JP6528430B2 - 印刷装置、印刷方法 - Google Patents

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Description

この発明は、画像が印刷された媒体を巻取軸に巻き取る技術に関する。
特許文献1には、インクジェット用の記録用紙を巻き取る際の巻取張力を制御する技術が開示されている。具体的には、1メートルの幅に対して5〜40[kg]、すなわち50[N]〜400[N]に巻取張力を制御している。
特開2002−265103号公報
ところで、テンションを与えつつ媒体を巻取軸に巻き取る印刷装置では、巻取軸に巻き重ねられた媒体の間にはテンションに応じた力が働く。この際、特許文献1のような大きなテンションを媒体に与えると、巻取軸の軸方向を向く大きな力が巻き重ねられた媒体の間に生じて、これらを軸方向にずらしてしまう場合があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の第1形態にかかる印刷装置は、上記目的を達成するために、第1媒体に画像を印刷する印刷部と、画像が印刷された第1媒体を回転することで巻き取る巻取軸と、第1媒体にかかるテンションを制御する制御部とを備え、制御部は、巻取軸に第1媒体を巻き取る際に第1媒体にかかるテンションが0[N]より大きく8[N]以下となるように制御する。
本発明の第1形態にかかる印刷方法は、媒体に画像を印刷する工程と、画像が印刷された媒体を、回転する回転軸に巻き取る工程とを備え、巻取軸に媒体を巻き取る際に媒体にかかるテンションが0[N]より大きく8[N]以下となるように制御する。
このように本発明(印刷装置、印刷方法)の第1形態では、巻取軸に第1媒体(媒体)を巻き取る際に第1媒体にかかるテンションが0[N(ニュートン)]より大きく8[N]以下となるように制御を行う。したがって、巻取軸に巻き重ねられた第1媒体が巻取軸の軸方向にずれるのを抑制することが可能となっている。
ところで、巻取軸に巻き重ねられた第1媒体の間にテンションに応じた力が働くことで、第1媒体に印刷された画像が隣接する媒体に大きな力で押しつけられて、その結果、第1媒体に痕ができる場合がある。このような痕が問題になる場合には、制御部は、巻取軸に第1媒体を巻き取る際に媒体にかかるテンションが5[N]以下となるように制御するように、印刷装置を構成しても良い。これによって、第1媒体に痕が生じるのを抑制することが可能となる。
また、制御部は、巻取軸に第1媒体を巻き取る際に第1媒体にかかるテンションが5[N]以上となるように制御するように、印刷装置を構成しても良い。これによって、適度なテンションを第1媒体に与えつつ、巻取軸への第1媒体の巻き取りを確実に行うことができる。
また、制御部は、第1媒体と材質が異なる種類の第2媒体を巻取軸に巻き取る場合は、巻取軸に第2媒体を巻き取る際に第2媒体にかかるテンションが巻取軸に第1媒体を巻き取る際に第1媒体にかかるテンションより大きいテンションとなるように制御するように、印刷装置を構成しても良い。これによって、媒体(第1媒体、第2媒体)の種類に応じた適切なテンションで巻取軸への媒体の巻き取りを実行できる。
また、制御部は、巻取軸の軸方向に第1媒体幅より広い幅を有する第2媒体を巻取軸に巻き取る場合は、巻取軸に第2媒体を巻き取る際に第2媒体にかかるテンションが、巻取軸に第1媒体を巻き取る際に第1媒体にかかるテンションより大きいテンションとなるように制御するように、印刷装置を構成しても良い。これによって、媒体(第1媒体、第2媒体)の幅に応じた適切なテンションで巻取軸への媒体の巻き取りを実行できる。
また、印刷部は、光が照射されると硬化する液体を第1媒体に吐出するヘッドと、液体を硬化させる光を照射する光照射器とを有し、ヘッドが第1媒体に吐出した液体を光照射器の光の照射によって硬化させることで画像を第1媒体に印刷する印刷装置に対しては、本発明を適用することが特に好適となる。つまり、光の照射によって液体を硬化させることで印刷された画像は大きな厚みを有する。このような厚みを有する画像が印刷された第1媒体を巻取軸に巻き重ねた場合、上述した第1媒体のずれといった問題が生じやすい。そこで、本発明を適用して、第1媒体のずれを抑制することが好適となる。
本発明の第2形態にかかる印刷装置は、上記目的を達成するために、媒体に画像を印刷する印刷部と、画像が印刷された媒体を回転することで巻き取る巻取軸と、媒体にかかるテンションを制御する制御部とを備え、制御部は、媒体の幅が120mm以下である時は、巻取軸に媒体を巻き取る際に媒体にかかるテンションが0[N]より大きく8[N]以下となるように制御し、媒体の幅が120mmよりも広く195mm以下である時は、巻取軸に媒体を巻き取る際に媒体にかかるテンションが0[N]より大きく20[N]以下となるように制御し、媒体の幅が340mmよりも広い時は、巻取軸に媒体を巻き取る際に媒体にかかるテンションが0[N]より大きく30[N]以下となるように制御する。
このように本発明(印刷装置)の第2形態では、媒体の幅に応じたテンションで媒体を巻き取る。したがって、巻取軸に巻き重ねられた媒体が巻取軸の軸方向にずれるのを抑制することが可能となっている。
また、制御部は、媒体の幅が120mm以下である時は、巻取軸に媒体を巻き取る際に媒体にかかるテンションが0[N]より大きく5[N]以下となるように制御し、媒体の幅が120mmよりも広く195mm以下である時は、巻取軸に媒体を巻き取る際に媒体にかかるテンションが0[N]より大きく10[N]以下となるように制御し、媒体の幅が340mmよりも広い時は、巻取軸に媒体を巻き取る際に媒体にかかるテンションが0[N]より大きく20[N]以下となるように制御するように構成しても良い。これによって、巻取軸に巻き重ねられた媒体が巻取軸の軸方向にずれるのを、より確実に抑制することができる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
本発明を適用したプリンターの構成を模式的に例示する正面図。 図1に示すプリンターを制御する電気的構成を模式的に例示するブロック図。 巻取テンションに対して実行されるフィードバック制御を示すブロック図。 巻取軸に巻き重ねられたウェブの状態を模式的に示す部分断面図。 巻き重ねられたウェブに生じた軸方向へのずれの一例を模式的に示す図。 実験で形成したテスト用の画像を模式的に示す図。 幅Wsが340[mm]のウェブのずれを評価した結果を示す図。 幅Wsが340[mm]のウェブの印刷痕を評価した結果を示す図。 幅Wsが195[mm]のウェブのずれを評価した結果を示す図。 幅Wsが195[mm]のウェブの印刷痕を評価した結果を示す図。 幅Wsが120[mm]のウェブのずれを評価した結果を示す図。 幅Wsが120[mm]のウェブの印刷痕を評価した結果を示す図。
図1は、本発明を適用したプリンターの構成を模式的に例示する正面図である。図1に示すように、プリンター1では、その両端が繰出軸20および巻取軸40にロール状に巻き付けられた1枚のウェブSが搬送経路に沿って張架されており、ウェブSは、繰出軸20から巻取軸40へ向かう搬送方向Dsへ搬送されつつ、画像記録を受ける。ウェブSは、紙系とフィルム系に大別される。具体例を挙げると、紙系には上質紙、キャスト紙、アート紙、コート紙等があり、フィルム系には合成紙、PET(Polyethylene terephthalate)フィルム、PP(polypropylene)フィルム等がある。概略的には、プリンター1は、繰出軸20からウェブSを繰り出す繰出部2(繰出領域)と、繰出部2から繰り出されたウェブSに画像を記録するプロセス部3(プロセス領域)と、プロセス部3で画像の記録されたウェブSを巻取軸40に巻き取る巻取部4(巻取領域)を備える。なお、以下の説明では、ウェブSの両面のうち、画像が記録される面を表面と称する一方、その逆側の面を裏面と称する。
繰出部2は、ウェブSの端を巻き付けた繰出軸20と、繰出軸20から引き出されたウェブSを巻き掛ける従動ローラー21とを有する。繰出軸20は、ウェブSの表面を外側に向けた状態で、ウェブSの端を巻き付けて支持する。そして、繰出軸20が図1の時計回りに回転することで、繰出軸20に巻き付けられたウェブSが従動ローラー21を経由してプロセス部3へと繰り出される。ちなみに、ウェブSは、繰出軸20に着脱可能な芯管22を介して繰出軸20に巻き付けられている。したがって、繰出軸20のウェブSが使い切られた際には、ロール状のウェブSが巻き付けられた新たな芯管22を繰出軸20に装着して、繰出軸20のウェブSを取り換えることが可能となっている。ここで、芯管22としては、紙製の芯管22(紙管)等、可撓性の芯管22を用いることができる。
プロセス部3は、繰出部2から繰り出されたウェブSを回転ドラム30で支持しつつ、回転ドラム30の外周面に沿って配置された各機能部51、52、61、62、63により処理を適宜行って、ウェブSに画像を記録するものである。このプロセス部3では、回転ドラム30の両側に前駆動ローラー31と後駆動ローラー32とが設けられており、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるウェブSが回転ドラム30に支持されて、画像記録を受ける。
前駆動ローラー31は、溶射によって形成された複数の微小突起を外周面に有しており、繰出部2から繰り出されたウェブSを裏面側から巻き掛ける。そして、前駆動ローラー31は図1の時計回りに回転することで、繰出部2から繰り出されたウェブSを搬送経路の下流側へと搬送する。なお、前駆動ローラー31に対してはニップローラー31nが設けられている。このニップローラー31nは、前駆動ローラー31側へ付勢された状態でウェブSの表面に当接しており、前駆動ローラー31との間でウェブSを挟み込む。これによって、前駆動ローラー31とウェブSの間の摩擦力が確保され、前駆動ローラー31によるウェブSの搬送を確実に行なうことができる。
回転ドラム30は図示を省略する支持機構により搬送方向Dsおよびその逆方向の両方向に回転可能に支持された、例えば400[mm]の直径を有する円筒形状のドラムであり、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるウェブSを裏面側から巻き掛ける。この回転ドラム30は、ウェブSとの間の摩擦力を受けてウェブSの搬送方向Dsに従動回転しつつ、ウェブSを裏面側から支持するものである。ちなみに、プロセス部3では、回転ドラム30への巻き掛け部の両側でウェブSを折り返す従動ローラー33、34が設けられている。これらのうち従動ローラー33は、前駆動ローラー31と回転ドラム30の間でウェブSの表面を巻き掛けて、ウェブSを折り返す。一方、従動ローラー34は、回転ドラム30と後駆動ローラー32の間でウェブSの表面を巻き掛けて、ウェブSを折り返す。このように、回転ドラム30に対して搬送方向Dsの上・下流側それぞれでウェブSを折り返すことで、回転ドラム30へのウェブSの巻き掛け部を長く確保することができる。
後駆動ローラー32は、溶射によって形成された複数の微小突起を外周面に有しており、回転ドラム30から従動ローラー34を経由して搬送されてきたウェブSを裏面側から巻き掛ける。そして、後駆動ローラー32は図1の時計回りに回転することで、ウェブSを巻取部4へと搬送する。なお、後駆動ローラー32に対してはニップローラー32nが設けられている。このニップローラー32nは、後駆動ローラー32側へ付勢された状態でウェブSの表面に当接しており、後駆動ローラー32との間にウェブSを挟み込む。これによって、後駆動ローラー32とウェブSの間の摩擦力が確保され、後駆動ローラー32によるウェブSの搬送を確実に行なうことができる。
このように、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるウェブSは、回転ドラム30の外周面に支持される。そして、プロセス部3では、回転ドラム30に支持されるウェブSの表面に対してカラー画像を記録するために、互いに異なる色に対応した複数の記録ヘッド51が設けられている。具体的には、イエロー、シアン、マゼンタおよびブラックに対応する4個の記録ヘッド51が、この色順で搬送方向Dsに並ぶ。各記録ヘッド51は、回転ドラム30に巻き掛けられたウェブSの表面に対して若干のクリアランスを空けて対向しており、対応する色のインク(有色インク)をノズルからインクジェット方式で吐出する。そして、搬送方向Dsへ搬送されるウェブSに対して各記録ヘッド51がインクを吐出することで、ウェブSの表面にカラー画像が形成される。
ちなみに、インクとしては、紫外線(光)を照射することで硬化するUV(ultraviolet)インク(光硬化性インク)が用いられる。そこで、プロセス部3では、インクを硬化させてウェブSに定着させるために、UV照射器61、62(照射装置)が設けられている。なお、このインク硬化は、仮硬化と本硬化の二段階に分けて実行される。複数の記録ヘッド51の各間には、仮硬化用のUV照射器61が配置されている。つまり、UV照射器61は弱い照射強度の紫外線を照射することで、インクの濡れ広がり方が紫外線を照射しない場合に比べて十分に遅くなる程度にインクを硬化(仮硬化)させるものであり、インクを本硬化させるものではない。一方、複数の記録ヘッド51に対して搬送方向Dsの下流側には、本硬化用のUV照射器62が設けられている。つまり、UV照射器62は、UV照射器61より強い照射強度の紫外線を照射することで、インクの濡れ広がりが停止する程度に硬化(本硬化)させるものである。
このように、複数の記録ヘッド51の各間に配置されたUV照射器61が、搬送方向Dsの上流側の記録ヘッド51からウェブSに吐出された有色インクを仮硬化させる。したがって、一の記録ヘッド51がウェブSに吐出したインクは、搬送方向Dsの下流側で一の記録ヘッド51に隣り合う記録ヘッド51に到るまでに仮硬化される。これによって、異なる色の有色インクが混ざり合うといった混色の発生が抑制される。こうして混色が抑制された状態で、複数の記録ヘッド51は互いに異なる色の有色インクを吐出して、ウェブSにカラー画像を形成する。さらに、複数の記録ヘッド51より搬送方向Dsの下流側では、本硬化用のUV照射器62が設けられている。そのため、複数の記録ヘッド51により形成されたカラー画像は、UV照射器62により本硬化されてウェブSに定着する。
さらに、UV照射器62に対して搬送方向Dsの下流側には、記録ヘッド52が設けられている。この記録ヘッド52は、回転ドラム30に巻き掛けられたウェブSの表面に対して若干のクリアランスを空けて対向しており、透明のUVインクをノズルからインクジェット方式でウェブSの表面に吐出する。つまり、4色分の記録ヘッド51によって形成されたカラー画像に対して、透明インクがさらに吐出される。この透明インクは、カラー画像の全面に吐出されて、光沢感あるいはマット感といった質感をカラー画像に与える。また、記録ヘッド52に対して搬送方向Dsの下流側には、UV照射器63(照射装置)が設けられている。このUV照射器63はUV照射器61より強い紫外線を照射することで、記録ヘッド52が吐出した透明インクを本硬化させるものである。これによって、透明インクをウェブS表面に定着させることができる。
このように、プロセス部3では、回転ドラム30の外周部に巻き掛けられるウェブSに対して、インクの吐出および硬化が適宜実行されて、透明インクでコーティングされたカラー画像が形成される。そして、このカラー画像の形成されたウェブSが、後駆動ローラー32によって巻取部4へと搬送される。
巻取部4は、ウェブSの端を巻き付けた巻取軸40の他に、巻取軸40と後駆動ローラー32の間でウェブSを裏面側から巻き掛ける従動ローラー41を有する。巻取軸40は、ウェブSの表面を外側に向けた状態で、ウェブSの端を巻き取って支持する。つまり、巻取軸40が図1の時計回りに回転すると、後駆動ローラー32から搬送されてきたウェブSが従動ローラー41を経由して巻取軸40に巻き取られる。ちなみに、ウェブSは、巻取軸40に着脱可能な芯管42を介して巻取軸40に巻き取られる。したがって、巻取軸40に巻き取られたウェブSが満杯になった際には、芯管42ごとウェブSを取り外すことが可能となっている。ここで、芯管42としては、紙製の芯管42(紙管)等、可撓性の芯管42を用いることができる。
以上がプリンター1の装置構成の概要である。続いて、プリンター1を制御する電気的構成について説明を行なう。図2は、図1に示すプリンターを制御する電気的構成を模式的に例示するブロック図である。プリンター1では、プリンター1の各部を制御するプリンター制御部100が設けられている。そして、記録ヘッド、UV照射器およびウェブ搬送系の装置各部はプリンター制御部100によって制御される。これら装置各部に対するプリンター制御部100の制御の詳細は次のとおりである。
プリンター制御部100は、カラー画像を形成する各記録ヘッド51のインク吐出タイミングを、ウェブSの搬送に応じて制御する。具体的には、このインク吐出タイミングの制御は、回転ドラム30の回転軸に取り付けられて、回転ドラム30の回転位置を検出するドラムエンコーダーE30の出力(検出値)に基づいて実行される。つまり、回転ドラム30はウェブSの搬送に伴って従動回転するため、回転ドラム30の回転位置を検出するドラムエンコーダーE30の出力を参照すれば、ウェブSの搬送位置を把握することができる。そこで、プリンター制御部100は、ドラムエンコーダーE30の出力からpts(print timing signal)信号を生成し、このpts信号に基づいて各記録ヘッド51のインク吐出タイミングを制御することで、各記録ヘッド51が吐出したインクを搬送されるウェブSの目標位置に着弾させて、カラー画像を形成する。
また、記録ヘッド52が透明インクを吐出するタイミングも、同様にドラムエンコーダーE30の出力に基づいてプリンター制御部100により制御される。これによって、複数の記録ヘッド51によって形成されたカラー画像に対して、透明インクを的確に吐出することができる。さらに、UV照射器61、62、63の点灯・消灯のタイミングや照射光量もプリンター制御部100によって制御される。
また、プリンター制御部100は、図1を用いて詳述したウェブSの搬送を制御する機能を司る。つまり、ウェブ搬送系を構成する部材のうち、繰出軸20、前駆動ローラー31、後駆動ローラー32および巻取軸40それぞれにはモーターが接続されている。そして、プリンター制御部100はこれらのモーターを回転させつつ、各モーターの速度やトルクを制御して、ウェブSの搬送を制御する。このウェブSの搬送制御の詳細は次のとおりである。
プリンター制御部100は、繰出軸20を駆動する繰出モーターM20を回転させて、繰出軸20から前駆動ローラー31にウェブSを供給する。この際、プリンター制御部100は、繰出モーターM20のトルクを制御して、繰出軸20から前駆動ローラー31までのウェブSのテンション(繰出テンションTa)を調整する。つまり、繰出軸20と前駆動ローラー31の間に配置された従動ローラー21には、繰出テンションTaの大きさを検出するテンションセンサーS21が取り付けられている。このテンションセンサーS21は、例えばウェブSから受ける力の大きさを検出するロードセルによって構成することができる。そして、プリンター制御部100は、テンションセンサーS21の検出結果(検出値)に基づいて、繰出モーターM20のトルクをフィードバック制御して、ウェブSの繰出テンションTaを調整する。
また、プリンター制御部100は、前駆動ローラー31を駆動する前駆動モーターM31と、後駆動ローラー32を駆動する後駆動モーターM32とを回転させる。これによって、繰出部2から繰り出されたウェブSがプロセス部3を通過する。この際、前駆動モーターM31に対しては速度制御が実行される一方、後駆動モーターM32に対してはトルク制御が実行される。つまり、プリンター制御部100は、前駆動モーターM31のエンコーダー出力に基づいて、前駆動モーターM31の回転速度を一定に調整する。これによって、ウェブSは、前駆動ローラー31によって一定速度で搬送される。
一方、プリンター制御部100は、後駆動モーターM32のトルクを制御して、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32までのウェブSのテンション(プロセステンションTb)を調整する。つまり、回転ドラム30と後駆動ローラー32の間に配置された従動ローラー34には、プロセステンションTbの大きさを検出するテンションセンサーS34が取り付けられている。このテンションセンサーS34は、例えばウェブSから受ける力の大きさを検出するロードセルによって構成することができる。そして、プリンター制御部100は、テンションセンサーS34の検出結果(検出値)に基づいて、後駆動モーターM32のトルクをフィードバック制御して、ウェブSのプロセステンションTbを調整する。
また、プリンター制御部100は、巻取軸40を駆動する巻取モーターM40を回転させて、後駆動ローラー32が搬送するウェブSを巻取軸40に巻き取る。この際、プリンター制御部100は、巻取モーターM40のトルクを制御して、後駆動ローラー32から巻取軸40までのウェブSのテンション(巻取テンションTc)を調整する。つまり、後駆動ローラー32と巻取軸40の間に配置された従動ローラー41には、巻取テンションTcを検出するテンションセンサーS41が取り付けられている。このテンションセンサーS41は、例えばウェブSから受ける力を検出するロードセルによって構成することができる。そして、プリンター制御部100は、テンションセンサーS41の検出結果に基づいて、巻取モーターM40のトルクをフィードバック制御して、ウェブSの巻取テンションTcを調整する。
図3は、巻取部の巻取テンションに対して実行されるフィードバック制御を示すブロック図である。同図に示すように、巻取テンションTcの目標値TctとテンションセンサーS41による検出値Tcdとの偏差にPID(Proportional-Integral-Derivative)制御を行って求めた制御量が巻取モーターM40に入力されて、フィードバック制御が実行される。これによって、巻取テンションTcの検出値Tcdが巻取テンションTcの目標値Tctとなるように(つまり、偏差がゼロとなるように)、巻取テンションTcが制御される。特に本実施形態では、巻取軸40に巻き重ねられたウェブSが巻取軸40の軸方向にずれるのを抑制できるように、巻取テンションTcが調整される。続いては、ウェブSのずれについて説明した後、ずれの抑制に資する巻取テンションTcの具体値について説明する。
図4は、巻取軸に巻き重ねられたウェブの状態を模式的に示す部分断面図である。同図に示すように、巻取軸40に巻き取られたウェブSは、その厚み方向に相互に重なる。したがって、隣り合うウェブSの間には、巻取テンションTcに応じた大きさの力が働く。この際、巻取テンションTcが過大であると、巻取軸40の軸方向Daを向く大きな力が巻き重ねられたウェブSの間に生じて、これらのウェブSを軸方向Daにずらしてしまう場合があった。特に、ウェブSの表面にはUVインクを硬化させた画像Pが印刷されており、この画像Pは厚み(例えば1〜10[μm]程度)を有する。そのため、ウェブSのずれが生じやすい。
図5は、巻取軸に巻き重ねられたウェブに生じた軸方向へのずれの一例を模式的に示す図である。同図に示すように、ウェブSを巻き重ねたロールRの軸方向Daの一端においては、ロールRの径方向の内側に行くほどウェブSの一端が軸方向Daの外側に突出している。その結果、ロールRの軸方向Daの一端においては、軸方向Daの一端側に最も寄ったウェブSの端と、軸方向Daの他端側に最も寄ったウェブSの端との間で、最大ずれΔSが生じている。後に示す実験では、この最大ずれ量ΔSを、ウェブSのずれの程度を評価するための量として採用する。なお、図5では、径方向の内側に向かうに連れて、ウェブSの端が軸方向Daの一方側に単調にずれる例を示したが、径方向の内側に向かうに連れてウェブSの端が波打つような態様で、ウェブSのずれが生じる場合もある。この場合においても最大ずれ量ΔSは同様に定義することができる。
そして、本発明者等は、巻取軸40に巻き重ねられたウェブSのずれを抑制しうる巻取テンションTcの範囲を求める実験を行った。この実験は、テスト用の画像P(図6)を形成したウェブS1を巻取軸40に巻き取ってウェブS1のずれが生じるか否かを、異なる複数の巻取テンションTcについて確認するものである。具体的には、2つの異なる材質のフィルムを糊により層状に接着した構成(具体的には、表面側にPETを、裏面側にPPを設けた構成)を具備するウェブS1に、搬送方向Dsへ1000[m]に渡りテスト用の画像P(図6)を形成しつつ、ウェブS1を巻取軸40に巻き取った。
図6は、実験で形成したテスト用の画像を模式的に示す図である。同図に示すように、幅Wsを有するウェブS1に、マトリックス状に配列された複数の画像Pを形成した。各画像Pは、長方形状の枠線で構成され、軸方向Daに幅Pwを有し、搬送方向Dsに長さPlを有する。枠線は、約5[mm]の線幅を有するとともに、約6[μm]の厚みを有する。軸方向Daにおいて、隣接する画像Pの間には間隔Waが設けられ、ウェブS1の端と画像Pの間には余白Wbが設けられる。また、搬送方向Dsにおいて、隣接する画像Pの間には間隔Lbが設けられる。
ここで示す実験では、4行の画像Pを形成した。また、各条件値は、
Ws=340[mm]、
Pw=80[mm]、
Pl=50[mm]、
Wa=3[mm]、
Wb=6[mm]、
Lb=30[mm]
である。
図7は、幅Wsが340[mm]のウェブS1についてウェブのずれを評価した結果を表として示す図である。巻取テンションTcの目標値Tctが5[N(ニュートン)]、8[N]、15[N]、20[N]、22[N]、26[N]、30[N]である各場合について、画像Pが形成された1000[m]のウェブS1を巻取軸40に巻き取った際に生じる最大ずれ量ΔS[mm]を評価した結果が、図7である。実使用上では、最大ずれ量ΔSは、10[mm]未満であれば許容できる。したがって、図7に示された5[N]以上で30[N]以下範囲では、ウェブS1のずれは概ね良好に抑制されている。さらに詳細に見れば、5[N]以上で26[N]以下の範囲では、最大ずれ量ΔSを0.5[mm]といった僅少な値に効果的に抑制できることが判る。
ところで、巻取軸40に巻き重ねられたウェブS1の間に巻取テンションTcに応じた力が働くことで、ウェブS1に印刷された画像Pが隣接するウェブS1に大きな力で押しつけられて、その結果、ウェブS1に痕(印刷痕)ができる場合がある。特に、ウェブS1の表面にはUVインクを硬化させた画像Pが印刷されており、この画像Pは厚み(例えば1〜10[μm]程度)を有する。そのため、印刷痕がウェブS1に生じやすい。そこで、印刷痕の発生状況も併せて確認した。
図8は、上記の実験で使用した幅Wsが340[mm]のウェブS1についてウェブの印刷痕を評価した結果を表として示す図である。この印刷痕の評価では、巻取軸40に巻き取ったウェブS1を3日間放置した後にウェブS1の巻き取りを解消し(すなわち、ロールRからウェブS1を引き出してロール状態を解消し)、さらに3日間放置した際にウェブS1に印刷痕が残っているかを目視で評価したものである。同図において、○印は、印刷痕は視認できないことを示し、△印は、印刷痕が視認できたことを示す。図8に示すように、20[N]以下の範囲では、印刷痕の発生を効果的に抑制できることが判る。
ちなみに、5[N]未満の範囲では、巻取軸40に巻き取られたウェブS1が自らの剛性によりほぐれてしまう巻ほぐれが生じ、巻取軸40をウェブS1に確実に巻き取ることが難しかった。
また、巻取軸40へのウェブS1の巻き取りに際しては、ロールRの径の増大に伴って巻取テンションTcを低下させるテーパーテンションが実行される。実験においては、巻き始めから1000[m]を巻き取るまでに巻取テンションTcが50%低下するテーパーテンションが実行された。ただし、ウェブS1のずれや印刷痕は、巻取テンションTcが最大となる巻き始めの領域(巻取軸40へのウェブS1の巻き取り量が巻取軸40の周長以下の領域)で最も顕著となり、巻取テンションTcの低下に伴って目立たなくなる。つまり、ウェブS1のずれや印刷痕にとって影響が大きいのは、巻取軸40への巻き始めの領域においてウェブS1にかかる巻取テンションTcであり、テーパーテンションの程度や有無は大きな影響を有さない。
以上に説明したように、巻取軸40にウェブS1を巻き取る際にウェブS1にかかる巻取テンションTcが0[N]より大きく30[N]以下となるように、巻取テンションTcを制御することで、巻き重ねられたウェブS1の最大ずれ量ΔSを10[mm]未満に概ね抑制できる。
さらに、巻取軸40にウェブS1を巻き取る際にウェブS1にかかる巻取テンションTcテンションが0[N]より大きく26[N]以下となるように、巻取テンションTcを制御することで、巻き重ねられたウェブS1の最大ずれ量ΔSを0.5[mm]といった僅少な値に効果的に抑制できる。
また、巻取軸40にウェブS1を巻き取る際にウェブS1にかかる巻取テンションTcが20[N]以下となるように、巻取テンションTcを制御することで、ウェブS1に印刷痕が生じるのを抑制できる。
また、巻取軸40にウェブS1を巻き取る際にウェブS1にかかる巻取テンションTcが5[N]以上となるように、巻取テンションTcを制御することで、適度な巻取テンションTcをウェブS1に与えつつ、巻取軸40へのウェブS1の巻き取りを確実に行うことができる。
また、ウェブS1に吐出されたUVインクを光の照射により硬化させることで形成された画像Pは、大きな厚みを有する。このような厚みを有する画像Pが印刷されたウェブS1を巻取軸40に巻き重ねた場合、ウェブS1のずれや印刷痕が生じやすい。そこで、上記のように構成して、ウェブS1のずれや印刷痕を抑制することが好適となる。
このように、本実施形態では、プリンター1が本発明の「印刷装置」の一例に相当し、記録ヘッド51、52およびUV照射器61、62、63が協働して本発明の「印刷部」の一例として機能し、巻取軸40が本発明の「巻取軸」の一例に相当し、プリンター制御部100が本発明の「制御部」の一例に相当し、UV照射器61、62、63が本発明の「光照射器」の一例に相当し、ウェブS1が本発明の「媒体」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。そこで、例えば軸方向DaにおけるウェブSの幅Wsの減少に応じて巻取テンションTcを低下させても良い。つまり、幅Wsが340[mm]以上のウェブSに対しては上述の範囲で巻取テンションTcを制御しておけば良い。一方、次の実験結果に示すように、ウェブSの幅が狭くなると、ウェブSのずれや印刷痕が顕著になる場合がある。
図9は、ウェブS1と同じ材質で幅Wsが195[mm]のウェブS2についてウェブのずれを評価した結果を表として示す図である。図10は、幅Wsが195[mm]のウェブS2についてウェブの印刷痕を評価した結果を表として示す図である。両図における実験では、2行の画像Pを形成した。また、各条件値は、
Ws=195[mm]、
Pw=92[mm]、
Pl=50[mm]、
Wa=4[mm]、
Wb=3.5[mm]、
Lb=30[mm]
である。
図9によれば、5[N]以上で20[N]以下範囲では、ウェブS2の最大ずれ量ΔSは10[μm]未満に概ね良好に抑制されている。そこで、幅Wsが350[mm]以上のウェブSを巻取軸40に巻き取る場合の巻取テンションTc(第4テンション)よりも、幅Wsが195[mm]以上で350[mm]未満のウェブSを巻取軸40に巻き取る場合の巻取テンションTc(第3テンション)が小さくなるように、巻取テンションTcを制御しても良い。これによって、ウェブSの幅に応じた適切な巻取テンションTcで巻取軸40へのウェブSの巻き取りを実行できる。この際、幅Wsが195[mm]以上で350[mm]未満のウェブSを巻取軸40に巻き取る場合の巻取テンションTcを、20[N]以下の範囲に制御しておけば、ウェブSのずれを概ね良好に抑制できる。さらに、図10によれば、10[N]以下の範囲に制御しておけば、印刷痕の発生も効果的に抑制できることが判る。
図11は、ウェブS1と同じ材質で幅Wsが120[mm]のウェブS3についてウェブのずれを評価した結果を表として示す図である。図12は、幅Wsが120[mm]のウェブS3についてウェブの印刷痕を評価した結果を表として示す図である。両図における実験では、1行の画像Pを形成した。また、各条件値は、
Ws=120[mm]、
Pw=110[mm]、
Pl=70[mm]、
Wb=5[mm]、
Lb=30[mm]
である。
図11によれば、5[N]以上で8[N]以下範囲では、ウェブS3の最大ずれ量ΔSは10[μm]未満に概ね良好に抑制されている。そこで、幅Wsが350[mm]以上のウェブSを巻取軸40に巻き取る場合の巻取テンションTc(第4テンション)よりも、幅Wsが120[mm]以上で195[mm]未満のウェブSを巻取軸40に巻き取る場合の巻取テンションTc(第3テンション)が小さくなるように、巻取テンションTcを制御しても良い。これによって、ウェブSの幅に応じた適切な巻取テンションTcで巻取軸40へのウェブSの巻き取りを実行できる。この際、幅Wsが120[mm]以上で195[mm]未満のウェブSを巻取軸40に巻き取る場合の巻取テンションTcを、8[N]以下の範囲に制御しておけば、ウェブSのずれを概ね良好に抑制できる。さらに、図12によれば、5[N]以下の範囲に制御しておけば、印刷痕の発生も効果的に抑制できることが判る。
また、上記実施形態では、2つのフィルム系の材質(PET、PP)で構成されたウェブSを用いる場合について説明を行った。ただし、ウェブSの種類はこれに限られず、表面側にフィルムを設け、裏面側に紙を設けて層状に接着したウェブSや、表面側に紙を設け、裏面側にフィルムを設けて層状に接着したウェブSを用いることができる。ちなみに、紙を材質に有するウェブSでは、上述のウェブSのずれや印刷痕が生じ難い。そこで、巻取テンションTcをウェブSの種類に応じて変更しても良い。
つまり、紙を含まない種類(第1種類)のウェブSを巻取軸40に巻き取る際の巻取テンションTc(第1テンション)よりも、紙を含む種類(第2種類)のウェブSを巻取軸40に巻き取る際の巻取テンションTc(第2テンション)を大きくするように、巻取テンションTcを制御しても良い。これによって、ウェブSの種類に応じた適切な巻取テンションTcで巻取軸40へのウェブSの巻き取りを実行できる。
また、プリンター1の具体的構成についても種々の変更が可能であり、例えば搬送されるウェブSを支持する部材についても、上記回転ドラム30のような円筒形状のものに限られない。したがって、ウェブSを平面で支持するフラット型のプラテンを用いることも可能である。
1…プリンター、51、52…記録ヘッド、61、62、63…UV照射器、40…巻取軸、100…プリンター制御部、S…ウェブ

Claims (2)

  1. 媒体に画像を印刷する印刷部と、
    前記画像が印刷された前記媒体を回転することで巻き取る巻取軸と、
    前記媒体にかかるテンションを制御する制御部と
    を備え、
    前記印刷部は、光が照射されると硬化する液体を前記媒体に吐出するヘッドと、前記液体を硬化させる光を照射する光照射器とを有し、前記ヘッドが前記媒体に吐出した前記液体を前記光照射器の光の照射によって硬化させることで前記画像を前記媒体に印刷し、
    前記制御部は、前記媒体が、2つの異なる材質のフィルムを層状に接着した構成、表面側にフィルム系の材質、裏面側に紙系の材質を層状に接着した構成及び表面側に紙系の材質、裏面側にフィルム系の材質を層状に接着した構成のいずれかであり、且つ、
    前記媒体の幅が120mm以下である時は、前記巻取軸に前記媒体を巻き取る際に前記媒体にかかるテンションが[N]となるように制御し、
    前記媒体の幅が120mmよりも広く195mm以下である時は、前記巻取軸に前記媒体を巻き取る際に前記媒体にかかるテンションが[N]以上10[N]以下となるように制御し、
    前記媒体の幅が340mmよりも広い時は、前記巻取軸に前記媒体を巻き取る際に前記媒体にかかるテンションが[N]以上20[N]以下となるように制御する、
    印刷装置。
  2. 光が照射されると硬化する液体を媒体に吐出するヘッドと、前記液体を硬化させる光を照射する光照射器とを有し、前記ヘッドが前記媒体に吐出した前記液体を前記光照射器の光の照射によって硬化させることで画像を前記媒体に印刷する印刷部と、
    前記画像が印刷された前記媒体を回転することで巻き取る巻取軸と、
    を備えた印刷装置を用いた印刷方法であって、
    媒体に画像を印刷する工程と、
    前記画像が印刷された前記媒体を、回転する回転軸に巻き取る工程と
    を備え、
    前記媒体が、2つの異なる材質のフィルムを層状に接着した構成、表面側にフィルム系の材質、裏面側に紙系の材質を層状に接着した構成及び表面側に紙系の材質、裏面側にフィルム系の材質を層状に接着した構成のいずれかであり、且つ、
    前記媒体の幅が120mm以下である時は、前記巻取軸に前記媒体を巻き取る際に前記媒体にかかるテンションが5[N]となるように制御し、
    前記媒体の幅が120mmよりも広く195mm以下である時は、前記巻取軸に前記媒体を巻き取る際に前記媒体にかかるテンションが5[N]以上10[N]以下と
    なるように制御し、
    前記媒体の幅が340mmよりも広い時は、前記巻取軸に前記媒体を巻き取る際に前記媒体にかかるテンションが5[N]以上20[N]以下となるように制御する
    印刷方法。
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