JP6530451B2 - グラスランの組付構造 - Google Patents

グラスランの組付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6530451B2
JP6530451B2 JP2017136129A JP2017136129A JP6530451B2 JP 6530451 B2 JP6530451 B2 JP 6530451B2 JP 2017136129 A JP2017136129 A JP 2017136129A JP 2017136129 A JP2017136129 A JP 2017136129A JP 6530451 B2 JP6530451 B2 JP 6530451B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
flange
vehicle
outer side
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017136129A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019018605A (ja
Inventor
浩二 縄手
浩二 縄手
弘次 水谷
弘次 水谷
小林 孝之
孝之 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Nishikawa Rubber Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2017136129A priority Critical patent/JP6530451B2/ja
Publication of JP2019018605A publication Critical patent/JP2019018605A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6530451B2 publication Critical patent/JP6530451B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

本発明は、車両のドアに設けられた枠体に沿って取付けられ、昇降するドアガラスを案内するグラスランの組付構造に関するものである。
従来、図5及び図6に示すように、車両のドア1の枠体には、グラスラン10が組付けられていて昇降するドアガラス2を案内するようになっている。
グラスラン10は、内側に溝部を形成し、車外側側壁部12と車内側側壁部13とそれらを連結する連結壁部14からなる本体部11と、両側壁部12,13からそれぞれ内側に折曲して延びドアガラス2に摺接する車外側リップ部15及び車内側リップ部16と、両側壁部12,13からそれぞれ外側に折曲して延びる車外側モール部17及び車内側モール部18を備えている。
グラスランは、断面略コ字形状のチャンネル部に嵌め込まれるタイプの他、図6に示すグラスラン10のように、ドアアウタパネル3の端部に形成された車外側フランジ5が車外側側壁部12と車外側モール部17の間に差し込まれるとともに、ドアインナパネル4の端部に形成された車内側フランジ6が車内側側壁部13と車内側モール部18の間に差し込まれることにより窓枠に組付けられるタイプのものが知られている。
しかし、このように車外側フランジ5及び車内側フランジ6に差し込まれるようにして組付けられたグラスラン10は、チャンネル部に嵌め込まれたものと比較して組付けによる保持性が弱いといった問題がある。
よって、図6(a)から図6(b)に示すように、ドアガラス2が上昇してドアガラス2の端部が連結壁部14に当たりさらに突き上げられると車外側側壁部12と車内側側壁部13が押し上げられることにより、車外側フランジ5に弾接する車外側モール部17の先端が、車外側フランジ5の先端を支点として車外側に回転して、車外側フランジ5から浮き上がり、隙間Mが生じてしまうおそれがある。
このように隙間Mが生じると外観上見栄えが悪いだけでなく、隙間Mから水が入り込んで車内側に浸入したり、走行中に不快な風切り音が発生したりするといった問題がある。
これに対して、図7に示すように、グラスラン20の本体部21を構成する連結壁部24と、車外側側壁部22及び車内側側壁部23との間にそれぞれ車外側切欠溝29Aと車内側切欠溝29Bを設け、車外側切欠溝29Aの溝幅を車内側切欠溝29Bの溝幅よりも広くし、車外側側壁部22と連結壁部24の連結部から車外側に向けてドアアウタパネル3の車内側面に当接する当接リップ29Cを設けることにより、車外側モール部27の先端が車外側フランジ5から浮き上がることを防止したグラスランが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3989219号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、グラスラン20の本体部21において車外側切欠溝29Aと車内側切欠溝29Bを精度よく形成する必要があるとともに、連結壁部24と車外側側壁部22及び車内側側壁部23の間がそれぞれ薄肉になるのでグラスラン20全体の剛性が弱くなるといった問題もある。特に、車外側フランジ5及び車内側フランジ6に差し込まれるようにして組付けられるタイプのグラスラン10,20では強い剛性が求められる。
また、上昇したドアガラス2を下降させるときドアガラス2に摺接する車外側リップ部25及び車内側リップ部26を引きつれてグラスラン20全体を、車外側フランジ5及び車内側フランジ6から脱落させようとする力がはたらき、その力に、特許文献1に記載の発明のように、当接リップ29Cを車外側フランジ5に当接させただけでは対抗できないおそれがある。
そこで、本発明の目的とするところは、ガラスを昇降させても車外側フランジ及び車内側フランジに対して安定した状態でグラスランの組付け状態を維持することのできるグラスランの組付構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、自動車の窓枠に沿って取付けられ、昇降するドアガラス(2)を溝部に案内する、車外側側壁部(52)と、車内側側壁部(53)と、前記車外側側壁部(52)と前記車内側側壁部(53)を連結する連結壁部(54)からなる本体部(51)と、前記両側壁部(52,53)からそれぞれ内側に折曲して延び前記ドアガラス(2)に摺接する車外側リップ部(55)及び車内側リップ部(56)と、前記両側壁部(52,53)からそれぞれ外側に折曲して延びる車外側モール部(57)及び車内側モール部(58)を備え、
前記車外側側壁部(52)と前記車外側モール部(57)の間にドアアウタパネル(3)端部に形成された車外側フランジ(60)が差し込まれるとともに、前記車内側側壁部(53)と前記車内側モール部(58)の間にドアインナパネル(4)端部に形成された車内側フランジ(70)が差し込まれることにより前記窓枠に組付けられ、
前記車外側フランジ(60)には、その端部から略鉛直下方向に延びて端部となる下位鉛直部(61)と、その下位鉛直部(61)の上部を第一屈曲点(62)として車外側上方向に傾斜して延びる下位傾斜面部(63)が形成され、前記車外側モール部(57)の先端は前記車外側フランジ(60)の車外側面に弾接してなるグラスラン(50)の組付構造であって、
前記車外側側壁部(52)の上側を、前記連結壁部(54)の車外側端部から車外側下方向に傾斜して延びる第一壁部(81)と、その第一壁部(81)の他端を屈曲部(83)として車内側下方向に傾斜して延びる第二壁部(82)からなる、変形自在な断面略「く」の字形状の突出壁部(80)とし、記突出壁部(80)を前記車外側フランジ(60)のの車内側面に当接されることを特徴とする。
また本発明は、前記突出壁部(80)の第二壁部(82)を前記車外側フランジ(60)の下位傾斜面部(63)の車内側面に沿った形状にして押し付けることを特徴とする。
また本発明は、前記下位傾斜面部(63)の上部を第二屈曲点(64)として略鉛直上方向に延びる上位鉛直部(65)が形成され、前記上位鉛直部(65)の上部を第三屈曲点(66)として車外側上方向に傾斜して延びる上位傾斜面部(67)が形成されるとともに、前記車外側モール部(57)の先端は前記連結壁部(54)よりも上方に延び、
前記車外側モール部(57)の先端は、前記上位傾斜面部(67)の車外側面に弾接することを特徴とする。
また本発明は、前記連結壁部(54)と前記突出壁部(80)の第一壁部(81)の連結部内方に薄肉部(84)を形成したことを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明によれば、グラスラン本体部を構成する車外側側壁部の上側を、変形自在な断面略「く」の字形状の突出壁部としたので、ドアガラスが上昇して車外側側壁部と車内側側壁部を連結する連結壁部の内方に弾接して連結壁部を上方に突き上げると、突出壁部は、断面略「く」の字形状の開口部の開き角度が大きくなるように広げるとともに上方に向けて長く伸びる。このようにして、連結壁部に対するドアガラスの突き上げ力は、突出壁部が変形することによって吸収される。
これにより、車外側フランジの端部にかかる力が抑制されるので、車外側モール部の先端が車外側フランジから浮き上がり車外側フランジとの間に隙間が生じることが防止される。
また、突出壁部は車外側フランジの車内側面に当接されるので、車外側フランジは車外側モール部の先端と突出壁部で挟み込まれ、グラスランは安定して保持される。
そして、上昇したドアガラスを下降させるときには、ドアガラスに摺接する車外側リップ部及び車内側リップ部を引きつれてグラスラン全体を、車外側フランジ及び車内側フランジから脱落させようとする力がはたらくが、車外側フランジの車内側面に当接された突出壁部は、その車内側面に係止されるので、従来例(図6)で示したように、グラスランの本体部の車外側側壁部と連結壁部の連結部から車外側に向けてドアアウタパネルの車内側面に当接する当接リップを設けたものと比較して、グラスランの脱落を防止することができる。
このように、本発明では、グラスランの本体部を構成する車外側側壁部自体を、変形自在な断面略「く」の字形状の突出壁部として車外側フランジの車内側面に当接されるようにすることで、車外側モール部の先端の車外側フランジからの浮き上がり防止と、車外側フランジ及び車内側フランジからのグラスランの脱落防止を図ることができるので、断面略コ字形状のチャンネル部に嵌め込まれるタイプのものではなく、互いに対向するように形成された車外側フランジと車内側フランジに安定した状態で組付け状態を維持する事ができる。
また、本発明によれば、突出壁部の第二壁部を車外側フランジの下位傾斜面部の車内側面に沿った形状にして押し付けるようにしたので、上昇したドアガラスを下降させるときに、突出壁部の第二壁部は車外側フランジの下位傾斜面部に対して一層強い力で係止され、これによりグラスランの全体が車外側フランジ及び車内側フランジから外れることを効果的に防止することができる。
また、本発明によれば、車外側モール部が大きくその先端が連結壁部よりも上方に延びるものであっても、車外側モール部の先端を、下位傾斜面部の上部を第二屈曲点として略鉛直上方向に延びる上位鉛直部の上部を第三屈曲点として車外側上方向に傾斜して延びる上位傾斜面部の車外側面に弾接させるようにしたので、車外側モール部の先端の納まりがよく、断面形状の大きい車外側モール部であっても車外側フランジからの浮き上がりを防止することができる。
また、本発明によれば、連結壁部と突出壁部の第一壁部の連結部内方に、例えばノッチなどの薄肉部を形成したので、突出壁部はその分、一層、バネ状に変形し易くなり、車外側モール部の先端が車外側フランジから浮き上がることをより防止することができる。
本発明の実施形態に係るグラスランの組付構造を示す図5のA−A線拡大断面図であり、(a)はドアガラスの下降時、(b)はドアガラスの上昇時を示す。 本発明の実施形態に係る別のグラスランの組付構造を示す図5のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係るさらに別のグラスランの組付構造を示す図5のA−A線拡大断面図であり、(a)はドアガラスの下降時、(b)はドアガラスの上昇時を示す。 本発明の実施形態に係るさらに別のグラスランの組付構造を示す図5のB−B線拡大断面図である。 自動車の外観側面図である。 従来例に係るグラスランの組付構造を示す図5のA−A線拡大断面図であり、(a)はドアガラスの下降時、(b)はドアガラスの上昇時を示す。 従来例に係る別のグラスランの組付構造を示す図5のA−A線拡大断面図である。
図1を参照して、本発明の実施形態に係るグラスランの組付構造について説明する。従来例と同じ部分には同一の符号を付した。図1(a)はドアガラス2の下降時の状態を示し、図1(b)はドアガラス2の上昇時の状態を示す。
図1に示したグラスラン50は、押出成形部の断面形状であり、内側に、昇降するドアガラス2を案内する溝部を形成し、車外側側壁部52と車内側側壁部53とそれらを連結する連結壁部54からなる本体部51と、両側壁部52,53からそれぞれ内側に折曲して延びドアガラス2に摺接する車外側リップ部55及び車内側リップ部56と、両側壁部52,53からそれぞれ外側に折曲して延びる車外側モール部57及び車内側モール部58を備えている。車内側側壁部53は断面形状において、車外側側壁部52よりも上下に長く厚肉に形成されている。車外側リップ部55は車外側側壁部52の端部から内側に向けて折曲され、車内側リップ部56は車内側側壁部53の略中央から内側に向けて折曲されている。
グラスラン50は、ドアアウタパネル3の端部に形成された車外側フランジ60と、ドアインナパネル4の端部に形成された車内側フランジ70からなる窓枠に組付けられている。車外側フランジ60は、本体部51を構成する車外側側壁部52と車外側モール部57の間に差し込まれ、車内側フランジ70は、車内側側壁部53と車内側モール部58の間に差し込まれている。
車外側フランジ60には、その端部から略鉛直下方向に延びて端部となる下位鉛直部61と、その下位鉛直部61の上部を第一屈曲点62として車外側上方向に傾斜して延びる下位傾斜面部63と、その下位傾斜面部63の上部を第二屈曲点64として略鉛直上方向に延びる上位鉛直部65が形成されていて、車外側モール部57の先端は車外側フランジ60の下位傾斜面部63の車外側面に弾接している。
車内側フランジ70には、その端部から車内側上部に傾斜して延びる第一傾斜面部71と、その第一傾斜面部71の車内側を下位屈曲点72として略鉛直上方向に延びる鉛直部73と、その鉛直部73の上部を上位屈曲点74として車内側上方向に傾斜して延びる第二傾斜面部75が形成されていて、車内側モール部58の先端は車内側フランジ70の第二傾斜面部75の車内側面に下側から弾接している。また、車内側側壁部53の下部には車内側(内側)に向けて突出した突起部59が形成され、その突起部59は車内側フランジ70の鉛直部73の車外側面および第一傾斜面部71の上面側に弾接して車内側モール部58とともに車内側フランジ70を挟み込んでいる。
そして、特に車外側側壁部52の上側には断面略「く」の字形状の突出壁部80が形成されている。突出壁部80は、連結壁部54の車外側端部から車外側下方向に傾斜して延びる第一壁部81と、その第一壁部81の他端を屈曲部83として車内側下方向に傾斜して延びる第二壁部82からなり、屈曲部83は車外側に向けて突出している。突出壁部80に連設した車外側側壁部52の下側は略鉛直下方向に延びている。
突出壁部80の第一壁部81と第二壁部82は断面形状において略同一の肉厚であり、車外側側壁部52の下側の肉厚もこれらと略同一である。
また、断面形状における長さは、第一壁部81の方を第二壁部82よりも若干長くしているが同じ長さにしてもよい。
また、第一壁部81と第二壁部82の開き角度θは、90度よりも若干大きい鈍角としているが90度あるいはそれよりも小さい角度にすることもできる。
突出壁部80は、バネ状に変形自在で、図1(a)で示すように、ドアガラス2が上昇していないときには、車外側フランジ60の下位傾斜面部63の車内側面に屈曲部83の下側部分が当接されていて、車外側モール部57とともに車外側フランジ60を挟み込んでいる。
また、連結壁部54と突出壁部80の第一壁部81の連結部内方には、ノッチによる薄肉部84を形成して、突出壁部80を変形し易いようにしている。このようなノッチなどを含む薄肉部84を形成しないようにすることもできる。
これらグラスラン50の材質としては、EPDMや,各種熱可塑性エラストマーであって、例えばオレフィン系熱可塑性エラストマー,スチレン系熱可塑性エラストマーなどがあげられるが、特に限定されるものではない。また製品としては、これら材質の内の一つによる単一構成であってもよいし、2種類以上を複合させた構成でもよい。また発泡させたものであってもよい。
このように構成されたグラスラン50の組付構造において、図1(a)に示すように、下降していたドアガラス2が、図1(b)に示すように上昇して車外側側壁部52と車内側側壁部53を連結する連結壁部54の内方に弾接し、さらに連結壁部54を上方に突き上げると、突出壁部80は、断面略「く」の字形状の開口部の開き角度θが大きくなるように広げるとともに上方に向けてスプリングのように上下方向に長く伸びる。
すなわち、本実施形態のように、断面略「く」の字形状にすることでバネ状に変形自在とした突出壁部80を有していない、従来例(図6)で示したようなグラスラン10の場合には、車外側側壁部12が上下に略鉛直に延びている形状のため、連結壁部14に対するドアガラス2の突き上げ力はそのまま車外側フランジ5の端部にかかって車外側モール部17の先端が車外側フランジ5から浮き上がるおそれがあるが、本実施形態のように車外側側壁部52の上側に突出壁部80を設けたグラスラン50は、連結壁部54に対するドアガラス2の突き上げ力は、突出壁部80がバネ状に伸びるように変形することによって大部分の力が吸収されるので、車外側フランジ60の端部にかかる力が抑制される。
これにより、車外側モール部57の先端が車外側フランジ60から浮き上がり車外側フランジ60との間に隙間が生じることが抑制される。
また、ドアガラス2が連結壁部54を突き上げていないときには、突出壁部80の屈曲部83の下側部分は車外側フランジ60の下位傾斜面部63の車内側面に当接されているので、車外側フランジ60は車外側モール部57の先端と突出壁部80の屈曲部83の下側部分で挟み込まれ、グラスラン50は安定して保持される。
そして、上昇したドアガラス2を下降させるときには、ドアガラス2に摺接する車外側リップ部55及び車内側リップ部56を引きつれてグラスラン50の全体を、車外側フランジ60及び車内側フランジ70から脱落させようとする力がはたらくが、車外側フランジ60の下位傾斜面部63に当接された突出壁部80の屈曲部83の下側部分は、その下位傾斜面63に係止されるので、グラスラン50の脱落を防止することができる。
なお、本実施形態では、ドアガラス2が上昇していないときには、突出壁部80の屈曲部83の下側部分を、車外側フランジ60の下位傾斜面部63の車内側面に当接させるようにしたが、図2に示すように、突出壁部80の第二壁部82を車外側フランジ60の下位傾斜面部63の車内側面に沿った形状にし、その第二壁部82を下位傾斜面部63の車内側面に面一状態でぴったり押し付けるようにしてもよい。
これによれば、突出壁部80の第二壁部82は車外側フランジ60の下位傾斜面部63に対して一層強い力で係止されるので、よりグラスラン50の全体が車外側フランジ60及び車内側フランジ70から外れることを防止することができる。
また、本実施形態のように、車外側側壁部52の上側に突出壁部80を設けたグラスラン50は、図3及び図4に示すように、車外側モール部57の先端が連結壁部54よりも上方に延びるような、車外側モール部57の断面形状が大きいものに対して特に有効である。なお、図3は図5のA−A線拡大断面に相当する押出断面を示したもので、図4は図5のB−B線拡大断面に相当する型成形断面を示したものである。
車内側フランジ70の構成は図1に示したものと同一であるが、車外側フランジ60の構成は図1に示したものとは相違している。
すなわち、車外側フランジ60は、その端部から略鉛直下方向に延びて端部となる下位鉛直部61と、その下位鉛直部61の上部を第一屈曲点62として車外側上方向に傾斜して延びる下位傾斜面部63と、その下位傾斜面部63の上部を第二屈曲点64として略鉛直上方向に延びる上位鉛直部65が形成されていて、さらに、上位鉛直部65の上部を第三屈曲点66として車外側上方向に傾斜して延びる上位傾斜面部67が形成されている。
そして、車外側モール部57の先端は、車外側フランジ60の上位傾斜面部67の車外側面に弾接している。また、車外側モール部57の下部内側(下部車内側)には車外側フランジ60の下位鉛直部61の車外側面に弾接する突起部57aが設けられているが省略することもできる。
さらに、連結壁部54の内側車内側には下側に傾斜して延びるリップ部54aが設けられ、ドアガラス2が上昇するとその先端がリップ部54aに当接し、図3(b)に示すように、リップ部54aが連結壁部54の下面に当接するようになっているが、このリップ部54aについても省略することができる。
なお、型成形部では、図4に示すように、グラスラン50はクリップ90を介して車外側フランジ60及び車内側フランジ70に組付けられている。クリップ90の車外側フランジ60側の端部90aは、車外側フランジ60の下位鉛直部61に形成された穴Hに差し込まれ、クリップ90の車内側フランジ70側の端部90bは、車内側フランジ70の第一傾斜面部71の端部を巻き込んで係止されるようにしている。
1 ドア
2 ドアガラス
3 ドアアウタパネル
4 ドアインナパネル
5 車外側フランジ
6 車内側フランジ
10,20,50 グラスラン
11,21,51 本体部
12,22,52 車外側側壁部
13,23,53 車内側側壁部
14,24,54 連結壁部
15,25,55 車外側リップ部
16,26,56 車内側リップ部
17,27,57 車外側モール部
18,28,58 車内側モール部
29A 車外側切欠溝
29B 車内側切欠溝
29C 当接リップ
54a リップ部
57a 突起部
59 突起部
60 車外側フランジ
61 下位鉛直部
62 第一屈曲点
63 下位傾斜面部
64 第二屈曲点
65 上位鉛直部
66 第三屈曲点
67 上位傾斜面部
70 車内側フランジ
71 第一傾斜面部
72 下位屈曲点
73 鉛直部
74 上位屈曲点
75 第二傾斜面部
80 突出壁部
81 第一壁部
82 第二壁部
83 屈曲部
84 薄肉部
90 クリップ
90a,90b 端部
H 穴
M 隙間

Claims (4)

  1. 自動車の窓枠に沿って取付けられ、昇降するドアガラスを溝部に案内する、車外側側壁部と、車内側側壁部と、前記車外側側壁部と前記車内側側壁部を連結する連結壁部からなる本体部と、前記両側壁部からそれぞれ内側に折曲して延び前記ドアガラスに摺接する車外側リップ部及び車内側リップ部と、前記両側壁部からそれぞれ外側に折曲して延びる車外側モール部及び車内側モール部を備え、
    前記車外側側壁部と前記車外側モール部の間にドアアウタパネル端部に形成された車外側フランジが差し込まれるとともに、前記車内側側壁部と前記車内側モール部の間にドアインナパネル端部に形成された車内側フランジが差し込まれることにより前記窓枠に組付けられ、
    前記車外側フランジには、その端部から略鉛直下方向に延びて端部となる下位鉛直部と、その下位鉛直部の上部を第一屈曲点として車外側上方向に傾斜して延びる下位傾斜面部が形成され、前記車外側モール部の先端は前記車外側フランジの車外側面に弾接してなるグラスランの組付構造であって、
    前記車外側側壁部の上側を、前記連結壁部の車外側端部から車外側下方向に傾斜して延びる第一壁部と、その第一壁部の他端を屈曲部として車内側下方向に傾斜して延びる第二壁部からなる、変形自在な断面略「く」の字形状の突出壁部とし、前記突出壁部を前記車外側フランジの車内側面に当接させることを特徴とするグラスランの組付構造。
  2. 前記突出壁部の第二壁部を前記車外側フランジの下位傾斜面部の車内側面に沿った形状にして押し付けることを特徴とする請求項1に記載のグラスランの組付構造。
  3. 前記下位傾斜面部の上部を第二屈曲点として略鉛直上方向に延びる上位鉛直部が形成され、前記上位鉛直部の上部を第三屈曲点として車外側上方向に傾斜して延びる上位傾斜面部が形成されるとともに、前記車外側モール部の先端は前記連結壁部よりも上方に延び、
    前記車外側モール部の先端は、前記上位傾斜面部の車外側面に弾接することを特徴とする請求項1又は2に記載のグラスランの組付構造。
  4. 前記連結壁部と前記突出壁部の第一壁部の連結部内方に薄肉部を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のグラスランの組付構造。
JP2017136129A 2017-07-12 2017-07-12 グラスランの組付構造 Active JP6530451B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017136129A JP6530451B2 (ja) 2017-07-12 2017-07-12 グラスランの組付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017136129A JP6530451B2 (ja) 2017-07-12 2017-07-12 グラスランの組付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019018605A JP2019018605A (ja) 2019-02-07
JP6530451B2 true JP6530451B2 (ja) 2019-06-12

Family

ID=65352833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017136129A Active JP6530451B2 (ja) 2017-07-12 2017-07-12 グラスランの組付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6530451B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019018605A (ja) 2019-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10286768B2 (en) Inner weather strip and seal structure of vehicle door
JP6566745B2 (ja) 自動車用ドアのシール材
JP5163795B2 (ja) ガラスランの取付構造
JP6528526B2 (ja) ガラスランの固定構造
JP5994646B2 (ja) 車両の内装部材の取付け構造
JP2009255898A (ja) ガラスラン及び車両のドアのシール構造
JP5032876B2 (ja) 自動車用ウェザーストリップの取付構造
JP4684815B2 (ja) 自動車用ドアウェザーストリップ
JP7359717B2 (ja) 自動車用デビジョンバー及びその製造方法
JP2010052461A (ja) ガラスランの取付構造
JP6530451B2 (ja) グラスランの組付構造
JP4700970B2 (ja) ドアグラスランの取付構造
JP6536154B2 (ja) ガラスランの固定構造
JP5163367B2 (ja) ガラスランの取付構造
JP4858408B2 (ja) ガラスラン
JP2007296898A (ja) ガラスラン
JP5232525B2 (ja) 車両用ドア
JP7420582B2 (ja) 自動車用ガラスラン
JP2007083943A (ja) ガラスランの組付構造
JP5075758B2 (ja) ドアミラーの取付構造
JP7085413B2 (ja) 自動車のドア構造
JP6443101B2 (ja) 車両用ベルトモール
JP2007320428A (ja) 自動車ドアのシール構造
JP4687134B2 (ja) 車両用ドアガラスのシール構造
JP2006044361A (ja) ガラスラン

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190516

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6530451

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250