JP7433695B2 - 車両のドア構造 - Google Patents

車両のドア構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7433695B2
JP7433695B2 JP2020208510A JP2020208510A JP7433695B2 JP 7433695 B2 JP7433695 B2 JP 7433695B2 JP 2020208510 A JP2020208510 A JP 2020208510A JP 2020208510 A JP2020208510 A JP 2020208510A JP 7433695 B2 JP7433695 B2 JP 7433695B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support
engaging
vehicle
piece
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020208510A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022095279A (ja
Inventor
一輝 鷹羽
貴之 古野
晃治 赤平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hayashi Telempu Corp
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Hayashi Telempu Corp
Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hayashi Telempu Corp, Toyota Auto Body Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Hayashi Telempu Corp
Priority to JP2020208510A priority Critical patent/JP7433695B2/ja
Publication of JP2022095279A publication Critical patent/JP2022095279A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7433695B2 publication Critical patent/JP7433695B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

本発明は、車両のドア構造に関する。
特許文献1には、自動車のドア構造が開示されている。ドア構造は、窓ガラスと、窓ガラスの縁部を支持するガラスランと、上下方向に延在する縦辺部を有し、窓ガラスの窓枠を構成するドアフレームと、ドアフレームに対して車内側から組み付けられ、ドアフレームを覆うドアインナーパネルとを備える。ガラスランのうち上記縦辺部に支持される部分は、車外側側壁と、車内側側壁と、底壁とを有し、窓ガラスの端縁に向かって開口する断面U字状に形成されている。ドアフレームの縦辺部は、ガラスランの車外側側壁、車内側側壁、及び底壁を支持している。ガラスランの車内側側壁には、車内側カバーリップが突設されている。車内側カバーリップは、ドアインナーパネルに係合している。また、従来の車両のドア構造においては、ガラスチャンネルと称され、ガラスランを支持する支持部材を備えるものがある。支持部材は、ドアフレームとは別体にて構成されている。支持部材は、ドアフレームの縦辺部に沿って延在するとともに縦辺部に固定される。
特開2016-68572号公報
ところで、ドアフレームとは別体の支持部材を備える車両のドア構造においては、以下の不都合が生じるおそれがある。すなわち、ドアフレーム及び支持部材には、それぞれ製造ばらつきが存在する。また、ドアフレームと支持部材との組付ばらつきが存在する。このため、こうした製造ばらつきや組付ばらつきにより、ガラスランの車内側カバーリップ(以下、第1係合部)と、ドアインナーパネルにおいて車内側カバーリップに係合する部位(以下、第2係合部)との相対位置が、縦辺部の延在方向の位置によってばらつく。その結果、第1係合部と第2係合部との位置関係がばらつくことで見栄えが悪くなるおそれがある。
上記課題を達成する車両のドア構造は、窓ガラスと、前記窓ガラスの縁部を支持するガラスランと、縦辺部を有し、前記窓ガラスの窓枠を構成するドアフレームと、前記縦辺部に沿って延在するとともに前記縦辺部に固定され、前記ガラスランを支持する支持部材と、前記縦辺部に対して車内側から組み付けられ、前記縦辺部を覆う内装部材と、を備える車両のドア構造であって、前記ガラスランは、前記縦辺部に沿って延在するとともに前記窓ガラスの車内側に位置する内側部分と、前記内側部分に設けられた第1係合部と、を有し、前記内装部材は、前記第1係合部に係合可能な第2係合部を有し、前記支持部材は、前記内側部分を車内側から支持する内側支持部と、前記内側支持部から車外側に向かって延びるとともに前記第1係合部及び前記第2係合部の双方に係合可能な第3係合部と、前記内側支持部から車内側に向かって延びるとともに、前記ドアフレームに対して前記内装部材を組み付ける際に、前記第2係合部を前記第1係合部との係合位置に向けて案内する案内部と、を有している。
同構成によれば、支持部材にガラスランを支持させた状態において、内側支持部から延びる第3係合部にガラスランの第1係合部が係合される。これにより、支持部材の第3係合部に対してガラスランの第1係合部が位置決めされる。この状態において、ドアフレームに対して内装部材を組み付けると、支持部材の内側支持部から延びる案内部によって、内装部材の第2係合部が第1係合部との係合位置に向けて案内される。これにより、内装部材の第2係合部が支持部材の第3係合部に係合される。またこのとき、支持部材の第3係合部によって位置決めされている第1係合部に対して内装部材の第2係合部が係合されやすくなる。したがって、ガラスランと内装部材との相対位置がずれることを抑制できる。
上記車両のドア構造において、前記第3係合部は、前記内側支持部から車外側に向かって延びる第1部分と、前記第1部分から屈曲して前記第1係合部に向かって延びる第2部分と、を有しており、前記内装部材は、前記第1部分及び前記第2部分に沿う屈曲形状を有していることが好ましい。
同構成によれば、内装部材が第3係合部の第1部分及び第2部分に沿う屈曲形状を有している。このため、内装部材の第2係合部が支持部材の第3係合部に円滑に係合されるようになる。これにより、支持部材の第3係合部によって位置決めされている第1係合部に対して内装部材の第2係合部が一層係合されやすくなる。したがって、ガラスランと内装部材との相対位置がずれることを一層抑制できる。
上記車両のドア構造において、前記支持部材は、金属板材をプレス加工して形成されるものであり、前記縦辺部に沿って延在する支持片を有する支持部材本体と、前記支持部材本体とは別体にて構成され、前記支持片に重ね合わされて固定される固定片を有するブラケットと、を有しており、前記支持片及び前記固定片は、前記内側支持部を構成しており、前記第3係合部は、前記固定片から延びていることが好ましい。
同構成によれば、第3係合部が支持部材本体に一体に設けられる場合に比べて、支持部材本体を製造する際の材料の歩留まりを高めることができる。
上記車両のドア構造において、前記案内部は、前記固定片から延びていることが好ましい。
同構成によれば、第3係合部及び案内部の双方が、ブラケットの固定片から延びている。このため、支持部材本体を製造する際の材料の歩留まりを一層高めることができる。また、第3係合部を有するブラケットと、案内部を有するブラケットとを個別に設ける場合に比べて、部品点数の増加を抑えることができる。
上記車両のドア構造において、前記固定片には、前記支持片に接合される接合部が設けられており、前記案内部は、前記固定片の延在方向において前記接合部が設けられている部分から延在しており、前記第3係合部は、前記固定片から車外側に向かって延びる第1部分と、前記第1部分から屈曲して前記第1係合部に向かって延びる第2部分と、を有しており、前記固定片の前記延在方向において前記接合部が設けられていない部分に設けられていることが好ましい。
第3係合部が、内側支持部から車外側に向かって延びる第1部分と、第1部分から屈曲して第1係合部へ向けて延びる第2部分とを有する、すなわち折り返し形状を有する場合がある。この場合、固定片の延在方向において支持片に接合される接合部に対応する位置に第3係合部を設けると、以下の不都合が生じるおそれがある。すなわち、ブラケットの固定片と支持部材本体の支持片とを例えばスポット溶接にて接合する際に、固定片と支持片とを電極によって挟み込むときに、上記第3係合部が干渉しやすい。このため、接合作業が困難になるおそれがある。この点、上記構成によれば、第3係合部が、固定片の延在方向において接合部の存在しない部分に設けられているため、上述した問題の発生を抑制でき、接合作業を容易に行うことができる。
上記車両のドア構造において、前記接合部は、前記固定片の前記延在方向の両側にそれぞれ設けられており、前記案内部は、前記固定片の前記延在方向の両側からそれぞれ延在しており、前記第3係合部は、前記固定片の前記延在方向において前記案内部同士の間から延在していることが好ましい。
同構成によれば、接合部が固定片の延在方向の両側に設けられていることから、支持部材本体に対してブラケットを安定して固定することができる。
本発明によれば、車両のドア構造において、ガラスランと内装部材との相対位置がずれることを抑制できる。
車両のドア構造の一実施形態について、車両の側面図。 ドアの分解斜視図。 図1の3-3線に沿った断面図。 図3の一部を拡大して示す拡大断面図。 支持部材の斜視図。 支持部材の斜視図。 (a)~(c)は、図3に対応する断面図であって、ドアフレームに対して内装部材を組み付ける際の状態を順に示す図。
以下、図1~図7を参照して、車両のドア構造の一実施形態について説明する。
なお、以降においては、車両の前後方向の前側及び後側を単に前側及び後側として説明する。また、車両が水平面上に位置するときの上下方向の上側及び下側を単に上側及び下側として説明する。また、車幅方向において車両の中央部に近付く側を単に内側とし、当該中央部から遠ざかる側を単に外側として説明する。また、車両の後から前を見たときの車幅方向の左側及び右側を単に左側及び右側として説明する。
図1は、車両の右側の側面図を示している。
図1に示すように、車両の側部には、前乗降口11F及び後乗降口11Rがピラー12を介して前後に隣り合って設けられている。
車両の側部には、前乗降口11Fを開閉する前ドア10Fと、後乗降口11Rを開閉する後ドア10Rとが設けられている。
前ドア10F及び後ドア10Rは、共に、ヒンジによって回動可能に支持されたヒンジドアである。図示は省略するが、前ドア10F及び後ドア10Rのヒンジは、共に前ドア10F及び後ドア10Rの前縁に設けられている。
本実施形態では、本発明を前ドア10Fのドア構造として具体化している。
以下、前ドア10Fのドア構造について説明する。
図2及び図3に示すように、前ドア10Fは、窓ガラス13と、窓ガラス13の縁部を支持するガラスラン20と、窓ガラス13の窓枠を構成するドアフレーム30とを備えている。前ドア10Fは、ガラスラン20を支持する支持部材40と、ドアフレーム30及び支持部材40を内側から覆う内装部材60とを備えている。前ドア10Fは、ドアフレーム30及び支持部材40を外側から覆う外装部材70と、ウェザーストリップ80と、シール部材90とを備えている。
なお、図2では、窓ガラス13、ガラスラン20、ウェザーストリップ80、シール部材90の図示を省略している。
<ドアフレーム30>
図2に示すように、ドアフレーム30は、ピラー12に沿って上下方向に延びる縦辺部30Aと、縦辺部30Aの上端に連結され、前方に延びる上辺部30Bとを有している。上辺部30Bは、前側ほど下側に位置するように傾斜している。ドアフレーム30は、縦辺部30Aの下端と上辺部30Bの前端とを連結する下辺部30Cを有している。縦辺部30A、上辺部30B、及び下辺部30Cによって窓枠が構成されている。
本発明に係るドア構造は、ドアフレーム30の縦辺部30Aの周りの構造である。以下、縦辺部30Aの断面構造について説明する。
図3及び図4に示すように、縦辺部30Aは、インナパネル31と、インナパネル31に対して外側に連結されたアウタパネル32とを有しており、中空状の閉断面構造を有している。インナパネル31及びアウタパネル32は、金属材料によって構成されている。
縦辺部30Aは、それぞれ前後方向に沿って延びるとともに車幅方向に互いに間隔をおいて設けられた外面部33及び内面部34を有している。外面部33は、縦辺部30Aの外面を構成している。内面部34は、縦辺部30Aの内面を構成している。内面部34の前端は、外面部33の前端よりも前側に位置している。
縦辺部30Aは、外面部33の前端において屈曲するとともに内側に向かって延びる前面部35を有している。
縦辺部30Aは、内面部34の後端に連なるとともに後側ほど外側に位置するように傾斜する傾斜部36を有している。
縦辺部30Aは、外面部33及び傾斜部36の双方の後側に連なり、インナパネル31及びアウタパネル32が互いに連結された連結部37を有している。
<ガラスラン20>
図3及び図4に示すように、ガラスラン20は、縦辺部30Aに沿って延在する部分を有している。ガラスラン20は、窓ガラス13の内側に位置する内側部分21と、窓ガラス13の外側に位置する外側部分22と、内側部分21の後端と外側部分22の後端とを連結する連結部分23とを有している。ガラスラン20は、前側に向かって開口する断面U字状である。ガラスラン20は、第1係合部26と、カバーリップ27とを有している。
内側部分21及び外側部分22には、窓ガラス13に向かって突出する複数の内側リップ24が設けられている。内側リップ24は、窓ガラス13に接触することで窓ガラス13と、内側部分21及び外側部分22との間をシールする。
内側部分21、外側部分22、及び連結部分23には、後述する支持部材40に向かって突出する複数の外側リップ25が設けられている。外側リップ25は、支持部材40に接触することで、支持部材40に対して位置決めされるとともに、支持部材40と、内側部分21、外側部分22、及び連結部分23との間をシールする。
第1係合部26は、内側部分21の前端の内面から前側に向かって突出している。より詳しくは、第1係合部26の前部は、前側ほど外側に位置するように傾斜している。
カバーリップ27は、内側部分21の前端の外面から前側に向かって突出している。より詳しくは、カバーリップ27の前部は、前側ほど内側に位置するように傾斜している。カバーリップ27の前端は、第1係合部26の前端よりも外側且つ前側に位置している。
なお、ガラスラン20は、ゴムなどの弾性材料によって一体に形成されている。
<内装部材60>
図2に示すように、内装部材60は、縦辺部30Aに沿って延びるとともに縦辺部30Aを内側から覆う縦辺部60Aと、上辺部30Bに沿って延びるとともに上辺部30Bを内側から覆う上辺部60Bとを有している。内装部材60は、ドアフレーム30に対して内側から組み付けられている。内装部材60は、樹脂材料によって一体に形成されている。
以下、縦辺部60Aの断面構造について説明する。
図3及び図4に示すように、縦辺部60Aは、内壁部61と、前壁部62と、後壁部63と、第2係合部64とを有している。
内壁部61は、前後方向に沿って延びるとともに、縦辺部30Aの内面部34を内側から覆っている。
前壁部62は、内壁部61の前端から屈曲して外側に向かって延びている。より詳しくは、前壁部62は、外側ほど前側に位置するように傾斜するとともに、縦辺部30Aを前側から覆っている。
後壁部63は、内壁部61の後端から屈曲して外側に向かって延びている。より詳しくは、後壁部63は、外側ほど後側に位置するように傾斜するとともに、縦辺部30Aの傾斜部36を後側から覆っている。
第2係合部64は、前壁部62の外側端から屈曲して後側に向かって突出している。より詳しくは、第2係合部64は、後側ほど外側に位置するように傾斜している。第2係合部64は、ガラスラン20の第1係合部26に係合可能である。
第2係合部64は、第1係合部26とカバーリップ27との間に位置するとともに、第1係合部26とカバーリップ27との双方に接触している。
内壁部61には、図示しないクリップが組み付けられている。内装部材60は、上記クリップを介して縦辺部30Aの内面部34に取り付けられている。
<支持部材40>
図2に示すように、支持部材40は、ドアフレーム30の縦辺部30Aに沿って延在するとともに縦辺部30Aに固定されている。
図3及び図4に示すように、支持部材40は、ガラスラン20の内側部分21を内側から支持する内側支持部40Aと、ガラスラン20の外側部分22を外側から支持する外側支持部40Bと、内側支持部40Aの後端と外側支持部40Bの後端とを連結する連結部40Cとを有している。支持部材40は、前側に向かって開口する断面U字状である。
図4~図6に示すように、支持部材40は、内側支持部40Aから外側に向かって延びる第3係合部40Dを有している。
第3係合部40Dは、内側支持部40Aから外側に向かって延びる第1部分51と、第1部分51から屈曲して第1係合部26に向かって延びる第2部分52とを有している。前述した内装部材60の前壁部62及び第2係合部64は、第1部分51及び第2部分52に沿う屈曲形状を有している。第3係合部40Dは、第1係合部26及び内装部材60の第2係合部64の双方に係合可能である。
図3~図6に示すように、支持部材40は、内側支持部40Aから内側に向かって延びる案内部40Eを有している。案内部40Eは、ドアフレーム30に対して内装部材60を組み付ける際に、第2係合部64を第1係合部26との係合位置に向けて案内する。
支持部材40は、支持部材本体41と、支持部材本体41とは別体にて構成されたブラケット50とを有している。
支持部材本体41は、外側支持部40Bと、連結部40Cと、内側支持部40Aの一部を構成する支持片42とを有している。支持部材本体41は、前側に向かって開口する断面U字状である。
連結部40Cは、縦辺部30Aの前面部35に対してリベットにより固定される。
支持片42の前部は、前側ほど内側に位置するように傾斜している。
ブラケット50は、支持片42の前部に重ね合わされて固定される固定片50Aを有している。支持片42及び固定片50Aにより、内側支持部40Aが構成されている。
第3係合部40D及び案内部40Eは、固定片50Aから延びている。
図5に示すように、固定片50Aには、支持片42に接合される接合部53が設けられている。接合部53は、例えばスポット溶接により形成される。
案内部40Eは、固定片50Aの延在方向(同図の上下方向)において接合部53が設けられている部分から延在している。
図4及び図6に示すように、第3係合部40Dは、固定片50Aから外側に向かって延びる第1部分51と、第1部分51から屈曲して第1係合部26に向かって延びる第2部分52とを有している。
図5及び図6に示すように、第3係合部40Dは、固定片50Aの延在方向において接合部53が設けられていない部分に設けられている。本実施形態では、接合部53は、固定片50Aの延在方向の両側にそれぞれ設けられている。
案内部40Eは、固定片50Aの延在方向の両側からそれぞれ延在している。
第3係合部40Dは、固定片50Aの延在方向において案内部40E同士の間から延在している。
図2及び図5に示すように、本実施形態では、2つのブラケット50が上下に互いに間隔をおいて設けられている。
支持部材本体41及びブラケット50は、それぞれ、金属板材をプレス加工して形成されている。
<外装部材70>
図2に示すように、外装部材70は、ドアフレーム30に対して外側から組み付けられている。
外装部材70は、ドアフレーム30の縦辺部30Aに沿って延びる縦辺部70Aと、縦辺部70Aとは別体にて構成されるとともに上辺部30Bに沿って延びる上辺部70Bとを有している。縦辺部70A及び上辺部70Bは、それぞれ、樹脂材料によって構成されている。
縦辺部70Aには、図示しないクリップが組み付けられている。縦辺部70Aは、上記クリップを介して縦辺部30Aの外面部33に取り付けられている。
<ウェザーストリップ80及びシール部材90>
図3に示すように、ウェザーストリップ80は、縦辺部30Aの傾斜部36に取り付けられている。ウェザーストリップ80は、ピラー12に接触することで、ドアフレーム30とピラー12との間をシールする。
縦辺部30Aの連結部37には、シール部材90が取り付けられている。シール部材90は、ドアフレーム30と外装部材70との間をシールする。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図7(a)に示すように、ドアフレーム30に対して内装部材60が取り付けられる前の状態においては、ドアフレーム30の縦辺部30Aに支持部材40が固定されている。また、支持部材40にガラスラン20が支持されている。また、縦辺部30Aに外装部材70の縦辺部70Aが取り付けられている。支持部材本体41には、ブラケット50が接合されている。
このとき、支持部材40の第3係合部40Dに、ガラスラン20の第1係合部26が係合されている。これにより、第3係合部40Dに対して第1係合部26が位置決めされている。
この状態において、ドアフレーム30に対して内装部材60を組み付けるべく、内装部材60を外側へ向けて移動させる。
そうすると、案内部40Eによって、内装部材60の第2係合部64が第1係合部26との係合位置に向けて案内される。なお、第2係合部64が案内部40Eの前面に押し当てられることで、内装部材60の前壁部62は前側に向けて弾性変形する。
図7(b)に示すように、内装部材60を更に外側へ向けて移動させると、第2係合部64は、第3係合部40Dの第1部分51及び第2部分52によって上記係合位置に向けて案内される。
図7(c)に示すように、内装部材60を更に外側へ向けて移動させると、第2係合部64は、第3係合部40Dに係合される。このとき、第1係合部26は、支持部材40の第3係合部40Dによって位置決めされている。このため、第1係合部26に対して内装部材60の第2係合部64が係合されやすくなる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)支持部材40は、内側支持部40Aと、第3係合部40Dと、案内部40Eとを有している。
こうした構成によれば、上記作用を奏することから、ガラスラン20と内装部材60との相対位置がずれることを抑制できる。これにより、第1係合部26と第2係合部64との相対位置がずれることに起因して見栄えが悪くなることを抑えられる。また、第1係合部26と第2係合部64との相対位置がずれることに起因してガラスラン20と窓ガラス13との間のシール性が悪くなることを抑えられる。
(2)第3係合部40Dは、第1部分51と、第2部分52とを有している。内装部材60は、第1部分51及び第2部分52に沿う屈曲形状を有している。
こうした構成によれば、内装部材60の第2係合部64が支持部材40の第3係合部40Dに円滑に係合されるようになる。これにより、支持部材40の第3係合部40Dによって位置決めされている第1係合部26に対して内装部材60の第2係合部64が一層係合されやすくなる。したがって、ガラスラン20と内装部材60との相対位置がずれることを一層抑制できる。
(3)支持部材40は、支持部材本体41と、ブラケット50とを有している。支持片42及び固定片50Aは、内側支持部40Aを構成している。第3係合部40Dは、固定片50Aから延びている。
こうした構成によれば、第3係合部40Dが支持部材本体41に一体に設けられる場合に比べて、支持部材本体41を製造する際の材料の歩留まりを高めることができる。
(4)案内部40Eは、固定片50Aから延びている。
こうした構成によれば、第3係合部40D及び案内部40Eの双方が、ブラケット50の固定片50Aから延びている。このため、支持部材本体41を製造する際の材料の歩留まりを一層高めることができる。また、第3係合部40Dを有するブラケット50と、案内部40Eを有するブラケット50とを個別に設ける場合に比べて、部品点数の増加を抑えることができる。
(5)固定片50Aには、支持片42に接合される接合部53が設けられている。案内部40Eは、固定片50Aの延在方向において接合部53が設けられている部分から延在している。第3係合部40Dは、固定片50Aから外側(車外側)に向かって延びる第1部分51と、第1部分51から屈曲して第1係合部26に向かって延びる第2部分52とを有している。固定片50Aの延在方向において接合部53が設けられていない部分に設けられている。
第3係合部40Dが、内側支持部40Aから外側に向かって延びる第1部分51と、第1部分51から屈曲して第1係合部26へ向けて延びる第2部分52とを有する、すなわち折り返し形状を有する場合がある。この場合、固定片50Aの延在方向において支持片42に接合される接合部53に対応する位置に第3係合部40Dを設けると、以下の不都合が生じるおそれがある。すなわち、ブラケット50の固定片50Aと支持部材本体41の支持片42とを例えばスポット溶接にて接合する際に、固定片50Aと支持片42とを電極によって挟み込むときに、第3係合部40Dが干渉しやすい。このため、接合作業が困難になるおそれがある。この点、上記構成によれば、第3係合部40Dが、固定片50Aの延在方向において接合部53の存在しない部分に設けられているため、上述した問題の発生を抑制でき、接合作業を容易に行うことができる。
(6)接合部53は、固定片50Aの延在方向の両側にそれぞれ設けられている。案内部40Eは、固定片50Aの延在方向の両側からそれぞれ延在している。第3係合部40Dは、固定片50Aの延在方向において案内部40E同士の間から延在している。
こうした構成によれば、接合部53が固定片50Aの延在方向の両側に設けられていることから、支持部材本体41に対してブラケット50を安定して固定することができる。
<変形例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・2つのブラケット50は、互いに隙間なく隣接して設けられてもよい。
・ブラケット50は、支持部材本体41に3つ以上取り付けられてもよいし、1つのみ取り付けられてもよい。
・案内部40Eは、固定片50Aに1つのみ設けられてもよいし、3つ以上設けられてもよい。
・第3係合部40Dは、固定片50Aに2つ以上設けられてもよい。
・第3係合部40Dは、固定片50Aの延在方向において接合部53が設けられている部分に設けられていてもよい。
・案内部40Eは、固定片50Aの延在方向において接合部53が設けられていない部分に設けられていてもよい。
・固定片50Aと支持片42との接合態様は、スポット溶接に限らず、例えば、レーザー溶接などの他の接合態様であってもよい。
・ブラケット50は、第3係合部40D及び案内部40Eの双方を有するものに限らない。
例えば、第3係合部40Dのみを有するブラケットと、案内部40Eのみを有するブラケットとを個別に設けるようにしてもよい。
また、第3係合部40D及び案内部40Eのうちの一方のみを有するブラケットと、第3係合部40D及び案内部40Eのうちの他方を支持部材本体41に設けるようにしてもよい。
・第3係合部40D及び案内部40Eは、支持部材本体41に一体に設けるようにしてもよい。
・第3係合部40Dの第2部分52を省略することもできる。すなわち、第3係合部40Dは、第1部分51のみを有するものであってもよい。
・本発明に係る車両のドア構造を後ドア10Rに対して適用してもよい。
10F…前ドア
10R…後ドア
11F…前乗降口
11R…後乗降口
12…ピラー
13…窓ガラス
20…ガラスラン
21…内側部分
22…外側部分
23…連結部分
24…内側リップ
25…外側リップ
26…第1係合部
27…カバーリップ
30…ドアフレーム
30A…縦辺部
30B…上辺部
30C…下辺部
31…インナパネル
32…アウタパネル
33…外面部
34…内面部
35…前面部
36…傾斜部
37…連結部
40…支持部材
40A…内側支持部
40B…外側支持部
40C…連結部
40D…第3係合部
40C…案内部
41…支持部材本体
42…支持片
50…ブラケット
50A…固定片
51…第1部分
52…第2部分
53…接合部、
60…内装部材
60A…縦辺部
60B…上辺部
61…内壁部
62…前壁部
63…後壁部
64…第2係合部
70…外装部材
70A…縦辺部
70B…上辺部
80…ウェザーストリップ
90…シール部材

Claims (6)

  1. 窓ガラスと、
    前記窓ガラスの縁部を支持するガラスランと、
    縦辺部を有し、前記窓ガラスの窓枠を構成するドアフレームと、
    前記縦辺部に沿って延在するとともに前記縦辺部に固定され、前記ガラスランを支持する支持部材と、
    前記縦辺部に対して車内側から組み付けられ、前記縦辺部を覆う内装部材と、を備える車両のドア構造であって、
    前記ガラスランは、前記縦辺部に沿って延在するとともに前記窓ガラスの車内側に位置する内側部分と、前記内側部分に設けられた第1係合部と、を有し、
    前記内装部材は、前記第1係合部に係合可能な第2係合部を有し、
    前記支持部材は、前記内側部分を車内側から支持する内側支持部と、前記内側支持部から車外側に向かって延びるとともに前記第1係合部及び前記第2係合部の双方に係合可能な第3係合部と、前記内側支持部から車内側に向かって延びるとともに、前記ドアフレームに対して前記内装部材を組み付ける際に、前記第2係合部を前記第1係合部との係合位置に向けて案内する案内部と、を有しており、
    前記第3係合部は、前記内側支持部から車外側に向かって延びる第1部分と、前記第1部分から屈曲して前記第1係合部に向かって延びる第2部分と、を有しており、
    前記内装部材は、前記第1部分及び前記第2部分に沿う屈曲形状を有している、
    車両のドア構造。
  2. 窓ガラスと、
    前記窓ガラスの縁部を支持するガラスランと、
    縦辺部を有し、前記窓ガラスの窓枠を構成するドアフレームと、
    前記縦辺部に沿って延在するとともに前記縦辺部に固定され、前記ガラスランを支持する支持部材と、
    前記縦辺部に対して車内側から組み付けられ、前記縦辺部を覆う内装部材と、を備える車両のドア構造であって、
    前記ガラスランは、前記縦辺部に沿って延在するとともに前記窓ガラスの車内側に位置する内側部分と、前記内側部分に設けられた第1係合部と、を有し、
    前記内装部材は、前記第1係合部に係合可能な第2係合部を有し、
    前記支持部材は、前記内側部分を車内側から支持する内側支持部と、前記内側支持部から車外側に向かって延びるとともに前記第1係合部及び前記第2係合部の双方に係合可能な第3係合部と、前記内側支持部から車内側に向かって延びるとともに、前記ドアフレームに対して前記内装部材を組み付ける際に、前記第2係合部を前記第1係合部との係合位置に向けて案内する案内部と、を有しており、
    前記支持部材は、金属板材をプレス加工して形成されるものであり、前記縦辺部に沿って延在する支持片を有する支持部材本体と、前記支持部材本体とは別体にて構成され、前記支持片に重ね合わされて固定される固定片を有するブラケットと、を有しており、
    前記支持片及び前記固定片は、前記内側支持部を構成しており、
    前記第3係合部は、前記固定片から延びている、
    車両のドア構造。
  3. 前記支持部材は、金属板材をプレス加工して形成されるものであり、前記縦辺部に沿って延在する支持片を有する支持部材本体と、前記支持部材本体とは別体にて構成され、前記支持片に重ね合わされて固定される固定片を有するブラケットと、を有しており、
    前記支持片及び前記固定片は、前記内側支持部を構成しており、
    前記第3係合部は、前記固定片から延びている、
    請求項1に記載の車両のドア構造。
  4. 前記案内部は、前記固定片から延びている、
    請求項2または請求項3に記載の車両のドア構造。
  5. 前記固定片には、前記支持片に接合される接合部が設けられており、
    前記案内部は、前記固定片の延在方向において前記接合部が設けられている部分から延在しており、
    前記第3係合部は、前記固定片から車外側に向かって延びる第1部分と、前記第1部分から屈曲して前記第1係合部に向かって延びる第2部分と、を有しており、前記固定片の前記延在方向において前記接合部が設けられていない部分に設けられている、
    請求項4に記載の車両のドア構造。
  6. 前記接合部は、前記固定片の前記延在方向の両側にそれぞれ設けられており、
    前記案内部は、前記固定片の前記延在方向の両側からそれぞれ延在しており、
    前記第3係合部は、前記固定片の前記延在方向において前記案内部同士の間から延在している、
    請求項5に記載の車両のドア構造。
JP2020208510A 2020-12-16 2020-12-16 車両のドア構造 Active JP7433695B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020208510A JP7433695B2 (ja) 2020-12-16 2020-12-16 車両のドア構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020208510A JP7433695B2 (ja) 2020-12-16 2020-12-16 車両のドア構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022095279A JP2022095279A (ja) 2022-06-28
JP7433695B2 true JP7433695B2 (ja) 2024-02-20

Family

ID=82162899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020208510A Active JP7433695B2 (ja) 2020-12-16 2020-12-16 車両のドア構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7433695B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016203893A (ja) 2015-04-27 2016-12-08 三菱自動車工業株式会社 ガラスランの固定構造
JP2017081394A (ja) 2015-10-27 2017-05-18 トヨタ自動車株式会社 車両用ドアフレームモール構造
JP2017087854A (ja) 2015-11-05 2017-05-25 トヨタ自動車株式会社 車両用サイドドア

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016203893A (ja) 2015-04-27 2016-12-08 三菱自動車工業株式会社 ガラスランの固定構造
JP2017081394A (ja) 2015-10-27 2017-05-18 トヨタ自動車株式会社 車両用ドアフレームモール構造
JP2017087854A (ja) 2015-11-05 2017-05-25 トヨタ自動車株式会社 車両用サイドドア

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022095279A (ja) 2022-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7661710B2 (en) Blind member for vehicle, and gap-closing structure including blind member
CN110370900B (zh) 汽车用车门的窗框构造
WO2019087906A1 (ja) ドアサッシュ構造
JP4201190B2 (ja) 自動車用ドアのシール構造
JP4127301B2 (ja) 車両用ドアフレーム
JP6892798B2 (ja) ドアウェザーストリップの組付構造
KR20190012121A (ko) 차량 측부 구조
US7320199B2 (en) Seal structure for a vehicle
JP7433695B2 (ja) 車両のドア構造
WO2019087907A1 (ja) チャンネル及びドアサッシュ構造
US10926613B2 (en) Automobile door sash structure
JP6453000B2 (ja) 車両用ドアフレーム
JP5043091B2 (ja) 車両のドアフレーム構造
JP6979170B2 (ja) グラスラン
JP2020037372A (ja) 車両のドア開口部構造
JP2007083943A (ja) ガラスランの組付構造
JP6979169B2 (ja) ガラスラン
CN110809548A (zh) 车辆的车顶结构体
JP5154810B2 (ja) 車両のドアフレーム構造
JP6435554B2 (ja) 車両のドア構造
JP6808287B2 (ja) ガラスラン取付構造
JP4866619B2 (ja) パーテーションサッシ上端部のシール構造
JP2018095102A (ja) ガラスラン
JP6919998B2 (ja) 車両のドア
JP6757571B2 (ja) グラスラン

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210416

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20210416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210416

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231031

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231031

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7433695

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150