JP6032434B2 - ウエザストリップ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の車体開口部周縁又は車体開口部と対向する相手部材に装着されるウエザストリップに関するものである。
自動車にはドア開口、ラッゲージ開口等の開口部があり、それぞれの車体開口部周縁のフランジにウエザストリップが装着され、車体開口部周縁とドアやラッゲージリッド等の相手部材との間をシールしている。
これらのウエザストリップを車体開口部周縁に装着する場合は、ウエザストリップの断面略コ字形の取付基部であるトリム部や、板状の取付基部に車体開口部周縁のフランジを挿入させて装着している。
例えば、図17に示すように、自動車のラッゲージの開口部のシールは、ラッゲージのリッドの周囲に対向する、ラッゲージの車体開口部周縁106に設けられたフランジ7に、ウエザストリップ110を装着することにより行われる。
すなわち、ウエザストリップ110は、フランジ7に取付けられる取付基部であるトリム部120とラッゲージリッド2の裏面に当接してその間をシールする中空状の中空シール部130とを有し、この中空シール部130がラッゲージリッド2の裏面と当接することにより開口部がシールされる。
トリム部120は、車外側側壁121、車内側側壁122、及び底壁123で、断面略コ字形をなして形成され、フランジ7の保持を強化するために、トリム部120の内部には、板金のインサート129が埋設されている。
また、トリム部120の断面略コ字形の内部には、車外側側壁121と車内側側壁122の内面から車外側フランジ保持リップ124、125と車内側フランジ保持リップ126、127がそれぞれ断面ハ字形に、トリム部120の内部の底壁側側(底壁123側)に向かって延設されている。
ウエザストリップ110をフランジ7に装着するには、ラッゲージの車体開口部周縁106に設けられたフランジ7に対して、トリム部120を上方からその断面略コ字形の内部にフランジ7を挿入させるようにして装着する。トリム部120の内面から、車外側フランジ保持リップ124、125と車内側フランジ保持リップ126、127が設けられ、インサート129により保持力を強化されている。
それらのフランジ保持リップ124、125、126、127によりフランジ7を保持して、ウエザストリップ110の姿勢を保持するとともに、フランジ7から抜けることを防止している。このとき、トリム部120の上部に一体的に設けられている中空シール部130は、ラッゲージリッド2の裏面の外周端部に当接して、ラッゲージの車体開口部周縁106とラッゲージリッド2との間をシールしている。
ウエザストリップ110は、1本の同一断面の形状を押出成形により成形して、それを自動車のラッゲージの車体開口部周縁106に沿って取付けている。そして、ラッゲージの車体開口部周縁106のコーナー部においては、ウエザストリップ110をコーナー部に沿って湾曲して取付けており、コーナー部では中空シール部140が座屈してしまい、シール性が低下する場合があった。
そのため、図18に示すように、トリム部220とトリム部220に一体的に中空シール部230を形成したウエザストリップ210において、車体開口部周縁6のコーナー部に取付ける中空シール部230の肉厚を押出一般部231よりも厚肉にした肉厚増加部232を形成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
この場合には、肉厚増加部232が中空シール部230のどの部分に形成されているか外観からは不明であるため、ウエザストリップ210を車体開口部周縁6に取付けるときに、コーナー部に適切に肉厚増加部232を取付けることが困難であった。
押出成形後に、ウエザストリップ210の肉厚増加部232を調べて、マークすることも考えられるが、手間がかかり、コストアップにもなっている。
特開平5−31784号公報
そこで、本発明は、ウエザストリップの中空シール部の肉厚増加部を外観から容易に分かる自動車用ウエザストリップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、車体開口部周縁又は車体開口部と対向する相手部材に取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に形成されて車体開口部と対向する相手部材又は車体開口部周縁に当接して車体開口部周縁と相手部材との間をシールする中空シール部とを備えるウエザストリップにおいて、中空シール部の肉厚が部分的に増加する肉厚増加部を形成し、ウエザストリップの表面の肉厚増加部の範囲が分かる位置に識別表示を形成し、識別表示は、肉厚増加部の一方の先端部分と他方の先端部分に対応するウエザストリップの表面に形成され、又は中空シール部の肉厚増加が開始される部分と中空シール部の肉厚が元の中空シール部の肉厚に戻った部分に対応する部分に形成されたことを特徴とするウエザストリップである。
請求項1の本発明では、車体開口部周縁又は車体開口部と対向する相手部材に取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に形成されて車体開口部と対向する相手部材又は車体開口部周縁に当接して車体開口部周縁と相手部材との間をシールする中空シール部とを備えるウエザストリップである。このため、取付基部を車体開口部周縁又は車体開口部と対向する相手部材に取付けると、中空シール部が車体開口部と対向する相手部材又は車体開口部周縁に確実に当接して、シール性を確保することができる。
中空シール部の肉厚が部分的に増加する肉厚増加部を形成し、ウエザストリップの表面の肉厚増加部の範囲が分かる位置に識別表示を形成したため、コーナー部に肉厚増加部を取付けるときに、識別表示を目安に取付けることができ、取付作業が容易である。コーナー部にウエザストリップを取付けたときに、肉厚増加部がコーナー部に確実に取付けられ、中空シール部が座屈することがなく、シール性を確保できる。
識別表示は、肉厚増加部の一方の先端部分と他方の先端部分に対応するウエザストリップの表面に形成された場合には、肉厚増加部の始まりの部分と終わりの部分が明確となり、識別表示を目安に取付けることができ、取付作業が容易である。
中空シール部の肉厚増加が開始される部分と中空シール部の肉厚が元の中空シール部の肉厚に戻った部分に対応する部分に形成された場合には、中空シール部の肉厚増加が開始される部分と元の肉厚に戻る部分が明確となり、識別表示を目安に取付けることができ、取付作業が容易である。
請求項2の本発明は、識別表示は、ウエザストリップの表面に付けられたマーク、取付基部に形成された切欠き部又は取付基部に形成された識別表示であるウエザストリップである。
請求項2の本発明は、識別表示は、ウエザストリップの表面に付けられたマーク、取付基部に形成された切欠き部又は取付基部に形成された凹凸部であるため、識別表示の形成が容易であり、識別表示を確実に認識することができる。マークをペンキ等で付す場合には、凹凸がないため、シール性を損なうことがなく、取付基部以外の中空シール部にも付すことができる。
請求項3の本発明は、識別表示は、肉厚増加部を成形すると同時に形成されたウエザストリップである。
請求項3の本発明は、識別表示は、肉厚増加部を成形すると同時に形成されたため、押出ダイスと連動して識別表示を形成する部材を作動させることにより、識別表示の形成が容易であるとともに、識別表示を肉厚増加部に確実に対応させて形成することができる。
請求項4の本発明は、中空シール部の肉厚の増加は、中空シール部の外径は同じで内径が減少して形成されたウエザストリップである。
請求項4の本発明は、中空シール部の肉厚の増加は、中空シール部の外径は同じで内径が減少して形成されたため、中空シール部の外形は同じであり、車体開口部周縁と相手部材との間の隙間に中空シール部を均一な大きさで配置することができ、全体として均一なシール性を確保できる。
請求項5の本発明は、ウエザストリップは、ラッゲージウエザストリップであり、ラッゲージの車体開口部周縁のフランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に形成されてラッゲージリッドの裏面に当接してラッゲージの車体開口部周縁とラッゲージリッドとの間をシールするスポンジ材で形成された中空シール部とを備え、
取付基部は、車外側側壁、底壁と車内側側壁とで断面略コ字形をなし、車内側側壁の先端又は車内側側壁の先端に形成されたカバーシールリップに識別表示が形成されたウエザストリップである。
請求項5の本発明は、ウエザストリップは、ラッゲージウエザストリップであり、ラッゲージの車体開口部周縁のフランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に形成されてラッゲージリッドの裏面に当接してラッゲージの車体開口部周縁とラッゲージリッド材との間をシールするスポンジ材で形成された中空シール部とを備えている。このため、取付基部をラッゲージの車体開口部周縁のフランジに確実に挟持して中空シール部がラッゲージの車体開口部周縁とラッゲージリッドとの間を確実にシールすることができる。
取付基部は、車外側側壁、底壁と車内側側壁とで断面略コ字形をなしているため、断面略コ字形の内部にラッゲージのフランジを挟持して、確実にラッゲージウエザストリップを取付けることができる。
車内側側壁の先端又は車内側側壁の先端に形成されたカバーシールリップに識別表示が形成されている場合には、ラッゲージウエザストリップの取付時に容易に識別表示を確認して、コーナー部に確実に肉厚増加部を取付けることができる。また、車内側側壁の先端又はカバーシールリップに識別表示が形成されている場合には、車外側から進入する雨水等はボディーシールリップでシールすることができ、シール性を損なうことがない。
請求項6の本発明は、ウエザストリップは、オープニングトリムウエザストリップであり、車体開口部周縁のフランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に形成されてドアに当接して車体開口部周縁とドアとの間をシールするスポンジ材で形成された中空シール部とを備え、
取付基部は、車外側側壁、底壁と車内側側壁とで断面略コ字形をなし、上記底壁の外面に形成され車内方向に延設されるカバーリップ又は車内側側壁の先端部分に識別表示が形成されたウエザストリップである。
請求項6の本発明は、ウエザストリップは、オープニングトリムウエザストリップであり、車体開口部周縁のフランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に形成されてドアに当接して車体開口部周縁とドアとの間をシールするスポンジ材で形成された中空シール部とを備えている。このため、取付基部がフランジを確実に挟持して中空シール部が車体開口部周縁と相手部材との間を確実にシールすることができる。
取付基部は、車外側側壁、底壁と車内側側壁とで断面略コ字形をなしているため、断面略コ字形の内部にフランジを挟持して、確実にオープニングトリムウエザストリップを取付けることができる。
底壁の外面に形成されたカバーリップ又は車内側側壁の先端部分に識別表示が形成されている場合には、オープニングトリムウエザストリップの取付時に容易に識別表示を確認して、コーナー部に確実に肉厚増加部を取付けることができる。また、車内側側壁の先端又はカバーシールリップに識別表示が形成されている場合には、車外側から進入する雨水等は、中空シール部でシールすることができ、シール性を損なうことがない。
請求項7の本発明は、ウエザストリップは、ドアウエザストリップであり、ドアフレームに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に形成されて車体開口部周縁に当接して車体開口部周縁とドアフレームとの間をシールするスポンジ材で形成された中空シール部とを備え、取付基部の一部に識別表示が形成されたウエザストリップである。
請求項7の本発明は、ウエザストリップは、ドアウエザストリップであり、ドアフレームに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に形成されて車体開口部周縁に当接して車体開口部周縁とドアフレームとの間をシールするスポンジ材で形成された中空シール部とを備えている。このため、取付基部がドアフレームに取付けられると、中空シール部が車体開口部周縁とドアフレームとの間を確実にシールすることができる。
取付基部の一部に識別表示が形成された場合には、中空シール部に識別表示が形成されていなく、中空シール部のシール性を低下させることなく、ドアウエザストリップの取付時に容易に識別表示を確認して、コーナー部に確実に肉厚増加部を取付けることができる。
中空シール部の肉厚が部分的に増加する肉厚増加部を形成し、肉厚増加部に対応するウエザストリップの表面に識別表示を形成したため、コーナー部に肉厚増加部を取付けるときに、識別表示を目安に取付けることができ、取付作業が容易である。肉厚増加部があるため、コーナー部で中空シール部が座屈することがない。
識別表示は、肉厚増加部の一方の先端部分と他方の先端部分に対応するウエザストリップの表面に形成された場合には、肉厚増加部の始まりの部分と終わりの部分が明確となり、識別表示を目安に取付けることができ、取付作業が容易である。
中空シール部の肉厚増加が開始される部分と中空シール部の肉厚が元の中空シール部の肉厚に戻った部分に対応する部分に形成された場合には、中空シール部の肉厚増加が開始される部分と元の肉厚に戻る部分が明確となり、識別表示を目安に取付けることができ、取付作業が容易である。
本発明の第1の実施の形態を示すもので、ラッゲージウエザストリップの一部断面斜視図である。 本発明の第1の実施の形態を示すもので、ラッゲージウエザストリップの断面図であり、図1のA−A線に沿った断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示すもので、ラッゲージウエザストリップの断面図であり、図1のB−B線に沿った断面図である。 本発明の第1の実施の形態を示すもので、ラッゲージウエザストリップの全体の斜視図である。 自動車の斜め上方から見た概略斜視図である 本発明の第2の実施の形態を示すもので、オープニングトリムウエザストリップの一部断面斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示すもので、オープニングトリムウエザストリップの断面図であり、図2のC−C線に沿った断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示すもので、オープニングトリムウエザストリップの断面図であり、図2のD−D線に沿った断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示すもので、オープニングトリムウエザストリップの肉厚増加部部分の底面図である。 本発明の第4の実施の形態を示すもので、オープニングトリムウエザストリップの肉厚増加部部分の底面図である。 自動車のドアを開いた状態の斜め上方から見た概略斜視図である。 本発明の第2の実施の形態を示すもので、オープニングトリムウエザストリップの全体の正面図である。 本発明の第5の実施の形態を示すもので、ドアウエザストリップの一部断面斜視図である。 本発明の第5の実施の形態を示すもので、ドアウエザストリップの断面図であり、図13のE−E線に沿った断面図である。 本発明の第5の実施の形態を示すもので、ドアウエザストリップの断面図であり、図1のF−F線に沿った断面図である。 本発明の第5の実施の形態を示すもので、ドアウエザストリップの全体の正面図である。 従来のラッゲージウエザストリップをラッゲージに取付けた状態の断面図である。 従来の他のウエザストリップをコーナー部に沿って屈曲させた状態の斜視図である。
本発明の第1〜5の実施の形態を図1〜図16に基づき説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態を図1〜図5に基づき説明し、その後、本発明の第2〜第5の実施の形態を説明する。
本発明の第1の実施の形態をラッゲージに装着されるラッゲージウエザストリップ10を例にとり説明するが、本発明は、第2〜第3の実施の形態で説明するように、バックドアウエザストリップ、自動車のドア開口部、ルーフ開口部等の広く自動車の開口部をシールするウエザストリップに使用することができる。
本発明の第1の実施の形態のラッゲージウエザストリップ10は、図5に示すように、ラッゲージの車体開口部周縁6に取付けられるラッゲージリッド2との間をシールする。そして、図1に示すように、フランジ7に取付ける取付基部であるトリム部20とラッゲージリッド2に当接してシールする中空シール部30から形成される。
トリム部20は、車外側側壁21と、車内側側壁22と、底壁23からなる断面略コ字形をなしている。車外側側壁21、車内側側壁22と、底壁23の壁の内部には、金属板等の骨片からなるインサートは埋設されており、ゴム又は熱可塑性エラストマーで形成されている。なお、トリム部20を硬質ゴム等で形成した場合には、インサートを省略することができる。
車外側側壁21の内面に、トリム部20の断面略コ字形の開口側に位置する第1車外側フランジ保持リップ24を形成し、トリム部20の内部の底壁側に位置する第2車外側フランジ保持リップ25を形成する。
車内側側壁22の内面には、第1車外側フランジ保持リップ24と第2車外側フランジ保持リップ25に対向する2本の対向フランジ保持リップである、第1車内側フランジ保持リップ26を開口側に形成し、第2車内側フランジ保持リップ27を底壁23側に形成した。
第1車外側フランジ保持リップ24の先端と第1車内側フランジ保持リップ26の先端、及び、第2車外側フランジ保持リップ25の先端と第2車内側フランジ保持リップ27の先端はそれぞれ互いに当接するように形成した。なお、それぞれの先端は、当接せずに、少しずらしてもよい。
このため、第1車外側フランジ保持リップ24と第2車外側フランジ保持リップ25、及び、対向する第1車内側フランジ保持リップ26と第2車内側フランジ保持リップ27とで、フランジ7を挟持して、安定してフランジ7を保持することができる。
このため、中空シール部30の位置が安定し、中空シール部30が確実にラッゲージリッド2に当接してシールすることができる。
第1車外側フランジ保持リップ24、第2車外側フランジ保持リップ25、第1車内側フランジ保持リップ26及び第2車内側フランジ保持リップ27のそれぞれの先端は、トリム部20の内部の底壁側方向に屈曲して形成することが好ましい。この場合には、フランジ7がトリム部20内に挿入されたときに、トリム部20の内部の底壁側方向に屈曲して形成されたそれぞれのフランジ保持リップの先端が、フランジ7の側面に面接触的に当接してフランジ7を保持することができ、フランジ7を安定して保持するとともに、フランジ7がトリム部20から抜け難くすることができる。
トリム部20内にフランジ7を挿入すると、フランジ7の先端は、それぞれのフランジ保持リップの先端を左右に分けて進入し、フランジ7に当接する。そうすると、それぞれのフランジ保持リップの先端の撓み量が多くなり、フランジ7を保持する力が大きくなるとともに、フランジ7がトリム部20から抜け出ることを防止できる。
ラッゲージウエザストリップ10の車外側側壁21、底壁23と車内側側壁22は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーで形成することが好ましく、その硬度は、IRHD(国際ゴム硬度)60度以上100度以下であるソリッド材で形成することが好ましい。この場合は、フランジ7が車体に沿って屈曲していてもその屈曲に追従することができる柔軟性と、フランジ7を保持する充分な剛性を有することができる。
車外側側壁21の開口側の外面の先端付近から斜め下方に比較的に厚肉で全体として略均一の肉厚のスポンジ材からなるボディーシールリップ28が形成されている。そのため、ボディーシールリップ28が車体開口部周縁6に当接する時に、その先端が線接触的に当接することができ、その先端の押圧する力が大きくシール性がよい。従って、車体開口部周縁6からフランジ7を伝わってトリム部20から車室内に雨水、埃、騒音等が浸入することを防止し、車体開口部周縁6とラッゲージウエザストリップ10との間をシールすることができる。
また、ボディーシールリップ28は根元から先端まで略同一肉厚で形成されている場合は、ボディーシールリップ28の先端が車体開口部周縁6に当接するときに、ボディーシールリップ28の弾性が向上して、その先端が車体開口部周縁6を押圧する力が強く、シール性がよい。
ボディーシールリップ28は、スポンジ材で形成されている。そのため、ボディーシールリップ28の柔軟性が増加して、車体開口部周縁6の凹凸や変形に追従してシール性を確保することができる。
車外側側壁21の開口側の内面の先端付近から下方にサブボディーシールリップ28aが延設されている。サブボディーシールリップ28aは、図1に示すように、直線状に形成され、ボディーシールリップ28や第1車外側フランジ保持リップ24よりも短く小さく形成されている。そのため、ラッゲージウエザストリップ10がフランジ7に装着されたときは、フランジ7の根元と車体開口部周縁6との連絡部の湾曲した部分に当接する。
サブボディーシールリップ28aは、小さく、形成されているため、フランジ7の根元の湾曲した形状に沿って密着して変形することができ、万一、ボディーシールリップ28と車体開口部周縁6の間を通過した雨水等は、このサブボディーシールリップ28aで確実にその進入を防止するとともに、騒音等をシールすることができ、シール性をより向上することができる。
サブボディーシールリップ28aをスポンジ材で形成した場合は、柔軟性が向上して、フランジ7の根元の凹凸や変形に追従してシール性を確保することができる。
車内側側壁22の車内側面の下部に、車内方向の下方に向けて湾曲してカバーシールリップ29が形成されている。ラッゲージウエザストリップ10をフランジ7に装着した後に、カバーシールリップ29は、車内側パネルや、車室内に設けられたガーニッシュ(図示せず)、パネル(図示せず)等の端部を覆うように配置され、ラッゲージウエザストリップ10とガーニッシュ、パネル等との間をシールするとともに、その隙間をカバーして見栄えを良好にしている。
カバーシールリップ29をスポンジ材で形成した場合は、柔軟性が向上して、ガーニッシュ、パネル等との間の隙間の変化に追従してシール性を確保することができる。
トリム部20の底壁23の外面に上方に向けて中空シール部30が形成されている。中空シール部30は、断面が略菱形、略楕円形または略円形の中空状に、スポンジ材で形成することができる。中空状であるため、柔軟性を有しており、ラッゲージリッド2が閉じられたときは、中空シール部30がリップ状と比べて異常変形することなく、確実にラッゲージリッド2の所定位置に当接して、シールすることができる。また、中空シール部30の断面が略菱形または楕円形である場合は、中空シール部30の先端がラッゲージリッド2に当接すると、略菱形または楕円形の中央部分の膨らんだところが撓んで屈曲して、柔軟に当接することができる。
また、中空シール部30がスポンジ材で形成されているので、シールする相手部材であるラッゲージリッド2に中空シール部30が当接したときに、柔軟性が大きく、ラッゲージリッド2の形状に応じて確実に先端が当接することができ、シール性が高い。
図1〜3に示すように、中空シール部30は、その肉厚が部分的に増加する肉厚増加部32と、通常の肉厚の押出一般部31を有している。図2に示すように、押出一般部31の肉厚は通常1mm程度であり、図3に示すように、肉厚増加部32の肉厚は3〜5mm程度である。押出一般部31から肉厚増加部32に変化するのは、押出成形機のダイスの中子をずらすことにより、中空シール部30の肉厚を変化させることができる。
肉厚増加部32は、図4に示すように、ラッゲージウエザストリップ10のコーナー部12の部分に形成される。直線部分11は、押出一般部31が形成される。このため、コーナー部12に取付けられた中空シール部30は、湾曲して取付けられても、中空シール部30が座屈したり、倒れたりすることがない。
中空シール部30の肉厚の増加は、中空シール部30の外径は同じで内径が減少して形成することが好ましい。この場合には、中空シール部30の外径は同じであるため、ラッゲージリッド2とフランジ7との間の隙間に配置される中空シール部30の外径を均一に配置することができ、シール性のばらつきがなく、シール性を確保できる。
ラッゲージウエザストリップ10を成形するときに、中空シール部30の肉厚を増価させるために、押出成形機のダイスの中子をずらすと同時に、連動して、トリム部20に識別表示を形成する。第1の実施の形態では、図1に示すように、識別表示として、トリム部20のカバーシールリップ29に切欠き部29aを形成する。カバーシールリップ29に切欠き部29aを設けたため、車外側から雨水等が進入してもボディーシールリップ28でシールすることができ、シール性を確保できる。
切欠き部29a以外の識別表示については、後述するが、例えば、表面に凹凸部を形成してもよく、或いは、着色したペンキ等でマークしてもよく、或いは、インサートに切欠きを設けて外面から識別できるようにしてもよい。さらに、トリム部20以外の中空シール部30に凹凸の無いマーク等の識別表示を設けてもよい。
切欠き部29aは、中空シール部30の肉厚が増加し始める位置と、肉厚が減少して押出一般部31に戻る位置の両側に形成することが好ましい。この場合には、切欠き部29aを開始する部分と終了する部分のみ形成すれば良く、切欠き部29aの形成が容易である。また、肉厚増加部32が開始する部分と終了する部分が明確になり、ラッゲージの周囲のフランジ7のコーナー部に肉厚増加部32を取付けるときに、切欠き部29aを目安に取付けることができ、取付作業が容易である。切欠き部29aの形成は、押出成形時にカバーシールリップ29の先端にピン等を若干短時間押し込んで形成する。
なお、切欠き部29aは、カバーシールリップ29以外にも、車内側側壁22の先端や、第1車内側フランジ保持リップ26の先端に設けることができる。さらに、切欠き部29aではなく、車外側から目立たないように、カバーシールリップ29の裏面に突起又は凹部を設けてもよい。また、ボディーシールリップ28又はサブボディーシールリップ28aの裏面に突起又は凹部を形成することもできる。
次に、本発明の第2〜4の実施の形態のオープニングトリムウエザストリップ40について、図6〜図12に基づき説明する。オープニングトリムウエザストリップ40は、図11に示すように、ドアが開閉される車体開口部周縁6のフランジ7に装着される。
オープニングトリムウエザストリップ40は、図7に示すように、車体開口部周縁6のフランジ7に取付ける取付基部であるトリム部50とドアフレーム8に当接してシールする中空シール部60から形成される。
トリム部50は、車外側側壁51と、車内側側壁52と、底壁53からなる断面略コ字形をなしている。車外側側壁51、車内側側壁52と、底壁53の壁の内部には、金属板等の骨片からなるインサート50aが埋設されており、ゴム又は熱可塑性エラストマーで形成されている。インサート50aは、トリム部50を硬質ゴム等で形成した場合には省略することができる。
車外側側壁21の内面に、トリム部50の断面略コ字形の開口側から奥に順に位置する第1車外側フランジ保持リップ54、第2車外側フランジ保持リップ55と第3車外側フランジ保持リップ56を形成する。
車内側側壁22の内面には、車内側フランジ保持リップ57が形成されている。車内側フランジ保持リップ57は、第1車外側フランジ保持リップ54、第2車外側フランジ保持リップ55と第3車外側フランジ保持リップ56と比べて長く形成されている。
このため、フランジ7の肉厚に応じて、車内側フランジ保持リップ57が撓み、第1車外側フランジ保持リップ54、第2車外側フランジ保持リップ55及び第3車外側フランジ保持リップ56と車内側フランジ保持リップ57とで、フランジ7を挟持して、安定してフランジ7を保持することができる。
このため、中空シール部60の位置が安定し、中空シール部60が確実にドアフレーム8に当接してシールすることができる。
底壁53の外面には、カバーリップ58が形成され、カバーリップ58は、ガーニッシュ(図示せず)等の側端を覆い、トリム部50とガーニッシュとの間の隙間を覆っている。
トリム部50の車外側側壁51の外面に、車外側に向けて中空シール部60が形成されている。中空シール部60は、断面が略楕円形または略円形の中空状に、スポンジ材で形成することができる。中空状であるため、柔軟性を有しており、自動車ドアが閉じられたときは、中空シール部60が確実にドアフレーム8や自動車ドア外周に当接して、シールすることができる。
また、中空シール部60がスポンジ材で形成されているので、シールする相手部材であるドアフレーム8や自動車ドア外周に中空シール部60が当接したときに、柔軟性が大きく、ドアフレーム8や自動車ドア外周の形状に応じて確実に先端が当接することができ、シール性が高い。
図6〜8に示すように、中空シール部60は、その肉厚が部分的に増加する肉厚増加部62と、通常の肉厚の押出一般部61を有している。図7に示すように、押出一般部31の肉厚は通常1mm程度であり、図8に示すように、肉厚増加部62の肉厚は3〜5mm程度である。押出一般部61から肉厚増加部62に変化するのは、押出成形機のダイスの中子をずらすことにより、中空シール部60の肉厚を変化させることができる。
肉厚増加部62は、図12に示すように、オープニングトリムウエザストリップ40のコーナー部42に部分に形成される。直線部分41は、押出一般部61が形成される。このため、コーナー部42に取付けられた中空シール部60は、湾曲して取付けられても、中空シール部60が座屈したり、倒れたりすることがない。
中空シール部60の肉厚の増加は、中空シール部60の外径は同じで内径が減少して形成することが好ましい。この場合には、中空シール部60の外径は同じであるため、ドアフレーム8と車体開口部周縁6との間の隙間に配置される中空シール部60の外径を均一に配置することができ、シール性のばらつきがなく、シール性を確保できる。
オープニングトリムウエザストリップ40を成形するときに、中空シール部60の肉厚を増価させるために、押出成形機のダイスの中子をずらすと同時に、連動して、トリム部50に識別表示を形成する。第2の実施の形態では、図6に示すように、識別表示として、トリム部50のカバーリップ58に形成する。カバーリップ58に切欠き部58aを形成するため、中空シール部60のシール性が低下することがない。
ラッゲージウエザストリップ10で述べたと同様に、識別表示については、例えば、表面に凹凸部を形成してもよく、或いは、着色したペンキ等でマークしてもよく、或いは、インサート50aに切欠きを設けてトリム部50の外面から識別できるようにしてもよい。さらに、トリム部20以外の中空シール部30に凹凸の無いマーク等の識別表示を設けてもよい。
切欠き部58aは、中空シール部60の肉厚が増加し始める位置と、肉厚が減少して押出一般部61に戻る位置の両側に形成することが好ましい。この場合には、切欠き部58aを開始する部分と終了する部分のみ形成すれば良く、切欠き部58aの形成が容易である。また、肉厚増加部62が開始する部分と終了する部分が明確になり、車体開口部周縁6の周囲のフランジ7のコーナー部に肉厚増加部32を取付けるときに、切欠き部58aを目安に取付けることができ、取付作業が容易である。切欠き部58aの形成は、押出成形時に、カバーリップ58にピン等を若干短時間押し込んで形成する。
なお、切欠き部58aは、カバーリップ58以外にも、車内側側壁52の先端や、車内側フランジ保持リップ57の先端に設けることができる。さらに、切欠き部58aではなく、車外側から目立たないように、カバーシールリップ29の裏面に突起又は凹部を設けてもよい。
次に、本発明の第3の実施の形態のオープニングトリムウエザストリップ40について、図9に基づき説明する。
第3の実施の形態では、識別表示は、車内側フランジ保持リップ57の下面に形成されている。識別表示として、突部57aが中空シール部60の押出一般部61の肉厚が増加し始める部分から肉厚増加部62と中空シール部60の押出一般部61の肉厚に戻るまで連続して形成されている。これにより、肉厚増加部62の位置が明確になり、組付け時にコーナー部に確実に組付けることができる。
突部57aは、肉厚増加部62の肉厚が完全に増加した部分から、肉厚の減少が始まる直前までの部分に形成することもできる。
次に、本発明の第4の実施の形態のオープニングトリムウエザストリップ40について、図10に基づき説明する。
第4の実施の形態では、識別表示は、車内側フランジ保持リップ57の下面に形成されている。識別表示として、凹部57bが中空シール部60の押出一般部61の肉厚が増加し始める部分から肉厚増加部62と中空シール部60の押出一般部61の肉厚に戻るまで連続して形成されている。これにより、肉厚増加部62の位置が明確になり、組付け時にコーナー部に確実に組付けることができる。
凹部57bは、肉厚増加部62の肉厚が完全に増加した部分から、肉厚の減少が始まる直前までの部分に形成することもできる。
次に、本発明の第5の実施の形態のドアウエザストリップ70について、図13〜図16に基づき説明する。ドアウエザストリップ70は、図11に示すように、ドアフレーム8とドアの外周に取付けられる。
ドアウエザストリップ70は、図14に示すように、ドアフレーム8に取付ける取付基部80と車体開口部周縁6に当接してシールする中空シール部90から形成される。
取付基部80は、ドアフレーム8に当接する板状の取付基部底板部81と、取付基部底板部81から取付基部中空部83を隔てて設けられる取付基部上板部84と、取付基部底板部81と取付基部上板部84の両端を保持して取付基部中空部83を囲む取付基部側壁部82、82から形成されている。取付基部80は、ゴム又は熱可塑性エラストマーで形成されている。取付基部80はソリッド材で形成することも、中空シール部90と同様にスポンジ材で形成することもできる。
取付基部80の取付基部上板部84の上面に、中空シール部90が形成されている。中空シール部90は、断面が略楕円形または略円形の中空状に、スポンジ材で形成することができる。中空状であるため、柔軟性を有しており、自動車ドアが閉じられたときは、中空シール部90が確実に車体開口部周縁6に当接して、シールすることができる。
また、中空シール部90がスポンジ材で形成されているので、シールする相手部材である車体開口部周縁6に中空シール部90が当接したときに、柔軟性が大きく、車体開口部周縁6の形状に応じて確実に先端が当接することができ、シール性が高い。
図13に示すように、中空シール部90は、その肉厚が部分的に増加する肉厚増加部92と、通常の肉厚の押出一般部91を有している。図14に示すように、押出一般部91の肉厚は通常1mm程度であり、図15に示すように、肉厚増加部92の肉厚は3〜5mm程度である。押出一般部91から肉厚増加部92に変化するのは、押出成形機のダイスの中子をずらすことにより、中空シール部90の肉厚を変化させることができる。
肉厚増加部92は、図16に示すように、ドアウエザストリップ70のコーナー部72に部分に形成される。直線部分71は、押出一般部91が形成される。このため、コーナー部72に取付けられた中空シール部90は、湾曲して取付けられても、中空シール部90が座屈したり、倒れたりすることがない。
中空シール部90の肉厚の増加は、中空シール部90の外径又は高さは同じで内径が減少して形成することが好ましい。この場合には、中空シール部90の外径又は高さは同じであるため、車体開口部周縁6とドアフレーム8との間の隙間に配置される中空シール部90の外径又は高さを均一に配置することができ、シール性のばらつきがなく、シール性を確保できる。
ドアウエザストリップ70を成形するときに、中空シール部90の肉厚を増価させるために、押出成形機のダイスの中子をずらすと同時に、連動して、取付基部80に識別表示を形成する。第5の実施の形態では、図13に示すように、識別表示として、取付基部80の取付基部底板部81に切欠き部81aを形成する。
切欠き部81aは、中空シール部90の肉厚が増加し始める位置と、肉厚が減少して押出一般部61に戻る位置の両側に形成することが好ましい。この場合には、切欠き部81aを開始する部分と終了する部分のみ形成すれば良く、切欠き部81aの形成が容易である。また、肉厚増加部92が開始する部分と終了する部分が明確になり、ドアフレーム8の外周のコーナー部に肉厚増加部92を取付けるときに、切欠き部81aを目安に取付けることができ、取付作業が容易である。
なお、切欠き部81aは、取付基部底板部81以外にも、取付基部上板部84の先端や、取付基部側壁部82に設けることができる。さらに、切欠き部81aではなく、車外側から目立たないように、取付基部底板部81の裏面に突起又は凹部を設けてもよい。
ラッゲージウエザストリップ10で述べたと同様に、切欠き部81a以外の識別表示については、例えば、表面に凹凸部を形成してもよく、或いは、着色したペンキ等でマークしてもよい。さらに、取付基部80以外の中空シール部90に凹凸の無いマーク等の識別表示を設けてもよい。
2 トランクリッド
6 車体開口部周縁
7 フランジ
8 ドアフレーム
10 ウエザストリップ
20、50、80 取付基部(トリム部)
30、60、90 中空シール部
31、61、91 押出一般部
32、62、92 肉厚増加部
b 29a、58a、81a 識別表示(切欠き部)

Claims (7)

  1. 車体開口部周縁又は車体開口部と対向する相手部材に取付けられる取付基部と、該取付基部に一体的に形成されて上記車体開口部と対向する上記相手部材又は上記車体開口部周縁に当接して上記車体開口部周縁と相手部材との間をシールする中空シール部とを備えるウエザストリップにおいて、該中空シール部の肉厚が部分的に増加する肉厚増加部を形成し、上記ウエザストリップの表面の上記肉厚増加部の範囲が分かる位置に識別表示を形成し、該識別表示は、上記肉厚増加部の一方の先端部分と他方の先端部分に対応する上記ウエザストリップの表面に形成され、又は上記中空シール部の肉厚増加が開始される部分と上記中空シール部の肉厚が元の中空シール部の肉厚に戻った部分に対応する部分に形成されたことを特徴とするウエザストリップ。
  2. 上記識別表示は、上記ウエザストリップの表面に付けられたマーク、上記取付基部に形成された切欠き部又は上記取付基部に形成された凹凸部である請求項1に記載のウエザストリップ。
  3. 上記識別表示は、上記肉厚増加部を成形すると同時に形成された請求項1又は請求項2に記載のウエザストリップ。
  4. 上記中空シール部の肉厚の増加は、上記中空シール部の外径は同じで内径が減少して形成された請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のウエザストリップ。
  5. 上記ウエザストリップは、ラッゲージウエザストリップであり、ラッゲージの車体開口部周縁のフランジに取付けられる取付基部と、該取付基部に一体的に形成されてラッゲージリッドの裏面に当接して上記ラッゲージの車体開口部周縁とラッゲージリッドとの間をシールするスポンジ材で形成された中空シール部とを備え、
    上記取付基部は、車外側側壁、底壁と車内側側壁とで断面略コ字形をなし、上記車内側側壁の先端又は上記車内側側壁の先端に形成されたカバーシールリップに上記識別表示が形成された請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のウエザストリップ。
  6. 上記ウエザストリップは、オープニングトリムウエザストリップであり、車体開口部周縁のフランジに取付けられる取付基部と、該取付基部に一体的に形成されてドアに当接して上記車体開口部周縁と上記ドアとの間をシールするスポンジ材で形成された中空シール部とを備え、
    上記取付基部は、車外側側壁、底壁と車内側側壁とで断面略コ字形をなし、上記底壁の外面に形成され車内方向に延設されるカバーリップ又は上記車内側側壁の先端部分に上記識別表示が形成された請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のウエザストリップ。
  7. 上記ウエザストリップは、ドアウエザストリップであり、ドアフレームに取付けられる取付基部と、該取付基部に一体的に形成されて上記車体開口部周縁に当接して上記車体開口部周縁と上記ドアフレームとの間をシールするスポンジ材で形成された中空シール部とを備え、 上記取付基部の一部に上記識別表示が形成された請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のウエザストリップ。
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