、を備えている。
本発明1によれば、係止部が蛇腹部に係止することによって、固定部材がパイプの軸方向に大きくずれることを防ぐことができ、かつ蛇腹部が伸縮することによって、固定部材の位置を調整することができる。
本発明2によれば、固定部材の両側に配された一対の外装部材によって、固定部材がパイプの軸方向に大きくずれることを防ぐことができ、かつ両側の外装部材の間で固定部材が移動することによって、固定部材の位置を調整することができる。
実施例1におけるワイヤハーネスを示す断面図 被固定部に固定された状態のワイヤハーネスを示す断面図 パイプに固定部材を取り付ける様子を示す断面図 実施例3におけるワイヤハーネスを示す断面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明の固定部材付きワイヤハーネスは、前記外装部材が、高圧電線を備えるものであることの認識が可能な色に着色されているものとしてもよい。従来、高電圧であることを認識させるためには、パイプの外周面を所定の色に塗装しており、パイプの塗装にかかるコストが高くなりがちであった。しかしながら、上記のような構成によれば、パイプに塗装をしなくてもよいから、コストを低減することができる。
また、本発明の固定部材付きワイヤハーネスは、前記外装部材の端部を前記パイプに固定する固定手段を備えているものとしてもよい。このような構成によれば、外装部材がパイプの所定位置から軸方向にずれることを制限することができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1について、図1〜図3を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例における固定部材付きワイヤハーネス(以後、単にワイヤハーネスと称する)は、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両に搭載されて、車体の床下に配索されるものである。
ワイヤハーネスは、複数の電線Wと、電線Wが挿通されるパイプPと、パイプPを包囲する外装部材10と、外装部材10に取り付けられる固定部材20とを備えている。電線Wの端末部には図示しないコネクタが接続されている。
パイプPは、金属製もしくは樹脂製であって、電線Wの全長と概ね同じ長さ寸法を有している。パイプPは、断面円形状をなし、ワイヤハーネスの配索経路に合わせて曲げ加工がなされている。
外装部材10は、合成樹脂製であって、山部11と谷部12とが軸方向に交互に連続して形成された蛇腹部13を有している。本実施例では、外装部材10は、全長に蛇腹部13を有するコルゲートチューブとされている。外装部材10は、断面円形状をなしている。
外装部材10は、パイプPのうち固定部材20の取付位置に配されている。外装部材10は、少なくとも固定部材20の軸方向の幅(図1では左右方向の幅)よりも大きい長さ寸法を有している。外装部材10の長手方向における両端部は、テープ巻き等、任意の固定手段14によってパイプPに固定されている。これにより、外装部材10がパイプPの所定位置から軸方向にずれることが制限されている。
固定部材20は、外装部材10に取り付けられ、車体の被固定部Bに固定される。固定部材20は、合成樹脂製であって、外装部材10に外嵌する嵌合部21を有している。嵌合部21は、全体として、パイプPに取り付けられた外装部材10に外嵌可能な大きさの円筒状をなしている。
嵌合部21は、ヒンジ22を介して連結された一対の半割体23を有している。一対の半割体23は開閉可能であり、一対の半割体23を開くことにより、嵌合部21の内側にパイプPを嵌合することができ、一対の半割体23を閉じることにより、嵌合部21の内側にパイプPを保持することができる。
固定部材20には、車体の被固定部Bにボルト締め等によって固定される金属製のブラケット24が装着される。ブラケット24が装着される装着部25は、嵌合部21の中心軸を基準としてヒンジ22とは反対側の部位に設けられている。装着部25は、一対の半割体23のうち一方の半割体23に設けられている。装着部25は、ブラケット24の係止孔26に係止可能な係止突起27を有している。
嵌合部21の内周面は、図2に示すように、概ね外装部材10の外形に整合した形状をなしている。嵌合部21の内周面は、外装部材10の外形に沿って円弧形状に湾曲した曲面28と、ブラケット24の装着方向に略平行をなす平坦な第1直面29と、第1直面29に対して略直角をなす第2直面31とを有している。嵌合部21の内周面の大部分が曲面28とされている。第2直面31に第1直面29が当接することにより、嵌合部21が閉じた状態になる。第1直面29と第2直面31とによって、嵌合部21の角部には、パイプPが配されない空間部32が形成されている。
固定部材20は、図1に示すように、外装部材10の蛇腹部13に係止する係止部33を有している。係止部33は、嵌合部21の内周面に突設されている。係止部33は、嵌合部21の周方向に連続して延びた形状をなしている。係止部33は、嵌合部21の内周面のうち曲面28に形成されている。係止部33のパイプPの軸方向における幅寸法は、突出端に向かって次第に小さくなっている。係止部33の突出端面は、丸い形状をなしている。係止部33は、外装部材10の谷部12に入り込んで軸方向の両側に隣接する山部11と係止した状態になる。
係止部33は、嵌合部21の軸方向に離れて一対が設けられている。一対の係止部33の間には、複数(本実施例では3つ)の山部11が配される間隔があけられている。また、一対の係止部33は、嵌合部21の軸方向における両端面から内側に所定の距離だけ入った位置に設けられている。嵌合部21の軸方向における端面と係止部33との間には、少なくとも一の山部11および谷部12が収まるだけの距離が確保されている。
次に、本実施例におけるワイヤハーネスの組み立て作業の一例を説明する。
まず、パイプPに外装部材10を取り付ける。外装部材10をパイプPの所定位置まで通し、固定手段14によって外装部材10の両端部をパイプPに固定する。
次いで、外装部材10に固定部材20を取り付ける。図3に示すように、一対の半割体23を開いて、嵌合部21の内側に外装部材10(およびパイプP)を嵌合させ、一対の半割体23を閉じる。固定部材20の係止部33は、外装部材10の谷部12に入り込んで山部11と軸方向に係止した状態になる。
以上により、ワイヤハーネスの組み立て作業が完了する。
次に、本実施例におけるワイヤハーネスを車体に取り付ける作業の一例を説明する。
ワイヤハーネスに取り付けられた固定部材20を、車体の被固定部Bに固定する。このとき、固定部材20の係止部33が外装部材10に係止し、外装部材10はパイプPに固定されているから、固定部材20がパイプPの所定位置から大きくずれることを防ぐことができる。したがって、固定部材20の位置を所定の位置に戻すための作業を不要とすることができる。
また、車体の被固定部BとパイプPの固定部材20とに相対的な位置のずれがあった場合には、固定部材20を被固定部Bに取り付ける際に外装部材10の蛇腹部13が伸縮し、固定部材20の位置が微調整されて、相対的な位置のずれが吸収される。したがって、パイプPまたは車体に応力が作用し続けることを防ぐことができる。
以上により、ワイヤハーネスを車体に取り付ける作業が完了する。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例のワイヤハーネスは、電線Wが挿通されるパイプPと、山部11と谷部12とが軸方向に交互に連続して形成された蛇腹部13を有してパイプPの軸方向における少なくとも一部の外側を包囲する外装部材10と、蛇腹部13に係止する係止部33を有して外装部材10に取り付けられ、被固定部Bに固定される固定部材20と、を備えている。
この構成によれば、係止部33が蛇腹部13に係止することによって、固定部材20がパイプPの軸方向に大きくずれることを防ぐことができ、かつ蛇腹部13が伸縮することによって、固定部材20の位置を調整することができる。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2に係る固定部材付きワイヤハーネスを説明する。
本実施例のワイヤハーネスは、外装部材10が、パイプPの全長を包囲可能な長さ寸法を有するとともに、高圧電線を備えるものであることの認識が可能な色に着色されている点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例のワイヤハーネスは、実施例1と同様、電線Wが挿通されるパイプPと、山部11と谷部12とが軸方向に交互に連続して形成された蛇腹部13を有する外装部材10と、蛇腹部13に係止する係止部33を有する固定部材20とを備えている。
電線Wは、高圧電線であり、パイプPは、無塗装の金属パイプとされている。
外装部材10は、実施例1と同様、全長に蛇腹部13を有するコルゲートチューブとされている。外装部材10は、ワイヤハーネスが高電圧であることを認識させるための手段として、オレンジ色に着色されている。
以上のような本実施例においては、実施例1と同様、係止部33が蛇腹部13に係止することによって、固定部材20がパイプPの軸方向に大きくずれることを防ぐことができ、かつ蛇腹部13が伸縮することによって、固定部材20の位置を調整することができる。
さらに、外装部材10が、高圧電線を備えるものであることの認識が可能な色に着色されているから、従来のように、高電圧であることを認識させるために、パイプの外周面に塗装しなくてもよい。従来、パイプの塗装は、パイプを曲げ加工する前の段階で行われるため、パイプの曲げ部において塗装が剥げることを防ぐべく、曲げに強い塗装を用いたり、塗装前にパイプの外周面を洗浄する等、多数の処理工程が必要であったから、コストが高くなりがちであった。しかしながら、本実施例の構成によれば、パイプPに塗装をしなくてもよいから、コストを低減することができる。
<実施例3>
次に、本発明を具体化した実施例3に係る固定部材付きワイヤハーネスを図4によって説明する。
本実施例の固定部材付きワイヤハーネスは、パイプPに固定部材40が取り付けられ、パイプPの外側を包囲する一対の外装部材10が、固定部材40のパイプPの軸方向における両側に、固定部材40が移動可能な間隔をあけて配されている点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例に係る固定部材付きワイヤハーネスは、実施例1と同様に、電線Wが挿通されるパイプPと、被固定部Bに固定される固定部材40と、パイプPの外側を包囲する外装部材10とを備えている。
固定部材40は、合成樹脂製であって、パイプPに外嵌する嵌合部41を有している。固定部材40は、嵌合部41の内周面に、実施例1に記載の係止部33が設けられていない、周知のものとされている。嵌合部41は、全体として、パイプPに外嵌可能な大きさの円筒状をなし、嵌合部41の内周面の大部分は、パイプPの外周面に沿って円弧形状に湾曲した曲面42とされている。嵌合部41は、実施例1と同様、ヒンジを介して連結された開閉可能な一対の半割体を有し、固定部材40には、実施例1と同様、金属製のブラケットが備えられている。
外装部材10は、実施例1と同様、合成樹脂製であって、全長に蛇腹部を有するコルゲートチューブとされている。外装部材10は、パイプPのうち固定部材40の取付位置の両側に一対が配されている。一対の外装部材10の間には、車体の被固定部BとパイプPの固定部材40との相対的な位置関係のずれに対応して固定部材40が移動できるような移動領域43が確保されている。一対の外装部材10は、移動領域43を除いたパイプPの全長を包囲可能な長さ寸法を有している。各外装部材10の長手方向における両端部は、実施例1と同様、任意の固定手段14によってパイプPに固定されている。外装部材10のうち移動領域43の両側に配される端部は、固定部材40の移動を制限するストッパ部44を構成している。
本実施例のワイヤハーネスにおいて、固定部材40を車体の被固定部Bに固定する際には、ストッパ部44によって固定部材40の移動量が制限されているから、固定部材40がパイプPの所定位置から大きくずれることを防ぐことができる。また、車体の被固定部BとパイプPの固定部材40とに相対的な位置のずれがあった場合には、移動領域43内で固定部材40が移動し、固定部材40の位置が微調整されて、相対的な位置のずれが吸収される。
以上のように本実施例においては、パイプPに固定部材40が取り付けられ、パイプPの外側を包囲する一対の外装部材10が、固定部材40のパイプPの軸方向における両側に、固定部材40が移動可能な間隔をあけて配されているから、固定部材40の両側に配された一対の外装部材10によって、固定部材40がパイプPの軸方向に大きくずれることを防ぐことができ、かつ一対の外装部材10の間で固定部材40が移動することによって、固定部材40の位置を調整することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1および2では、外装部材10がコルゲートチューブである場合について説明したが、これに限らず、外装部材は、少なくとも長手方向の一部に蛇腹部を有していればよく、例えば、蛇腹部を除く他の部分が、凹凸のない直管部とされていてもよい。
(2)上記実施例1および2では、係止部33の具体的な構成を例示したが、これに限らず、係止部の形状、数および配置位置等は任意に変更することができる。
(3)上記実施例3では、外装部材10がコルゲートチューブである場合について説明したが、これに限らず、外装部材は、全長にわたって蛇腹部を有していないものであってもよい。
(4)上記実施例では、固定部材20にブラケット24が装着されるものとしているが、これに限らず、固定部材は、例えば、被固定部の貫通孔に嵌め込まれて係止するピン形状をなす固定構造等、被固定部に固定可能な任意の固定構造を有するものであって良い。
(5)上記実施例では、本発明を、車体の床下に取り付けられるワイヤハーネスに適用した場合について例示したが、これに限らず、本発明は、車体の床下ではない部位、または車体以外のものに取り付けられる各種のワイヤハーネスに適用することができる。
(6)上記実施例では、固定部材20(40)を一のみ図示しているが、複数の固定部材をパイプに取り付けてもよい。
B…被固定部
P…パイプ
W…電線
10…外装部材
11…山部
12…谷部
13…蛇腹部
14…固定手段
20,40…固定部材
33…係止部

Claims (2)

  1. 電線が挿通されるパイプと、
    山部と谷部とが軸方向に交互に連続して形成された蛇腹部を有して前記パイプの軸方向における少なくとも一部の外側を包囲する外装部材と、
    前記蛇腹部に係止する係止部を有して前記外装部材に取り付けられ、被固定部に固定される固定部材と、
    前記外装部材の両端部を除く中間部分が前記パイプに対して軸方向に伸縮可能であるように前記外装部材の両端部を前記パイプに固定する固定手段と、
    を備えている固定部材付きワイヤハーネス。
  2. 前記外装部材が、高圧電線を備えるものであることの認識が可能な色に着色されている請求項1に記載の固定部材付きワイヤハーネス。
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